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2024年9月21日土曜日

石川県・豪雨災害

 今日は、のんびりと

渋谷の製菓学校の

カフェレッスンに行ってきた話を

書こうと思っていた

生徒さんたちの考案したケーキは

まさに最先端、初めて食べるもので

ケーキのデザインセンスも

実に、若々しく、輝かしいものだった


だが、

お祝い気分は、あっという間にすっ飛んだ


石川県の、豪雨災害だ

今までにない豪雨になるらしい、とは

確かに昨日から報道されてはいた

だが

それが、これほどまでものになるとは


子供たちの施設も、障碍者や、高齢者の施設も

仮設住宅まで、床上浸水している

土砂崩れで、使えなくなったトンネルもある

死者、行方不明者も出ている


なぜ、石川県ばかりこんな目にあうのか

自然災害とはいえ、あまりに理不尽だ


今は、祈るよりほか、何もできない

明日か、明後日になったら

復興の募金が始まるだろう

私は、体力もない上に、高齢の身だ

ボランティアに出かけても

間違いなく、足手まといにしかならない

だが、義援金くらいなら出せる

丁度、月末が私の誕生日で

一番好きな、モーリス・ベジャールバレエ団が来日している

演目は、「ボレロ」ということだったので

チケット代用に、貯金をしていた


人が苦しんでいるときに

しかも、それを十分によく知っていたら

たとえ、それがどんな名手のパフォーマンスであったとしても

踊りなどを見て、面白かろうはずがない


正月に、ガタガタになった輪島塗の工房が

やっと、復旧のめどが立った、と

聞いた矢先のことだった

もう、言葉もない

できることは、義援金くらいしかないのだから

チケットの分くらいは、送ろうと思っている


それにしても

つい数日前に書いた内容と

同じことを繰り返して、申し訳ないのだが


自分たちのPR用にと

税金から3000万以上かけて

インスタ用のプロを雇おうとしたり

食器代に同じく税金から

300万を使おうとしている秋篠宮家だが

こんなくだらない無駄遣いは

全部中止して、被災地支援に回すべきだろう

そもしも、国民がこんなに苦しんでいるときに

知らん顔で、自分たちだけ贅沢をしたがるような宮家は

本当に、日本に必要なのかどうか

少しばかり、疑問の残るところでもある


それに

岸田総理は、退陣が決まっているせいか

本当に、まじめに災害予防の仕事をしていたのか

どう考えても、避難指示が遅すぎたように思う

こうなってくると

たとえ政治家が、どんなにボンクラぞろいでも

自然災害の兆候が表れれば

すぐに、たとえ勇み足と言われても

きっちりと、被害を少しでも少なくするために

政治家の指示がなくても

きっちりと、自動的に、防災の仕事をする役所が

どうしても必要なのではないか、と思う

なんの役にもたたない、子ども家庭庁など、とっとと廃止して

防災庁を作った方が良いと思う


ともあれ

これ以上の雨が降らないように

これ以上、石川県が苦しむことのないように

心底、祈っている

下の写真は、床上浸水した輪島の仮設住宅

明日、義援金の受付場所のアドレスがわかったら

リンクも貼ろうと思っている








2024年2月10日土曜日

★支えたい能登、支えたい輪島塗

今日は連休の初日
天気も良く、暖かく
なんともワクワクするので
のんびりと、散歩に行ってきた

実を言うと、温泉旅行に行こうと思って
貯金はしていたのだが
これを全額使ってしまったので
ご近所をそぞろ歩きするしかない、と言うのも
事実ではあるのだが

とはいえ
行くつもりでいたのは、和倉温泉だった
和倉温泉は、能登にある
元日のニュースを見て
旅行資金は全額寄付しようと決めた

いろいろなところで、すぐに寄附金の募集が始まった
義援金は多い方がいいに決まっている
どこでもいいからすぐに送ろう、と思い
ふと、これも趣味の
ネットのクラウドファンディング campfire というサイトで
輪島塗の支援依頼が出ているのに気が付いた

確かに、能登と言えば
輪島の朝市と、輪島塗
とはいえ、輪島塗は漆器の中でも
特に高級品、手の出ないゼイタクだと思っていた

だが、サイトの説明文を読んでいるうちに
かなりの思い違いだったことに気づいた
確かに、蒔絵の施された
豪華な漆器は、手の出ないような高級品だが
塗りだけのものなら、さほどでもない
大事に扱えば一生使える
100均屋の「おトク」とは違った意味での
お得用品のようだった

しかも
輪島塗のシステムは
思ったよりずっと「全員参加」型だった
輪島塗には120を超える工程がある
これが、完全分業になっている
例えば、漆を塗る職人は漆塗り専門
蒔絵を描く職人は蒔絵専門
漆塗りのAさんが塗り終えると
蒔絵のBさんに器を渡す
そして、AさんもBさんも
輪島中のどの店の品も扱う
つまり、㋑店の品も、㋺店の品も、㋩店の品も
漆は全部Aさん、蒔絵は全部Bさんが担当している、という
いわば、町全体が一つの工場のようなシステムなのだそうだ

なので、
かりにAさん、Bさんがやめてしまったら
輪島塗自体が作れなくなってしまうし
Aさん、Bさんに生活できるだけの仕事を回すためには
㋑店一つだけが復興しても、ダメなのだそうだ

さらに、輪島の人口の約10%が
輪島塗にかかわっている、という
まさに、ふるさとの一部になっているわけだ

これを読んで、知らん顔はできまい
私の旅行代金の行先は決まった
能登の、和倉温泉に行こうと思っていたのも何かの縁だ
輪島塗の復興に使って欲しい
輪島塗という工芸を支えるだけではなく
輪島という町そのもの、輪島の人達の生活そのものを
支える力にして欲しい
食品、日用品も、確かに必要不可欠だ
だが、仕事と職場
これは、一息ついた後、生きていくうえで大きな力になると思う
これを、守る一助になりたい

輪島塗の復興支援のクラウドファンドは
まだ続いているし
一月当初と比べて
数も増えていると思う
もしよろしければ
一緒に復興を支えて欲しいと思う