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2024年9月22日日曜日

 年金支給開始80歳案、絶対反対!!

やはり、言い出したかと思った


老齢年金の改悪案のうち

最悪のものが「支給年齢を遅くする」ことだ

これをやれば、間違いなく

日本経済がガタガタになるからだ


それでも、「自分は若者の見方だ」とでも

アピールしたかったのか

小泉新次郎クンが

支給開始を80歳にする、と

言い出し始めた


理由は、「人生100年時代だから」

「80歳まで、元気に働いている人がいるから」

その代表が、欽ちゃんなのだそうだが


噴飯物、とはこういうことを言うのだろう

言いたいことは、たくさんあるが

理由をざっとまとめると


① 日本の男性の平均寿命は81歳

  これは、文字どうりだ

  つまり

  日本の男性は、20代から年金分を

  差し引かれ続けて、なんと40年も

  取られるだけ取られて、もらえるのはたったの1年

  79歳までに死んでしまえば

  びた一文、かえって来ない


  これでは、取り立てられた分は

  絶対に元がとれない

  つまり、年金の「取られ損」「収め損」になるのは確実だ

  取り立てるだけ取り立てて

     たとえ生きていても

  その100分の1も還元しない

  死んでいれば、ゼロ

  たとえギャンブルでも、もう少し確率はいい

  確率だけの話をするなら

  年金資金など払わずに

  ラスベガスのカジノでルーレットにつぎ込む方が

  ずっと有利、ということになる

    

  これでは、年金資金ではなく

  名前を変えた税金だ


  少なくとも、支払い開始を80歳にするのなら

  年金に加入するかどうかを

  国民一人一人に選ばせる自由がなくてはおかしいと思う

  そして

  もし私が選べるなら

  私は全額、保険会社のやっている

  プライベートの年金保険に入金する

  支払い開始年齢は65歳にしてもらう

  80歳開始などという、割の悪い年金には

  絶対にはいらないだろう


  ちなみに、新次郎クンのお気に入りらしい

  「欽ちゃん」とずっとコンビを組んでいた

  「コント55号」のジロさんこと

  坂上二郎サンは60代で脳梗塞を起こし

  なくなったのは、76歳だった

  「欽ちゃん」だけは、シニアのかがみとほめたたえて

  「ジロさん」は年金のびた一文も払わずに

  完全無視

  そのうえ、もしご存命ならば

  老後破産にまで、追い込んだだろうと思われる、となれば

  コント55号を知っている世代の1人として

  どうにも、ひっかかる以上の思いがある


② 高齢者の約20パーセントと

  その子供世代、同じく約20パーセントが財政破綻を起こす


  20パーセントというのは

  80歳までに、認知症を発症する人の確率だ

  いくら体が丈夫でも

  認知症を発症しているシニアを

  わざわざ雇って、給料を払うような

  のんきな会社は、まずあるまい


  認知症を発症した高齢者には

  通常の生活費に加えて

  ケアの代金もかかる

  施設に入るなら、入居費用も、毎月の費用も掛かる

  現在は、施設の費用は、ほとんど自分の年金

  足りない分は貯金を崩す、という家計が多いが

  年金の給付がなければ

  完全に、自分の貯金を食いつぶしていかなくてはならない

  

  現在、政府は、老後に必要な額は3000万といつているが

  年金支給が遅くなる分、必要な貯金額は増える

  だいたい、5000万から6000万になるだろう

  これだけの貯金のできる人間が

  今の日本に、何人いるというのだ


  では、途中で貯金がなくなったらどうするか

  生活保護、という手もなくはない

  だが

  生活保護の申請があれば

  担当者は、まず子供の有無を調べてくる

  子供がいるとなれば、その子供が資産を持っていようと

  いなかろうと

  その子供たちの学資に追われていようと

  子供自身の奨学金を返している間であろうと

  子供が、自分の老後の資金を貯めている最中であろうと

  お構いなしに

  子供と同居して、金を払ってもらえ

  生活保護は認めない、と言ってくる


  こうなると、地獄なのは親自身よりも

  認知症の親を突然自宅に押し付けられた

  子供世代の方だろう


  施設に入れる費用がなければ、同居せざるを得ない

  認知症で、徘徊の症状の出ている高齢者なら

  家族は、ほとんど付きっ切りで見ていなくてはいけない

  もし、夫婦が共働きなら

  どちらかは、仕事を辞めざるを得ないだろう

  それでは、子どもの世代が老後の支度ができない


  つまり、上の代から下の代に

  貧困の連鎖がつながっていくのだ

  これを、「悪法」と言わずして何と言おう


③ 50代以上のほとんどが金を使わなくなり

  日本経済がさらに冷え込む


  現在の日本経済の問題点の一つに挙げられるのが

  高齢者が金を使わない、ということだ

  日本の個人消費のうち

  50パーセント以上が、65歳以上の高齢者の消費だ

  金融資産、つまり、貯金や株などの額も

  60歳代がピークで、一人当たり約1800万

  80歳代になっても、一人当たり約1500万を超えている

  ……ちなみに、これは総務省と内閣府が発表した

    統計資料を引用した

    初めて見たときは、私も目を疑ったが

    情報は間違いなく、確実だ……


これは、退職金も含めての額ではあるが

高齢者は、これをあまり使おうとしない

欲しいものがないわけでも

旅行に行きたくないわけでもない

単純に、これから介護に

いくらかかるかわからないので

怖くて使えないのだ


これが、50代の家族が

70代の親の面倒を見なくては

いけない可能性まで出てくるとなると


高齢者だけではない

中高年と言われる世代から

貯蓄に励まなくては、暮らしていけない


私は、個人的に一番気の毒なのは

現在、50代の世代ではないかと思っている

氷河期で、就職には苦労させられ

今までの世代なら、子どもの教育費と

家のローンさえ終われば

あとは、大きな支出はなかったのに

今、50代の世代以降の人々は

年金が80歳からになったばっかりに

自分たちの親のための貯金までしなくてはならなくなるのだから


それにしても

新次郎クンのお父さんは

「自民党をぶっ壊す」がキャッチフレーズで

実際は、日本の中流層をぶっ壊してくれたが

息子の新次郎クンは

「日本をぶっ壊す」つもりなのかと言いたくなる


できれば、どこかよそで

やってくれないものだろうか

例えば

M78星雲あたりで








  

  

2024年9月10日火曜日

戦慄の年金プラン・小泉進次郎案では生きていけなくなる

 Xのトレンドワードに

「戦慄の年金プラン」とあり

また、大げさな、と思いつつ

なかみを見て、唖然とすると同時に

心底、身震いがしてきた

これでは、なんの誇張も無く

暴動を起こしてくれと言っているようなものではないか


簡単に内容をまとめると

これは、自民党総裁選でトップを走っている

小泉進次郎の出した年金改革案

非常に早い話が

年金の給付を、現在の65歳から

何と、10年先延ばしして

75歳からにする、という案

本人は、「80歳からでもいい」と

言っているそうだ


ちなみに、「戦慄の年金プラン」と名付けたのは

日刊ゲンダイ

さすがジャーナリスト

上手いキャッチコピーをつける、と

感心している場合ではない


私はこの案は絶対に反対だ

単に、自分がもらえなくなるからではない

……もっとも、私個人としては

  これでは話が違う

  強制的に取り上げた保険料を全額、耳をそろえて返してほしい

  その額で、民間の保険会社と契約して

  もっと上手に運営するから、と

  言いたいところではあるが……

この案は、完全に片手落ちだからだ


老齢年金は、現段階ではシニアの最大の収入源だ

特に、定年延長で65歳まで働いたあと

小さな仕事を見つけ

趣味と実益を兼ねて、小遣い稼ぎ

それに、あまり多くはないが年金と

退職金を合わせて

自分の老後、施設入居や、介護費用まで

なんとかまかなっていこう、というのが

現在のシニアの資金計画の

アウトラインのようなものだ


これが大きく崩れる

65歳から75歳まで

一切収入がなくなる時期が

10年発生してくるのだ


本来、定年延長と

年金の開始時期が遅くなるのは

車の両輪で

両方がそろって初めて実施しなくては

年金受給者の生活がガタガタになる

だが、現在は75歳までの定年延長など

夢のまた夢

65歳でも、いい方だ

65歳になれば、確実に職場からは放り出される


65歳から75歳

年金をもらえるまで10年分の

生活をまかなう貯金がなかったら?

路頭に迷うしかない

もし、10年間を生き延びたとしても

この時期に貯金を使い果たして

80歳くらいで老後破産したらどうなるか

これも、単なる時間の問題で

結局は、同じ結論

施設の費用が払えなければ

施設も追い出され、行き場をなくして

路頭に迷うしかない


たとえ、幸運にも再就職の口が見つかったとしても

最低賃金ギリギリだろう

それに、70歳を過ぎれば

体のあちこちに不調が出たり

疲れやすくなったりで

毎日8時間、肉体労働はできないだろう

月額賃金は、生活保護より低い額になりそうだ


しかも、これは実にラッキーな

ごく一部のシニアだけの話だ

というのも

都会の真ん中に住んでいて

銀の匙を加えて生まれてきた

二世政治家には、思いもつかないことだろうが

日本には、「地方都市」というものがたくさんあるのだ

しかも

地方都市では、東京都内と比べて

バスや電車という公共交通機関が

あまり発達していないところが多い

つまり

自家用車が無いと、通勤が難しいところが多いのだ


75歳なら

免許返納した方がいい、と言われる年齢に

完全に引っ掛かるのに

免許がなくては、仕事に行かれなかったら

どうやって、収入を得ろというのだ


職種の問題もある

タクシードライバーや宅配ドライバーに限らず

不動産の営業など、車を使う仕事はたくさんある

こうした仕事についている人は

免許を返納したら、仕事ができない

現役時代、こうした仕事をしていた人は

完全に失業、無職、収入ゼロの憂き目をみるが

かといって、70からの転職は

相当厳しいだろう

こうした人達への保障が、全くない


もっとひどいのは

認知症のことを、全く考えていないことだ

認知症の発症率は20%だ

つまり、20%の人が、働きたくても働けない

10年分の収入がゼロになるのに

介護費用だけは払わざるを得ない

つまり、一方的に

金銭が出ていくばかりになるのだ


これでは、本人も苦しいし

もっと苦しいのは、親の介費用を

払わざるを得ない、子供たちの世代だと思う


親が70歳で認知症を発症し

親自身の生活と介護のために、親の貯金を使い果たしたら

今度は、子供世代が

その額を支払わざるを得ない


70代の子供、と言えば、50代くらいだろう

多くは、まだ住宅ローンが残っている世代だ

子供の教育資金も、まだ必要という家庭も

かなりあることだろう

この世代は、自分たちの老後資金も

用意しなくてはいけないというのに

さらに、親の介護費用まで払わなくてはいけなくなる

これでは、50代の子供世代の経済状況が

ガタガタになってしまう


更に

年金支給が75歳になるというなら

せめて、自己防衛に、貯金に励まざるを得ない

夏がこれだけ暑くなると

クーラー代だけは、払わざるを得ないので

それ以外の、衣服、娯楽、旅行、新聞、雑誌、本

まだある、シニアが良く行く、映画、芝居、カラオケ、趣味の教室

家庭を彩る、インテリア、花、外食、交際費

こうした、「生活に必要ないもの」は

切り詰めるだけ、切り詰めないと生きていけなくなる

今でさえ業績が冷え込んでいる

新聞社や、町の書店は

一体いくつ、つぶれることだろう


現段階でも、

「60代以降の貯蓄率が高すぎる

 この世代が消費に回さないから

 経済の活性化が進まない」

と言われているのに

これをますます増進してしまえば

景気はますます悪化するだろう


小泉のお坊ちゃまは、ここまで考えて

年金改革案を出しているのだろうか

私は、ファイナンシャルプランナーの試験に

落ちたばかりのおバカなのだが

このおバカにも考え付くような

ごく単純な理屈も考え付かないなら

確かに、どこかの記者が言う通り

「知的レベルが低い」

要は、「おバカの上をいく、スーパーおバカ」と

言われても仕方がないように思う


このプランを

本当に実行しようものなら

文字通りに、各地で暴動が起きると思う

というのも

生きていても、どうせ病院にもかかれず

資金不足で野垂れ死にするくらいなら、と

考えるタイプの人は少なくないだろう


それに、ここだけの話

刑務所に入れば、三食つく上に冷暖房は完備

病院が併設されていて、糖尿病や高血圧の

治療をきっちりしてもらえる

刑務作業はあるが、作業をすればわずかながらに

給料も貰えるし

美容師の資格を取ることもできる

つまり

シャバで文字通りの文無し生活をするのと

自由はないが、生活保障あり、冷暖房完備

病院がついている刑務所生活比べれば

刑務所の方が楽、と思うシニアが出てきても

少しもおかしくはないのだ


実をいうと、この種の、貧困を逃れるために

あえて刑務所生活を選ぶタイプの人は

20年前から一定数いた

自分で生活場所として刑務所を選んでいるので

矯正は不可能、というより、

最初からその気はないグループだ

「高齢頻回受刑者」という、言葉まである

刑事政策上の問題点ともなってはいたが

今までは、まだ限られた人だけだった

収入がゼロ、となってくると

少しずつ、増えてくるのではないかと予想している


それにしても、自民党には

ファイナンシャルプランナーは

ただの1人もいないのだろうか

ほんの数人で良いので

ブレーンに雇ってはどうかと

他人事ながら、深く心配してしまう

あと、新次郎坊ちゃま、もう少しだけ

お勉強をなさった方が、いいと思いますよ






2024年8月7日水曜日

月11万で家計を黒字にする方法・家計簿のつけ方編

 昨日、私の家計は月11万で

余裕に黒字になる、と書いたところ

家計簿の区分の仕方が良くわからなかった

もっと詳しく教えてほしいという質問を

結構、たくさんいただいたので

今日は、それについてちょっと書いてみようと思う


私の家計簿はかなり単純だ

項目は、3ケしかない

① 生活費

② こづかい

③ 自己投資 だけだ


生活費は、生活に必要な金額すべて

こづかいは、文字通りのこづかいだ

自分の趣味や、遊び、外食など、いわば「ムダ使い」だ

自己投資は、将来のためになる出資

例えば、私の場合はNHKのスペイン語のテキスト

FP試験の参考書、受験料

もし、スポーツジムにでも行き始めたら

ジム代は、ここから出すことになるだろう


これを、収入に応じて

大体のパーセンテージに分ける

生活費は70%

こづかいは10%

自己投資は20%が標準的な目安だ


と、ここまで読んできて

ピンときた方もいるかもしれない

この方法は、30年ほど前に大ブームになった

ファイナンシャルプランナー、横山氏の

「横山式、消・浪・投」の貯金法を

私なりに、バージョンアップさせたものだ


生活費を細かく細分化しないのは

一つには、あまり細かすぎると、続かないからだ

だが、もっと大きな理由は

月に使う金額が一定しない項目が多く

家計簿での財産管理がしにくいと思ったからだ


たとえば

服、靴などの衣料費だが

服というものは、毎月定期的に買うものではない

特に、通勤用の靴などは

一度買えば、数年は履いているが

くたびれて、買い替えるとなると

万単位で飛んでいく

これは、少なくとも私はなかなか予算が組みにくかった

医療費もそうだ

予測のつかないときに、突然なるのが病気

となると、毎月予算を組んでおくよりも

毎月、必ず黒字を出して

万が一の時用の、プール貯金を作り

そこから払っていく方が良いように思えた


そして、あとはダイエットと同じだ

一月の目標を数字で決めて

使い過ぎたら、引き締める

ゆとりがあったら、プチ贅沢をして

満足出来たら、残りの額はプール貯金に回す


いくつかアドバイスをすると

私の場合、保険は最小限に絞っている

医療保険と、葬儀代ピッタリの生命保険

なので、1月で3000円を切っている


私は家賃がないので、なんとかできているが

家賃のある場合は、11万では

かなり厳しいと思う

このケースでは

自己投資と小遣いを削るしかないだろう


外食は原則NGだ

どうしても食べたいときは

小遣いから払うようにする

生活費から払うのは

スーパーの惣菜まで

デパ地下の惣菜も、ゼイタクな嗜好品として

小遣いで支払うべきだろう


仕事には弁当を持っていく

というよりも

前の晩に夕食を多めに作って

冷蔵庫で保管して

朝、弁当箱に詰めるだけだ

ほんの数分で済むうえに

売っている弁当の倍くらい

生野菜を詰め込めるので

財布にも、体にも望ましい


冠婚葬祭費は削れないものもあるが

年賀状、お中元、お歳暮は

全部まとめて、60歳になったときに

「御挨拶じまい」をさせてもらった

特に、親戚関係のお中元とお歳暮は

高価なものをもらうと、ほぼ同額を

返さなくてはならず

現役時代も、地味に生活を圧迫した

これが無くなって、盆暮れは

完全に黒字化できている


11万には、11万の身の丈の暮らしがあり

20万には、20万の身の丈の暮らしがある

11万が、20万のまねをする必要はないし

まねできない生活はみじめ、というわけではない

そう、思っている


それで、楽しいのかと聞かれそうだが

たとえば

ハーゲンダッツのアイスクリームは確かに美味だが

私にとっては、この暑い時期には

ガリガリ君の方が、数段、美味に感じる

そういうことだ


人の好みは、値段にはよらない

この「ガリガリ君」に当たるものを

少しでも多く探そう

さあ、近所のスーパーを使って

私好みのものを見つける大冒険だ、

そう思うと、単調な日常生活も

少しワクワクしたりも

するというものだ


なので

私の小遣いの使い道は

完全に、私の好み、オーダーメイドとなっている

ちなみに

毎週金曜日のアフターファイブに

飲みに行く(コーヒーである、念のため)費用も

こづかいから出している


自己啓発費は、毎月余りがちだか

私の場合、ファイナンシャルプランナーの受験料が

バカにならないので

(二次試験だけで2万円する)

そのために、資金プールをしている

おかげで、高額な参考書なども

不自由せずに買うこともできている


私の家計管理術は

これに、スライド貯金を組み合わせたものだ

これも、おすすめの貯金法なので

いずれ、機会があれば、まとめてみたいと思っている





2024年8月6日火曜日

私の家計簿・1カ月11万で黒字にする法

 私の生活費は月11万だ

正直、給料はもう少しもらっている

だが、あえて11万でくらしている


理由は単純だ

私の厚生年金が11万だからだ

毎年、国から年金額を知らせてくれる

ハガキが届くので

将来の収入は、確実にわかる

月に11万は、なにがあろうと確実に手に入る

ありがたいと言えば、ありがたい


なので、とりあえず、今から年金額の11万で生活して

定年後のシミュレーションをしてみようと思った

仮に、赤字が出たとしても

給料をもらっている今なら、なんとかなる

これが、年金しかもらっていないとなると

貯金を崩さざるをを得なくなるが

それだけは、何としても避けたい


で、しばらく暮らしてみた結果だが

十分に、黒字が出ている

さすがに、35万円かかる歯の治療代だけは

別口にして、ボーナスで払ったが

それ以外は、ブチ贅沢をしても

一人暮らし、11万なら十分黒字だ


まず、光熱費とパソコン・スマホは

2万5千円以内に収める

格安スマホにしてから

かなり楽にはなっている


残額、8万5千円は

大きく、使い道によって

3個に分け、それぞれの額を割り振る

こづかいに1万1千円

自己投資に2万2千円

生活費に5万5千円


食費は自炊なので、3万円もかからない

レタスは半分なら100円もしないが

一度買えば、一週間は食べられる

毎朝の朝食のスムージーも

スムージーメーカーを千円くらいで買えば

バナナ、ヨーグルト、ミルク、ブルーベリーで

一杯の原価は100円くらいだろう

私の好きな肉は、鶏の胸肉

100グラム39円で売っている

毎日欠かさず食べている、大好物の豆腐は

1丁100円もしない、しかも半丁くらいしか食べないので

夕食のおかずは全部合わせて300円以下だろう


ときおりのブチ贅沢に

ノンアルコールカクテルをよく作る

だが、ノンアルコールのビールと

ジンジャエールなどを使うだけなので

見た目はゼイタクだが、原価は110円くらいだ


CDは、近所の図書館で借りることが多い

案外と「さばけた」図書館で

私の大好きな、中島みゆきと、美輪明宏のアルバムが

全部そろっているのがうれしい

クラシックはもちろんのこと

懐かしの「ジェットストリーム」までそろっている

これを借りてきて、パソコンに取り込めば

ちょっと、追いつかないくらいに

毎日毎日、自分好みの曲が聴ける


トドメに

今は、受験勉強で忙しく

仕事以外の時間は、すべて勉強に費やしている

土日は、図書館通いで勉強だ

おかげで、クーラー代もあまりかかっていない


こづかいで、自分用のブチギフトを

毎月ひとつ、買ってはいるが

予算は二千円くらい、と決めている

映画、カラオケ、喫茶店などにも

ちょくちょく行くが

1万円の予算なら、かなり遊んでも

半分以上黒字になることが多い

黒字は貯金しておいて

3万円をこえたら

小旅行に出かけることにしている


衣類は、肌着だけは新しく

さっぱりしたものを、多めに買っているが

それ以外は、ユニクロをはじめとする

「プチプラ」で着回しのできるもの

流行の無い、定番を中心に

増やし過ぎないように、クローゼットをチェックしながら

古いものを買い替える要領で購入している


と、なると

11万で、十分にブチ贅沢な暮らしができる

しかも

最低限、65歳までは仕事をするつもりなので

その分は、老後資金用に貯金もできる


私はかなりの楽天家なので

割り引いて聞いてほしいところはあるのだが

やはり、私のシニアライフは

かなり、ばら色度の高い生活になりそうな予感がしている







2024年8月4日日曜日

徹底解説・新NISAで老後資金は正しいのか?

 昨日、「やっぱり危なかった新NISA」

という記事を書いたら

かなり多くの数の質問をいただいたので

お答えを兼ねて、新NISAについて

ちょっと、解説のようなものを書こうかと思った


NISAは新・旧どちらも

ファイナンシャルプランナー試験の重要な出題範囲で

現在、なんとか1級の学科試験を突破し

実技試験に向けて、悪戦苦闘している身としては

マネー雑誌プラスアルファくらいの知識は

あるのではないかと、うぬぼれている

少なくとも、間違ったことは書いていないだろうと思う


新NISAというのは

証券会社に『新NISA口座』を作り

その口座内で

株の売買をすれば

株で利益をあげたとしても

税金を免除してあげます、という制度にすぎない

なので、「NISA」という商品があるわけではない

あくまでも、株の売買だ

なので、新NISAをやっている、というより

「株をやっている

 税金は、新NISA制度で、節税をしている」というのが

正しい言い方だ


なのに、なぜそう言わないかというと

ここから先は、私の推測だが

「株をやりなさい」というと

「危険ではないか」というリアクションが

必ず起きるからだと思う

少なくとも、私の世代では

株価が狂乱状態で値上がりし

一夜のうちに暴落した

あの、バブル崩壊で

ひと財産をなくしてしまった人が

決して少なくないと思う

その人たちに、もう一度株をやらせるには

「株」という言葉を

カッコいいけれど、よくわからない横文字に置き換える

イメージ戦略が必要だったのだと思う


税金は、かなり安くなる

通常は、株のもうけに20。42%の

税金がかかってくる

これが、新NISAでは、ゼロになる


だが、うまい話には、必ず裏がある

新NISAもそうだ

通常の株の売買なら

株で損をした場合、ほかの税金をオマケしてもらえる

だが、新NISAを使っている人は

税金のオマケが、全くない

びた一文安くならないのだ

例えば

給料を年収350万もらっている人が

毎年、税金を30万収めているとする

仮に、新NISAで買った株が100万暴落し

赤字を出したとしても

この30万の税額は、びた一文安くならない

350万の年収で、株で100万損を出せば

実際は、250万で暮らさなくてはいけない

それだけでも、悲惨だというのに

250万の生活費の中から、30万の税金を払うことになる

これは、かなり苦しい


さらに

新NISAの中には、単なる株の売買部門に加えて

積み立て専門の部門もある

「積み立て投資枠」と呼ばれているものがそれだ

ここでは、株そのものを買うことはできない

ここで買えるのは、投資信託

つまり

要は、業者が株や債券を組み合わせて

アソートにした商品を

買いためていく、という部門だ

これは、果物を買う時を想像してもらえると

近いイメージができると思う

イチゴならイチゴだけを買いたい、というのが

株を買う時のパターン

果物屋さんがすでに

フルーツバスケットを作っていて

そのバスケットを買う、というのが

投資信託のパターンだ

その中の一種類、例えば、果物かごの中の

オレンジが気に入らない、パパイヤに変えてくれと

言っても、できないように

投資信託の中身を買えることはできない

全く別の投資信託を買うか、やめるかのどちらかだ


投資信託、つまり、株、定期貯金、債券などの

アソートパックでも

株が入っているものがほとんどだ

株が暴落すれば、投資信託も元本割れをする

確率が非常に高くなる


株の入っていないアソートパックを選ぶこともできる

だが、それだと定期貯金がメインのパックになるので

どうしても、利率が低くなる


しかも、投資信託は

証券会社がアソートパックを組み

専門家が運営するので、手数料がかかる

定期貯金をメインにした

安全、安心な投資信託では

この、手数料分の利益が出ないことがある


つまり、預けた元本が減ってしまう可能性が

どうしても付きまとう


これを、年を重ねて判断力の鈍ってきた

高齢者がやるのは、やはり、どうかと思う

私個人の意見としては

投資は、生き馬の目を抜くタイプの人が

売る、買う、損きりをする、待つ、の

正確で素早い判断のできる年齢の時に

やるものではないかと思っている


もう一つ

老後資金の特徴は

「絶対に、失敗ができない」ということだ

それもそうだろう

入居している施設の、毎月の入居費を

株で溶かしてしまったら

その次の月から、住む場所が無くなる


NISAを含めて

株に限らず、投資一般は

この、「溶かしてしまう危険性」がついて回る

安全と言われている、国債や社債でも

溶ける危険性はゼロではない

……なので、その国や会社が

  どれだけ危ないかを格付けする

  「格付け会社」というのがあるわけだ

  「格付け」というと、現代では

  お正月に、ガクトがやっている

  芸能人の格付けの方が有名だが

  本来は、「この会社や国に投資して

  お金が戻ってくるだろうか」を

  判断するためのものだ……


話をもとに戻すと

絶対に溶かしてはいけない老後資金と

溶ける危険性がついて回る投資とは

究極に、相性が悪いように思う

どうしてもやりたいときは、スッてしまっても困らない

いわば「遊び金」以上を使うのは

大変に危険なことだと思う


少なくとも、私は老後資金は

新NISAを使う気は全くないし

ファイナンシャルプランナーとして一番、

尊敬もし、ファンでもある

森永先生(「ザイム真理教」の著者)や

荻野先生(ワイドショーのコメンテーターで

    よく出ている、女性の眼鏡の先生)

お二人とも、現在の株式状況は

ゆがめられているので、手出しはしないと言っておられる

私一人の、臆病風、というわけでもなさそうだ


投資は、政府が強く勧めていた

確か、投資イン岸田、のような

妙なキャッチフレーズまで作り

「一億総株主」

「貯蓄から投資へ」

「投資で所得倍増」などと

派手なスローガンを掲げていた

……それでいて、暴落したら

  「投資は自己責任ですよ」(笑)

   では、あまりにも冷たいのではないか、という

   気もしているのだが……

なので

胡散臭い、と思っていた

そもそも、現在、政府が「高齢者の問題点」

として、指摘しているのが

「高齢者は貯金をため込んで、使わない」ことだ

60代以降の貯金額が巨額になっていて

散財をしないため、経済が回っていない、というのが

その言い分なのだが


私に言わせれば

老後には3000万円なくては破綻する、と

言っていたのは政府ではないか

年をとってからの貧困はつらいので

生活防衛のための資金を確保しているだけなのに

一体何を言っているのだ、と思うのだが


この先は、私の邪推だ

政府としては、高齢者の貯金を使わせる方法に

あれこれ頭をひねった末に

新NISAを作り出したのではないか

私は、岸田総理があまり好きではないこともある

「新NISA 政府の陰謀論」を唱えている

ただ、岸田総理が好きではないので

政府がやれ、と勧めたことは極力避ける、という

方向性で来たおかげで

今回の暴落でも、傷を負わずに済んでいる


以上、長々と書いてきたが

私の結論は

「老後資金を新NISAにするのは止めた方がいい」だ

ただ、あくまでもこれは私個人の結論なので

どうぞ、ご判断はご自身で、よく考えて

それからになさっていただきたいと思う

それにしても

あれだけ投資をあおっておいて

暴落したら、「投資は自己責任」では

あんまりではないか、とは思う

2000円を超える大暴落

せめて、上手な軟着陸をして欲しいと思っている







2024年8月3日土曜日

やっぱり危なかった新NISA

 私がとっているのは、朝日新聞だ

ここは、慰安婦の問題やら

秋篠宮家に妙に肩入れすることやら

言いたいことは、いろいろとあるのだが

私の叔父が勤めていたことと

連載小説が面白いことから

なんとなくやめられずにいる


今日の一面の見出しは

やはり、株価の急落だった

2000円以上の下落、正確には2216円という

約40年ぶりの大きな下げ幅で

史上でも二番目の額だという


とっさに

今年、新NISAをきっかけに

株を始めた、と言っていた知人、数名の顔が浮かんだ


私個人としては、やっぱり、という感想しかない

そもそも、今までの株高が異常だった

バブルの頃と比べても、明らかに経済状態は悪く

値段が上がる要素はなにも無いように思えた

それが、年始からすぐに

経営状況が良くない分野の株まで

全て上がっていった

新NISAで金融市場に入ってきた個人投資家の

影響だろうと言われるほどで

正直、これはちょっとアブナイ、と思っていた


知人たちからは、さんざん、頭が固いだの

新しいことにチャレンジできなくなるのは老害だ、だのと

からかわれはしたのだが

老後の資産を株には、特に、今の株には

つぎ込もうという気にはならなかった


そもそも、新NISAなどと、横文字を使っているから

なんとなく、安全で最先端のように見えるが

これは単に、株の売買のことだ

株の売買で儲けた利益にかかる税金を

オマケしてあげますよ、という制度にすぎない

そのうえ、これは一見、お得な制度に見えて

トンデモナイ裏がある

株で損をしたときの話だ


通常、本業でもうかっていても

株で赤字を出した場合は

国に収める税金は、株で損をした分だけ

オマケして、安くしてもらえる

これを、税法では「損益通算」という


新NISAでは、損益通算ができない

会社からの給料が300万なら、

300万のぶんのぜいきんを払わなくてはいけない

たとえ、新NISAで200万の損害をだしても

それはそれ、これはこれ、税金は税金だから

全額払ってくださいね、というシステムなのだ


それもあって、私は新ISAには手を出さなかった

それに、そもそも、今まで本格的にやっていた人は別として

「高齢者の財産運用には株はすすめるべきではない」

というのが、鉄則中の鉄則

どの程度の鉄則かというと

ファイナンシャルプランナー試験の

3級(一番下の級)で

出題されている程度の鉄則だ

その理由は

「投資に絶対安全、絶対確実なものは存在しない

 万一、損害が発生した時に

 役職定年などで、減給になっている可能性の高い高齢者には

 やり直しができず

 老後の資金計画に大きな影響を及ぼしかねない」からだ


それなのに、政府が先頭に立って

投資をあおっている

私は、岸田総理があまり好きではないので

とてつもなく、意地悪な見方をしてしまうのだが

実を言うと、この新NISAも

政府が高齢者のフトコロに手を突っ込んで

老後資金の貯金を狙いに来たように見えていた


とはいえ

2020円以上の株価下落ともなれば

投資家にも、企業にも、影響は大きい

思うことはいろいろあるにはあるが

少しでも無事な

緊急着陸になるよう、祈るばかりだ







2024年6月2日日曜日

私の貯金法・スライド貯金と横山式の合わせ技

 同僚に、貯金の方法について

聞かれたことがある

同僚、と言っても、入社して二年目の20代の若者だ

いずれは結婚もしたい、子供も欲しい

家も欲しいけれど、海外旅行にも行きたいし

趣味のスキューバや、ファッションも楽しみたい

友達との飲み会も捨てがたい

去年一年、貯金しようと思って

結構ガンバッタつもりなのに

ボーナスも含めて、3万円くらいか貯められなかった

どうすればいいでしょうか、という

半分、人生相談のようなものだった


珍しい、どうして私に、とたずねたところ

ファイナンシャルプランナー1級だから、と

答えが返ってきた

いや、まだ受験したというだけで

受かったわけではない

俗にいう「ワナビー」だから、当てにならないけれど

構わないか、と確認したところ

はい、もう、藁にもすがる思いですから、と

返事が返ってきた


何とも複雑な思いはしたものの

藁なりのアドバイスをしてみた


まず、「余った額を貯金しよう」と思うと

絶対に貯金はできない

かといって、天引き貯金では

何か、不測の事態の出費があると

「今月は特別だったから」と

貯金を崩してしまいがちなので

貯金に慣れていない人には

あまりお勧めできない


貯金できない人は、手元に金があれば

あるだけ全部使ってしまいがち

また、けっこう気軽に貯金を崩してしまいがちだ

……ここまで言うと

  なんでわかるんですか、タロットでみたんですか、と

  驚かれた

  いや、むしろこれは貯金できない人の

  「あるあるパターン」なので

  あなたの場合も、特別にあなた1人が意志が弱い、という

  わけではないから、と説明した

  しかし、Z世代というのは、こんなにも

  スピリチュアルに弱いものなのだろうか

  これは、定年後の仕事の選択肢の一つとして

  「インチキ占い師」というのを

  検討してもいいのではないか、という気になってきた……


話をもとに戻して

私のアドバイスは

手元の現金は全部使ってしまってもいい、

給料の中から貯金しようとは、考えなくてもいい

ただし、銀行に行って預金を下ろすのは

絶対に月に一度にすることだけは死守する

そして、ひと月分の給料で、

1カ月ブラス1週間やりくりする、ということだ


言われた同僚は、ポカンとしていたので

少し説明を続けた

月給というものは、30日を目安にひと月分を払ってくれる

だが、この月給で、1カ月と1週間やりくりをすると

どうなっていくか

例えば、1月1日が給料日だとすると

次の月給を引き下ろしに行くのは

2月8日になる

次の月も1カ月と1週間やりくりするので

銀行で給料を引き下ろしに行くのは

3月15日になる

7日ずつズレていくので

4月は22日、5月は29日

31日の月もあるので

多少の誤差を交えて

次の引き下ろし日は7月1日

何と、実際の給料日と同じ日に

実際の給料と同じ額が手に入る

貯金したつもりは何もないのに

決算日をスライドさせただけなのに

給料ひと月分と、まるまる同額が手に入ることになる


決算期をスライドさせるだけの方法なので

私はこれを、スライド貯金と呼んでいる


スライド貯金の美味しいところは

1週間、という

はっきりとわかりやすい期間なので

迷わないで済むこと

財布の中身と直接相談しながらやりくりできるので

使い過ぎたら引き締める

残っていたら、プチ贅沢をする、という

自由裁量がきき、縛られている感がないので

ノーストレスであること

半年に一度ずつ、手に入るので

年に2回、給料と同額の貯金ができ

かなりコスパが良いこと、である

年に2度、定期的に手に入る

割合に大きな額なので

私は、これを「自分ボーナス」と呼んでいる

ちなみに、私の歯科治療費は

次の自分ボーナスから出す予定だ


しかも、これは人情というものなのだが

小金がたまると、ちょっと使いたくなってしまっても

実際、月給と同額の金額が

手元に入ってくると

なんとなく、もったいなくて使えなくなりやすい


最後のトドメとして

「自分ボーナス」が手に入ったら

まず、定期貯金にして

次に、自分の巣みたい地域の家を見に行って

頭金を調べるといい、とアドバイスした

目標が漠然としていると、貯金もたまりにく

目標は具体的に、何を買うためにいくら必要、と

明確にしている方が

貯金はたま毬やすい

いずれは家を買いたいなら

少しでも早く、地域と、グレードと、金額を

調べた方が励みになる、と話した


若い同僚は、しばらく

うんうん、とうなずきながら聴いていたが

最後に、パッと目を輝かせて

私に尋ねた


タワマンの最上階って、頭金いくらくらいですかね?


いや、頭金は払えても

本体のローンが厳しいだろう、と

のどまで出かかった言葉を、ぐっと抑えた

今は、結婚相手とのペアローンという手もあるし

私の見えないところで

遺産相続の予定があるのかもしれない

それに、クラーク博士も言っているではないか

少年よ、大志をいだけ、と


タワマン最上階

買ったら、遊びに行かせてください









2024年5月31日金曜日

老後資金・実際に必要なのはいくらか

 先日、金融庁が

老後資金は4000万円以上貯めなくてはダメだ、と言い出したこと

だが、その計算の前提となっている

 ①20年間ずっと円安が続く

 ②20年間ずっと円安の影響で

  2%ずつ物価が上がる

という二つの前提条件が、どちらも間違っている

全体が間違っているのだから、計算結果も理路整然と間違いに行きつく

4000万なんて、用意する必要はない、という

私なりの結論まで書いた


では、実際いくら必要なのか、ということだが

私の結論から言えば

「暮らし方によって違う」

「一言では言えない」である


なんだそれは、と言われそうなので

まず、ざっとまとめてみる

そもそも、どうして老後に貯金が必要なのか

これは当然、収入より支出が多くて

貯金を切り崩さなくては生活できないからだ

では

収入の範囲内で生活するようにすればいい


国民年金だけ、という方だけは話は別だが

……国民年金は非常に低額で

  しかも、未納分があって減額される人がとても多いので

  一概には言えないからだ……

厚生年金をもらう、サラリーマンだった人なら

月に15万くらいは入るだろう

ちなみに、私は転職をしているのでかなり安くて

11万にしかならない

だが、11万で生活してみようと思ったら

案外とできるもので

猫のごはんやトイレ、猫病院代も含めても

毎月、きちんと黒字が出せている


つまり

11万なら11万の生活をすればいい

それを、現役時代と同じく

20万以上の生活をしようとするから

旅行や、ゴルフ、観劇、グルメなど

定年と同時に手放すべきものを

手放さずにいるから、赤字になるのだと思う


ただし、一つだけ条件がある

家賃を払わず、持ち家に住む、ということだ

11万の年金のうち、家賃で5万くらいもっていかれては

それに、マンションならば最低でも、毎月1万円くらいは

共益費などでもっていかれる

さらに、もし年齢を重ねて、料理が難しくなり

うっかりボヤでも出そうものなら

次の更新はしてもらえない、

つまり、家を立ち退かざるを得なくなる、という

トンデモナイ悲劇に巻き込まれる恐れがある


私は、55歳を過ぎ

子供が巣立ち、自分だけの生活になったら

都会からは電車で一時間半くらいのところ

俗にいう「トカイナカ」に家を買うのがベストだと思う

55歳を超えていれば

通勤時間は長くなったとしても

定年がもう目前に見えてきている

ほんの数年のことなので、まあ、妥協線だろうし

路線によっては、通勤時間に座れる座席を

売ってくれるところもある

睡眠時間は、そこで稼げばよいし

毎日、往復の三時間を勉強に充てれば

私の経験上、宅建士、行政書士、

ファイナンシャルプランナー2級までなら

定年までには確実にとれると思う


それに、トカイナカは都心に住むより

物価が安い

約二割減、というところだ


家賃が無ければ

11万の生活はかなりリッチだ

食費は、外食をしなければ月に2万円程度ですむ

衣類も、職場用の服や靴も

買い替える必要もない

よそ行きは、今まで来ていたものを大事に着ればよいし

普段着や、ちょっとした外出着は、ユニクロがある

こまめに買い替えたいのは肌着くらいのものだ

盆暮れのあいさつも、必要なくなる


年をとったら、心配になるのは

介護費用くらいのものだ

私はおひとり様なので

病気になったときの付き添いや、入退院の世話まで

助け合いサービスを有料で利用せざるを得ないので

その分の貯金は必要だが

家族と同居などで、その分の費用が少なくて済むなら

必要な貯金は、ますます少なくて済むだろう


スーパーリッチなシニア施設に入居したいなら

数千万の額が必要だが

私は、自宅をシニア向けにリフォームして

終の棲家にする予定なので

さほど、多額の資金は必要ない

これは、貯金で何とかなればありがたいが

そうならなくても、リバースモーゲージを利用すれば

何とかなるだろうと思ってもいる


そう考えると、必要なのは

私の場合は、1500万くらいですみそうだ

1500万というと、確かに月給を貯金するのは

なかなか大変そうではあるが

退職する際には、退職金があるのだ

これを含めての1500万なら

さほど無理なく、なんとかなりそうだ


結局、必要な資金の計算に

一番必要なのは

「定年したら、どんなふうに生きていくか」という

生活設計なのではないか、という気がしている

望む生活のパターンに寄り

必要な資金の額は、千差万別になるのではないかと思っている






2024年5月30日木曜日

「老後資金4000万問題」のウソっぱち

 ファイナンシャルプランナーの試験の直前

金融庁が、老後の資金は2000万ではなく

4000万必要だ、と発表した、という

ニュースが飛び込んできた


聴いてすぐに、これは眉唾ものだと思った

だが、とりあえず試験までは勉強にあてて

試験が終わってから、ゆっくりと電卓をたたいて

計算をしてみようと思った


かなり長くなりそうなので

今日と明日、場合によっては明後日くらいまで

数日に分けて、私の計算を書いてみようと思う


まず、金融庁かなぜいきなり4320万という

一般市民では、とても貯められそうにない

巨額の数字を出したのか

その理由からだ


「物価が上がるから」とのことだったのだが

これでは、あまりにもアバウトで

計算の元にはならない

どのくらいの期間、どのくらい上がると予想して

再計算をしたのか

その前提条件を明確にして

全体条件が正しいのかどうか

チェックすべきだと思った

前提条件が間違えていれば

理路整然と、間違った数字を

導き出すと考えたからだ


すると

インフレで、今後30年間

毎年毎年、継続して2%ずつ

物価が上がっていく、というのが前提条件だと分かった

ちなみに、物価の上昇の原因は、円安だそうだ


ちょっと待った

すると、今後二十年間、ずっと今の調子で

円が毎年毎年安くなり続ける

これが、金融庁の前提条件だそうだが

本気でそんなことが起きると思っているのだろうか

余りにも、非現実的だ


そもそも、現在の段階でも

円安が進み過ぎて、円安のコントロールをしようという話が

出ていることは、ヤフーニュースのトップに出るほど

世間一般の常識といってもいいだろう

来年までずっと円安が継続するかどうかさえ怪しいのに

今後20年間ずっと円安が続くと仮定して

数字を計算するのは

どう考えても、無理があると思う


それに、現段階ですらでは

世界の経済では

円安が進み過ぎて危険だ、と評価され

ドイツでは、円の信用度を、アルゼンチンのペソと同列と

ランク付けたところが出てきた

…… アルゼンチンは、わずか20年前に

   経済破綻に陥り、預金封鎖を始めとする

   大混乱が起き、まだ経済は立ち直り切っていない

   そこと、円が同レベルだと評価されたわけである

   急激な円安は、そこまで危険視されているということだ……

あと20年、円安が進み続けたら

老後の貯蓄どころではない

私が墓に入る前に

日本が経済破綻を起こし、デフォルトになることだろう

そして、いくら日本の政治家がぼんくらぞろいでも

そこまで行く前に、さすがにアベノミクスはやめて

日本経済を守る手を打つだろう


すると、前提条件になっている

毎年2%のインフレ、という予想も

かなり怪しくなってくる

これは、円安のせいで物価が上がる、という予想だから

そもそもの、円安に手を打てば

物価の上昇も、多少はあるとしても

2%まではいかないだろうと予測できる


ちなみに、はっきりと物価が上がった2023年でも

上昇率は2.3%だ

金融庁の予想通りに、20年以上

毎年毎年2%ずつ物価が上昇していては

20年たつ前に、暴動が起きるだろう

もちろん、暴動といっても、暴力的な破壊行為に限らない

物価安定を公約に打ち出す政党があれば

その政党が大勝し、政権を握るだろう

私は、これも一種の「暴動」だと思っている


私は、以上の理由から

金融庁の言う「老後資金4000万」は

かなりの眉唾だと考えている


では、実際にはどのくらいの資金を

貯金しておけばよいのか

私の考えは、明日以降にまとめてみようと思う

ご意見、ご批判、ご質問なども

コメント欄にお書きいただけると

ありがたく思う

私は、匿名掲示板のような

汚い言葉のぶつけ合いは別として

有意義な討論や、論戦

意見の交換は大好きだ


どうぞ、ご遠慮なく





2024年5月5日日曜日

週刊ポスト「資産寿命を100年まで伸ばす」を読む①

 ゴールデンウイーク中には

週刊誌や、コミックの発売がなくなる

二週間分まとめて、合併号になる代わりに

面白い記事が増える

今年のゴールデンウイーク特集号の

目玉ではないか、と思ったのが

週刊現代の「資産寿命を100年まで伸ばす」だった


ホクホク買い込んできたのだが

正直に言う

期待外れだった


この記事は、経済アナリストや

ファイナンシャルプランナーなど

「お金の専門家」の話を聞いてまとめた

インタビュー記事なのだが

私が一番引っ掛かったのが

トップバッターのインタビュー記事だ

このインタビューを要約すると

「少しでも長く働いて、収入を得よう

 ちなみに、私は60で会社を立ち上げたよ

 元の仕事は、同業の大企業の社長だった」


このインタビューの、何を参考にしろと?

おそらく、この記事をまとめた記者サンじたいが

若年層か、せいぜい40代くらいではないだろうか

シニア層の直面している問題が

何一つわかっていない


シニア層が仕事を探して、一番先にぶつかる壁が

「雇ってくれるところがない」だ

65歳、というだけで

履歴書どころか、面接すらしてもらえないところが多い

採用してくれる業種も、なくはないが

介護、マンション管理人、警備、スーパーと

かなり限られてくる

だが、正直70を過ぎてから

ずつと立ったまま、しかも、猛暑の中で

警備の仕事をするのは、体力的にとても厳しい


なので、私のブログては

「趣味と実益を兼ねて、体力を使わず

 楽しく働ける方法」を

あれこれと模索し

「こんな風にしてはどうだろう」と

いくつか提案をし

ありがたいことに、ある程度の支持をいただいたりしている

つまり

シニアが就職するには、知恵を絞らなくてはいけない

事前の準備も必要だ

欲しいのは、何を、どう準備すれば

どんな仕事につけるのか、という具体的な情報だ

この記事には、その点は一切書かれていない


それに、仕事を立ち上げるには、費用が必要だ

銀行からは、まず借りられないだろう

事業のために、自宅を担保にするなど

シニアには恐ろしくて、到底できない

起業をすすめるなら

資金計画のフォローが必要不可欠だが

その情報も全くない


それに、起業の大きな問題点として

今まで、意識していなかった「運営費」が

相当にかかる、という点もある

例えば、営業電話一つとっても

働いている時には、何の問題も無かったものが

いきなり、有料になる

新しく、仕事用の電話を契約し

スマホのかけ放題にでも入らなくては

到底、やっていけない

会社の帳簿はつけられるのか、消費税のインバウンドは

どうするのか

経理と税金の知識も必要になってくる

人に頼めば、給料を出さなくてはならない

それだけの収入が、すぐに得られるとは限らない

だが、この点に関しても、記事は知らん顔をしている


もう一つ、私が、シニアが働くにあたって

気になっていることは

健康とのバランスだ

せっかく、人生の放課後ともいえる時期になったのだから

ある程度、やりたかったことはやって

遊びたいことは遊びたい

だが、趣味や遊びは、一生涯できるというわけではない

健康で、体が動くとき限定の趣味、楽しみもある


例えば、スキーだ

私の知り合いの看護師サンは

北海道に住んでいるのだか

60歳で、年齢を考えて

すべるスキーは止めた、といっていた

今は、歩くスキー専門にしている、という


登山や、キャンプ、ゴルフも

年齢制限のある趣味だろうと思う

登山は、登れる山が限られてくるだろうし

滑落しやすい、雪山を避けるなどの配慮も必要になる

キャンプ、ゴルフは

キャンプ場、ゴルフ場に行くまでの道のりが問題だ

運転免許を返納する年齢になったら

ゴルフ場・キャンプ場にいく足がなくなる

同乗させてくれる若い人がいればよいだろうが

そうそう、いつも必ず

運転してくれるとは限らないだろう


それを考えると

老後の生活のために働くことは仕方がないとしても

遊ぶこともできなくなるまで、働くのが良いこととは思えない

そのバランスが、何歳までか

一番の問題は、そこだろうと思うのだが

この点についても、記事は全く述べていない


正直、記事の最初からして

「成功者の自慢話」を聞かされたようで

役立たないを通り越して、少しばかり不快だった

シニア記事は、シニア記者に書いてほしい、というのが

私の正直な感想だ


だが、ほかのインタビューに関しては

なかなか、役立つものもあった

その点に関しては

長くなってきたので

別の日に改めて書こうと思う




2024年4月25日木曜日

定年後、何歳まで働くか

 老齢年金の額が下がり

社会保障費が上がり

介護保険の負担率が上がり

オマケに、今後どうなるかの見通しが

全くつかない

ヘタをすれば、遺族年金が廃止になるし

その次に手を付けるのは

障害年金だろう、と考えると

とても危なっかしくて

国の年金に老後を頼ることなど

できないだろうと思う


本来なら、年金をすっぱりやめさせてもらって

その分、自分で積み立てやら保険やら投資やら

あれこれやっていく方が

絶対にいいに決まっている、と思うのだが

現行の制度では、そうもいかない


仕方がないので

少しでも貯金を殖やすことと

少しでも、長く働くことが

幸せな終活に繋がるだろうと思っている


それに

誰とも話さず、まるまる一日

家に居続け、やることがない、という生活も

それはそれで、厳しいように思う

ある程度、社会と接点を持ち

毎月の食費と光熱費相当分くらいの

収入を得られる仕事を探すのが

ベストではないかと思っている


では、何歳まで働くか

私は、最短で70才だろうと思っている


昔と違って、いまは65歳というのは

かなり元気で

まだ、体力も気力もある

とはいえ、毎日の通勤列車の混雑は

少しばかりこたえるし

夏場の35度を超える日に

外回りの仕事は、できれば遠慮したい


なので

ある程度、体に負担にならない職種を選び

週に二回か三回程度

できれば、人間関係がうっとうしくなくて

体はあまり使わない業務

特に、重いものを持たなくてよい業務

このあたりを探したいと思っている


最短で70歳、といったのは

仕事が面白くて

……趣味と兼ねられるような職種を選べれば

  仕事は楽しいだろうと思う

  例えば、英語が好きな人が

  英会話学校の非常勤講師になるなど

  逆に言えば、辞める理由も無さそうだ……

生き甲斐になっているような場合は

続けられるだけ、続ければよいと思う

(疑う者は政治家を見よ、だ)


そして、仕事が週に2,3回程度なら

長期の海外旅行などは無理だとしても

近場に日帰りピクニック

一泊二日の温泉旅行、くらいなら

働きながら行くこともできる

つまり、仕事とやりたいことが両立でき

しかも、貯金に手を付けずに生活できるなら

まさに、一石三鳥だと思うからだ


70歳になったら、一区切りで

「自分会議」をして

先のことを決めればよいと思う

この年齢なら、かなり個人差は大きくなっていると思う

その時点で

体力と、社会から切り離される寂しさと

貯金の残高と、やり残したこと

それを全部突き合わせて

自分の今後の生き方を、自分で決めるのが

一番ではないかと思っている


だが、この「理想の老後」のためには

一番必要なのは

何と言っても、健康だ

健康診断で指摘された

痛風と、コレステロールに気を付けて

今からでも、血管年齢を若返られるよう

努力していきたいと思っている






2024年4月24日水曜日

遺族年金廃止のショック!!

新聞を読むのは私の趣味の一つだが

今回ばかりは、腹立たしいのを通り越して

あきれ返った


遺族年金廃止のニュースである

正確には、「廃止」ではなく「見直し」なのだが

良くて減額か、段階的な廃止

悪ければ、年度を区切って即刻廃止に

するつもりだろうと思う


老齢年金の額を減額したり

社会保障費という名目で、事実上の増税をしたり

これも十分に「悪政」だと思うが

遺族年金に手を付けるのは、影響が全然違う

トンデモナイ話で

どこかに抗議に行きたいが

どこに行けばいいのかわからず

困っているところだ


そもそも、遺族年間

特に遺族厚生年金というのは

夫が払っていた厚生年金の料金を

夫が早死にした場合に

国が没収するのは、あまりにあざといので

妻に渡す、という性質のもの

……もちろん、年金の料金を支払うのは

  夫に限らない

  夫が専業主夫をして、妻が働いているというケースや

  共働きのケースもあるが

  数の多さで、ここでは「夫」と

  表記させていただく……

しかも、夫が生きていれば

老齢厚生年金として

貰えたはずの額の

三分の二に減額される、という

なかなかに厳しい年金だ


しかも、「併給禁止」という規定があり

妻が、自分でも働いて

20年以上、自分の厚生年金の料金を

払い続けてきても

貰える年金は、夫の代わりに遺族年金をもらうか

自分の厚生年金をもらうか

二つに一つ

つまり

1人分の年金料金は、完全に国に没収されるという

イジメのような構造になっている


……ちなみに、これは

  来月受験予定のファイナンシャルプランナー1級の

  出題範囲だ

  実際に、年金額の趣味レーション計算が出題されるので

  一部、割愛したところはあるが

  間違ったことは書いていないと思う……


この年金は、非常に大事だ

というのは、人が無くなるのは

高齢者ばかりとは限らない

働き盛りの夫が、まだ幼い子供を残して

亡くなった場合

残された妻子は、いきなり路頭に迷いかねない

乳幼児や、幼稚園児の母親には

そもそも、子供を養っていけるだけの

フルタイムの仕事は簡単には見つからない

小学校になっても、学童保育が不十分なら

後に、高校・大学に進学するだけの資金を作るのは

とても難しいことになる

遺族年金は、こうした時のために

一種の保険としての働きもしている


子供の手が離れたら

専業主婦等止めて、働けという

人もいるかもしれないが

「子供」はすべて健康に生まれてくるとは

限らない

先天性の障碍児もいる

障害のある子供を育てていて

働けなかった母親は

もし、夫が亡くなった場合には

生活の手段がなくなる

本気で遺族年金をなくしたりしたら

運よく進めば、生活保護

一歩間違えると、心中や餓死まで

進みかねない家庭もあることを

忘れてはいないだろうか


それに、これは大きな社会のひずみだったのだが

今の70代、80代の女性が

まだ若かったころには、女性の職場が無かった

今の若い方には想像もつかないだろうが

私が入社したころにも

まだ、男女雇用均等法がなく

女性は、女だというだけで男性の給料の8割

定年の年齢も男女別

女性は男性より30分早く出社して

男性の机を水拭き

十時と三時には、お茶出し

女はクリスマスケーキと言われ

24歳で一番売れる、つまり、嫁に行く

25でも、ギリギリ売れるが

それを過ぎれば、買い手がつかず

腐っていくのを待つだけ、と言われていた

結婚すれば、退職が当たり前

結婚後の女性が仕事を続けていれば

夫の稼ぎがよっぽど悪いのだろう、と

嘲笑の対象になった

退職後は、家事育児の専業主婦となるのが

当たり前だった


なので

この世代の女性たちが、厚生年金をもらえず

ずっと低額な国民年金しかもらえず

自分の年金だけでは生活できない

……年金には、国民年金と厚生年金という

  二種類がある

  国民年金は、全員がもらえるが、額が少ない

  いわば「土台」のような年金

  厚生年金は、サラリーマンや公務員がもらえる

  報酬比例の、いわば二階建ての年金

  現役時代の給料の額報酬にもよるが

  平均して、国民年金の

  倍くらいの額にはなる……

決して、この人達の自己責任などではなく

社会の大きな、ひずみが原因なのは

誰の目にも明らかだと思う


何が言いたいか、というと

この世代の女性の生活の

土台となっている年金は

夫の遺族年金だ、ということだ

そして、もっと深刻なのは

この世代の女性が入所している

高齢者施設の支払いは

夫の遺族年金で払われている、ということだ


遺族年金の支払いが無くなったら、どうなるか

当然、施設にはいられないが

1人暮らしが厳しいから、施設に入っているわけだ

こうなれば、否応なしに

子供世代と同居せざるを得ない

つまり、子供世代

現状では、女性の方に

介護の責任が

降ってくるわけだ


これは、もし私が今、現役の女子大生なら

「結婚なんかしない

 だって結婚したら、人生詰むじゃん」と思うだろう

働こうとしても、扶養の壁があり

少額のパートしかできない

保育所も学童も、

地域協力も夫の育休も不十分

賃金の男女格差は解消されず

共同親権で離婚はできず

子育て中に夫が死んだら

子供と一緒に路頭に迷いかねず

子供が無事に巣立ったころには

ヘタをすれば、自分の両親と

夫の両親、四人分の介護を

しなくてはいけなくなる


これでは、ますます少子化が進んでいきそうだ

私個人としては、シングルのうえに

子供ももう成長し、家庭を持っているので

遺族年金とはあまり縁はないが

それでもやはり、自分の未来を考えたときに

国が十分豊かになって

福祉を充実させてくれる方が

ずつと生きやすいに決まっている


遺族年金廃止反対の署名など

どこかでやっていないだろうか

遺児の奨学金を運営しているサイトなどを回って

あれこれ調べてみようと思う


それにしてもまあ

一体、誰が考え出したのかは知らないが

私より先が見えない、つまり、バカ、となると

そいつは、本物のバカタレに違いあるまい




2024年4月20日土曜日

シニアの再就職テク③ 趣味をつきつめ、仕事につなげる

 60歳になり、役職定年になり

時間にゆとりができたので

今までやりたかったことが

かなり自由にできるようになってきた


ただ、役職定年から定年までの5年間は

いわば、「定年の仮免」で

定年後にどんな暮らしをしたいか、の

青写真を作り

そのための努力をする時間だと思っている

なので、けっこう忙しく

のんびりしている時間は、全然取れない


私は、65歳の定年後も

さほど、忙しくはなくて

趣味と実益を兼ねるような仕事を

のんびりとして行きたいと思っている


そんな職場があるのか、と言われそうだが

実は、私が目をつけている

巨大なマーケットがある

「部活指導員」だ


なんだ、それは、と聞かれそうだ

また、現状ではそうなっても仕方がないと思うのだが

少し、アンテナをとがらせて

教育関係のニュースを見ていると

ときおり、ちらほらと登場してくることがある

実はこれは、かなり巨大な「ブルー・オーション」

競争相手が少なく、収入も悪くなく、体も楽、と

三拍子そろった、絶好の職場のように思えてくる


「部活指導員」とは、早く言えば

中高生の部活のインストラクターだ

学校が終わってから、野球やサッカー

ブラスバンドなど

生徒たちは思い思いの部活に

青春をかけている

野球部などは、夏休みの間でも

毎日のように練習があり

土日は大会や練習試合に

でかけと行くことも多い


生徒にしてみれば、幸せな青春の1ページだが

教師にしてみると、そうはいかない

毎日、授業や昼休み、掃除の指導などで

8時間の拘束が終わった後で

部活の指導が入り

そのあとで、翌日の授業計画を作る

休日もつぶれるので、休めない、

特に、遠征などで移動があれば

電車の乗り遅れはないか、けがはないかと

気が休まらない

なので、部活の指導は

やりがいがあるかどうか、楽しいかどうかとは

全く別の次元で

教員の労働時間を長時間化、ブラック化させており

それが一つのきっかけで

教師のなり手がいなかったり

仕事に定着しなかったり、という状況なのだそうだ


なので

すでに、いくつかの自治体では

部活の指導を外部に発注している

この指導者が「部活指導員」だ


現在でも、神奈川県はかなり大規模に

東京都の区でも、いくつかは

積極的に採用している


職種は、やはりスポーツ系が多い

野球、サッカー、バスケット、バレー、テニスは

引っ張りだこに近い状態

文科系は、ブラスバンド、囲碁、将棋

パソコン、美術、茶道、調理など

各種取りそろってはいるが

求人自体は、さほど多くはなさそうだ


報酬は、現在ホームページなどで

提示されている額は

地域によって、けっこう差があり

最低で1800円、最多が2300円、最高が2500円

書き間違いではない

最高の時給は2500円である

定年後に時給2500円の職場

私は、正直、素通りできない条件だ


ただ、これから5年後

教員はますます不足してくると思われるし

生徒の趣味は、より多様化してくると思われる

ここから先は、当たるも八卦、当たらぬも八卦だが

「仕事の青田刈り」をするつもりで

自分の趣味を一つ、5年間かけて

人に教える所まで磨いて

部活指導員の募集があればすぐに

応募できるようにしておくのはどうだろうか


例えば

趣味が英会話なら、5年間かけてTOEIC750をとり

「英会話部」の顧問を目指す

華道でも、草月流ならゼロから初めて師範になれるそうだ

野球やサッカーなら

地域の子供チームにアシスタントのボランティアとして

いれてもらって、指導経験を積む

……東京都の部活指導員は特に

  指導経験を重視する学校が多い

  出願資格として、5年以上の指導経験を

  求められるところもあるので

  60歳からスタートすれば

  ちょうどよいのではないかと思う……

調理師免許も、2年でとれる

どこの学校も、料理部は必ずあったように思う

野菜や花の育て方を

農業大学の通信課で単位履修して

園芸部顧問、という手もありそうだ


趣味のある人は、自分の趣味を伸ばして自己実現

生徒たちには、人生の先輩として

学校の先生とは一味違った「大人」を見せる

どこの学校に行っても

放課後には、自分らしく生き生きと

楽しんで暮らしているシニア指導員がいて

指導員どうして

しごとおわりに、少し余った料理や抹茶で

和気あいあいと一服しているような社会

夢物語ではあるが

私はこういう、幸せな夢を見るのが大好きだ

もちろん、わずかでも実現してくれれば

もっと嬉しいのだか




2024年4月16日火曜日

シニアに医療保険は必要か・私の意見

今年も、職場で

「保険に入りませんか」のパンフレットが

回覧されるシーズンになった

三大疾病、養老保険、定期保険、年金保険、と

各種取り揃えたパンフレットが回ってくる


私は生命保険にはいっていない

その代わりに、少し高額の医療保険に入っている


実は、医療保険に関しては少し悩んだ

私の大好きな、有名ファイナンシャルプランナー氏は

医療保険には、入っていないと言っていたからだ


その理由として、健康保険の

「高額療養費」制度というものがある

これは、とても早く言うと

医療費は1カ月最大限

21000円+アルファ(かかった全額の1%) だけ払えばよい

残りは、健康保険で全額まかなえる、という

精度である

これを利用すれば、たとえガンでも

心臓のバイパス手術でも

何カ月入院していても

支出は一月、マックスで2万5千円程度になる

家計には響くことは響くが

破壊的というほどではない

なので

若いころから、せっせと医療保険

特に、掛け捨てのものに入るくらいなら

その分を、貯金や投資に回す方が

いいのではないか、というご意見だった


確かに、一理ある

ただ、私の結論としては

ご家族と同居なら、医療保険は

必要ないかもしれないが

1人暮らしなら、絶対に入っておいた方がいいと思う


その理由は

「一人暮らしが病気になると

 雑費がひどくかかるから」だ


つまり

病気になり、入院したとする

確かに、入院費は高額医療費精度で

なんとかなるかもしれない

だが

入院というのは、患者の体一つで

できるものではない

タオル、ティッシュなどの細々としたものが

数多く必要になってくる

家族と同居なら

「今度来る時に持ってきて」の一言で済むが

1人暮らしとなると、そうはいかない

たいていの病院の地下には

コンビニはあるとはいえ

自分は病気で動けない身である

(だからこそ入院しているわけだ)

お買い物に行くわけにはいかないので

セットになっている、相当割高のものを

買わざるを得なくなってくる


入院が数日になれば

タオルや着替えも必要になってくる

同居している人がいれば

「洗濯、頼む」の一言で済むが

1人暮らしだと、それもできない

体が動くようなら、院内の洗濯機も使えるが

そうでないなら、ランドリー用の袋に入れて

これまた、割高の洗濯サービスを

お願いせざるを得ない


パジャマや下着などの着替えも

家に帰ればたくさんあるのに

病院のコンビニで買わざるを得ない


最後のトドメが、退院時のタクシーだ

家族がいれば、レンタカーも使えるが

1人暮らしなら、タクシーを呼ばざるを得ない

歩けるようならまだ、病院からの片道なので

そうそうはかからないとは思うが

私が車いすだった時には

車いす用の介護タクシーを呼んだ

この料金が、通常のタクシーなら1200円程度のところを

1万5千円かかった

……玄関口に段差があるので

  段差持ち上げ代、とでもいうべき

  特殊料金も含まれている……

これに、家庭でお願いする、ヘルパーさん代がかかる


つまり

1人暮らしでなければ

怪我や病気になった場合には

一月最大2万円+アルファの出費がある、ということだけを

覚悟できれば

医療補保険の加入の必要は必ずしもないけれど

1人暮らしの場合は

家族と同居なら、同居家族がやってくれる補助の全てを

金銭で解決しなくてはいけないので

細かい額が、どんどんかかってくる

チリも積もれば山となり

この雑費が、かなりの負担になってくる


なので

私は、医療費ではなく、医療周辺費をまかなうために

おひとりさまの医療保険は必須だと思っている

掛け捨てなので、使わなければ

振り込んだ保険料はパーといえば

バーデはあるのだが

そこはそれ

怪我も病気も無く、一年過ごせた感謝の

ご祝儀、と割り切るようにしている







2024年3月23日土曜日

★「相続税対策には、子供に生前贈与を」なんて大ウソ!!  少なくとも我が家には無関係な理由

 ファイナンシャルプランナーの勉強は

難しいことは難しいのだが

実生活に即していて、かなり役に立つ

(役に立つ分野もあるが、そうでない分野もある)

特に、「こういうことになっていたのか」と

目からウロコの思いをしながら勉強しているのが

相続のジャンルだ


今日、机にしがみついて勉強したのは

相続税の範囲

特に興味のある話なので

ドンドン勉強が進んだのだが

実にショックだったことが、一つある

マンガなら、背景に「ガーン」と大きく

文字が入るくらいのショックだった

これが、タイトルにも書いた

「相続税対策に、子供に生前贈与を」という

いわば「常識」が

全くの大ウソだったことである


そもそも、相続税とは何か、というところから

話を始めると

相続税というのは、亡くなった人の財産を

遺族が相続するときにかかる税金だ

ここまでは、そんなの当たり前だ、と言われそうだが

この話には、まだ先があった

「富裕層を富裕なままで子孫に引き継がせないための税金」

つまり、

「金持ちの子供が金持ちになるのを防ぐため

 国がごっそり取り上げるための税金」なのだ


なので

残された遺産が、ある程度の額を超えないと

相続税はかからない

これを「基礎控除」というのだが

基礎控除額は3000万、それに、法定相続人1人当たり600万

早い話が

3600万以上の財産を持っていない人には

相続税はかからない、ということである


3600万を超える財産

その中でも、戸建ての家などの居住用の財産は

8割オマケをしてくれたり

未成年の子供などがいる場合にも

割引の制度があるので

子供の年齢、人数、財産の内容によっては

5000万くらいまで相続税がかからないこともある

実際、相続税を収めている人は

日本の中でも8~9%なのだそうだ


私はなんとか、年金でカツカツ暮らしていけそうな身分で

とても、日本の富裕層10%に入るような立場ではない

財産だって、いくらかき集めてみても

3600万など、夢のまた夢だ

となると

週刊誌の特集などで良く書かれている

「子供にドンドン生前贈与を行って相続税を回避しましょう」

という特集は

少なくとも、日本人の91~92%にとっては

真っ赤なウソ、ということになる


やはり、シニア層は

自分の財産はギリギリまで自分の手元に置き

その中から、介護のヘルパーさんや、訪問看護、訪問診療の費用を払い

子供や、嫁の世話にはならない

だれかの迷惑どころか、自分の元気な時の財産で自分を養いきり

たまたま、使い切れずに残ったときだけ

子供に残す、というのが

ベストではないか、という気がしてきた


それにしても、本当に

自分の定年後は自分で守らなくてはいけない

知識と情報は大事なのだな、と深く実感した

今日は、フィギュアスケートの放送も無いので

これからあと一勉強して

試験のためというよりも、自分の老後のために

知識のブラッシュアップを目指そうと思う






2024年3月13日水曜日

★シニアの再就職テク ② 小さな仕事の掛け持ちを探す

 私の今の仕事の

最終的な定年は65歳だが

大変困ることが、一つだけある


私の職場は、雇用保険に入っていない

つまり、65歳になって、ごくろうさま、と

花束の一つでももらって退職してしまうと

その翌日からは、年金以外の資金源が

全く無くなってしまう


これのどこが困るか、というと

税金である

税金は、前年の所得をもとに計算される

つまり

定年退職後の最初の1年間は

収入は年金しかないのに

税金は、過去1年分、フルタイムで働いていた時と

同じ額を取られるわけだ


失業保険があれば、保険金を税金に

当てることもできるのだが

これがない私の場合は、非常にキツイことになる

なので、私の場合は

定年後は何としても働いて

年金以外の収入を得なくてはならない

貯金はあるにはあるのだが

これは、体が動かなくなった時の

介護費用に充てようと思っているので

まだまだ、使うわけにはいかない

67歳までは、働こうと思っているのだが


そうそう、上手く仕事が見つかるわけはない

とはいえ

私の心づもりとしては

生活費は年金、税金代だけは仕事、と思っているので

別に、フルタイムで月に20万、などという

大口を探そうとは思っていない


65歳以上でも、勤められて

一日四時間から五時間

土・日・早朝勤務はできるが

できれは、夜は早く帰って

早く眠れるところ

更に言えば、立ち仕事でないところ、と

あれこれ探していて、気が付いた


確かに、週に4日、5日働ける求人は

ガクンと少なくなっている

だが

週に1日、2日の求人なら

選ばなければ、結構ある

マンションの管理人、スーパーのレジ・警備・ベーカリーなど

介護施設の、配膳や洗濯など、体を使わない仕事

袋詰め、シール貼りなどの、工場での手作業系もある

かなり人手の足りないものも多いようで

履歴書不要、面接試験無し、というものまである


これを、一つでは確かに、心もとない

だが、二つ掛け持ちすれば

収入としては、十分だ

税金を払い、軽い毛布と羽根布団を買い

週に一度、興味のあった笛のレッスンに行く月謝分くらいの

資金のゆとりもできそうだ


先ほど挙げた仕事のラインアップでは

あまり面白そうな仕事がない、と思う方は

五か年計画くらいで

60歳から、何か資格を身に着けてみてはどうだろうか

今は、本当にいろいろな資格がある

例えば、「野菜ソムリエ」「ネコ検定」「収納アドバイザー」

「薬膳マイスター」「賞状書士」などなど

それを生かした仕事があればベストだが

もし、無かった場合には、必殺技が一つある


公民館や、老人福祉センターで、いろいろな文化講座をやっている

あの講師は、実は全員が立候補だ

丁度今くらいの頃に、市や区の広報誌に

「講師募集のお知らせ」が載る

これに沿って、自分の技能をプレゼンして

講師として、採用してもらうわけだ

上手く行けば、週に一度の「先生」生活が送れるうえに

シール貼り以上の収入と、やりがいが手に入る


ちなみに、たとえ何か所で働いていても

全部を合計して

週の労働時間が20時間以上

月収が8万8千円以上で

二年以上勤めると、やめたときには

失業保険がもらえる

私が何としても2年間、67歳まで働きたいのは

実は、これが目当てだったりする


いろいろ世知辛い世の中だが

その分、あれこれと情報を集めて

上手に、泳ぎ渡っていきたいと思っている




2024年3月9日土曜日

★銀行から届いたオレンジ1箱・金利だけじゃない銀行の利用法

 今日は朝からなんとなく早起きして

いそいそと、家の掃除をしてみたり

趣味の家庭菜園のプランターに肥料をあげたり

愛猫と追いかけっこをしたりと

どことなく、はしゃぎながら

宅急便の荷物が来るのを待ちわびていた


午前11時くらい

お待ちかねの荷物が届いた

愛媛産 清美オレンジ1箱

銀行からのプレゼントだ


こう書くと、まるで銀行に

億単位の貯金でもありそうに見えるかもしれないが

もちろん、そうではない

某信用金庫のやっているキャンペーン

「夢付き定期預金」に

入っているだけである


今、銀行の金利は非常に安い、などと

ここで改めて言うほどでもない

雀の涙を通り越して、蚊の涙くらいの額になっている

とはいえ、株を買うには巨額の資金が必要になるし

なにしろ、これだけ株が上がっていると

高値づかみになりそうで、危なっかしくて

とても手を出す気にはならない


そこで

ソバ―キュリアスの出番である

酒を飲まないせいで

頭はさえてはいないにせよ、鈍ることはほとんどない

気になる情報を、ちょっとパソコンで調べる程度のことは

すぐにできるので、情報量がとにかく多い

何か、銀行のお得な活用法はないか、と探していて

ついに、見つけた


銀行の定期預金は、金利が少し優遇されているだけではない

数は少ないが、懸賞付き、プレゼント付き、というものもある

懸賞は、当たりはずれはあるが

大体、五千円から一万円くらいのカタログギフトのことが多い

プレゼントは、それこそ千差万別

各行の特色が出ているので、調べるのにも熱が入る

一番有名なのは、「高知銀行」の「よさこい定期」だろう

これは、何度か週刊誌にも取り上げられたくらい

見事なプレゼントがつく

かつおのたたきや、すき焼き用和牛や、国産ウナギなど

このレベルのものが年に二回もつくのだが

必要な資金もそれなりで、300万コースと500万コースしかない


私がやっているのは、もっとお手軽な

信用金庫主催の

「100万円目指して毎月積み立てるコース」

である

(正式名称は「夢付き定期預金」だ、念のため)

年数も、1年から5年まで、1年刻みになっている

1年で100万なら、約8万つみたてなくてはいけないが

5年で100万なら、月に約1万6千円

できない額ではないと思った

プレゼントは年に1回

上質の品が届くので、利子で買った、と思えば

十分に満足でき

プチ贅沢も味わえる

そのうえ、預金もたまるのだから、

まさに「お得しかない」口座だと思っている


募集は毎月、入る月によってプレゼントが違う

私は2コース入っていて

3月にオレンジ、11月に柿が届くことになっている


他にも、銀行によっては

宝くじをくれるところもあるし

あの騒ぎでどうなっているかは分からないが

去年までは、抽選で宝塚のチケットをくれるところもあった


銀行は、金利だけではない

銀行のちょっとした裏技利用法

是非、おすすめだ

ちなみに、こうしたキャンペーンは

銀行よりも、信用金庫の方が積極的なので

こちらで探す方が良いかな、とも思っている






2024年3月1日金曜日

★これが私なりの幸せ・ファイナンシャルプランナー1級受験宣言

 役職定年になってから

つくづく思うのだが

私は人生で今が一番幸せだ


両親はすでに看取った

介護はあるにはあったが、介護離職するほどでもなく

職場の協力もあって、なんとか乗り切れた

それが昨年、ちょうど59歳のころだったので

勤め先の方も、役職定年が半年ばかり前倒しになった、というような

あっさりとした感覚で

介護休暇を取らせてくれたようだった


子供はすでに自立した

顔を見せるのは4年に1度くらいで

オリンピック並みの頻度だが

今年の正月、地震の被害はそちらにはないかと

安否確認の電話をくれた

この程度の「つかず離れず」が

私にはちょうど良い距離感だ


仕事を通して

世のため、人のために働く時期も終わった

親として

子供のために、身を削ってでも

育て上げる時期も終わった

あしは

残っているのは、自分だけだと思う

つまり、自分に対する義務だけが残っているわけだ


私は、他人のために生きる義務が終わったら

今度は、自分のために生きる義務を

心をこめて達成しなくてはいけないと思っている

自分のために生きる、つまり、幸せになる義務だ


自分はどうすれは幸せなのか

何が必要で、何が要らないのか

これは、それぞれの人の性格にも価値観にもよるから

人には教えられないし、自分で見つけるしかない

自分自身とがっぷり四つに組んで

自分自身を探検してみる

これが、けっこう面白い


私の場合、ちょっと自分でも意外なことに

マネー情報を調べるのが好きだった

図書館で株の雑誌を読んでみたり

NHKの「金育」のテキストを読んでみたり

池上さんの金融の解説書を立ち読みしたり

妙に興味をそそられてしまった


それに

どうやら、ちょっとばかり人よりエネルギー過多らしく

「のんびり」「気楽に」と言うことが

性に合わないようだ

打ち込めることが無いと、少しばかり

イライラしてくる


なので

一念発起である

ファイナンシャルプランナーの受験をしてみようと思う

これは特に受験資格などもなく

(1年ほどの経理担当経験は必要だそうだが

 それなら、新入社員の頃に経験済みだ)

どうせやるなら、夢は大きく

1級合格を目指したい

ファイナンシャルプランナー1級となれば

金融の資格という点では、今話題の

「ザイム真理教」の森永先生

 ー 何を隠そう、私は20年以上前から

   この先生のファンなのだ ー

と肩を並べる

……あくまで「金融」の「資格」だけの話である

  実力だとか、知識の深みだとか、そっちの話は

  全くしていないので、誤解の無きよう……


もし合格できたら

シニア向けのメルマガなども出したい

貯金はいくら必要か、医療保険は入った方がいいのか

相続税対策は何がおすすめか、などなど

ドンドン、夢が広がっていく

受かっても、落ちてもいい

入試のように、何歳までに受からなくてはいけない、という

制限があるわけでもない

楽しいから、やりたいから、面白いから

シンブルに、ただそれだけで

できる所まで、チャレンジしていきたい


さあ、どこまで進めるか




2024年2月20日火曜日

★年金生活だからこそ作りたい・年に2度の自分ボーナス

 定年後に、会社員時代を振り返って

何が一番、恋しくなるだろうと考えたことがある


上司、これは絶対に無い

通勤ラッシュも、思い出話にはなるだろうが

二度と体験したいとは思わないだろう

社食、はあるかもしれないが

私はそもそも昼食には弁当を持参している

さほどの思い入れは無いだろう

同僚、これも数年たてば名前も忘れてしまうくらいの

ごくあっさりとした付き合いだ

結局、あれがあればなぁ、とため息交じりに思い出すのは

一つは定期券

もう一つ、最大のものは、ボーナスだろう

という結論になった


確かに、年金暮らしになればボーナスはない

そこで

自分でボーナスを作る仕組みを考えた

名付けて「自分ボーナス」


仕組みは単純だ

1月分の収入で、1月+5日間、生活する

つまり、決算を5日ずつ、後ろ倒しにするわけだ

そうすると、半年後には

5×6=30

何と、決算日と次の年金受給日が

ピタリと重なる

1月分、手付かずの自由な資金が

手に入るようなものだ


この1月分は、やりくりを頑張った

自分をたたえる「自分ボーナス」として

好きに使えばいい

6カ月に一度手に入るので

年に2回、ちょうど、勤めていた時と同じ回数

ボーナスが作れることになる


私の場合、年金は月に11万になる予定なので

自分ボーナスは半年ごとに11万

これは、かなり使いでがありそうだ

贅沢なレストランでのグルメが趣味なら

その資金は

普段の収入からではなく、ここから出す

そうすれば、資金ショートに悩むことなく

心行くまで、趣味のグルメが楽しめる


ただ、資金には限度があるので

コスパはじっくりとこだわる方が良いと思う

たとえば、レストランに行くなら

ランチを狙う

ランチなら、たとえ帝国ホテルでも1万円ですむ

つまり、毎月、帝国ホテルのレストラン通いという

セレブ極まりない生活をしたとしても

年金を月に12万もらっている人なら

自分ボーナスの半分で済む計算だ


旅行なら、2万円代で

国内1泊温泉旅行に行ける

関東から京都あたりでも

新幹線とホテルのパック旅行なら2万円代

バスツアーなら1泊しても1万円代のものもある


毎日の生活を少し切り詰めても

こちらの生活をする方が、ずっと楽しいと思う


いきなり、1月と5日では

家計管理が難しい、という方には

3分割法もおすすめだ

1月の生活費を3分割して

その額で10日+2日間生活する

この方が、細かく期限が来るので

始めるにはお手軽かもしれない

1月につき、6日分ズレていくので

最後の期は、楽々生活できる、という

楽しいオマケつきだ


思い立ったが吉日、というが

これは、給料日や、年金支給日からスタートするほうが

後々の、計算が楽になる

昨日が給料日だった方

25日が給料日の方

ちょうどいいチャンスかもしれない

今月から、始めてみてはいかがだろうか








2024年2月15日木曜日

★ほぼ100%間違いない、特殊詐欺の見分け方

以前、アドバイスを受けたことがある

ブログには、個人のマネー情報は

あまり書かない方がいい、というのだ

その理由は

「特殊詐欺のターゲットになりやすいから」だそうだ


一時、話題になったオレオレ詐欺や還付金詐欺は

今でも多い、というよりも

ほぼ、毎日のように起きており

被害者も、毎日のように出ている

特に、還付金詐欺とオレオレ詐欺は

被害者の9割以上がシニア層だ


ここからは、警察に勤めている知人の受け売りだが


詐欺なんて、引っかかる方がバかだ

自分は絶対に安心だ、まだ認知症もないし、

と、思う人ほど危ない

相手は悪事とはいえ、プロの上に

1人でやっているわけではない

三人寄れば文殊の知恵ではないが

知恵を出し合って、シナリオを練り上げているのだから

甘く見たら、その時点で、大きなスキを作ることになる


だが、特殊詐欺はどんなケースでも

大きく、三つの共通点がある

 ① 最初に驚くようなことを言う

 ② あせらせる

 ③ 相談させない


順に、一言ずつコメントを加えると

① 最初に驚くようなことをいう

   これは、一種の心理学の悪用で

   どんなに肝の据わった人でも、ひどく驚くと

   およそ3秒くらいは完全に思考停止してしまう

   この3秒の間に、明確で具体的な指示を出されると

   そのまま従ってしまうのだそうだ


② あせらせる

   これは、①との関連でもある

   3秒間思考停止しても、たとえば10分か、15分かたって

   少し冷静になれば、「いや、待てよ」と

   考え直すことができる

   この、考え直しをさせない

   例えば、二時半くらいに「金送れ」の電話をかけてきて

   「3時までに銀行に行って送金しないと手遅れになる」と

   続けてきたら、詐欺の疑いがかなり濃厚だ


③ 相談させない

   儲け話の時は

   「相談している間に、なくなってしまいますよ」

   「あなただけに、内緒で、特別にご用意したので

    ほかの人に知られると困るんです」

   急ぎの振り込みの場合は、②とセットで

   「三時までに振り込んでください、急いで」

   還付金の場合は

   「手続きの最終日が今日です」

  などのトークが定番だ


特に、②と③がそろったら、100%詐欺だそうだ


この先は、笑い話になるが

私の知人のところに

「お子さんが会社のお金を使い込みました

 私は上司ですが、自分の責任にもなるので

 なんとかもみ消したい

 本日中に使い込んだ額を、ご指定の場所まで受け取りに行きます

 会社の後始末はこちらでします」

という電話がかかってきたことがあった

友人がだまされたふりをして

取りに来た詐欺グループのメンバーを

見事、逮捕したことがあった

これは相手が余りにも悪く

詐欺グループにはお気の毒だった

友人は特殊詐欺を担当していた警察のOB

息子さんは地方ではあるが、政治家、現役の議員さんだった


ともあれ、用心に越したことはない

私は、息子がらみの「金送れ」が来た時に

慌てないように

家の固定電話の前には

息子の電話番号と

「金送れがきたら、ここに電話して必ず確認」と書いた

ホワイトボードを立てて

「魔の三秒間」を乗り切る作戦をとっている