2024年2月15日木曜日

★ほぼ100%間違いない、特殊詐欺の見分け方

以前、アドバイスを受けたことがある

ブログには、個人のマネー情報は

あまり書かない方がいい、というのだ

その理由は

「特殊詐欺のターゲットになりやすいから」だそうだ


一時、話題になったオレオレ詐欺や還付金詐欺は

今でも多い、というよりも

ほぼ、毎日のように起きており

被害者も、毎日のように出ている

特に、還付金詐欺とオレオレ詐欺は

被害者の9割以上がシニア層だ


ここからは、警察に勤めている知人の受け売りだが


詐欺なんて、引っかかる方がバかだ

自分は絶対に安心だ、まだ認知症もないし、

と、思う人ほど危ない

相手は悪事とはいえ、プロの上に

1人でやっているわけではない

三人寄れば文殊の知恵ではないが

知恵を出し合って、シナリオを練り上げているのだから

甘く見たら、その時点で、大きなスキを作ることになる


だが、特殊詐欺はどんなケースでも

大きく、三つの共通点がある

 ① 最初に驚くようなことを言う

 ② あせらせる

 ③ 相談させない


順に、一言ずつコメントを加えると

① 最初に驚くようなことをいう

   これは、一種の心理学の悪用で

   どんなに肝の据わった人でも、ひどく驚くと

   およそ3秒くらいは完全に思考停止してしまう

   この3秒の間に、明確で具体的な指示を出されると

   そのまま従ってしまうのだそうだ


② あせらせる

   これは、①との関連でもある

   3秒間思考停止しても、たとえば10分か、15分かたって

   少し冷静になれば、「いや、待てよ」と

   考え直すことができる

   この、考え直しをさせない

   例えば、二時半くらいに「金送れ」の電話をかけてきて

   「3時までに銀行に行って送金しないと手遅れになる」と

   続けてきたら、詐欺の疑いがかなり濃厚だ


③ 相談させない

   儲け話の時は

   「相談している間に、なくなってしまいますよ」

   「あなただけに、内緒で、特別にご用意したので

    ほかの人に知られると困るんです」

   急ぎの振り込みの場合は、②とセットで

   「三時までに振り込んでください、急いで」

   還付金の場合は

   「手続きの最終日が今日です」

  などのトークが定番だ


特に、②と③がそろったら、100%詐欺だそうだ


この先は、笑い話になるが

私の知人のところに

「お子さんが会社のお金を使い込みました

 私は上司ですが、自分の責任にもなるので

 なんとかもみ消したい

 本日中に使い込んだ額を、ご指定の場所まで受け取りに行きます

 会社の後始末はこちらでします」

という電話がかかってきたことがあった

友人がだまされたふりをして

取りに来た詐欺グループのメンバーを

見事、逮捕したことがあった

これは相手が余りにも悪く

詐欺グループにはお気の毒だった

友人は特殊詐欺を担当していた警察のOB

息子さんは地方ではあるが、政治家、現役の議員さんだった


ともあれ、用心に越したことはない

私は、息子がらみの「金送れ」が来た時に

慌てないように

家の固定電話の前には

息子の電話番号と

「金送れがきたら、ここに電話して必ず確認」と書いた

ホワイトボードを立てて

「魔の三秒間」を乗り切る作戦をとっている







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