2024年2月5日月曜日

★大雪につき、有休休暇をもらった話

私は関東に住んでいる 

 今日は午後から大雪になる
 通勤時間帯を直撃するから、要注意 
数日前から、ずっとニュースでも天気予報でも 
言われつづけてきた
私の勤務地、東京でも
午後の二時くらいには
この数年、お目にかかったことのないような量の
(とはいえ、雪国の方から見れば
 お遊び程度だろうとは思うのだが)
見事な雪が降り始めて

今は、私の家の近くでは
ひっきりなしに雷が鳴り響き
我が愛猫は、クローゼットの奥の
非常用の水と簡易トイレの段ボールの隙間に隠れて
出てくる気配もない

ただ
私は結構、のんびりさせてもらった
事前に
本日の四時間と、明日、明後日の分の有給休暇ををもらい
雪が降り始める少し前に職場を出て
暖房の効いた電車で、うつらうつらしながら
ゆったりと座って帰り
道すがら、スーパーで鍋料理とシチュー
中華粥の材料を買い込んできた
雪が解け始めるまでは
のんきな冬眠が出来そうだ

これだけ優雅な暮らしができるのも
60歳になり、役職定年にしてもらったからだと思う

今の職場には、65歳まではいることはできる
役職定年になり、身分はヒラだ
役職手当はゼロのうえ、ヒラとしての給料も
3割カットになっている

だが
これをどう考えるかは、人によるだろうと思う
屈辱、ととらえる人もいるだろう
だが、私は
生前葬 と考えた

会社が、企業人としての立派な葬式を出してくれた
だから
もう、仕事第一でなくていい
重い責任もおわなくていい
難しい決断もしなくていい
「働かないアリ」になるのは論外だが
給料相応の仕事をすれば十分、そう考えた

パソコンを使った一般事務のやり方がわからなければ
若い社員が親切に教えてくれる
その代わりに
「親切にしてもらった時は、どうお礼を言うか」
「物を習う時には、どうメモをとるか」
「新しい技術を習った時は、どうやって自分の血肉にするか」
といった、ビジネスのノウハウを
自分が、自分の態度で次の世代で伝えよう
そう考えた

パソコンなどのスキルは、無いよりあった方が
ずっといいに決まっている
65を過ぎて、もし起業するとしたら、絶対に必要になるだろうし
パソコンスクールに通えば
場合によっては学費は10万を超える
それを、ただで教えてもらって
実地の訓練までさせてもらえるのだから
まさに、職場様々ではないか

そして
すでに、役職定年という
生前葬を出してもらっている身だ
無理をする必要はない
君子危うきに近寄らず
天災の予報の出ている日は時間休をもらって
安全第一、帰宅を優先させてもらう
雪などの、足元が滑りやすい日に出勤して
転びでもしたら、その後のライフプランに支障が出る
数日ズレても構わない仕事は
数日寝かせておいて
自分の安全を優先する

心置きなく、わがままができる
仕事より自分の安全を優先できる
そう考えると
役職定年、賃金カットの身も
案外、気楽でいいかもしれない

今日は、ノンアルコール・カクテルで雪見酒を楽しんだら
毛布をもう一枚出して
早めに、ゆっくり入浴して
ぐっすり眠ろう

なんだか、日々これ好日、という気がしてきた




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