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2024年5月4日土曜日

マクドナルドとオレンジジュース……デマは恐ろしい

 昨日あたり

ツイッター(今はXというらしい)で

この動画が出回っていた

聞くところによると

この後、警察沙汰にまでなったらしい

https://twitter.com/i/status/1785987876372812173


この店員氏も、なかなかのものだが

……私は、最初に見たときは

  正直、新種のバイトテロかと思った……

もっと驚いたのは、この動画についていた

無数のコメントだ


どれもこれもが

何の証拠もないにも関わらず

この店員氏を障碍者ときめつけ

「障碍者雇用」反対キャンペーンを

展開しているかのような状況だった

障碍者と健常者を一緒に働かせるから

こんなことが起きる、だの

障碍者に接客をやらせるな、だの

障碍者の面倒をみさせられている女性店員が

気の毒だ、そういえば

学校でも、同じクラスに障碍者がいて

優しくて気の弱そうな女子に

その子の面倒を見させていたのを思い出した、だの


すべてが、この店員氏が

障碍者であることを前提に

障碍者とは一緒に働くことはできない、と

店員氏よりも、障碍者雇用に対する

バッシングの勢いが、ものすごいのなんの……


実は、最初に見たときに

ちょっと変だな、と思った

私は、大学受験が終わった春休みに

マクドナルドでバイトをしたことがある

大学の入学までの暇つぶしのようなバイトだったので

ごく短期ではあったが

マクドナルドの制服には、キマリがあり

地位が上の人ほど

着るものが多くなっていたような記憶があった

ベストだったかどうかは覚えていない

エプロンか、特殊なキャップだったかもしれない

ただ

一番地位の低いバイトは、半袖シャツだけ

上の人は、何かもう一枚、特別なものを着用

だった気がする


この店員氏は、紺色ベストを着ている

ひょっとしたら、店長か

フランチャイズのオーナーではないか、と思った

すくなくとも、障碍者雇用の

ヒラ社員ではない気がした


とはいえ、私がバイトしていたのは

すでに40年以上前のことでもあり

当然、内部の規約や制服は変わっているだろう、と思い

自信がなかったことも相まって

反論は投稿せずにいたが


やはり、当たっていた

このベストは「青ベスト」と言われていて

マネージャー以上の制服

ネームプレートも役職者用だそうだ


そして、もっと恐ろしいのは

この人は健常者

つまり

「障碍者がブチ切れた」というのは

全くのデマだったことだ


こんなデマがどうして広がったのかというと

最初に投稿した人が

「多分、障碍者採用だとおもう」と

コメントを付けていたからだった

何の証拠もないコメントで

多少、無責任ではあるにせよ

さほどの悪意は感じられない

軽率なだけのコメントが

まるで、障碍者ヘイトに近い

「障碍者が職場に来るのは迷惑」というデマを

見事に拡散させてしまった


そして、もう一つ怖いのは

マクドナルド自体が、この店員は

障碍者採用ではありません、と

認めているにも関わらず

ツイッターに投稿した人のうち、ただ一人も

知らずにデマを拡散してしまいました、ごめんなさい、と

謝罪した人がいない、ということだ


ネットは、怖い

うっかりしては、とんでもなく足をすくわれて

自分も、何の悪意もないままに

デマの拡散に片棒をかつぎかねない

我々の世代は、ネットリテラシーに関して

正式教育を受けていないが

その分、自分で自分の能力を

アップデートして行かなくてはいけないと思った


もう一つ

オレンジが不作で、値段が高騰し

オレンジジュースが飲めなくなる、という

話題がニュースで上がっていた


さすがに、これはきな臭いと思った

ファイナンシャルプランナーの勉強を始めてから

模試の点数などはあまり伸びてはいないのだが

こうした情報の「うさんくささ」だけは

鼻が利くようになった

今月末の試験はダメかもしれないが

鼻が利くだけでも、まあ、いいか、と

思っているところなのだが


やはり、思った通りだった

オレンジジュースの先物価格

ネットで調べれば、すぐに出てくる資料なのだが

オレンジジュースの値段自体は

去年と比べても、さほど変わってはいない

このグラフの、赤線と青線の価格分だけだ

但し、このグラフはドル建てだ

ドルで買う時には

ほとんど価格は変わっていない









では、どうしてオレンジジュースの価格が高騰するのか

円安のせいだ

そもそも、円安というのは

円とドルとの交換比率のことだ

例えば、オレンジジュースが1バック1$だとする

……まず、ありえないが

  これはあくまで、例題ということで

  数字をわかりやすくしている……


1ドルが百円なら

百円持ってくれば、1ドルと交換してもらえるから

1ドルのジュースが買える

つまり、ジュースは百円、ということになる

だが、1どりが150円なら

150円出さなくては1ドルと交換してもらえないから

結局、ジュースを手に入れるには

150円かかる、ということになる


つまり

オレンジは確かに、少しは不作になり

少しは値段は上がっただろう

だが

ジュースが手に入らなくなった最大の原因は

円安にある、ということだ


ニュース番組は、こういう話を解説してくれない

私も、ファイナンシャルプランナーの勉強をしていなければ

そのまま鵜呑みにしていたことだろうと思う


ほんとうに、うかうかできない

知識のアップグレードは

本当に重要だと思う

2024年5月2日木曜日

子供に介護はさせない宣言

 職場の同年代の同僚に

よくいわれるのが

男の子の親は大変だな、というセリフだ

同僚のところは、娘さんが二人

それぞれ、結婚して別居しているそうだが

体が悪くなったら、面倒を見てほしいと

普段から言っており、娘さんたちも

心よく同意してくれているのだそうだ


女の子はこういうときに助かる

情が厚いから、というのが

同僚のお気に入りのセリフだ

こんなところで、ゴタつくのも面倒くさいので

なるほど、そうですか、うらやましいですね、とは

言ってはいるが

この話をされるたびに、私の頭に

どうしても浮かんでしまう物語がある

「リア王」である


かいつまんであらすじをまとめると

リア王には娘が三人

年老いて、国王を生前退位して

娘達と月替わりで同居することになるが

財産と権力を手放した父親に

娘たちは冷たく

リア王は、怒りのあまり半狂乱になり

嵐の荒野にさまよい出たあげく

ただ一人の、口下手だが誠実な娘に救われたものの

最後には、一家全滅となる、という

どこにも救いのない悲劇である


娘たちの冷酷さに苦しむリア王が

私はリアではないのか、というと

仕えていた忠実な道化が答えていう

名セリフ中の名セリフがある

リアの影法師さ


そして、こうもいう

賢くなる前に

年をとってはいけなかったのさ


私は、自分の介護を子供や嫁に期待するなら

その時点で、リア王のお仲間だと思っている

なぜなら

介護は、とてもじゃないが

素人が仕事や育児の片手間で

できるような仕事ではないからだ

私も、ごく短い間、父を家に引き取り

介護の真似事のようなことをした

父の希望は、自宅で最期を迎えることだった

病院から退院して、2週間で

父は旅立ちを迎えたが

それでも、夜中に起きて

寝返りを打たせたり、トイレの介助をしたりと

とてもではないが、翌日に出勤して

8時間の労働はできなかった

この間は、私は介護休暇を申請していた


私はたまたま、60になっていて

役職定年済み、仕事の分量も責任もかなり軽く

正直、いなくても困らない状況にあったので

介護休暇も取れた

だが、私が要介護になったとき

息子が同じ状況とは限らない

むしろ、働き盛りだったり

大きなプロジェクトにかかわっていたり

することもあるだろう

それを全部諦めて、自分の介護をしろ、というのは

私には、少々ワガママのように思える

親には親の人生があるように

子供にも、子供の人生があるのだ

子供の人生を妨げ

自分のためにすべてを捨てて尽くせ、と

平気で言えるとしたら

「毒親」であるように思えるのだ


同じことが、息子の嫁にも言える

むしろ、嫁は息子とは夫婦だが

私とは、血の一滴もつながっていない

赤の他人だ

介護を考えるなら、自分の親の介護をしたいだろう

しかも、私の場合

嫁はフルタイムで働いており

学歴は息子よりも上だ

到底、私の介護に呼びつける筋合いではない


それにそもそも、介護というのは

一見簡単に見えるが、きちんと講習をうけ

試験に合格して行う、プロの仕事だ

素人が見よう見まねでやっても

できることはできるだろうが

家庭の主婦の料理と、フレンチレストランのシェフの料理が

同じ料理でも、全然違うように

介護するほうにも、されるほうにも

不満の残る状況になると思う


なので

私は、子供や嫁、家族には

私の介護はさせない

まず、介護が必要になる時期を

少しでも遅くするために

健康に注意した生活をおくり

介護が必要になったら

公的介護保険と、自費のヘルパーさんの派遣を頼んで

プロの手を借りて、生活していきたい


もちろん、そのためには資金も必要だ

できるだけ、無駄遣いを控え

その時のために、2000万を目標に

貯金にも励もうと思っている


ただ、それもこれもすべて

公的介護保険が、現状維持されること

改悪されないことが、大前提だ

もし、介護がカットされたら

今、ヘルパーさんたちに頼んでいる介護サービスを

受けられなくなるのだから

イヤでも、子供や孫の手を借りざるを得なくなる

つまり、公的介護の削減に賛成するということは

自分たちが、親や祖父母の介護をする、ということと


介護法案がこれ以上改悪されないことを

心から願っている






2024年5月1日水曜日

我が子は他人

 ツイッター(今はXというらしい)の

トレンドワードで

「我が子は他人」というのが上がっていた

ゴールデンウイークだから

顔も見せない子供を嘆いてのことかと思ったら

何のことはない、今日放送された

ドラマの中のセリフらしいのだが


内心、私は文字通りの意味で

「我が子は他人」だと思っている

息子と孫は、いることはいるが

息子は昨年の秋、私の父(息子からすれば祖父)が

余命宣告を受けたときに会いに来た以外は

父の葬儀に顔を出したきり

一度も会ってはいない


私が住んでいるのが関東で

息子一家は大阪ということもある

コロナの大騒ぎもあったが

六、七年会わずにいると

ほとんど他人と変わらない


最初のうちは、それでも一抹の寂しさはあったが

それも、積み重なるうちに、だんだんと慣れた

考えてみれば

私も20代、30代で

仕事が忙しかったころは

たまの休日は、ごろ寝で疲れをいやしたかったり

旅行に出るにしても

行きたかった海外旅行や、観光ツアーなど

自分が遊ぶことがメインで

親元にいくのは、一種の「仕事」のように

感じていたところも、なくはなかった

息子も、そういうことなのだろう

自分もできなかったことを、息子に求めるのも

酷というものだ


それに、特に結婚したら

男の子は、嫁のものだ

実家に引っ張ろうとするから

嫁と実家の間に立たされて、夫が苦労するのは

橋田寿賀子が「渡る世間は鬼ばかり」を書いていたころから

少しも変わらない

いわば、人生の真理のようなものだと思っている


それに実をいうと

今は、今月末の受験勉強で忙しい

遊びに来る、などと言い出されたら

部屋の掃除から始まって

孫に危険の内容に、家具や調度品を整えたり

寝具だ、食事の用意だと

あれこれ、「おもてなし」に時間と労力がかかる

少なくとも、今は

こうしたことは一切やりたくない

非常にわがままなのを承知で言えば

放っておいてもらえて、実にありがたい


我が子とはいえ

子供を持ち、人の親になったら

第一の責任は、息子の妻と子供にある

なので

私が体が弱ったり、動けなくなったりしても

息子に介護は頼めない、

「我が子は他人」と思いを定めたら

そのあたりの、わりきりもすっきりとできるようになった

介護保険を使い、ヘルパーさんを頼んで

在宅ひとり死を遂げられるよう

情報収集やら、マネー対策やら

おひとりさまと同じように

着々と整えている


そしてもう一つ

「我が子は他人」と割り切って

一番スッキリしたのは

「財産は残さない」と決めたことだ

現在の日本の精度では

ヘルパーさんだけではなく

在宅診療、在宅看護、在宅マッサージまで受けられ

ベッドも、在宅介護用の電動ベッドがレンタルできる

夜が不安ならは

これは完全に自費になるが

毎晩、看護師さんに付き添ってもらうこともできる

だが

これらのサービスは、すべて有料だ

財布と相談しながら、ということになるのだが

そのときに

「子供と孫に、財産を残してあげなくては」と

思うと

どうしても、自分の受けたいサービスを削ることになる


それが

「我が子は他人」

「財産は残さない」と割り切れば

それだけでも、かなり満足のいく

最終楽章が迎えられそうな気がするのだ


とはいえ、これは今の私が考えていることで

あと15年くらいたって

1人暮らしが心細くなったら

全然違うことを言いだしているかもしれない

だが

今のことろは

自分に与えられた最大限の自由を思い切り活用して

愛猫と遊び、家庭菜園の世話をし

昼風呂につかり、散歩を楽しみ、新聞をよみ

手料理とコーヒーに舌鼓を打ち

美輪明宏のCDをかけ

好きなものに囲まれて

一日一日を、幸せに過ごしていきたいと思っている





2024年4月27日土曜日

今日からゴールデンウイーク・何をしようか

 今日からゴールデンウイーク

私は有休をとりまくっているので

なんと、10連休である

これでは、ゴールデンを通り越して

プラチナウイーク、というところだ


せっかくの休日、何をしようか、と

本来なら、あれこれ楽しく迷うところなのだが

今年は、なにせ五月の月末に

ファイナンシャルプランナー1級の

試験が迫ってきている

もう、残日数30日を切っている

過去問は一通り終わったとは言え

まだ、「一回りした」だけで

細かい部分のテキストの読み込みと暗記作業が

残っている

10連休は、一日6時間を目標に

猛勉強に充てざるを得ないのだが


毎日、2時間くらいは

自由時間を作ることにした

一時間は、体のために散歩と筋トレ

縄跳びくらいもするのだが

残り1時間は、完全に趣味

好きなことをしようと決めた


本日の1時間だが

掃除と、衣替にあててみた

家事も、一人分なら

さほど負担はないとはいえ

夏物冬物の入れ替えや

寝具の取り換えなどは

ある程度時間もかかるし

何より、気分がゆったりした時でないと

「どうしてこんなくだらないことに

 大事な自由時間を取られなくてはいけないんだ」と

おかしなイライラの元になる


……決して「くだらないこと」ではない

  特に、気温にあったシーツや掛け布団を

  使わなくては、熟睡できないし

  熟睡できなかった朝のつらさは

  自分でもよくわかっているつもりである

  なので、この頃のように

  ひがわりで

  10度以上気温が変わるようなときは

  シーツ、掛け布団、寝間着の3点セットは

  3種類ほど用意して

  寝る前に、すぐに最適なものを選べるように

  セットしておくのがベスト、というのは

  自分が一番よくわかっている

  だが、仕事帰りでくたびれていた李

  急な暑さでバテていたりする時は

  こんなことにまで

  なぜか、ヤツアタリしたくなってしまうのだ……


今日は、寝具を整えたので

この先、布団があわなくて寝付けなくなることもないし

眠っていて、寒くて目が覚めたときにも

すぐに、薄手の木綿毛布が出せるよう整えておいた

何があっても安心、と思うだけで

ぐっすり眠れそうな気がする


テーブル周りも整頓し

丁寧に磨いておいた

これで、しばらく気になっていた

「かたづけろよ」

「掃除しろよ」という

散らかった物からうける無言の圧が無くなり

座るだけでなんとなく

快適な気がする

余りに気分がよかったもので

ノンアルコール・ジントニックなど作って

乾杯までしてしまった

実に、爽快だ


明日は、天気が良ければ

隣町のホームセンターに行って

野菜の苗を買おうかと思っている

今年は、スイカに挑戦したいのだ


勉強漬けで、ご近所にしか出かけられないが

やはり、ゴールデンウイークはわくわくする




2024年4月26日金曜日

ゼロ歳児に選挙権?

 yahooニュースの見出しに

某政治家が、ゼロ歳児に選挙権を与えよと

主張している、と、載っていたのが昨日のこと


あまりのバカバカしさに

これは、閲覧数を稼ぐための

メチャクチャな見出しに違いないと思い

記事も読まずにそのまま忘れていたのだが


今日、職場で話題になっていた

何と、本気で言っていたのかと

驚くより前に、ドン引きに引いた


比きながらも、好奇心で

ニュースを読んでみたところ

若年層の意見を取り入れる政治にするには

子供に選挙権を与えて

子供が成人するまで、親が代行すればよい

子供一人につき、一票

その政治家は、僕は子供が三人だから、四票

と、あきれたことをほざいていた


突っ込みどころが多すぎて

どこから突っ込んでいいか、よくわからないのだが


まず、結婚している場合

親権は親の両方にある

子供の票を代行して投票するとして

両親が誰に投票したいか

意見が違ったら、どうするのか

そもそも、たとえ夫婦であっても

「誰に投票するか」は言う必要はないという

「選挙の秘密」という原則もあったと

高校の頃の公民で習った記憶がある

選挙の原則を破らなくては運営できない制度など

作る前から、欠陥制度なのがわかり切っているのだから

とっととやめた方がいい


それに、子供の票を親が代行で投票するなら

夫婦二人の分の票になるはずだ

夫が一人で勝手に、子供の票を全取りして

僕は四票、とは

母親の、親としての立場や権利を

をないがしろにするにもほどがある

ここまで男尊女卑を見せつけられると

母親を親と認めない

家父長制にもどしたいのではないかと

邪推したくもなってくる


それに

若年層に、政治がもっと

目を向けるようにしたいなら

話はとても単純だ

子育て中の家庭が、日本中全員

選挙に行くようにすれば良いだけの

話ではないか

若者の投票率の低さは

どんな選挙でも必ずといっていいほど話題にされている

若年層があと3割投票に行けば

流れが変わる可能性はあると思う

投票権を考える前に

まず、投票率をあげる方法を考えればよいのに、と思う


それに、

子供のいる人は、子供の数だけ

投票権を増やしてあげましょう、という発想が

私には、なんとも気持ちが悪い


私の祖母は、勲章を持っていた

祖母はそれが自慢だった

だが、ある時、何をしてもらった勲章なのかを聞いてから

今でいう、トラウマ、というやつなのだろう

私は、その勲章だけではなく

勲章そのものが、大嫌いになった

その勲章は、女が子供を10人以上産むと

「よく生みました」と国が頭をなでてくれる

そういう勲章だった

祖母には、大変に失礼なのは良くわかっている

ひどいことを言っているのもわかっている

だが、わかっていて、言わせてもらいたい

その話を聞いた、子供の頃の私は

ニワトリに卵を強制的に産ませる

ブロイラーが思い浮かんだ

その時、とっさに頭に浮かんだ

「人間ブロイラー」という言葉は

半世紀近くたった今でも、頭の中から消えきってはいない


このセロ才児選挙権の話は

どうしても、その人間ブロイラーを思い出させるのだ


それに

子供のいる人だけ、選挙権が四倍、五倍になる

選挙権欲しさに子供を作る人は

いないだろうとは思うが

これは、シングルの人や

不妊治療をしても子供のできなかった人との間に

大きな分断を作るだろうと思う

特に、つらい不妊治療をして

とうとう子供のできなかった人達に対して

思いやりのかけらすらない

なんと無神経な、というのが

正直な感想だ


まあ、当然だろう

おひとり様で、働き続けている人にしてみれば

子育てで休んでいる間の、その人の年金分まで

自分たちが払ってやっているようなものだ

今でさえ、子供の体調のためにやむなくであっても

急に仕事を休んだり、保育所にお迎えに行くために

早退したりする人たちに対して

皮肉交じりに

「子持ち様」という言葉があるくらいだ

選挙権、という目に見える形で差別をするなど

決して、良い方向には向くまい


それに、これは大変に素朴な疑問なのだが

確か、日本国憲法で

平等権、というのが定められていなかっただろうか?

選挙権という基本的人権を

子供の有無という、選挙とは全く関係のない事実で

他人の何倍も増やしてしまう、というのは

平等権に反するのではないだろうか?


その政治家は、ゼロ歳児選挙権を

党のマニフェストにも入れたい、と言っているようだが

よっぽど、シングルが嫌いなのだろうか?

丁度、あと二日で選挙の投票日だ

日本中のおひとり様を敵にまわすようなまねなど

やめた方が利口だと思えるのだが


まとめて一言

これ、月遅れのエイプリルフールですよね?








2024年4月21日日曜日

納得がいかないこと・天皇承継の「有識者会議」

このところ、新聞を読んでいると

どうも引っ掛かるニュースが増えてきた

特に、どうにも納得がいかないのが

「安定的な皇位継承」に関する制度改革のニュースだ


内容以前に

これを決めているのが

「有識者会議」というのが、納得がいかない

国会議員、というのなら、まだわかる

国民が選挙で選んだ議員が決めるのだから

民意が反映それている、という理屈も通るだろう

だが、「有識者会議」というのは一体何なのか

「有識者」とは、そもそも何のことを言うのか

学問研究をしている人なのだろうか?

論文は何本書いていれば認めるのだろうか?

そもそも、会議のメンバーは誰が選んでいるのだろうか

もし、自民党か選んでいるのなら

自分たちと同じ意見の人ばかりを

選んでいる、「出来レース」の可能性も高い

「有識者会議」の結論云々、という前に

「有識者会議」とはどのようものなのか

きちんと明らかにしてくれなくては

到底、信用できない


また、誰か何を言ったのか

何も公開されない

密室で決まっていくのも

どうかと思う

皇族は国家予算を使うのだから

少なくとも、国民の目の届くところで

説明責任を果たしてほしいと、思ってしまう


そして

有識者会議で検討された案は

 ①女性宮家を作ること

 ②男系男子の子孫を養子にすること

の、二つだけだったが

ヤフーのコメント欄やXでは

圧倒的に多いのは

「天皇長子承継」を希望する声だ

討論し、話し合い、やはりだめだ、というなら

まだわかる

それが、これだけ国民の声が多いにも関わらず

なぜ、議題にすらしなかったのだろうか


歴史をさかのぼれば、女性も天皇になっていたし

明治以前は、男系も女系も区別していなかったらしい

……この点に関しては聞きかじりだが……

それがどうして、現代だけはダメなのか

前例がない、というならまだしも

前例はたくさんある、となると

どうも、納得がいかない


天皇家の血の入った男子を探してきて

養子にする、というのも

私個人としては、どうにもモヤモヤする

70年も前に平民になった人なら

すでに、普通の平民で

帝王学など、縁もゆかりもないだろう

皇族ですら、帝王学が身についていないせいで

眉を顰められている人物がいるというのに

なにも、みすみす

同じあやまちをしなくてもいい気がする

それに、私個人としては

賛成した議員サンたちがクラウドファンドを

してくれるというのならともかく

これ以上、税金で養う人を増やして欲しくはない


もっとも、私が養子案にモヤモヤするのは

かなり個人的な理由も大きいと思う

天皇家の血筋だからといって

ありがたいとは思えないのだ

その最大の理由は

私個人にも、天皇家の血が入っているが

正直、だからといって

「どうということはない」からだ


ただ、血の濃さで言えば、相当薄い

父方が清和源氏の出というだけなので

血のつながっているご先祖苫は清和天皇

平安時代の前期、大河ドラマより

ずっと前の時代の天皇になる

それに、この計算でいけば

血の濃さを考えなければ

天皇家の血を引く国民は

ネズミ算式に増える勘定になる

特に、平氏も天皇の血を引いているのだから

平氏の落人伝説のある集落は全員が

皇室の縁者になりかねない


21世紀の世の中で

天皇の血を引いている人は

「天照大神の御子孫」と思うような

アブナイ人もいないだろう

それでも、天皇家が敬愛を集めているのは

国民に寄り添う、特に被災地などの

弱い立場の人達に寄り添うという

いわば、「ハード」ではなく「ソフト」面

血筋のような外見ではなく

内面の精神・心に対する敬意ではないかと思う


となると、天皇長子承継を望む声が

大きくなっているのも、納得がいく


ただ、本当に不思議なのは

これだけ多くの意見があるのに

どの政党も

皇室典範について、検討します、と

言わないことだ

……書き換える、というのはハードルが高いにしても

  検討する、くらいなら

  言ってみても、バチは当たらないだろう……

選挙も近いことだし

これを公約に掲げる政党が出てきたら

人気も注目も「爆上がり」しそうな気がするが

どんなものだろうか








2024年4月18日木曜日

嫌なことがあったときに、つぶやいてみるおすすめの一言

 中学の同窓会をやります

よろしかったら、いかがですか

という通知のハガキが来た

欠席に〇をつけて、返事を出してきたところだ


私はガンにもなったし、転職もしたが

私の人生の一番の暗黒時代をあげろと言われたら

間違いなく中学時代

次点が高校時代だ


もともと、集団生活には向かない性格だ

多くの人達とワイワイ騒ぐのは好きではないし

当時はやっていたアイドル達

聖子ちゃんや、明菜や、たのキントリオなどは

似たような顔をしている、という程度の

興味しか持てなかった

とはいえ

私の中学、特に私のクラスでは

人と違っている、あの人は変だ、と思われると

容赦なく、攻撃された

だが、ここから先が

暗黒時代の暗黒時代たるゆえんなのだが

担任の教師の影響もあり

これは、攻撃ではなく、指導である

良いことである

「非常識な友達に、常識を教えてあげ

 友達を教育しなおしてあげる」

友情と親切心の証、というのが

その言い分だった

そこで、私は

自分を隠し、一種の「擬態」をするため

全く興味のもてないアイドルや、スポーツの話題を

何かの宿題のように覚えて

周囲の顔色を見て、合わせていくことで

中学時代を乗り切った


不登校にはならなかったものの

……私が中学の頃にはまだ

  「不登校」「登校拒否」とう言葉すらなかった

  ただ単に、「サボリ」と言われたので

  学校を休む、という選択肢があることすら思いつかずに

  ひたすら歯を食いしばって通学したものだった……


好きなものが無かったわけではない

ドハマりにはまっていたのが

テレビでたまたま舞台中継を見た

平幹二朗主演の、「王女メディア」「NINAGAWA マクベス」

「タンゴ 冬の終わりに」「近松心中物語」

当時、華やかな文壇デビューを飾った

塩谷七生の描く、イタリア・ルネサンスのすさまじい謀略

チェーザレ・ボルジア、ニコロ・マキャベリ

ネットがなく、同じ趣味の仲間同士で

繋がることもできない時代に

これでは、お友達ができるばすもないと

今考えても、素直に納得する


今の自分の趣味の原形が

中学時代に、すでに出来上がっているのには

ちょっと苦笑したくもなるのだが

……特に舞台では

  主演の平幹二朗と演出の蜷川幸雄

  どちらも、亡くなってずいぶんたつものの

  いまだに、私の最大の「推し」だ

  ちなみに

  平幹二朗の息子の平岳大も俳優で

  今では、アメリカ在住

  日本よりもハリウッドで活躍しているようだが

  この人も好きだったりする……

これが人にバレたら

しつこくからかわれ続ける程度ならまだマシで

どんな「教育的指導」が入るかわからないので

ぼろを出さないように

学校ではなるべく、目立たないように

あまり、しゃべらないようにしていた

おかげで、班活動などは

非常に苦労をした


昼休みには、図書室に通い詰めた

1人になれるところなら、どこでもよかったが

いつしか、やはり昼休みには決まって

他の人が来ていることに気づいた


その人はいつも一人で

美術全集をめくって

絵を眺めていた

それが、恋愛感情とは全く別次元で

なんだか、いいな、と思った

実を言うと、時々、見とれたこともあった


その人も、私と同じ状況らしかった

ある時、何人かが妙なからかい方をしながら

その人にまといつくように、図書室にやってきた

何を言っていたのかは、もう忘れてしまったが

ギャアギャアとうるさかったことだけは覚えている

司書の先生に、静かにしろ、と怒鳴られて

その連中は帰って行ったが


私はすっかり驚いたこともあり

よほど、長い間、その人を見ていたのだろう

その人は、困ったようにふっと笑い

うるさくしたのを詫びるように

小さく私に会釈すると

「ユニークな人達でね」と

ぽつりと言った

それから

「珍しい体験をした」とつぶやいたが

今度は、私に話しかけたのか

独り言だったのかは、私にはいまだにわからずにいる


その人は学年も違ったらしく

その年の春からは見かけなくなった

名前も知らない人だが

私はいつの間にか、画集を見るのが好きになり

特に、その件があったときに、その人が棚から取り出した

ギュスターヴ・モローは

大好きな画家のひとりになった


モローという画家は

何とも、不思議な絵を描く

妖精と傍らにたたずむグリフォンだったり

サロメの前に突如現れたヨカナーンの首だったり

残虐な場面であるはずなのに

それが、少しの残虐性も感じさせず

時のとまったような

独特の、淡いベージュ色に包まれて

ただ静かに、存在している



そして

ちょっとカンに触ったり

神経を逆なでされるような人や、物事にあったときには

その人の言った

「ユニークな人でね」

「珍しい体験をした」を

舌先で、言葉を転ばすように小さくつぶやいてみる

すると、それだけで

あの時にタイムスリップしたような気がしてくる

ついさっき起きたはずの嫌なことに

確かに怒っていたはずなのに

まるで、モローの絵にからめとられたように

妙に現実感が無くなり

感情ごと、どこかに流れ去っていくような気分になる

腹立ちも、いつしか消えている


私は、これを「モロー・マジック」と名付けている

ここまでの効果は、私限定かもしれないが

多少の効き目はあるかもしれない

腹の立った時に、ぜひ一度お試しあれ

下の絵は、ギュスターヴ・モローの「オルフェウス」

こちらも、ご参考までに








2024年4月15日月曜日

★これが言いたかった・大河ドラマとシニアライフ

 このところ、忙しい日々が続いて

楽しみにしていた大河ドラマも録画したまま

一週間、放りっぱなしにしていた

やっと、少し時間がとれたので

先週の分をゆっくり見ていたら

実に、いいセリフがあり

まさに、これが言いたかった、と

思わず膝を打ちそうになった


場面は、藤原伊周のお嫁さん選び

……枕草紙に登場する、当時ナンバーワンの貴公子

  清少納言の主人、中宮様の兄弟で

  藤原道長の甥

  ハードな権力争いの末に

  道長に敗れ、失意の一生を送ることになるのだが……

この会に、人数合わせ、というか

刺身のツまのように付き合わされたのが

当代きっての才女とよばれていた

桔梗(のちの清少納言)とまひろ(のちの紫式部)


清少納言が、紫式部の家に

ボヤキに来るシーンである

清少納言は、清少納言らしく

あのような、良い結婚をすることしか考えない姫たちが

一番嫌いだ、と言ってのける

そして、夫も子供もいることはいるが

夫は、和歌など上手くならなくていい

自分を慰めてくれる

存在で居ればいい、といっている

紫式部にそうつげると

一言


最低でございましょう?


見ていて、少しばかりうなってしまったが

実に、小気味が良い

清少納言を演じている、ファーストサマーウィカさんは

このドラマで初めて拝見したが

まさに、「清少納言」だった


そして、清少納言は続ける

ここは、ドラマのセリフをそのまま引用したい

「私は自分のために生きたいのです

 広く世の中を知り

 己のために生きることが

 他の人の役にも立つような

 そんな道を見つけたいのです」


まさに、ブラボーだ

実は、これは私がシニアの生き方について

ずつと考えていたけれど

上手く言葉にできなかった思いを

スッキリと、過不足なく表現してもらったようなもので

まさに、のどに引っかかっていた小骨がとれたような

爽快感がある


職場から定年、という形で

ゆっくり引退して、人生を楽しみなさい、と

言ってもらえた以上

シニア層は、自分のために生きればいい

自分が幸せだと思うことをして

精一杯、二度目の青春を謳歌すればいい

……もちろん、どんな内容でも

  働いて、人に感謝されるのが生き甲斐、という人も

  いるだろうと思う

  そういうタイプの人は

  自分が生き甲斐を持つて、楽しく生きるために

  仕事をすればいいと思う

  つまり、「自分のため」の仕事、ということだ……


ただ、それがくだらないワガママに堕落して

コンビニなどの店先で、店員さん相手に

怒鳴り散らすようでは、到底、いただけない

自分のための生き方が

他の人のためにもなるような道


それは例えば

高齢でも登山をして、ニュースになり

スゴイね、私も頑張ろう、と思わせることも

一つの方法だろうし

町内会の活動をしてもらえるのもありがたい

だが、もっとささやかなこと

例えば

仲のいいご夫婦なら

「愛し合う老夫婦のロールモデル」となってくれるのも

ありがたいし

介護保険を使っている人なら

利用法と、料金プラン

良いケアマネさんの見つけ方などを配信してくれれば

非常にありがたいと思う


自分のために生きる

そして、それが世間のためにもなる

あくまで、自分ファースト

でも、自分オンリーにはならない

どこかに、世間、社会という

広い視野を備えている

私の理想のシニアライフを

一言で表現してもらえた

脚本家というのは、さすがだな、と思う


ドラマの方も

来週は「高炉峰の雪」だそうで

ますます、目が離せないが

私自身の

「自分のため、同時に他の人のため」のプランは

ファイナンシャルプランナー1級に合格し

シニアのためのマネーブラン

貯金や、貯蓄、保険、介護などの

マネー計画を作り、広くリリースしていくこと

この第一歩である

ファイナンシャルプランナー1級の試験が

来月に迫っている

とりあえず、あと2時間

勉強の続きをしようと思う


頑張れ、私








2024年4月13日土曜日

★2050年には単身シニアが44%に・なんと良いニュース

 ニュースで、2050年には

単身シニアが44%になる、と言っていた

それを聞いていた同僚が

誰か、面倒を見てくれる人が欲しいよな、と

よりによって、私の顔を見て言うもので

つい、言わなくてもいい、本音が出てしまった


お金を出して

ヘルパーさんを頼んではいかがです?


私個人としては、とても喜ばしい

ニュースだと思っている

たとえ結婚していようと、パートナーに先立たれたら

1人暮らしにならざるを得ない

ひと昔前なら、同居、二世帯住宅、というのも

あったのかもしれないが

私の周囲では、親、特に義理の親と

同居している人は一人もいない


と、なると

目端の利いた企業なら、とっくに気づいているはずだ

これは、大きなビジネスチャンスになる

そして

企業がビジネスに励んでくれれば励んでくれるほど

シニア層が生きやすい世の中になってくる


進研ゼミなどの、子供の教育をメインにしていた

ベネッセが、いつのまにか、介護業界に参入し

今では、デイケアや高級シニア向けマンションを

経営し始めているように

シニア向け市場に目をつけている企業も

たくさんあるはずだ


すると、安心してシニアが金を使えるように

今までなかった、資金調達の方法も生み出されてくる

リバースモーゲージなどが、良い例だろう

家を担保にして、資金を借りる

資金を借りたシニアは、利息だけを支払って

今までと同じように、家に住み続ける

住み続けられなくなり、空き家になったら

資金を貸した銀行が、担保として売却する

資産を残したい子供などがいるようだったら

この、売却後の残金が、子供のもとにわたるようになる

子供の手元にわたる額は少なくなるかもしれないが

子供が家をを売ったり

とりわけ介護をする手間はなくなる

こうした手法も、ここ数年で現れてきたものだ


私個人としては、今の家に、最後まで住み続けたい

なので、多少、費用は掛かってもいいので

ヘルパーさんが充実している社会になってくれると

大変にありがたい

現在は、一人暮らしなら介護保険を使えば

食事の準備や、掃除などの家事はヘルパーさんに頼める

通院や、散歩のアテンドもしてもらえる

私は、65歳になったら

掃除のお手伝いだけは

すぐにお願いしたいと思っているところだ


ここから先は、のんきな夢者語りだ


介護保険が対応しているのは、日常生活まで

それを超えると自費になる

ただ

介護が必要な身になったとしても

ヘルパーさんの手をかりて、

ベットの猫と、家庭菜園の世話をしたい

車の運転をお願いして

隣町の映画館、上野の美術館、バレエ観賞に

年に一度くらいは行きたい

欲を言えば

サンシャイン水族館、京成バラ園

贅沢を承知で

箱根、熱海、湯河原あたりの温泉に一泊旅行

このあたりまで、連れて行ってほしい

認知症まで行ったら、弁護士サンに後見をお願いするが

そこまでは行かないが、年相応に忘れっぽくなったら

金銭面を含めて、フォローして欲しい

できれば、紅茶を美味しく淹れてもらって

手塚治虫や、中島みゆき

そのあたりの話ができたら最高だ


と、ここまで考えて、ふと思いついた

家事一般、スケジュール管理、資産管理

これをメインにしている仕事があった

古い西洋由来のもので

ごく一部の富裕層だけしか利用していない職だ

その仕事は「執事」という


考えてみれば、執事というのは

かなり高齢者好みだ

服装は控えめで、クラシカル

礼儀正しく、出過ぎない

仕事の内容は、絶対に他言無用

それでいて、必要と思えば自己判断で

主に必要な相手に、連絡をとったりもする


私専用の執事を雇うほど

高額な年金はもらえないが

二週間に一度くらい

派遣で来てもらう程度の蓄えはできそうだし

そういう家庭は多そうだ

どこかのベンチャー企業で

(何なら、葬祭業と抱き合わせでもよいと私は思うのだが)

執事学校を開き、レンタル執事を派遣できるよう

ビジネス展開してもらえないものだろうか


高いところの電球の交換や

換気扇磨き、ふろ場のカビ取り

夏冬の寝具の入れ替え

庭の木の枝打ちや、雑草取りなど

体力のある男手を欲しいシニア家庭は少なくあるまい

パソコンや、スマホなどの設定もやってもらえれば

かなりありがたい存在ににもなる

丁寧な態度で、礼儀正しく、よく働くレンタル執事

お嬢様より、旦那さま、大奥様の間で

人気になりそうな気がするのだが、同だろうか




2024年4月6日土曜日

★つまり、離婚防止法案なのか?

 今日は、スパイスカレーの話を

書こうと思っていたのだが

私の友人がメールで

「超ヤバい、見て」と

動画を送ってきた

数分のものだったが、確かに

今の言葉でいえば「鬼ヤバ」だったので

先に、こちらを書こうと思った


国会審議の動画である

ちょっと話題になっている「共同親権」について

審議中の答弁なのだが

その中で、なんと自民党の議員が

「離婚しづらい社会」を作るため

つまり、離婚を妨害するために

共同親権制度を作ると、堂々と述べていた


理由は、離婚すると誰も幸せにならないから

なのだそうだが


いやいやいや、個人の幸せなど

自分で判断するもので

何も、お国がわざわざ出しゃばってきて

法律で強制していただかなくても

大丈夫、というか

大きなお世話である

このセンセイ

このブログても数日前に書いたばかりの

コミック「メンタル強め美女白川さん」に

弟子入りでもさせてもらって

「自分の幸せは自分で決める」ものだと

教えてもらった方がいいのではなかろうか


それに、それほど

「誰も幸せにならない」のが

おイヤなのなら

裏金などつくると、自民党が嫌われて

選挙を控えた議員が不幸になるから

自浄作用を強化しましょう、とでも

考えてくれた方が

ずっとマシだろうと思う


私にメールをくれた友人もそうだが

私の友人には、男女を問わず、離婚者が多い

親しい友人の半数以上、おそらくは70%くらいが

離婚経験者だ


さすがに、多い方だと言われるかもしれないが

私は、阪神淡路大震災の頃に京都に住んでいた

なので

知り合いの離婚者のうち、かなりの割合が

「震災離婚」だ

この頃はあまり聞かなくなったが

震災で離れだ心が

どうしてももとに戻らなかった

そういう離婚だ


今でも忘れならないご夫婦がいる

そのご夫婦は、神戸と京都の境目あたりに住んでいた

私は、夫とも奥さんとも、とても親しい友達だった

あの地震は、かなり揺れた

地震の経験が少なく、割合に安全だと思っていた

関西で起きたこともあり

そのショックは大きかった

私の家は、京都ではあったが、家そのものがひずみ

玄関の戸が開かなくなった

友人たちの家は、もっとひどかっただろうと思う

奥さんは、その翌月に出産の予定だった

育児しやすいようにと、小さな中古ではあるが

戸建ての家を買い

姑と同居して、職場復帰の後でも

子育てができるように手筈を整えていた


そして、この先の話はかなり後になってから

奥さんから聞いた話だ

一方的なところもあるかもしれないが

とても、夫からも聞き取ろう、という気には

なれなかった


地震は、まだ夜のあけない時刻だった

ひどい揺れに立ち上がることも身を守ることもできない

誰かが

おなかの大きい奥さんの背と頭に

掛け布団を何枚もかけて

揺れている間中、おなかを打たないように

体を支えようとしてくれた

揺れが収まって、顔を見て、驚いた

夫ではなく

ずっと、キツイ性格で気があわない、と

思っていた、姑だったからだ

夫は、寝室にはいなかった


その後、揺れは何度も続いた

少し明るくなり、周りが見えるようになってから

ともあれ、着替えて

テレビか何かをつけて、避難場所があれば

避難しよう、と

一階のリビングまで、降りてきた

散乱したガラスなどで足を切らないように注意しながら

情報を集め、避難場所を探し

移動しようとして、驚いた

ガレージには、車が無かった

夫は一人で、車に乗って逃げていた


夫はその後、車で自宅に帰ってきたそうだ

渋滞になって、行くも帰るもできなくて

すっかり遅くなっちゃって、と笑って流そうとしたのを

殴りつけたのは、姑だったそうだ

何度も何度も、このバカたれ、子供に謝れ、嫁に謝れ、と

姑は泣きながら、自分の息子を殴り続けたそうだ


子供は、死産だった

奥さんは、姑の最期を看取り(施設ではあったが)

葬儀の前に離婚届を渡したそうだ

確かに、遺族席にはいなかった


他にも

これも、夫の言い分は聞いていないのだが

(やはり、聞いてはいけない気がした

 夫の勤務先は山一証券だったからだ)

職場が倒産し、無職となった夫に代わって

パートを三つ掛け持ちして働いていた奥さんが

疲れ切ってかえって来たとき

夫はAVを見ていた

それで、もうこの人とは暮らせないと思った

という友人もいる


トルストイだっただろうか

幸せな家庭は、どれも似ているが

不幸な家庭は、いずれもそれぞれに不幸だ、と

書いた、賢い作家がいたようだが

離婚など、誰も好き好んで、軽々しくするものではない

どうにもならない、一緒に生きてはいけない

大きな闇を背負ってしまったから

自分の心を守るには、ほかに道がなく

止むを得ずするものだろう

本来なら、政治家は

シングルになった家庭の経済的ケアや

学童保育の充実など

子供の居場所を作り

より生きやすい環境を整えることを

考えるべきではないかと思う

すくなくとも

国がしゃしゃり出て

離婚はだめだぞー、離婚するなら嫌がらせしてやるぞー、と

幼い主張をするような場面とも思えない

これでは、まるで教義を押し付ける

インチキカルトのようではないか


それに、何より

離婚しにくくなれば、結婚にも二の足を踏むようになり

ますます成婚率は減り、少子化しそうな気もするのだが

そのへんも、どうなのだろう

いろいろと、考え込んでしまった






2024年3月23日土曜日

★ご回復を心からお祈りいたします・イギリス王室キャサリン妃のがん闘病

 イギリス王室では

チャールズ国王が、がんの闘病を公表

それから間もなくして

皇太子妃・キャサリン妃もガンで

化学療法を受けていると発表した


私もかれこれ30年ほど前に

健康診断でがんがみつかり、手術したことがある

ごくごく初期のもので

入院は一週間だったが

放射線治療は二ヵ月ほど続いた

仕事は二ヵ月休んだのちに、元の職場に復帰できたが

今振り返ると、どうも、そのころから

出世には完全に興味を失ったように思う


今、あの頃のことを振り返ると

一番つらかったのは、自分のことでは無かった

当時、息子はまだ小学生で

この子を残していくわけにはいかない、と

そればかりを考えていたように思う

これまた、今から考えると

命に差し障りなど、全くありえないように

初期も初期だったのだが

当時の本人としては、この子にどうやって

大学を卒業できるまでの資金を確保すればよいだろうかと

相当、深刻に悩んだものだった


王族のキャサリン妃には

さすがに、子供の学費の心配はないかもしれないが

親の情には変わりはあるまい

とりわけ、まだ幼い子供が三人

オマケに、心無い報道に追い回されて

プライバシーを尊重してください、と

コメントを出すくらいだ

辛くないわけが無かろう


小さな子供に母親の病気を

どこまで、どうやって話せばよいのか

これは、病気を持つ親がすべて苦しむところだ

全くの見ず知らず、何のゆかりもない相手ではあるが

苦しみは同じだろう

お察しします、というよりほかに言葉がない


キャサリン妃の実弟は

姉とは長年多くの山を一緒に登山してきた、

この山も、家族として一緒に上ります、とコメント

恥ずかしながら、読んだときには

思わず鼻がツンとしてきた


頑張っている人に、頑張れ、などと

いうものではないだろう

ただ短く

ご回復を心よりお祈りしたします、と

そっと申し上げたく思う


それにしても、義弟の方は

あれだけのことをしておきながら

いきなりの「ケイト」呼び

コメントまでしらじらしく見えてしまう

こちらのご夫婦は、「沈黙は金」を学んだ方が

良いのかもしれない





2024年3月21日木曜日

★モンスタークレーマー

 今朝、休日明けで

なんだか少し良い気分で出勤したら

何やら、給湯室に数人が集まって

深刻そうに話している

そのうちの一人は、車いすユーザーだ


私の職場は、かなりバリアフリーが進んでいて

車いすユーザーに限らす、障かい者は何人かいる

みな、ごく普通に社員として働いており

希望すること、やってほしくないこと

職場として対応できること、できないことなど

ある程度、ざっくばらんに、言い合えている


若い子のガールズトークかと

思っていたら、ふいに呼び止められた

車いすユーザーの同僚がひどく憤慨しており

これ、ひどいと思いません、と

急に、スマホの画面を差し出された


読んでみて、ああ、あれか、と思い当たった

車いすユーザーと映画館の間で

何かトラブルになったらしい、というのは

テレビのニュース番組でちらりと見てはいた

ひどく雑なまとめ方をしていたので

興味も持てず、流していたのだが


車いすユーザーの同僚が怒っていたのは

映画館に対してではなく

クレームをつけた、車いすユーザーに対してだった

車いすを使っている人が全部、こういう人ばかりだと思われる

誤解されたら悔しい、と、かなりの怒りぶりだ


若い方の使うスマホの文字は、私には少し小さくて

読みづらいのだが、頑張って読んでみた


なるほど、これは同僚が怒るのももっともだ、と思った

もともと、映画館とトラブルになった人は

迷惑系ユーチューバーらしく

新幹線の中で、猫をケージから出して

動画を撮影し、アップしたりしていた

(私は猫好きだが

 さすがにこれはどうかと思う)


目下、大騒ぎになっているのは

この人は、事前連絡せずに映画館に行き

車いす席があるにもかかわらず

別の席に座りたいから、と

映画館の職員に、車いすごと抱えて階段を上らせ

自分の体を持ち上げてシートに移動させた

見終わった後で

映画館の支配人から、うちの映画館では人手が足りないので、と

今後の対応を断れらたら

社長と話をさせろ、支配人も謝罪文を出せ、と要求していた


私が呼び止められたのも、納得がいった

私は数年前に、自転車にはねられて骨盤を複雑骨折し

しばらく、車いすを使っていた

その後、歩けるようになってしばらくして

父親の介護がはじまり、今度は車いすを使って

介助する立場になった

おそらく、この職場の健常者の中では

車いすの知識も、経験も、私が一番豊富だからだろう


どう思います、と聞かれたので

車いすの扱い、介助の仕方、映画館の知識

労働基準法

全てについて、余りに無知だ、と答えた


車いすは、持ち上げるようには設計されていない

なので、持ち手がどこにもない

しかも、車いすごとに構造は千差万別だ

素人が見て、一番持ちやすそうだと思うのは

車いすの手すり部分だが

私の使っていたものは、手すり部分は着脱式で

力をこめたら、すぐに外れるタイプだった

これを持ち上げられたら、とても不安定だろうし

車いすには安全ベルトはないので

最悪、落ちる可能性もある

万一落ちたら、車いすに乗っているくらいだ、

体がうまく動かせない、つまり、受け身が取れないので

大事故につながる可能性がある


また、介助もかなり難しい

体を持ち上げて、車いすに乗せるのが

どれほど神経を使い、大変な作業か

一度でも、親の介護をしたことがある人は

心底同意してくれると思う


体に力が入っていな人を、支えるのはとても重い

ぶつけて怪我をさせてはいけないので、神経を使う

なおかつ、数センチの誤差で

車いすの据わる部分にぴったりと

体をおろし、座らせることの難しさ

自分がどんな体勢を取っていいのかわからないままやると

膝、肩、腰を同時に傷める

関節の可動域を知らずに、相手の体を動かすと

関節を外してしまう可能性もある

父の最晩年には、ヘルパーさんと訪問看護師さんとマッサージの方に

毎日訪問してもらっていたが

その時にも、一人で車いすからベッドへの移動は難しい、

無理をせず、専門家の手を借りてください、と

何度も言われた


簡単そうに見えるかもしれないが

介助の仕事というのは、本当に難しい

だからこそ、介助には資格がある

勉強をし、実習を重ね、試験に受かる

そうした「プロ」に安心して、自分の体をゆだね

プロの仕事には、正当な報酬を払う

これがスジだと、私は思っている


映画館は、車いす席を用意しているのに

そこを使わず、あえて別の席で見るというなら

介助者を頼んで、一緒に映画館に行き

車いすを押してもらい

座席移動も介助してもらうべきだろう、と思う


素人である、映画館のバイトさんに

薄暗い映画館の、細い階段で

車いすを持ち上げさせた上に

体に触れる介助をさせるなど

どう考えても、無茶な要求だろうと思う

無茶を要求し、断ると、上の人と話させろと騒ぐのを

モンスタークレーマーという


それに、私が引っ掛かっているのは

映画館のバイトスタッフのことだ


労働基準法を頂点とする労働環境に関する法律では

女性が持てる荷物の重さとして

最大20キログラムまで、と定めがある

車いすごと運ぶとしたら

載っている人の体重が30キロ台でなければ

法律違反となるはずだ


私の職場には、妊娠中の女性も何人かいる

当然ながら、職場全体で協力して

高いところのものは取らせないし

重いものは運ばせない

確率は高くはなくても、映画館のスタッフに

妊婦サンがいる可能性もゼロではない

そのあたりの配慮も、あって良いだろう


さらに、運んだのは女性二人だったというが

私としては、そのバイトさんたちが

どんな靴をはいていたのかも、心配になっている

介護施設では、全員がゴム底のスニーカーで

滑らないように、重いものを持っても

足首をひねらないように、安全に配慮している

だが、映画館のスタッフで、運動靴を履いている人は

掃除の人以外には見たことがない

パンプス履き、ハイヒール履きで

重い車いすを運ばされては

足を滑らせる危険、捻挫する危険もあり

非常に危なかったはずだ

それも含めて、せめて映画館には

事前連絡の電話一本くらいは

かけても良かっただろうと思っている


なので、私が車いすユーザーの同僚に答えたのは

どこをどう考えても

このクレームは不当だと思う

けれども

モンスタークレーマーは、健常者にもたくさんいる

たまたま、クレーマーの1人が

車いすユーザーだっただけで

これが車いす全体の偏見になるほど

世の中は単純でも、冷たくないと思う

少なくとも、この職場にいる人は

誰もそんなことを思っていないし

貴女をクレーマーだと思う人も

わがままだと思う人も一人もいない

だから、今まで通り、安心して職場に来て欲しい、と話した


若い子達は、あの子の好きなミルクティーを入れて

励ましてあげよう、と相談をしていた


元気になってくれるといいと思う







2024年3月20日水曜日

★「100歳まで生きたいか」アンケート各国比較・日本は最低数

休日にのんびりとYahooニュースを見ていたら

面白いものが目に飛び込んできた

「百歳まで生きたいですか」や、幸福度について

6か国比較のアンケートをとったところ

日本が最低だったそうだ


百まで生きたいと答えた人は

何と、3割だったそうだ

理由は、「大変そう」「迷惑をかけたくない」からで

将来に対して

「チャンスが増える」「幸せそうに見える」と

答えた人の数も、少なかったのだそうだ


率直に言って、「なぜ?」と思う

少なくとも、私は役職定年なってから

毎日が楽しくて楽しくてたまらないのだが

こうした統計を見ると、自分がかなり変な人なのではないかと

真剣に、考え込んでしまう


確かに、役職定年になり、給料は減った

だが

その分、付き合いの飲み会も、部下の結婚式も

息子の妻の実家との盆暮れの御挨拶も

全部、やめさせてもらっている

つまり、「虚礼廃止」をしているので

年間の収支を合計すると、さほど変わってはいない


年金だけになったらどうするのか、と言われそうだが

そうなったころには、食べる分量も減っているだろうし

スーツ類も着なくなるから

衣料品も少なくて済む

ただ、私は寒がりなので

ユニクロあたりのヒートテック肌着は

毎年新しいものを二着くらいずつ

買うことにはなるだろうが

それ以外の、例えばブランド品などは

外出の機会も減ることだし

欲しいとも思わなくなるだろう


一日一時間くらい、趣味の散歩を楽しんで

毎日、プランターの家庭菜園を手入れし

取りためたビデオを鑑賞

食事は自分で手作りするので

自分が一番おいしいと思う味付けで

体にも財布にも優しいものを食べる

寝る時間も起きる時間も自由

月に3千円ほど節約できれば

市の体育館でやっている

週に一度のスイミングレッスンの月謝に充てる

NHKラジオで聞いている、趣味のスペイン語は

テキスト代だけなので、毎月580円

みっちり復習すると

ワンレッスンにつき2時間くらいかかるので

コスパも良い上に、良い脳トレにもなる

いずれ、もう少し達者に話せるようになったら

スペイン語圏の国々にむけて

「日本のシニアの生活紹介動画」などを

投稿したいという、夢も持っている

シニア割引で半年に一度くらい

映画館に映画を見に行き

家庭では、バレンタインや、ひな祭り

端午の節句、七夕、パリ祭

行事をきっちりこなしていったら

毎日、チャンスを拾うのに忙しく

ワクワクして楽しく暮らしていそうな気がしている


迷惑をかける、というのも

心得違いではないかと思う

子供と同居していて、子供に自分の介護を全部

やってもらっているのなら

そんな気になるかもしれないが

私は完全別居、介護を頼むとしたら

介護保険を通して、プロのヘルパーさんのお世話になる予定だ

つまり、ヘルパーさんの「雇い主」として

仕事を依頼する、ということになる

若い人が、家事代行サービスを頼んで

掃除、洗濯、皿洗いをしてもらっても

「家政婦さんに迷惑をかけた」ことにはならないだろう

それが、高齢者がヘルパーさんに

家事や買い物をお願いすると、途端に「迷惑をかける」に

なるのは、ちょっと筋が違うと思う

感謝の気持ちは持つとは思うが

それと「迷惑」は全くの別物だろう


もっと高齢になったときには

公的介護保険を使って

「在宅ひとり死」をしたいと思っている

もちろん、在宅診療や、夜間ヘルパーさんに

介護と看取りはお願いする

そして

資本主義社会というのはありがたいもので

こうした分野でも、ある程度の額を払えば

「利用者」の1人として業者と契約ができ

契約に対応した「サービス」が受けられる


私が、今、年金と同額で生活し

残った資金はすべて貯蓄に回しているのは

自分の体が動かなくなり

年金以外の収入源が無くなったときに

自分の望むサービスを受けるための資金を準備するためだ

自分の資金で、自分の望むサービスをしてくれる会社と契約し

望んだ措置をしてもらうのだから

「迷惑」など、誰にもかかりようがないだろうと

どうしても、思ってしまうのだが


私は、100までというよりも、100を超え

最高齢で、ギネスに載るのを目標にしている

毎年、商店街の桜並木を見るのを楽しみにしている

一度でも多く、桜を見たいと思っているのだが

やはり、自分は変人なのか、と統計を見て考え込んでしまっている







2024年3月17日日曜日

★キリン不買運動に思うこと ・③ 話はいよいよ国会へ

 「高齢者は集団自決せよ」

「高齢者は集団切腹とか」

「切腹はカルチャーだから

 (高齢者の集団切腹は)最高のクールジャパン」と

数年前から発言し続け

撤回も謝罪もしていない問題児が

キリンの氷結無糖のCMに起用されたところ

あっというまに不買運動が始まり

キリンは二日でCMを撤回したのだが


どうやら、話はそれだけでは収まりそうにない

話は、いよいよ国会にまで

取り上げられた


野党の党首の国会質問で

いきなり、岸田首相に、こうした考えをどう思うか、と

ズバリと切り込んだ

当然ながら、首相の答えは、全く常識に反する、と

完全否定だった


だが、話はここからだった

この問題児の問題発言の後で

財務省と、農林水産省が政府広報に起用している

これは一体どういう経緯だ、というのが

国会での質問の趣旨だった


財務省がこの問題児を起用していたのは知っていた

このパンフレットも見たことがある

だれかとの対談で

一番最初に、この「集団自決発言」について

グタグタと言い訳をさせていた

そのあとで、のんびりと対談が始まっていた


つまり、財務省は完全に事態を把握していて

なおかつ、この問題児に政府のお墨付きを与えて

政府の言いたいことを、代理で言わせていたわけだ


この「高齢者は集団自決せよ」発言をしたのは

一度や二度ではない

今では

「かなり本気で、メタファーではなく」

「三島由紀夫とかの、文字通りの意味で」

と発言した時の動画も出回っている

私が一番罪深いと思っている動画は

十数名の中高生を集めて、質問に答えている動画

そのうちの一人の男の子が

「自動で高齢者がいなくなるというシステム」を

「イイと思う」

どうすれば実現できるか、と

その具体的な方法を訪ねている動画だ


この問題児は、映画をもとに

ある一定の年齢になったら、死亡するような装置を

体に埋め込むシステムと

崖から飛び降り自殺をされて、死にきれなかったら

集落の住民がこん棒で殴り殺すシステム

二つを紹介して

「(そういう社会が)実現できるように頑張ってください」と

励ましていた


中二の子供が中二病なのは、仕方がない

一時期、誰でも通る道かもしれない

私の時代では、尾崎豊に夢中な友人は

いくらでもいた

だが、ある程度のところまでいくと

必ず、大人がブレーキをかけてくれていた

逆に言えば、極端に走りすぎないように

最後のところで、大人が手綱をにぎつていたので

決定的には、病まずに済んでいた

それが、いい年をした大人が

無分別な子供をあおりたてて、異様な思考を植え付けようとするとは

この動画の子供の姿は

私のなかでは、反ユダヤ主義のスローガンを叫び

鍵十字の旗を振り回している

ヒットラーユーゲントの子供の映像と完全に重なっていた


農林水産省も起用していたとは

全く知らなかった

動画を探したが、すでに削除されていて

残念ながら、見ることができなかった

この問題児が、総理大臣の役をやっている

かなり、血圧の上がりそうな動画だったそうだが

話のタネに、見てみたかったので、残念といえば残念だ

日本の第一次産業、つまり農業、水産業は

70パーセントが65歳以上だ

高齢者がいなくなるということは

ほぼ、日本から第一次産業が無くなることに等しい

それをわかっていて、やっていたのだろうかとと思う


キリンがCMを取り下げたのは

高齢者の集団自決をすすめようとする

この問題児をCMに使うということは

キリンもその考えに賛成だと思われても

仕方がないだろう、という

社会の評価を受けてのことだった

それなら、同じ理由で

財務省と農林水産省も

本心は、高齢者が死ぬのを待っているのではないかと

いわれても仕方があるまい


それにしても、私を含めて

シニア層の払った税金の中から

この問題児に出演料が支払われていたとは

実に腹立たしくてたまらない

こうなったら、どこの広告代理店が

どうしてこの問題児を政府広報に押し込んだのか

その経緯も、きっちりと教えてもらわなくては

腹の虫が収まらない


国会で取り上げられた以上

この騒動は、議事録という公文書になり

公式記録として、百年他意んで残ることになった

なんだか、歴史の転換点に立っているようで

ちょっと、しみじみとした感慨もある







2024年3月15日金曜日

★生活費は月11万、でも毎日プチ贅沢

 私の生活費は月11万だ

収入そのものは、もう少し高い

だが、支出は月11万、と決めている

理由は単純で、私の年金が11万だからだ


よく、「老後は3000万必要」と言われるが

これをよくよく聞いてみると

夫婦がひと月に使う平均支出は年金より多いから

毎月、少しずつ赤字になる

平均寿命まで生きるとして

毎月の赤字額を生きている月数に掛け算すると

大体3000万くらいになる、という

かなりいい加減な計算方式だった


それなら、と考えた

毎月、年金で赤字が出ないようにすれば

3000万なんて、必要ないのではないだろうか

65歳になってから

いきなり年金額ピッタリで生活をするとなると

慣れないことで、息苦しく鳴ったり

どうしても、支出がオーバーしてしまったりと

いろいろあるだろうから

60歳の今から

いわば、「予行演習」をして、慣らしておこうと思った

今なら、失敗しても

給料があるから、何とかなる、と思うと

気が楽になったうえに

なんとなく、新しいチャレンジをするようで

少し面白くもなってきた


で、やってみたところ

十分に可能だった

毎月、少しばかりずつだが黒字も出ている


食費は月に大体2万5千円くらいだ

1人暮らしなので、そんなに分量を食べるわけではない

スーパーで2000円も買えば

3日分は十分食べていけるし

作り置きを弁当箱に詰めていけば

昼食代もかからない


高級フルーツも食べたくなることはあるが

ふるさと納税と、銀行からのプレゼント付き定期預金で

十分、満足がいっている


だが、私が今の生活に満足できている理由は

自分の一番好きなものに

プチ贅沢ができていることも大きいだろうと思っている

好きなものは、人によって違うので

当然ながら、私にしか当てはまらないかもしれないが

私の好きなものは、コーヒーと紅茶だ

茶菓子は、なくても構わないが

毎朝、10時には美味なコーヒーが飲みたくなる

夕食後は、紅茶がいい

ポットでじっくり入れた紅茶を

1人で二杯、のんびりと飲むのが至福の時間だ


この、コーヒーと紅茶

美味な高級品が、信じがたいほど安くなるところを見つけた

紅茶は、日本のメーカー「ルピシア」

デパートの地下にもよく入っている有名店だが

このルピシアが、年に二回、「福袋」を売り出す

キッチリ、半値になっている

フレバーティー、ストレートティー、などのジャンㇽと

リーフか、ティーバックか

分量は大・中・小のどれにするか、

9種類くらいの組み合わせの中から選ぶことができる

六月と十二月が、大売り出しの月だ

ただ、茶葉はお任せで、例えば、ダージリンを入れて欲しい

アールグレイは抜いて欲しい、というような

細かい注文はできない

届いてのお楽しみだ

私は、毎回これを注文している

なので、日東紅茶以下のお値段で

毎日、最高のティータイムを過ごせているわけだ


コーヒーは、銀座の老舗コーヒー店で買うことにしている

というと、妙に気取っているようだが

私が買うのは、ここのドリップパックの福袋

120袋で、3000円くらいのセットだ

一杯30円にもならないが

香りも味も絶品、特に、このセットには

ローストが浅いもの、中くらいのもの、深いものと

三種類入っている上に

月がわりで、モカやグァテマラ、といった

高級品種も一種類入る

銀座は、私の職場からそう遠くも無いので

仕事帰りに、ぶらりと買いに行けるのもありがたい


贅沢も、ブチ贅沢も

大金を支払えば、簡単にできるとは思う

だが、やはり、何と言うのか

それでは、普通過ぎて、面白味が無いように思うのだ

自分の工夫で見つけたプチ贅沢を味わっていると

満足感も、プラスアルファがあるような気がする

ゲーム感覚で味わえる

「情報を集めて、自分なりのブチ贅沢」

ちょっぴり、おすすめだ






2024年3月13日水曜日

★キリン不買運動に思うこと・② シニア層を消費者として意識せよ

 キリンのチューハイ「凍結無糖」で

CMに起用したのが

「高齢者は集団自決しろ」

「高齢者は集団切腹とか」

「切腹は文化だから(高齢者の集団切腹は)最高のクールジャパン」

「安楽死の強制が必要」

と発言していた問題児

ツイッター(X)でたたかれて

キリンの不買運動も始まったところで

キリンが「過度な表現があった」と

広告取り下げをしたのが、今朝のこと


ただ、どうもこれだけではすみそうになく

「そもそも、どうしてこんな差別主義者を選んだのか」

「表現だけが問題で

 その裏にある、優性主義は認めるのか

 ナチスと同じ考え方ではないか」

「会社の立場を説明すべき」などなど

まだ、火種がくすぶっているようだ


ツイッター(今はXだが)の力はすごいな、というのが

素直な実感だ

ツイッターで市民が「物申す」ことで

妙な思想や発言を表舞台から駆逐する

憲法学でいう「表現の自由市場」を

現実に目の当たりにしたのは、少しばかり感慨深い

確かにまだ、気になることはいろいろあるが

まずは、良かったのではないかと思っている


何が良かったのか、と言われると

やはり、一番大きいのは

「シニア層を怒られせると商売ができない」という

認識が広まったことではないかと思う


今や、高齢者人口は28.7%

人口の約3割の消費活動がどれだけの額になるか

そして、また

これだけの層が、一度にそっぽを向き

「この商品は買わない」と言い出したら

企業にとって、どれだけの損害か

あの問題発言をしたのは経済学者だそうだが

こうした経済問題を

少しも考えなかったのだろうか

実に不思議な思考回路だ


しかも、商品は酒だ

成人という小さいパイの中では

高齢者の消費動向のしめる割合は

通常の商品よりずっと高いだろう

キリンにしてみれば

商品を売るために億単位のCM料を払っておいて

まさにそのCMのおかげで

この層から不買を突きつけられ

商品が売れなくなったのでは

まさに踏んだり蹴ったり

CM取り下げは、ごく当然の流れだと思うのだが


それなのに

あの問題児をCMに起用したことでもわかるように

シニア層は消費者として

なんとなく軽んじられている

この世代の欲しがるものを作り、売ろうという体制が

できていないように思うのだ

シニア向けの「素敵な商品」と言われても

私の視野が狭いこともあるのかもしれないが

とっさには

ハヅキルーペくらいしか思いつかない


ここから先は、五木寛之サンの受け売りになるが

シニアの嗜好をトコトン研究して

シニアの欲しがりそうなものを開発、販売することで

新しい活路を開く

そんな企業が、もっとあってもいいと思う


シニアの欲しがりそうなもの

例えば、軽くて、耳さわりが良くて、デザインがしゃれていて

それでいて、人の声だけを拾う、補聴器などだ

五木寛之サンの言葉を借りれば

「補聴器のフェラーリ」を作って

日本を飛び越え、世界の富裕層シニア

……耳が良く聞こえるのなら、金などいくら出しても惜しくないという

  極上の富裕層は世界にはいくらでもいる……

こうした人にアピールできるモノづくりをして

「日本はシニアのパラダイス」

「シニア製品は日本が一番」

という評判を作り、シニアグッズで日本経済を引っ張る

そういう方向性を探っていっても

良いのではないかと思っている


今回の事件が

シニア層を「消費者」の一大勢力として認め

シニア層を怒らせないことから始めて

いずれは、シニア層に向けた商品が

花盛りになる、そんな未来のきっかけに

なってくれるといいな、と

夢のようなことを考えている


とても、自決などしている場合ではないのだ


ちなみに

高齢者向けの福祉政策が破綻しているのは

高齢者のせいなどでは、全くない

我々世代は、時の政府の言うままに

出せと言われた社会保険料を愚直に出し続けてきたのだ

この額で足りる、と計算した

政府の判断ミスが、根本の原因だ


子供が少なくて、年金が払えない、という点にしても

そもそも、少子化は昨日、今日、始まったわけではない

何十年もかけて、じわりじわりと

進んできており、そのたびに

「このままでは、年金が崩壊しますよ」と

あちこちから警告をされていたにも関わらず

ロクな手を打てずに、呆然と見ていた

政府のせい、完全な政策ミスだ


政府のしりぬぐいを、なぜ我々世代が

こともあろうに

自分の命で払ってやらなくてはならないのか

しかも

政治家が自分の資産や給料をなげうって

年金資金に充ててもらっても

まだ足りないというのならともかく

政治家は定年も何もなく

世界的にもダントツに高い給料をもらい

コロナ下でも交通費までもらい

とどめに、億単位の裏金をため込んで

何が集団自決だ、と思う


ここは、昭和世代らしく

山口百恵の、あの名セリフ(名歌詞?)で締めたい

「バカにしないでよ」

(「やってられないわ」というのもあった気がする、うろ覚え)





2024年3月10日日曜日

★キリン不買運動に思う・まあ、起きるだろう

 昨晩あたりから、妙にXが騒がしい

トレンドワードを見ると

「集団自決」などどいう

穏やかではない言葉がトップに入っている

何事か、と思ってみたら

「高齢者は集団自決、集団切腹が望ましい」

「高齢化問題の解決には、安楽死の強制が適切だ」

「最高のクールジャパン」とネットの番組で述べ続けて

約2年くらい

謝罪も取り消しもしないばかりか

「言ってはいけないと言われていることは

 たいてい正しい」と言い放ち

アメリカのタイムズ紙で

「日本にはこんな差別主義者がいる」と

写真入り、実名で報道された問題児が

なんと、キリンのCMに起用されていた

商品名は「氷結 無糖」


で、当然に世論が沸騰した

Xを見た限りでは、キリンを擁護する投稿は全くない

「お前に親はいないのか」

「焼け跡から高度成長を築き上げた世代に対して

 あまりにも無礼」と

この差別論者の暴言を批判する投稿が主だったのが

日付が変わって今日になったくらいから

「CMに採用するということは

 キリンも同意見なのか」

「わかっていてCMに採用したのか

 基本情報の調査を怠ったのか

 広告代理店から強いプッシュがあったのか

 一体どれだ」

挙句のはてに、高齢者からは

会社ごと氷結してしまえ、との捨て台詞まで投げつけられ

今では「キリン不買運動」が

トレンドワード入りしている


私自身は「集団自決」という言葉を使った時点で

何を言おうと、一発アウト

軽々しく口にすること自体が、犠牲者の冒とくだと思う

これは、藤田嗣治の戦争画、サイパンでの集団自決を描いたものだ








これを冗談交じりに笑いながら話しただけでも

(ここでは上げないが、その動画もXでは

 何度もあげられていて、すぐに見ることができる

 この差別主義者は、本当にうれしそうに

  笑いながら話している)

商品の「顔」としてふさわしい人物とは言えまい


それに、高齢者の社会保障費を削減するためには

皆殺しにしてしまえばいい、

それが一番正しいこと、とは

余りの愚かさに恐れ入る

金を稼げない人間は無駄だ、というのが

その一番の理由らしいが

それなら、いらない人はどんどん増えてくる

障碍者も、重病人も、引きこもりも、けが人も

妊娠中の女性すら、生産性が落ちるので

何をされるかわからない

今はやりのFireも

「昔は金を稼げていたが、今は稼いでいないから」と

安楽死強制リストに入りだろう


これとよく似たことを主張し

障碍者、精神病者、同性愛者

最後には、特定の民族全員を

殺害しようとした国家がある

ナチス・ドイツだ


そもそも、人に値打ちをつけて

この人は価値のある人、この人は価値のない人、などと

決めて良い人間など、この世に誰一人いないと思う

どこにでもいそうな老人に見えても

家族にとっては、大事な父親、母親

一日、仕事であったことを聞いてくれるだけでも

気持ちが楽になる、心の支えだ、という話は

私の知人の間でもよく聞く

これを、赤の他人が

金だけを基準に勝手に価値を判断し

こいつは金を稼げないのか、そうか、それなら

こいつは無益、切腹させよう

などといってよいわけがない


しかも、高齢者となれば

私を含めて、若いころからずっと働き

税金も社会保障費も払ってきた

年金保険料も、40年以上

容赦なく取り立てられてきた人がほとんどだろうと思う

それが、定年になったとたん

払い込んできた分の年金も受け取らずに

さっさと死んでくれでは

半分詐欺にあったようなものではないか

しつこいようだが

せめて、払いこんだ分とその金利相当分だけでも

返してもらわなくては

納得など、できるはずがない


だが、この差別主義者は、政府の言って欲しいことをいう

いわゆる「御用学者」で

財務省のパンフレットにも、誰かとの対談が載っている

すると、「税金納めて死んでくれ」は政府の本音なのかな、と

勘繰りたくなってくる


さらに、不快なのは

この差別主義者は、持論の「高齢者集団自決論」を

自民党の長老には決して言わないことだ

同じ話を、森喜朗や、二階俊博には絶対に言わない


CMの人選は、かなり丁寧に行われる

キリンが、どうしてこの人を選んだのかは知らないが

この発言は、数年にわたり、かなり物議をかもしてきたから

知らないわけはあるまい

一歩譲って、もし、キリンが知らなかったとしても

広告代理店は知っているはずだ

まさか、同意見、ということは

なかろうと思うのだが

知っていて、たいしたことにはなるまいと思って

起用したのなら

人の命を甘く見た報いを

キッチリ味わってほしいと思う


「氷結 無糖」のブランドイメージは地に落ちた

私も、安楽死の強制等させられてはたまらないので

キリンは飲まない、といいたいところだが

ソバ―キュリアスなので

もともと、キリンでもサントリーでもビール自体を飲まない

紅茶は、ティーバックで入れるし

緑茶は、自宅なら急須、オフィスではティーバックだ

ジュースはDoleが多いので

不買運動をしようにも

もともと、キリンは買っていなかったことが判明した


なんだか、ちょっとがっかりしている


2024年3月8日金曜日

私の趣味つれづれ ノンアルコールカクテル・今夜のカクテルはシンデレラ

 私の住んでいる関東地方は

昨夜はかなりの雪で

通勤が思いやられる、滑らないだろうかと

心配しながら眠ったのだが


今朝になると、雪はほとんど水たまりと化しており

帰宅するときには

確かに寒いことは寒かったが

雪はなく、路面の凍結もなく

安心して帰ってくることができた


帰り道にあるスーパーで

おそらく、今年最後になると思われる

1人分おでんパックを購入

これだけでは、味がイマイチなので

鶏肉、豆腐、厚揚げ、しいたけ、さつま揚げを購入

おでんパックにかつおのほんだしを加えて

煮込むこと15分

私好みのおでんで、夕食を満喫し


何かちょっと、しゃれて気取ったものが飲みたくなった

普段のコーヒーも、フレバーティーも大好きなのだが

せっかくの金曜日の、予定の無い夜の始まりなのだから

(とはいえ、夜の八時に来る客などいないし

 外に出かける用事も無いのだから

 予定が無いのが当たり前なのである

 だが、こう書いてみると、なんだか特別な夜のような

 映画じみた雰囲気になる…のではないかと思っている)

もう少し、特別感のあるものがいい


こういう時には、私はノンアルコールカクテルを

作ることにしている

レシピはいろいろあるのがだ

「これから楽しい夜を迎える」ときは

夜の舞踏会で幸せを射止めたヒロインにあやかって

「シンデレラ」カクテルを作ることが多い


このカクテルのレシピは簡単で単純だ

公式のレシピブックに載っている配合だと

パイナップルジュース

オレンジジュース

レモンジュース

同量ずつ入れて、

マドラーでかき混ぜるだけだ


私はたいてい、通勤途中のスーパーで

Doleの紙パックジュース80円也で

パイナップルとオレンジのジュース

レモンジュースは、ポッカレモンで作っている

ただ、ポッカレモンはかなり強いのか

このレシピでは、私は少し酸っぱすぎて

口に合わなかつた

私が作るときには、大匙1杯半くらいにしている

最初はレモンは控えめにして

味を見ながら、少しずつ足して行って

自分好みのレシピを作るといいのではないかと思う


華やかな黄色

トロピカルな香りが魅力的

それでいて、単品のジュースで味わうより

奥深さがあり、コクもある

パイナップルの香りが印象的で

甘さはあるが、レモンのおかげて

むしろ、すっきりした味わいだ


分量は、少し測りにくいかもしれない

ただ、さすがの私もカクテル用計量カップまでは

持っていない

その代わりに、ケーキを焼くときに使う

卓上はかりの上に、グラスをのせ

重さで分量を量っている

パイナップルジュース20グラム

オレンジジュースを継ぎ足して40グラム

ポッカレモンを足して、48グラム、が

私の好みのレシピだ


シンデレラカクテルを飲んだら

趣味の時間の始まりだ

とりあえず、ファイナンシャルプランナー1級の

受験用解説動画を見る所から

始めようかと思っている



2024年3月5日火曜日

★今日はレバーパテ制作日和

 私の住んでいる関東は

昨日の夜から天気が悪く

Xでは、「めちゃ雪」がトレンドワードに

入るくらいになっている


こういう日の夕食は、鍋物と決まっている

今日は好きなテレビも無く

かといって、これだけ寒いと

じっと座ってビデオを見ていても、足元が冷えて仕方がないが

3月になったのだし、あまり暖房も使いたくない


こういうときは、私はちょっと手間のかかる

「煮詰める」系の料理を作ることにしている

くつくつと煮込んでいるうちに

部屋の中も温まるし

少しずつ体を動かすので

あまり寒くもなくなるし

暖かくなったころには、手製の「うまいもの」が

冷蔵庫で出番を待っている、という

いいことづくめだ


今日は、ちょうと数日前に押し入れの奥からレスキューした

スープ作り機に着いていた

ミキサー機能を活用して

レバーパテを作る予定だ


私の近所のスーパーでは

鶏のレバーは100グラム50円

ただ、250グラムの、一人暮らしには多すぎる分量なのが

難点といえば、難点だ


作り方は、至って簡単で

レバーの腺や、血の塊などを取り除いて

適当な大きさに切って、水につけておく

水は時々取り換える

水がやや透明になり、底が見えるようになるまで、が

一応の目安だ

つける時間は

本来は30分でも大丈夫なのだが

私はこの間に、ほかの材料の準備や

夕食後の皿洗いなどもやってしまうので

結局、1時間から2時間、つけていることが多い


冷蔵庫の中の香味野菜、ニンジン、セロリ、玉ねぎを薄切りにする

セロリとニンジンは半分、玉ねぎは4分の1が目安だが

私は、冷蔵庫の残り野菜の掃除、の勢いで

とにかく、薄切りにしてしまう

切れたら、チューブニンニクを5㎝くらい絞って

野菜全部を鍋に入れ、オリーブオイルで炒める

ここは、神経質にならなくていい

あとで、全部煮込んでしまうからだ


野菜に火が通ったら、水を切ったレバーを入れる

赤ワインを半カップ、ブイヨンキューブ1個

あとは、レバーの匂いを消すために

ローリエの葉二枚くらいと、好みのハーブを入れる

私は、庭で育てているローズマリーを

枝ぶりを整えるための剪定がてら、収穫することが多いので

乾燥ローズマリーを大匙3敗くらい投入している

ワインは、プラスチックのビンに入っているような

1本300円くらいのもの

これを、汁気が亡くなるまで、弱火で煮詰める

大体30分強、というところだ

肉も野菜も、頃よく煮詰まってくると

部屋はポカポカ、しかも、家じゅう

なんとも言えない、良い香りが漂ってくる


この先は、ミキサーの出番だ

まず、鍋の中身を熱いままミキサーにかける

汁気が無いので、最初はなかなか

ミキサーが回転せず

きれいに細かくならないと思うが

気にしなくて構わない


ミキサーにかけているうちに

だんだん冷めてきて

人肌より少し低いかな、という程度になったら

最後の仕上げに、バターひとかけらと

生クリーム50CCを加えて

ミキサーにかける

たいていの生クリームが200CC入りなので

四分の一を目分量でいれれで良いと思う

これは、植物性のホイップクリームで構わない

(ちなみに、私はスジャータ低脂肪を愛用している)


生クリームが入ると

突然、という感じで

少しパサパサ感のあった肉+野菜が

とろりと一つにまとまってくる

私は、ここで少し丁寧に時間をかけて

自分好みの細かさになるまで調節している

ちなみに、私はブイヨンキューブの塩分で十分なので

塩は入れてはいないが

味の調節をしたい方は

この段階で投入、30秒くらいミキサー、がおすすめだ


ミキサーが出てきてからは、10分かからない

難しいところも何もない

デメリットをあげるとすれば

難しくはないが、煮込むのに時間がかかる

生のレバーを触るのは、気持ちが悪いかもしれない

その程度だ


臭みは全くない

私個人としては、デパ地下レベルのできだと思っている

そのうえ、材料費はレバーと生クリームくらいなので

お値段的には、10分の1もしない

出来上がりの分量は相当に大量で

保存パック一個分、蓋が閉まらない程度になるので

数日間は朝食が、レバーパテ+ベビーリーフ のサンドイッチに

ならざるを得ないのだが

それでも、少なくとも私には一度も飽きがこない


それに、これだけたっぷりあると

休日のブランチに

「レバーパテのパスタ」が食べられる

レストランで購入したものでは

コスト的に、こうはいくまい、と

そこはかとない優越感(誰に対して?)を味わえる


今日は急いで帰って

鍋を食べて、パテを作ろう

そう思うと、それだけで楽しくてならない





2024年3月4日月曜日

★つい増やしてしまうのは、やはり趣味のもの

昼休みに

同僚の読んでいた断捨離の本を

ちょっと見せてもらったところ

面白いことが書いてあった


家が片付かないのは

そもそも、物の絶対量が多いからで

物の数を減らして、置き場所を決めれば

自然に家は片付いてくる、と書いてあり

なるほど、と膝を打ちたい気分になった

その他にも細々と書いてあったのだが

そのあたりは、いったん飛ばして

ともあれ、家に帰ったら

戸棚の中に何があるか

チェックしてみるか、という気になった

ひな人形を出すときに

ダンボールをかきわけたので

少し整理しようか、という気になったからだ


さて、押し入れの荷物を確認してみると

冷房系の、扇風機、卓上扇風機、お出かけ用ハンドファン

このあたりは、仕方がないと思えるもののほかに

ネコ用品一式、園芸用品一式

それに、一番多く場所を取っていたのは

調理家電だった


調理家電、といっても

私も持っているようなものだから

半分、工具か遊び道具のようなものだ

かき氷機は、たいていどこの家にもあるとは思うが

炭酸水作り機(正式名称は知らない)

ホットプレート、ポップコーン作り機

アイスクリーム作り機

綿あめ作り機、ヨーグルト作り機

スムージー作り機、トドメにスープ作り機まで出てきた


スムージーは、寒い間は中止しているが

暖かくなったら、すぐに復活するから捨てられない

炭酸作り機、ヨーグルト作り機

かき氷機、アイスクリーム作り機も

以下同文だ


ポップコーン作り機と、綿あめ作り機

これは、ドハマりした挙句、それぞれ3キロ太ってしまい

元に戻すのに苦労したときに

ヤツアタリ気味に、押し入れに放り込んで忘れていたものだった

出てきたら、なんだか久しぶりに

悪友に出会ったような気がして

懐かしい上に、今度の休みに

某ランド風のチョコレートポップコーンを

久しぶりに作ってみようか、という気になってきた

太ることにさえ気を付ければ

ワクワクのタネだ、捨てるわけにはいかない


スープ作り機は、亡き父のために買ったものだった

食事の時に、水分が無いと

喉の通りが悪くなるのだが

レトルトスープやみそ汁では塩分が多くなりすぎる

かといって、スープを一から作るのも

割合に手間がかかるので

この機械を使って

良く、ポタージュスープを作ったものだった

父を見送ったときに

遺品整理と同時に、押し入れにしまい込んでいた


あれからずいぶん経っている

それに、このスープ作り機には

ミキサー機能も着いている

そろそろ、あの頃のことも全部「思い出」として整理して

先に進んでもいいころだ

そう思ったら、なんだか急に

このスープ作り機のミキサー機能を使って

レバーパテを作りたくなってきた

まだ、ソバ―キュリアスになる前

はじめてこのレシピを習った時に

恐る恐る作ったレバーパテを

安売りになったバゲットと一緒に食べてみたら

ワインの進むこと、進むこと

どうやら、私の思いではかなりの強さで

食欲と結びついているらしい


料理、というよりも

料理をして遊んでいる、子供の実験のようなものだが

この、調理家電の山を見ていると

料理が好きなんだなぁ、と実感する

しかも

今度のボーナスで買いたい、と切望しているのが

家庭用パン作り機だ

ピザ生地も作れるものがいい

これ以上、片付ける場所が一体どこにある、と

咎める自分がいる一方で

洋服ダンスを一つ減らせばなんとかなる、と

考えている自分もいる


断捨離はしようと思ってるのだが

趣味のものだけは捨てられない

というよりも

ますます増やしてしまいそうだ

ミニマミストへの道は、私にはかなり険しそうである