ニュースで、2050年には
単身シニアが44%になる、と言っていた
それを聞いていた同僚が
誰か、面倒を見てくれる人が欲しいよな、と
よりによって、私の顔を見て言うもので
つい、言わなくてもいい、本音が出てしまった
お金を出して
ヘルパーさんを頼んではいかがです?
私個人としては、とても喜ばしい
ニュースだと思っている
たとえ結婚していようと、パートナーに先立たれたら
1人暮らしにならざるを得ない
ひと昔前なら、同居、二世帯住宅、というのも
あったのかもしれないが
私の周囲では、親、特に義理の親と
同居している人は一人もいない
と、なると
目端の利いた企業なら、とっくに気づいているはずだ
これは、大きなビジネスチャンスになる
そして
企業がビジネスに励んでくれれば励んでくれるほど
シニア層が生きやすい世の中になってくる
進研ゼミなどの、子供の教育をメインにしていた
ベネッセが、いつのまにか、介護業界に参入し
今では、デイケアや高級シニア向けマンションを
経営し始めているように
シニア向け市場に目をつけている企業も
たくさんあるはずだ
すると、安心してシニアが金を使えるように
今までなかった、資金調達の方法も生み出されてくる
リバースモーゲージなどが、良い例だろう
家を担保にして、資金を借りる
資金を借りたシニアは、利息だけを支払って
今までと同じように、家に住み続ける
住み続けられなくなり、空き家になったら
資金を貸した銀行が、担保として売却する
資産を残したい子供などがいるようだったら
この、売却後の残金が、子供のもとにわたるようになる
子供の手元にわたる額は少なくなるかもしれないが
子供が家をを売ったり
とりわけ介護をする手間はなくなる
こうした手法も、ここ数年で現れてきたものだ
私個人としては、今の家に、最後まで住み続けたい
なので、多少、費用は掛かってもいいので
ヘルパーさんが充実している社会になってくれると
大変にありがたい
現在は、一人暮らしなら介護保険を使えば
食事の準備や、掃除などの家事はヘルパーさんに頼める
通院や、散歩のアテンドもしてもらえる
私は、65歳になったら
掃除のお手伝いだけは
すぐにお願いしたいと思っているところだ
ここから先は、のんきな夢者語りだ
介護保険が対応しているのは、日常生活まで
それを超えると自費になる
ただ
介護が必要な身になったとしても
ヘルパーさんの手をかりて、
ベットの猫と、家庭菜園の世話をしたい
車の運転をお願いして
隣町の映画館、上野の美術館、バレエ観賞に
年に一度くらいは行きたい
欲を言えば
サンシャイン水族館、京成バラ園
贅沢を承知で
箱根、熱海、湯河原あたりの温泉に一泊旅行
このあたりまで、連れて行ってほしい
認知症まで行ったら、弁護士サンに後見をお願いするが
そこまでは行かないが、年相応に忘れっぽくなったら
金銭面を含めて、フォローして欲しい
できれば、紅茶を美味しく淹れてもらって
手塚治虫や、中島みゆき
そのあたりの話ができたら最高だ
と、ここまで考えて、ふと思いついた
家事一般、スケジュール管理、資産管理
これをメインにしている仕事があった
古い西洋由来のもので
ごく一部の富裕層だけしか利用していない職だ
その仕事は「執事」という
考えてみれば、執事というのは
かなり高齢者好みだ
服装は控えめで、クラシカル
礼儀正しく、出過ぎない
仕事の内容は、絶対に他言無用
それでいて、必要と思えば自己判断で
主に必要な相手に、連絡をとったりもする
私専用の執事を雇うほど
高額な年金はもらえないが
二週間に一度くらい
派遣で来てもらう程度の蓄えはできそうだし
そういう家庭は多そうだ
どこかのベンチャー企業で
(何なら、葬祭業と抱き合わせでもよいと私は思うのだが)
執事学校を開き、レンタル執事を派遣できるよう
ビジネス展開してもらえないものだろうか
高いところの電球の交換や
換気扇磨き、ふろ場のカビ取り
夏冬の寝具の入れ替え
庭の木の枝打ちや、雑草取りなど
体力のある男手を欲しいシニア家庭は少なくあるまい
パソコンや、スマホなどの設定もやってもらえれば
かなりありがたい存在ににもなる
丁寧な態度で、礼儀正しく、よく働くレンタル執事
お嬢様より、旦那さま、大奥様の間で
人気になりそうな気がするのだが、同だろうか
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