ファイナンシャルプランナー1級の実技試験
不合格がはっきりしたのが、昨日の朝
思ったよりも、ダメージがひどかったらしくて
昨夜は、少しウトウトとはしたものの
あまり良くは眠れず
今日は朝から、あまり食欲がなく
それでも、当日欠勤は許されないので
仕事にだけは行ってきた
そのうえ
喉の中央、ちょうど喉仏のあたりを
強く押されているような感覚がある
これはまた、実にお久しぶりの感覚だ
中高以来だから、ほぼ50年ぶりだろうか
これは、極度のストレスにさらされたときの
体に出てくる反応の一つだ
たかが試験一つに落ちただけで
我ながら、情けないものだとは思うが
そもそも、ダレに言われたわけでも無く
自分が好きで受けている試験だ
老い先短い時間だというのに
落ち込んで過ごす一日など
あまりにもムダで、シャクに触る
なので
こうなったら、私が今まで集めてきた
「自分用トリセツ」から
「落ち込み回復アイテム」をガンガン蔵出しして
本日中に立ち直ることに決めた
やったことを時系列順に並べると
① とにかく、終業時刻まで
心をこめて仕事をする
……「時間薬」という言葉がある
ある程度は、時間がたたないと
本当に苦しい気持ちはなくすことができない
なので、何はともあれ、時間を過ごすには
仕事を熱心に、今の状況を忘れられるくらい熱心に
心を込めて働く、というのは
案外、妙手ではある
少なくとも、これで9時間は経過できる……
② 好物をやけ食いする
物を食べたり、満腹したりすると
脳内に、幸福物質が分泌されるのだそうだ
これを狙う
ただし、菓子類や揚げ物類をドカ食いすると
あとから、血糖値やら、中性脂肪やらの点で
大反省と、自己嫌悪に陥ることは確実でもある
なので、私が選ぶのは
「絹ごし豆腐 3丁」
全部、冷ややっこにして一度に食べてしまう
……と書くと、簡単そうではあるが
一丁平らげるだけでも、案外と満腹してしまう
三丁は、よっぽどのことでもない限り
相当にキツイ
だが、絹ごし豆腐の冷奴など
カロリーも塩分もかなり控えめ
のど越しが良いので、胃の調子が悪くても
するすると食べられるうえに
植物性たんぱく質爆弾のようなもので
体にも、財布にもうれしい
実に、人畜無害のやけ食いである……
③ 愛猫をモフモフする
我が愛猫の「のえるさん」は元保護猫で
子猫時代に、人間に撫でられたり抱っこされたり
したことがないので
モフモフ、どころか、なでなで、どころか
ちょっと、アゴの下を触っただけでも
ぷいっ、とどこかに行ってしまうのだが
動物の毛皮に触れることで
脳内に、幸福物質と言われるセロトニンが分泌されるのだそうだ
帰宅時に、チュールを買い込んで
掌に絞りだして、手から食べていただく
「のえるさん」のあごの毛皮が、私の掌に触れる
チュールが無くなってくると、手のひらも舐めてもらえるという
ささやかなオマケつきだ
それに、愛猫の愛らしいしぐさも
気まぐれで、わがままな猫らしいしぐさも
すべてが、癒しだ
④ 市民プールに泳ぎに行く
実は、これが一番メインかもしれない
私の住んでいるところは、市民プールが夜の九時まで
営業しているので
一通りの夕食を済ませた後で
電車とバスを乗り継いで、プールに行くことができる
プールの入場は二時間までなので
七時少し前につけば
閉館まで、のんびりと泳ぐことができる上に
この時間は、子供がいないので
かなりすいている
俗にいう「穴場タイム」だ
私はあまり運動は得意ではないので
泳ぐ、というより、「大人の水遊び」だ
だが、みっちり二時間
プールのレーンに沿って、歩いてみたり
アクアビクスの教室に、当日一日券を買って
飛び入り参加をして
「水中お遊戯」のようなダンスをしてみたり
平泳ぎとバックで、100メートルずつ泳いだりしてみると
帰りのバスに乗るころには
なんだか、エネルギーが汲みだされてしまったような
気力やら、意志力やらが、すっかり消えており
「もーいーや、家に帰ろー」と思う頃には
試験に落ちた悔しさや、悲しさも
なんとなく、消えていたりする
⑤ 帰宅後即入浴
このあたりからは、仕上げに入る
このまま、体を疲れさせて
夜になったら、否応なしにぐっすり眠れるように
さらに、市民プールでは
プール後のシャワーでは、泡の立つものはすべて禁止
シャンプー、石鹸、ボディソープなど
見つかったら、出禁をくらう
なので、塩素の匂いのする肌と、水着を
大急ぎで洗ってしまう分には
即刻の入浴が、一番なのだ
⑥ 中島みゆきの歌を聴く
もう、➄まででほとんど回復はしているのだが
最期のトドメ、のようなものだ
私は、これで完全回復できる
もともと、中島みゆきは大好きなのだが
苦しい時、つらい時にきくと
本当に、心にしみてくる
特に、この曲は今の心境にピッタリで
どんな人に、どんな慰めの言葉をかけてもらうより
ずっと暖かく、心にしみてくる
中島みゆきの歌としてはあまり有名ではないが
この曲をイチオシにしている
コアなファンがいることで、良く知られている曲
「倒木の敗者復活戦」だ
はたから見れば
誰がどう見ても、「完膚なきまでの負け」であり
勝った人達が「光へはばたく羽音」を
「地べたで聞く」ような思いをしていても
何度「叩き折られても」「打ちのめされても」
「世界はそこどまり」にはならない
「傷から芽を出せ」
なぜなら
「泣き慣れた者は強い」から
これほど、見事なエールは
少なくとも、私は他には知らない
ひょっとしたら、このブログをお読みの方の中にも
中島みゆきのエールが必要な方が
おられるかもしれないので
歌の動画のアドレスを貼っておく
一緒に、傷から芽を出しましょう





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