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2024年5月3日金曜日

このドラマが楽しみ・NHK 「老害の人」5日スタート

テレビは好きな方だと思う

だが、受験生の身なので

見る番組は絞っている

一日30分以内、と

小学生のような制限もつけている


今、見ているのは

笑点、大河ドラマ、美の壺、日曜美術館

ソロ活女子のススメ、100分で名著

スペイン語講座、趣味の園芸

プロジェクトX

だが、勉強時間確保のために

美の壺と日曜美術館は録画をとりためて

合格してから見ることにしている

……問題は、合格点までの距離が

  あまりに遠いので

  晴れて合格し、いざ録画を見ようと思った時には

  プレーヤーが壊れていないか、という

  ことなのだが……


5日から、もう一つ

気になるドラマが始まってしまう

NHK 「老害の人」だ


原作は内館牧子

シニアを扱った三部作の最後

原作も読んだが、なかなか面白かった


あらすじをまとめると

主人公は、中小企業の元社長の80代

娘婿に地位を譲って引退したはずが

行くところがなく、週に何度か

止めたはずの勤め先に出勤し

昔話や自慢話、同じ話を何度も繰り返し

挙句のはてに、契約を一つダメにしてしまい

娘から、老害宣言、出禁にされる


だが、ここで一念発起

シニアが集まれるカフェ

「若鮎サロン」を作る

その後、すったもんだはいろいろとあり

コロナ禍にも巻き込まれ……という話である


私の読後感としては

小人閑居して不全をなす、だった


ひとくちに言われている、「老害」

孫自慢や、延々と続く自慢話

エンドレスの趣味のウンチク

私には、これは「人害」とでもいうべきもので

シニアだけには限らない気がした

シニアでも、やらない人はやらない

若くても、やる人はやる

年齢ではなく、人格によるのだと思う


たとえば、

若年層には「マウント」がよくあるそうだが

要は、自慢話+私は貴女よりも上だ、という

一種の場所取りまで含めているので

むしろ、単なる自慢よりも悪質に思える


ほかにも

私の職場の若い女性同僚に

ソロキャンプが趣味、という人がいるのだが

一番の困りものが

女性のソロキャンパーを見つけると

近寄ってきて、困ったことはないか、などと話しかけ

頼んでもいないのに、あれこれと教えたがり

聴いてもいない、身の上話や自慢話を始める

男性キャンパーだという

1人でできますから、とご退席願うと

親切でやっているのに、と怒り出す

こうした男性キャンパーは

中年が多いが、30代くらいでもいるという

その同僚は、そのせいで

管理人の常駐するキャンプ場以外には

絶対に行かない、不愉快な思いをするから、と

言っていた

ウンチク垂れ流し系は

シニアには限らないのだ


若い母親たちでも

子供自慢が激しい人は少なくはないと思う

親は親ばかでいい、と世間が目をつぶっている

それだけの話なのではないだろうか


いや、シニア層には特にそれが目立つ

頻度が多すぎるから

「老害」と言われるのだ、と

反論が聞こえそうだが


私はそれも、やることがないからではないかと

思っている

というのは

仕事を持って、忙しくしている人は

シニアになっても

ムダな自昔話や昔話をり返して

時間を浪費する人には

会ったことがないからだ


たとえば

テレビなどで良く出てくる人達を

例にとってみるが


年を重ねれば重ねるほど味が出てくると言われる

落語家の師匠方

笑点の大喜利の半分はシニア層だが

孫自慢をしているのを聞いたことすらない

それよりも、座布団獲得に必死そうだ


私の知り合いの、お坊さんもそうだ

年をとってからますます

ご近所にも、檀家さんにも

慕われるようになり

この方に悩み相談をしに来る人は

かなり多い

美輪明宏も、80歳を過ぎてから

テレビで人生相談番組をやっているが

この範疇に入りそうだ



いや、それはその人たちの

品性や人格が特別に立派だからで

その他大勢のシニアには当てはまらない、という

声も聞こえてきそうではある

なので

ここで、極めつけの例を挙げてみたい


良くも悪くも、シニアにならなければ

出世できないらしい、政治家のセンセイ方

その中でも、ドン

5億もの裏金議員でもある

あの方である

記者会見で、質問した記者を

バカヤローと罵倒したほどの

なかなかみごとな品性の持ち主ではあったが

あの記者会見では、自慢や、昔話は

一言もしなかったではないか


どうやら、三男に自分の地盤を継がせるのに

一生懸命で

それどころではないらしいが

つまり、そういうことだ


私個人としては

もうちょっと良い仕事をして

長生きしてくれればよいのに、と

いう気はしているが

それはさておき


目の前の仕事に忙しければ

昔を振り返る暇などないのだが

シニアになると、そこまで忙しくない

一種のヒマつぶしが、自慢と昔話

というだけだと思う


小人閑居して不善をなす、という

単なる趣味ではなく、人のために役立つこと

わずかでも、収入につながること

できれば、それが自分の趣味に繋がり

やっていて、楽しいと思えること

そういう楽しい未来をもち

過去のことなど、振り返るような

時間と体力の持て余しをなくす

それで、この種の「老害」は

発展的に解消していくと思う


作品中では、主人公は

「老害」呼ばわりされた高齢者を集めて

カフェを開設する

このような

「居場所」「生きる意味」

これが大切であること

かといって、仕事をしている時と違って

他人が「やること」を与えてくれるわけではない

自分の頭で考え、自分で決めて

自分で作っていくこと

これはもっと大切だと思う

小説にも、共感した


主演は伊東四朗

ドラマのCMでみたところ

まさに、はまり役だったのだが

実際の伊東四朗は、自分の分だけではなく

周りの人のセリフまですべて覚えて

リハーサルに臨み

他人のセリフでも、間違えると

「そこは違うのになぁ」という顔をしており

「老害」と正反対のキャラクターだったそうだ

なんとも皮肉なギャップも、面白い


試験前ではあるが

やはり、どうしても見たい

少し早起きして勉強時間を確保して

ノルマ達成のご褒美に見ようかと思っている









2024年4月30日火曜日

今日は「言いたいことを一言」三連発

 いつも、ついつい長くなってしまうので

今日は、ゴールデンウイークだし

短く、サッと

言いたいことだけを言ってしまおうかと思う

では、ひとことメッセージ三連発


岸田内閣の閣僚たちが十人以上

この連休中に

のんびりと海外旅行に行くそうだ

そこで、一言

能登に行け、能登に!!


その2

国民の90パーセントが合意、なら

ほとんど、「民意」だろう

民意に沿って、その場で採用白とまではいわない

ただ、せめて

検討くらいしろ

天皇長子承継制度


その3

これは、サルバトール・ダリの作品

1961年発表「イースターの目」










これが、おなじみミャクミャク








まさか、パクリ?!

(でも、ダリの方が

 完成度が高い気がする)


ああ、すっきりした

おあとがよろしいようで

2024年4月29日月曜日

ゴールデンウイークの楽しみ・週刊新潮推薦・超リラックス入浴法

 今日は、私の感覚で言えば

「天皇誕生日」

いつの間にやら、「昭和の日」に

なっているようだが

月曜日というのに、のんびりできる

幸せな日だ


幸せついで、のんびりついでに

「のんびりの最高峰」をやってみようと思った

週刊新潮ご推薦の、リラックス入浴法だ


実は、記事が載っていたのは

二週間以上前だったのだが

ちょっと、あまりにものんびりしすぎているので

ゴールデンウイークの連休まで

とっておいたようなものだ

それだけに、とても楽しみだった


もともとは、血圧もコレステロールも下がる

温泉の楽しみ方、という見出しがついていたが

普段、温泉に行けない人のために

家庭でもできる、いわば「温泉ごっこ」の

やり方の手引きまでついている

なかなかの両記事だった


内容をかいつまんで要約すると

湯は、刺激の少ないものがおすすめ

ラジウム温泉などは避けて

肩こりなどに聞くといわれている

俗にいう「やわらかい湯」を選ぶ


入浴時間は、日の高いうち

つまり、昼風呂である

……確かにこれは、

  ♪小原の庄助さん 朝寝朝酒

   朝湯が大好きで~  ♪ の世界だ

  間違いなく、リラロックスできる

  ちょっとした「おサボリ」の背徳感も

  たんのうできそうだ……


血圧やコレステロールを下げるには

風呂上がりの水分補給が大切

利尿作用などの無い、健康的な水分摂取に

牛乳や、コーヒー牛乳を

グイッと行くのがおすすめ


本来なら、温泉街をぶらぶら見て回るような

リラックス効果があれば良いのだが

自宅ではそうはいかない

なので、それに代わるリラックス法として

部屋を暗めにして

ひたすら、ゴロゴロ

気持ちよく、寝そべっているのがベスト

車でいえば、完全にブレーキをかけた状態を

人工的に作り出せる


で、全部セットでやってみた

風呂の湯は、新しいものをなみなみと入れ

薬局で買ってきた温泉のもと

迷ったすえに、登別温泉にした


頭に手ぬぐいをのせて

湯に浮かべた盆に徳利をのせて

一杯やりながら入浴、というのが

昭和のひなびた温泉スタイルだったのだが

アルコールと入浴の取り合わせは、心臓に良くない

それに私はソバ―・キュリアス

飲めることは飲めるが、あえて飲まないライフスタイルだ

とはいえ

なんとなく、こういう「悪いこと」もしたくなったので

今年初めての冷茶を作り

チビチビやることにした


風呂上がりの牛乳は

できれば、ルシウスのようにフルーツ牛乳に

したかったのだが

……わかる人だけニヤリとしてくれればいい

  わからない人は読み飛ばして欲しい

  どうせ、たいしたことは書いていない……

作り方がわからなかったので

インスタントコーヒーを使って

少し甘めのコーヒー牛乳を作り

冷蔵庫では足りない、冷凍庫に入れて

キンキンに冷やすことにした


本当は、小原庄助さんにあやかって

朝寝もしたかったのだが

これは、我が愛猫に

朝だ朝だと泣き叫ばれて

果たせずに終わった


で、昼風呂大作戦だが


一言で言って、最高だった

これ以上のリラックスは考えられないほど

徹底的にリラックスできた

ついでに言えば

風呂上りは、きちんと服を着こむよりは

もしあれば、作務衣くらいの

リラックス全開ファッションの方が

涼やかでいいと思う


ゴロゴロし、半分うとうとし

温泉街の冷やかしのかわりに

近所のモッコウバラロードを散歩に行って

完全に、非日常を楽しめた

今夜は少し、寝つきが悪くなるかもしれないが

明日も休日だ、早起きする必要はないのだから

眠れなかったら、受験勉強の続きをすればいい

本当に、心にかかる雲もなし、とは

まさにこのことだろうとおもう


ゴールデンウイークは、やっぱり最高だ





2024年4月28日日曜日

今夜は夜更かし・見たいテレビにかじりつきます

 連休も二日目

昨日、自由時間を使って

衣替えと寝具替えをしたおかげで

真夏日になった今日は

今年初めての、袖なしの夏物

特に、一番のお気に入りを着ることができ

季節を先取りしたようで

なんとなく、気分がいい

夜も、サラサラのシーツと肌掛けで

ゆっくり眠れそうで

昨日の自分にお礼を言いたいくらいだが


今夜は、テレビ漬けで

たっぷり遊ぶつもりだ

笑点から、BSで6時からの大河ドラマ

夕食後に日曜美術館、の流れは

毎週の定番だが

今日だけは、日曜美術館をやめて

少し目を休めて、その間に少し勉強

勉強は、今日のノルマが終わったら

美味なコーヒーを淹れて

リビングに陣取る


楽しみにしていたテレビがあるのだ

選挙速報である


ここ二週間くらい、職場でもネットでも

この話題で持ちきりだった

衆院の補選だが

これが、実に面白い

今回の目玉は、保守王国島根での

自民と立件民主の一騎討ち

もし立件民主が勝てば

次の選挙では、二階ジュニアや、河野大臣も

危なくなるかもしれない、と聞くと

どうしても、気になってくる


東京15区は、私は住んではいないのだが

私の同僚の中に、二人、選挙権者がいて

なかなか熱い戦いだ、と言っていた

いい方でも、悪い方でも有名な乙武候補といい

選挙応援に入っていた小池都知事

維新のトップ二人

立憲民主と共産党のトップや有力者いろいろ

その他にも、オールスターのような感じで

おまけに、過激な選挙妨害まであり

実に、盛りだくさんな選挙だったそうだ


この先の政局にも興味はあるが

それ以上に

勝ち負けのはっきりつく勝負は

かなり好きでもある

スポーツには興味はないが

囲碁、将棋なども好きだし

ネットのオセロゲーム対戦も

ちょくちょくやりに行く

ついでに、ギャンブルを扱ったコミック

「カイジ」シリーズも好きだったりする


選挙も一種、合法的な真剣勝負

しかも、今回は選挙区でただ一人しか当選しない

勝負色の強い選挙だ

多分、気になってちょくちょくネットニュースを見たり

テレビをつけたり消したりしそうなので

どうせなら、徹底的に見てしまおう

そして、日中には見られるだけの

やるべきことをやってしまおうと思った


それにしても

大勢が判明するのは、今日の深夜とのこと

明日が休みで、本当に良かった

ゴールデンウイーク、万々歳である








2024年4月27日土曜日

今日からゴールデンウイーク・何をしようか

 今日からゴールデンウイーク

私は有休をとりまくっているので

なんと、10連休である

これでは、ゴールデンを通り越して

プラチナウイーク、というところだ


せっかくの休日、何をしようか、と

本来なら、あれこれ楽しく迷うところなのだが

今年は、なにせ五月の月末に

ファイナンシャルプランナー1級の

試験が迫ってきている

もう、残日数30日を切っている

過去問は一通り終わったとは言え

まだ、「一回りした」だけで

細かい部分のテキストの読み込みと暗記作業が

残っている

10連休は、一日6時間を目標に

猛勉強に充てざるを得ないのだが


毎日、2時間くらいは

自由時間を作ることにした

一時間は、体のために散歩と筋トレ

縄跳びくらいもするのだが

残り1時間は、完全に趣味

好きなことをしようと決めた


本日の1時間だが

掃除と、衣替にあててみた

家事も、一人分なら

さほど負担はないとはいえ

夏物冬物の入れ替えや

寝具の取り換えなどは

ある程度時間もかかるし

何より、気分がゆったりした時でないと

「どうしてこんなくだらないことに

 大事な自由時間を取られなくてはいけないんだ」と

おかしなイライラの元になる


……決して「くだらないこと」ではない

  特に、気温にあったシーツや掛け布団を

  使わなくては、熟睡できないし

  熟睡できなかった朝のつらさは

  自分でもよくわかっているつもりである

  なので、この頃のように

  ひがわりで

  10度以上気温が変わるようなときは

  シーツ、掛け布団、寝間着の3点セットは

  3種類ほど用意して

  寝る前に、すぐに最適なものを選べるように

  セットしておくのがベスト、というのは

  自分が一番よくわかっている

  だが、仕事帰りでくたびれていた李

  急な暑さでバテていたりする時は

  こんなことにまで

  なぜか、ヤツアタリしたくなってしまうのだ……


今日は、寝具を整えたので

この先、布団があわなくて寝付けなくなることもないし

眠っていて、寒くて目が覚めたときにも

すぐに、薄手の木綿毛布が出せるよう整えておいた

何があっても安心、と思うだけで

ぐっすり眠れそうな気がする


テーブル周りも整頓し

丁寧に磨いておいた

これで、しばらく気になっていた

「かたづけろよ」

「掃除しろよ」という

散らかった物からうける無言の圧が無くなり

座るだけでなんとなく

快適な気がする

余りに気分がよかったもので

ノンアルコール・ジントニックなど作って

乾杯までしてしまった

実に、爽快だ


明日は、天気が良ければ

隣町のホームセンターに行って

野菜の苗を買おうかと思っている

今年は、スイカに挑戦したいのだ


勉強漬けで、ご近所にしか出かけられないが

やはり、ゴールデンウイークはわくわくする




2024年4月6日土曜日

★最高の返事の仕方「どっちがいい?」と聞かれたら

 そろそろ、新人歓迎会の話が出てくる

若い人は「自分の時間が取られる」と

イヤそうな顔をしている人も多いのが

時代はかわったな、という印象だ

私もソバ―キュリアスとはいえ

一切出ない、というのも、もったいないので

まあ、フロアー全体の顔つなぎ会と割り切って

ある程度のところでで中座している


「もったいない」と思うのは

意外な人と知り合い、意外な知識を得られる

チャンスでもあるからだ


この時期になると、いつも思い出す人がいる

すでに定年になってから、数年たつ人だ

同じフロア―ではあったので

顔見知り程度ではあったが

直接の上司になったことはない

まさに、このような飲み会でしか

近くに座ることも無い、という人だった


その人の、忘れられない一言がある


ある程度、酒もまわり

つまみの皿もカラが目立つようになってきた

宴会係のような、酒席大好き人間の同僚が

その人のところにメニューを持ってきて

追加、何か軽いの行こうと思ってんですけど

たこわさと、塩辛、どっちがいいと思います?

と、ほろ酔い加減で聞きに来た


私は、たまたその人の近くに座っていたのだが

たこわさでも、塩辛でも心底、どっちでもいい

……実は、本当にたこわさと塩からだったかどうかも

  もう正確には覚えていない

  そのくらい、心底、どっちでもいい

  くだらないから、あっちに行け、酔っ払い、と

  思っていたのだが……


ところが

その人は、持つて来たメニューを

うん、どれどれ、と受け取ると

答えて言った

この答えは、賞賛に値する


「どっちもいいね

 君のお勧めはどっちだい?」


「どっちでもいい」も「どっちもいい」も

答えの内容は全く同じだ

そして、こういう質問をしてくるときには

たいてい、相手の中では

すでに答えが出ていることが多い


だが、「どっちでもいい」といわれるのと

「どっちもいい」と言われるのでは

聴いた方の気持ちは、180度違う

今はやりの言い方をすれば

「相手に寄り添う気持ち」を

示すかどうかの違いだろう

いわれた方は、選択肢を

両方褒めてもらったような気になる

心の中に決めている内容も

迷っている理由も、すんなり話してくれる


結局、たこわさになったのか、塩辛になったのか

もう、忘れてしまって久しいが

……確か、ほとんどが塩辛推しだが

  一番偉い人が、たこわさが好き、という

   実にどうでもいい理由だったように記憶してはいる……

この時期になると、いつも

「どっちもいいね」といったときの

あの人の表情や、声音が

なんとなく、思い出される







2024年4月5日金曜日

★花金の夜のお買い物

 今日は金曜日

今週も一週間

暑い日も寒い日もあった中

体調も崩さず、良く頑張りました

勉強も、そこそこ進めて、お見事です


と、自分で自分をほめて

……一人暮らしだと、誰からも褒めてもらえないので

  自分で褒めるしかない

  懸命に働いて、自分で自分を養う暮らしは  

  ある種、とても正しいものだとは思うのだが

  この、「自分で自分に話しかけている姿」だけは

  ちょっとアブナイ人に見えそうで

  人前には出したくないものの一つだったりする……


ということは

明日は、一つだけ好きなことをして

遊んでいい日にしよう、と決めた

一つだけなのは、勉強のノルマが終わっていないから

そして

日曜日には、楽しみにしていた映画が

公開になるので

見に行きたいと思っているから

日曜の分も、土曜に勉強しておかなくては

いけないな、と思っているからなのだが


日曜のことを考えると

あまり、時間は取れない

家にいてできる、ずっとやりたかった

面白そうなことといえば、と少し考えて

思いついた


スパイスカレーを作ること


昔らか、興味はあった

ネットでは、比較的簡単だと書いてあった

だが、なんとなくタイミングが合わなくて

……一人暮らしだと、こういうことはよくある

  作りすぎてしまったレバーパテを

  そろそろ食べきらないといけないとき

  なべに煮込んであるおでんが

  どう見ても、三日分はあるとき

  冷蔵庫のナスがしなびかけているとき……

  

今日のように、ちょうどよく、サラダの食材だけが

手元に残っている、などというタイミングは 

なかなか訪れない

今日こそ、ネットで言うところの

「奇跡の週末」のプロローグ

いざ、材料を買い出しに行こう、と決めた


通勤電車を途中下車して

100均でスパイス四種類

ターメリック、ガラムマサラ、クミン、チリペッパー

ダイスカットトマト

スーパーで

クミンシード、コリアンダー

家にあるので、買わなくていいのが

鶏肉と、玉ねぎ、ヨーグルト


材料はこれだけなので

新しく買った材料費は800円くらいだった


ネットによれば

ポテトを使わないので、煮込む時間も少ないうえに

意外に簡単にできて、お味は本格派

むしろ、ルーを使うタイプのものより

美味しかった、という人もいるくらいだ


何事も、まずは挑戦だ

上手に作れたら、私のクックブックの

殿堂入りレシピにしようと思っている


勉強の前に、片付けがてら

今日の戦利品をずらりと並べてみた

なんとなく

早く明日にならないかなぁ、などと

遠足の前のような気分になってきた


美味しくできたら、写真と作り方をアップする予定だ

もし、報告が無かったら

そういうことだと思って

どうか、つっこまずに流してほしい





2024年4月3日水曜日

★私の趣味つれづれ・20代の同僚から教えてもらったコミックが面白い①「メンタル強め美女白川さん」

 時代が新しくなるということは

今までになかった面白いものが

ドンドン出てくる、ということでもあると思う

おそらく、同年代の方々なら

パソコンで世界中の情報がすぐに見られたり

ウーバーイーツに電話すれば

家でビッグマックが食べられたり

ビデオで見そびれたテレビ番組が見られたり

文明の進歩と、快適さ、面白さは

言うまでもなく、味わっておられると思う


ただ、あまりにも多くなりすぎて

ちょっばかり、手を出しにくくなっているものもある

その代表格が、コミックだ

まだ、30代くらいまでは

大御所と言われるマンガ家の名前で買って

読んでみたりしていたのだが

この頃は、その手も効かなくなってきた

今は、作品名は知っていても

作家名を知らない方が一般なのではないかと思う

例えば、大ヒットコミックである

「ワンピース」や「進撃の巨人」「キングダム」

作家名をすらすらこたえられる人の方が

少数派ではないかと思う


なので、私はもっぱら

30代くらいまでの同僚に

何か、おすすめのコミックがあったら

教えてほしいと頼むことにしている

ネットカフェで読むにも、どれから手を付けていいのか

わからないから、というと

たいてい、「推しコミック」を熱く教えてくれる


そして、教えてもらったものは

面白いものぞろいだった

話題になった「セクシー田中さん」も

ドラマ化のかなり前に、原作で読んでいた

……確かに、あのドラマなら作者が怒って当然だ

  原作には、読んでいて肌がヒリヒリするような

  辛さや苦しさが、スパイスのように練り込んである

  このスパイスが魅力なのに

  ただの、甘ったるいラブコメにされては

  読者としても、たまらない思いがした……


今度、劇団四季がミュージカル化する

「ゴースト&レディ」もその中の一つだ

舞台ではどうなるかは分からないが

原作コミックは、ラストシーンが実に素晴らしい

ネタバレしないように、伏せておくが

『泣きました」という感想が多かったのも

素直に納得した

(私はさすがに泣きはしなかったが

 それでも、鼻にツンときた)


そして、今日のおすすめ

「メンタル強め美女白川さん」

去年入社した同僚が

これ、ホントにおすすめです、絶対読んでほしくて、と

私物の五冊を一度に貸してくれた


最初に見たときには

あまりに絵柄が可愛らしくて、少し引いたが

絵柄からは想像がつかないくらい

硬派な内容だった

主人公はOL

何気ない日常で、よく巡り合う、マウントや嫌がらせなど

小さく神経をすり減らしそうな事柄を

強めのメンタルでさばいていく

いわば、「人生マニュアル」のような作品だ

主人公は単にカワイイ竹ではなく

物の考え方や、ライフスタイルには

一本、キリリとした筋が通っている


その「筋」を少し紹介すると

人と自分は比べない

だから、ひがみも、妬みもない

給湯室で聞こえよがしに言われる陰口に対しても

そんなの受け取らないよ

人を傷つけるたびに

どんどん自分の誇りを失うのに、と

まさに、華麗にはね返す


メイクもネイルも整えてはいるが

それは、他人から可愛いと言ってもらいたいからではなく

単に自分が

「好きだから」

「美に競争は持ち込まない

 私もキレイ あの子もキレイ それでいいじゃん

 むしろ、世界平和じゃん」

「私のこと嫌ってる人にわざわざ歩みよろうと思わない」

「私の幸せは私が決める」

と、名言の宝庫

なるほど、OLのバイブル、と言われるだけのことはある、と

納得しながら、瞬く間に

5冊全部読み切ってしまった


私が特に「いいな」と思ったのは

「自分の機嫌は自分でとる」ので

毎月一つずつ、2千円くらいのプチギフトを

自分に贈る、という部分だった

いいアイデアだと思ったので

早速、取り入れることにした

ちなみに、私の今月のプチギフトは

ノンアルコールカクテルを作るときの

マドラーにしようかと思っている


読んでいるうちに、この作品を書いた作者は

どんな人なのだろう、と興味がわいてきた

そして

コミックだけど、お守りみたいなものなので、と

はにかんだように言っていた同僚に対し

なんともうまくいえない、ほほえましい気持ちがしてきた

いいものを教えてくれて、ありがとう


好きなものがまた一つ増えて

ささやかな幸せ気分だ














2024年4月2日火曜日

★今夜のメニューは「あげない天ぷら」

 役職定年になってから

自然に残業もなくなり

そうなると、自然に勤め先を出る時間が早くなり

この頃は、日のあるうちに

自宅のある駅までたどり着けることも

多くなってきた


帰宅途中に、ぶらりと足を延ばして

駅前の桜並木が終わるところまで

花見がてら、ぶらぶら歩き

ついでに、桜並木の終点近くにある

ちょっと大きなスーパーに寄ってみた


スーパーというのも、通ってみるとなかなか面白いもので

私が普段行くのは

とにかく、単価が安いけれど

総菜類はあまり美味しくはなく

品ぞろえも、ちょっと知名度の低いメーカーだったり

トップメーカーでも

少し凝りすぎて、あまり売れ行きの良く無さそうな

味付けのものだったりしている

私が今日行った、桜は見られるけれど

かなり遠回りのスーパーは

普段行くところよりも、約2割高いけれど

少し高級感のある食材や

目新しい品を並べている


ハーブティーの種類も、3倍くらいはある

名店のショップも入っていて

デパ地下気分、というと、少し言い過ぎではあるが

ショッピングを楽しむ気分になってくる


春野菜も、タラの芽やフキノトウ、タケノコ、ウドと

あく抜きに手はかかるけれど

この時期には、一度は食べたいものがいろいろ

どう食べようか、と思い悩みつつ

店内を歩いていると、目玉商品のコーナーに

面白いものを見つけた

「あげない天ぷら粉」


へえ、と思って手に取って

解説を読んでみると

この粉を水でとき、てんぷらの衣のようにまぶしつけ

フライパンで、多めの油で焼けば

精進揚げの出来上がり、なのだそうだ


てんぷらは大好きだが

健康診断で、食事に注意と言われたばかりだ

それに、油がはねたり

揚げ油を捨てにくかったりと

料理以外のところで、妙に手がかかるので

自分では作らず、もっぱら外食か

総菜を買うことにしていた


だが、これなら作れるかもしれない

しかも、今日はこれが特売だ

冷蔵庫の中には、ニンジン、玉ねぎ、桜エビがあるので

かき揚げもつくれる

それに、春野菜の天ぷらは

考えるだけでも魅力的だ

これは、料理のレパートリーを増やせという

天の声に違いない、と解釈し

「あげない天ぷら」粉をかごに入れた


なので

今晩のメニューは

・とろろ汁

・焼きあつあげ

・鶏モモ肉とナスのレンチンホットサラダ

・桜エビのかき揚げ、ハス、ジャガイモ、大葉、バナナの天ぷら

に決まった


大葉は、数日前に半値になっていたのを

ホクホクと買い込んできたは良いが

使いきれずに、どうしようかと困っていたところなので

精進揚げには、丁度良かった


春野菜はどうしたのか、と言われそうだが

初めて作る料理は

どうしても失敗になりやすい

せっかく買ったタラの芽や、フキノトウを

ぐしゃぐしゃにしてしまったのでは

残念の極みになりそうなので

迷った末に、今日は止めておくことにした


その代わりに、作ることにしたのが

ポテトとバナナの天ぷらだ

サツマイモの天ぷらが美味なのだから

ジャガイモも美味だろうと思う

おそらくは、フライドポテトのような感じに

なるのではないかと

これは今から、かなり期待している


バナナだが

これも、たまたま安売りになっていた

バナナは、加熱した方が味が濃く

とろみもついて、美味になるのは

ジャムを作ったときに学習した

それなら、てんぷらにしても悪くはあるまい

もし、口にあうようなら

私の大事な秘伝のレシピに加えるし

もしダメなら、二度と作らなければいいだけの話だ


今日の夕食は

ちょっとした冒険気分で

いざ、スタート

(結果は後日ご報告したい)



2024年3月31日日曜日

ぜひ作ってほしいシニア向け番組・ネット配信のジェットストリーム令和版

 このところ、毎日

ファイナンシャルプランナーの勉強をしている

試験日が5月のうえに

試験科目が6科目

しかも、択一式と自分で計算をする

応用編に分かれているので

とにかく、解説動画を見終えるだけでも

一苦労、というボリュームなのだが


久々の受験生気分を満喫したかったこともあって

BGMをかけてみた

大学入試の頃に、毎晩勉強しながら聴いていた

「ジェットストリーム」がCDで出ている

ブックオフで見つけて、ホクホク買い込んできた分だ

「遠い地平線が消えて」から始まる

ナレーションは、城達也だ

この頃は、あまり聞かなくなった

イージーリスニングの、ロマンチックで麗しいメロディーで

なんとなく、青春時代の

この番組を聞きながら

数ⅡBの問題集に悪戦苦闘していた日々の思い出が

ふいによみがえってくる

あの頃はあの頃で、いろいろと悩んでいたが

当時は苦しかった思い出も、今となっては

見事に「思い出補正」がかかり

なかなか良いものだったりしている


という話を、同年代の同僚、数人にしてみたところ

ジェットストリーム!! 懐かしすぎる!! 

オールナイトニッポンとか、セイ・ヤングとか

面白かったよな、と

ものすごい反応が返ってきた

そうそう、ラジオは受験時代の友だった

毎晩、ジェットストリームを聞くのが楽しみで

一番いやな科目は、あの時間に回していた

日本航空がスポンサーだった、ヨーロッパの曲が多かった

たいてい、オーケストラの曲だった

「ばら色の人生」は、ジェットストリームでしか

聴いたことが無かったから

あとになって、歌詞がついているのを知って

とても驚いた、とか

皆の思い出話が、一度に花開いた


それで、当然ながら

ジェットストリームのような番組が

また、始まればいいのに、という話になった

……実際、同タイトルの放送が

  今でもあることはあるのだが

  選曲がすっかり、「今どき」になっており

  リズムが激しくエレキギターをかき鳴らす

  私には、少々やかましく聞こえる曲ばかりになっていた……


特に疑問に思ったのは

テレビ局でも、ラジオ局でも

これだけ数があるのだから

定年退職者は、決して少なくはないだろう

そういう方々は、皆、定年後の自由を

ひたすら謳歌されているのだろうか

少しくらい、放送に未練はおもちではないのだろうか

ということだ


もし、できることなら

少しばかり、放送や番組の作成に未練がある、という

元業界人を再結集して

局の垣根を越えて、シニアによる、シニアのための放送を

作ってはもらえないものだろうか

手始めに、「ジェットストリーム 令和版」など

かなり需要もありそうだとおもうのだが


幸い、現代ではポッドキャストという

個人でラジオ放送ができるようなシステムがある

もし、できることなら月に一度でも、二度でも

著作権の切れたポール・モーリアなどの曲を集めて

元アナウンサーが語りを担当し

ジェットストリームのような番組を放送して欲しい

少しなら、投げ銭もできるし

法人化するなら、株を買ってもいいと思っているのだが

さて、「その話に乗りましょう」と言ってくれる

勇者は現れてくれるだろうか

映画「七人の侍」のオープニングではないが

もし、これで人が集まって

「勝ち戦」になれば

とても痛快だろうと、夢のようなことを考えている












2024年3月30日土曜日

私の趣味つれづれ・桜の時期のカクテルはノンアルコール・ジントニック

関東はいよいよ桜の時期

楽しい花見の時期でもある

特に、今日は暖かく、天気にも恵まれたせいか

散歩の途中の公園でも

ソメイヨシノがちらほらと咲き始めていた


こういう時に飲みたいのが

少し冷たくて、気取った飲み物

アイスコーヒーやアイスティーには

まだ少し肌寒いし

こちらは、ピクニック等の

少し体を使った後の方が美味しく飲める気がする


そんなに分量はいらないけれど

桜を見ながら、心静かに味わうとしたら

私はやはり、カクテルを推したい

とはいえ、まだ日の高い時間に

日光をさんさんと浴びながら飲むのだから

ノンアルコールに決まっている


私が、近所にブチ花見に行くときに

水筒に詰めていくのは、決まって

ノンアルコール・ジントニックだ


作り方は、非常に簡単だ

レシピ、などというものもほとんどない

スーパーに行って

ペットボトルのトニックウォーターと

ライムを一つ買ってくる

……ちなみに、私の買っているトニックウォーターは

  ジンジャエールを出している会社のもの

  スーパーでは飲料の棚に置いてあり

  1本98円くらいだ

  ライムは1個200円くらい

  レモンのそばを探せば

  たいていのスーパーなら見つかると思う……


トニックウォーターをグラスに一杯分

ライムは8分の1を絞る

これだけだ

私が使っている水筒は

炭酸OKのものなので、これで十分だ

つまみは手作りの燻製ミックスナッツ


アルコールは全く入っていないのだが

ほろ酔いのような、なんとはなしの

幸せ気分にひたれる

少年野球の練習の声を遠くに聞いているのも一興だが

イヤホンで古いジャズボーカルなどを流していると

それだけで、幸せいっぱいの気分になれる


ノンアルコール版・ジントニック

ぜひともおすすめだ

なお、ライムが手に入らないときは

レモン、場合によってはポッカレモンを使っても

悪くはないが

やはり、「悪くはない」どまりで

一味落ちる

ただ、お手軽さを考えると

悪い選択ではないかもしれないと思う




2024年3月29日金曜日

東京桜開花宣言・とっておきの花見の穴場①

 今日、東京で桜の開花宣言があった

午前中はひどい雨、というよりも

風が強くて、傘を壊さないようにするのが精いっぱい

レインコートからはみ出た部分は

すっかりずぶぬれになるほどだったのだが

午後からは、ウソのようにきれいに晴れ

帰宅の時間帯は、少し早足になると

うっすら汗ばむくらいだった


ファイナンシャルプランナーの勉強をしないと

いけないので

(やらなくてはいけないという義務はないのだが

 何しろ、受験費用が約1万円かかる

 これは、何としても早期合格を果たして

 受験費用の分で、温泉にでも行く方が

 ずっといいに決まっている)

花見はしたいが、あまり遠出はできない

しかも、私は自分が飲まないせいもあるのだが

酔っ払いが大嫌いだ

花など見ているかどうかもわからないような

酔客のバカ騒ぎのおたけびが

聞こえないところで

静かに、カフェラテでも片手に

ゆっくりと桜を見たい


それに、人ごみもあまり好きではない

場所取りをしなくては、桜が見られないようなところでは

あまり、のんびりとできないタチだ


とはいえ、近所の公演の桜ばかりでは

少し、心もとない

やはり、上野あたりの有名どころ

桜の名所で、となると


そんな都合のいい場所があるのか、と聞かれそうだが

それが、あるのだ

上野の国立博物館である

上野には、自然博物館、東京都美術館、上野の森美術館

近代美術館など、博物館や美術館が

ずらりと立ち並んでいるので

初めて行くと、間違いやすいのだが

上野公園を突き切って、噴水を超えて道を渡ったところにある

見るからに巨大な敷地の博物館だ


この博物館の庭園は

普段は閉まっているのだが

春の桜の時期、二週間ほどだけ

公開、解放される

博物館の入館チケットは必要だが

庭園内には、無料で入れる


園内は静かだ

キッチンカーの出店があって

桜ラテやら、桜ソフトやらを売っているが

これは、午前中に行かないと、売り切れてしまうことが多いので

あまり期待せず、桜コーヒーが飲めれば

御の字、という気分でいる


庭の中央には大きな池があり

その周りに、茶室が三軒立っている

ぐるりは回って歩けるように細い道がついており

まるで、静かな山里に森林浴に来たような気分になれる


肝心の桜だが

入ってすぐの右手に

博物館の三階くらいの高さの巨木がある

この木のふもとに座って

ただ眺めているだけでも、

今年も良い花見ができた、と十分満足のいく桜なのだが

池をめぐって、小さな山里にありそうな

ひなびた小屋の近くまでくると

その先に、まさに手の届きそうなところに

桜が何本も植わっている

それぞれが、かなりの大木だ

まさに、花か霞か、という風情

しかも、ここは穴場中の穴場で

桜の真下の一等地を独占できるくらいに

人が少ない


トドメに

たいてい、この時期では館内で

桜モチーフの展覧会をやっている

「博物館でお花見を」というスタンプラリーで

桜柄の着物、かんざし、屏風などを探し

スタンプを集めると

特製の、ハニワをデザインした缶バッジがもらえたりする


気持ちよく桜が見られるように

とりあえず、勉強に励むことにする

頑張れ、私




2024年3月27日水曜日

プロジェクトX復活!!

この頃、あまりテレビは見なくなった

とはいえ

毎週必ず見ているのが、大河ドラマと笑点

あとは、テレビスペイン語と日曜美術館、美の壺

グレーテルのかまど、100分で名著

世界ネコ歩き

月に一度くらい、再放送されている

「大和尼寺精進日記」

今期のドラマでは、話題の

「不適切にもほどがある」

面白そうな題材を取り上げている時には

趣味の園芸、野菜の時間、今日の料理と

並べてみると、結構なテレビ漬け

しかも、NHKにかなり偏っているのだが


期待の新番組が始まることになつた

正式には、来週の木曜日からスタートだそうだが

今日の夜に、ブレ放送のようなものをやるらしい


私の世代なら、知らない人はいないだろう

「プロジェクトX」の新シリーズ


これは、前シリーズでドハマりして

毎週必ず、録画していた

特に気に入った回は、録画を消さずに

何度も見返したりしたものだった

ルポルタージュ形式で、全部実話

最初は無理だと言われていたことを

見事成功させる

ここまでの苦難の日々はドラマ仕立て

番組のラストでは、その生き証人たちが登場して

自分たちの言葉で、その当時の心境を語る

ほとんどの登場者が、涙で声を詰まらせていたが

おそらく、視聴者のほとんども

一緒にもらい泣きをしていたのではないかというほど

毎週、感動的なエピソードが取り上げられていた


たとえば

カップラーメンは、麺をあげる時間がなかなかうまくいかなかった

赤い色のエビを見つけるのにも苦労した

出来上がって、試食してくださいと

持って行った店で言われたのは

「これ、たべられるの?」


コンビニには、全くマニュアルがなかった

何を動仕入れていいのか、どう売ればいいのか

全て、日本最初のコンビニが

壁にぶち当たりながら、その場その場で

必死に力を振り絞って立ち向かってきた


そして、私が一番好きだったのが

伏見高校ラグビー部を取り上げた回だつた

当時、私は京都の宇治に住んでいて

伏見高校までは、歩こうと思えば歩ける距離だった

私の住んでいたころは

伏見高校ラグビー部は、近所の男の子たちの憧れで

近所のマクドナルドで、ラグビー部の人を見かけると

数日間は話題の中心になるような

ちょっとした、街のスターのような存在だった


だが、当時でも高齢の人達には、この高校は特に不人気で

高校の近くにあるスーパーに行くだけでも

高校の前を通りたくないから、と

わざわざ遠回りしていく人もいるほどだった

番組では、その経緯もすべて正確に説明されていた


一時は、不良のたまり場のような高校で

ケンカに明け暮れている生徒もいたこと

とある、目立たない教師が

そのエネルギーを正しい方向に導こうと

ラグビー部を作ったけれど

最初の試合で、屈辱的な大敗をしたこと

それでも、へらへらと笑っていた生徒たちに

その教師は、涙ながらに1人1人、名前を呼び

悔しくないのか、と問いかけたこと

最初のうちは、別に、と笑っていた生徒たちが

少しずつ、笑わなくなり、とうとう、一人が

悔しいです、と答えると

皆、せきを切ったように悔しがり、泣き、

そこから、ラグビー部が

生まれ変わったように練習に励み

再戦の日、勝てはしなかったが

あわやというところまで追いつめたこと


すぐ近くの高校の話だったこともあり

もう十年も前に見た番組なのに

まだ印象的に覚えている


確か、前シリーズはさすがにネタが尽きて

終了したように覚えている

(やらせや過剰演出もあるにはあったが)


あれから10年、ネタはかなりたまっただろう

IPS細胞、白血病を克服した水泳の池江

フィギュアスケートの羽生弓弦の平昌五輪

(この選手は、あと20年くらいすれば

 映画になるのではないかと思っている)

バレエの吉田都、ビアノの辻井伸行

少し考えただけでも、どんどん出てくる

必ずしも、勝った人ばかりでなくても良いと思う

例えば、浅田真央など

金メダルには届かなくても

精いっぱいに生きて人々を感動させた人の物語や

アフガンで命を散らした

中村哲医師の人生など

(私は、この方こそ

 日本の国葬にふさわしかったと思っている)

たっぷりと取り上げてほしい


もともと、人が喜んだり

成功したりする姿を見るのが大好きだ

幸せの波が周囲に押し寄せていくようで

見ているこちらも幸せになる

プロジェクトXは、そのうえ、力までもらえた

自分も、もう少しだけ頑張ってみよう

と、背中を押されたような気になっていたのを

思い出した


プロジェクトXの放送を

とても楽しみにしている

長生きするって、やっぱりいいなあっと

まだ60だというのに、しんみり感じてしまう


ナレーションは、前シリーズと同じ田口トモロヲ

主題歌も、全シリーズと同じ、中島みゆき

というよりも、「地上の星」でなくては

プロジェクトXは始まらないだろう

中島みゆきの公式チャンネルが前シリーズの

「地上の星」を公開していたので

久しぶりに聞いてみた

よろしければ、御一緒にどうぞ

地上の星 / 中島みゆき [公式] (youtube.com)










2024年3月26日火曜日

★坂本香織選手に学ぶシニアライフ

 今年の世界フィギュアスケート選手権

女子シングルは、ショート4位から

日本の坂本選手の逆転優勝、というのは

もうさんざん、ニュースでも新聞でも取り上げられ

強さの分析、なども

あちこちでやっているようだが


私が一番、坂本選手をリスペクトしているのは

あちこちの報道番組では

一度も言われていない点だ

つまり

「自分を理解していこと」だ


どういうことか、と聞かれそうだが

1人の選手の活躍する時期は、ジュニア時代を入れれば

十五年から、二十年にわたる

その間、特にフィギュアスケートのような採点競技は

どうしても、流行のプログラム、というのがある


浅田真央選手が注目を浴び始めた頃から

女子のジャンプの回転数を上げる傾向が

強くなってきた

トリプルアクセルをとぶ選手は

浅田選手の全盛期には、彼女1人だけだったが

そのあとくらいには、成功させた選手がちらほらと出始め

その直後、平昌オリンピック前には

ロシアの少女たちが、四回転を成功させていた


一時期は、体重が増えてきて、女性らしい体つきになると

ジャンプが跳べなくなるから、と

少女ばかりを集め、とにかく跳ばせる

選手はオリンピックごとに使い捨て

それでも、ジャンプの難易度が高いから

試合の表彰台はロシア女子が独占、という状況が

何年か続いていた

それが、「お薬」案件だったことは

オリンピックの場で明らかになったが


私が見事だ、と思うことは

この、ジャンプ狂騒曲が繰り広げられていた時でも

坂本選手は、自分のジャンプの回転数を

あげようとはしなかったことだ

ロシアの使い捨て少女たちが四回転を何種類も跳んでいても

坂本選手は、トリプルアクセルすら

自分のプログラムに入れようとはしなかった

その代わりに、今、自分の持っている三回転と

ダブルアクセルのジャンプに磨きをかけて

最高に美しいジャンプが跳べるようにして

加点で表彰台を狙う作戦に出た


流行だからといって、坂本選手の強みを殺して

流行に媚びようとはしなかった

その強さと、賢さ、戦略の確かさ

そして、それに基づく努力の上に

坂本選手の今の成功があるように見える


使用している曲もそうだ

バレエ音楽や、クラシックが多かった中で

坂本選手の使う曲は、どれも手拍子がしにくく

メロディーを歌ってみろ、といわれても少し困るような

わかりにくい旋律を使っている

それもあって、力強さと荘厳さ

「地母神」のような、唯一無二の魅力が生まれている

浅田真央選手は、日本より外国で人気があり

とくに北欧では、「春の妖精のように魅力的」と

メディアでたたえられていたそうだが

坂本選手は、同じ春でも

根雪を溶かす大地の魅力だ


で、つらつらと思うのだが

シニア層はすべて、坂本選手をお手本にして

「自分の魅力は何だろう」と

考えてみてはどうだろうか


確かに、若いころは勤め先の要望に応えて

ある程度、昇給しなくては家族を養えなかったという

事情もあったと思う

映画「釣りバカ日誌」の浜ちゃんに憧れながらも

あれでは、妻子を食わせられないからなぁ、と

寂しく笑った上司のことは、今でも時々思い出す

だが

60を過ぎ、役職定年になり

勤め先からも、第一線の戦力としては

評価されなくなった分だけ

自分のために、自分が納得いく方法で

自分らしく生きる余地が生まれてきたと思う


まず、じっくりと自分と向き合い

自分は何が得意で、何が苦手なのか

どうすれば、自分の得意をもっと伸ばせるのか

そこからスタートして

勤め先から与えられるのではなく、

自分自身で選び取った、自分の生き方のプログラムを

作ってみてはどうだろうか


流行や、他人に左右される必要はない

自分らしく、それでいて、最高の精度

坂本選手のダブルアクセルのようなプログラムだと

自分で思えれば

それで完璧だ


スポーツではないので

人との勝ち負けはつけられないが

こういう人生プログラムを作っていれば

必ず、強いファンがつく

自分自身だ

自分が自分のファンになり

誕生日か何か、イベントの時には

リンクに投げ込むような大きな花束を

自分自身にプレゼントする

なかなか、楽しそうだ


ちなみに

今の私の「生き方プログラム」の目標は

① ファイナンシャルプランナー1級・日本最高齢合格者になる

  (ただし、それより早く合格した場合は

   自分で自分に「よく頑張りました賞」

   副賞として、温泉への一泊旅行を与え

   健闘をたたえる)

② ご長寿NO1でギネスブックにのる

③ まいにち上機嫌で暮らす

この三つだ


上手くいたら、ご喝采、というところだろうか






2024年3月20日水曜日

★「100歳まで生きたいか」アンケート各国比較・日本は最低数

休日にのんびりとYahooニュースを見ていたら

面白いものが目に飛び込んできた

「百歳まで生きたいですか」や、幸福度について

6か国比較のアンケートをとったところ

日本が最低だったそうだ


百まで生きたいと答えた人は

何と、3割だったそうだ

理由は、「大変そう」「迷惑をかけたくない」からで

将来に対して

「チャンスが増える」「幸せそうに見える」と

答えた人の数も、少なかったのだそうだ


率直に言って、「なぜ?」と思う

少なくとも、私は役職定年なってから

毎日が楽しくて楽しくてたまらないのだが

こうした統計を見ると、自分がかなり変な人なのではないかと

真剣に、考え込んでしまう


確かに、役職定年になり、給料は減った

だが

その分、付き合いの飲み会も、部下の結婚式も

息子の妻の実家との盆暮れの御挨拶も

全部、やめさせてもらっている

つまり、「虚礼廃止」をしているので

年間の収支を合計すると、さほど変わってはいない


年金だけになったらどうするのか、と言われそうだが

そうなったころには、食べる分量も減っているだろうし

スーツ類も着なくなるから

衣料品も少なくて済む

ただ、私は寒がりなので

ユニクロあたりのヒートテック肌着は

毎年新しいものを二着くらいずつ

買うことにはなるだろうが

それ以外の、例えばブランド品などは

外出の機会も減ることだし

欲しいとも思わなくなるだろう


一日一時間くらい、趣味の散歩を楽しんで

毎日、プランターの家庭菜園を手入れし

取りためたビデオを鑑賞

食事は自分で手作りするので

自分が一番おいしいと思う味付けで

体にも財布にも優しいものを食べる

寝る時間も起きる時間も自由

月に3千円ほど節約できれば

市の体育館でやっている

週に一度のスイミングレッスンの月謝に充てる

NHKラジオで聞いている、趣味のスペイン語は

テキスト代だけなので、毎月580円

みっちり復習すると

ワンレッスンにつき2時間くらいかかるので

コスパも良い上に、良い脳トレにもなる

いずれ、もう少し達者に話せるようになったら

スペイン語圏の国々にむけて

「日本のシニアの生活紹介動画」などを

投稿したいという、夢も持っている

シニア割引で半年に一度くらい

映画館に映画を見に行き

家庭では、バレンタインや、ひな祭り

端午の節句、七夕、パリ祭

行事をきっちりこなしていったら

毎日、チャンスを拾うのに忙しく

ワクワクして楽しく暮らしていそうな気がしている


迷惑をかける、というのも

心得違いではないかと思う

子供と同居していて、子供に自分の介護を全部

やってもらっているのなら

そんな気になるかもしれないが

私は完全別居、介護を頼むとしたら

介護保険を通して、プロのヘルパーさんのお世話になる予定だ

つまり、ヘルパーさんの「雇い主」として

仕事を依頼する、ということになる

若い人が、家事代行サービスを頼んで

掃除、洗濯、皿洗いをしてもらっても

「家政婦さんに迷惑をかけた」ことにはならないだろう

それが、高齢者がヘルパーさんに

家事や買い物をお願いすると、途端に「迷惑をかける」に

なるのは、ちょっと筋が違うと思う

感謝の気持ちは持つとは思うが

それと「迷惑」は全くの別物だろう


もっと高齢になったときには

公的介護保険を使って

「在宅ひとり死」をしたいと思っている

もちろん、在宅診療や、夜間ヘルパーさんに

介護と看取りはお願いする

そして

資本主義社会というのはありがたいもので

こうした分野でも、ある程度の額を払えば

「利用者」の1人として業者と契約ができ

契約に対応した「サービス」が受けられる


私が、今、年金と同額で生活し

残った資金はすべて貯蓄に回しているのは

自分の体が動かなくなり

年金以外の収入源が無くなったときに

自分の望むサービスを受けるための資金を準備するためだ

自分の資金で、自分の望むサービスをしてくれる会社と契約し

望んだ措置をしてもらうのだから

「迷惑」など、誰にもかかりようがないだろうと

どうしても、思ってしまうのだが


私は、100までというよりも、100を超え

最高齢で、ギネスに載るのを目標にしている

毎年、商店街の桜並木を見るのを楽しみにしている

一度でも多く、桜を見たいと思っているのだが

やはり、自分は変人なのか、と統計を見て考え込んでしまっている







2024年3月15日金曜日

★生活費は月11万、でも毎日プチ贅沢

 私の生活費は月11万だ

収入そのものは、もう少し高い

だが、支出は月11万、と決めている

理由は単純で、私の年金が11万だからだ


よく、「老後は3000万必要」と言われるが

これをよくよく聞いてみると

夫婦がひと月に使う平均支出は年金より多いから

毎月、少しずつ赤字になる

平均寿命まで生きるとして

毎月の赤字額を生きている月数に掛け算すると

大体3000万くらいになる、という

かなりいい加減な計算方式だった


それなら、と考えた

毎月、年金で赤字が出ないようにすれば

3000万なんて、必要ないのではないだろうか

65歳になってから

いきなり年金額ピッタリで生活をするとなると

慣れないことで、息苦しく鳴ったり

どうしても、支出がオーバーしてしまったりと

いろいろあるだろうから

60歳の今から

いわば、「予行演習」をして、慣らしておこうと思った

今なら、失敗しても

給料があるから、何とかなる、と思うと

気が楽になったうえに

なんとなく、新しいチャレンジをするようで

少し面白くもなってきた


で、やってみたところ

十分に可能だった

毎月、少しばかりずつだが黒字も出ている


食費は月に大体2万5千円くらいだ

1人暮らしなので、そんなに分量を食べるわけではない

スーパーで2000円も買えば

3日分は十分食べていけるし

作り置きを弁当箱に詰めていけば

昼食代もかからない


高級フルーツも食べたくなることはあるが

ふるさと納税と、銀行からのプレゼント付き定期預金で

十分、満足がいっている


だが、私が今の生活に満足できている理由は

自分の一番好きなものに

プチ贅沢ができていることも大きいだろうと思っている

好きなものは、人によって違うので

当然ながら、私にしか当てはまらないかもしれないが

私の好きなものは、コーヒーと紅茶だ

茶菓子は、なくても構わないが

毎朝、10時には美味なコーヒーが飲みたくなる

夕食後は、紅茶がいい

ポットでじっくり入れた紅茶を

1人で二杯、のんびりと飲むのが至福の時間だ


この、コーヒーと紅茶

美味な高級品が、信じがたいほど安くなるところを見つけた

紅茶は、日本のメーカー「ルピシア」

デパートの地下にもよく入っている有名店だが

このルピシアが、年に二回、「福袋」を売り出す

キッチリ、半値になっている

フレバーティー、ストレートティー、などのジャンㇽと

リーフか、ティーバックか

分量は大・中・小のどれにするか、

9種類くらいの組み合わせの中から選ぶことができる

六月と十二月が、大売り出しの月だ

ただ、茶葉はお任せで、例えば、ダージリンを入れて欲しい

アールグレイは抜いて欲しい、というような

細かい注文はできない

届いてのお楽しみだ

私は、毎回これを注文している

なので、日東紅茶以下のお値段で

毎日、最高のティータイムを過ごせているわけだ


コーヒーは、銀座の老舗コーヒー店で買うことにしている

というと、妙に気取っているようだが

私が買うのは、ここのドリップパックの福袋

120袋で、3000円くらいのセットだ

一杯30円にもならないが

香りも味も絶品、特に、このセットには

ローストが浅いもの、中くらいのもの、深いものと

三種類入っている上に

月がわりで、モカやグァテマラ、といった

高級品種も一種類入る

銀座は、私の職場からそう遠くも無いので

仕事帰りに、ぶらりと買いに行けるのもありがたい


贅沢も、ブチ贅沢も

大金を支払えば、簡単にできるとは思う

だが、やはり、何と言うのか

それでは、普通過ぎて、面白味が無いように思うのだ

自分の工夫で見つけたプチ贅沢を味わっていると

満足感も、プラスアルファがあるような気がする

ゲーム感覚で味わえる

「情報を集めて、自分なりのブチ贅沢」

ちょっぴり、おすすめだ






2024年3月8日金曜日

私の趣味つれづれ ノンアルコールカクテル・今夜のカクテルはシンデレラ

 私の住んでいる関東地方は

昨夜はかなりの雪で

通勤が思いやられる、滑らないだろうかと

心配しながら眠ったのだが


今朝になると、雪はほとんど水たまりと化しており

帰宅するときには

確かに寒いことは寒かったが

雪はなく、路面の凍結もなく

安心して帰ってくることができた


帰り道にあるスーパーで

おそらく、今年最後になると思われる

1人分おでんパックを購入

これだけでは、味がイマイチなので

鶏肉、豆腐、厚揚げ、しいたけ、さつま揚げを購入

おでんパックにかつおのほんだしを加えて

煮込むこと15分

私好みのおでんで、夕食を満喫し


何かちょっと、しゃれて気取ったものが飲みたくなった

普段のコーヒーも、フレバーティーも大好きなのだが

せっかくの金曜日の、予定の無い夜の始まりなのだから

(とはいえ、夜の八時に来る客などいないし

 外に出かける用事も無いのだから

 予定が無いのが当たり前なのである

 だが、こう書いてみると、なんだか特別な夜のような

 映画じみた雰囲気になる…のではないかと思っている)

もう少し、特別感のあるものがいい


こういう時には、私はノンアルコールカクテルを

作ることにしている

レシピはいろいろあるのがだ

「これから楽しい夜を迎える」ときは

夜の舞踏会で幸せを射止めたヒロインにあやかって

「シンデレラ」カクテルを作ることが多い


このカクテルのレシピは簡単で単純だ

公式のレシピブックに載っている配合だと

パイナップルジュース

オレンジジュース

レモンジュース

同量ずつ入れて、

マドラーでかき混ぜるだけだ


私はたいてい、通勤途中のスーパーで

Doleの紙パックジュース80円也で

パイナップルとオレンジのジュース

レモンジュースは、ポッカレモンで作っている

ただ、ポッカレモンはかなり強いのか

このレシピでは、私は少し酸っぱすぎて

口に合わなかつた

私が作るときには、大匙1杯半くらいにしている

最初はレモンは控えめにして

味を見ながら、少しずつ足して行って

自分好みのレシピを作るといいのではないかと思う


華やかな黄色

トロピカルな香りが魅力的

それでいて、単品のジュースで味わうより

奥深さがあり、コクもある

パイナップルの香りが印象的で

甘さはあるが、レモンのおかげて

むしろ、すっきりした味わいだ


分量は、少し測りにくいかもしれない

ただ、さすがの私もカクテル用計量カップまでは

持っていない

その代わりに、ケーキを焼くときに使う

卓上はかりの上に、グラスをのせ

重さで分量を量っている

パイナップルジュース20グラム

オレンジジュースを継ぎ足して40グラム

ポッカレモンを足して、48グラム、が

私の好みのレシピだ


シンデレラカクテルを飲んだら

趣味の時間の始まりだ

とりあえず、ファイナンシャルプランナー1級の

受験用解説動画を見る所から

始めようかと思っている



2024年3月6日水曜日

「無趣味なので定年後が心配」という方に贈る・60歳から始めるおすすめ趣味リスト ② 美術館ボランティア

 以前、無趣味なので定年後

何をしてよいのかわからない

何か今からでもできそうな趣味を

勧めて欲しいと、同僚に言われて

歴史が大好き、寺社仏閣と仏教に興味があるという

同僚の好みを生かして、御朱印集めを進めたところ

まだ在職中の今からすっかりはまっており

いまや、愛らしい猫の御朱印まで集めて

周囲のネコマニアたちに見せたりして

一躍、時の人となっている、という話を書いたが


その関連か、ほかの部署にいる先輩から

自分にも何かすすめてほしい、と言われた

この三月で、退職する先輩である

ただ、ちょっと意外だったのは

この人は、すでに、絵が好き、美術館に行くのが好き、という

れっきとした趣味がある

定年になったら、足代と入館料が出せる範囲で

美術館に日参するものとばかり思っていた


自分では、絵は描かないのだという

特に好きなのはゴッホ

ゴッホの絵の前で、ずっと立ち止まって

何も考えずに、絵を見ている時が至福、という

大変に物静かな紳士なのだが


考えてくると、この先輩は

役職定年になる前は、人事で新人教育を担当していた

教育してもらった新人が、中堅になってからも

飲み会の時の話題に出すほど

見事な教育ぶりで有名だった

学生の頃は、名前を出せば関東の子供を持つ人なら

だれでも知っているような名門塾で

受験生の指導をしており、卒業するときには、その塾から

専任講師にならないかと、スカウトまであったらしい


そこで、考えた

この先輩は、「一人で楽しむ」だけでは

完全に満足というわけにはいかない

だれかと語り合ったり、絵に関するウンチクを傾けたり

そして、ほんの少しだけ

解説ありがとうございます、なんでもよく知っていて、すごいですね、と

認めて欲しいのではないだろうか

そして、それをど真ん中ストレートで

満たせる趣味は何だろうか


大急ぎで、頭の中のインデックスを探った

このインデックスを持つているのが

ソバ―キュリアスの強みでもある


そして、見つかった

美術館のボランティア

SOMPO美術館のボランティアだ

場所も新宿、先輩の家のすぐ近くだ


美術館、水族館、動物園、たいていのところは

ボランティアを募集している

ほとんどが1月くらいの募集で、この時期には終わってしまっているが

SOMPO美術館は、四月まで募集している

ボランティアの内容は、たいていが

来館者へのガイドだ

展示品、動物の生態、などを教えてくれる

ガイドツアーの講師役を見たことがあるかもしれない

あれは、たいていがボランティアだ


だが、SOMPO美術館のボランティアは

他の美術館とは一味違っていている

美術館での解説もあることはあるが

それだけには留まらない

美術館に見学にくる予定の小学生の団体に対して

事前に、学校まで出向いて

絵の見どころ、鑑賞の仕方などを解説する

つまり

学校での授業まで組み込まれている

なので、合わない人は、合わない

だが、この先輩なら、まさに「昔とった杵柄」

しかも、筋金いりの杵柄だ


そのうえ

SOMPO美術館の最大のウリは

ゴッホのひまわり

日本がバブルの時に買った一枚があるのが、ここだ

これは、ゴッホ好きの先輩の解説は

どこまでハイレベルになっていくのか

正直、私が生徒になりたいくらいだ


ザッと、このあたりを話して、おすすめしたところ

本当に満足そうにうなずいて

早速、願書を出してみる、と言ってくれた

そして、最後にひとこと

ボランティアに採用されたら

採用期間中

ボクはボランティアの無い日も

タダで何度でも

入館できるようになるのかな、

と聞かれた


さすがにそこまでは、知らなかった




2024年3月5日火曜日

★今日はレバーパテ制作日和

 私の住んでいる関東は

昨日の夜から天気が悪く

Xでは、「めちゃ雪」がトレンドワードに

入るくらいになっている


こういう日の夕食は、鍋物と決まっている

今日は好きなテレビも無く

かといって、これだけ寒いと

じっと座ってビデオを見ていても、足元が冷えて仕方がないが

3月になったのだし、あまり暖房も使いたくない


こういうときは、私はちょっと手間のかかる

「煮詰める」系の料理を作ることにしている

くつくつと煮込んでいるうちに

部屋の中も温まるし

少しずつ体を動かすので

あまり寒くもなくなるし

暖かくなったころには、手製の「うまいもの」が

冷蔵庫で出番を待っている、という

いいことづくめだ


今日は、ちょうと数日前に押し入れの奥からレスキューした

スープ作り機に着いていた

ミキサー機能を活用して

レバーパテを作る予定だ


私の近所のスーパーでは

鶏のレバーは100グラム50円

ただ、250グラムの、一人暮らしには多すぎる分量なのが

難点といえば、難点だ


作り方は、至って簡単で

レバーの腺や、血の塊などを取り除いて

適当な大きさに切って、水につけておく

水は時々取り換える

水がやや透明になり、底が見えるようになるまで、が

一応の目安だ

つける時間は

本来は30分でも大丈夫なのだが

私はこの間に、ほかの材料の準備や

夕食後の皿洗いなどもやってしまうので

結局、1時間から2時間、つけていることが多い


冷蔵庫の中の香味野菜、ニンジン、セロリ、玉ねぎを薄切りにする

セロリとニンジンは半分、玉ねぎは4分の1が目安だが

私は、冷蔵庫の残り野菜の掃除、の勢いで

とにかく、薄切りにしてしまう

切れたら、チューブニンニクを5㎝くらい絞って

野菜全部を鍋に入れ、オリーブオイルで炒める

ここは、神経質にならなくていい

あとで、全部煮込んでしまうからだ


野菜に火が通ったら、水を切ったレバーを入れる

赤ワインを半カップ、ブイヨンキューブ1個

あとは、レバーの匂いを消すために

ローリエの葉二枚くらいと、好みのハーブを入れる

私は、庭で育てているローズマリーを

枝ぶりを整えるための剪定がてら、収穫することが多いので

乾燥ローズマリーを大匙3敗くらい投入している

ワインは、プラスチックのビンに入っているような

1本300円くらいのもの

これを、汁気が亡くなるまで、弱火で煮詰める

大体30分強、というところだ

肉も野菜も、頃よく煮詰まってくると

部屋はポカポカ、しかも、家じゅう

なんとも言えない、良い香りが漂ってくる


この先は、ミキサーの出番だ

まず、鍋の中身を熱いままミキサーにかける

汁気が無いので、最初はなかなか

ミキサーが回転せず

きれいに細かくならないと思うが

気にしなくて構わない


ミキサーにかけているうちに

だんだん冷めてきて

人肌より少し低いかな、という程度になったら

最後の仕上げに、バターひとかけらと

生クリーム50CCを加えて

ミキサーにかける

たいていの生クリームが200CC入りなので

四分の一を目分量でいれれで良いと思う

これは、植物性のホイップクリームで構わない

(ちなみに、私はスジャータ低脂肪を愛用している)


生クリームが入ると

突然、という感じで

少しパサパサ感のあった肉+野菜が

とろりと一つにまとまってくる

私は、ここで少し丁寧に時間をかけて

自分好みの細かさになるまで調節している

ちなみに、私はブイヨンキューブの塩分で十分なので

塩は入れてはいないが

味の調節をしたい方は

この段階で投入、30秒くらいミキサー、がおすすめだ


ミキサーが出てきてからは、10分かからない

難しいところも何もない

デメリットをあげるとすれば

難しくはないが、煮込むのに時間がかかる

生のレバーを触るのは、気持ちが悪いかもしれない

その程度だ


臭みは全くない

私個人としては、デパ地下レベルのできだと思っている

そのうえ、材料費はレバーと生クリームくらいなので

お値段的には、10分の1もしない

出来上がりの分量は相当に大量で

保存パック一個分、蓋が閉まらない程度になるので

数日間は朝食が、レバーパテ+ベビーリーフ のサンドイッチに

ならざるを得ないのだが

それでも、少なくとも私には一度も飽きがこない


それに、これだけたっぷりあると

休日のブランチに

「レバーパテのパスタ」が食べられる

レストランで購入したものでは

コスト的に、こうはいくまい、と

そこはかとない優越感(誰に対して?)を味わえる


今日は急いで帰って

鍋を食べて、パテを作ろう

そう思うと、それだけで楽しくてならない





2024年3月4日月曜日

★つい増やしてしまうのは、やはり趣味のもの

昼休みに

同僚の読んでいた断捨離の本を

ちょっと見せてもらったところ

面白いことが書いてあった


家が片付かないのは

そもそも、物の絶対量が多いからで

物の数を減らして、置き場所を決めれば

自然に家は片付いてくる、と書いてあり

なるほど、と膝を打ちたい気分になった

その他にも細々と書いてあったのだが

そのあたりは、いったん飛ばして

ともあれ、家に帰ったら

戸棚の中に何があるか

チェックしてみるか、という気になった

ひな人形を出すときに

ダンボールをかきわけたので

少し整理しようか、という気になったからだ


さて、押し入れの荷物を確認してみると

冷房系の、扇風機、卓上扇風機、お出かけ用ハンドファン

このあたりは、仕方がないと思えるもののほかに

ネコ用品一式、園芸用品一式

それに、一番多く場所を取っていたのは

調理家電だった


調理家電、といっても

私も持っているようなものだから

半分、工具か遊び道具のようなものだ

かき氷機は、たいていどこの家にもあるとは思うが

炭酸水作り機(正式名称は知らない)

ホットプレート、ポップコーン作り機

アイスクリーム作り機

綿あめ作り機、ヨーグルト作り機

スムージー作り機、トドメにスープ作り機まで出てきた


スムージーは、寒い間は中止しているが

暖かくなったら、すぐに復活するから捨てられない

炭酸作り機、ヨーグルト作り機

かき氷機、アイスクリーム作り機も

以下同文だ


ポップコーン作り機と、綿あめ作り機

これは、ドハマりした挙句、それぞれ3キロ太ってしまい

元に戻すのに苦労したときに

ヤツアタリ気味に、押し入れに放り込んで忘れていたものだった

出てきたら、なんだか久しぶりに

悪友に出会ったような気がして

懐かしい上に、今度の休みに

某ランド風のチョコレートポップコーンを

久しぶりに作ってみようか、という気になってきた

太ることにさえ気を付ければ

ワクワクのタネだ、捨てるわけにはいかない


スープ作り機は、亡き父のために買ったものだった

食事の時に、水分が無いと

喉の通りが悪くなるのだが

レトルトスープやみそ汁では塩分が多くなりすぎる

かといって、スープを一から作るのも

割合に手間がかかるので

この機械を使って

良く、ポタージュスープを作ったものだった

父を見送ったときに

遺品整理と同時に、押し入れにしまい込んでいた


あれからずいぶん経っている

それに、このスープ作り機には

ミキサー機能も着いている

そろそろ、あの頃のことも全部「思い出」として整理して

先に進んでもいいころだ

そう思ったら、なんだか急に

このスープ作り機のミキサー機能を使って

レバーパテを作りたくなってきた

まだ、ソバ―キュリアスになる前

はじめてこのレシピを習った時に

恐る恐る作ったレバーパテを

安売りになったバゲットと一緒に食べてみたら

ワインの進むこと、進むこと

どうやら、私の思いではかなりの強さで

食欲と結びついているらしい


料理、というよりも

料理をして遊んでいる、子供の実験のようなものだが

この、調理家電の山を見ていると

料理が好きなんだなぁ、と実感する

しかも

今度のボーナスで買いたい、と切望しているのが

家庭用パン作り機だ

ピザ生地も作れるものがいい

これ以上、片付ける場所が一体どこにある、と

咎める自分がいる一方で

洋服ダンスを一つ減らせばなんとかなる、と

考えている自分もいる


断捨離はしようと思ってるのだが

趣味のものだけは捨てられない

というよりも

ますます増やしてしまいそうだ

ミニマミストへの道は、私にはかなり険しそうである