長年の悲願だった
ファイナンシャルプランナー1級に、合格した
合格証書は、年末に送ってくるそうだ
衝撃の合格通知から、一夜明けて
ファイナンシャルプランナーの受験グッズを片付けたり
捨てたりしながら
ぼんやりと、次は何をしようか、と考えていた
ファイナンシャルプランナーは
確かに興味はあったけれど
これを本業にして生活していきたい、というよりも
これに合格して
定年退職後の、再就職の道を
つけたい、というのが
一番の理由だった
定年退職後の再就職は
準備が早ければ早いほど、うまくいく、というのが
私の持論だ
役所の天下りのように
はっきりとした就職口が決まっている場合は別だが
そうでない場合には
再就職のときに、どんな技量をつけて
どこに売るか
自分で自分のマネージャーにならなくてはいけない
体力のある人なら、働き口は、そこそこありそうだ
私の良く行く、近所のスーパーでは
年齢を問わず、夜勤を募集している
週に四回働いて、平均年収は235万、と書いてある
もし、試験に受からなければ
ここで働こうか、と思い
チラシを持って帰っていた
私の場合、体力に自信がないので
体を使う仕事はアウト
夏に日中、外で立っていなくてはいけない仕事もアウト
屋内で、体を使わずに済む仕事、という
条件を考えて
それに合った資格を探し
大人向け資格用予備校での、教材作りに狙いをつけて
ファイナンシャルプランナー講座に
再就職するための下準備として、1級を受け
やっと今回、合格した、というところだ
売り物になる資格を取るには
五年くらいはかかると思う
だが、逆に
五年プランなら、司法試験や司法書士のような
とんでもなく難しい資格を選ばない限り
たいてい、どれでも取れるのではないかと思う
例えば
草月流の生け花の師範になるのも、ほぼ五年
宅建士は一年から二年
TOEIC700点も、三年から五年、だそうだ
私は、自分のためにも
金融と、年金、相続税の知識が欲しかったので
ファイナンシャルプランナーを選んだ
確かに、実用的ではある
これで、なんとか、定年退職後の仕事の
セイフティーネットは準備できた
あとは、自分の好きなことをしたい
たとえ、失敗しても
セイフティーネット自体は張り終えたのだ
いい夢を見た、と思えばよい
実をいうと
私のあこがれは、海外で働くことだった
特に、海外の大使館や領事館に行って
語学を生かして仕事をし
休日には、観光地を見て回るような
半分、リゾートバイトのような
仕事ができれば、最高だと思っていた
そんなお気楽な仕事があるのか、と言われそうだが
実は、あるのである
その名も、「外務省在外公館派遣員」
任期は二年
日本国籍を有し、高校を卒業していれば
誰でも応募できる
世界中の、多くの国の募集があり
選抜試験は年に二回、春と秋
会場は東京と、大阪だ
ありがたいことに、年齢制限がない
現在では、62歳で応募・合格した人が最高齢だそうだが
62歳でokなら、65歳でもさほど問題は
なさそうに思える
昔は、この「二年間」の期限を
無事に勤め上げた方には、外務省職員の椅子が
用意されていたのだそうだが
今では、完全に無職になるのだそうだ
仕事のあっせんもしてくれない、と評判になり
例えば、外語大の新卒のような
格段に優秀な人材は来なくなっている、とのことだった
それなら
細々と続けている、趣味のスペイン語を
思いっきりパワー・アップして
在外公館派遣員をねらうのも、楽しそうだ
不合格になつても
ファイナンシャルプランナーの資格で
年金プラスアルファの仕事はできる
五か年計画の、次の目標が設定できた
あとは、やるだけだ
とりあえずは、テキストに載っていた
「今日のスペイン語作文」にチャレンジ
することにしよう
がんばるぞ!!
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