2024年11月28日木曜日

松本人志騒動・どうなるテレビ復帰

 ことの発端は、昨年の12月

松本人志の性加害疑惑を

週刊文春が報じたことに始まっている


女性側の証言として文春が報道した内容を

時系列順にまとめると


① 松本の後輩の芸人に飲みに誘われた

  このときは、松本が来るとは聞いていなかった

  単に、VIPとの飲み会、と言われた


② 行った後で、飲み会の場所が変更になったと知らされた

  変更先は、ホテルのスイートルームだった


③ 携帯電話を「没収」され

  来るのは、松本だと知らされた


④ ここまでは、後輩芸人など

  周りに数人がいたが

  ゲームと称して、松本と二人にさせられた

  いきなりキスされ、性加害を加えられた


その後、この女性以外にも

松本から性加害を受けたという女性が次々に現れ

合計、11名となった

中には、マッサージ店の施術士サンもいた

この施術士サンの話をまとめると


……働いていたところは、性的な色彩のない

  純粋な医療行為としてのマッサージで

  「名店」として知られているところ

  一度、松本が、何をどう勘違いしたのか

  その種の行動をしようとしたときに

  はっきりと

  当店はそういうサービスをするところではありません、と

  お断りをして

  お引き取り願ったあと

  後日、偽名を使って、もう一度予約し

  もう一度「チャレンジ」しようとした、と証言している

  いやはや、これが本当なら

  下半身大魔王の称号を差し上げたくなるような話だが……


松本側は、これを事実無根として

文春を告訴

損害賠償金として、6臆を超える額を請求した


ところが、数日前に

松本側は、告訴を取り下げた


もう一度確認しておくが

松本が訴えを提起し

判決で白黒つける前に

告訴をとりさげたのも、松本である


これは、実際、よくあるパターンだ

民事訴訟を出したはいいが

出した方が、負ける確率が高い場合

「お前の負け」と言われる前に

告訴を取り下げる

……告訴を取り下げれば

  裁判自体は行われないから

  白黒つけられることはなく

  うやむやのまま、いわば「なかったこと」にできる……


つまり

松本は勝ったわけでも何でもない

一番近い言い方は

「疑惑をたっぷり残したまま、逃げた」だろう


それが

年明けからのテレビ復帰を予定しており

吉本興業が謝罪をして

松本は、テレビ局にお詫び巡りをして

それで、幕引きにするつもりらしい


早速、反対の署名が立ち上げられた

悠仁サマの東大尊宅入学反対の署名を扱った

ネットの署名サイトである

今日現在で、約4万筆の署名を集めたそうだ


私はそもそも、昔からダウンタウンは嫌いで

一度も面白いと思ったことがないので

松本を日本のタカラ、と呼ぶ人の気持ちは

全く理解できないのだが


犯罪そのものは、時効にかかっており

逮捕などをすることはできないとはいえ

性犯罪者がやるお笑いを見て

楽しく笑えるものだろうか、とは

大いに疑問に思う


署名サイトに参加した、という私の同僚は

もしテレビに復帰でもしたら

スポンサー企業に、徹底的な

不買運動を起こしてやる、と息巻いている

ごく普通に考えて

不買運動は起きるだろうし

ジャニーズの事件もあったことではあるし

吉本も、吉本に所属する芸人さんたちも

全く無傷、というわけにはいかないだろうと思う


それに、そもそも

弱い他人を傷つけなくても、面白いものは作れる、と

世間がわかってしまった後で

あの、パワハラ芸は

楽しいギャグとして、受け入れられるのかどうか

……とある中年の、芸人ではない男性を

  笑いものにしている企画もあった

  人気シリーズだったらしいが

  私には、その人が障害者と健常者の

  グレーゾーンの人のように見えた


  私には、あれを見たとき

  最初に思い浮かんだのは

  東京オリンピックの音楽担当者が

  障碍者いじめを、武勇伝として楽し気に語っていた

  インタビュー記事だった……


いくつかのテレビ局は

あっさりと、松本人志を使う予定はありません、と

切り捨てたようだが

さあ、「拾う神」はでてくるのか

スポンサーは、反対派とどう向き合っていくのか

少し意地悪な視線ではあるが

目の離せない状況になりそうだ




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