ふるさと納税、という制度がある
これは、早く言えば
地方税を払うところを
自由に決められる制度だ
例えば、東京都に住んでいる人が
東京より、生まれ故郷の北海道の方が好きだ
ニセコ野町を支援したい、と思えば
地方税相当額を、ニセコに払うことができる
……地方税そのものは
なくなるわけでも、安くなるわけでもない
ただ、相手を選べる、それだけの話だ……
さあ、ここで
市町村や、区としては
少しでも、現金が欲しい
他の市町村に住んでいる人の
住民税相当額を
いわば、横からかすめ取れるのなら
ドンドン、かすめ取らせていただきたい
そう思うのは、当然のことだろう
この、かすめ取る制度を
「ふるさと納税」という
そして
少しでもたくさんかすめ取るために
市町村は、知恵を絞るわけだ
一番有名なのが
プレゼントをあげます、という制度だ
うちにかすめ取らせてくれたら
うちの特産品をさしあげましょう
市町村ごとに
うちは肉です、果物です、いえいえ、うちは米です、と
まさに、百花繚乱
かすめ取らせて差し上げる額に応じて
いろいろなプレゼントがいただける
このプレゼントを、ふるさと納税返礼品、という
私は、ギリギリの額まで
ふるさと納税をやっている
もらうものは、ほとんどが高級フルーツだ
メロン、イチジク、サクランボ
今年は、猪肉のスライスもいただいた
もちろん、美味しくいただいて、私の胃の腑に
すっかり収まっている
そして
そのあとで、これを税務署に
申告しなくてはいけない
いわゆる、確定申告だ
ここで腹立たしいのが
マイナンバーカードを持っている人だけは
確定申告をしなくてもいい、という制度がある
だが、私はあの、役立たずカードは
作っていないので
確定申告の書類と、格闘することになる
この書類の書き方が、実はよくわからない
なのに
これを聞きに行くと、税務署はかなりの混雑で
ほぼ丸一日、つぶれたりするのだ
なので
何を隠そう、私がやっているのは
「適当」なのである
確定申告の書類は、名前と添付書類をそろえて
提出することになっている
なので
必要なのは、要は書類と、名前だ
間違っていたら、税務署が修正してくれる
実は、私は一度やらかしたことがある
ふるさと納税ではなく、医療費控除だったが
余りの混雑ぶりに、自分でかいて出したのだが
どうやら、何か間違っていたらしい
五月近くになって
まだ振り込みがない、とイライラしていたら
税務署から、「書類が間違っていたので修正しました」と
手紙が来て
正しい額に減額されていた
……それでも、振り込みはしてもらえたが……
ということは、だ
間違っていたら、税務署が
何とかしてくれる、ということだろう
ド素人の自分が
完璧にやろう、などと
肩の力を入れすぎるのはやめて
ネットで調べたところに、調べた数字を書き込んで
添付書類だけは、きっちりやって
提出するだけで、いいだろう
そう思ってから、なんとなく気が楽になった
ネットの提出も、どうやらマイナンバーが必要らしいので
税務署に直接行くしかない
仕方がないので、来週は一日、半日休暇をもらい
確定申告休みにすることにした
役職定年になっていると、
こういうところの自由が利くのがありがたい
本当なら、画像なども載せて
私はここにこう書きました、とやりたいところなのだが
どうやら、これをやってしまうと
税理士サンの営業妨害になるらしく
税理士法違反となるのだそうだ
なので、詳細はネットで、としか言えないが
完璧を期さなければ
そう難しい手続きではない
認知症予防のつもりで
ぜひ、チャレンジしてみてほしいと思う
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