2024年4月3日水曜日

★私の趣味つれづれ・20代の同僚から教えてもらったコミックが面白い①「メンタル強め美女白川さん」

 時代が新しくなるということは

今までになかった面白いものが

ドンドン出てくる、ということでもあると思う

おそらく、同年代の方々なら

パソコンで世界中の情報がすぐに見られたり

ウーバーイーツに電話すれば

家でビッグマックが食べられたり

ビデオで見そびれたテレビ番組が見られたり

文明の進歩と、快適さ、面白さは

言うまでもなく、味わっておられると思う


ただ、あまりにも多くなりすぎて

ちょっばかり、手を出しにくくなっているものもある

その代表格が、コミックだ

まだ、30代くらいまでは

大御所と言われるマンガ家の名前で買って

読んでみたりしていたのだが

この頃は、その手も効かなくなってきた

今は、作品名は知っていても

作家名を知らない方が一般なのではないかと思う

例えば、大ヒットコミックである

「ワンピース」や「進撃の巨人」「キングダム」

作家名をすらすらこたえられる人の方が

少数派ではないかと思う


なので、私はもっぱら

30代くらいまでの同僚に

何か、おすすめのコミックがあったら

教えてほしいと頼むことにしている

ネットカフェで読むにも、どれから手を付けていいのか

わからないから、というと

たいてい、「推しコミック」を熱く教えてくれる


そして、教えてもらったものは

面白いものぞろいだった

話題になった「セクシー田中さん」も

ドラマ化のかなり前に、原作で読んでいた

……確かに、あのドラマなら作者が怒って当然だ

  原作には、読んでいて肌がヒリヒリするような

  辛さや苦しさが、スパイスのように練り込んである

  このスパイスが魅力なのに

  ただの、甘ったるいラブコメにされては

  読者としても、たまらない思いがした……


今度、劇団四季がミュージカル化する

「ゴースト&レディ」もその中の一つだ

舞台ではどうなるかは分からないが

原作コミックは、ラストシーンが実に素晴らしい

ネタバレしないように、伏せておくが

『泣きました」という感想が多かったのも

素直に納得した

(私はさすがに泣きはしなかったが

 それでも、鼻にツンときた)


そして、今日のおすすめ

「メンタル強め美女白川さん」

去年入社した同僚が

これ、ホントにおすすめです、絶対読んでほしくて、と

私物の五冊を一度に貸してくれた


最初に見たときには

あまりに絵柄が可愛らしくて、少し引いたが

絵柄からは想像がつかないくらい

硬派な内容だった

主人公はOL

何気ない日常で、よく巡り合う、マウントや嫌がらせなど

小さく神経をすり減らしそうな事柄を

強めのメンタルでさばいていく

いわば、「人生マニュアル」のような作品だ

主人公は単にカワイイ竹ではなく

物の考え方や、ライフスタイルには

一本、キリリとした筋が通っている


その「筋」を少し紹介すると

人と自分は比べない

だから、ひがみも、妬みもない

給湯室で聞こえよがしに言われる陰口に対しても

そんなの受け取らないよ

人を傷つけるたびに

どんどん自分の誇りを失うのに、と

まさに、華麗にはね返す


メイクもネイルも整えてはいるが

それは、他人から可愛いと言ってもらいたいからではなく

単に自分が

「好きだから」

「美に競争は持ち込まない

 私もキレイ あの子もキレイ それでいいじゃん

 むしろ、世界平和じゃん」

「私のこと嫌ってる人にわざわざ歩みよろうと思わない」

「私の幸せは私が決める」

と、名言の宝庫

なるほど、OLのバイブル、と言われるだけのことはある、と

納得しながら、瞬く間に

5冊全部読み切ってしまった


私が特に「いいな」と思ったのは

「自分の機嫌は自分でとる」ので

毎月一つずつ、2千円くらいのプチギフトを

自分に贈る、という部分だった

いいアイデアだと思ったので

早速、取り入れることにした

ちなみに、私の今月のプチギフトは

ノンアルコールカクテルを作るときの

マドラーにしようかと思っている


読んでいるうちに、この作品を書いた作者は

どんな人なのだろう、と興味がわいてきた

そして

コミックだけど、お守りみたいなものなので、と

はにかんだように言っていた同僚に対し

なんともうまくいえない、ほほえましい気持ちがしてきた

いいものを教えてくれて、ありがとう


好きなものがまた一つ増えて

ささやかな幸せ気分だ














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