2024年4月16日火曜日

シニアに医療保険は必要か・私の意見

今年も、職場で

「保険に入りませんか」のパンフレットが

回覧されるシーズンになった

三大疾病、養老保険、定期保険、年金保険、と

各種取り揃えたパンフレットが回ってくる


私は生命保険にはいっていない

その代わりに、少し高額の医療保険に入っている


実は、医療保険に関しては少し悩んだ

私の大好きな、有名ファイナンシャルプランナー氏は

医療保険には、入っていないと言っていたからだ


その理由として、健康保険の

「高額療養費」制度というものがある

これは、とても早く言うと

医療費は1カ月最大限

21000円+アルファ(かかった全額の1%) だけ払えばよい

残りは、健康保険で全額まかなえる、という

精度である

これを利用すれば、たとえガンでも

心臓のバイパス手術でも

何カ月入院していても

支出は一月、マックスで2万5千円程度になる

家計には響くことは響くが

破壊的というほどではない

なので

若いころから、せっせと医療保険

特に、掛け捨てのものに入るくらいなら

その分を、貯金や投資に回す方が

いいのではないか、というご意見だった


確かに、一理ある

ただ、私の結論としては

ご家族と同居なら、医療保険は

必要ないかもしれないが

1人暮らしなら、絶対に入っておいた方がいいと思う


その理由は

「一人暮らしが病気になると

 雑費がひどくかかるから」だ


つまり

病気になり、入院したとする

確かに、入院費は高額医療費精度で

なんとかなるかもしれない

だが

入院というのは、患者の体一つで

できるものではない

タオル、ティッシュなどの細々としたものが

数多く必要になってくる

家族と同居なら

「今度来る時に持ってきて」の一言で済むが

1人暮らしとなると、そうはいかない

たいていの病院の地下には

コンビニはあるとはいえ

自分は病気で動けない身である

(だからこそ入院しているわけだ)

お買い物に行くわけにはいかないので

セットになっている、相当割高のものを

買わざるを得なくなってくる


入院が数日になれば

タオルや着替えも必要になってくる

同居している人がいれば

「洗濯、頼む」の一言で済むが

1人暮らしだと、それもできない

体が動くようなら、院内の洗濯機も使えるが

そうでないなら、ランドリー用の袋に入れて

これまた、割高の洗濯サービスを

お願いせざるを得ない


パジャマや下着などの着替えも

家に帰ればたくさんあるのに

病院のコンビニで買わざるを得ない


最後のトドメが、退院時のタクシーだ

家族がいれば、レンタカーも使えるが

1人暮らしなら、タクシーを呼ばざるを得ない

歩けるようならまだ、病院からの片道なので

そうそうはかからないとは思うが

私が車いすだった時には

車いす用の介護タクシーを呼んだ

この料金が、通常のタクシーなら1200円程度のところを

1万5千円かかった

……玄関口に段差があるので

  段差持ち上げ代、とでもいうべき

  特殊料金も含まれている……

これに、家庭でお願いする、ヘルパーさん代がかかる


つまり

1人暮らしでなければ

怪我や病気になった場合には

一月最大2万円+アルファの出費がある、ということだけを

覚悟できれば

医療補保険の加入の必要は必ずしもないけれど

1人暮らしの場合は

家族と同居なら、同居家族がやってくれる補助の全てを

金銭で解決しなくてはいけないので

細かい額が、どんどんかかってくる

チリも積もれば山となり

この雑費が、かなりの負担になってくる


なので

私は、医療費ではなく、医療周辺費をまかなうために

おひとりさまの医療保険は必須だと思っている

掛け捨てなので、使わなければ

振り込んだ保険料はパーといえば

バーデはあるのだが

そこはそれ

怪我も病気も無く、一年過ごせた感謝の

ご祝儀、と割り切るようにしている







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