2024年2月27日火曜日

★定年後こそ、自分らしい人生を

 シニアの年金は一定額

ボーナスや報奨金とは、縁のない生活になる

だが

毎月毎月、同じ額で同じような暮らしをしていたのでは

正直、飽きてしまう

人間、飽きるとろくなことはない、と言うのが

私の持論だ

たいていが、「自分は何のために生きているのだろう」とか

「自分の一番いい時期は終わってしまった」と

グズグズ考えはじめる


私に言わせれば

そもそも時間を持て余したりするからだ、と思う

65歳で定年になり、平均寿命前後まで生きると

20年になる

今は成人年齢は18歳だが

私の世代の感覚でいえば

生まれたばかりの赤ん坊が、成人するのと同じだけの時間

好きなことをしていていいよ、と

言ってもらえているわけだ


しかも、60歳から役職定年になれば

退職するまでの5年間に

「この先、20年間、何をしたら自分は

 『ああ、楽しいな』と思えるか」

お試し期間、高校の頃の部活で言えば、仮入部まで

させてもらっているという、ありがたさだ


子供も自立させて、家のローンも終わっていれば

あとは、人生の放課後、課外時間

楽しくスポーツに汗を流すのもいいし

音楽やアートにふけるのもいい

子供の頃に憧れたスナフキンのように

1人旅、ソロキャンプ、ソロ料理、と

ソロ活をきわめるのも、楽しそうだ


しかも

私の自宅のそばには、ありがたいことに

市民センターがあり、歩いていける

何がありがたいかというと

市民センターでは格安で

スポーツの講習や、茶道、俳句、手芸、家庭菜園など

カルチャーセンターのような講座が受けられる

足代なし、講師への盆暮れの心配なしで

週に一度は家庭菜園で野菜の勉強

他の曜日には、プールでアクアビクス

その他の曜日には、レンジを使った簡単料理

日曜日には俳句の会

余った時間は、趣味と家事と猫のお相手と俳句作り

それでいて、少ないかもしれないが

国から年金という小遣いをもらえる

できれば、週に四回、三時間ほど勤めて

月に9万円くらいの収入があれば、この世の極楽だが

あまりゼイタクは言うまい


定年後こそ、交響曲で言う第四楽章

華やかで、キャッチ―で、個性的な

大型の花火を打ち上げるつもりだ、と話すと

なぜか、相手にはみんな

ぽかんとしたような、困ったような顔をされてしまう


どういうわけなのか、いまだに良くわからずにいる






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