世間は大学入試シーズンだが
何を隠そう、私も受験生である
大学入試ではない
私が受験しているのは、ファイナンシャルプランナー1級だ
まだ受験生の言うことなので
その分、多少は割引して聴いてほしいところはあるが
受験科目の中に、「保険」がある
この保険の勉強をするたびに思うのだが
60歳以上の高齢者には
生命保険は必要ない
ということだ
生命保険のシステムというのは
簡単に言えば、死亡すると保険金がもらえる、というものだ
正直に言って
私が死んで、経済的に困る人はいるだろうか
どんなにじっくり考えても
答えは「誰もいない」だ
葬式代、と言うが
この頃は、「小さなお葬式」が流行りだ
私も、送ってもらうなら
ごく内輪の、家族葬がいい
盛大な御葬儀とはいえ
義理で顔を出しに来て、真夏は喪服が暑いとボヤき
お互いに健康の話題でグチる
現役世代は、どこの塾がいいと情報交換に夢中な連中など
数を集めても、仕方がないではないか、と思う
家族葬なら、通夜、告別式、火葬まで入れても30万だ
納骨まで考えても、50万あればおつりがくる
50万なら、退職金の中からとりわけて
定期貯金にでもしておけば、十分だ
100万単位の生命保険は現役世代
特に、子供がまだ小さくて、親に死なれたら学費にも困る
そういう家庭に向けたものだと思う
私はありがたいことに、息子はいるが
かなり前に自立して、今は家族を持っている
ほとんど顔は見せないが、経済的にも独立している
私が死んでも、金銭的に困ることは一切無いだろう
ならば、生命保険は不要
私は、すっぱりとやめてしまった
その分の資金は、定年後の貯金に回している
年金だけで十分に生活はできると思うが
20年もすれば、家電が全部買い替えになる
愛猫も病院通いになるかもしれない
その時のために、貯金は多ければ多いほどいい、の精神で
豊かで、無駄のない
締める所は締めて、使うところは使う
メリハリのある生活を目指している
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