私がとっているのは、朝日新聞だ
ここは、慰安婦の問題やら
秋篠宮家に妙に肩入れすることやら
言いたいことは、いろいろとあるのだが
私の叔父が勤めていたことと
連載小説が面白いことから
なんとなくやめられずにいる
今日の一面の見出しは
やはり、株価の急落だった
2000円以上の下落、正確には2216円という
約40年ぶりの大きな下げ幅で
史上でも二番目の額だという
とっさに
今年、新NISAをきっかけに
株を始めた、と言っていた知人、数名の顔が浮かんだ
私個人としては、やっぱり、という感想しかない
そもそも、今までの株高が異常だった
バブルの頃と比べても、明らかに経済状態は悪く
値段が上がる要素はなにも無いように思えた
それが、年始からすぐに
経営状況が良くない分野の株まで
全て上がっていった
新NISAで金融市場に入ってきた個人投資家の
影響だろうと言われるほどで
正直、これはちょっとアブナイ、と思っていた
知人たちからは、さんざん、頭が固いだの
新しいことにチャレンジできなくなるのは老害だ、だのと
からかわれはしたのだが
老後の資産を株には、特に、今の株には
つぎ込もうという気にはならなかった
そもそも、新NISAなどと、横文字を使っているから
なんとなく、安全で最先端のように見えるが
これは単に、株の売買のことだ
株の売買で儲けた利益にかかる税金を
オマケしてあげますよ、という制度にすぎない
そのうえ、これは一見、お得な制度に見えて
トンデモナイ裏がある
株で損をしたときの話だ
通常、本業でもうかっていても
株で赤字を出した場合は
国に収める税金は、株で損をした分だけ
オマケして、安くしてもらえる
これを、税法では「損益通算」という
新NISAでは、損益通算ができない
会社からの給料が300万なら、
300万のぶんのぜいきんを払わなくてはいけない
たとえ、新NISAで200万の損害をだしても
それはそれ、これはこれ、税金は税金だから
全額払ってくださいね、というシステムなのだ
それもあって、私は新ISAには手を出さなかった
それに、そもそも、今まで本格的にやっていた人は別として
「高齢者の財産運用には株はすすめるべきではない」
というのが、鉄則中の鉄則
どの程度の鉄則かというと
ファイナンシャルプランナー試験の
3級(一番下の級)で
出題されている程度の鉄則だ
その理由は
「投資に絶対安全、絶対確実なものは存在しない
万一、損害が発生した時に
役職定年などで、減給になっている可能性の高い高齢者には
やり直しができず
老後の資金計画に大きな影響を及ぼしかねない」からだ
それなのに、政府が先頭に立って
投資をあおっている
私は、岸田総理があまり好きではないので
とてつもなく、意地悪な見方をしてしまうのだが
実を言うと、この新NISAも
政府が高齢者のフトコロに手を突っ込んで
老後資金の貯金を狙いに来たように見えていた
とはいえ
2020円以上の株価下落ともなれば
投資家にも、企業にも、影響は大きい
思うことはいろいろあるにはあるが
少しでも無事な
緊急着陸になるよう、祈るばかりだ
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