2024年5月3日金曜日

このドラマが楽しみ・NHK 「老害の人」5日スタート

テレビは好きな方だと思う

だが、受験生の身なので

見る番組は絞っている

一日30分以内、と

小学生のような制限もつけている


今、見ているのは

笑点、大河ドラマ、美の壺、日曜美術館

ソロ活女子のススメ、100分で名著

スペイン語講座、趣味の園芸

プロジェクトX

だが、勉強時間確保のために

美の壺と日曜美術館は録画をとりためて

合格してから見ることにしている

……問題は、合格点までの距離が

  あまりに遠いので

  晴れて合格し、いざ録画を見ようと思った時には

  プレーヤーが壊れていないか、という

  ことなのだが……


5日から、もう一つ

気になるドラマが始まってしまう

NHK 「老害の人」だ


原作は内館牧子

シニアを扱った三部作の最後

原作も読んだが、なかなか面白かった


あらすじをまとめると

主人公は、中小企業の元社長の80代

娘婿に地位を譲って引退したはずが

行くところがなく、週に何度か

止めたはずの勤め先に出勤し

昔話や自慢話、同じ話を何度も繰り返し

挙句のはてに、契約を一つダメにしてしまい

娘から、老害宣言、出禁にされる


だが、ここで一念発起

シニアが集まれるカフェ

「若鮎サロン」を作る

その後、すったもんだはいろいろとあり

コロナ禍にも巻き込まれ……という話である


私の読後感としては

小人閑居して不全をなす、だった


ひとくちに言われている、「老害」

孫自慢や、延々と続く自慢話

エンドレスの趣味のウンチク

私には、これは「人害」とでもいうべきもので

シニアだけには限らない気がした

シニアでも、やらない人はやらない

若くても、やる人はやる

年齢ではなく、人格によるのだと思う


たとえば、

若年層には「マウント」がよくあるそうだが

要は、自慢話+私は貴女よりも上だ、という

一種の場所取りまで含めているので

むしろ、単なる自慢よりも悪質に思える


ほかにも

私の職場の若い女性同僚に

ソロキャンプが趣味、という人がいるのだが

一番の困りものが

女性のソロキャンパーを見つけると

近寄ってきて、困ったことはないか、などと話しかけ

頼んでもいないのに、あれこれと教えたがり

聴いてもいない、身の上話や自慢話を始める

男性キャンパーだという

1人でできますから、とご退席願うと

親切でやっているのに、と怒り出す

こうした男性キャンパーは

中年が多いが、30代くらいでもいるという

その同僚は、そのせいで

管理人の常駐するキャンプ場以外には

絶対に行かない、不愉快な思いをするから、と

言っていた

ウンチク垂れ流し系は

シニアには限らないのだ


若い母親たちでも

子供自慢が激しい人は少なくはないと思う

親は親ばかでいい、と世間が目をつぶっている

それだけの話なのではないだろうか


いや、シニア層には特にそれが目立つ

頻度が多すぎるから

「老害」と言われるのだ、と

反論が聞こえそうだが


私はそれも、やることがないからではないかと

思っている

というのは

仕事を持って、忙しくしている人は

シニアになっても

ムダな自昔話や昔話をり返して

時間を浪費する人には

会ったことがないからだ


たとえば

テレビなどで良く出てくる人達を

例にとってみるが


年を重ねれば重ねるほど味が出てくると言われる

落語家の師匠方

笑点の大喜利の半分はシニア層だが

孫自慢をしているのを聞いたことすらない

それよりも、座布団獲得に必死そうだ


私の知り合いの、お坊さんもそうだ

年をとってからますます

ご近所にも、檀家さんにも

慕われるようになり

この方に悩み相談をしに来る人は

かなり多い

美輪明宏も、80歳を過ぎてから

テレビで人生相談番組をやっているが

この範疇に入りそうだ



いや、それはその人たちの

品性や人格が特別に立派だからで

その他大勢のシニアには当てはまらない、という

声も聞こえてきそうではある

なので

ここで、極めつけの例を挙げてみたい


良くも悪くも、シニアにならなければ

出世できないらしい、政治家のセンセイ方

その中でも、ドン

5億もの裏金議員でもある

あの方である

記者会見で、質問した記者を

バカヤローと罵倒したほどの

なかなかみごとな品性の持ち主ではあったが

あの記者会見では、自慢や、昔話は

一言もしなかったではないか


どうやら、三男に自分の地盤を継がせるのに

一生懸命で

それどころではないらしいが

つまり、そういうことだ


私個人としては

もうちょっと良い仕事をして

長生きしてくれればよいのに、と

いう気はしているが

それはさておき


目の前の仕事に忙しければ

昔を振り返る暇などないのだが

シニアになると、そこまで忙しくない

一種のヒマつぶしが、自慢と昔話

というだけだと思う


小人閑居して不善をなす、という

単なる趣味ではなく、人のために役立つこと

わずかでも、収入につながること

できれば、それが自分の趣味に繋がり

やっていて、楽しいと思えること

そういう楽しい未来をもち

過去のことなど、振り返るような

時間と体力の持て余しをなくす

それで、この種の「老害」は

発展的に解消していくと思う


作品中では、主人公は

「老害」呼ばわりされた高齢者を集めて

カフェを開設する

このような

「居場所」「生きる意味」

これが大切であること

かといって、仕事をしている時と違って

他人が「やること」を与えてくれるわけではない

自分の頭で考え、自分で決めて

自分で作っていくこと

これはもっと大切だと思う

小説にも、共感した


主演は伊東四朗

ドラマのCMでみたところ

まさに、はまり役だったのだが

実際の伊東四朗は、自分の分だけではなく

周りの人のセリフまですべて覚えて

リハーサルに臨み

他人のセリフでも、間違えると

「そこは違うのになぁ」という顔をしており

「老害」と正反対のキャラクターだったそうだ

なんとも皮肉なギャップも、面白い


試験前ではあるが

やはり、どうしても見たい

少し早起きして勉強時間を確保して

ノルマ達成のご褒美に見ようかと思っている









2024年5月2日木曜日

子供に介護はさせない宣言

 職場の同年代の同僚に

よくいわれるのが

男の子の親は大変だな、というセリフだ

同僚のところは、娘さんが二人

それぞれ、結婚して別居しているそうだが

体が悪くなったら、面倒を見てほしいと

普段から言っており、娘さんたちも

心よく同意してくれているのだそうだ


女の子はこういうときに助かる

情が厚いから、というのが

同僚のお気に入りのセリフだ

こんなところで、ゴタつくのも面倒くさいので

なるほど、そうですか、うらやましいですね、とは

言ってはいるが

この話をされるたびに、私の頭に

どうしても浮かんでしまう物語がある

「リア王」である


かいつまんであらすじをまとめると

リア王には娘が三人

年老いて、国王を生前退位して

娘達と月替わりで同居することになるが

財産と権力を手放した父親に

娘たちは冷たく

リア王は、怒りのあまり半狂乱になり

嵐の荒野にさまよい出たあげく

ただ一人の、口下手だが誠実な娘に救われたものの

最後には、一家全滅となる、という

どこにも救いのない悲劇である


娘たちの冷酷さに苦しむリア王が

私はリアではないのか、というと

仕えていた忠実な道化が答えていう

名セリフ中の名セリフがある

リアの影法師さ


そして、こうもいう

賢くなる前に

年をとってはいけなかったのさ


私は、自分の介護を子供や嫁に期待するなら

その時点で、リア王のお仲間だと思っている

なぜなら

介護は、とてもじゃないが

素人が仕事や育児の片手間で

できるような仕事ではないからだ

私も、ごく短い間、父を家に引き取り

介護の真似事のようなことをした

父の希望は、自宅で最期を迎えることだった

病院から退院して、2週間で

父は旅立ちを迎えたが

それでも、夜中に起きて

寝返りを打たせたり、トイレの介助をしたりと

とてもではないが、翌日に出勤して

8時間の労働はできなかった

この間は、私は介護休暇を申請していた


私はたまたま、60になっていて

役職定年済み、仕事の分量も責任もかなり軽く

正直、いなくても困らない状況にあったので

介護休暇も取れた

だが、私が要介護になったとき

息子が同じ状況とは限らない

むしろ、働き盛りだったり

大きなプロジェクトにかかわっていたり

することもあるだろう

それを全部諦めて、自分の介護をしろ、というのは

私には、少々ワガママのように思える

親には親の人生があるように

子供にも、子供の人生があるのだ

子供の人生を妨げ

自分のためにすべてを捨てて尽くせ、と

平気で言えるとしたら

「毒親」であるように思えるのだ


同じことが、息子の嫁にも言える

むしろ、嫁は息子とは夫婦だが

私とは、血の一滴もつながっていない

赤の他人だ

介護を考えるなら、自分の親の介護をしたいだろう

しかも、私の場合

嫁はフルタイムで働いており

学歴は息子よりも上だ

到底、私の介護に呼びつける筋合いではない


それにそもそも、介護というのは

一見簡単に見えるが、きちんと講習をうけ

試験に合格して行う、プロの仕事だ

素人が見よう見まねでやっても

できることはできるだろうが

家庭の主婦の料理と、フレンチレストランのシェフの料理が

同じ料理でも、全然違うように

介護するほうにも、されるほうにも

不満の残る状況になると思う


なので

私は、子供や嫁、家族には

私の介護はさせない

まず、介護が必要になる時期を

少しでも遅くするために

健康に注意した生活をおくり

介護が必要になったら

公的介護保険と、自費のヘルパーさんの派遣を頼んで

プロの手を借りて、生活していきたい


もちろん、そのためには資金も必要だ

できるだけ、無駄遣いを控え

その時のために、2000万を目標に

貯金にも励もうと思っている


ただ、それもこれもすべて

公的介護保険が、現状維持されること

改悪されないことが、大前提だ

もし、介護がカットされたら

今、ヘルパーさんたちに頼んでいる介護サービスを

受けられなくなるのだから

イヤでも、子供や孫の手を借りざるを得なくなる

つまり、公的介護の削減に賛成するということは

自分たちが、親や祖父母の介護をする、ということと


介護法案がこれ以上改悪されないことを

心から願っている






2024年5月1日水曜日

我が子は他人

 ツイッター(今はXというらしい)の

トレンドワードで

「我が子は他人」というのが上がっていた

ゴールデンウイークだから

顔も見せない子供を嘆いてのことかと思ったら

何のことはない、今日放送された

ドラマの中のセリフらしいのだが


内心、私は文字通りの意味で

「我が子は他人」だと思っている

息子と孫は、いることはいるが

息子は昨年の秋、私の父(息子からすれば祖父)が

余命宣告を受けたときに会いに来た以外は

父の葬儀に顔を出したきり

一度も会ってはいない


私が住んでいるのが関東で

息子一家は大阪ということもある

コロナの大騒ぎもあったが

六、七年会わずにいると

ほとんど他人と変わらない


最初のうちは、それでも一抹の寂しさはあったが

それも、積み重なるうちに、だんだんと慣れた

考えてみれば

私も20代、30代で

仕事が忙しかったころは

たまの休日は、ごろ寝で疲れをいやしたかったり

旅行に出るにしても

行きたかった海外旅行や、観光ツアーなど

自分が遊ぶことがメインで

親元にいくのは、一種の「仕事」のように

感じていたところも、なくはなかった

息子も、そういうことなのだろう

自分もできなかったことを、息子に求めるのも

酷というものだ


それに、特に結婚したら

男の子は、嫁のものだ

実家に引っ張ろうとするから

嫁と実家の間に立たされて、夫が苦労するのは

橋田寿賀子が「渡る世間は鬼ばかり」を書いていたころから

少しも変わらない

いわば、人生の真理のようなものだと思っている


それに実をいうと

今は、今月末の受験勉強で忙しい

遊びに来る、などと言い出されたら

部屋の掃除から始まって

孫に危険の内容に、家具や調度品を整えたり

寝具だ、食事の用意だと

あれこれ、「おもてなし」に時間と労力がかかる

少なくとも、今は

こうしたことは一切やりたくない

非常にわがままなのを承知で言えば

放っておいてもらえて、実にありがたい


我が子とはいえ

子供を持ち、人の親になったら

第一の責任は、息子の妻と子供にある

なので

私が体が弱ったり、動けなくなったりしても

息子に介護は頼めない、

「我が子は他人」と思いを定めたら

そのあたりの、わりきりもすっきりとできるようになった

介護保険を使い、ヘルパーさんを頼んで

在宅ひとり死を遂げられるよう

情報収集やら、マネー対策やら

おひとりさまと同じように

着々と整えている


そしてもう一つ

「我が子は他人」と割り切って

一番スッキリしたのは

「財産は残さない」と決めたことだ

現在の日本の精度では

ヘルパーさんだけではなく

在宅診療、在宅看護、在宅マッサージまで受けられ

ベッドも、在宅介護用の電動ベッドがレンタルできる

夜が不安ならは

これは完全に自費になるが

毎晩、看護師さんに付き添ってもらうこともできる

だが

これらのサービスは、すべて有料だ

財布と相談しながら、ということになるのだが

そのときに

「子供と孫に、財産を残してあげなくては」と

思うと

どうしても、自分の受けたいサービスを削ることになる


それが

「我が子は他人」

「財産は残さない」と割り切れば

それだけでも、かなり満足のいく

最終楽章が迎えられそうな気がするのだ


とはいえ、これは今の私が考えていることで

あと15年くらいたって

1人暮らしが心細くなったら

全然違うことを言いだしているかもしれない

だが

今のことろは

自分に与えられた最大限の自由を思い切り活用して

愛猫と遊び、家庭菜園の世話をし

昼風呂につかり、散歩を楽しみ、新聞をよみ

手料理とコーヒーに舌鼓を打ち

美輪明宏のCDをかけ

好きなものに囲まれて

一日一日を、幸せに過ごしていきたいと思っている





2024年4月30日火曜日

今日は「言いたいことを一言」三連発

 いつも、ついつい長くなってしまうので

今日は、ゴールデンウイークだし

短く、サッと

言いたいことだけを言ってしまおうかと思う

では、ひとことメッセージ三連発


岸田内閣の閣僚たちが十人以上

この連休中に

のんびりと海外旅行に行くそうだ

そこで、一言

能登に行け、能登に!!


その2

国民の90パーセントが合意、なら

ほとんど、「民意」だろう

民意に沿って、その場で採用白とまではいわない

ただ、せめて

検討くらいしろ

天皇長子承継制度


その3

これは、サルバトール・ダリの作品

1961年発表「イースターの目」










これが、おなじみミャクミャク








まさか、パクリ?!

(でも、ダリの方が

 完成度が高い気がする)


ああ、すっきりした

おあとがよろしいようで

2024年4月29日月曜日

ゴールデンウイークの楽しみ・週刊新潮推薦・超リラックス入浴法

 今日は、私の感覚で言えば

「天皇誕生日」

いつの間にやら、「昭和の日」に

なっているようだが

月曜日というのに、のんびりできる

幸せな日だ


幸せついで、のんびりついでに

「のんびりの最高峰」をやってみようと思った

週刊新潮ご推薦の、リラックス入浴法だ


実は、記事が載っていたのは

二週間以上前だったのだが

ちょっと、あまりにものんびりしすぎているので

ゴールデンウイークの連休まで

とっておいたようなものだ

それだけに、とても楽しみだった


もともとは、血圧もコレステロールも下がる

温泉の楽しみ方、という見出しがついていたが

普段、温泉に行けない人のために

家庭でもできる、いわば「温泉ごっこ」の

やり方の手引きまでついている

なかなかの両記事だった


内容をかいつまんで要約すると

湯は、刺激の少ないものがおすすめ

ラジウム温泉などは避けて

肩こりなどに聞くといわれている

俗にいう「やわらかい湯」を選ぶ


入浴時間は、日の高いうち

つまり、昼風呂である

……確かにこれは、

  ♪小原の庄助さん 朝寝朝酒

   朝湯が大好きで~  ♪ の世界だ

  間違いなく、リラロックスできる

  ちょっとした「おサボリ」の背徳感も

  たんのうできそうだ……


血圧やコレステロールを下げるには

風呂上がりの水分補給が大切

利尿作用などの無い、健康的な水分摂取に

牛乳や、コーヒー牛乳を

グイッと行くのがおすすめ


本来なら、温泉街をぶらぶら見て回るような

リラックス効果があれば良いのだが

自宅ではそうはいかない

なので、それに代わるリラックス法として

部屋を暗めにして

ひたすら、ゴロゴロ

気持ちよく、寝そべっているのがベスト

車でいえば、完全にブレーキをかけた状態を

人工的に作り出せる


で、全部セットでやってみた

風呂の湯は、新しいものをなみなみと入れ

薬局で買ってきた温泉のもと

迷ったすえに、登別温泉にした


頭に手ぬぐいをのせて

湯に浮かべた盆に徳利をのせて

一杯やりながら入浴、というのが

昭和のひなびた温泉スタイルだったのだが

アルコールと入浴の取り合わせは、心臓に良くない

それに私はソバ―・キュリアス

飲めることは飲めるが、あえて飲まないライフスタイルだ

とはいえ

なんとなく、こういう「悪いこと」もしたくなったので

今年初めての冷茶を作り

チビチビやることにした


風呂上がりの牛乳は

できれば、ルシウスのようにフルーツ牛乳に

したかったのだが

……わかる人だけニヤリとしてくれればいい

  わからない人は読み飛ばして欲しい

  どうせ、たいしたことは書いていない……

作り方がわからなかったので

インスタントコーヒーを使って

少し甘めのコーヒー牛乳を作り

冷蔵庫では足りない、冷凍庫に入れて

キンキンに冷やすことにした


本当は、小原庄助さんにあやかって

朝寝もしたかったのだが

これは、我が愛猫に

朝だ朝だと泣き叫ばれて

果たせずに終わった


で、昼風呂大作戦だが


一言で言って、最高だった

これ以上のリラックスは考えられないほど

徹底的にリラックスできた

ついでに言えば

風呂上りは、きちんと服を着こむよりは

もしあれば、作務衣くらいの

リラックス全開ファッションの方が

涼やかでいいと思う


ゴロゴロし、半分うとうとし

温泉街の冷やかしのかわりに

近所のモッコウバラロードを散歩に行って

完全に、非日常を楽しめた

今夜は少し、寝つきが悪くなるかもしれないが

明日も休日だ、早起きする必要はないのだから

眠れなかったら、受験勉強の続きをすればいい

本当に、心にかかる雲もなし、とは

まさにこのことだろうとおもう


ゴールデンウイークは、やっぱり最高だ





2024年4月28日日曜日

今夜は夜更かし・見たいテレビにかじりつきます

 連休も二日目

昨日、自由時間を使って

衣替えと寝具替えをしたおかげで

真夏日になった今日は

今年初めての、袖なしの夏物

特に、一番のお気に入りを着ることができ

季節を先取りしたようで

なんとなく、気分がいい

夜も、サラサラのシーツと肌掛けで

ゆっくり眠れそうで

昨日の自分にお礼を言いたいくらいだが


今夜は、テレビ漬けで

たっぷり遊ぶつもりだ

笑点から、BSで6時からの大河ドラマ

夕食後に日曜美術館、の流れは

毎週の定番だが

今日だけは、日曜美術館をやめて

少し目を休めて、その間に少し勉強

勉強は、今日のノルマが終わったら

美味なコーヒーを淹れて

リビングに陣取る


楽しみにしていたテレビがあるのだ

選挙速報である


ここ二週間くらい、職場でもネットでも

この話題で持ちきりだった

衆院の補選だが

これが、実に面白い

今回の目玉は、保守王国島根での

自民と立件民主の一騎討ち

もし立件民主が勝てば

次の選挙では、二階ジュニアや、河野大臣も

危なくなるかもしれない、と聞くと

どうしても、気になってくる


東京15区は、私は住んではいないのだが

私の同僚の中に、二人、選挙権者がいて

なかなか熱い戦いだ、と言っていた

いい方でも、悪い方でも有名な乙武候補といい

選挙応援に入っていた小池都知事

維新のトップ二人

立憲民主と共産党のトップや有力者いろいろ

その他にも、オールスターのような感じで

おまけに、過激な選挙妨害まであり

実に、盛りだくさんな選挙だったそうだ


この先の政局にも興味はあるが

それ以上に

勝ち負けのはっきりつく勝負は

かなり好きでもある

スポーツには興味はないが

囲碁、将棋なども好きだし

ネットのオセロゲーム対戦も

ちょくちょくやりに行く

ついでに、ギャンブルを扱ったコミック

「カイジ」シリーズも好きだったりする


選挙も一種、合法的な真剣勝負

しかも、今回は選挙区でただ一人しか当選しない

勝負色の強い選挙だ

多分、気になってちょくちょくネットニュースを見たり

テレビをつけたり消したりしそうなので

どうせなら、徹底的に見てしまおう

そして、日中には見られるだけの

やるべきことをやってしまおうと思った


それにしても

大勢が判明するのは、今日の深夜とのこと

明日が休みで、本当に良かった

ゴールデンウイーク、万々歳である








2024年4月27日土曜日

今日からゴールデンウイーク・何をしようか

 今日からゴールデンウイーク

私は有休をとりまくっているので

なんと、10連休である

これでは、ゴールデンを通り越して

プラチナウイーク、というところだ


せっかくの休日、何をしようか、と

本来なら、あれこれ楽しく迷うところなのだが

今年は、なにせ五月の月末に

ファイナンシャルプランナー1級の

試験が迫ってきている

もう、残日数30日を切っている

過去問は一通り終わったとは言え

まだ、「一回りした」だけで

細かい部分のテキストの読み込みと暗記作業が

残っている

10連休は、一日6時間を目標に

猛勉強に充てざるを得ないのだが


毎日、2時間くらいは

自由時間を作ることにした

一時間は、体のために散歩と筋トレ

縄跳びくらいもするのだが

残り1時間は、完全に趣味

好きなことをしようと決めた


本日の1時間だが

掃除と、衣替にあててみた

家事も、一人分なら

さほど負担はないとはいえ

夏物冬物の入れ替えや

寝具の取り換えなどは

ある程度時間もかかるし

何より、気分がゆったりした時でないと

「どうしてこんなくだらないことに

 大事な自由時間を取られなくてはいけないんだ」と

おかしなイライラの元になる


……決して「くだらないこと」ではない

  特に、気温にあったシーツや掛け布団を

  使わなくては、熟睡できないし

  熟睡できなかった朝のつらさは

  自分でもよくわかっているつもりである

  なので、この頃のように

  ひがわりで

  10度以上気温が変わるようなときは

  シーツ、掛け布団、寝間着の3点セットは

  3種類ほど用意して

  寝る前に、すぐに最適なものを選べるように

  セットしておくのがベスト、というのは

  自分が一番よくわかっている

  だが、仕事帰りでくたびれていた李

  急な暑さでバテていたりする時は

  こんなことにまで

  なぜか、ヤツアタリしたくなってしまうのだ……


今日は、寝具を整えたので

この先、布団があわなくて寝付けなくなることもないし

眠っていて、寒くて目が覚めたときにも

すぐに、薄手の木綿毛布が出せるよう整えておいた

何があっても安心、と思うだけで

ぐっすり眠れそうな気がする


テーブル周りも整頓し

丁寧に磨いておいた

これで、しばらく気になっていた

「かたづけろよ」

「掃除しろよ」という

散らかった物からうける無言の圧が無くなり

座るだけでなんとなく

快適な気がする

余りに気分がよかったもので

ノンアルコール・ジントニックなど作って

乾杯までしてしまった

実に、爽快だ


明日は、天気が良ければ

隣町のホームセンターに行って

野菜の苗を買おうかと思っている

今年は、スイカに挑戦したいのだ


勉強漬けで、ご近所にしか出かけられないが

やはり、ゴールデンウイークはわくわくする




2024年4月26日金曜日

ゼロ歳児に選挙権?

 yahooニュースの見出しに

某政治家が、ゼロ歳児に選挙権を与えよと

主張している、と、載っていたのが昨日のこと


あまりのバカバカしさに

これは、閲覧数を稼ぐための

メチャクチャな見出しに違いないと思い

記事も読まずにそのまま忘れていたのだが


今日、職場で話題になっていた

何と、本気で言っていたのかと

驚くより前に、ドン引きに引いた


比きながらも、好奇心で

ニュースを読んでみたところ

若年層の意見を取り入れる政治にするには

子供に選挙権を与えて

子供が成人するまで、親が代行すればよい

子供一人につき、一票

その政治家は、僕は子供が三人だから、四票

と、あきれたことをほざいていた


突っ込みどころが多すぎて

どこから突っ込んでいいか、よくわからないのだが


まず、結婚している場合

親権は親の両方にある

子供の票を代行して投票するとして

両親が誰に投票したいか

意見が違ったら、どうするのか

そもそも、たとえ夫婦であっても

「誰に投票するか」は言う必要はないという

「選挙の秘密」という原則もあったと

高校の頃の公民で習った記憶がある

選挙の原則を破らなくては運営できない制度など

作る前から、欠陥制度なのがわかり切っているのだから

とっととやめた方がいい


それに、子供の票を親が代行で投票するなら

夫婦二人の分の票になるはずだ

夫が一人で勝手に、子供の票を全取りして

僕は四票、とは

母親の、親としての立場や権利を

をないがしろにするにもほどがある

ここまで男尊女卑を見せつけられると

母親を親と認めない

家父長制にもどしたいのではないかと

邪推したくもなってくる


それに

若年層に、政治がもっと

目を向けるようにしたいなら

話はとても単純だ

子育て中の家庭が、日本中全員

選挙に行くようにすれば良いだけの

話ではないか

若者の投票率の低さは

どんな選挙でも必ずといっていいほど話題にされている

若年層があと3割投票に行けば

流れが変わる可能性はあると思う

投票権を考える前に

まず、投票率をあげる方法を考えればよいのに、と思う


それに、

子供のいる人は、子供の数だけ

投票権を増やしてあげましょう、という発想が

私には、なんとも気持ちが悪い


私の祖母は、勲章を持っていた

祖母はそれが自慢だった

だが、ある時、何をしてもらった勲章なのかを聞いてから

今でいう、トラウマ、というやつなのだろう

私は、その勲章だけではなく

勲章そのものが、大嫌いになった

その勲章は、女が子供を10人以上産むと

「よく生みました」と国が頭をなでてくれる

そういう勲章だった

祖母には、大変に失礼なのは良くわかっている

ひどいことを言っているのもわかっている

だが、わかっていて、言わせてもらいたい

その話を聞いた、子供の頃の私は

ニワトリに卵を強制的に産ませる

ブロイラーが思い浮かんだ

その時、とっさに頭に浮かんだ

「人間ブロイラー」という言葉は

半世紀近くたった今でも、頭の中から消えきってはいない


このセロ才児選挙権の話は

どうしても、その人間ブロイラーを思い出させるのだ


それに

子供のいる人だけ、選挙権が四倍、五倍になる

選挙権欲しさに子供を作る人は

いないだろうとは思うが

これは、シングルの人や

不妊治療をしても子供のできなかった人との間に

大きな分断を作るだろうと思う

特に、つらい不妊治療をして

とうとう子供のできなかった人達に対して

思いやりのかけらすらない

なんと無神経な、というのが

正直な感想だ


まあ、当然だろう

おひとり様で、働き続けている人にしてみれば

子育てで休んでいる間の、その人の年金分まで

自分たちが払ってやっているようなものだ

今でさえ、子供の体調のためにやむなくであっても

急に仕事を休んだり、保育所にお迎えに行くために

早退したりする人たちに対して

皮肉交じりに

「子持ち様」という言葉があるくらいだ

選挙権、という目に見える形で差別をするなど

決して、良い方向には向くまい


それに、これは大変に素朴な疑問なのだが

確か、日本国憲法で

平等権、というのが定められていなかっただろうか?

選挙権という基本的人権を

子供の有無という、選挙とは全く関係のない事実で

他人の何倍も増やしてしまう、というのは

平等権に反するのではないだろうか?


その政治家は、ゼロ歳児選挙権を

党のマニフェストにも入れたい、と言っているようだが

よっぽど、シングルが嫌いなのだろうか?

丁度、あと二日で選挙の投票日だ

日本中のおひとり様を敵にまわすようなまねなど

やめた方が利口だと思えるのだが


まとめて一言

これ、月遅れのエイプリルフールですよね?








2024年4月25日木曜日

定年後、何歳まで働くか

 老齢年金の額が下がり

社会保障費が上がり

介護保険の負担率が上がり

オマケに、今後どうなるかの見通しが

全くつかない

ヘタをすれば、遺族年金が廃止になるし

その次に手を付けるのは

障害年金だろう、と考えると

とても危なっかしくて

国の年金に老後を頼ることなど

できないだろうと思う


本来なら、年金をすっぱりやめさせてもらって

その分、自分で積み立てやら保険やら投資やら

あれこれやっていく方が

絶対にいいに決まっている、と思うのだが

現行の制度では、そうもいかない


仕方がないので

少しでも貯金を殖やすことと

少しでも、長く働くことが

幸せな終活に繋がるだろうと思っている


それに

誰とも話さず、まるまる一日

家に居続け、やることがない、という生活も

それはそれで、厳しいように思う

ある程度、社会と接点を持ち

毎月の食費と光熱費相当分くらいの

収入を得られる仕事を探すのが

ベストではないかと思っている


では、何歳まで働くか

私は、最短で70才だろうと思っている


昔と違って、いまは65歳というのは

かなり元気で

まだ、体力も気力もある

とはいえ、毎日の通勤列車の混雑は

少しばかりこたえるし

夏場の35度を超える日に

外回りの仕事は、できれば遠慮したい


なので

ある程度、体に負担にならない職種を選び

週に二回か三回程度

できれば、人間関係がうっとうしくなくて

体はあまり使わない業務

特に、重いものを持たなくてよい業務

このあたりを探したいと思っている


最短で70歳、といったのは

仕事が面白くて

……趣味と兼ねられるような職種を選べれば

  仕事は楽しいだろうと思う

  例えば、英語が好きな人が

  英会話学校の非常勤講師になるなど

  逆に言えば、辞める理由も無さそうだ……

生き甲斐になっているような場合は

続けられるだけ、続ければよいと思う

(疑う者は政治家を見よ、だ)


そして、仕事が週に2,3回程度なら

長期の海外旅行などは無理だとしても

近場に日帰りピクニック

一泊二日の温泉旅行、くらいなら

働きながら行くこともできる

つまり、仕事とやりたいことが両立でき

しかも、貯金に手を付けずに生活できるなら

まさに、一石三鳥だと思うからだ


70歳になったら、一区切りで

「自分会議」をして

先のことを決めればよいと思う

この年齢なら、かなり個人差は大きくなっていると思う

その時点で

体力と、社会から切り離される寂しさと

貯金の残高と、やり残したこと

それを全部突き合わせて

自分の今後の生き方を、自分で決めるのが

一番ではないかと思っている


だが、この「理想の老後」のためには

一番必要なのは

何と言っても、健康だ

健康診断で指摘された

痛風と、コレステロールに気を付けて

今からでも、血管年齢を若返られるよう

努力していきたいと思っている






2024年4月24日水曜日

遺族年金廃止のショック!!

新聞を読むのは私の趣味の一つだが

今回ばかりは、腹立たしいのを通り越して

あきれ返った


遺族年金廃止のニュースである

正確には、「廃止」ではなく「見直し」なのだが

良くて減額か、段階的な廃止

悪ければ、年度を区切って即刻廃止に

するつもりだろうと思う


老齢年金の額を減額したり

社会保障費という名目で、事実上の増税をしたり

これも十分に「悪政」だと思うが

遺族年金に手を付けるのは、影響が全然違う

トンデモナイ話で

どこかに抗議に行きたいが

どこに行けばいいのかわからず

困っているところだ


そもそも、遺族年間

特に遺族厚生年金というのは

夫が払っていた厚生年金の料金を

夫が早死にした場合に

国が没収するのは、あまりにあざといので

妻に渡す、という性質のもの

……もちろん、年金の料金を支払うのは

  夫に限らない

  夫が専業主夫をして、妻が働いているというケースや

  共働きのケースもあるが

  数の多さで、ここでは「夫」と

  表記させていただく……

しかも、夫が生きていれば

老齢厚生年金として

貰えたはずの額の

三分の二に減額される、という

なかなかに厳しい年金だ


しかも、「併給禁止」という規定があり

妻が、自分でも働いて

20年以上、自分の厚生年金の料金を

払い続けてきても

貰える年金は、夫の代わりに遺族年金をもらうか

自分の厚生年金をもらうか

二つに一つ

つまり

1人分の年金料金は、完全に国に没収されるという

イジメのような構造になっている


……ちなみに、これは

  来月受験予定のファイナンシャルプランナー1級の

  出題範囲だ

  実際に、年金額の趣味レーション計算が出題されるので

  一部、割愛したところはあるが

  間違ったことは書いていないと思う……


この年金は、非常に大事だ

というのは、人が無くなるのは

高齢者ばかりとは限らない

働き盛りの夫が、まだ幼い子供を残して

亡くなった場合

残された妻子は、いきなり路頭に迷いかねない

乳幼児や、幼稚園児の母親には

そもそも、子供を養っていけるだけの

フルタイムの仕事は簡単には見つからない

小学校になっても、学童保育が不十分なら

後に、高校・大学に進学するだけの資金を作るのは

とても難しいことになる

遺族年金は、こうした時のために

一種の保険としての働きもしている


子供の手が離れたら

専業主婦等止めて、働けという

人もいるかもしれないが

「子供」はすべて健康に生まれてくるとは

限らない

先天性の障碍児もいる

障害のある子供を育てていて

働けなかった母親は

もし、夫が亡くなった場合には

生活の手段がなくなる

本気で遺族年金をなくしたりしたら

運よく進めば、生活保護

一歩間違えると、心中や餓死まで

進みかねない家庭もあることを

忘れてはいないだろうか


それに、これは大きな社会のひずみだったのだが

今の70代、80代の女性が

まだ若かったころには、女性の職場が無かった

今の若い方には想像もつかないだろうが

私が入社したころにも

まだ、男女雇用均等法がなく

女性は、女だというだけで男性の給料の8割

定年の年齢も男女別

女性は男性より30分早く出社して

男性の机を水拭き

十時と三時には、お茶出し

女はクリスマスケーキと言われ

24歳で一番売れる、つまり、嫁に行く

25でも、ギリギリ売れるが

それを過ぎれば、買い手がつかず

腐っていくのを待つだけ、と言われていた

結婚すれば、退職が当たり前

結婚後の女性が仕事を続けていれば

夫の稼ぎがよっぽど悪いのだろう、と

嘲笑の対象になった

退職後は、家事育児の専業主婦となるのが

当たり前だった


なので

この世代の女性たちが、厚生年金をもらえず

ずっと低額な国民年金しかもらえず

自分の年金だけでは生活できない

……年金には、国民年金と厚生年金という

  二種類がある

  国民年金は、全員がもらえるが、額が少ない

  いわば「土台」のような年金

  厚生年金は、サラリーマンや公務員がもらえる

  報酬比例の、いわば二階建ての年金

  現役時代の給料の額報酬にもよるが

  平均して、国民年金の

  倍くらいの額にはなる……

決して、この人達の自己責任などではなく

社会の大きな、ひずみが原因なのは

誰の目にも明らかだと思う


何が言いたいか、というと

この世代の女性の生活の

土台となっている年金は

夫の遺族年金だ、ということだ

そして、もっと深刻なのは

この世代の女性が入所している

高齢者施設の支払いは

夫の遺族年金で払われている、ということだ


遺族年金の支払いが無くなったら、どうなるか

当然、施設にはいられないが

1人暮らしが厳しいから、施設に入っているわけだ

こうなれば、否応なしに

子供世代と同居せざるを得ない

つまり、子供世代

現状では、女性の方に

介護の責任が

降ってくるわけだ


これは、もし私が今、現役の女子大生なら

「結婚なんかしない

 だって結婚したら、人生詰むじゃん」と思うだろう

働こうとしても、扶養の壁があり

少額のパートしかできない

保育所も学童も、

地域協力も夫の育休も不十分

賃金の男女格差は解消されず

共同親権で離婚はできず

子育て中に夫が死んだら

子供と一緒に路頭に迷いかねず

子供が無事に巣立ったころには

ヘタをすれば、自分の両親と

夫の両親、四人分の介護を

しなくてはいけなくなる


これでは、ますます少子化が進んでいきそうだ

私個人としては、シングルのうえに

子供ももう成長し、家庭を持っているので

遺族年金とはあまり縁はないが

それでもやはり、自分の未来を考えたときに

国が十分豊かになって

福祉を充実させてくれる方が

ずつと生きやすいに決まっている


遺族年金廃止反対の署名など

どこかでやっていないだろうか

遺児の奨学金を運営しているサイトなどを回って

あれこれ調べてみようと思う


それにしてもまあ

一体、誰が考え出したのかは知らないが

私より先が見えない、つまり、バカ、となると

そいつは、本物のバカタレに違いあるまい




2024年4月21日日曜日

納得がいかないこと・天皇承継の「有識者会議」

このところ、新聞を読んでいると

どうも引っ掛かるニュースが増えてきた

特に、どうにも納得がいかないのが

「安定的な皇位継承」に関する制度改革のニュースだ


内容以前に

これを決めているのが

「有識者会議」というのが、納得がいかない

国会議員、というのなら、まだわかる

国民が選挙で選んだ議員が決めるのだから

民意が反映それている、という理屈も通るだろう

だが、「有識者会議」というのは一体何なのか

「有識者」とは、そもそも何のことを言うのか

学問研究をしている人なのだろうか?

論文は何本書いていれば認めるのだろうか?

そもそも、会議のメンバーは誰が選んでいるのだろうか

もし、自民党か選んでいるのなら

自分たちと同じ意見の人ばかりを

選んでいる、「出来レース」の可能性も高い

「有識者会議」の結論云々、という前に

「有識者会議」とはどのようものなのか

きちんと明らかにしてくれなくては

到底、信用できない


また、誰か何を言ったのか

何も公開されない

密室で決まっていくのも

どうかと思う

皇族は国家予算を使うのだから

少なくとも、国民の目の届くところで

説明責任を果たしてほしいと、思ってしまう


そして

有識者会議で検討された案は

 ①女性宮家を作ること

 ②男系男子の子孫を養子にすること

の、二つだけだったが

ヤフーのコメント欄やXでは

圧倒的に多いのは

「天皇長子承継」を希望する声だ

討論し、話し合い、やはりだめだ、というなら

まだわかる

それが、これだけ国民の声が多いにも関わらず

なぜ、議題にすらしなかったのだろうか


歴史をさかのぼれば、女性も天皇になっていたし

明治以前は、男系も女系も区別していなかったらしい

……この点に関しては聞きかじりだが……

それがどうして、現代だけはダメなのか

前例がない、というならまだしも

前例はたくさんある、となると

どうも、納得がいかない


天皇家の血の入った男子を探してきて

養子にする、というのも

私個人としては、どうにもモヤモヤする

70年も前に平民になった人なら

すでに、普通の平民で

帝王学など、縁もゆかりもないだろう

皇族ですら、帝王学が身についていないせいで

眉を顰められている人物がいるというのに

なにも、みすみす

同じあやまちをしなくてもいい気がする

それに、私個人としては

賛成した議員サンたちがクラウドファンドを

してくれるというのならともかく

これ以上、税金で養う人を増やして欲しくはない


もっとも、私が養子案にモヤモヤするのは

かなり個人的な理由も大きいと思う

天皇家の血筋だからといって

ありがたいとは思えないのだ

その最大の理由は

私個人にも、天皇家の血が入っているが

正直、だからといって

「どうということはない」からだ


ただ、血の濃さで言えば、相当薄い

父方が清和源氏の出というだけなので

血のつながっているご先祖苫は清和天皇

平安時代の前期、大河ドラマより

ずっと前の時代の天皇になる

それに、この計算でいけば

血の濃さを考えなければ

天皇家の血を引く国民は

ネズミ算式に増える勘定になる

特に、平氏も天皇の血を引いているのだから

平氏の落人伝説のある集落は全員が

皇室の縁者になりかねない


21世紀の世の中で

天皇の血を引いている人は

「天照大神の御子孫」と思うような

アブナイ人もいないだろう

それでも、天皇家が敬愛を集めているのは

国民に寄り添う、特に被災地などの

弱い立場の人達に寄り添うという

いわば、「ハード」ではなく「ソフト」面

血筋のような外見ではなく

内面の精神・心に対する敬意ではないかと思う


となると、天皇長子承継を望む声が

大きくなっているのも、納得がいく


ただ、本当に不思議なのは

これだけ多くの意見があるのに

どの政党も

皇室典範について、検討します、と

言わないことだ

……書き換える、というのはハードルが高いにしても

  検討する、くらいなら

  言ってみても、バチは当たらないだろう……

選挙も近いことだし

これを公約に掲げる政党が出てきたら

人気も注目も「爆上がり」しそうな気がするが

どんなものだろうか








2024年4月20日土曜日

シニアの再就職テク③ 趣味をつきつめ、仕事につなげる

 60歳になり、役職定年になり

時間にゆとりができたので

今までやりたかったことが

かなり自由にできるようになってきた


ただ、役職定年から定年までの5年間は

いわば、「定年の仮免」で

定年後にどんな暮らしをしたいか、の

青写真を作り

そのための努力をする時間だと思っている

なので、けっこう忙しく

のんびりしている時間は、全然取れない


私は、65歳の定年後も

さほど、忙しくはなくて

趣味と実益を兼ねるような仕事を

のんびりとして行きたいと思っている


そんな職場があるのか、と言われそうだが

実は、私が目をつけている

巨大なマーケットがある

「部活指導員」だ


なんだ、それは、と聞かれそうだ

また、現状ではそうなっても仕方がないと思うのだが

少し、アンテナをとがらせて

教育関係のニュースを見ていると

ときおり、ちらほらと登場してくることがある

実はこれは、かなり巨大な「ブルー・オーション」

競争相手が少なく、収入も悪くなく、体も楽、と

三拍子そろった、絶好の職場のように思えてくる


「部活指導員」とは、早く言えば

中高生の部活のインストラクターだ

学校が終わってから、野球やサッカー

ブラスバンドなど

生徒たちは思い思いの部活に

青春をかけている

野球部などは、夏休みの間でも

毎日のように練習があり

土日は大会や練習試合に

でかけと行くことも多い


生徒にしてみれば、幸せな青春の1ページだが

教師にしてみると、そうはいかない

毎日、授業や昼休み、掃除の指導などで

8時間の拘束が終わった後で

部活の指導が入り

そのあとで、翌日の授業計画を作る

休日もつぶれるので、休めない、

特に、遠征などで移動があれば

電車の乗り遅れはないか、けがはないかと

気が休まらない

なので、部活の指導は

やりがいがあるかどうか、楽しいかどうかとは

全く別の次元で

教員の労働時間を長時間化、ブラック化させており

それが一つのきっかけで

教師のなり手がいなかったり

仕事に定着しなかったり、という状況なのだそうだ


なので

すでに、いくつかの自治体では

部活の指導を外部に発注している

この指導者が「部活指導員」だ


現在でも、神奈川県はかなり大規模に

東京都の区でも、いくつかは

積極的に採用している


職種は、やはりスポーツ系が多い

野球、サッカー、バスケット、バレー、テニスは

引っ張りだこに近い状態

文科系は、ブラスバンド、囲碁、将棋

パソコン、美術、茶道、調理など

各種取りそろってはいるが

求人自体は、さほど多くはなさそうだ


報酬は、現在ホームページなどで

提示されている額は

地域によって、けっこう差があり

最低で1800円、最多が2300円、最高が2500円

書き間違いではない

最高の時給は2500円である

定年後に時給2500円の職場

私は、正直、素通りできない条件だ


ただ、これから5年後

教員はますます不足してくると思われるし

生徒の趣味は、より多様化してくると思われる

ここから先は、当たるも八卦、当たらぬも八卦だが

「仕事の青田刈り」をするつもりで

自分の趣味を一つ、5年間かけて

人に教える所まで磨いて

部活指導員の募集があればすぐに

応募できるようにしておくのはどうだろうか


例えば

趣味が英会話なら、5年間かけてTOEIC750をとり

「英会話部」の顧問を目指す

華道でも、草月流ならゼロから初めて師範になれるそうだ

野球やサッカーなら

地域の子供チームにアシスタントのボランティアとして

いれてもらって、指導経験を積む

……東京都の部活指導員は特に

  指導経験を重視する学校が多い

  出願資格として、5年以上の指導経験を

  求められるところもあるので

  60歳からスタートすれば

  ちょうどよいのではないかと思う……

調理師免許も、2年でとれる

どこの学校も、料理部は必ずあったように思う

野菜や花の育て方を

農業大学の通信課で単位履修して

園芸部顧問、という手もありそうだ


趣味のある人は、自分の趣味を伸ばして自己実現

生徒たちには、人生の先輩として

学校の先生とは一味違った「大人」を見せる

どこの学校に行っても

放課後には、自分らしく生き生きと

楽しんで暮らしているシニア指導員がいて

指導員どうして

しごとおわりに、少し余った料理や抹茶で

和気あいあいと一服しているような社会

夢物語ではあるが

私はこういう、幸せな夢を見るのが大好きだ

もちろん、わずかでも実現してくれれば

もっと嬉しいのだか




2024年4月19日金曜日

だが断る・マイナンバーカード作らない宣言

 毎朝、新聞を読むのは

私の大事な趣味の一つだが

このところ、嫌なニュースが多くて

その点だけは、腹立たしい

今日の「お腹立ち」は

マイナンバー保険証だ


一時期、マイナンバー保険証など

持つものではない、というニュースが

毎日毎日駆け巡り

マイナはポイントだけもらって返納、というのが

トレンドにまでなっていたというのに

この秋に、紙の保険証は廃止して

全部、マイナ保険証に一本化すると

厚生大臣が告知したのだそうだ


マイナンバーカードを持たない人のために

あらためて、紙の資格確認証を作り

いちいち郵送するのだそうだ

手間もかかるうえに、ムダな費用がかさむ

これがすべて、我々から巻き上げた血税で

どうせまた、どこかの業者が中抜きをして

お友達だけは儲かる構造になっているのだろうと思うと

実にやりきれない


そのうえ

現状では、マイナ保険証の流通量は

わずかに5%だけ

95%は紙の保険証だというのだから

まさに、「民意に背いている」と思う


そもそも、マイナンバーカードには

そんなに、必要性を感じてはいなかった

なので、ずっと作らずに放っておいたのだが

マイナンバーカードで住民票も取れます

銀行に紐づけもできます、と言われてから

これは、絶対に作るものかと決意を固めた


このカードは、危険だ

顔写真を貼っているから、悪用はできません、というのだが

カードのICチップだけなら

顔写真に関係なく、いくらでも利用できる

つまり

もしカードを落としたり、置き忘れたりしようものなら

赤の他人が、勝手に私のカードを

コンビニに持って行って

勝手に住民票や、戸籍謄本をとることも

銀行口座を調べ、残高も照会することも

なんでもやりたい放題だ

銀行口座を調べられたら

年金額まで丸見えだし

それを悪用されても、手も足も出ない

住民票、戸籍謄本、銀行口座のコピーを

三点セットで打ち出されでもしたら

どこに住んでいる誰が、いくら預金を持っていて

年金収入はいくら、それ以外の個人年金はいくら

働いていれば、パート収入はいくらかまで

全部知られてしまう

これだけ情報がそろっていれば

個人情報を名簿屋に売られる可能性も

そこから、特殊詐欺のターゲットにされる可能性も高い


落とさなければいいではないか、と言われそうだが

正直、それは若い人の発想だと思う

これから年をとってくれば

どうしても、注意力は衰えるだろうし

うっかりミスも増えてくるだろう

なので

今から、「自分はミスをするもの」と考えて

ミスをしても、傷が浅くて済むような生活設計を

考えているというのに

このような、うっかり落としたら

取り返しのつかないことになるカードなど

恐ろしくて、とても持てない


知り合いの自衛官に聞いた話では

そもそも、情報というのは

一つにまとめてはいけない

バラバラに分けておくのが安全で

一番安全なのは、細分化しすぎて

これが一体何の情報なのか、本人以外には

わからなくすることなのだそうだ

その自衛官いわく、

なので、国の情報も

日本では、警察、公安警察、公安調査庁

自衛隊、内閣官房、内閣調査室と

大きく分けて、6か所が

バラバラに持っているのだそうだ

……だから、「別班」は存在しない

  VIVANTはファンタジーなのだそうだが

  それはさておき……


人によっては、銀行口座と紐づけさせて

将来的には、口座凍結の糸口にしようと

しているのではないか、という人もいる

まさか、そこまでは、とは思うが

この頃の政府のやり口を見ていると

そんな馬鹿な、と一笑しきれない

嫌な気分になってくるのも確かだ


なので、君子危うきに近寄らず

私は、マイナンバーカードは作らない

保険証も、紙のままにする

多少、医療費が高くなる

損をすることになるぞ、と言われているのは知っている


だが、断る

マイナンバーカードは絶対に作らない