2024年6月13日木曜日

「カジュアルおばさん」なんて吹っ飛ばせ!!

 ツイッター(今ではXというらしい)の

トレンドワードに

「カジュアルおばさん」というのがあがっていた

何だろうと思って開いてみたら

いい年をして、若づくりだ、と

特定のファッションを

小ばかにした言い方であることが分かった

どうやら、ファッション雑誌か、ブログか

そのあたりに載っていた記事らしく

「カジュアルおばさん」の実例写真と

「カジュアルおばさんにならないためのおすすめ」

写真が隣り合わせに載っていた


最初に見たとき

これを書いた人は、ファッションが

好きではないな、と思った

「カジュアルおばさん」の特徴は

ロゴTシャツ、デニムパンツ、スニーカーという

年に似合わない若作り、だそうだが

そもそも、私の周りの20代で

このような服を着ている人は、一人も見ていない

若作り、どころか

20代前半のファッションではないはずだ


それに

実を言うと、私の息子の奥さんが

このパターンだ

だが、これは決して「若作り」ではない

幼い子供がいるからだ

幼児というのは、決して大人のミニチュアではない

大人からは考えられない行動をする

例えば、公園に遊びに連れて行っても

少し目を離すと

公園でも、突然どこか、あらぬ方向に向けて

全力ダッシュをかますのが、幼児だ

それを、パッと立ち上がって、すぐにフルスロットルで追いかけ

危険が無いように、守るのが保護者の務めだ

スニーカーは、すぐに走るためのもの

Tシャツとデニムパンツは

子供がによごされても、ショックも受けないですみ

すぐに洗えるような服装

私に言わせれば一種の「子育て戦闘服」だと思っている


仮に、「若作り」が高齢世代を指しているとしても

シニアになってから、デニムパンツが履けるなら

むしろ、ブラボーだ

スタイルを維持するのには

かなりの努力をしていたことだろう


それに、「カジュアルおばさん」と

言われている人の写真を見ても

私は、そう悪くは思えなかった

むしろ、この手のタイプの人は

保護者会や、自治会に必ず一人はいて

周りから、かなり頼りにされていたように思う

そして、その人の持っている、

いわば「陽」のエネルギーが

ファッションと相まって

実に、その人らしい個性になっていたように思う


私の住んでいる町内会で

バーベキュー大会をやったときに

数十件の参加家族の間を見て回り

火のつけ方、焼き加減、炭の組み方などをアドバイスし

初対面の家族とも明るく話し

場をも盛り上げ支えてくれた役員さん、数人が

全員、このタイプの「カジュアル女子」

私に言わせれば「元気印」女子だった


そもそも、ファッションなど

好きなものを着ればよいのであって

他人がやいやいいうことでは無いと思う

私に言わせれば、白を着る方が

天然のラフ版のようになって

肌がきれいに見える、のだが

着る人が、白は汚れやすいからイヤ

こっちの色の方が好きだから、こっちを着たい、というなら

それが一番だろうと思う

服、化粧、アクセサリー、すべてを

自分を「アゲる」ためのアイテムに使って

ファッションで幸せになればいいと思う

何しろ、好きなことを楽しんでいる人の持つ

『陽』のエネルギーはたいしたもので

見ているだけの周りの人にも

いい意味で、伝染してくる

このエネルギーたるや

白はラフ版だ、などと言っている次元を

軽く超えてくるのだ


Xのコメントもほとんどが

好きなファッシょンを楽しめばいい

大きなお世話、というものだったので

私としては、ますます溜飲を下げた、というところだ


そして、これはささやかな願いではあるが

今の60代は、まだまだ若く

男女ともに美しい

とはいえ、全盛期と比べれば

体型のゆるみや、肌の衰えは隠せない

なので

ゆるんだ体型をうまくカバーできるデザイン

年をとって、黄色が強くなってきた肌に

移りのいいカラーリング

服を着ることが楽しくなるような

遊び心のあるデザインの

シニア向けブランドを、作ってもらえないものだろうか

夏木マリがウーバーイーツの広告で着ているような

パンク風ファッションなども

何のしがらみもなくなった、シニアだからこそ

人目を気にせず着られる、着てみたい

という人もいるのではないかと思うのだが

どんなものだろうか


ちなみに

これがもともとの

「カジュアルおばさん」のファッションと

「カジュアルおばさん脱却・おすすめコーデ」だそうだ

私は、ファッションやデザインには全くの素人だが

おススメの方を見て、一言だけ言わせてほしい


この暑いのに、ジレやらジャケットやら

ドラクエの主人公のようなズルズルなんて

着てられると本気で思ってるのか?


おあとがよろしいようで






2024年6月12日水曜日

暑い、そして、眠い

 私の住んでいる関東地方は

今日は、一日中きれいな晴れで

今年最初の真夏日になった


そのせいか、とにかく疲れて疲れて

仕方がない

今日は、帰宅途中に爆睡したというのに

9時くらいから、妙に眠くなり

ソファでちょっと横になったとたん

いつ寝付いたのかはわからないが

目を覚ましたのが、たった今だ


本来なら、夕食後に少し

スペイン語の練習をしようと思っていたのだが

こうも眠くては

また、単語を覚えている間に眠ってしまうそうなので

今日はすっぱりと諦めて

今から入浴、睡眠コースに走ります


ニュースでは、急な暑さに体が慣れていないので

ガマンしないで冷房をつけるようにと

言っていた

この疲れと眠気も、そこから来ているのかもしれない

ともあれ

これ以上無理をすると

入浴中に眠ってしまいそうで、危ないので

本日は、これまでにしようと思う


少し不本意な一日になってしまったが

ともあれ、おやすみなさい




2024年6月11日火曜日

簡単すぎるのに美味しい!!超ズボラなブロッコリーのオーブン焼き

 私が一番よく見るテレビは

間違いなくNHKで

しかも、教育テレビ、というのか

つまり、第3チャンネル、というと

妙に真面目そうに見えるのだが

真面目、というよりも

これが、実に貯めになって面白い


目下、頭にドがつくほどはまっているのが

火曜日の夜十時からやっている「シェフの休日」

30分の番組で、それぞれのジャンルの有名シェフが登場し

……と言っても、私は

  全然、存じ上げない形ばかりだ

  私が知っているシェフと言えば、道場六三郎と

  不倫で名高い鳥羽某だけなので

  これは、間違いなく私のせいなのだが……


30分の番組で

休日、シェフが自宅でどんなふうに

過ごしているかを見せてくれる

台所も、食卓も、食器も、全部、自分の家のものだ

これが、なんともくつろいだ

伸びでもしたくなるような、絵にかいたような

穏やかな休日で

食事は、面倒にならないように

美味しいものを3品ほど

瞬く間に作ってみせる

番組のために作るというより

本当に、自分たちが食べるから

食べる分をササッと作る、という感じだ


料理のメニューは簡単で、垢ぬけている

先週の放送を見て、私が覚えたのは

「ブロッコリーのオーブン焼き」


ブロッコリーは、茎が美味しい野菜なので

房の部分だけではなく、茎を食べられるように

というか、とにかく焼いてしまうので

多少は硬くても

少し噛めば、きちんと食べられるし

また、固い部分が美味しかったりする


レシピは、簡単すぎるほど簡単だ

ブロッコリーを房ごと、4等分する

つまり、買ってきた茎をそのまま

縦に2つにわり

それをもう一度半分に切る

これを、そのままオーブンに入れる

200度のオーブンで、15~20分焼けば、出来上がり

食べるときに、カレー粉とオリーブオイルを

軽く振りかけると、より美味だ


オーブン料理のありがたいところは

焼けるまでに、ほかの仕事ができることだ

私は、グリーンサラダと、簡単なスープを作っている

丁度焼きあがるころに

一食分の支度が出来上がる


番組では、焼きブロッコリーの上に

ゆでた豚しゃぶと、薄切りで水にさらした玉ねぎを

載せていたが

私は、もっとシンプルに

カマンベールチーズを一緒に焼いて

焼けたブロッコリーに、とろけたチーズをつけて

即席チーズフォンデュにして食べている


私の近所のスーパーでは

賞味期限が近くなったブロッコリーは

2茎150円で売っている

まさに、我が家のためにあるようなメニューだ

もっと言えば

この焼きブロッコリーは

小さく切れば、翌日の弁当にも持っていける

この時には、さすがにドレッシングをかけるが

大きく切ったベーコンと、焼きブロッコリー

シーザーサラダのドレッシングに

燻製チーズと、家庭菜園で撮れたミニトマトの

ヘルシー弁当は

私の大好物の一つだ


焼気ブロッコリーは本当に美味しいので

是非お試しあれ

ゆでるよりも甘みが凝縮されるのと

捨てることろがない、SDGなレシピ

少なくとも、私は大のお気に入りだ



2024年6月10日月曜日

当てにならないコメンテーターの見分け方

 そもそも

ワイドショーのコメンテーターなど

無責任に、その場限りのことを言い散らかして

言った方も、聞いた方もすぐに忘れる

そんなお仕事だと思ってはいたが


どうにも、ちょっとやかましすぎるのではないか、と

思うのが

東京都知事選がらみの、蓮舫サン叩きだ


私は特に、蓮舫サンのファンというわけではないが

コメンテーターの、かなり的の外れた

叩けばなんでもいいや、と思っているような

この、無茶苦茶なバッシングは

ちょっといきすぎではないか、と思っている


しかも

コメンテーターの中には

官房機密費を数百万受け取っている人もいる

だが、具体的にはそれが誰だかわからない、となると

まるで、近頃流行りの「人狼ゲーム」のようで

誰の、どのコメントが

金に目がくらんだ記事で、どのコメントが

コメンテーターなりの「正義」なのかが

全くわからないのが

ますます、イライラするのだが


私が、「この人は政府から金を受け取っただろう」

「この人は受け取っていないだろう」と

判断するときに、いつも使っている

とても分かりやすい基準がある

私が、自分で考え付いたことなので

ひょっとしたら、大ハズレかもしれないが

自分では、まあ、当たらずとも遠からずな

判断基準ではないか、と思っている。


少し前のことになるが

A宮家の結婚相手、KKについて

そのコメンテーターが何と言っていたか

これを思い出せば

裏金コメンテーターか、そうでないのかは

ある程度推測できると思う


あの騒ぎはひどかった

男はまだ定職にもついておらず

留学中でも、その資金の出どころは非常に怪しく

おそらく、A宮家から流れている

元は税金だろうと言われていた

その母親は、年金の不正受給と

労災の虚偽申告未遂の疑惑がある

家族での不審死の多さも相まって

皇族だけではなく、一般家庭でも

反対されるレベルの結婚だと言われた

それでも、KKが善良で、努力家ならまだ良かったのだが

高校当時はイジメの主犯、銀行に勤めていた時は働かず

金銭トラブルも抱えていた

他人の会話は陰で録音する、

長いだけでさっぱり要領を得ない文書で

不快な言い訳を繰り返す

ちょっと、この男のどこに惚れたのか

M子の人間性にも大きな疑問がついた


この時に

kkは御優秀で

M子とは強い愛情で結ばれている

金銭トラブルに関しても、

一般私人という、弱い立場にあった貸主を

テレビという公機を使って、叩けるだけ叩き

KK親子は悪くない

むしろ、良い御縁だと言っていたコメンテータ

三浦瑠璃を筆頭に、かなりたくさんいたと思う

現在でも、フジテレビが良く使っている

元政治家のHに至っては

立派な青年だ、もし会えたら悪手がしたい、とまで

持ち上げていた


あの頃から、テレビのコメンテーターは

何かおかしいと、はっきりと確信した

そのころは、まだ官房機密費の話は

出てはいなかったが

明らかに、何かが妙に歪んでいて

政府か、皇室か

そう言った権力に都合のいいことを

言い散らかして

「みんながそう言っているから」

「テレビがそう言っているから」と

まるで、国民の世論を動かそうとしているように見えた


私は、この連中は全部

裏で官房機密費を

受け取っていたのだろうと思っている


余り、テレビがKKをほめるので

自分の感覚の方がおかしいのか

という気になったこともあるにはあるが

ネットの「生の声」や

皇族の中からあがった

K家のようなお家と親戚になるのですか、という

反対の声や

現在では、A家の次女の結婚相手は噂された男性の親戚が

KKと親戚になるのは、絶対に嫌だから

次女と結婚には反対、と言っているという

報道から考えて

どうやら、私の感覚がズレているのではなく

テレビとコメンテーターの感覚がズレているのだと

確信するに至った


これほどまでに

コメンテーターの意見がおかしくなった理由は何か

官房機密費でほほをひっぱたく以外に

思いつかないのだ


で、話をもとに戻すと

蓮舫サンを叩いているコメンテーターのうち

KKをほめたたえた連中を取り除くと

若いタレントとくらいしか残らない

若いから、と言って、小ばかにしたり

意見を聞かなかったりしては

老害だと言われそうだが

単なるタレントで、政治や経済の勉強量が

私以下だと思われる人の

しかも、かなり浅いコメントを、鼻で笑ったとしても

まあ、バチは当たらないだろう


この判断基準が

当たっているかどうかは、わからない

だが、私のへっぼこタロット占いよりは

少しは精度の高い判断基準だろうと思う

ちなみに

私のへっぼこタロットでは

「M子とKKを日本に呼び戻し

 体の弱いH仁の代わりに

 M子とKKの子を立太子させる案」が

秘密で展開中、と出たが

当たるも八卦、当たらぬも八卦

さあ、どうなることやら






2024年6月9日日曜日

最大にびっくりした同僚の再就職戦略・目指すは政治家!?

 昨日、同僚の1人が

定年後の再就職として

某・名門劇場の案内係に内定した、という

話を書いた

金曜日の昼休みは、ちょっとした騒ぎだった

同年代はほぼ全員

他のフロアーで働いている人まで

ちょっと立ち寄って、祝福の言葉を贈るほどだった


これは、私より少し若く

まだ60歳にはなっていない同僚なのだが

そっと耳打ちをされた

僕も、再就職の準備をしているんですよ、という


まあ、そうだろう

定年というのは、何も突然来るものではない

50歳くらいから、準備をしておくに越したことはない

だが、単なる準備にしては

なんとなく、いたずらっぽく笑っている

これは何かあるな、と思って

どんな準備をしたのかと聞いてみたら


同僚は、職場の人には内緒ですよ、と前置きをして

「政治塾に応募したんです

 政治家志望の欄に〇をつけて

 立憲民主党ですけど」

すると、この同僚は

ひょっとしたら、次の選挙で立候補

数年後には、「センセイ」になっているのだろうか

そう思うと

思わず、目が点々になりそうになった

……この妙にマンガチックな表現は

  20代の若い同僚から教えてもらったものだ

  この年になれば、そう驚くこともあるまい

  生涯で使うことも無かろうと思っていたのだが

  使用するのは、今年でもう二回目だ

  長生きはするものだ……


で、どこの選挙区から出る予定なのか、と

そっと聞いてみたところ

いや、「まだまだ」もいいところ

政治塾の申し込みが月曜日までで

そのあと、審査があり

入塾を認められるかどうかの発表も水曜日まで

待たなくてはいけない

スタート地点にすら立っていないけれど

もし、入塾させてもらえるようなら

高齢者福祉を担当したい

特に、「孤独死ゼロ」政策をやっていきたい、と

嬉しそうに話していた


夢を語る人の顔というのは

皆共通で、どこかキラキラしている

還暦に近い同僚の顔が

少年の顔に戻っている

それだけでも、頑張れ、と応援したくなってきた

それに、私もシングルで

孤独死は、他人事ではない

今月中に、孤独死防止用のホームセキュリティと

一日、トイレを使わない日があったら

倒れていないかどうか確認に来てもらうとういう

契約を結ぶ予定だ

毎月、約8000円はかかるので

11万の年金生活になったら、きついと言えばきついのだが

そこは、発見が送れるよりはマシだろう

金銭で済むことは金銭で済ませよう、と

強引にも割り切ることにした

だが

立憲民主党に限らず、こうした政策をやってくれる党は大歓迎だ

なので

同僚が選挙に出ることになったら

ビラ配りやポスター貼りは手伝うよ、

そのかわり

ファイナンシャルプランナー1級(それまでには合格予定)の

高齢者向け金融政策ブレーンに雇ってくれ、と言ったら

当てにしないで、待っていますよ、とのこと

二人で機嫌よく、しばらく笑っていた


そのうち、日本のどこかの選挙区で

孤独死ゼロ政策のシニア新人と

そのブレーンの

ペーパー・ファイナンシャルプランナーが

せっせと選挙活動をしていたら

私達かもしれないが

それは夢物語としても

介護離職と、孤独死防止、ついでに言えば

入院するときの保証人の廃止には

政治が力を入れて取り組んでくれると

ありがたいとは思っている






2024年6月8日土曜日

同僚の再就職戦略・65歳からのオシャレなお仕事

 定年が近くなってくると

65歳以降にも仕事をするかどうか、というのが

話題の中心になってくる


私は、働いた方がいいと思っている

何もしない毎日は、おそらく非常に長いと思う

体力を持て余すと、夜の寝つきが悪くなる

家事、特に家じゅうの拭き掃除をした後で

もう、ぐったりした、という年齢になるまでは

一日おきくらいに、五時間程度の軽い仕事

収入が無くなるのも不安だし

何より、定時に起きて、定時に朝食をとり

自分の力を必要としてくれているところに行くのが

自分のプライドを保つためにも

必要なのではないか、と思っている。


ただ、どうせなら

屋内の勤務にしたいところだ

スーパーなどの警備員の仕事は

ほぼ、年中無休で求人があるが

8月の35度を超える暑さの中で

制服を着て立っている、というのは

私の体力だと、立っているだけで

ダウンしそうな気がする


と、話していたら

あと、数か月で定年という同僚が

新しい仕事を見つけた、という

しかも、名前を言えば、誰でも知っている

日本有数の劇場のスタッフだという

これには、私だけではなく

一同が思わず、驚きの叫びをあげた

スゴイ、スゴイ、どうやって仕事をみつけたのか、と

みんなして、やいのやいのと聞いてみたところ


・仕事を見つけたのは、求人サイト

・劇場名を入れて、「求人」と検索したら、すぐ出てきた

・面接は一度で、すぐに決まった

・仕事はバイト、時給1100円くらい

・制服貸与

・シフト制で、日数はある程度自由がきくが

・月に40時間以上働けば、社会保険に入れる

・仕事内容は、劇場の案内係


ううむ、なるほど

確かに、バイトならまだまだ仕事はあるだろう

しかも、劇場の案内係なら

私の同僚は、シニアながら姿勢が美しく

立ち居振る舞いにも品がある

まさに、「ロマンスグレーの紳士」で

ちょっと、ジャズプレイヤーの北村栄治に似ている

若い同僚の中には

コミック「紳士と猫のティールーム」の主人公

ティールームのオーナーの静氏に似ている、という者もいて

私にコミック本を貸してくれた

確かに、少し似ている

まるで、劇場に古くからいる執事のように見えて

かなり絵になることだろう


ルッキズムは良くない、と言われてはいるが

私は、特にシニアになったら

そして、シニアでの再就職を考えるなら

外見には、とことんこだわった方がいいと思う

と言っても、けばけばしい化粧や

胸元のがっつりとあいた、イタリアブランドのシャツなど

妙なオシャレをしては、かえってマイナスだろう

まず、姿勢を正す

背が丸くなるだけではなく、首が前に行っていないか

頭から、紐で持ち上げられるような感覚で

体をスッとまっすぐにする

次に、髪を整える

これも、現役時代と同じように

但し、現役時代よりも清潔に見えるように、というのが

大事だと思う

そしてもう一つ

がらつき、特に花柄の物を着るよりも

着るものは無地

ポケットチーフやスカーフ

女性なら、大振りのブローチやベルトで

色味とアクセントをプラスして

あかぬけた雰囲気を作る

そして、白を多めに使う

写真を撮る人は知っているかもしれないが

白というのは、天然のラフ版のようなもので

光を集める

つまり、人間で言えば

いつもスポットライトが当たっているようなもので

なんとなく、キラキラして、少なくとも肌が若く見えるのだ


いい仕事を見つけましたね、と言ったら

実は、この種の仕事はまだまだある、と言って

ねらい目をいくつか教えてくれた

銀座の某デパートに入っている、観賞用水族館や

上野の、とある美術館のカフェ

伝統芸能を上演している某劇場の座席案内スタッフなど

もし、この仕事がダメだったら

履歴書を送ろう、と思ったところの情報だ

どれも、なかなかに魅力的だが

私が定年になる65歳まで

席が空いているかどうかは、また別問題だったりする


これは、同僚の再就職する劇場の内部写真

それにしても

持つべきものは、友達、と感謝しつつ

同僚の再就職に幸あれ、と祈りたい気分だ






2024年6月7日金曜日

渋谷の美術館、ガレのガラスの展覧会

 60歳になって、役職定年になってから

仕事の分量と責任がガタンと減ったので

よほどのことがない限り

職場は定時にあがって

帰りがけに、ちょっと遊びに行くことにしている

特に、金曜日のアフターファイブは

少し古いが、まさに「花金」

普段より、羽目を外すことにしている


といっても、私はソバ―・キュリアス

つまり、アルコールは飲まない

外食もしないので

行く場所は、割合に限られてくる

その一つが、美術館だ


美術館は、たいていは五時か六時には閉まってしまう

だが、いくつか例外がある

その一つが、渋谷にある松濤美術館

割合に、小さな美術館で

オマケに、駅からかなり歩く

少し前まで、東急デパートの本店が立っていたところを乗り越えて

更に10分くらい、緩やかながら

上り坂を、えっちらおっちらと登り切ったあたりにある

ここは、金曜日だけは夜8時まで開けてくれている


ここは、渋谷区の持っている美術館だ

なので

例えば、上野の美術館などのように

国が持っている美術館のような

有名な絵をたくさん集めて、豪華な展覧会を

するようなことは、まず無い

たいていが、年に一度、工芸品の展覧会

更に一度、絵としての評価はあまり高くないが

人を引き付ける、キャッチ―な絵の展覧会

あとは、あまり大きな企画はない


だが、この「工芸品」が

実に洒落た、センスのいい企画をする

館長サンは女性かな、と思うような

美とロマンを兼ね備えた工芸品を題材にする

例えば

アンティークのレース

アンティークのデミタスカップ

そして、今やっているのが

アールヌーボーを代表する、ガラス作家

エミール・ガレの展覧会である


名品はたくさんあった

アールヌーボー誕生前夜、とでもいうべき

旧時代のデザインを、実に見事な技術で

ガラスの表面に彫り込んだり、エナメル技法で

細かい装飾模様を描いたり、という時代から始まって

アールヌーボーの、優美な曲線に彩られた

花の絵付けのガラスや

深みのあるオレンジ色と黒のランプ

タツノオトシゴや、貝殻のデザインの

神秘的な壺など

まさに眼福、目の保養だった

残念ながら、この美術館では写真は取れないのだが

ポストカードを買って帰ってきた

実物が、もし手元にあったら

人類の宝ともいうべき品物を

もし割ってしまったら、後世の人に

余りにも申し訳が無いと

小さな地震が来るたびに、気が休まらないだろう

美しさを目出るだけなら、ポストカードで十分

むしろ、私には分相応だと

これは、負け惜しみでなく、そう思っている


理由は分からないが

私は昔から、ガラスが大好きで

宝石よりも、ガラスに魅力を感じてしまうところがある

もし、ファイナンシャルプランナー1級に合格できたら

一日有休休暇をもらって

箱根にあるらしい、「カラスの森」博物館に

出かけてみたいものだと思っている

合格発表は、今月の28日だ

無理だとは思うが、受かっていますように、と

祈りたい気分にはなっている





2024年6月6日木曜日

ウクライナのバレエがネットで無料で見られる件

 私はバレエが大好きだ

と言っても私が踊るわけではない

舞台のあちら側と、こちら側

私は客席に座って、拍手をする側だ


バレエ、と言っても

私が一番好きなのは、一時期大ブームになった

振り付け家、モーリス・ベジャールの作品なので

純粋なクラシックバレエというよりは

クラシックのテクニックを使った

モダンバレエ、とでもいうべきものなのだが


実を言うと、ベジャール話をし始めると

どうにも止まらないくらい

ドンドン話を続けてしまいそうなので

あえて、このくらいでやめておく

ベジャールの代表作は「ボレロ」というのが

定番だが

私個人は、三島由紀夫の生涯を題材にした

「M」という作品の方が好きだったりする

これがまた、実に凝っていて

制服を着た、縦の会もきちんと登場し

割腹自殺を遂げるところまで

きちんと、だが、実に美しく描き切っている

この作品は、世界初演時の映像が残っておる

ネットで無料でも見られるが

なんだか、海賊版じみているので

ちょっと、映像を貼るのは止めておこうと思う


だが、今日、職場の同僚に教えてもらった

この作品は、間違いなく

合法的に一般公開されている


ウクライナ国立バレエ団「雪の女王」全幕

実に画像のいい

無料にしてはもったいないだろう、と思うくらいの

映像である


この「雪の女王」は

アンデルセンの童話をバレエ化したもので

ウクライナ国立バレエ団のオリジナル作品

音楽は、ウインナ・ワルツや、幻想交響曲など

あちこちの有名で踊りやすい曲を選んで

つなげているもので

それだけに、チャイコフスキーが全幕作曲した

いわゆる「三大バレエ」よりも

知った曲が良く出てきて、親しみやすいだろうと思う


あらすじは、童話通りなので

実にわかりやすく

私のバレエ好きの同僚によると

ウクライナでは、大人も子供も一緒に楽しめる

いわば、「最初のバレエ」好適作品

なのだそうだ


なるほど、ストーリーも原作通り

雪の女王は、あくまでも冷たいが

それだけでは無い、女王らしい威厳と風格に満ちている

私は、見ていてちょっとエリザベス女王を思い出したほどだ

ゲルダは、実に愛らしい

少女少女していて、まだ子供っぽいのだが

善良で、けなげな役を、実に見事に踊りこなしていた

カイだけは、私は少しひっかかった

上手なのだ、上手で、優美で、品もあるのだが

むしろ、優雅で品がありすぎて

結婚を控えた王子様に近く

田舎町の、どこにでもいる男の子という

役柄に似合っていないように見えた

年齢的にも、少年ではなく、青年だった

……これは、ダンサーの実年齢ではない

  「ジゼル」などの作品ではよくあることなのだが

  10代のバレリーナが踊っていると、まず10代には見えないのに

  40歳くらいのバレリーナが、引退公演などで踊ると

  どう見ても20歳前、16歳くらいに見えることがある……


バレエ団は、まず動画の公開をしない

動画を見ると、それだけである程度満足してしまい

実際の舞台を、チケットを買って

見に来てくれる観客が減るからだ

特に、ネットで無料で動画を公開する、などという暴挙に出たのは

コロナが世界的に蔓延して

ステイホームが続き、世界中がイライラしていた李

あらゆる文化が忘れられかけた、あの数年だけだった


なので、私は同僚に

良く、バレエ団が公開を了承したものだ、と言ったところ

ウクライナのバレエ団は、踊ることだ戦いですから、と

答えを返された

思わず、うなった

確かに、ガザが起きて以来

ウクライナへの注目や関心は

相対的に減ったのは事実だろう

そして

世界各国からの注目や支援が無くては

ウクライナがロシ戦い続けていくことは

根なんだろう、というのもわかる


踊ることが、母国の文化を守ること

踊ることで、ウクライナはここにいます

忘れないでください、と

叫びを届けること

そのためのバレエ公演、そのための動画公開だ、というのが

同僚の説明だった


今日は、帰宅後パソコンの前に座り

全幕を拝見した

ゲルダ役の方の踊りが、全幕のどこをとっても

愛らしいやら、けなげやらで

すっかりファンになった

ファンレターなども出せるのか、と思い

バレエ団のホームページを探してみたところ

バレエ団の芸術監督は、京都出身の日本人で

戦争の影響で、練習用の必需品である、トウシューズが

買えなくなつた、バレリーナたちのために

「トウシューズ基金」という

寄付も受け付けているのを知った

一口千円から、ということだったので

バレエの動画配信があったときの、大体の相場価格

2000円分、振り込んでおいた

焼石の水、単なる偽善かもしれないが

しないよりは、はるかにましだろう

その程度のことだ


動画を下に貼っておく

バレエに興味のある方

「初めてのバレエ」を体験したい方には

特におすすめだ

動画の応援と、

あと、これは私から言うような筋ではないのだが

もし気に入ったら、トウシューズ基金のことも

少しだけ思い出していただけると

とてもうれしく思う








2024年6月5日水曜日

今日は6月5日、老後の日

 いろいろなごろあわせが

あるものだと思うが

今日、6月5日は「老後の日」なのだそうだ


その割には、シニア向けの企画も

テレビ番組もやっていないのが残念なうえに

丁度、さっき見たばかりのネットニュースでは

事故を起こした高齢ドライバーについて

免許を返納させるべきだ、と

大々的な論評を繰り広げていた


私は関東圏の中でも

都会と言われる地域に住んでおり

電車もバスも頻繁にくるうえに

十分くらい歩けばスーパーにもコンビニにも行かれる

幸福な状況にあるので

免許はいつでも返納できる


だが

地方では、どうだろうか

パスは30分から1時間に1本

駅まではとても歩けない

バスに乗らなくては病院にも行けないが

そもそも、バス停まで遠くて歩けない

そういう境遇のところだって、たくさんある

それを知らん顔で

「高齢者は免許を返納せよ

 返納させられなかった家族にも責任を取らせよ」というのは

余りにも現実無視で

机上の空論にならないだろうか


かといって、高齢ドライバーの運転は

危険が多いのも事実だ


なので、私はもっと

シニアカーの支援をすべきだと思う

シニアカー、と言っても

ご存じない方の方が、圧倒的な多数だと思う

早い話が、シニア向けのスクーターである

だが、通常のスクーターと比べて

スピードが出ない

時速6キロ、ほぼ歩くのと同じスピードなので

歩道を走れるうえに、免許もいらない


実は、このシニアカーは

もう数十年前から開発がされていて

今では、完全に電動型のものもできている

家庭で充電でき、走行距離も10キロを超える物がほとんどだ


せっかく、このような技術があるのだ

こうした、運転免許に代わるものがあることを

もっと広く世に知らしめて

運転免許を返納したら

カッコいいシニアカーでさっそうと街を走ろう、と

キャンペーンでもすればいいのに、と思う


また、完全に一人乗りの

電気自動車というのもある

これは、ゴルフ場のカートのようなもので

高速道路は走れない

最高速度が時速60キロなので

比較的安全、と言われている

だが、どうせなら

この種の車をサポカー仕様にして

障害物があれば、直前で止まるように

アクセルとブレーキも

ペダル以外の操作にして

間違いにくく、安全性を高めたうえで

どうしても、車を運転したいというシニアには

これを使ってもらうよう

大々的なキャンペーンを張る


この、一人用電気自動車は

トヨタなどの、本格的な自動車メーカーから

すでに発売されているのだが

これも、知っている人の方が少ない


私は、実はこの一人用電気自動車には

深く期待している

もし、これがサポカーを通り越して

完全自動運転機能まで搭載するようになったら

地方移住をしようかと考えているのだ

……現在は、地方移住は事実上不可能だと思っている

  その一番の理由は、病院から遠いことだ

  具合が悪くなってから

  自宅から二時間以上のところにある病院まで

  行きつくのは事実上不可能だろう

  不便なところに住んでしまったら

  タクシーの配車範囲外の可能性もある

  かといって

  具合が悪ければ、自分で運転することもできないだろう

  だが、自動運転システムのある車なら

  この不都合はすべて氷解する……


この頃の社会の嫌なところは

高齢者に対しては

あれはダメ、これはダメ、というばかりで

代わりにこれをどうぞ、という

大体措置を示さないどころか

すでにある代替措置について

教えようともしないところだ

シニア層を、購買者として考えていないのかもしれないが

シニア層にも

数千万の入居費用をポンと払って

頭に超のつくような豪華な施設に入居する人もいるのだ

あまり甘くみていると

商売としても大損をすると思う


老後の日、というのなら

ちょっと、叫んでみたい

プラチナエイジよ、大志をいだけ!!


ちなみに

下の写真は、私の知人が購入した

シニアカーのモデルである

確かに、なかなかカッコいいと思うのだが

いかがだろうか




2024年6月4日火曜日

小池百合子と秋篠宮・白黒はっきりつけたい話

 都知事選挙は、かなり注目されている

蓮舫と小池百合子の

事実上の一騎打ち

それにつれて、ワイドショーのコメンテーターという

外野中の外野まで

やいのやいのと騒ぎ立てているようだが


私がとても気になっていることの一つに

小池都知事の学歴詐称疑惑がある

疑われた経緯をざっとまとめると

以下の通りだ


一番最初は、小池都知事が、カイロ大学に通っていたころ

ルームメイトだった人が、実名で名乗り出て

小池都知事はカイロ大学を卒業していないと

証言をした

「この世で、小池都知事が

 本当はカイロ大学を卒業していないと

 知っているのは、自分一人

 そう考えたら、怖くなった」というのが

告発の理由だそうだ

これは、わかる

たとえ私だとしても、怖くて怖くていられないだろう


この告発は

一時は騒がれたものの

「卒業しています」という声明を出し

一件落着かと思われた

ところが、この声明は、本当は

カイロ大学が出したのではなく

騒ぎを収めるために、カイロ大学とは

縁もゆかりもない、都知事の手下とでもいうべき

日本人が、勝手に作ったものだった


一時期、小池都知事の右腕のような立場だった人が

これを知って、ひどく驚いた

カイロ大学から、声明を出してもらったらどうか、と

アドバイスしたのが、この人だったからだ

小池都知事は、卒業証明書を見せたことがない

学籍番号も、公表してはいない

そのうえ、卒業声明まで偽造したとなると

経歴詐称の疑いがかなり濃厚だ


経歴詐称は、五年間の公民権停止

つまり、選挙に行くことも

立候補することもできない

この、元側近氏は

小池都知事が立候補し

プロフィール欄に「カイロ大学卒業」と書かれていたら

経歴詐称で告発する、と言っている

かといって、書かれていなければ

やはり、カイロ大学卒業はウソだったのかと

見た人全員が思うだろう


さあ、どうなるか、というよりも

このようなゴタゴタは、卒業証書を公開すれば

それで終わる話だろうと思う

なにも、疑惑のままにくすぶらせておくようなことでも

ないだろう

卒業しているなら、卒業証書を出す

貰ったけれど出せないなら、その理由を述べる

物的証拠人とつで、白黒つけられるものは

グズグズ言わずに、さっさとケリをつけてほしいものだと思う


もう一つ、物的証拠一つで

さっぱりケリがつくのに

なぜか、一切証拠を出さずに

グズグズと、疑惑のままにしている

重大な件がある


秋篠宮である

秋篠宮は、顔つきも体格も

兄にも父にも全く似ていない

性格の違いまで含めて、本当に兄弟なのか、と

ヤツアタリ半分に言われていたが

ちょっと、トンデモナイ噂が出始めた

もともとは、明治天皇の子孫らしい誰かが

自分のブログで

「秋篠宮は上皇后の子ではなく

 上皇后の妹の子を秘密で養子にしただけ」と

書いたのがきっかけだそうだ


そのブログそのものは削除されているが

読んだと称する人から

その「情報」が拡散した

オマケに、その妹の旦那、特に、その息子と

秋篠宮の顔がそっくり

オマケに、長女はその父親とうり二つ

二人の顔を合成して

まるで一人の顔のように見える

モンタージュまで拡散している始末だ


これも、同じだと思う

下らない噂などを長々と広めて

スキャンダルにするよりも

DNA鑑定一つすれば、簡単な物的証拠で

白黒つけられるものは、さっさと白黒

つけてしまった方が

傷が浅くて済むだろうと思う


秋篠宮にはもう一つ

タイの王女と結婚していて

キコ様とは重婚なのではないかという

ますますひどい疑惑まである

これも、タイの王室に一言

どこかのマスコミが

「これは本当ですか

 タイの王室では、秋篠宮と王女が結婚していると

 思っていますか」と聞いてみれば

すぐにわかる話だ


物証で白黒つけられるものは

なんでもさっさと白黒つけてしまえばよいのに、と思う

真実がバレたら困る、と思っているならなおさら

もう、ここまでネットが発達していては

秘密は隠すに隠せないだろう

それでも隠したいのなら

例えば、都知事選の立候補をやめるとか

皇籍離脱をするとか

自分から引く、という手はまだ残っている


何もせずに、ぐスグズしているのが

一一番の悪手であるように思うのだが、どうだろうか







2024年6月3日月曜日

本当に3分でできる夕食・焼き肉モドキ

 この頃は

暑い寒いの差がありすぎて

風邪をひく、というほどではないが

どうにも体調がすぐれない


こういう時は、あまり凝った料理は作りたくない

かといって、スーパーの総菜も

特に食べたいと思う者もないし

外食するよりは、早く家に帰って

雷が怖くて震えている愛猫を

少しでも慰めてあげたいと思う

……私は自他ともに許す猫バカである

  正直、息子か愛猫か

  どちらか一人を選べと言われたら

  迷うことなく、愛猫を選ぶ程度には猫バカだ……


こういう時の料理は、肉と野菜をがっつり、に限る

肉と野菜をがっつりイケて

3分で済む料理

一つだけある

焼き肉モドキ

つまり、家庭用鉄板焼きモドキだ

先日、ニトリで一人用鉄板焼き器を買ったので

鉄板焼きにしようと思えばできるのだが

今日は、あまりにくたびれた

鉄板焼きを出す気力すらない

なので

鉄板焼きに使う材料を全部

フライパンで焼いてしまう

「鉄板焼きモドキ」にすることにした


豚肉のスライスと

野菜炒め用の野菜パックを二つ

あればキノコ

その辺を買ってきて

テフロン加工のフライパンに

土さっ、と全部開けてしまう

準備はこれだけだ


中火でそのまま放っておいて

その間に、着替えた服をハンガーにかけたり

丁寧にうがいをしたり

愛猫を、大丈夫、怖くない、と

膝にのせて、なでたりしているうちに

いい香りがし始めたら

キッチンに戻って、肉と野菜を軽くいためて

全体的に、火が通るようにする


根菜類、特に玉ねぎに火が通ったら

火を止めて、仕上げの味付けに

焼き肉のたれをぶっかける


丼に白飯をもりつけ

そのうえに、焼き肉のたれをまぶした

野菜と肉を、ドサッと載せて

「焼き肉丼」の完成である

レトルトの、シジミのスープと

家庭菜園でとれたイチゴを用意して

意外や意外、豪華な夕食の出来上がりである


コツは、火の通りが早くなるように

スライス肉を使うこと

牛肉でも悪くはないが

肉の味が上品すぎて

野菜炒め用の野菜2パックと一緒にすると

味が野菜に負けるような気がする

少なくとも、私は豚肉の方が好きだ


早い上に、やることはほとんどない

皿洗いは、丼とフライパンだけという

頭に超のつく、お手軽コースである

それでいて、焼き肉のたれのおかげで

かなりおいしく出来上がる

焼きすぎても、一切問題はないどころか

焼気が足りないより、ずっとおいしくなるので

料理として、気を遣うところも何もない


まさに、ズボラ人間大勝利、の

レシピである

疲れ果てたとき、食事を作りたくないとき

是非お試しあれ

ズボラ万歳!!




2024年6月2日日曜日

私の貯金法・スライド貯金と横山式の合わせ技

 同僚に、貯金の方法について

聞かれたことがある

同僚、と言っても、入社して二年目の20代の若者だ

いずれは結婚もしたい、子供も欲しい

家も欲しいけれど、海外旅行にも行きたいし

趣味のスキューバや、ファッションも楽しみたい

友達との飲み会も捨てがたい

去年一年、貯金しようと思って

結構ガンバッタつもりなのに

ボーナスも含めて、3万円くらいか貯められなかった

どうすればいいでしょうか、という

半分、人生相談のようなものだった


珍しい、どうして私に、とたずねたところ

ファイナンシャルプランナー1級だから、と

答えが返ってきた

いや、まだ受験したというだけで

受かったわけではない

俗にいう「ワナビー」だから、当てにならないけれど

構わないか、と確認したところ

はい、もう、藁にもすがる思いですから、と

返事が返ってきた


何とも複雑な思いはしたものの

藁なりのアドバイスをしてみた


まず、「余った額を貯金しよう」と思うと

絶対に貯金はできない

かといって、天引き貯金では

何か、不測の事態の出費があると

「今月は特別だったから」と

貯金を崩してしまいがちなので

貯金に慣れていない人には

あまりお勧めできない


貯金できない人は、手元に金があれば

あるだけ全部使ってしまいがち

また、けっこう気軽に貯金を崩してしまいがちだ

……ここまで言うと

  なんでわかるんですか、タロットでみたんですか、と

  驚かれた

  いや、むしろこれは貯金できない人の

  「あるあるパターン」なので

  あなたの場合も、特別にあなた1人が意志が弱い、という

  わけではないから、と説明した

  しかし、Z世代というのは、こんなにも

  スピリチュアルに弱いものなのだろうか

  これは、定年後の仕事の選択肢の一つとして

  「インチキ占い師」というのを

  検討してもいいのではないか、という気になってきた……


話をもとに戻して

私のアドバイスは

手元の現金は全部使ってしまってもいい、

給料の中から貯金しようとは、考えなくてもいい

ただし、銀行に行って預金を下ろすのは

絶対に月に一度にすることだけは死守する

そして、ひと月分の給料で、

1カ月ブラス1週間やりくりする、ということだ


言われた同僚は、ポカンとしていたので

少し説明を続けた

月給というものは、30日を目安にひと月分を払ってくれる

だが、この月給で、1カ月と1週間やりくりをすると

どうなっていくか

例えば、1月1日が給料日だとすると

次の月給を引き下ろしに行くのは

2月8日になる

次の月も1カ月と1週間やりくりするので

銀行で給料を引き下ろしに行くのは

3月15日になる

7日ずつズレていくので

4月は22日、5月は29日

31日の月もあるので

多少の誤差を交えて

次の引き下ろし日は7月1日

何と、実際の給料日と同じ日に

実際の給料と同じ額が手に入る

貯金したつもりは何もないのに

決算日をスライドさせただけなのに

給料ひと月分と、まるまる同額が手に入ることになる


決算期をスライドさせるだけの方法なので

私はこれを、スライド貯金と呼んでいる


スライド貯金の美味しいところは

1週間、という

はっきりとわかりやすい期間なので

迷わないで済むこと

財布の中身と直接相談しながらやりくりできるので

使い過ぎたら引き締める

残っていたら、プチ贅沢をする、という

自由裁量がきき、縛られている感がないので

ノーストレスであること

半年に一度ずつ、手に入るので

年に2回、給料と同額の貯金ができ

かなりコスパが良いこと、である

年に2度、定期的に手に入る

割合に大きな額なので

私は、これを「自分ボーナス」と呼んでいる

ちなみに、私の歯科治療費は

次の自分ボーナスから出す予定だ


しかも、これは人情というものなのだが

小金がたまると、ちょっと使いたくなってしまっても

実際、月給と同額の金額が

手元に入ってくると

なんとなく、もったいなくて使えなくなりやすい


最後のトドメとして

「自分ボーナス」が手に入ったら

まず、定期貯金にして

次に、自分の巣みたい地域の家を見に行って

頭金を調べるといい、とアドバイスした

目標が漠然としていると、貯金もたまりにく

目標は具体的に、何を買うためにいくら必要、と

明確にしている方が

貯金はたま毬やすい

いずれは家を買いたいなら

少しでも早く、地域と、グレードと、金額を

調べた方が励みになる、と話した


若い同僚は、しばらく

うんうん、とうなずきながら聴いていたが

最後に、パッと目を輝かせて

私に尋ねた


タワマンの最上階って、頭金いくらくらいですかね?


いや、頭金は払えても

本体のローンが厳しいだろう、と

のどまで出かかった言葉を、ぐっと抑えた

今は、結婚相手とのペアローンという手もあるし

私の見えないところで

遺産相続の予定があるのかもしれない

それに、クラーク博士も言っているではないか

少年よ、大志をいだけ、と


タワマン最上階

買ったら、遊びに行かせてください









2024年6月1日土曜日

ドラマ「老害の人」と上皇后様

 以前から楽しみにしていたドラマ

NHKBSで、日曜日の夜10時放送の

「老害の人」

予想通り、とても面白い

脚本は内館牧子

実は、私はこの方の作品の大ファンでもある

どれを見ても、ハズレはまずない


ドラマ「老害の人」のあらすじは以下の通り

見ている方は、とばして読んでほしい


主人公福太郎は80歳過ぎ

ボードゲームの会社を

一代で作り上げた、成功者なのだが

会社は娘婿に譲り、引退……したはずが

若い世代だけでは心もとない、というのを口実に

毎日、会社にいりびたっている

「経営戦略室長」という肩書を新しく作らせ

物置になっていた部屋を開けさせ、自室としている

そして、ある日契約に来た新興の急成長中の企業を怒らせ

契約の話をぶち壊してしまう

怒った娘に、思い出話も自慢話も

仲間内だけでやってくれ、と怒鳴られ

しばらく考えたあげく

自分以外の、社会の厄介者扱いされている高齢者たちにも

居場所になれるところを作ろう、と

名かもと一緒に

経営戦略室だった部屋をDIYで改装して

「若鮎サロン」を開く


ここまでで、大体二回分のあらすじだ

話は、家庭内のゴタゴタや、すったもんだの数々

クレーマーと化していたシニア夫人の再生や

生きる意欲を失って引きこもっていた旧友の

立ち直り大作戦など

次第に大きなうねりになっていく


主演は、伊東四朗

元クレーマーのシニア女性に三田佳子

ベテラン勢は、さすがに上手で

本当にその役の人物が実在して、

思っていることを勝手にしゃべっているように見える


福太郎の友人にシニア層には

病気自慢や、二言目には死にたい、死にたいと繰り返す

困ったちゃんもいるものの

ドラマを見ている限りでは

こうした人たちは「老害」とは思わなかった

「老害」と非難を受けるのは

単に、ちょっとうっとおしいというだけではなく

……この程度の人なら

  若い人でもたくさんいる

  20代女性向けの「ママ友」でひどい目にあった、という

  実話をもとにしたマンガなどをみると

  年代を問わず、やらかす人はやらかしているのだと

  しみじみ思うことがある


  クレーマーやカスハラも

  シニアが行えば「老害の典型」と言われるが

  若い人でも、やる人はやっている

  20代の若者数人が

  コンビニの店員に土下座をさせた動画を

  アップさせて、騒動になったのも

  ほんの数年前のことだ

  シニア特有のものではなく

  その人の個人的な性質によるものだろう……


私が、これは間違いなく

シニア特有のもの、「老害」だと思うのは

自分の老いを認めず、現役世代に目に見える形で害を与えたとき

たいていが、辞めたはずの職場に出向いたり

自分の代わりに、自分が元いた地位についた人に

うっとおしいアドバイス

……しかも、これがいつまでも終わらない

  延々としたもので

  半分以上自慢話が混じっていたりする……

をしてみたり、というケース

つまり

自分が地位と力を失ったのだと認められず

指導という名目で

代替わりして、力と地位を持つようになった

若い世代に絡むような

マネをしている時だと思う


自分には、老害行為をしている、という自覚はないのが

通常のようだ

だが、悪意は無いとはいえ

これは、セクハラやDV、ストーカーでも

同じことだと思う

DVの加害者には、DVの自覚はなく

ほとんどが「しつけ」だと言うらしい

セクハラも「イヤよイヤよも好きのうち」という

トンデモナイ言葉の陰に隠されてきた

ストーカーは、言うまでもない

悪意がないから許される、という理屈は

全く通じないのだ


「老害の人」になりたくない、どうすればいか

私の考えた結論は、以下の通りだ


一番手っ取り早い方法は

「辞めたら終わり」にすることだと思う

これを、例外なく、デジタルに

潔く、スッパリと行う


会社を定年退職したら、二度と会社にはいかない

会社に勤めている現役世代には会わない

役職を離れたら

役職者とは、あいさつ以外のことは話さない

冷たい、と言われるかもしれないが

今は、これだけメールが発達している時代だ

用事があれば、向こうからメールを

すぐに送ってよこすだろう

それがない、ということは

つまり、そういうことなのだ、と

まあ、一抹の寂しさはあるにせよ

ぐっとかみしめて、知らん顔をしているのが

年輪というものではないか、と思う


と、ここまで書いてきて

どうにも気になるのが、上皇后様の話だ

今日のネットの新潮ニュースによると

なにやら皇位継承だか、皇族数の増加だかについて

「重いお言葉」を発されているらしい

先日は、国会の議長を呼びつけたそうだ


シニア層の端くれとして

もう、おやめなさい、といいたくなる

そもそも、皇族が政治にくちばしを突っ込むのは

憲法違反でもあるが

それほど大上段に構えなくても

若い者のやっていることに、引退したものが脇から

やれ、スピードをあげろ、だの

内容をもっと精査しろ、だの

危機意識が足りない、だのと、文句を言うのは

あまり好かれる話ではない

少なくとも、私の職場で

元エースが、これをやらかして

「老害」呼ばわりをされている

実を言うと、彼のセリフと上皇后様のセリフが

ほとんど同じなのだ


子供も50を過ぎ、孫も成人し

それぞれが、いい大人だ

言いたいことがいろいろあるのは分かるが

若い世代に「任せる」度量の広さをみせるのが

正しい「高齢者道」ではないだろうか


もちろん、何もするなというわけではない

目標を持って、いきいき生きるのは

良いことだろうと思う

だが、その目標は

仕事を引退したら、以前とは違ったもの

少なくとも、以前の仕事とは関係のないものに

すべきだと思うのだ


例えば

せっかく、夫婦ともお元気なのだから

この先は、少しだけ体力を使うボランティア活動

例えば

子ども食堂に手伝いに行ったり

日本語を母語としない子供のための

翻訳活動をしたり、と

今まで全くしてこなかった、

また、「天皇」「皇后」という地位では

先例が無かったり、政治的過ぎたりして

できなかったような活動

それでいて、社会のためになり、国民に寄り添うお気持ちの見える

シニア層から見て、右も左も無く、誰もが

こんな風に、年をとりたいな、と思わせるような

そんな活動に

取り組まれてはどうかと思う


もう一つ

現役世代が、引退世代に会いに来たり

アドバイスを求めて来たりするのは

実際に助けが欲しい、というよりも

引退した身を気遣い、顔を立てようとしているだけのことが多い

昔馴染みだからといって、その気になって

あまり、政治家の訪問を受けたり

宮内庁長官をスポークスマンに使ったりすると

……宮内庁は天皇世代のものだ

  上皇ご夫妻には、上皇職の役人がついている

  宮内庁長官ではなく、上皇職の担当者に

  お願いするのが、組織としてもスジというものだろう……

陰で、老害、と言われていても

文句は言えないだろうと思うのだが

いかがだろうか


それにしても

ドラマ「老害の人」は単なる娯楽作品として見ても

とても面白い

まだ見ていない、という人がいたら

もったいないので、ぜひ今からでも

ご参加をおススメしたい