2024年6月5日水曜日

今日は6月5日、老後の日

 いろいろなごろあわせが

あるものだと思うが

今日、6月5日は「老後の日」なのだそうだ


その割には、シニア向けの企画も

テレビ番組もやっていないのが残念なうえに

丁度、さっき見たばかりのネットニュースでは

事故を起こした高齢ドライバーについて

免許を返納させるべきだ、と

大々的な論評を繰り広げていた


私は関東圏の中でも

都会と言われる地域に住んでおり

電車もバスも頻繁にくるうえに

十分くらい歩けばスーパーにもコンビニにも行かれる

幸福な状況にあるので

免許はいつでも返納できる


だが

地方では、どうだろうか

パスは30分から1時間に1本

駅まではとても歩けない

バスに乗らなくては病院にも行けないが

そもそも、バス停まで遠くて歩けない

そういう境遇のところだって、たくさんある

それを知らん顔で

「高齢者は免許を返納せよ

 返納させられなかった家族にも責任を取らせよ」というのは

余りにも現実無視で

机上の空論にならないだろうか


かといって、高齢ドライバーの運転は

危険が多いのも事実だ


なので、私はもっと

シニアカーの支援をすべきだと思う

シニアカー、と言っても

ご存じない方の方が、圧倒的な多数だと思う

早い話が、シニア向けのスクーターである

だが、通常のスクーターと比べて

スピードが出ない

時速6キロ、ほぼ歩くのと同じスピードなので

歩道を走れるうえに、免許もいらない


実は、このシニアカーは

もう数十年前から開発がされていて

今では、完全に電動型のものもできている

家庭で充電でき、走行距離も10キロを超える物がほとんどだ


せっかく、このような技術があるのだ

こうした、運転免許に代わるものがあることを

もっと広く世に知らしめて

運転免許を返納したら

カッコいいシニアカーでさっそうと街を走ろう、と

キャンペーンでもすればいいのに、と思う


また、完全に一人乗りの

電気自動車というのもある

これは、ゴルフ場のカートのようなもので

高速道路は走れない

最高速度が時速60キロなので

比較的安全、と言われている

だが、どうせなら

この種の車をサポカー仕様にして

障害物があれば、直前で止まるように

アクセルとブレーキも

ペダル以外の操作にして

間違いにくく、安全性を高めたうえで

どうしても、車を運転したいというシニアには

これを使ってもらうよう

大々的なキャンペーンを張る


この、一人用電気自動車は

トヨタなどの、本格的な自動車メーカーから

すでに発売されているのだが

これも、知っている人の方が少ない


私は、実はこの一人用電気自動車には

深く期待している

もし、これがサポカーを通り越して

完全自動運転機能まで搭載するようになったら

地方移住をしようかと考えているのだ

……現在は、地方移住は事実上不可能だと思っている

  その一番の理由は、病院から遠いことだ

  具合が悪くなってから

  自宅から二時間以上のところにある病院まで

  行きつくのは事実上不可能だろう

  不便なところに住んでしまったら

  タクシーの配車範囲外の可能性もある

  かといって

  具合が悪ければ、自分で運転することもできないだろう

  だが、自動運転システムのある車なら

  この不都合はすべて氷解する……


この頃の社会の嫌なところは

高齢者に対しては

あれはダメ、これはダメ、というばかりで

代わりにこれをどうぞ、という

大体措置を示さないどころか

すでにある代替措置について

教えようともしないところだ

シニア層を、購買者として考えていないのかもしれないが

シニア層にも

数千万の入居費用をポンと払って

頭に超のつくような豪華な施設に入居する人もいるのだ

あまり甘くみていると

商売としても大損をすると思う


老後の日、というのなら

ちょっと、叫んでみたい

プラチナエイジよ、大志をいだけ!!


ちなみに

下の写真は、私の知人が購入した

シニアカーのモデルである

確かに、なかなかカッコいいと思うのだが

いかがだろうか




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