2024年6月16日日曜日

知らないうちに作っていた「脳内幸せ物質」

人体というのは、ある程度デジタル式にできていて

例えば、カルシウムが足りないとイライラしたり

寝不足だと、注意力が散漫になったり

精神状態が悪化している時には

気圧が下がると、自殺願望が起きることもあるのだそうだ


「人間は精神の動物だ」といわれているものの

その「精神」は案外と、脳内物質やら

血中のミネラルやらで決まっている、と聞いて以来

体には気を付けるようにしている


特に、今注目しているのは

「セロトニン」という物質である

この「セロトニン」が脳内に増えると

脳が勝手に、物質への反応として

幸福感や、満足感を感じるのだという

つまり

幸福なことが何もなくても

脳内にセロトニンが一杯になれば

勝手に幸せになれるし

逆に、たとえ宝くじに当たったとしても

セロトニンの濃度が全く変わらなければ

全然、幸せを感じない、ということになる


それなら

セロトニンを増やすにはどうすれば良いか、を

調べたくなるのは、人情というものだろう

普段とあまり変わりのない生活の中でも

脳内物質のセロトニンを増やしまくれば

毎日がばら色に感じられる

そんな都合の良い、天然の精神安定剤か

それとも、麻薬化、というような物質を作れるなら

多少の努力はいとわない、と

力こぶを作って検索してみたところ


拍子抜けするほど簡単に、情報が見つかった

ざっと整理すると

① 日光を浴びる

   朝の日差しが、特に良いそうだ

   必ず朝食をとって、日差しを浴びるだけで

   セロトニンが増えるそうだ

② 軽い運動をする

   ウォーキング、ストレッチなど

   あまり過激な運動ではなく

   一定のリズムに沿った運動

   ウォーキング20分程度が

   おすすめだそうだ

③ たんぱく質をとる

   肉、魚、豆腐、特に良いのが

   牛乳と、豆類だそうだ

④ 毛皮のあるペットを飼う

   犬、猫、フェレットなど

   ペットの毛皮を撫でていると

   それだけでセロトニンが分泌されるそうだ


検索をしていて、あっ、と思った

私は、全部満たしている


私の家は、駅から遠い、と言っても

徒歩でちょうど    20分くらいだ

ということは、私は毎朝、通勤のために

20分のウォーキングを、朝日を浴びながら

行っているわけだ


職場には、定刻の15分前に着く

なので、仕事前の一杯を飲む時間に充てている

飲むのはミルク、というよりも

ミルクで割って飲むようにできている

「コーヒーベース」のようなもの、

冬場は、ホットミルクにココアパウダーを入れ

ミルク多めの即席ココアにしている


朝食は、毎朝意地でも食べる、というよりも

朝は五時半起きなので

朝食をとらなくては、昼まで腹時計がもたない


動物の毛皮、という点でも

オマケに、家族は甘えん方の愛猫だ

満足するまで、耳の後ろのなでなでと

みけんかいかいをしてあげないと

パソコンの上に陣取って動かなかったり

通りすがりに、私の脚をあまがみして

遊びに誘ってくるので

毎日30分は撫でている


なるほど、これなら私が

他の同僚に呆れられるほど、いつも上機嫌で

能天気一歩手前の、楽天家で居られるわけだ、と

心底納得がいった

それにしても、知らないうちにセロトニン増大生活ができていたとは

駅から遠いこの家の

遠さがメリットになっているとは思わなかった

遠い遠いと、悪口を言っていたことを言えに詫びつつ

今日からは、我がやを

「セロトニンハウス」と呼ぶことにしようと思う



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