今日は金曜日
かなり扱ったけれども、私の仕事は室内なので
クーラーの効いた中で、一日働けたので
これはむしろ、自宅にいるよりも
電気代が節約できたのではないか、と
言いたくなるような快適さだった
帰宅時は、ちょうど涼しくなり始めた頃で
なんだか、まっすぐに家に帰るのも
少しもったいないような気がしてきたので
年に数回行く、「独り飲み」に出かけることにした
とはいえ
私はソバ―キュリアスなので、アルコールは飲まない
それに
これだけ暑い時にアルコールを飲むと
ますます暑くなりそうで
考えただけでも、体中が、じっとりとしてきそうだ
なので
私が選んだのは、ノンアルコールカクテルバーだ
ノンアルコール「も」出すのではない
ノンアルコールと、3%までの
ローアルコール専門のバーだ
場所は、渋谷のセンター街に
入ってすぐのところにある
駅からごく近のわりに
看板が小さく、よほど気を付けていないと
見落としてしまいがちだからだろうか
店内は、そんなに混んではいない
店の名は「スマドリバー」
「スマートドリンキング」の略称のようだが
この言葉自体が余り知られていないのも
渋谷の割に、客が増えすぎない理由だろう
店内は明るく、さっぱりと健康的で
カウンター席もあることはあるのだが
いわゆる、酒場のバーカウンターとはかなり違う
イメージとしては、優雅なスポーツジムで
エアロビのクラスを受けた後で
軽く、友人たちと一杯飲めるようなバー、という感じだ
バーなので、水はでない
おしぼりだけで、軽く手を清めてから
注文、になるのだが
さすがに、最先端のバーだけあって
注文の仕方が、ラインである
ラインの登録をしてから、カートで注文をする
座席は、席に置いてある番号札のようなスタンドの
バーコードを読み取って指示するのだが
正直、私はこれでけっこう、ジタバタとしてしまう
慣れるまでは、店員さんに手伝ってもらう方が
精神衛生上、よろしいかもしれない
今日は何と言っても暑かったので
フローズンカクテルが飲みたかった
メニューを見て調べたら
あるではないか
しかも、シグネチャーカクテル
つまり、店の代表となるような
おススメカクテルで、一日10杯限定
それが、どうやらまだあるらしい
その名も「マーブリング・スノー」
ノンアルコールのジンをベースに
自家製レモネードと、カルピス、ブルーベリーソース
グラデーションの見た目も、実に美しい
価格も、1杯600円と
渋谷という立地を考えれば、かなりモだ
四苦八苦の末に、なんとか注文を通した
メニューに書かれていた
「まったり度 4 甘さ 4」が
少し気にならなくはなかったのだが
……ちなみに、満点は「5」である……
冷たいものは甘みも感じにくくなる
それに、私はかき氷もアイスクリームも
嫌いではないから、
甘み 4 でも、美味しくいただけるだろうと思うことにした
待つことしばし
通常のバーよりは、1.5倍から2倍のくらいの時間だったが
まあ、妥協線だろう
いよいよ、「マーブリング・スノー」の到着だ
喜び勇んで、付属のストローで
一番底の、ブルーベリーソースのあたりを
すすってみたところ
……甘い……
……甘すぎる……
美味ではあるのだ
特に、ノンアルコールのジンは
レモネードや、カルピスの酸味とよく合う
ブルーベリーの、あるかなしかの酸っぱさも
味を引き立てているのだが
いかんせん、甘み度4は強烈だった
だが、これはおそらく、カクテルの味というよりも
私の方に原因があるのだろうと思う
私が普段自宅で飲んでいる、手製のカクテルは
トニックウォーターにライムを絞るなど
苦み重視、酸味添加の
辛口カクテルがほとんどだ
風味もアルコールに近い
その要領で、そういうものだと思って飲んだから
ますます、甘みを強く感じたのだと思う
甘口カクテルなのだから、甘くて当然
デザートカクテルのつもりで、
フローズンの解けるのを待ちながら
チビチビとやっていたら、
少しずつ、それこそ、ワインが開いていくように
カクテルが美味になってきたような気がした
フローズンカクテルで涼み
自分で自分の一週間の労をねぎらったら
愛しい愛猫の待つ自宅に
早く戻ってあげなくては、という気になってきた
カクテル自体はノンアルコールなのに
なぜか、ほろ酔いのような気分になる
時間も、価格も、混雑具合もちょうど私好みだ
ここは、隠れ家代わりに、ちょくちょく通うことになりそうな
そんな気がする
とはいえ
次は、甘み2のカクテルを選ぼうとは思っているのだが
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