2024年10月14日月曜日

年寄りは尊厳死させろと主張する政治家がいる恐怖

 せっかくのブログなので

いつも、気持ちの温かくなるようなことを

書くようにしたい

あとから読んで

「生きているのは、楽しいな」と思えるような

文章を残したい、と思っているのだが


今日という今日は、完全にブチ切れた

国民民主党の玉木代表の

「社会保険料を下げるために

 高齢者の尊厳死を法制化する」

発言だ

あんまりにもトンデモなので

デマだと思われるのもいやなので

ソースを貼っておく

党首討論の、1:41:49秒あたりからの

玉木代表の発言だ

これは、どう見ても単なる言い間違いだの

クチが滑った、だのというレベルを

超えているように見える

間違いなく、確信犯だろう

https://www.youtube.com/live/6Nzad4UvEuI?si=IOjIUL17AQfFi-47


そもそも、安楽死や尊厳死、という言葉を

完全に間違って使っている

安楽死とはどんなものかすら

わかっていないだろうと思う


安楽死を一番、正確に描写したのは

手塚治虫の「ブラック・ジャック」で登場する

安楽死専門医、ドクター・キリコだろうと思う

このドクター・キリコは作品中で何度も

安楽死と自殺とは違う、と主張する

ブラックジャックは良く、自殺志願者を

ドクター・キリコのところに連れて行くのだが

……これは、完全に安楽死を理解したうえでの

  ブラックジャックの、ドクター・キリコに対する

  単なるいやがらせである、念のため……

そのたびに、ドクター・キリコは

俺がやっているのは安楽死だ

自殺の手伝いなんかできるか、と

激怒している


ドクター・キリコが主張するのは

病気やけがの苦痛が耐えがたく

死期が切迫していると明白な場合に限り

苦しみから逃れるために

完全に自分の意志で死を選ぶ場合

手法も、資格のある医師の手で

苦痛を与えないように行う

この条件がそろって初めて、安楽死と認められる

ドクター・キリコも、ここではじめて

「仕事」を請け負う


ドクター・キリコが安楽死を扱うようになった

設定も非常に優れている

ドクター・キリコはベトナム戦争に軍医として送られ

戦場で、決して助からない

それでいて、なかなか死ぬことができず

重症のけがの痛みに苦しまなければいけない

そうした兵士たちから

楽にしてほしい、と頼まれ続けた

これが、きっかけ、という設定だ


さすが、医師でもあった手塚治虫の代表作だ

安楽死とはどういうもので

どういう必要性があると考えられているのか

単なる自殺とはどう違うのか

正確に、わかりやすく、まとめているうえに

ストーリー性も、非常に巧みだ


それが、不勉強な政治家にかかると

「死期の切迫」という大事な条件を

完全に見ないふりをして

死ぬときに苦痛がないのが安楽死、と

単純すぎる判断をしているようだ


「尊厳死」となると

これに、さらに条件が付け加わる

治療不可能な病気にかかっている、という

条件までは同じだが

患者が意識を回復する見込みがなくなった場合

延命治療を中止する

つまり

積極的に、薬などを投与して

死を招くわけではない

ただ単に、自分の意思を表示できない患者に対して

生命維持装置を止める、という話だ


もちろん、尊厳死も患者の意思が必要だ

そのために

「自分の意識がなくなり

 機械につながなくては、心臓も動かず

 呼吸もできない状況になったら

 機械を止めて、自然に任せてほしい」という

リビング・ウィル

別の言い方をすれば、エンディングノートに

一言書いておいた方が、絶対に良い、ということになる


だが、書いていないときでも

今の病院は、非常に緻密で

高齢者が命に係わる病気で入院するときには

入院前のアンケートとして

どのような終末医療を望んでいるか

本人が意識がない場合は

付き添ってきた家族が記入するように

制度が整っているので

望まない延命措置をされる可能性は

かなり低い

なので

尊厳死自体も、以前と比べて

あまり問題にならなくなってきてはいる


ここで、話をもとに戻すが

玉木代表の発言

終末医療を施さない、というのは

尊厳死とは、全くもって、別の話だ

しかも、目的は、社会保険料を下げるため

つまり、金のためだ

一番大事な、患者自身の意思、という点を

まるまる、無視している

治療をすると、金がかかる

金を使いたくないから

治療をせずに、早く死んでもらおう、とは

何という歪んだ発想だろうと思う

自分の親にも、そう言えるものかどうか

まず、玉木代表が自分で経験してから

いってもらいたいものだと

私個人としては、思っている


それに、終末医療は

何も、高齢者にだけするような措置ではない

例えば、小児がんの患者や

年齢を問わず、事故によるけが人もいる

心臓発作などは、50代くらいから起きている

こうした患者すべてに対して

「金がかかって、社会保険料が高くなるから」と

ほったらかして、死ぬのを待とう、とは

ディストピア小説のあらすじではないのかと

本気で疑いたくなってくる


おまけに、この党の候補者がXで

「子供に迷惑をかけないために

 尊厳死を選ぼうとおもわないのか」と

ますます、ディストピアな擁護をしていた


いや、だから

尊厳死とは、そういうものではない

この候補者の主張は

私には、「子供に迷惑をかける」と脅して

自殺強要をしているようにしか見えないのだ


もっと言えば

日本は、同調圧力の国だ

建前は、志願者だけだったはずの特攻隊も

全員が、七生報告の

熱烈志願者だけではなかったことは

よく知られている通りだ

もし、「尊厳死法制」などが通ったら

「あの人、病気が治らないのにまだ生きてる」

「この人は、もっと早く尊厳死を使ったのに」などと

考えたくもない同調圧力が加わるのは

誰の目にも明らかだろうと思うが、いかがだろうか


そもそも、高齢者は国民健康保険料も

介護保険料も、きっちりと収めている

保険料を踏み倒しているのならともかく

政府から言われた額をきっちりと払っていて

その対価であるサービスを受けようとすると

子どもに迷惑だ、とイチャモンをつけるのなら

そもそも、保険料を取るべきではないだろう


例えば、これが民間だとして

レストランに入り、メニューを見て、納得し

料理を注文したら

「これ、金がかかるんだよね」と

横柄に対応されて

料理は出してもらえなかった

それでいて、料金だけは銀行から

強引に引き落とされた


こんなことが起きたら、間違いなく炎上騒ぎ

責任者は、謝罪会見で平謝りだろう

健康保険だから、国がやっているから

そんなことで、責任逃れのできるような

レベルの話ではあるまい


それに、「この保険料で、このサービス」と決めたのは

政治家たちではないか

健康保険が赤字だというのなら

赤字にならない手法を考え出せ、と

官僚組織に命じるのが、行政府の長である

政府の仕事のはずだ

つまり、すべては議員と政党が無能だったせい

政治のミスではないか

それを、高齢者に

しかも、命で払え、などと

完全に筋が違うだろう


しかも

役に立たない高齢者は、終末医療を受けずに

早く死んでくれ、と言い出したら

次に来るのは

高齢者以上に役に立たない、重度の障碍者も

医療措置の必要はない、と言いかねない

その次は、

重い病気などで、労働能力をなくした

生活保護受給者の

医療措置をとめるのだろうか

それでも足りなければ

生産性がないと、杉田議員に絡まれた

LGBTや、不妊症の女性、無精子症の男性

結婚していない一人暮らしの男女に

死ねというのだろうか


死ね死ね団ではあるまいし


子どものために死になさい、が

まだ、通るのは

楢山節考の、人が普通に飢え死にするくらいの

極端な貧困の村の場合だけだろう

しかも

この村でも、姥捨てに対する

同調圧力があった


今の日本は、飢饉で餓死者が出るわけではない

むしろ

最高の税収を記録しているではないか

この税収を使って

きちんと配分を行うのが

一番最初にすべきことだろう

少なくとも、姥捨て山の真似事をする以前に

超富裕層への税率アップを考えてはどうかと

思うのだが、いかがだろうか





2024年10月13日日曜日

エンディングノートのアップデート

 一時は、喘息の発作・入院コースの

一歩手前まで行っていた体調が

このところ、だんだん戻ってきた

体力も回復してきたので

明日は、両親の墓参りに行かれそうだ


それで思いついたわけではないが

せっかく、家でのんびりできたので

エンディングノートを少しアップデートしてみた


エンディングノートというと

最初、週刊誌が取り上げていたときは

自分の葬式をどうしてほしい、だの

生命保険はどこに入っているか

貯金はどの銀行に、いくらあるか、などなど

死後の処理をわかりやすくして

遺族が困らないようにする覚書だったのだが


少しずつ、内容が進化してきた

しばらくすると

終末医療、たとえば、胃ろうをつけるか、つけないか

意識がなくなった時の延命措置をどうするか、など

受けたい医療措置、やめてほしい医療措置を

書いておくようになった


今では、単に自分の意識がなくなった時の

伝達事項だけではなくて

まだ、健康で活力のある時に

「どんなふうに生きるか」

「やりたいこと、行きたいところ」

などを書き出して

よりよい、質の良いシルバーライフを送る

いわば、自分用の羅針盤づくりも

含めるようになってきた


今日、私の修正した条項は

主に、「今後、やりたいこと」リストと

愛猫、のえるさんの行先だ

のえるさんは、保護猫団体にお願いする

その分の費用は、すでに払ってあるので

連絡だけすればよいこと

それ以外にも、お礼と持参金を兼ねて

私の貯金のなかから、いくばくか

保護猫団体に寄付をするように、遺言しておいた


やりたいことのリストは

短期と、長期に分かれている

短気は、今年中にやりたいこと

長期は、年をこえるもの、だが


短期の目標リストに追加したものは

 ・ドライフルーツを作る

 ・抹茶味の砂糖豆のレシピを極める

 ・ハロウィン用のかぼちゃパイ、濃厚なものを作る

 ・東京の三鷹にある、ウクライナ料理店に行く

 ・国立バレエ団の、学生たちの公演を見に行く

 ・箱根のラリック美術館に行って、スイーツを食べる

 ・イギリスロイヤルバレエ・シネマで

  「不思議の国のアリス」を見る

 ・千葉の京成バラ園に秋バラを見に行く

 ・神奈川の生田緑地に秋バラを見に行く

 ・スカイツリーのプラネタリウムに行く

 ・アロマテラピー1級に受かる

 ・ジェロントロジー検定に受かる

 ・横浜で開催の、ルピシアグランマルシェに行く


大好きな紅茶を飲みながら

楽しい夢を思い浮かべて書いているうちに

どんどん増えてきてしまった

これは、きちんと計画を立てて

一つ一つこなしていかなくては、と

思うにつけても

ワクワクが止まらない


長期の方は

 ・コレステロールを正常値に戻す

 ・スペイン語検定,A2レベルに合格する

 ・ファイナンシャルプランナー1級の実技に合格する

 ・部屋のリフォームプランを作り始める

 ・再就職の準備をする

 ・温泉に1泊旅行に行く

 ・体験乗馬に行く

 ・東京芸大の公開試験に通い詰める

 ・簡単料理のレシピ集をまとめる


やりたいことがたくさんありすぎて

役職定年だけでは、時間と体力がまま割り切らない

これに、元から書いてあったこと

例えば、「上野+新しい箇所1か所で花見をする」

だの

「toeic900点を取る」

だの

「フラワーアレンジメントを習う」だの


全部合わせると、200項目くらいになっている

明日は、墓参りを済ませたら

残りは、家でのんびりと

この、エンディングノートを整理して

やりたいこと、手軽にできること、費用の掛からないこと、

の三つの基準で

ABCのランク付けをして

どこから手をつけていくか

楽しい空想にふける予定だ


予定というのは、きちんと準備すれば

確実に実現化するが

もし、実現しなくても

何をしようか、と考えているだけでも楽しく

ワクワクが止まらなくなってくる


体は動かせなかったが

おかげで、今日も楽しい一日が過ごせた

能天気ながら、私の人生は

やっぱり、バラ色のような気がする





2024年10月12日土曜日

低予算で楽しめる三連休の行き先

 かなり悪化して

一時はどうなるか、と心配していた喘息も

昨日、今日とかなり落ち着いてきて

この分なら、明日あたりは

両親の墓参りにでも行けるかな、という

感じになってきたのだが


もし、体が悪くならなければ

この三連休に、遊びに行きたかったところがあった

「東京都・公園散歩」だ


私の住んでいる関東地方には、立派な公園がたくさんある

「公園」といっても

小学校のそばにあるような

ブランコとすべり台、お砂場完備の公園ではない

数百円くらいの入場料を取るが

全部回るだけで、30分はかかるという

旧大名庭園などを残して、公園にしたところだ


例えば、東京ドームのすぐそばにある「後楽園」

新宿の高島屋のすぐ隣の「新宿御苑」

新橋近くには「浜離宮恩賜庭園」があり

特に、この「浜離宮恩賜庭園」では

来週あたりから、特別ライトアップをして

夜間の「お月見散歩」イベントが始まる

時間は夜の9時までなので

仕事の後に、のんびりと出かけられるのだが

これは、開催期間はほぼ一週間

喘息の発作が出ていないときは

ぶらりと遊びに行くのだが

今年は大丈夫かどうか、少しあやしいところだ












暑くもなく、寒くもない

こんな時期には、アウトドアが最高だ

しかも、この時期は菊の花の時期とも重なる

新宿御苑をはじめとして

菊のイベントを開いている公園が多いので

おひとり様でぶらりと行くのもおすすめだが

趣味友達を誘って、写真を撮ったり

ヘタの横好きのスケッチをしたりするのも

また、楽しい


そもそも、こうした「大人の公園」は

登山まではいかないが

ピクニック、アウトドアが好き、という人には

こたえられないほど、魅力的だ

都会の真ん中にあるというのに

反対側が見えないくらいに広く

中にはたいてい、茶室などがあるから

風流に、和菓子と抹茶の、和風ティータイムを過ごすこともできる

樹齢数百年の大きな木に囲まれ

森林浴を楽しむこともできる

それでいて、入場料は300円程度

シニア割のきくところまである


私は、秋のお出かけスポットは

たいていが、都内の公園巡りだ

おまけに、この時期にはスタンプラリーを開催していて

都内の公園9か所をめぐると

来年のカレンダーなどの豪華賞品の当たる懸賞もついている

自然を味わい、季節を楽しみ、費用は控えめ

三連休のお出かけに、ぜひともおすすめだ


今回は、東京都のことばかり書いたが

神奈川県では、例えば

港の見える丘公園、三渓園、山下公園と

観光地にまでなっている公園も多い

千葉なら、なんといっても千葉公園だが

私個人の好みとしては、海浜公園が最高だ

昔、京都に住んでいたころは

宇治の塔の島公園、桜の丸山公園、鉄道を見に梅小路公園

怪談もある宝ヶ池公園、と

ほぼ毎週末、公園巡りをしていたものだった


おそらく、身近なところで探してみれば

案外と、簡単に見つかるのではないかと思う

こうした公園が

子どもの遠足くらいにしか使われていないのは

実にもったいないことだと思う

大人こそ、公園を、と

思わず、力いっぱい訴えたくなってしまう


ちなみに下の写真は

浜離宮庭園の、期間限定クルーズ船

確か、500円だったと思う

とてもロマンチックで、楽しいイベントではあるのだが

夕方の四時半くらいで終了なので

要注意だ






2024年10月11日金曜日

これは傑作・QBBのチーズデザート6P  フランボワーズ&ライチ~ローズの香り~

 このところ、気温が極端に変わったせいで

喘息の発作までは出なかったものの

その一歩手前

のどが、ヒューヒュー、ゼイゼイいう

「喘鳴」という状況にある

半分、首を絞められたようなもので

ほとんど呼吸らしい呼吸ができないので

買い物などにも行けず

まあ、それでも冷蔵庫&冷凍庫にあるもので

なんとかしのぐ、というよりも

満足のいくものが食べられている


体調が悪い、というよりも、極悪なので

台所に立って、料理というわけにはいかず

すでに出来上がっていて

それをそのまま食べればよいもの

ヨーグルトや、チーズ、レトルトおかゆや、缶詰が

ほとんどなのだが


その中で、特に

「これは大ヒット」と思うものがある

QBBの6Pチーズの一種

「チーズデザート」という

チーズケーキのようなシリーズのうち

季節限定の新製品

フランボワーズ&ライチ ~ローズの香り~ だ


たまたま、パッケージが美麗だったのと

ライチは私の大好物なので

なんの気なしに買いこみ

買い置き状態になっていたのだが

私個人としては、「大ヒット」のうちだ


6pチーズなので、そうそう大きくはない

かじれば、三口くらいのサイズだ

厚みも、そうあるわけではない

なので、物足りないと言えば物足りないのだが

それを補って、あまりある美味だ


まず、香りがいい

アルミ箔の包みを開けたところから

ライチの香りが強く漂ってくる

商品名は「ローズの香り」だが

ローズ自体は、言われてみれば

確かにあるかな、という程度で

さほど目立ちはしない

何といっても、ライチの香り

それに、ごく控えめに、ほんのりと

ローズの香りが寄り添っているのが

最後にわかる程度

という程度のイメージだ


控えめと言えば、控えめではあるが

私は、ジャスミンティーモ

香水を飲んでいるような気分になって

あまり好きではないほうなので

この程度で抑えてくれている方が、好きだ


口に入れると、最初に感じるのは

チーズケーキの味わい

それに、ライチがしっかりと自己主張をしている

ライチ味のチーズケーキかな、と思ったころに

一拍おいて、ラズベリーの甘さがきいてくる

ラズベリーも、癖のある味で

好きな人は好きだが、苦手な人は苦手、と

はっきりしているのが普通だが

このチーズのラズベリーは

さほど、強く主張をしない

イチゴよりは、野生的ではあるが

何か、優しい果物の甘み、という印象だ


これは、紅茶が欲しいと思った

アッサムあたりの、どつしり、しっかりした

コクのある紅茶と合わせて

食後のデザートにしても良いし

お茶請けにしてもよさそうだ

市販の製菓用タルトカップを買ってきて

その中に、このチーズを細かく切って詰めれば

それだけで、即席チーズケーキとして使えそうだ

少なくとも、コンビニデザートよりは

数段、美味のように、私には思えた


買い物に出られないせつなさもあって

余計に、おいしく感じられているのかもしれないが

ともあれ、これは私にとっては大ヒットだ

しかも、私の近所のスーパーでは

6Pチーズがよく特売になり

180円で出ることがある

6コ入りなので、一つ30円

お財布にも優しいところが、ますます好きだったりする








2024年10月10日木曜日

10月26日に受験します・ジェロントロジー(老年学)検定

 喘息の発作、とまではいかないが

気道が細くなって、ゼイゼイ、ヒューヒューと

不気味な呼吸音がしている

体が大事なので

仕事の方は、有休をいただいた

あまりにも、申し訳ないので

連休明けには、お詫びにお菓子でも

差し入れようかとは思っているのだが


体調がこうなると、ただひたすら

休んでいることしかできない

ただ、少し呼吸が楽になってくると

さすがに、退屈してくる

かといって、テレビなどをみていると

妙に疲れてしまう

ぱらぱら、と眺められて

疲れたらすぐにポンと放り出して

目を閉じてしまえるものがいい


なので

体調が戻るまで

ジェロントロジーのテキストを読んで

過ごすことにした

何を隠そう

今月末、26日には

ジェロントロジー(老年学)の検定試験があるのだ


そもそも、ジェロントロジーとは何かというと

20世紀になってから、初めてできた

新しい分野の学問で

「老年学」と訳されている

とても早い話が、高齢者が幸せに生きるには

どうしたらよいか

今まで、医学、心理学、金融、社会学、などなど

細分化されていた情報を一つに集めて

高齢者の生き方、と

大きくまとめた学問をいう


これが、非常に面白い

例えば、現在、一人暮らしの高齢者は5人に1人

これから、どんどん増加する傾向にある、とか

日本の個人消費の5割以上は

65歳以上のシニアによる消費だ、とか

それ出ていて、半径500メートル以内に

食料品店がなくて

生鮮食品を買うことができず、困っている高齢者は

200万人以上いる、とか

覚えるのは大変だが

非常に興味を惹かれる内容だ


高齢者の心理や、地域デビューの方法

認知症になったときの、公的な保護の制度まで

幅広い内容なので

勉強しておいて損はない、と思った


最初は、興味本位で

公式テキストを読んでみたのがきっかけだった

読んでいるうちに、見事にはまった

私が特に惹かれたのは

栄養に関する部分で

高齢者でも、必要な栄養素とその分量は

青年期と、ほぼ変わりはない

特に、タンパク質は若者と同量が必要で

俗にいう「粗食は長生き」というのは

単なる迷信、しかも、有害な迷信として

「フード・ファディズム」と名前までついている、と

学んだ時には

思わず、うめいたものだった


どうせなら、形にしておこうか、と思い

検定試験も受けることにした

というのも

この試験を申し込んだのは

ファイナンシャルプランナーの実技試験の前で

実技試験は必ず受かるだろう、と

自信があったからだ

ファイナンシャルプランナーの試験を終えて

手のすいたときに勉強するのに

ちょうど良いだろう、などと

甘すぎる考えを抱いていた


ともあれ

検定料は払い込んでしまったし

ほかに特にやることもないし

テキストは薄く、ちょっとしたパンフレットと

同じくらいの大きさと厚さなので

何といってもお手軽だし、と

三拍子そろっているので

何はともあれ

無理をしない範囲で勉強して

今月の試験に臨もうと思っている


正直、喘息がなんとか収まってくれて

集中して勉強できれば受かるだろうが

発作が悪化したら、それで終わりだ

合否の結果は、喘息しだい

なので、あまり思いつめず

とりあえず、気楽にやろうか、と

のんきに考えている


ちなみに、下の写真は公式テキスト

一読するだけでも、かなりためになるし

何よりおもしろいので

週刊誌の「シニアの生き方」記事をよむくらいなら

こちらを読んでみることをおススメする




2024年10月9日水曜日

今夜と明日がヤマ

 私は喘息の持病があり

季節の変わり目は、発作の可能性が高い上に

気温が極端に変わると

ますます、その可能性が高くなる、と

昨日のブログに書いた


昨夜は、なんとか発作が出ずに済んだ

だが、今日の日中はますます大変だった

私の住んでいる関東では

気温が全く上がらず

ほとんど、冬の初めくらいの温度

長袖だけでは足りず、上着が必要だった


こうなると、もうどうしようもない

唯一できることは、とりあえず病院に行くこと

帰ってきたら、温度調節をした部屋で

何はともあれ、休むことだけだ


役職定年になっているので

仕事は、あまり責任の大きなものは無い上に

私の喘息の持病は

人事課も知ってるくらい、有名なものなので

この時期に、急ぎの仕事が割り振られることは

現役時代にも、ほとんどなかった

なので

当日ではあるが、何の心配もなく有給休暇をいただき

今日、明日、明後日と

ひたすら、療養に励むことにした


天気予報によると

寒いのは、今晩までで

明日からは、また気温が回復するとのこと


ということは、また明日も

発作を心配しながら

びくびく過ごすことになりそうだが

正直、そんなことばかりやっていると

あまりに、陰陰滅滅としてきて

別の病気にでもなりそうな気がしてきたので

何か、楽しいことを考えることにした


そういえば、まだ10月の

「自分の機嫌を取る」プレゼントを

考えていなかった

何にしようか、とあれこれ迷った末に

今月は、物ではなく、体験をすることにした

10月に、ルピシアという紅茶メーカーが

「グランマルシェ」という、紅茶フェスをやる

場所は、横浜

入場には予約は必要だが

入場料は無料だ


入場無料、これはいい

これに行こう、と決めた


横浜といえば、中華街だ

その日は、朝から家を出発して

港の見える丘公園を散歩、バラ園を見学

坂を下って、中華街まで歩き

あまりこまない、穴場の店で

麻婆豆腐を食べよう

焼売をいくつか買ったら

午後のティータイ―代わりに、紅茶フェスティパル

ちょうど良いルートになるだろう


この、「ルピシアグランマルシェ」は

昨年も行ってみたところ

非常に楽しかった

一種の展示即売会ではあるが

ルピシアで販売している、ほぼ全種類の紅茶が

10パーセント引きで販売しているうえに

そのほぼ全部の種類が、試飲できる

かなり、おトク感のあるフェスティバルだ

フェス限定の紅茶も出ている

闘茶コーナーもあり、茶を飲んで、その種類をあてる

「美味しんぼ」の山岡が大喜びしそうな

ゲームもあった

ルピシアは、食品やスイーツも販売しており

レストランコーナーもあった


それに、何より気に入ったのは

ルピシアの専属バンドの音楽ショーだ

ルピシアは、北海道のメーカーで

北海道には、直営のレストランも経営している

そこのステージに出ている、ジャズバンドだ

とにかく、アレンジがしゃれている

「ずいずいずっころばし」や「茶摘み」のような

どう聞いても、小学校唱歌にしか、ならないような曲を

見事に、あかぬけたジャズに編曲して

軽やかに歌っている

あまりに気に入ったので、去年はCDまで買い込んだくらいだ


ルピシアでは、クリスマスごとに

新しい種類の

クリスマスイメージの紅茶を発表している

今月は、クリスマス紅茶を一つと

北海道のジビエメニューを一つ

あとは、フルーツティーと、お茶請けのスイーツを何か


そう考えているうちに

陰々滅〃は、いつの間にか消えてくれた


まだ、喘鳴は残っているが

……喘鳴というのは

  俗にいう、喘息患者ののどが

  ヒューヒュー、ぜーぜーと音を立てる、あれのことだ

  気道が狭くなつているので

  笛が音を立てるのと同じ原理で

  のどが鳴ってしまうのだ……


あと数時間

今日の寒さと

明日の、急激な温かさを乗り切れば

この喘鳴も終わるだろう

そうしたら、ルピシアだ


紅茶とフェスがあるのだ

楽しいことなど

ちょっと探せば、ゴロゴロ転がっている

元気になって、楽しみを

拾いに行かなくては、もったいないではないか


まだまだ、頑張れるぞ!!




2024年10月8日火曜日

体調絶不調・どうか発作がでませんように

 私の住んでいる関東地方では

昨日と今日で、すっかり気温が変わった

昨日は、とにかく暑く

日当たりのよい私のオフィスでは

クーラーのお世話になったものの

それでもまだまだ

仕事帰りには、冷たい麦茶を

何杯かあおったものだった


今日は、打って変わって

半袖など着ていたら

間違いなく風邪をひくだろう、という寒さだ

タンスの奥から、トレーナーを引っ張り出し

押し入れの奥底から、毛布も出し

とにかく、温かく、体をいたわろうと思う


というのも

私には、喘息の持病があるからだ


もともと喘息は

季節の変わり目に、発作が出やすいが

それだけではない

気温の変化に、とても弱い

一日に十度以上の寒暖差があると

まず、何かではかったように

デジタル式に、発作が起きてくる


強い薬で止めようと思えば止められるのだが

強ければ強いほど、副作用も強い

特に、私の場合はジンマシンが出る

しかも、内臓にだ


こういう時は、一人暮らしというのは

何とも、心細い

父と同居していたときには

いざとなれば、父の部屋に行き

ぶっ倒れていれば

父が救急車を呼んでくれるだろう、という

安心感はあったのだが

父を見送って以来、完全に一人だ

救急車は、自分で呼ばなくてはいけない


だが、喘息の発作というのは

気道が極端に狭くなっている

つまり、ずっと首を絞められているようなもので

わずかに息ができるだけ

おかげで窒息せずにいられる、という状態なのだ

とうてい、会話などできた状態ではない

119番に電話をしたとしても

住所を伝えることができない


だが、不安に思えば思うほど

発作がひどくなる傾向もある

なので

ここは、すっぱりと割り切るしかあるまい


夜中に発作が出て

呼吸困難になったら

ジンマシンが出てもいいので

強い薬で発作を止める

止まっている間に、タクシーを呼んで

救急病院に送ってもらう

ジンマシンの処置は、病院についてから

丁寧にやってもらえばいい

ジンマシンで死ぬことはないのだから


肝をすえたら、少し気持ちも落ち着いた

今夜さえ乗り切れれば、まあ、なんとかなりそうだ

こんなことなら

いつ、暖房をつけてもいいように

エアコンの掃除は早めにやっておくのだった


もし、今夜をなんとか持ち越せたら

明日は、必ずエアコンの掃除をすることにしよう


どうか、うまくいきますように

どうか、発作がでませんように





2024年10月7日月曜日

「ご自愛」しかない生活・一人暮らしシニアの極楽生活

 NHKの朝の番組

朝ドラが終わってすぐの時間帯に

「アサイチ」という情報バラエティーがある

この特集が、案外と面白いものが多く

ちょくちょく、ビデオにとっているのだが


今日の特集は「ご自愛」

つまり、自分で自分をいたわって

幸せに過ごす方法

「あなた流を教えてください」

というようなものだった


一通り、ビデオを見終わった感想としては

「一人暮らしシニアは、極楽だ」


というのも

一人暮らしなので、誰かのために

時間や労力を取られることがない

とりわけ、介護がない


番組の中では

認知症のある、親の介護をしている人の

VTRが映ったが

これは、相当に苦しそうだった

番組が紹介した人は

それでも、「ご自愛」を実践していた


その人は、近所のスーパーで

300円以内、と決めて、タコを買い

丁寧に下処理をして

自宅でたこ焼きを作ること

認知症で、噛むことのできない親のためには

具を入れないたこ焼きを作り

フードプロセッサーですりつぶして

食べられるようにしている、と紹介されていたが

私には、とてもではないが、真似できないと思った

ひたすら、頭の下がる思いで見ていた


一人暮らしシニアには、この苦労が無い

……ちなみに、私は両親を見送っている

  父は、いわゆる「ピンピンコロリ」で

  頭脳は、最期の時まで、私よりもクリアーだった

  自分の最期は自宅で迎えたいという希望だったので

  退院し、自宅で療養し

  そのまま、自室のベッドで眠りについた

  なので、私はほんの1週間ほど

  介護、というよりも「ナンチャッテ介護」を

  したようなもので

  まるで、父が、父の死後に「私は何もしなかった」と

  自分を責めることのないように

  少しだけ、介護の真似事をさせておくか、と

  考えていたような感じがした……


家族の食事を用意する必要もなければ

朝、何度起こしても起きてこない家族に

イライラすることもない

夕食も

作りたければ、自分で作るが

面倒なら、帰宅途中に外食するのも自由だ


仕事がなければ

寝る時間、起きる時間も好き放題

見たいテレビを見るのも

少しくらいは勉強をしてみても

ジムに通ってみても

月の予算の範囲内ならば

なんの問題も無い


しばられるのは、月々の予算と

出勤、退勤の時刻だけ

あとは、完全に自由だ

「ご自愛」のある生活、どころではない

生活全体が、自分好みにアレンジできる

「ご自愛」しかない毎日だ


おまけに

私は、月に2千円から3千円の範囲で

「自分のご機嫌を取る」

費用を使っている

すると、毎月一つずつ

自分の好きなものが増えていくわけだ


例えば

ジェットストリームのCD・二枚組

ジムで着るTシャツ・アディダスブランド

ロイヤルコペンハーゲンの小物入れ・古物屋で購入

江戸切子のグラス・B級品

ダロワイヨのマカロン・B級品

神戸のラスク・半額フェア


好きなものが、どんどん増えていく

好きなものを使う、幸せな時間も

どんどん増えていく


そのうえ

一人暮らしをしていると

嫌な人と、付き合わずに済む


例えば、嫌な親戚だ

この先、私の葬式に来てもらうくらいしか

付き合いたくはない、と思うような親戚なら

付き合いも、フェードアウトしたとしても

誰も、咎める人はいない


職場もそうだ

これは、どうしても顔を突き合わせないと

いけないかもしれないのだが

この人間関係も、かなり薄まってくる


役職定年になっているので

いわゆる「出世競争」など、過去も過去

決して戻らない世界だ

こうなると、社内には誰一人「ライバル」がいなくなる

同期もそうだ

年金額などには差が出るかもしれないが

再就職も、天下りができるような立場ではない

実力で、職を探して、見つけていく

ライバル、というより、戦友

情報交換仲間、という色彩の方が

ずっと濃くなってくる


どうしても離れられないのは

職場の「教育係」だけだろう

と言っても、シニア層が教育するわけではない

完全に、逆だ

新人や、平社員がやっているような事務は

確かに、入社直後にやってはいたものの

現在では、すっかり電子化されているので

根本から、やり方が変わっている

若い同僚に先生になってもらい、やり方を教えてもらう

それが、役職定年後のシニアの立場になる


こうした同僚たちは、ほとんどが、かなり年下だ

ありがたいことに、年齢差のおかげで

そこそこの距離を保っていられる

昔の人は良く言ったもので

「君子の交わりは淡くして水のごとし」

この典型例になってくるのだ


距離感が近すぎると、どうしても

くだらない感情的な藩閥も出てくるだろうが

たがいに、敬語をつかい、「サン」で呼び合う

昼食は別、酒の席は無しだが

昼休み終了前のコーヒーくらいは

自席で一緒に飲み

数分の世間話くらいはする

朝晩、笑顔で挨拶のできるという

職場での人間関係の距離感が

私にとっては、非常に心地よい


まさに、一人暮らしシニアこそ

ストレスフリーの理想の人生

自分が倒れた時に、見つけてもらえるように

病院に運んでもらえるように、という

部分だけをきちんとしておけば

最高のライフスタイルだと

私は思っているのだが、いかがだろうか




2024年10月6日日曜日

これは超便利・ノンフライクッカー

 私が、今年の自分の誕生日に

自分に贈ったプレゼントは

1人用の、小型ノンフライクッカー

5000円也だった


ノンフライクッカーというのは

文字通り

油を使わずに揚げ物を作れる調理家電だ

揚げ物、というのは正確ではない

ポット式の機械の内部ポケットに

食材を入れておくと

熱風が起きて、食材を油で揚げたような

食感にしてくれる、ということだ


外はカリッと、中はふんわりと

コツはいろいろありそうだが


現在、作ったものは、たいてい大成功をしている

一番簡単なのは、フライドポテトだ

単にジャガイモの皮をむき

スティック状に切り

天ぷら油でも、サラダオイルでも、オリーブオイルでも

とにかく、油を絡めておく

余熱したクッカーに入れて

200度で10分、中身のジャガイモを裏返して2分

これで、ジャガイモ1個分のフライドポテト・油無しが

簡単に出来上がりだ

電気代を入れても、80円くらいの実費だろう


感激ものだったのが、ナスの揚げびたし

まず、ナス1個を一口大の乱切りにして

切ったナスに油を絡めておく

ナスは油と相性が良いので

ただ切っただけの、生のナスでも

十分、油を吸ってくれる

これを、クッカーの中に入れ

180度で8分、ナスを裏返して2分

これで、ナスの素揚げの出来上がりだ

これを、めんつゆにつけておくだけだ

私は、市販品よりもずっとおいしいと思った


揚げ出し豆腐もできる

豆腐は、水切りをした後で

1丁を、16分の1くらいに切る

分厚いので、厚みも半分にした方がいいと思う

これに、片栗粉をまぶしつけ

あれば、オイルスプレー機で油を霧吹き

無ければ、スプーンで上と横に油を塗る

200度で10分、裏返して6分

これで、豆腐にはちょうど良く、衣もつくので

このまま、めんつゆに浸しておくだけだ


買うときには、すぐに飽きてしまわないか

買っても結局、押し入れの肥やしにならないか

その点を一番心配したのだか

それどころか

非常に便利な調理家電として

毎日、酷使されている


今後、大活躍しそうなのは

朝の弁当作りの時だ

クッカーにかけて10分くらい

放っておけるのが、ありがたい

サクサクの揚げ物風で、油がないので

弁当に入れても、油が染み出すという

あの、恐怖体験をしなくてすむ

さすがに、めんつゆは使えないが

揚げ物同様に、塩で食べればよさそうだ


明日あたりは、唐揚げか、メンチカツなど

弁当のメインのおかずになりそうなものに

チャレンジしてみようかと思っている

うまくいけば、儲けものだ

弁当のQOLが爆上がり間違いなし


誕生日のプレゼントが

これほど、大当たりなのも珍しい

どうやら、今年は「何か持っている」年らしい、と

一人でニンマリとしている





2024年10月5日土曜日

65歳以降の再就職・学校関連

 今日、Xのトレンドワードを見ていたら

「このままでは学校があぶない」

というのが入っていた


私の正直な感想は

「何をいまさら」だ

学校の先生の数がどんどん減っている

退職者が多い上に、なり手がいない

すでに、四千人以上の欠員がいるが

補充できる当てがない

このままでは、公教育が崩壊する

そんなことは、もう十年近く前から言われてきた


一つには、収入の低さもあるが

一番の原因は、仕事が多すぎることだ

授業は普通に、六時間ある

これに、朝と放課後の部活指導が重なる

給食は生徒と一緒に食べるので

昼休みは、働いているのと同じ

休み時間も休めない


そのうえ、持ち帰り仕事が多い

定期テストの作成、採点

文化祭、体育祭のイベント準備、修学旅行のブランづくり

受験学年の担当に当たれば、内申書書き

これに、学期ごとの進路指導と、三者面談の準備

クレーマー保護者がいれば、その対応


夏休みや冬休みがあるではないか、と

確かに私も、思っていたことがある

だが

これも、たいてい夏には部活の大会がある

野球の甲子園に限らず

体育系の部活はたいていどれも

夏休みは大会シーズンだが

文科系の部活でも

俳句や、演劇、吹奏楽の大会があり

その指導や合宿で

教師は決して「夏休み」にはならないのだそうだ


ここまでひずみが出てきたら、どうするか


私は、おそらく

授業関連、保護者関連以外の業務は

少しずつ、外部に発注していくように

なるのではないかと思っている

現実問題として

特に、東京都と横浜市では

部活を外部の指導員に任せる学校が増えており

サイトで、「部活指導員」を募集している


学校業務でもそうだ

教員免許不要の、学校業務

授業の教材の整備や、教室の準備

印刷や搬送などの事務は

「教育事務」と名付けられ

ほとんどの自治体の教育委員会が

ホームページで求人を出している


こうした仕事の一番のうまみは

まさに、年齢制限がないこと、だ

教員ではないので、教員免許もいらない

仕事の時間は短く、長くて3時間程度

それでいて、社会保険完備だ


部活指導員の求人は

今のところは、サッカーや、テニス、野球など

スポーツのコーチに偏っているようだが

これが一般化してくれば

どこの学校にもある、吹奏楽や、調理部、ダンス部

学校によっては、あるものもある

英会話部や、園芸部、将棋部、囲碁部、華道部

まさに、大人で言えば「カルチャーセンター」だ

50歳くらいから、自分の趣味を磨いて

人に教えられるレベルまでもっていけば

部活指導員の仕事をゲットして

まさに、「好きなことを仕事にする」生活を

手に入れる可能性も出てきた

例えば、マンガ、釣り、陶芸、ヨガ

学校の先生では顧問を仕切れない趣味でも

シニア層なら、対応できるものもかなりあるだろう


ちなみに私は

何としても、何年かかっても

ファイナンシャルプランナー1級に合格して

「ファイナンシャルプランナー部」の部活顧問

また、現在勉強中の

アロマテラピー1級になんとかして合格して

「アロマテラピー部」顧問

このどちらかを狙っている


あと五年のうちに、公教育の分野は

大きく動くだろう、というのが私の予想だ

何か趣味をお持ちの方は

だまされたと思って

あと五年、徹底して磨いてみてはいかがだろうか

それに、もし狙い通りにいかなくても

趣味ざんまいの五年間は

とても楽しいものになるのではないかと思っている








2024年10月4日金曜日

私の寿命はいつまでか・「寿命タイマー」の結果

 同僚から、面白いテストがある、と聞いた

ネットで無料で、すぐにできる

20個くらいの質問に答えると

自分の寿命の尽きる日時が表示される


しかも、いわゆる「お遊び」ではなく

運動はどのくらいするか、たばこは吸うか

食事の好みの味付けはどうか、など

質問がかなり本格的で

ちょっと、健康診断の時に提出する

問診表のようなのだそうだ

しかも、トップページには

「寿命に関するデータから

 厳密に設計したもの」と書いてある


悪趣味なお遊びなら、興味はなかったが

ここまで本格的だと、やってみたくなった

しかも、最後には講評もついていて

自分の生活習慣のどこを、どう直せば

より長寿になるのか、わかるようになっているとのこと


思い立ったが吉日、と

昼休みに、すぐにやってみた

体形や、睡眠時間などの質問に答え

待つこと、しばし

結論は、実にはっきりと

具体的な日時で表示される

私の死亡推定日時は

2051年2月28日、

あと26年と152日だ


ううむ、これでは納得がいかない

90になる前に寿命が来るのでは

どう考えても、短すぎる

当初の計画では、100歳を迎えて

100歳記念に、残った預金と相談して

ちょっと長めの海外旅行に

行く予定だったのだ

それが、90歳にもならないうちに

この世とお別れでは

桜も、紅葉も、まだまだ見足りない


では、どこを修正すればよいか

選択肢を少しいじって、実健してみた

まず、すぐにでもできそうなのが

睡眠時間を6時間から7時間に増やすこと

今、週3回行っているジムを

30分程度で週6回に増やすこと

それだけを修正して、入力してみたら

私の死亡推定日時は、34年154日に

劇的に長くなった

第一目標の、90歳は軽く超える


よし、では、今年の目標はこれで行こう

毎日、7時間眠る

仕事帰りには、家に直行せず

電車を途中下車してジムに向かい

30分だけ運動して帰る


これなら、明日からでも達成できそうだ

しかも、これだけで90歳の壁をこえられるなら

やらない方が、損としうものだ


寿命タイマーのサイトの

URLを、下に貼っておく

青字の部分をクリックすれば

サイトに行きつくようになっている

ただ、一点だけ

これは、サイトにも書かれている注意書きなのだが

不安や、抑うつ、自傷行為を

考えておられる方は

絶対にやらないでください


約束ですよ


寿命タイマー / 死に体診断 - あなたの死亡予定日教えます (arealme.com)




2024年10月3日木曜日

10月スタート・還暦からスタートする語学マスターへの道

 10月、というと

4月の次に、新しいことを始めるシーズンだ

ダイアリーなども、10月はじまりのものが

ちょくちょく売っている

NHKの朝ドラも、新番組が始まる

それに、NHKの語学講座も

10月から、新学期になる


私の誕生日は9月29日だ

丁度、還暦になったタイミングと一致する

何かを始めてみよう、という気になった


できれば、趣味と実益を兼ねて

健康や、認知症の予防、将来の仕事など

何か、未来につながることがいい


しばらく考えた末

NHKのラジオ講座

英語はすこし、大学入試でやり飽きたので

全くほかの、興味のある語学を

始めることにした


語学を選んだ理由は、単純だ

NHKのテキスト代、600円でできること

口を動かして練習するので

定年後、誰とも話さない日が続いても

毎日、陽気にしゃべって暮らせそうなこと

いつかは、海外旅行にも出かけてみたいこと

それに

ささやかながら

観光ガイドの仕事につながる可能性があること


フランス語の発音も、魅力的だ

ドイツ語を勉強して

第9をドイツ語で歌うのも、楽しそうだ

だが

いろいろ迷った末に、私が選んだのは

スペイン語だ


というのも

行きたいところはたくさんあるが

一つ選べ、と言われたら

ガウディの建築物

サグラダ・ファミリア教会を見てみたい

丁度、私が定年刷るころには

教会が完成しているはずだ


それに、スペイン語ができると

ちょっと、特殊な求人がある

志摩にある、テーマパーク

「志摩スペイン村」の

スペイン人ダンサーやシェフの

通訳兼、パレードの時のフロートの運転手

住み込みで働く、半分リゾートバイトのような仕事だ

面白そうな仕事でもあるし

何よりありがたいことに、志摩には温泉もある

帰りに毎日、温泉につかれる

うむ、最高だ


スペイン語は、少しばかりかじったことはあるが

ほとんど、お遊びのレベルだ


還暦をきっかけに

新しい趣味と、認知症予防を兼ねて

スペイン語をスタートしたい

もし、興味のある方がおられたら

コメントを頂けると、幸いだ

「アラカン・スペイン語クラブ」など

一緒に結成しようではないか


目指せ、志摩スペイン村通訳への道!!




2024年10月2日水曜日

おすすめのテレビドラマ・「団地の二人」

 日曜日は、ほとんどテレビづけ、というくらい

楽しみにしている番組が多い

朝の8時からは

「趣味の園芸」「野菜の時間」の

二つ続けて、園芸関連の番組

五時半から始まる「笑点」

大河ドラマ「光る君へ」は

「笑点」の直後の6時から、BSで見ている


夕食を済ませたら

「日曜美術館」の再放送

そして10時からは、私の今期最高のお気に入りドラマ

「団地のふたり」を楽しみにしている


「団地のふたり」は

キョンキョンこと、小泉今日子と小林聡美のダブル主演

だが、二人とも

キラキラしたアイドルや、美人女優には見えない

むしろ、どこにでもいる50代の一般市民だ










ストーリーは、淡々、ほのぼの系だ

この二人は、子どものころから

同じ団地に住んでいる幼馴染で

それぞれ、別の人生を歩み

いろいろあった末に

また、子どものころから住んでいた

同じ団地に戻ってきて

仲の良い友人同士として

なじみの、団地の住人達と一緒に

日々を過ごしている


一話完結型だか

事件、というような、大げさな事件は起きない

とはいえ

扱う内容そのものは、かなり重い

認知症になった親の介護

親は、介護をしている自分の息子のことが

わからなくなっている、という回や

LGBTで一緒に暮らしていたパートナーが

突然、黙っていなくなってしまった

その恋愛相談から始まる

親の事業を継ぐ話など

大げさに、深刻に書こうと思えば

どこまでも悲劇的にまとめられるエピソードなのだが


どれも、決して深刻にはならない

むしろ、「こんなことあるよね、生きてるんだもの」と

言いたげに

さらりと受け流されていく

団地に溶け込めないヤンママも

絶対的なピンチになった時には

いつも、ゴミ出しやら服装やらに

文句をつけてきていた、団地のシニア住人たちが

こぞって、わがことのように助けてくれたりする


もう、とっくになくなってしまった

地域社会のきずなが

恩着せがましくなく、まるで、自然現象のように

ごくあたりまえに、静かに描かれる

思ったようにいかない人生でも

さりげない思いやりと、優しさ

そして、何より、ユーモアという

パステル調に染め上げ

ふわふわと、平和に生きていく

一つの、とてもあたたかな幸せの形を見ているようで

作り物、ドラマとは知りながらも

見てたとは、どこかほっこりとしてくる










団地ではあるが

私には、この団地が

この世にありそうで、どこにもない

理想郷のように見える


脇を固めるのも

橋爪功、由紀さおり、名取裕子、杉本哲太と

かなり豪華メンバーなのも

さすが、NHKだ


あまりに、気に入ったので

ドラマだけではあきたらず

図書館に行って、原作本の予約まで

してきてしまった

だが

やはり、同じことを考える人が多いと見えて

予約が殺到し、半年待ちなのだそうだ


がっかりはしたが

このドラマのファンがそれだけ多いということ

また

あの理想郷を、いいな、と思う人が

それだけ多い、ということだ

残念は、残念ではあるのだが

どこか、うれしい残念だった


だか、半年はあまりに長い

そのうち、もし見つかったら

ブックオフあたりで、買ってしまうかもしれないな、とも

思っている


ちなみに、下に貼っているのは

ドラマ版「団地のふたり」のBGM

楽譜は出ていないので、耳コピで楽譜に落とし

演奏しているのだそうだ

これがまた、ドラマの雰囲気を実に見事に

音楽化した、いい曲だったりする

この曲で特注して

オルゴールでも、作ってもらえないだろうか、と

これは、少し本気で考えている