ファイナンシャルプランナー1級に合格し
浮かれている、というよりは
今まで、勉強の時間を確保するために
ガマンしてきたことを、あれこれと
一度に全部始めているので
とにかく、時間が足りない
一番先にやりたかった、部屋の片づけは
あまりに大量すぎて、なかなか進まず
これは、長期戦の構えにしようかと
思っているところだが
これは、急ぎでやらなくては、というのが
一件あった
「ブックサンタのサンタ申請」だ
何のことやら、わからないと思うので
ざっと解説すると
毎年、この時期に話題になるボランティア活動に
「ブックサンタ」というものがある
経済的に恵まれない家庭の子供たちに
本をプレゼントしよう、という企画だ
「ブックサンタ加盟店」のポスターを
貼ってある書店に行き
本を選んで、レジで料金を払い
受け取るときに
「ブックサンタで」と一言いうと
書店の人が預かって
ブックサンタの事務局に発送してくれる
事務局は、届いた本を
喜んでくれそうな子供たちに持っていく
ただし
12月24日の夜に
サンタのコスで、である
本自体は、まいとし寄付していた
これが、本好きにはたまらなく楽しかったりする
自分が書店に行き
自分の好きな本を、よそ様のお子さんに送り
自分の「推し」を合法的に押し付けることが
できるわけだから
思わず、本を選ぶのにも気合が入る、
というものだ
私はたいてい、自分が昔、好きだった本を
送っている
例えば
「ドリトル先生航海記」
……ドリトル先生シリーズの中で
これが一番面白かった
ついでに言えば、我が初恋の君の
子供のころの愛読書でもあった……
「きまぐれロボット」
……星新一のショートショート集
これは、むさぼり読んだ
思い出の作家さんだ……
「Yの悲劇」
……多分、現在でも世界で最も面白い
推理小説だろうと思う
この犯人の意外さには、度肝を抜かれた……
「関ケ原」
……司馬遼太郎の名作だ
ブックサンタの「子供」は高校生までを
対象としているので
がっつりと読めるものも提供しておいた
私の高校のころの愛読書で
現在に至るまで、何度読んだかわからない……
あとは、気楽な心理テスト集や、おまじない
ドラえもんのひみつ、のような
子供の好きそうな、楽しげなもの
「ミッケ」シリーズのような、ゲームブック
この時期の、楽しみの一つなのだが
24日の、サンタになって配りにいく活動だけは
やったことがなかった
家族がいたときは、やはり
父と二人で、クリスマスの食卓を囲むのが
一番の楽しみだった
その後は、毎年1月、年明けすぐにある
ファイナンシャルプランナーの受験準備で
時間が取れなかった
だが、今年は違う
ブックサンタのボランティア募集の欄から
応募する、のボタンをクリック
ラインのアドレスで登録すると
すぐに返信が来て
実名と連絡先を送信すると
「サンタ講習会」の案内が送られてきた
この活動のサンタさんになるには
そこそこに厳しいルールがある
依頼者のご家庭に行くまでの間は禁煙
渋滞などに巻き込まれないように
公共交通機関を利用する
服は用意してくれるが
靴は自前で、サンタっぽい黒か茶のブーツ、などだ
これを、講習会という形で
全員が共有できるように、みっちり勉強する
わたしには、23日の講習会に召集がかかった
今から、ワクワクが止まらない
これで、今年のクリスマスの予定は決まった
本を渡し終えた後には
サンタのうちあげパーティーもある
普段は、そばーキュリアスなので
酒は飲めるが、飲まないとはいえ
このクリスマスパーティーだけは例外だ
年に一度、酔っぱらわない程度に
痛飲しようと思う
クリスマスイブの夜は
どこかの誰かのサンタになることができる
どこかの子供を喜ばせることができる
考えただけでも、幸せな気分が広がってくる
今から、最高の一日になる予感がしている
いつも思うのだが
「クリスマスが一人なのがつらい」
「一人で食べるチキンはおいしくない」という
ブログやツイッターの投稿を
ちょくちょく見るが
寂しい、つらいというくらいなら
これに限らず、クリスマスのボランティアに
参加してみてはどうだろうか
これは私の持論なのだが
人から「してもらう」「愛される」ことを求めると
主導権は他人が持つことになるので
どうしても、不安定になる
だが
自分が「する」「相手を大切にする」なら
行動するのは、あくまでも自分だ
主導権は、自分にある
それだけで、とても安定する
とくに、独身シニアの方々
ブックサンタの、サンタボランティアは特におすすめだ
シニア男性など、特にサンタにピッタリではないか
さらに言うなら
このボランティアは、かなり歩く
なので、当日にバテてしまわないように
11月くらいから、体力づくりのウォーキングを
しておいた方がいい
ということは
ボランティアといいつつも
体力増進、健康、という
より大きなプレゼントを受け取るのは
ボランティアをする、我々の方、ということになる
事務局のホームページのアドレスは
下のとおりだ
クリックすれば、行きつくようになっている
興味のある方は、ぜひどうぞ
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