2024年11月19日火曜日

シニアに生命保険は必要か

 昨日以来、喘息の発作が出ている

薬が効いているのと

昨日の、ガンと寒くなった一日と比べて

今日は二日目で

体へのショックが少し軽くなったおかげで

外出や出勤はできないが

安静もどき、くらいの感じで

ゆっくりしていれば

なんとか、生活はできている


こういう時は、やることがないので

いろいろと、考えてみる

ただ、考えるネタは要注意だ

妙に、落ち込みやすいことを考えると

気分がダウンしてしまい

余計、発作を悪化させる


こういう時は、単純に

今後のマネー計画などを練り直すのが

一番良いと思っている


で、今日は、

今後の保険のことなどを、いろいろと考えて過ごした


保険といえば、生命保険

自分が死んだときに、保険会社から

保険金が下りる、という

一番、典型的な保険なのだが


あれは、必要ない

バッサリとやめてしまうことにした


というのも

私が死んだときに保険金が下りるのだから

当然、私は使えない

使うのは、私の息子夫婦と、孫ということになる

費用は、私の葬儀代と、火葬代

ということになるのだが


私はそもそも、大掛かりな葬式は

やらなくていい、と思っている

家族だけで、ひっそりと送ってくれればいい

義理で仕方なくやってきて

プロ野球の話で盛り上がるような

儀礼的な葬儀はいらない

通夜も省略、戒名も不要、となると

大体の相場は、火葬代も含めて

だいたい、40万くらいだ

それなら、ちょっと色を付けて50万

懸賞付きの、定期預金に入れておけばいい

これだけは、手を付けずに

私の葬儀代にするように、と

遺言書を書いて、棚の奥にでも放り込んでおく


……コツは、定期預金、というところだ

  定期預金は、解約するには

  銀行に行って、手続きをしなくてはいけない

  当然、印鑑も必要だ

  つまり、銀行の窓口の人に

  顔を覚えられる可能性が高い

  というよりも、銀行の防犯カメラに

  はっきりと映されて、姿形が残される

  ついでに、通帳に指紋も残る

  つまり

  財産を全額、定期預金にしていれば

  それだけで、強盗よけになるのである……


私は、生命保険が必要なのは

まだ、教育費のかかる子供がいて

一家の稼ぎ手に死なれては

路頭に迷う、という時期限定だと思っている


子供が就職したら、生命保険はやめて

その分、シニアの生活防衛に回す

これでよいのではないか、と思っている




2024年11月18日月曜日

わかってはいたが、つらい

 私には、喘息の持病がある

子供のころから、毎年

春と秋、季節の変わり目には

ひどい目にあわされ続けてきた


喘息というのは、咳が止まらなくなるだけではない

気道が細くなるのだ


気道というのは、簡単に言えば、気管のことだ

これが、勝手に狭くなって

空気を通しにくくなってしまう

なので、非常に簡単にいうと

後ろから、生かさず殺さずの強さで

ずっと首を絞め続けられている

努力しなくては、息が吸えない状況

これが、年に数回ある


一時期は、大人になってからは

かなり症状も良くなっており

少し、ゼイゼイいうだけで

なんとかなった時期もあった

ところが

手の施しようもないほど悪化したのが

数年前からだ


喘息は、気温の急激な変化から

発作が起きる

少なくとも、私の場合はそうだ

一日で、気温が十度以上変化すると

もう、体がもたない

まるで悲鳴を上げるように、発作が始まる


今までは、一日で十度変化することなど

ほとんどなかったが

ここ数年、それがちらほらと現れはじめ

特に、おととし以降は

十度変化することなど

ごく普通に起きるようになってきた


昨日と今日、気温は十度以上

差がある

ただ、今回はまだましの方だった

天気予報が、ずっと言っていたので

今週は、有給休暇をあらかじめとっておき

先週のうちに、強めの薬を出してもらい

……副作用があるので

  できれば使いたくはないのだが

  首を絞められるような感覚よりは

  はるかにマシなので

  現在、この薬のお世話になっている……

養生中心、安静中心で

とにかく、この数日を乗り切ろうと思っている


発作が収まったら

薔薇園に遊びに行ったときに買い込んだ

ローズウォーター入りの、ローズサイダーを

キンキンに冷やして

ふろ上がりに、一気飲みしよう

……発作の最中は

  息を止めて何かを飲むことはできないので

  一気飲み、ラッパ飲みは

  私にとっては、健康の象徴だ……

隣町のラーメン屋に行って

アツアツを、ずるずるとすするのもいい

それから、愛猫と一緒に

くたびれ果てるまで

追いかけっこをして、遊ぼう


この頃は、コロナも収まっているので

電話一本かければ、救急車も来てくれる

だから、大丈夫だ

確かに、楽ではないが

ブログを書くだけの、気力も体力もある

だから

うん、きっと

きっと、大丈夫だ








2024年11月17日日曜日

銀行から柿がひと箱、届いた話


今年も、もうそろそろ

届くころだと思っていた

銀行から、というか、正確には

信用金庫から、なのだが

柿がひと箱、とどいたところだ







タイミングよく、日曜の午前中

しかも、一つはちょうど食べごろになっていたので

昼食と夕食に半分ずつ

おいしくいただいた









柿は、皮をむいてそのまま食べても

なかなか美味だが

私は、甘さを控えめに

生クリームを泡立てて

8等分した柿を、さらに半分に横から切って

かき氷カップのような

ちょっと洒落たガラスの器に並べた上から

生クリームをどさりとかけた

「柿パフェ」にして食べるのが

一番好きだ

生クリームにとてもよくあって

柿とは到底思えない味わいになる


だが、柿の食べ方よりも先に

なぜ、銀行が私ごときに

こんなに立派な柿を送ってくるのか

その種明かしをした方がよさそうだ


もちろん、多額の預金を持つていたり

銀行の大株主だったりするわけではない

だが

毎月、11万で生活するシミュレーションをしているので

ボーナスは全く手つかず

給料も、11万をこえたぶんは

手を付けずに、預金に回している

その受け皿として、ちょっと変わった定期預金を選んでいる

というだけなのだ


その定期預金は

五年以内に、決まった額を積み立てて

100万円をめざそう、という預金で

題して「夢付き定期」

城南信用金庫で取り扱っている

これを契約すると

何か一つ、プレゼントを選ぶことができる

私の柿も、その一つだ


プレゼントは、6種類くらいあり

入会月によって、内容は毎月変わる

11月に入会すると、くだものなら

リンゴ、キウイ、

野菜なら

ジャガイモ、サツマイモ

ほかに、壺だし新茶、そば、梅干しなどから選べる


私が入会するのは、毎年12月だ

柿がプレゼントになるのは

12月だけ、ということに加えて

冬のボーナスを、まるまる預けてしまうので

都合が良いからだ


私は、株や投資信託など

投資系は一切やらず

銀行貯金一本なのだが

貯金の利子は、ひどく低い

だが、銀行もそのあたりは良く分かっていて

特別なプレゼントなどをつける

いわば、QOLをアップする預金を

作っている銀行が

特に、信用金庫には多いように思える


ほかにも、私はやってはいないが

宝くじを送ってもらえる口座

懸賞で宝塚の舞台観劇が当たる口座など

案外と、盛りだくさんだ


金利以外のお楽しみに興味のある方には

ぜひ、おすすめだ



2024年11月16日土曜日

兵庫県知事選・海外移住も本気で考えた方がいいかも

 いよいよ、明日に迫った

兵庫県知事選

この選挙戦を見ていて

場合によっては、今までの

「老後の生活の予定」をオールリセットして

本気で海外移住を

考えた方が良いような気がしてきた


この選挙は、異常だ

私は関東に住んでいて、兵庫県には

選挙権がないので

どの候補がいいと思う、というような

発言は避けようと思っているのだが

それとはまったく別のレベルで

「民主主義」が崩壊して「衆愚政治」になりかけている


選挙活動が、とにかく異様なのだ

最初は、兵庫県とは全く関係のない立花孝志が

デマを拡散して

選挙をひっかきまわしたことから始まった


前知事が、百条委員会でパワハラを認め

議員の全員一致で、失職

その大きな理由に

パワハラで、職員を二人も自死に追い込んだこと

業者におねだりをしたことなどが

あげられていた

業者は、おねだりをされたことを認め

業者から献上させた家具が、庁舎に備え付けられていた


それが、立花孝志が始めたのが

自死した職員さんへの個人攻撃

それが、内容がどんどん変わっていき

最初は、職員さんは不倫をしていた

次に、職員さんは不同意性交をした

……つまり、強姦魔だと言い出したわけだ……

それから、職員さんは犯罪者だといい

今は、職員さんはテロリストだと言っている

証拠があるのなら、まだいい

証拠がなくても、真実なら、まだいいだろう

だか、これが全くのデマだ

本人も、デマだと認めている

最初は、証拠はある

元副知事から、証拠を見せてもらったと

言っていたが

なんと、その元副知事が

それは嘘だ、私は立花氏とは会ったこともない、といい

立花孝志自身が、嘘でした、と白状した

嘘も方便だ、大目に見てくれ、というのだが

これは、公職選挙法違反にならないのか、と思う


強姦の話は、もっとひどい

犯罪の嫌疑があるなら

当然、警察が動くだろう

それが、その気配すらないことも

デマだから、なのだが

立花孝志が、亡くなった職員さんを

強姦魔だといった理由は

職員さんの顔が不細工だ

この顔では、不倫などできるわけがない

強姦したに違いない、という

めまいのしそうな理由だった


ほかにも

特定陣営の候補の支援者ばかりが

すでに7名

暴力行為で逮捕されている

普通の選挙では、選挙違反での逮捕はあっても

対立候補の支持者の首を絞めようとして

暴力沙汰で逮捕されるなど

聞いたこともない

それでいて、その候補は

暴力はやめましょう、と呼びかけるでもなく

知らん顔で、続けさせている


それに、私がどうしても引っかかるのは

野球のチームの優勝パレードに関して

地方銀行に補助金という名目で

公金を貸出し

寄付という名目でキックバックさせるという

違法な公金の扱いだ

私は、これが一番悪質な疑惑だと思う

職員さんが二人もなくなったのは、

確かに痛ましいことであり

それに関して、元凶から謝罪の一言もないのには

少し、思うところもないではないのだが

これは、あくまでも「民事」だ

牢屋に入るような性質のものではない

だが

公金の不正支出は「背任罪」という

犯罪の可能性が高い

事実、すでに刑事告発も受けている

場合によっては、牢屋に入ることになる事案だ

こちらの方こそ

釈明はないのか、と思うのだが

その候補と、支援者の話は

職員さんを非難するものばかりで

公金の話は、忘れたように一言も触れられない


自分の当選を目標にせず

他の候補を応援するために立候補する、というのも

実にひどいと思う

このやり口が通用するなら

今後、供託金を払える金持ちは

自分の応援のための候補をどんどん立候補させて

事実上、無制限の選挙を

金で買うことができるようになるからだ


さらに、特定の候補を

統一教会が支援している

今では、隠す気もなくなったらしく

統一教会が、堂々と公表している


デマと、暴力と、カルトと、死人に口なしの侮辱や名誉棄損

面白半分なのか、本当にデマを信じてのことなのかは

私にはわからないが

もし兵庫県の有権者の多数派がこの候補に投票し

この候補が勝ったら

あまり、考えたくないことが起きると思う


これで選挙に勝った、という実績ができれば

この方法が

「こうすれば選挙に勝てる」という

ロールモデルになるだろう

つまり

この方法が

「負けそうだった選挙に逆転勝利できた

 効果的な方法」として

ほかの選挙区に広まり

今後は、全国の選挙区で同じことが起きるだろう


私の選挙区でも

無責任なインフルエンサーが

特定個人を集中して個人攻撃をし

おかしいではないか、といえば殴りかかり

統一教会から人を送り込まれ

ネットではデマが拡散され

何が真実かわからないままに

選挙だけが行われ

結局、統一教会に都合のいい候補が

当選することになるのだろう


これが、日本の各選挙区で行われたら

統一教会に有利な政策ばかりが進んでいく

……現在も、その気配はかなり濃厚だろう

  その証拠に

  今年の秋に出す、と言っていた

  統一教会の解散命令はどうなった?

  今では、マスコミをはじめ、ほとんど誰も

  解散命令に触れることすら

  していないではないか?……

役立たずの『こども家庭庁」のような役所ばかりが

どんどん作られて

ろくな経済政策も取れなくなるだろうし

高齢化対策をまともにやってくれるとは思えない


と、なると

いざとなったら海外移住、は

一つの選択してして

最後の手段として

考えるくらいは、しておいた方が

よさそうな気がしてきた


ちなみに、これは完全に「たまたま」なのだが

私が今、勉強しているスペイン語には

DELEと言われる、スペイン政府による

スペイン語検定がある

この検定が、なんと、スペインに帰化するときの

条件の一つ、ともなっている

いままでは、ふぅん、そうなんだ、という程度の

興味でしかなかったのが

なんだか、妙な現実味を帯びてきている


ついでに、どうでもいいミニ情報だが

スペインでは、医療が完全に無料だ

年齢、性別など一切関係なく、無料なのである

なので

NHKスペイン語講座のアシスタントの先生は

日本に来て、一番驚いたこと、は

「お医者さんに行って、お金を払うこと」

「今でも、病院の支払機には慣れない」と言っていた

NHKの放送の、ミニトークコーナーで言っていたので

絶対に、嘘ではあるまい

となると、少し考え込みたくもなってくる


おあとがよろしいようで





2024年11月15日金曜日

「孤独死とか、どうしますか」と聞かれたので「もう手は打ってあります」と答えた話

私の職場は、かなり働きやすい

特に、役職定年になってから

シニア仲間が、みな、ざっくばらんに

生活の悩みなどを相談しあうようになってから

ちょっとした、情報交換センターのようになっており

その点でも、非常に役に立ち

ありがたい限りだ


今日は、突然

「つかぬことを伺いますが」と声をかけられた

他のフロアーの、ほとんど接触のなかった部署で

働いていた人で

それもあり、あまり話し他ことのない人なので

ちょっと意外に思いながら

はい、私でお役にたてれば、と答えた

その人が、いかにも深刻そうに見えたからだ

これは、何かある、と直感的に思った

その人は、ちょっと言いにくそうに

しばらく、もごもごしていたが


「おひとり暮らしだと伺いましたが

 万一の時のこととか、どう考えておられます?」


いきなり、核心に踏み込んできたな、と思った

だが、この人が思っているよりも

話はずっと単純だ

気を悪くしないでくださいね、と

おずおずと謝ってくれたのだが

謝ってもらうほどのことでもない

自分でも、そのリスクは十分にわかっている


なので、私の答えは

「もう、手は打ってあります

 今は、その手のサービスは花盛りですよ」


本当に、この手のサービスは各種取り揃えてあり

いろいろな業界が参入している

1人暮らしシニアのすることは、財布と相談しながら

必要なサービスを選んで、契約するだけだ


たとえば

自宅から、一時間くらいの距離に子供が住んでいて

すぐに来られる状況ならば

「電話サービス」を選べばよい

これは、何か異常があれば

業者が子供に連絡してくれる、というサービスだ

一番有名なものは、

沸騰ポットと業者がつながっており

一日に一度も沸騰ポットを使わないと

「何か、異変がありましたよ」と

子供に連絡してくれるというサービス

これが、いわば「草分け」だったが

今では、宅配の弁当業者や、牛乳配達業者

それに

郵便局までやっている

郵便局のものは、特に格安で

一月、千円もしない

毎日、自動音声で電話がかかってきて

対応しないと、子供に連絡してくれる、というものだ

ほかにも、宅配業者なども

参入しているようだ


このタイプのサービスは、一番費用が安い

だが、私には向かない

というのも、私は関東に住んでいて

息子は、大阪でフルタイムの勤務をしている

来られるとすれば、週末だが

週末にも、出勤のことがある


私の希望は

何かがあった、異変が起きている、と分かった時には

ガードマンが駆けつけてくれる、というタイプのものだ

いわゆる「高齢者見守りサービス」

ということになるのだが


これは、ホームサービスの業者なら

どこでも、確実に扱っている

いわば「ドル箱」のようなサービスのようだが

早い話が、値段が高い

たいていのサービスが、

高齢者が、突然具合が悪くなった時に

業者に連絡する、非常用ボタンや

医療相談がくみこまれたサービスになっている

だが、私はまだ、自力で119番に電話するくらいの

余力はあると思う

見守りや、非常用ボタンは、あと20年くらい先でもよさそうだ


緊急呼び出しと、医療相談はなし

その分、値段は下げてほしい

丸一日、部屋の中を歩いていなかったら

どこかで倒れている可能性あり、と判断して

プロが様子を見に来てくれる

ぶっ倒れていたら、救急車まで呼んでくれる、という

サービスはないものか

費用は、月に3千円ていどで済ませたい、と思い

随分と探し回った


予算は少しオーバーしたが

ちょうどよい業者を、運よく見つけることができ

現在は、そこと契約している

年に約4万の出費だが

まあ、この程度なら妥協線だろう

少なくとも、これで

1人暮らしをしていても

孤独死の果てに、何週間も遺体が発見されない、という

あの、悲惨な状況を逃れられるなら

額としても、リーズナブルだろうと思う


なので

シニア向けのサービスというのは

案外、発達しているけれども

どうしても、「万が一の時」の関連になるので

あまり広告がしにくいらしく

かなり、積極的に情報を取りにいかないと

置いてきぼりにされやすいですよ、と話した

そしてついでに一言

シニアにとっては

ある程度の安心や、安全は、お金で買えるのですよ、と

身も蓋もないことを付け加えた




2024年11月14日木曜日

定年後の仕事探しについて・私の場合

 ファイナンシャルプランナー1級

合格を祝ってくださるメッセージを

いくつかいただきました

心より感謝いたします

それと同時に、

定年後の仕事探しのために

ファイナンシャルプランナーを受験したと

書いていたけれど

そもそも、定年後の仕事探しはどうすればいいのか

全く、見当がつかない

何か、アドバイスをほしい、というメールも

かなりたくさんいただいた


なので、今回は

あくまで、私のケースではあるけれども

定年後の仕事探しプランについて

少し、書いてみようと思う


何事もそうだとは思うのだが

時間ギリギリに、慌てて何かをしても

あまり、うまくはいかない

時間をかけて、少しずつつ

こなしていくのがベストだと思う


なので

私は、職場で「定年後の生活研修」

俗称「ジジババ研修」の案内が来た時から

再就職計画をスタートさせた

私の職場では、55歳でこの案内が来る

なので、ちょうど5年前、ということになる


多くの週刊誌や、雑誌の記事を見てみると

「自分に何ができるのか

 自分の能力の棚卸をするとよい」と

書いてはあるけれど

自分自身を見たとき、当時の自分には

あまり、売り物になりそうなものが

無いように思えた


そこで、考えた

当時、私は55歳だったので

定年の62歳までは、7年間ある

7年といえば、幼稚園の年長さんが

小学校を卒業するまでの年数だ

その気になれば、

案外と、大きなこともできそうな気がした


それで、研修を受けたその足で

通勤経路にある、一番大きな書店に行って

資格試験のコーナーを見てみた

宅建と、行政書士だけは

大学時代にとっていたが

どちらも、実際の仕事には結びつかなかった

宅建は、不動産会社の営業には

必要不可欠かもしれないが

私は、自動車の運転免許がないので

不動産営業は、絶対にできない

でも、せっかくなので

この、両者の資格が生きるところは

ないものだろうか、と考えて

「資格試験予備校の講師か、教材担当者」と

思いついたわけだ

あとは、勉強さえすればよかった


「自分に何ができるか」に関しては

現在時点で考えない方がよいと思う

芳香性だけ、ざっくりと決まれば

それでよいと思う

具体的には、体力を生かしたい、とか

物を作りたい、とか

何かを教えたい、とか

フード系がいい、とか

その程度で十分だと、私は思っている


方向性が定まったら

その方向にある仕事を

ありったけ、見つけてみる

ただ、これは就職サイトではなく

実際に足を運んでみたり

ネットでも、具体的な店舗で

探してみた方がよいと思う


そして、「再就職用・仕事候補」は

難易度別に、7個くらいは

目をつけておいた方がよいと思う

ごく簡単なものから

数年間の準備が必要なものまで

定年退職という、ゴールの決まった時期までに

自分にどれだけの力がつけられるか

その、力の付き次第で

実力にあった職場を狙うのが

一番だと思う


たとえば

私は、資格試験系のほかにも

スペイン語を磨いて

スペイン語を使って働ける職場もいいな、と思っていた

スペイン語の求人は、多くはないが

特殊技能なので、必ずある

簡単なレベルからいくと

スペイン料理店のホール兼、簡単な通訳

皇居の観光ガイド

……これは、あらかじめ決まった文章を覚えて

  それを、決まった場所で話す、という

  音声ガイドのような仕事だ

  やってみたい、とは思ったが

  仕事の回数が少なく、月に一度か二度しかない……

伊勢志摩スペイン村の通訳兼、フロート運転手

外務省在外公館勤務

日本企業のメキシコ支店の通訳

法廷通訳

大使館勤務、と

探せば、いろいろとある

7年間勉強して、身に着いた実力に見合ったところに

応募すれは良いのではないか、と思っている


ちなみに

私の場合は、方向性も

3通り用意した

資格予備校の教材づくり、が

今のところ一番有力だが

スペイン語と、アロマテラピーも

次点として、用意してある

アロマテラピーは、営業力があれば

サロンなども開ける資格ではあるが

私には、それほどの気力もないので

講師職を考えている

と言っても、講師にもレベルがあり

カルチャーセンターなどに食い込むのは

なかなか難しくはあるが

私の近所にある、老人福祉会館では

毎年、アロマテラピーの講座があり

「冷え性知らずのバスボム」や

「花粉症が楽になるアロマキャンドル」などの

講座が受けられる

私が狙っているのは

こうした、ささやか系の講座の方だ


さらに、もう一つ

新卒や、第二新卒の人が狙わないような条件

つまり

二年契約程度の、期間職員を狙うのが

コツではないかと思っている

能力は低くても、若くて元気な人を雇いたいと思う職場は

少なくないだろうと思うからだ


ただ、私はまだ

現在の仕事を退職しているわけではないので

定年後の仕事探し、と言っても

実際に、就職活動をしているわけではない

その点は、ご容赦いただいて

少々、割り引いて聞いていただきたいとも思っている











2024年11月13日水曜日

気になる今年の福袋

 11月も10日を過ぎると

気になってくるのが、福袋だ

福袋など、年が明けてから

1月2日か、3日に買いに行くものではないのか

新年の風物詩だろう、と言われそうだが


それでは、甘い

人気の福袋は、ネットで公開されてから

ほんの数日で売り切れることが多い

だが

これも、福袋あるあるなのだが

さほどほしくないものまで

パック詰めされていることが多く

いくらお買い得でも、これはなぁ、と

思うものもある


なので、そろそろ今くらいから

どこの福袋を買おうか

予約をしようか、やめようか

楽しく頭を悩ませることになるのだが


まず

デパートのものは、手を出さないようにしている

確かに、お買い得なのだ

お買い得ではあるのだが

2万5千円相当が、1万8千円になっていても

私には、到底手が出せない

見ていると、つい欲しくなってしまうので

一切、見ないでアウトにしている


アパレル系も、手を出さない

サイズ違いや、好みの色でない場合など

いくら値引きされていても

いらないものは、いらない


結局、チェックをするもの

実際に買うのも、食品系になってくる

ある程度、日持ちのするもの

いかにも縁起がよさそうで

新しい年には、何かいいことが起こりそうだ、と

心ときめきするもの

それでいて、好みの品だけがはいっているもの

お徳用クーポンがついていれば、なお良い


となると


昨年、というか、今年の正月に買ったものは


① 築地銀だこ

  ここは、たこ焼き屋サンなので

  当然、たこ焼きの引換券

  それに加えて、タコ飯のもと

  得点スタンプなどが付く

  休日に良く行くショッピングモールのフードコートに

  銀だこが入っているので

  買い物帰りに、よく食べることもあり

  ここの福袋は、毎年リピーターになっている


② メリーチョコレート

  チョコレートの福袋は、一つ欲しいところだ

  ブランドはいろいろとあるのだが

  例えば、ゴディバは

  チョコレートだけではなく、クッキーやアイスクリームが

  セットになっている

  ゴディバは、確かにチョコレートは美味だが

  クッキーなら、私は六花亭の方が好みだ

  好きではないクッキーに、金は払いたくない

  モロゾフも、確かクッキーが入っていたように思う

  メリーは、完全な「チョコだけ福袋」

  なかなかの貴重袋(?)で、お気に入りだ

  


③伊藤園

 ここは、緑茶と紅茶、縁起物の干支飾りなど

 いろいろとセットになっているが

 実は、私が一番魅力を感じているのは

 中身のお茶類よりも

 それを全部入れてある、缶なのだ

 紅茶専門店に行くと

 カウンターに、ずらりと並べてある

 紅茶を入れる、大きな缶

 あれに入っている

 この缶は、密閉でき、湿気を遮断するので

 かなり便利で

 私は、ルピシアのグランマルシェで買い込んだ

 半年分の紅茶の保存に始まって

 使いかけの小麦粉、片栗粉、コーンスターチなどは

 この空き缶に入れて保存している

 なかなか、オシャレな缶なので

 キッチンの収納も、きれいになり

 お気に入りだったりする


今年も、この三点は必ずチェックするが

それ以外にも、面白そうなものはないか

この頃は、「体験チケット」が人気のようだが

一度やってみたいと思っている

乗馬や、カヌーの体験レッスン福袋など、ないものかと

あれこれ探してみようと思っている


今年も、もうあとひと月ちょっと

あまりに早く過ぎていく毎日を

大事に、いとおしんで、暮らしていこうと思っている




2024年11月12日火曜日

今年のクリスマスの予定を決定・最高の一日になる予感

 ファイナンシャルプランナー1級に合格し

浮かれている、というよりは

今まで、勉強の時間を確保するために

ガマンしてきたことを、あれこれと

一度に全部始めているので

とにかく、時間が足りない


一番先にやりたかった、部屋の片づけは

あまりに大量すぎて、なかなか進まず

これは、長期戦の構えにしようかと

思っているところだが


これは、急ぎでやらなくては、というのが

一件あった

「ブックサンタのサンタ申請」だ


何のことやら、わからないと思うので

ざっと解説すると

毎年、この時期に話題になるボランティア活動に

「ブックサンタ」というものがある

経済的に恵まれない家庭の子供たちに

本をプレゼントしよう、という企画だ

「ブックサンタ加盟店」のポスターを

貼ってある書店に行き

本を選んで、レジで料金を払い

受け取るときに

「ブックサンタで」と一言いうと

書店の人が預かって

ブックサンタの事務局に発送してくれる

事務局は、届いた本を

喜んでくれそうな子供たちに持っていく

ただし

12月24日の夜に

サンタのコスで、である











本自体は、まいとし寄付していた

これが、本好きにはたまらなく楽しかったりする

自分が書店に行き

自分の好きな本を、よそ様のお子さんに送り

自分の「推し」を合法的に押し付けることが

できるわけだから

思わず、本を選ぶのにも気合が入る、

というものだ


私はたいてい、自分が昔、好きだった本を

送っている

例えば

「ドリトル先生航海記」

……ドリトル先生シリーズの中で

  これが一番面白かった

  ついでに言えば、我が初恋の君の

  子供のころの愛読書でもあった……


「きまぐれロボット」

……星新一のショートショート集  

  これは、むさぼり読んだ

  思い出の作家さんだ……


「Yの悲劇」

……多分、現在でも世界で最も面白い

  推理小説だろうと思う

  この犯人の意外さには、度肝を抜かれた……


「関ケ原」

……司馬遼太郎の名作だ

  ブックサンタの「子供」は高校生までを

  対象としているので

  がっつりと読めるものも提供しておいた

  私の高校のころの愛読書で

  現在に至るまで、何度読んだかわからない……


あとは、気楽な心理テスト集や、おまじない

ドラえもんのひみつ、のような

子供の好きそうな、楽しげなもの

「ミッケ」シリーズのような、ゲームブック

この時期の、楽しみの一つなのだが















24日の、サンタになって配りにいく活動だけは

やったことがなかった

家族がいたときは、やはり

父と二人で、クリスマスの食卓を囲むのが

一番の楽しみだった

その後は、毎年1月、年明けすぐにある

ファイナンシャルプランナーの受験準備で

時間が取れなかった


だが、今年は違う

ブックサンタのボランティア募集の欄から

応募する、のボタンをクリック

ラインのアドレスで登録すると

すぐに返信が来て

実名と連絡先を送信すると

「サンタ講習会」の案内が送られてきた


この活動のサンタさんになるには

そこそこに厳しいルールがある

依頼者のご家庭に行くまでの間は禁煙

渋滞などに巻き込まれないように

公共交通機関を利用する

服は用意してくれるが

靴は自前で、サンタっぽい黒か茶のブーツ、などだ

これを、講習会という形で

全員が共有できるように、みっちり勉強する


わたしには、23日の講習会に召集がかかった

今から、ワクワクが止まらない

これで、今年のクリスマスの予定は決まった

本を渡し終えた後には

サンタのうちあげパーティーもある

普段は、そばーキュリアスなので

酒は飲めるが、飲まないとはいえ

このクリスマスパーティーだけは例外だ

年に一度、酔っぱらわない程度に

痛飲しようと思う


クリスマスイブの夜は

どこかの誰かのサンタになることができる

どこかの子供を喜ばせることができる

考えただけでも、幸せな気分が広がってくる

今から、最高の一日になる予感がしている


いつも思うのだが

「クリスマスが一人なのがつらい」

「一人で食べるチキンはおいしくない」という

ブログやツイッターの投稿を

ちょくちょく見るが

寂しい、つらいというくらいなら

これに限らず、クリスマスのボランティアに

参加してみてはどうだろうか

これは私の持論なのだが

人から「してもらう」「愛される」ことを求めると

主導権は他人が持つことになるので

どうしても、不安定になる

だが

自分が「する」「相手を大切にする」なら

行動するのは、あくまでも自分だ

主導権は、自分にある

それだけで、とても安定する


とくに、独身シニアの方々

ブックサンタの、サンタボランティアは特におすすめだ

シニア男性など、特にサンタにピッタリではないか


さらに言うなら

このボランティアは、かなり歩く

なので、当日にバテてしまわないように

11月くらいから、体力づくりのウォーキングを

しておいた方がいい

ということは

ボランティアといいつつも

体力増進、健康、という

より大きなプレゼントを受け取るのは

ボランティアをする、我々の方、ということになる


事務局のホームページのアドレスは

下のとおりだ

クリックすれば、行きつくようになっている

興味のある方は、ぜひどうぞ

ブックサンタ公式ホームページ - あなたが選んだ本を、サンタクロースが全国の子どもたちに届けます


2024年11月11日月曜日

いったい何事?兵庫県知事選挙

 昔、京都に住んでいた

性格的に合わないとはいえ

生活のために、必死で塾の講師をしていた

その時に、日替わりで京都と神戸の教室に行き

小学生に、中学入試用の勉強を教えていた


神戸には

灘中・高も、甲陽も、神戸女学院もあり

中学入試の中心地のひとつでもある

それでも、生徒のカラーは

例えば、大阪星光や四天王寺を目指す

大阪の生徒と比べても

どこか、おっとりして品が良く

悪ふざけをするような子もおらず

とても教えやすく、好きな教室の一つだった


時間にゆとりのある時には

授業の始まる2時間前に三宮の駅につき

名店、フロインドリーブのランチや

ビゴの店のパンを買いに行ったり

ケーニヒスクローネの、ボリュームがありすぎて

この品質とボリュームで、この値段設定では

赤字にならないのか、と

本気で余計な心配をしてしまうようなランチに

観光気分を味合わせてもらったものだ


そのおかげもあり、どうも他人の気がしない、というか

気にかかって仕方がないのが

兵庫県元知事をめぐる、一連のスキャンダル

それに引き続いて起きている

大混乱としか言いようのない、選挙戦だ


今までの経緯をざっとまとめると

もともとは、当時の知事、斎藤元彦の

個人的な資質の問題、と

まとめることができると思う


もともと、パワハラがひどく

役所の職員からは、評判が良くなかった

車の座席を蹴られる、机をたたきながら

恫喝される、をはじめとして

物を投げつけられる、などもあった

職員は、知事からの復讐を恐れており

……これもひどい話だと思うのだが……

なかなか表面には出なかったので

疑う人もいるようだが

のちに、斎藤知事が、斎藤元知事になり

県庁を去るときに

通常なら、花束と拍手のセレモニーがあるのに

斎藤元知事には、誰一人として、見送りもしなかった

どうのこうのというよりも

職員にここまで嫌われている

これが、少なくとも、それだけの何かは

やっている、という

一番の証拠のように、私には思える


地域の業者からも、評判が悪かった

刺殺にくると、物をねだっていく

3はい10万円のカニや、数十万の服、数十万の家具など

なので

迷惑だから視察に来させないでくれ、と言われていた


だが、私に言わせれば

一番悪質なのは、野球チームの

優勝パレードに集まる、一般の寄付金が少なかったので

府の公金を、地銀などに渡し

キャッシュパックとして

パレードに寄付させた、という疑惑だと思う

というのも

これが正しければ、刑法の背任罪が成立する可能性がある

つまり、犯罪を行ったことになるからだ

事実、この件に関しては

刑事告発も行われている


で、斎藤元知事は議会からの不信任を受けて

失職することになった


ところが、兵庫県知事選挙に再度出馬し

そこそこの勢いがあるらしい


ここまでは、まあ

誰が誰を支持しても自由だろう

私の推さない候補を支持する人がいるからと言って

その人たちを非難しようという気はない、と

いうことはできるのだが


問題は、その支持者のなかに

どう見ても、おかしい連中がいることだ


例えば

斎藤元知事との関連で

自殺に追い込まれた方について

「元副知事から聞いた」と称して

不倫をしていた、だの、わいせつ画像を取っていた、だのと

演説で完全な嘘をつき

元副知事が、その人とは面識がない、と暴露すると

実は嘘でした、大目に見てください、と

開き直る

……選挙の演説で

  嘘をついて、反論できない死者の名誉を棄損し

  遺族の気持ちを傷つけるなど、許されるのだろうか

  選挙違反にならないのか

  なんのお咎めもないのが、不思議でならない……


特定の候補の支持者だけだが、

信じられないほど、凶暴だ

動画で出ているだけでも

反対のプラカードを持っている人にとびかかり

プラカードをもぎ取って、叩き壊す

周囲で見ている、その候補の支持者達も

みんなして、拍手して盛り上げる

別の動画では

前に立ちふさがって、オラ、死ねと恫喝する

さらに別件では

とうとう、その候補の支持者が

反対派の人の

首を絞めようとして

その場で逮捕されるに至った

……これが、本当に

  21世紀の選挙戦の姿なのかと

  目を疑いたくなるほどの乱れ方だ……


デマもひどい

ある候補は、一度も言ったことのない

外国人参政権促進派だとデマを流され

どうやら、そのデマを信じている人も多いらしい


候補者の自宅を探し当て

対立候補が、支持者を引き連れて

その候補の自宅前で

家のチャイムを何度か押したうえで

演説会をする

……これを最初にやったのは、橋本徹だそうだが

  対立候補とはいえ、これはやりすぎだろう

  爆竹の一つも投げ込むバカ者がでたら

  いったいどうやって詫びるつもりなのだろう

  また、今回の選挙を見ていると

  本当に、そんなバカ者がいても

  おかしくなさそうだから、怖いのだ……


おまけに

統一教会が、ある候補を応援している

エックスの投稿によると

その候補の支援者に

「動員がかかっているんですか」と聞くと

全く悪びれず

「ええ」と答えたという

……エックスの投稿ということを割り引いても

  火のないところに、なんとやら、とは思う……


私は関東在住で

兵庫県知事の選挙権すらない立場だが

この選挙は、どうにも、まともとは思えない

特に、お上品なことをしろとは言わない

互いの候補が、少なくとも、嘘の演説をしたり

支援者に殺人未遂をさせたりせずに

小学校の社会科の教科書に載っている程度

すなわち

政策と公約を突き合わせ

最も優れていると思われる政策をとる

政治家に投票する、という

ごく、当たり前の

選挙をしてほしい

そして、嘘と暴力は絶対に許さない

使った場合には、最悪で逮捕もありうる

その程度の秩序は守ってほしいと思うのだが

どうだろうか


ここから先は、修正である

この記事は、11月11日に書いたのだが

11月12日現在で

選挙にまつわる暴力行為で

すでに5名以上の逮捕者が出ているとのこと

しかも、その5名は

全員、同じ候補の支持者で

その候補の辻立ちの時には

あまりに危険なので、私服警官が張り込んでいるとのこと

ここまで来たら

その特定候補が、ネットなどで

自分の支持者に

「暴力は振るわないでください」と

呼びかけた方がいいのではないかと思う

逆に、この状態でも何も言わないところをみると

どんなふうに考えているのか

候補の頭の中が

透けて見えそうな気がするのだが

どうだろうか








2024年11月10日日曜日

次の目標は何にしようか・スペイン語を極めて、目指せ海外勤務

 長年の悲願だった

ファイナンシャルプランナー1級に、合格した

合格証書は、年末に送ってくるそうだ

衝撃の合格通知から、一夜明けて

ファイナンシャルプランナーの受験グッズを片付けたり

捨てたりしながら

ぼんやりと、次は何をしようか、と考えていた


ファイナンシャルプランナーは

確かに興味はあったけれど

これを本業にして生活していきたい、というよりも

これに合格して

定年退職後の、再就職の道を

つけたい、というのが

一番の理由だった


定年退職後の再就職は

準備が早ければ早いほど、うまくいく、というのが

私の持論だ

役所の天下りのように

はっきりとした就職口が決まっている場合は別だが

そうでない場合には

再就職のときに、どんな技量をつけて

どこに売るか

自分で自分のマネージャーにならなくてはいけない


体力のある人なら、働き口は、そこそこありそうだ

私の良く行く、近所のスーパーでは

年齢を問わず、夜勤を募集している

週に四回働いて、平均年収は235万、と書いてある

もし、試験に受からなければ

ここで働こうか、と思い

チラシを持って帰っていた


私の場合、体力に自信がないので

体を使う仕事はアウト

夏に日中、外で立っていなくてはいけない仕事もアウト

屋内で、体を使わずに済む仕事、という

条件を考えて

それに合った資格を探し

大人向け資格用予備校での、教材作りに狙いをつけて

ファイナンシャルプランナー講座に

再就職するための下準備として、1級を受け

やっと今回、合格した、というところだ


売り物になる資格を取るには

五年くらいはかかると思う

だが、逆に

五年プランなら、司法試験や司法書士のような

とんでもなく難しい資格を選ばない限り

たいてい、どれでも取れるのではないかと思う

例えば

草月流の生け花の師範になるのも、ほぼ五年

宅建士は一年から二年

TOEIC700点も、三年から五年、だそうだ


私は、自分のためにも

金融と、年金、相続税の知識が欲しかったので

ファイナンシャルプランナーを選んだ

確かに、実用的ではある


これで、なんとか、定年退職後の仕事の

セイフティーネットは準備できた

あとは、自分の好きなことをしたい

たとえ、失敗しても

セイフティーネット自体は張り終えたのだ

いい夢を見た、と思えばよい


実をいうと

私のあこがれは、海外で働くことだった

特に、海外の大使館や領事館に行って

語学を生かして仕事をし

休日には、観光地を見て回るような

半分、リゾートバイトのような

仕事ができれば、最高だと思っていた


そんなお気楽な仕事があるのか、と言われそうだが

実は、あるのである

その名も、「外務省在外公館派遣員」

任期は二年

日本国籍を有し、高校を卒業していれば

誰でも応募できる


世界中の、多くの国の募集があり

選抜試験は年に二回、春と秋

会場は東京と、大阪だ

ありがたいことに、年齢制限がない

現在では、62歳で応募・合格した人が最高齢だそうだが

62歳でokなら、65歳でもさほど問題は

なさそうに思える


昔は、この「二年間」の期限を

無事に勤め上げた方には、外務省職員の椅子が

用意されていたのだそうだが

今では、完全に無職になるのだそうだ

仕事のあっせんもしてくれない、と評判になり

例えば、外語大の新卒のような

格段に優秀な人材は来なくなっている、とのことだった


それなら

細々と続けている、趣味のスペイン語を

思いっきりパワー・アップして

在外公館派遣員をねらうのも、楽しそうだ

不合格になつても

ファイナンシャルプランナーの資格で

年金プラスアルファの仕事はできる


五か年計画の、次の目標が設定できた

あとは、やるだけだ

とりあえずは、テキストに載っていた

「今日のスペイン語作文」にチャレンジ

することにしよう


がんばるぞ!!




2024年11月9日土曜日

ファイナンシャルプランナー1級・試験結果通知書が到着

9月に受けたファイナンシャルプランナー1級の試験

合格発表自体は、今月の6日だったのだが

私は、受験票をなくした、というよりも

自己採点の結果、確実に落ちていることが分かったので

絶望のあまり、試験問題の冊子を

引き裂いてゴミ箱に叩き込み

その時に、気づかずに

受験票まで、一緒に捨ててしまったらしく

どうしても、受験票が見つからなかった


事務局に泣きついたものの

受験番号は調べられないけれど

結果は、合否と得点通知が

郵送で送られてきますから

届くまで、しばらく待っていてください

とのことだった


事務局の人は、到着は来週、と言っていたが

今日の夕方、夕刊を取りがてら

郵便受けをのぞいてみたら

この、親展・重要、の印のついた

FP協会からの封筒が届いていた

これが結果票にちがいない、と思った

まったく、ハガキか何がで良いものを

不合格通知が、こんなに仰々しいと

それだけで、なんとなく不快になる


普段は、私はもう少しお行儀が良いのだが

今回ばかりは、八つ当たり気味に

封筒を引き裂いて、中身を出した
















さて、いったい何点でおちたのか、と

点数票の横に、なにやら、書いてある

「合格」と書かれているようだが、と

最初は、思いっきり、?という感じだった

?、?、?、と

おそらく、30秒ほど

わけがわからず、固まっていて

突然、意味を理解した


合格点は、60点と決まっている

私の得点欄を、震える手で指差し確認したところ

62点、と書かれていた

首の皮一枚の、ぎりぎり合格ではあるが

ともあれ、合格

受験生生活も、今日で卒業することができた

……文字通り、本当に指が震えていた

  試験の時でさえ、一度も震えたことなどないのだが

  震えながらも

  いやはや、長生きはするものだ、と

  どこか、ズレたことを考えていた……


下の方にも、

合否判定・合格

きちんと印字されている


それでも、信じられなかったので

合否通知書に記載されていた受験番号を打ち込んで

ファイナンシャルプランナー協会のサイトで確認した


間違いなく、合格していた









絶対に、不合格だと思っていた

特に、100点満点中

1問20点配点で出題される記述が

全く分からなかった

出題は、消費者保護法の改正点を答えよ、だったのだが

私は、改正に関しては全く勉強をしておらず

全然、わからなかった

仕方がないので、旧法の内容を

できる限り正確にまとめて書いた

内容的には、ゼロ点のはずなのだが

おそらく、私と同じく

全く勉強していない人が多く

それでは合格率があまりに

低くなりすぎたので

少しばかり、採点基準を甘くすることにしたのだろう

それでなければ

私が合格しているはずはないのだ


運がよかった

実のところ、この試験に落ちていたら

どうしよう、とかなり困り果てていた


というのも、ファイナンシャルプランナーの1級だけは

二次試験がかなりの変化球だ

まず、口頭試験か、筆記試験か、好きな方を選べる

とはいえ、口頭試験なら年に3回かるが

筆記試験は年に1回しかない


私は、口頭試験は絶対に無理だ

口下手なうえに、ひどいアガリ症なのだ

たいてい、最後の方では、自分が何を言っているのか

よくわからなくなってくる

英検などでも、これで何度も涙を飲んだ

ファイナンシャルプランナーの受験者は

ほとんどが、銀行、証券、保険のどれか

支店で一人か二人という、エリートタイプの

見るからに、頭のよさそうな

おまけに、私よりは30歳くらい若そうな人ばかりだ

このような人たちと一緒に

待合室で座っているだけでも

極度に緊張してきそうな気がしていた


おまけに、口頭試験は二回までしか

失敗ができない

二度落ちてしまったら

一次試験の合格も取り消されて

また、一からやり直しなのだ


合格発表は、口頭試験の方が先だった

お笑い芸人の、サバンナの八木サンが

合格した、とニュースになったのもこちらのほうだ

今だから言える話だが

うらやましくて、仕方がなかった


今のところは

合格した、という喜びよりも

これで、再就職の道ができた、という

安心感の方が大きい

65歳になって、定年退職した後も

何か、軽めの仕事をして

必ずやってくる、電化製品買い替えの予算と

年に数回の日帰り旅行の代金を

稼ぎたいと思っていたところだった


ファイナンシャルプランナーも1級まで持っていれば

noteで有料記事を書いて配信もできるし

何より、資格試験予備校に職がある

私はアガリ症で、口下手なので

講師の仕事は無理だとしても

資格試験予備校で、テキストを作ったり

授業のたびに行う、小テストや

本番前の、模擬試験の問題を作る仕事なら

年齢を問わず、簡単に見つけることができる


定年後は、年金だけで

月に11万の生活、と思っていたが

この種のバイトを見つければ

体力的にも、時間的にもあまり負担にならずに

月15万の生活くらいはできそうだ


ともあれ、今日は早く寝ることにする

うれしいことにはうれしいが

なんだか、とても疲れた





2024年11月8日金曜日

フィギュアスケート・今年のNHK杯も楽しみすぎる

 私の冬の楽しみといえば

まず、こたつ

こたつに入って、ダラダラ、ヌクヌクしながら

ミカンを食べる、というよりも

ミカンをむくのが好きだ

ミカンの裏側に爪を立てたときに

シュッ、と柑橘系の甘酸っぱい香りが立つ

……我が愛猫、のえるさんは

  目をショボショボさせて

  一目散に逃げていくほど

  嫌いなようではあるが……

実際に口に運ぶよりも

あの、さわやかな香気の立つ瞬間の方が

好きだったりする


それから、こたつで食べるアイスクリーム

これは、自家製

アイスクリームメーカーで作った

少し濃厚すぎる

カスタードクリームを固めたような

ぶきっちょなアイスクリームを

スプーンで、あちこち崩しながら食べるのが好きだ

夏に食べるよりも

冬に、こたつで食べるアイスクリームの方が

おいしい気がする


そして、なんといっても

フィギュアスケートの試合

こちらは、こたつにはいって、ダラダラ、ヌクヌクしながら

選手の美しすぎる激闘を見るのが、大好きだ


その、フィギュアスケートの世界大会の一つ

NHK杯が、今日から始まった

今日は、女子のショートプログラム

放送も、NHKのBSで、30分だけだった

アイスダンスの中継は残念ながら行われず

地上波で、真夜中の12時45分から

抜粋を放送してくれるらしい


BSの放送は、7時からだったので

残念ながら、帰宅が間に合わず

生でみることはできなかった

録画にとって、今、見終わったところだ


日本勢の女子三人の調子が、とても良い

ショートプログラムを終えての順位は

坂本が一位、千葉が二位、青木が三位と

上位を独占している


坂本選手は一時、不調が伝えられていたが

私の見た印象では

いつも通りの、確実性と安定感

それに、なんといっても、揺るぎないパワフルさ

失敗とか、不調とかいう言葉が

この人ほど似合わない選手も

珍しいのではないかと思うほどだった

真っ赤な衣装に、同色の肘まである長い手袋も

坂本選手の、パワフルで情熱的な演技に

ピッタリ合っていて

実に見事な仕上がりだった


今日は、男子の放送はなかったが

男子シングルでは、鍵山が登場する

宇野が引退して以来、名実ともに日本のトップになった

鍵山選手の、新プログラム

今から、ワクワクが止まらない

ほかにも、男子では、昨年の全日本で

10位以内に入った

三浦、坪井の両選手が出場する

かなりハイレベルな争いになりそうで

土日は間違いなく、テレビづけになりそうだ


とどめに、ペアには

世界のトップになった、「りくりゅう」ペアが登場する

まさに、眼福ものだ


週末には、楽しくフィギュアスケートが見られるように

二月の試験にむけて

ファイナンシャルプランナー1級の実技の勉強を

しっかり済ませておこうと思っている

選手に負けずに、がんばるぞ!!





2024年11月7日木曜日

このドラマも楽しみ・NHKのBS日曜夜10時から「一橋桐子の犯罪日記」

 大好きなドラマ

「団地のふたり」が終了してしまい

少々、ロスになってはいるのだが

やはり、「次は何をやるのだろう」というのが

どうしても気になってくる

そこで、ちょっと検索をしたところ

思わず、「よっしゃぁ!!」と声を上げた

というのも

次の放送が「一橋桐子の犯罪日記」だったからだ


タイトルだけをみると

三流の犯罪サスペンスのようだが

犯罪系のドラマならば、同じNHKで

時代劇なら「雲切仁左衛門6」を

現代劇なら「3000万」を放送中だ

どちらも、極上のドラマだと思う

この「一橋桐子の犯罪日記」は

これらとは全く違う

このドラマのテーマは「老い」だ


かなり前に、BSではなく

確か、総合テレビの方で放送していたように思うが

うろ覚えなので、間違っているかもしれない

ともあれ、再放送なのは間違いない

だが、それを割り引いても

日曜日が、本当に楽しみだ

終活を扱ったドラマで、これほど明るく、楽しいものも

ちょっと珍しかった

ストーリーそのものは、少しできすぎの

「おとぎ話」めいたところはあるのだが

それを差し引いても、少なくとも私は

大好きな作品だ


この主人公、一橋桐子は76歳という設定だ

年金も、もらってはいるが

かなり頼りない額で

パートをしながら、なんとか暮らしている

だが、心の支えになる親友がいたので

毎日の生活には、小さな幸せがあった

だが、その親友が、死んでしまった

このままでは、自分は孤独死することになるだろう

人に迷惑をかけずに、生きていきたいのに

どうすれはよいだろうか


思案の結果、一橋桐子が思いついたのは

「刑務所に入る」ことだった

刑務所なら、人に迷惑もかけずに死ぬこともできる

それで、刑務所に入るための活動

名付けて「ムショカツ」を始めるわけである


このあたり、実に身につまされる

実際、高齢者の犯罪

特に、社会に行き場がなくて

何度も何度も犯罪を繰り返し

刑務所が生活の場のようになってしまっている高齢者の問題は

現在でも、深刻な社会問題の一つだ

「頻回受刑者」という言葉まである


ドラマ自体は、かなりコミカルに作られていて

思わず、笑ってしまうところの方が多い

桐子の目標は

「なるべく迷惑をかけずに刑務所に入る」ことなので

なんと、パートの同僚で

少年院に入っていた、と、毛嫌いされている青年に

どんな犯罪が良いか、尋ねる

返事は「偽札づくりなんて、いいんじゃない」

桐子は、さっそく偽札を作ろうと

コンビニに、お札のコピーに行くのだが

これまた、シニアあるあるで

裏表の、両面コピーの仕方がわからない

裏表両面の図案がズレずに

ぴったりと収まるように印刷ができず

店員さんに、コピーのやり方を尋ねる

お札のカラーコピーをしようとしているのを見て

店員さんは、桐子がボケているのだと思い

優しく

「おばあちゃん、コピーしても

 お金は増えないよ」と教えてくれて

偽札づくりは、失敗に終わる


「団地のふたり」の後番組に

「一橋桐子の犯罪日記」となると

どうしても、「団地のふたり」で描かれた

幼馴なじみの、55歳の女子二人

親と兄弟をみとったあと

支えあってきた二人の、片方が世をさったあと、と

まるで、「団地のふたり」の

後日談のように見えそうだ

この並びを考えた、NHKの職員さんに

ブラボーの拍手を送りたいくらいだ


さすがNHKだけあって

俳優陣も、豪華だ

主役の、一橋桐子には、松坂慶子

もちろん、今でも美人女優サンなのだが

このドラマでは、いかにも、うらぶれて

本当にそのへんにいそうなおばあさんに見える

共演も、由紀さおり、片桐はいり

それに、一橋桐子のあこがれの君に

草刈正雄、と

このまま映画化してもいいのではないか、と

思えるような、豪華さだ


放送開始は、今週の日曜日から

一度、見たことのあるドラマだが

もう一度、アンコールでぜひ見たい

今年いっぱい、日曜日の夜は

テレビにかじりついて、ワクワク楽しく過ごせそうだ