2025年2月17日月曜日

この美術展は必見・三菱一号美術館「異端の鬼才 ビアズリー展」

 毎年、一番最初に書店で買う本は

その年開催予定の美術展をまとめたムック

芸術手帳あたりの本格的なものも読みごたえがあるが

私が買うのは、たいてい千円前後の

「ぴあ」あたりが出しているものだ


何を隠そう、私は心臓に障害があり

障碍者手帳をもらっている

なので、国立の美術館や博物館はタダ

私立のところは、場所によっていろいろだが

百円引きから、半値まで

多少の割引はしてもらえる


障害のおかげで

いろいろと、しなくて良い苦労はしてはいるものの

その分だけ

「きれいなものをたくさん見て

 人生を豊かに暮らしなさい」と

お国が言ってくれているような気がして

遠慮なく、使わせていただいている


しかも、通勤定期も効くので

多少遠いところでも、足代もあまりかからないという

俗にいう「いいとこ尽くし」なのだ


今年、必ず見に行こうと思い

年明けすぐからチェックを入れているのが

タイトルの

「異端の鬼才 ビアズリー展」だ

この画家は、子供のころから好きだった

というよりも、高校生の頃

初めて読んだ、オスカー・ワイルドのサロメに

頭をフライパンでぶん殴られたような衝撃を受け

……というのも

  私が通っていたのは、キリスト教のミッションスクールで

  聖書に関しては、毎週一回の

  授業があり、成績の評価にもつながっていた

  なので、聖書に出てくる

  ユダヤの王女サロメと、サロメのせいで

  死ぬことになった、洗者ヨハネの物語は

  耳にタコができるほど

  よく知っていたからだ……


聖書の物語は、さほど興味を惹かれるものではなかった

ローマの使節をもてなしていた

いわば、田舎大名のような、ヘロデは

使節の退屈そうな空気を読んで

自分の義理の娘、サロメに

接待のためにダンスを披露するように言う

サロメの踊りが上手だったので

ヘロデは、褒美をやろう、何が良いかと聞くと

サロメは、自分の母親にところに相談に行き

母親は、自分とヘロデの結婚を非難した

洗者ヨハネの首をもらえ、という

サロメは、母親に従ったので

あわれ、洗者ヨハネは殺されてしまった

これが、聖書のあらすじだ


これだけを読むと、どこがおもしろいのか

まったくわからないうえに

サロメはただの

自我も自己主張もできない

母親の言うなりのぼんくら娘だ


ところが

オスカー・ワイルドという耽美主義のイギリス人作家は

これを、王女サロメの抑圧された境遇

……義父のヘロデは、サロメに情欲を向けており

  サロメ自身も、それを知って

  ひどく嫌悪している……

そして、自分と同じく、地下牢に閉じ込められ

抑圧されている洗者ヨハネに

共感と恋情を感じるが

手ひどくふられるだけではなく

母親と同じく穢れた女だと軽蔑される

その、かなわぬ思いを実現するために

踊りの褒美として、自分の意志でヨハネの首を求める

作品の最後では、サロメはヨハネの生首に口づけ

ぞっとした義父、ヘロデの命で殺される








まだ異性と付き合ったことすらない

高校一年生に、この作品はあまりにもハードだった

というよりも

こんな世界があるのか、と

とにかく、ショックでショックでたまらなかった

私がこれを読んだのは

岩波文庫だったのだが

その挿絵として、入っていたのが

ビアズリーの版画だった


版画の人物増は

どれもある程度のデフォルメとデザイン化をされており

リアルなスプラッタではないが

おそらくは、スプラッタよりも

ずっと見事に、作品の凄惨さと美しさの両立を

ビジュアル化していた

学校の図書館で

ルノワールや、マリー・ローランサンの画集を見ていた

私にしてみれば

まさに、世界が変わるほどの衝撃だった













私の趣味が、ちょっとばかり浮世離れしており

同僚に言わせると

「現実と夢の成分が7対3くらいの人」になってしまったのは

内心、この

岩波文庫のサロメがきっかけだったのではないかと

疑っているくらいだ

……とはいえ

  そもそも、最初から

  少しばかり、「そのけがあった」ことは

  否定はしないが……


そのビアズリーの大回顧展だそうだ

作品は、サロメだけではなく

初期の名作、アーサー王物語からも含めて

220点が来日

イギリスの、ビクトリア・アンド・アルバート美術館の

全面協力だそうだ


これが、一昨日からスタートしている

たいてい、美術展というのは

最初の二週間と最後の二週間は、非常に混雑するので

それを外して

今月の末か、来月のはじめあたりに

行こうと思っている


さすがに、高校生の頃のような

感受性はなくなっていると思うので

さほどショックは受けないだろうが

こころゆくまで展覧会を楽しむために

当日は、半日休暇をもらっておこうと思っている


もっと言えば

三菱一号館美術館は

マジックアワーチケットというものがあり

毎月、第四水曜日の五時以降なら

入場料が割引になるのだが

混雑するのが、難点でもある













さらにいうなら

ここのカフェは、実に素晴らしく

昔は、銀行の貴賓室か何かだったのを改装して

作られているそうだ












しかも

展覧回とコラボしたメニューが

必ずあるのがうれしい

ビアズリー展では

黒と白の版画を使った

ビアズリーにちなんで

「異端のティラミス」1300円也

これは、ビアズリーファンとして

食べなくてはなるまい










場所は、地下鉄の二重橋駅が最寄だが

東京駅からも、歩こうと思えば

歩いて行けると思う

マジックアワーで、安く行くか

ティラミスをあきらめて、少しでもすいた時間に

ゆっくりと見て回るか

ここは、考えどころかもしれない

2025年2月16日日曜日

認知症予防・1年に100の新しいことをする ⑧千代田猫祭りで猫グッズのお買い物

今日の午前中の緊急告知で書いた

ちよだ猫祭りに行ってきた


これは、とても簡単に言うと

野良猫を捕まえ、家猫修行をさせて

猫を飼いたい人とつなげる、という

保護猫活動のためのイベントで

ボランティア団体と

猫の殺処分をゼロにしようという政策をとっている

千代田区が合同で

毎年行っているイベントだ


トークショーや、コンサートなどのステージに加え

猫モチーフのオリジナル商品のお店や

保護猫団体が出している

寄付付きグッズなども多い

豪華賞品が当たる,福引きも大人気だ

別の会場では

保護猫と、飼いたい人とのマッチングも行われている


毎年、会場の外まで行列ができるほどの

人気イベントなのだが


たいてい、私はここでは

年に何回もない、というくらいの

大散財をしてしまうので

必ず、年が明けたら節約モードになり

軍資金をたっぷりためてから行くことにしている


まず、最初に行ったのは猫タロットの占い

一件千円で、これがまた、よく当たる

私は定年後の仕事について占ってもらったところ

なんと、ファイナンシャルプランナーは

もう少し先になってからの方が良く

むしろ、スペイン語を使った仕事で

海外に行く可能性がある

あるいは、

政治家になって

人と人とをつなげる仕事をする可能性もあり

この、どちらかではないか、と言われた

だが、そのどちらも一長一短があり

海外勤務は、体力的にとてもハード

政治家は、生活が、がんじがらめで自由がなくなる

あとは、それを踏まえて

好きな方に進めばよいだろう、とのことだった


政治家、が出てきたのは、かなり驚いた

やはり、当たらずといえども、遠からずなのかも

しれないと、思わず、考え込んでしまった


福引は、ガラガラを回すタイプのもの

私は、あまりクジ運がなく

たいていが、白い球でポケットティッシュしか

当たらないのだが

今日、出たのは赤い球

何だろう、とワクワク待っていたところ

ライオンの赤ちゃんのプリントされた

クッションだった

……あまりに大きく

  持って帰るには、そこそこ苦労をした……


キャットフードのメーカー

サイエンスダイエットが

保護猫の医療費の寄付を募っていたので

多少の寄付をして

猫の食事相談をさせてもらった

内容は「愛猫が、猫草を食べないのだが、大丈夫だろうか」

一切、問題ないとのことで

ひと先ず、安心だった


お買い物は

まず買ったのは

保護猫団体の寄付のついたグッズ

  四月から始まるカレンダー

  ドリップコーヒー 5袋

  天然蜂蜜

  猫型のクッキー 2枚

  能登の塩 1パック

   ……これは、能登で飼えなくなったペットを

     引き取り、東京都のボランティア団体で

     お世話をしている、その支援に充てられるとの

     ことだった

     ペットと飼い主が、普通に暮らしていくという

     幸せを手に入れるためにも

     政府には、少しでも早い復興をお願いしたい……


この辺りまでは、毎回買っているのだが

今年は、猫のお土産に

猫おやつと、首輪嫌いの猫用のソフト首輪

それに、フェイクファーのふわふわボンボンつきの

猫じゃらしを買ってみた


猫じゃらしに限らず

猫用のおもちゃは、一種の賭けのようなもので

興味を示さないものには、まったく示さない

そして、

どれが好きで、どれに興味がないかは

飼ってみないとわからなかったりする

ボンボンの大きさや、材質によっても

大好きで、ボロボロにしてしまったものもあれば

ほとんど、さわりもしなかったものもある

今回は、気に入ってくれるだろうか

モルモットくらいの大きさの、フェイクファーの

楕円のボンボンのついているものにしてみた


首輪嫌い用の首輪は、はじめて買った

今までは、嫌いなら嫌いで

それで構わないだろうと思っていたが

心配なのは

地震などの災害が来て

私の手を離れたときのことだ

間違いなく、飼い猫だとわかる印があった方がいいし

その裏に、飼い主の名前くらいは

書いておく方が、安心だろう

首輪ができるなら、できる方が良いに決まっている


首輪屋さんから、コツも教えてもらった

最初は、寝ているときに

さっとつけてしまうこと

うっとうしそうにしていたら、すぐに外してあげること

そして、また、次の寝ているときに首輪をつけ

うっとうしがったらやめる、を何度も何度も繰り返し

猫が「首輪になれる状況」まで

じっくりと、時間をかけて待つこと、だそうだ


家に帰り

まずは、猫じゃらしをバッグから取り出そうとすると

わが愛猫、「のえるさん」はもう、大喜びで

台紙の段ボールを外そうとするときから

もう、待ちきれずに

私の足によじ登る始末で

今日は、小一時間、猫じゃらしを振り続ける

羽目になった


首輪は、一度、寝ている間につけたとたん

パッと首を上げて

いきなり、足で首をかき始めた

当然、その場ですぐに外し

続きは、また明日、となった


ちよだ猫祭りで猫じゃらしと首輪を買ったのは

今回が初めて

2つあわせて、「千代田猫祭りで猫グッズにお買い物」

★5個が満点で、何点かというと

★★★★ ★4個

愛猫とコミュニケーションが取れたのは

とてもうれしいことだが

やはり、ただのお買い物、では

スケール間に乏しいかな、ということで

★一つ分はマイナスにしておいた


ただ、もし今後

首輪がつけられるようになれば

★5個にアップするかもしれない


蛇足だが

ちよだ猫祭り、とても楽しかった

また来年も、ぜひ参加したい




 


2025年2月15日土曜日

緊急告知?・猫好き集まれ、千代田猫祭りは本日まで

 2月22日は

ニャー、ニャー、ニャー、の連想で

「猫の日」なのだそうだ

なので

2月22日は、あちこちで

猫のイベントが開催されるが


その前夜祭、というわけでもなかろうが

昨日と今日

「千代田猫祭り」が開催されている


これは、保護猫団体

つまり、捨て猫や、野良猫を保護して

トイレのしつけや、病気の治療をしたうえで

猫を飼いたいご家庭との縁をつなぎ

飼い猫として、幸せな猫生を送ってもらおう、という

動物愛護団体主催のイベントだ

ちょうど

東京都は、犬猫の殺処分ゼロを目標とし

すでに、数年の実績があるので

……保健所につかまった

  野良犬や、野良猫は

  ガス室で殺されることになる

  これが、「殺処分」である……

このイベントを共催している


内容は、猫関連の音楽や

ペットと一緒に考える防災などの講演

などの、ステージ発表

猫モチーフのトートバッグや、眼鏡ケースなどの

小物の販売

爪とぎや、消臭トイレなどの猫グッズ販売

若いお嬢さんや、お子さんがたには

猫のアクセサリーやシュシュも人気のようだ


それに、私が楽しみにしているのが

協賛企業である、地域の喫茶店

「斎藤コーヒー」の

チャリテイー販売と

保護猫団体、千代田にゃんとなる会の

ドリップコーヒーのパック

猫の和菓子

……練りきりと、最中の販売がある……

猫の生活相談

……私は去年、ここで

  わが愛猫、「のえるさん」は

  風呂の残り湯を飲みたがるのだが

  どうにかならないか、と相談し

  それは、温度の問題だ

  風呂が好きなのではなく

  冷たい水が苦手で、ほんのり暖かい水を

  飲みたがっているだけだから

  水道の水を直接ではなく

  コーヒーなどをいれた、のこりの湯に

  水を足してあげてほしい、と

  教えていただき、大変ためになった……


そして、何より一番楽しみにしているのが

ここで毎年出ている、猫のタロット占い

これが、大変によく当たる

一件500円コースと、千円コースがあり

……これも、大変にリーズナブルだ

  占いの相場は、20分で3千円だ……

私は昨年、ファイナンシャルプランナー1級の試験が

合格するかどうか、占ってもらい

本当は、占いでは

試験の合格・不合格は占ってはいけないという

決まりがあるのですがねぇ、と言われつつも

どこをどう見ても、合格と出ています

これは、疑いようがありませんよ

来年、ぜひ結果を教えてくださいね、と言われ

その言葉を胸に、日々、学習に励んだ結果

見事、合格を勝ち取ることができた

……自己暗示じゃないのか

  一種のプラシーボ効果だろう、という

  異論は認めない

  なぜなら

  そんなことは、多分私が一番よくわかっていて

  百も承知の上で

  猫タロットを、とても楽しみにしているからだ……

それに、昨年は

この占いブースは

収益金は全額、能登の復興に寄付します、とのこと

のちに、ブログで会計報告も出されていた

こんな支援も、楽しいではないか


さて、そろそろ早お昼を食べて

出発し、一日遊んで来ようと思う


ちなみに、会場は地下鉄の九段下駅から徒歩5分

千代田区役所の一階ロビーだ

地下鉄を降り、地上に上がったら

北の丸公園脇(武道館のある公園)わきの四つ角を探し

靖国神社の大鳥居を左手に見て

緩やかな坂を下っていけば

坂を半分くらい降りたところに

10階建ての巨大ビルディングが見つかる

会場は、そこだ


千代田猫祭りは、もう10年も続いているイベントで

昨日は、なんと、スペシャルゲスト、というわけではなかろうが

小池都知事がやってきて、テープカットをしていた

ニュースにもなったので

ご覧になった方もいることと思う


入場は無料、珍しい品物もたくさん

にぎやかで、華やかで

帰りがけには、靖国神社に参詣も

少し足をのばして、神保町の古本屋外の散策もできる

おすすめのイベントだ


猫好きサンも、そうでない方も

お近くの方は、ぜひ、レッツゴー

ちなみに、私は猫の防災の講演は

絶対に聞こうと思っている

ひょっとしたら、会場でお目にかかれるかもしれない






認知症予防・1年に100の新しいことをする ⑥パソコンで映画を見られるようにする ⑦「シン・ゴジラ」を見る

 認知症にはいくつかのパターンがあるが

脳内の伝達物質の不足から起きるものだけは

予防することができる

脳内の伝達物質が増えるような

生活をすればよいのだそうだ

それには、新しいことをするのが一番

行ったことのないコンビニに行く程度の

たわいのないことでよいので

数多く、一年に100件を目標にするとよい、とのこと

早速、今年から

私も試してみることにした


今回は、職場近くの図書館で

DVDを借りてきた

この頃、ここの図書館は

市民に愛される図書館へと、方向転換を始めたらしく

マンガも置くようになったうえに

娯楽作品のDVDも、置き始めてくれた

今までは「わが区の歩み」だとか

「市議会〇〇年記念」というような

さすがの私も、手を出そうと思わないものばかりだったので

実に、ありがたい限りだ


今回、借りてきたのは数年前に大ヒットし

確か、アカデミー賞も取っていた

「シン・ゴジラ」

実は、私はこれを見そびれていて

テレビでやってくれないかな、と思っていたので

実に、良いタイミングだった


ただ、我が家のDVDプレーヤーは

故障中、というよりも

もう、15年も使っているので

耐用年数を超え、寿命で動かなくなっている

買い替えるにも、ある程度大きな費用が掛かるので

老後の費用とは別に、買い替え資金がたまるまで

しばしの我慢、と思って

そのままに放ってあるのだが


少し前に、パソコンに接続するタイプの

ブルーレイプレーヤーを買った

見るだけしかできないタイプのもので

しかも、歳末セールだったので

かなりお手軽価格、5000円もしなかったと思う

CDなどは、これを使って良く効いているので

今回のDVDも、これで見られるだろうと思ったら


プレーヤーにセットしたが

まったく動かない

ブーン、と機械音はしたのだが

画面は真っ黒のままだ

ブルーレイプレーヤーだから、DVDは動かないのか、と

少しばかり考えて

そんなわけはない、と考え直した

CDは普通に聞けるので

故障、というわけでもなさそうだ


どうしたものかと、困ったときには

チャットgptが一番頼りになる

すると、どうやら

DVDを映すためのプログラムだか、なんだかが

パソコンに入っていないらしいことが判明した


この、プログラムだか、なんだかわからないものを

チャットgptの言うとおりにダウンロードして

インストールしてみたら

なんと、途中でフリーズして

解凍の途中で、動かなくなってしまった

仕方がない

もう一度、ダウンロードからやり直して

何とか、インストールだけは終わった


さあ、動くか、と

ちょっと不安げに画面を見守ったところ

「パワーDVD」と表示が出て

しばらくすると、広告編がスタートした

やれやれ、一安心だ


パソコンは、やはり苦手だ

理屈がよくわからないままに使っているので

何か、想定外のことが起きると

あたふたしてしまうのだが

まあ、今回は終わり良ければすべてよし、で

「新しいこと」の六番目に入れることにした


そして、やっと見られたシン・ゴジラだが

予想外に、面白かった

子供のころに見た、怪獣映画のように

自衛隊や、防衛軍が

ガンガン戦うようなものを想像していたのだが

実に、リアルだった


東京湾にゴジラが現れた、となると

一番に、国難に対応するのは

内閣と、高級官僚達

これが、実にリアルに描かれていた

謎の巨大生物であるゴジラの分析をする

化学班のようなところの

専門家のセリフも、やや聞き取りにくい早口なのも

その内容も、一度聞いただけではよく理解できないのも

実物を、そっとのぞき見しているような

現実感が、すさまじかった


ただ、肝心のゴジラだが

最初、海から上がってきて

まだ、ズリズリとはい回っていた時の

目が、どうにも偽物っぽい

どこか、ゴム製のような

作り物めいた感じがして

あれだけは、いただけなかった

猫と一緒に暮らしているせいか

生き物の目には

妙に、感覚が鋭くなっているのだろう

本当に、あれだけを何とかしてくれれば

映画に没入できたのに、と

少しばかり、残念だった


俳優陣の演技も、良かった

米軍から派遣された

日系人の役をやった、石原さとみさんの

「ゴジラ」の英語なまりの発音も

アメリカ風の立ち居振る舞いも

見事、の一言だった


なので

今日の、新しいこと

パソコンで映画が見られるようにセットしたこと

シン・ゴジラを見たこと

二つ合わせて

「新しいこと」として認められるか

★5個を満点として

二つ一緒に評価すると

★★★★★ 5個、満点

達成感も、満足感もあり

いい体験ができた、と笑顔で終われる一日になった


くどいようだが

シン・ゴジラ 実にリアルで、おすすめだ




2025年2月14日金曜日

私のやっている超簡単な家計管理法・毎年収入2ヶ月分の貯金が無理なくできる

 ファイナンシャルプランナーの

1級に合格してから

ちょくちょく聞かれる内容に

「何か、おすすめの貯金法はありませんか」

というのがある


たいてい、話を聞いてみると

家計簿は買ったけれども、続かない、という

人がほとんどだ


理由はいろいろある

項目わけが、よくわからない、とか

医療費や、衣料費など

使わない月は、まったく使わないけれど

使う月は、大量に使うので

計画が立てられなくて、だんだんやめてしまった、とか

単純に、面倒くさくなって、というのもある


ただ、私に言わせれば

難しく考えすぎているだけだと思う

私が使っている貯金法は

テレビを見ながら

コマーシャルの時間に、さっと全部

終わらせられるようなものだ


やり方は、とても単純だ

ひと月分の金額で、36日間暮らす

それだけだ


36日、ということは

ひと月分の給料で

6日分だけ長く暮らすことになる

そして、次の月の給料を銀行からおろしてくるのも

36日後にする

つまり

毎月1日が給料日だとする

1月1日に給料日、次の給料日は2月1日になるが

1月分の給料で

2月6日まで生活し

銀行からの引き落としは、2月7日にする

この要領で

3月1日に給料は出るけれども

銀行から引き落とすのは

2月7日の36日後、3月14日にする

4月は、さらにその6日後なので

4月20日

5月は、5月27日、と

ドンドンずらしていくと

なんと、6×5=30なので

6月1日には、本来の給料とは別に

6日ずつずらしていった分

給料と同額の金額が、手に入ることになる


いわゆる、「スライド貯金」と言われている方法だ


必要なものは、支出を計算する電卓と

締め日を記録できるノートだけ

ノートは、ダイアリー式の手帳がおすすめだ

テレビを見ながら、ダイアリーに

本日、使った金額の総額を書き込んでいく

余白があれば

ひと月に使える金額の総額から

今まで使った金額を引いていって

「今月は、あといくら使える」という予算額を

書いていくのがおすすめだ


この方法だと

内訳は書く必要はない

使った総額だけでよいので

お手軽な分だけ、長続きする


それに、年に2回、月収と同額という

かなり大きな金額が手に入るので

ボーナスがなくなった、定年後にも

自分でボーナスを作るようなもので

精神衛生上、非常によいうえに

エアコンや、冷蔵庫のような

値段が張るが、どうしても必要というものを

買い替えるときには、大きな効果を発揮する


労少なくして、功多し、というよりも

かなりタイパとコスパの良い方法なので

ぜひとも、お試しあれ




2025年2月13日木曜日

デヴィ夫人の12平和党・政治をおもちゃにするのも、いい加減にしてほしい

 今日、職場の昼休みになったとたん

私の同僚が、いきなり私の席に飛んできて

「聞いてくださいよ、もう、腹が立って腹が立って」

と、いきなり、まくしたて始めた


これは、かなり怒っている

まあ、本人が「腹が立って」と言っているのもあるが

この同僚は、穏やか、というよりも

ちょっと、何を考えているのか

腹の底の見えないタイプだ

それもあってのことなのか

なんと、定年後は政治家を目指していて

今は、立憲政治塾に入って

日本経済から、後援会の作り方まで

ゼロから勉強しているところだ、と笑っていた

ついでに言えば

私が、ファイナンシャルプランナーの1級に受かった時

一番喜んでくれたのが、この同僚だった

私の息子以上の喜びぶりで

ただ、言ったセリフが

どうか、僕のプレーンになってください

一緒にビラ巻きしましょう、だったのは

今でも、少々、引っかかってはいるのだが

……政治家に乞われてブレーンになって

  する仕事が、ビラ巻きというのは

  やはり、どうしても複雑だったりするのだ……


ただ、半世紀以上も生きてくると

ある程度、人をなだめるのもうまくなる

机の引き出しに置いてある

とっておきのほうじ茶のティーバックで

丁寧にお茶を入れ、空き会議室を借り

手製の弁当片手に

何があったのかを聞いてみた

この同僚がこれほど怒るのなら

個人的なことではあるまい

何か、プライベートを超えて、ちょっと大きなことに決まっている

……そのあたり、まじめな人物なのだ

  なので、立憲民主党、と聞いた時に

  なるほど、と深く納得した

  あの党も、どこか、生真面目で

  いささか、野暮なところがある

  とはいえ、私に言わせれば

  その、野暮ったくて不器用な誠実さが

  あの党らしくて、好ましいとも思うのだが……


同僚が怒っていた理由は、私が内心

想像していたとおりだった

「デヴィ夫人の、12平和党って、

 あんまりにも、人を馬鹿にしていると思いませんか!!」


一昨日くらいのことだったか

タレントのデヴィ夫人が

国政政党を立ち上げる、と記者会見をした

政党名は12平和党

12、はなんと、「ワン・ニャン」と読むのだそうだ

政策は、動物愛護一本

犬・猫の食用化に反対

動物虐待の重罪化

多党飼育崩壊の防止、だそうだ


人を馬鹿にしている、と言われれば

間違いなく、馬鹿にしているだろう

だが、私には

これは単なる、相続税対策にしか見えなかった

派手に政治団体を立ち上げれば

派手さで目くらましができて

裏の目的である、相続税の節税が

多少なりともかき消される、ということだろう

少なくとも、私にはそう見えた


それに、そもそもこの方は

確かに、日本生まれの日本育ちではあるが

インドネシアの、スカルノ元大統領の

第三夫人で

現在は、インドネシア人のはずだ

もう一度、帰化して日本人に戻っているのならともかく

自分の意志で日本国籍を捨てた外国人が

外国人のままで

日本の政治をどうこうするために

日本に政党を作る、というのも

私個人としては、どこか、引っかかるのも事実だ


同僚は、こんなふざけた話があるか

まじめに国のあり方を考えている政治家が

たくさんいるのに、と怒り心頭

しかも、必ず何人かは

当選するだろうから、ますます悔しい、と怒っている


まあ、確かに

「動物」「平和」と名がついて

テレびに出ている、有名な人の政党なら

投票しよう、という

私には、ちょっと理解できない

思考回路の人も、ある程度はいるとは思う

だが

デヴィ夫人が言うように

5人や10人当選させるほど

日本の国民はバカぞろいではなかろうと思う


というのも

今、米の値段は昨年の秋と比べて

2倍を超えている

野菜は高騰し、高級品と化している

それでいて

高額療養費の上限はアップし

ガンをはじめとする、長期の難病の患者は

費用が払えないから

治療をあきらめざるを得なくなる

そんな法改正をしようとしている


エックスでは、元明石市長の泉サンが

食品の消費税を廃止しようという運動を始め

多数の政党に呼びかけ

どうやら、社民党と共産党が

動き出すような気配がある

それこそ、同僚の「推し」である

立憲民主党の動きが

大きなキャスティングボードになる可能性のある

このような大切な時期に

猫の避妊手術が、政策として

広く支持されるとは、さすがに思えない


それに、デヴィ夫人自体が

いわゆる「タマが悪い」というやつだ

この人は

現在の天皇陛下が、皇太子だった時に

「皇太子浩宮を廃位させる署名」を始めて

秋篠宮を皇太子にさせようとした人だ

皇室に詳しい人のほとんどが

今でもこれを、許せません、と激怒している


それに、デヴィ夫人は

人権意識が低く

性被害者に対して、セカンドレイプを繰り返している

ジャニーズの被害者たちに向かって

「恩をあだで返すとはこのこと」と言い放ち

芸能界で売ってもらったのだから

レイプくらいされてもいいだろう、という趣旨のことを

平気で公言しているし

TOKIOの山口達也が、女子高校生に

無理矢理キスをして、強制わいせつ罪で

謹慎処分になった時も

「キスくらいで騒ぎすぎた」と

被害者女性を踏みつけにする発言をしている

これでは、政治家として

反発はされても、支持はされないだろう


それに何より

「動物愛護」の精神など

まず、くちから出まかせ、というところだろう

というのは

去年のことだったと思うが

3000万円だか、4000万円だかの

セーブルの毛皮のコートをテレビで自慢し

そのコートに、傷をつけただの、つけられただのと

大騒ぎをしていたからだ

動物愛護の精神をお持ちの方が

動物の死体を使ったコートを

平気で、これ見よがしに着るはずがない

イギリスでは、毛皮動物の飼育も法で禁じられ

有名百貨店、ハロッズでは

毛皮の商品の扱いを中止している

本当に動物愛護を考えるなら

そうなるのが、当然だろう

















もっと言えば

少なくとも、猫に関しては

デヴィ夫人が何か保護活動をしていたとは

一度も聞いたことがない

なので

実際に、必死で保護猫活動をしている

友人たちを、間近で見ていた私としては

かなり口が悪いのは自覚してはいるのだが

「汚い手で保護猫活動に触るな」と

言いたくなってくるのだ


とはいえ

動物虐待のニュースは

ここ数日

聞きたくもないのに、耳に入ってくることは

確かに、事実だ

重罪化を願う点は、私も同じだ

だが

それなら、既存の政党に請願をしてみたり

署名活動をしてみたり

ほかの方法は、いくらでもある


と、このような

かなり、消化に悪そうな話をしながら

二人で顔を突き合わせて

弁当と、ほうじ茶を平らげ

最後の結論として、私が

「政治をおもちゃにするのも」

といったところで

「いい加減にしろよ」と

これは、二人で思わず同時に言った

ハモリましたね、と

少しばかり笑った後で

やっぱり、政治思想が合いますね

くれぐれもブレーンを、お願いしますよ、と

念を押されてしまった


いや、私はそこまで政治にどっぷり

ひたるつもりはないのだが

これは、逃げられなくなるかもしれない、という

悪い予感も、ちょっぴりし始めている


2025年2月12日水曜日

自分の機嫌は自分でとる・今月のブチギフト 電動歯ブラシ

 私は一人暮らしだ

ということは

自分のメンテナンスは、自分でするしかない

風邪一つ引いても、看病してくれる人はいない

なので

健康に関しては、予防が第一

外出から帰ったら

手はアルコール消毒

うがい薬を使って、その場でうがい

食事はバランスに気を付けて

ミカンは毎食1個は食べる


ただ、体だけが健康でも

心が健康でなくなると、なかなか厄介だ

特に、落ち込んだり、気分が滅入ったりしたときに

慰めたり、励ましてくれたりする人がいないのは

なかなか、答えるものがある

愛猫と一緒に暮らしてはいるが

わが愛猫の「のえるさん」は

けっこう、気まぐれで、わがまま

……猫というのは、そういうもので

  その、わがままぶり、勝手気ままぶりが

  愛らしくて

  猫のわがままに振り回されるのが

  飼い主の幸せでもあるのだが

  落ち込んだ時に、ちょっと抱っこさせて、と頼んでも

  プイっと、そっぽを向いて

  よそに行かれてしまうのは  

  なんとなく、寂しいものがある……


なので

毎月一つ、予算は3千円くらいで

自分に「ぷちギフト」を贈ることにしている


自分の機嫌は、自分でとる

自分で自分を上機嫌にさせて

毎日、気持ちよく生きていくための

小さな、祝日を作っている


今までに買ったものは

1月には、シクラメンの鉢植え

 ……ただし、今年発表されたばかりの新品種

   なんと、八重咲のシクラメンだ……

そして今月、2月の「ぷちギフト」は

電動歯ブラシにした


というのも

私は、食べることが大好きで

いくつになっても、食べる楽しみを

失いたくないと思っているからだ

歯を失って、入れ歯になると

噛み応えがわからなくなる上に

アーモンドのような、硬いものは

あまり食べられなくなる

それだけではない

いちごのツブツブなどが

はぐきと、入れ歯の間に挟まって

ひどく痛くなることもある

と、聞いて以来

歯磨きにはかなり注意を払っている


だが、普通に手で磨くだけでは

どうしても磨き残しがある

1本1本、丁寧に、正確に磨くには

電動歯ブラシの方がいい、と

先日、歯医者さんから聞いてきて以来

ずつと、買わなくてはいけないと思っていた


それが、ちょうど2月のセールで

通勤途中にある、大型電気店がセールをしており

普段なら、5000円以上している

この、電動歯ブラシが

ちょうど、予算ギリギリの3千円ででていた


メーカーも、オムロン

家庭用血圧計や、万歩計、電子体温計などの

お手軽な、家庭向け医療機器を扱っているメーカーだ

信用はできる

それに、歯ブラシ部分の替えもセットになっている


今まで、夜の歯磨きは

やらなくてはならない、一種の「お仕事」だったが

新しもの好きのせいか

なんだか、ちょっとワクワクする

お楽しみになってきた

歯はどのくらいきれいになるか

コーヒーを愛飲するため

少しばかり、黄ばんできている歯が

これで白くなってくれたりしないか、などと

下らぬことを考えるのも、また、楽しい


電動歯ブラシでの歯磨きが済んだ後は

以前買った、桃の味のする

マウスウオッシュで、仕上げをする

ううむ、くだらないとは言え

「また、楽しからずや」というところだ


さらに言うと

わが愛猫、「のえるさん」は

元が野良猫だったからなのか

非常に警戒心が強い、というか、怖がりで

掃除機の音がするだけで

家具の隙間に入り込んで、出てこなくなってしまう

電動歯ブラシの音がしたら

やっぱり怖がるかな、それとも

その程度なら、むしろ好奇心をそそられて

確認しにやってくるかな、などと想像しつつ

反応を確かめるのも、楽しみだ


今月のぷちギフト

電動歯ブラシは

何重にも、いいことを招いてくれそうだ



2025年2月11日火曜日

年金受給を70歳からにする? いい加減にしろ、竹中平蔵!!

 タイトル通りだ

今日、Xを読んでいて

思わず、ウソだろ、と声をあげてしまった


竹中平蔵のインタビューに関する

短い記事だ

「これからは、80、90まで

 働く時代になる」

だから、年金の開始年齢は70歳にすべきだ、というのが

竹中平蔵の理屈なのだが


とんでもない、馬鹿にするのもいい加減にしてほしい


そもそも、竹中平蔵は

今はただ単に、パソナという一企業のトップに過ぎない

小泉内閣の時代と違って

政府の相談役でも、財務大臣でも何でもない

それが

年金の開始年齢にまで

どうして、口をはさんで来るのか

越権行為も甚だしい、というか

図々しいにもほどがある、というか

出る幕ではないだろう、というか

ううむ、私はそもそも、あまり悪口の

持ち合わせがない方なのだが

この人に関してだけは、いくらでも出てきそうだ


年金受給年齢は、定年年齢と連動させなくては

露骨に言って、食べていけない

つまり

年金受給開始年齢が65歳に繰り下げられたときは

企業の定年年齢を65歳まで延長するという

処置が抱き合わせになっていた

年金受給年齢だけを引き上げたのでは

退職後、年金スタートまで

まったく収入が入らなくなってしまう

これでは、多くのシニアが

文字通り、路頭に迷うことになる

なので、職場の定年年齢を伸ばすことで

何とか、バランスが取れてきた


だが、70歳となると、話は全然違ってくる

男性の平均寿命は、79歳だ

ということは

死の9年前まで、満員電車に乗って

毎日働かなくては、生きていけなくなる

ということになる

65歳までなら、まだ体も動くし、体力もある

だが、70歳となると

個人差は大きいとはいえ

持病や、足腰の痛みなども出てくる

希望する人は働けばよいと思うが

希望する人には、楽隠居もできるようにしなくては

余りにも、酷だろう


それに、7年間しか年金がもらえないとすると

18歳から70歳まで

52年間、すでに支払い済みの年金額の

「元が取れない」状況になる

年金の平均額は

国民年金は男性でひと月に約6万円

79歳まで生きるとしても

もらえる額の総額は、約650万円

支払う額は、ひと月に1万7千円

これを、18歳の時から70歳までなので1520万円

つまり、900万円の赤字だ


どうしても、70歳にするというのなら

年金制度からの脱退の自由を認めてほしい

私なら、今すぐ脱退する

そして

その代わりに、今まで収めた年金額を

耳をそろえて

ついでに、利子もつけて

全額返してほしい

自分で運用する方が、よっぼどいい


この竹中平蔵という人物は

まさに、「政商」

良く、時代劇などで

お奉行様に、小判のぎっしり詰まった菓子折りを渡し

社会の害悪にはなるが

自分には都合の良い政策をとってくれと頼みこみ

お奉行様に

「おぬしも悪よのぅ」と言われる

「越後屋」のポジションにいるような人だ


この人が、勝手に

シニアの年金は高額で、国の財政を圧迫している、といい

若年層とシニア層の対立をあおっているが

実際には

シニア層で、裕福な生活のできるような年金額をもらっているのは

麻生太郎や、森喜朗、この頃話題の日枝あたりだけで

多くのシニアは

スーパーの警備員や、トラックの運転手をして

不足している年金を補っているのが

実情だろうと思う


老後資金2000万円問題も

いつの間にか、4000万円問題になり

そのうえ、年金までもらえなくなる

これが

40年以上、まじめに働いてきた礼なのかと

怒り狂いたくなってくる


もし年金開始年齢を70歳にするようなら

これ、文字通りの暴動が起きるのではなかろうか

食べられなくなるシニアは多いだろうし

刑務所に入る方が、三食食べられて

医療も受けられて

認知症のケアもしてもらえる、となると

実刑覚悟で、荒っぽいマネをして

せめてひと花咲かせてやろう、と

思う人くらいは出てくるのではないかと思う


ただ、私は

その種の荒事が起きる前に

年金70歳に、絶対反対してくれそうな

政党とと政治家を探して

せっせと応援しておこうかな、とは

思ってはいるのだが


https://x.com/i/status/1886076479349608933


https://x.com/i/status/1888906360643055986





2025年2月10日月曜日

税金投入は避けてほしい・大阪万博大赤字の予感

 大阪万博の前売り券が

全然売れずに、困っているらしい

目標は1000万枚なのだが

その半分も行かない、775万枚

それでも、普通に売れたわけではなく

協賛企業がまとめてチケットを引き取った

それを、取引先や社員の福利厚生にと無料で配り

配られたチケットは、早くも

ネットオークションで、2割引きくらいで

売りさばかれている始末


まあ、正直言って

わかり切っていたことだろう、と思う


そもそも、1000万枚の売り上げ目標そのものに

かなりの無理があった

人数設定が

万博期間中の入場種数が

USJより多ならなくては達成できない人数だった


なので、子供の遠足や修学旅行に、と

考えたようだが

日差しをよけるところがなく

熱中症になるのは確実

休憩所も小さいので

生徒が弁当を食べるにも困る

いくつかの学校がかち合ったら

絶対に場所が足りなくなる、となれば

大阪府の学校でも

行かないと決めた学校が出てくるのも当然


おまけに、目玉となる企画が何もない

「火星の石」というけれど

これは、火星に行ってとってきたものではなく

ただの隕石だという

空飛ぶクルマは、飛ばない

世界の食べ物が食べられますよ、というけれど

日本の出店は、スシロー、焼きビーフンのケンミン

串カツはダルマ、ニチレイの冷凍スムージーなど

正直、万博に行くより

イオンのフードコートに行った方が早いだろう


おまけに、チケットを予約するのに必要なのが

氏名や生年月日までは、まだわかるとしても

指紋、顔画像などの生体情報

ラインのアカウントやパスワード

既婚、未婚、子供の有無、趣味、し好などの個人情報

とどめが

「国や、協賛企業、外国政府に情報を

 提供する場合があります」

これで、チケットを買おうと思ったら、バカだ


赤字はまず、間違いないとして

怖いのは、今までどこも

赤字になった時の責任の話を

してこなかったことだ

赤字の分の補填を、誰がするのかを決めていない

これは、実際に赤字になった時

必ずや、すったもんだの大騒ぎになる

その結果、仕方がないので

税金を投入しよう、という話になると思う


とんでもない、冗談ではない

最初から、維新ばかりがやりたがっていたイベントで

関東圏では、維新の支持者以外は

やめた方がいい、と

かなり冷ややかに見ていたイベントだ

維新の支持者でクラウドファンドでもするというなら

まだ、理屈は通るが

関東圏に住む、維新支持者以外の人にとっては

文字通り、何のかかわりもない話で

こんなことのために税金を納めているのではない、と

文句の一つも言いたくなってくる


万博跡地をカジノにする話も

今から、失敗が見えているようなもので

やめておいた方が良いだろうとは

思っているのだが


とりあえずは、声を大にして言いたい

万博が失敗しても

税金の投入だけは、やめてほしい、と



2025年2月9日日曜日

認知症予防・1年に100個の新しいことをする ⑤ファミリーマートの新作菓子「ピエール・エルメ監修 マカロンサンド」を買う

 認知症にもいくつかのパターンがあるが

脳内の伝達物質が不足して起きるパターンだけは

ある程度、予防ができるのだそうだ

その方法は、非常に単純で

「脳内の伝達物質を増やすこと」

伝達物質は、新しいことをするときに増えるのだそうだ

なので

シニア系の著書をたくさん出している和田秀樹医師は

一年に100個の新しいことをしているそうだ

私も、ひそみに倣って

1年に100個をチャレンジ

ブログにのせていくことにした


今日は、近所のファミリーマートで

新作を買い込んできた


1年で100個、と言われても

案外と、タネが尽きてしまいそうだ

そこで、私のおすすめは

「コンビニにご注目」だ


というのも

コンビニでは、ほぼ毎月、新製品を発売し

キャンペーンもやっている

代替、300円前後のお値段なので

ちょっと節約すれば、買えないわけではない

しかも、新発売は期間限定

たいていが、1か月くらいで変わっていく


ということは

行きつけのコンビニで、新商品のフェア商品を

買ってみるだけで

一年に100個の目標のうち

40個くらいが、カバーできることになる

コンビニが二種類あれば

例えば、ファミリーマートと、セブンイレブンに通えば

それだけで、80個分だ


あとは、新しい量のレパートリーに挑戦したり

新しい趣味を始めたり

新作のビデオを借りてみたりと

ちょこちょこ楽しく過ごしているうちに

100個くらいは達成できそうだ


ということで、買い込んだのが

歩いて数分の距離にある

ファミリーマートで、現在販売中の

「ピエール・エルメ監修」シリーズ

チョコレート系と、いちご系と

二種類出ていたのだが

今回は、いちご系を買ってみた


というのも、いちご系の方は

上下がマカロンにサンドイッチにされているという

「マカロンサンド」だったからだ


「ピエール・エルメ」といえば、やはり、マカロンだ

そもそも、ピエール・エルメの名を

世界中にとどろかせたのが

「イスパハン」というマカロンだった

それまでは、砂糖味しかなく

歯触りは良いが、時代遅れのスイーツ扱いだったマカロンを

美しいバラ色、バラの香り、味わいはラズベリーで

大きめに焼き

真ん中には、クリームだけではなく

生のラズベリーに飾り立てられたライチをはさむ

これを、ケーキのように皿にのせて

フォークとナイフで食べるようにアレンジした


私も、一度だけ食べたことがある

スイーツというよりも

特急呪物級の美味だった

ただ、値段はたしか、紅茶がついて

2千円を少し超えたと思う

高級パフェと、ほぼ同額だ
















このマカロンサンドは、250円だ

なので、あのイスパハンを期待しては

気の毒というものだろう

とはいえ

ピエール・エルメの名をつけている限りは

妙なものであるはずはない、と

わくわくして買い込んだ


家に持って帰り

紅茶をいれて

かじるのは、なんとなく無遠慮すぎる気がしたので

小型のナイフとフォークで

肉を食べるときのように、少しずつ端から切って

小さめの一口にして食べてみた


率直な感想を言うと

「悪くはないが、まあまあ」

「値段を考えれば、満足」というところだ


中央のクリームは、私好みだ

甘すぎない上に、いちごの酸っぱさがよく効いていて

とてもフルーティーな感じがする

クリームの分量はかなり多いので

食べ応えがあり、満足感も高い

それなのに、さっぱり、すっきりとしていて

重くならないところもいい


ただ、その分

肝心の、マカロンの印象が薄い

サクサクはしており

特に、パッションフルーツの香りは高いのだが

正直、香りだけ、なのだ

パッションフルーツの味がほとんど感じられない

イチゴのマカロンに至っては

クリームに完全に「食われて」しまっており

ほとんど、味がわからなかった

食感は良いのだが

ほとんど、食感だけしか感じられなかった


ただ、くどいようだが

クリームは、そこそこおいしいので

クリームだけでも、250円の価値はあると思う

ただ、「マカロン」を期待すると

ちょっとばかり、拍子抜けするかもしれない


なので、

「一年100個チャレンジの対象として認められるかどうか」の

判定基準は

★5個が満点として

★★★★

完ぺきとは言えないが、おすすめできる

というところだ

肩肘張らずに食べられる

ティータイムのお茶請けには、良いかもしれない








2025年2月8日土曜日

今月の外食・二月編

 普段は、自炊の毎日だが

そればかりだと、生活にメリハリがなくなってくる

かといって、外食が癖になると

財布にも厳しいが

何より、健康にも厳しくなる

生野菜、特にサラダ類には

きっちりと油を使ったドレッシングが

かかっている上に

分量は、どう考えても足りない

栄養のバランスが崩れてくると

なかなか、取り戻すのは難しかったりする


そこで、外食もすることはするが

回数を決めることにしている

ひと月に一回

予算は、3千円以内


予算をコスパよく使うために

平日のランチに行くことにしている

ありがたいことに役職定年になっており

有給休暇は、目いっぱい使える

なので

どこかに遊びに行くときに

ランチもくっつける、というパターンが多い


二月の外食なのだが

これが、一年で最も都合が良いケースになっている

というのも

私の職場は、年に一度の健康診断を

虎の門病院の健康診断センターと提携している

一日有給休暇を取って

人間ドックにしっかり入って

丁寧に診断をしてもらってから

残った時間は、遊んですごせる


そして、ありがたいことに

虎の門病院の健康診断センターでは

同じビル内に貼っていているテナントの

飲食店に限られるのだが

千円分のタダ券をくれる







この、ビル内のテナントが

なかなかの優れものだ

ビル名は、「赤坂インターシティーAIR」

正直、健康診断でもなければ

中に入ろうとも思わないほど

場違いに、スーパーオシャレなビルではある

とはいえ

オフィスビルはオフィスビルなので

どの店でも、たいていランチは2千円くらいで足りる

千円しないところもあるが

このタダ券ではおつりが出ないので

そこは避ける


さらに、このビルがあるのが

溜池山王、青山一丁目のすぐ近く

少し歩けば、TBSテレビ局がある、という

オシャレな立地だ

同じビルのテナントも

シュラスコやら、イタリアンやら、かなりオシャレだ


多少迷った末に

フレンチのビストロにすることにした

ランチなので、かなりおトクになっている

私の好みは魚よりも肉

できれば、ジビエがあれば最高なのだが

と思って、メニューを探したところ


まさに好みのものがあった

ジビエではないが

少し野性味のある肉

子羊肉と白菜の煮込み

これに、パンがついて1700円

タダ券を使えば、700円で食べられることになる

これに決めた

店名は 「ビストロ バズ」


ビストロというのは

レストランより気楽に入れる

いわば、「食い物屋」のような店だ

健康診断を終えたばかりなので

余りハードな、レストランよりも

ビストロの方が、良さそうにも思えた

しかも

この店のシェフは

この店ではない、ほかの店ではあるが

ミシュランのビフグルマンを五年連続で

とったことのある方だそうだ

これは、かなり期待度が高まる











せっかくの外食

家で味わえないものの方が良い

店の雰囲気もそうだ

自宅とは、まったく違う

フレンチらしい、パリの駅にでも

ありそうな雰囲気と

BGMのアコーディオンも食事の楽しみの一つ

ゆっくりと待とうか、と思う間もなく

あっという間に、料理が出てきた


正直に言って

料理の温度はもう少し熱い方が

私の好みだ

とはいえ

これほど大きな羊の塊肉を

出してもらったのは、初めてというくらい

ボリュームのある皿だった







私の握りこぶし一つより、少し大きいくらい

上に載っているのは、生ハムだが

下に置かれているのは

完全に、羊肉だ

それが、ナイフを入れると

ホロホロと零れ落ちるほどに

柔らかく仕上がっている

ソースは、パターソースで

少し癖のある羊の、癖を殺さないように

絶妙な味付けになっており

味そのものは、少し薄いかな、と思って食べていると

コクと深みが残る、という印象だった







お手軽価格なのと

雰囲気があるためだろうか

店はすぐに満席になり

「おひとり様」の私は

少しばかり、居心地が悪いくらいだった


気取りすぎず、どこか家庭的で

料理もソースも、あまり濃すぎず、重くもならず

実にさっぱりといただけて

午後の仕事にパワーの出そうなランチだった

……私は、一日有給を取ってはいたのだが……


今月の外食も、大満足だった


2025年2月7日金曜日

超単純・和風ドレッシングの作り方

 だんだん寒くなってきて

野菜を水で洗うのも

少しずつ、おっくうになってくる

こうなると、仕事の帰りに

洗わずに済む野菜パック

しかも、時間が遅いので

だいたい、3割引きくらいになっているものを

買って帰ることが多い


器に取り出し

さて、ドレッシングだが


いちいち買い込んでいたのでは

財布に厳しい

かといって、マヨネーズでは

味が単調になる上に、カロリーが高い

それで、私は、手製の和風ドレッシングを

作ることが多いのだが


これが、超単純なくせに

そこそこ、美味だったりする


作り方、というほどのものではない

必要なものは

 ① めんつゆ(2倍希釈くらいのものの方がおいしい)

   ② サラダ油(私はオリーブオイルを使っている)

  ③ マヨネーズ


作り方、と言えるほどのものではないが

強いて言うとすれば

 ① めんつゆをひと回し、野菜にかける

 ② サラダ油をその半量くらい、かける

 ③ 隠し味に、マヨネーズを半口分くらい絞る

 ④ 全部をあえる


あれば、すりごまを振ってもおいしいし

ユズの皮などをすり下ろすと

かなり高級感覚になってくる


マヨネーズはなければなくても構わないが

一味、味わいが深くなってくるので

私は入れる方が好きだ


めんつゆとマヨネーズ

一見、どうなるかと思うような取り合わせだが

マヨネーズと醤油は、よくある組み合わせだ

これに、だしが入って

より、和風の度合いが増したもの、と考えると

ほぼ正確だと思う


とにかく、カット野菜の上からかけるだけ

食べるときに、混ぜ合わせればよいだけなので

洗い物も楽なうえに

野菜は、自分でもびっくりするほど

ドンドン食べてしまう


ぜひ一度、お試しあれ




2025年2月6日木曜日

明日は健康診断

 今日は、少し早く帰ってきた

八時までに、夕食を終えなくてはいけない

というのも

明日は、健康診断なので

絶食タイムがあるからだ


実をいうと、健康診断には

ちょくちょく引っかかっている

一度は、視力で引っかかった

目のピントがなかなか合いにくくなっているのと

生まれつきの、かなり度の強い乱視のせいで

視力がガタガタになっていた


昨年引っかかったのは

なんと、肝臓だった

アルコールは飲んでいないのに

どうして、と、思ったら

揚げ物と甘いものの食べ過ぎで

脂肪肝になっていたのだそうだ

確かに、コロッケもとんかつも

大好物ではあるし

ケーキ、アイスクリーム、豆大福は

家にあると思うだけで

なんとも言えず、幸せな気分になるくらいだ


とはいえ、脂肪肝はいただけない

脂肪肝は、肝硬変まではいかないが

肝臓に脂肪がたまっている

つまり、肝臓が脂肪によって

攻撃を受けているという状況なので

なんと

肝臓ガンのリスクが、飛躍的に高まるのだそうだ


私は、一番なりたくないものは

なんといっても認知症だが

その次は、ガンだ

手術の入院、退院後のケア

それにかかる費用と

その間、愛猫の面倒を見てくれる人が

いなくなることを考えるだけで

思わず、ゾッとしてくる


それもあって

今年一年は、かなり食事に気を付けたつもりだ

運動量も、特に

ファイナンシャルプランナー1級に合格して

余り、根を詰めて勉強しなくても

良くなってからは

かなり増やした方だと思う


結果は、どうなっているだろうか

一年の生活の総決算を聞きに行くようで

少しばかり怖いこととは怖いが

少しばかり楽しみでもあり

なんだか、資格試験の合格発表を

聞きに行く前の晩のような気がしている


この頃は、血液検査の結果は

採血をしてすぐに、その場で出るようで

健康診断は午前中

午後から、診断結果に基づく健康相談が

受けられる、とのこと

二時間ばかり有給休暇をもらい

健康相談まで受けてくることにした


どうか、うまくいっていますように