2024年7月28日日曜日

蓮舫サンと「こまた」

 東京都知事選が終わって

早くも、三週間近くなるが

私は、今でもまだぐスグズと

蓮舫サンの率いる東京都が見たかったと

諦めきれずにいる


そもそも、ずっと昔から

蓮舫サンのファンなのだ

あまりにもミーハーで、少し恥ずかしいのだが

人生初、わざわざ銀座まで

街頭演説会にも出向いていった


といっても

たまたま、銀座に行く用事があったので

ついでに演説も聞いてきた、という方が

正確かもしれない

……ちょうど、コーヒーを切らしていたのだ

  私は、ドリップコーヒーは

  銀座にある、「澤井コーヒー」の

  福袋のものを飲む、と、ほぼ決めている

  別に、グルメを気取っているわけではない

  単純に、足代を出しても、なお安く

  それでいて、とても美味で

  驚くほど香りが高いのだ


  福袋は120袋くらいの、大容量だが

  私の職場は、クーラーの温度が非常に低く

  私はホットのドリップコーヒーを

  一日三杯くらい飲まないと

  凍死でもするのではないかと思うほど

  寒くて寒くてたまらなくなる

  なので、この大容量も

  二カ月くらいで、きれいに消費しきってしまう


  気になるお値段だが

  なんと、1杯分20円くらいだ

  これは、近所のスーパーで売っている

  ドトールのドリップの半額くらいだ


  それでいて、さすが銀座のコーヒー専門店

  私に言わせれば、

  スタバやターリーズよりは確実に美味だ

  それに何より、香りが高い

  飲み切らずに、少しマグカップに残したまま

  机の上に置いているだけで

  ささやかな「癒し」になるほど

  良い香りがしている


  どの銘柄も美味しいが

  特に、苦みの強いものは絶品のように思う

  私の一番の好みは「ビタークラシック」が

  ありがたいことに、一番よく福袋になりやすい銘柄だ……


コーヒー福袋のついでながら

演説は、いわゆる「かぶりつき」で聞いてきた

前から三番目くらいの場所だ


演説は、最初から最後まで全部

というよりも

蓮舫サンが登場する前の応援演説

……これが、豪華なことに立憲民主党の元代表

  枝野サンだったのだが……

ここから、通しで聞いてきた















職場の同僚に言わせると

蓮舫サンは、悪くはないけれど

攻撃的で、怖いから、「俺的にはパス」

なのだそうだが


実を言うと、私にはどこが怖いのか

全く、ピンとこない

怖いどころか

むしろ、小気味よくて痛快な話し方に

聞こえるのだ


この人は

思ったことを、はっきりという

意見を言う時には、白黒はっきりとつける

反論したいときには、感情的に相手を罵倒するのではなく

筋道をつけて、理路整然と話を進める

やはり、カッコいいなぁ、と

思ってしまう


大学時代に、一時ディベートにはまっていたことがある

ディベートの話し方には

一定のマニュアルがあるが

蓮舫サンの話し方は

まさに、これに当てはまる

「当てはまる」を通り越して

ディベートの教科書のサンプル、と

言っても良いくらいだ


私としては、むしろ「推し」に近いだうう

どうしてこんなに、バッシングされるのだろうと

ぼんやり考えていたら


なんだか、思い出してきた

考えてみれば

小学校くらいから、変にふにゃふにゃ、クネクネした

いわゆる「ぶりっ子」は好きではなかった

蔦か何か、つる性植物を見るようで

どこか、イライラした

同じ植物なら、ひまわりのような人のほうが好きだっが

当時から、妙な趣味といわれ

大学に入ってからは

春琴抄みたい(無礼な!!)とからかわれたものだった


フジテレビの女子アナ全盛のころも

安藤優子さんのニュースの方が好きだった

一時は、コロナの女王、岡田先生の解説も楽しみにしていた

ファイナンシャルプランナーの勉強を始めたのも

いい年をしてミーハーだが

森永先生と、荻野先生への

そこはかとない憧れも一因ではある

草笛光子サンは、主演の映画を見に行くほど好きだ

だが、もっと好きなのが岩下志麻サン

主演の「極道の妻たち」シリーズは全部見た

高校時代の一番の楽しみは

漢文の時間に、先生がきりりと教科書の

音読をしてくれるのを

聞いている時間だった

……史記の、項羽の死のあたりなど

  特に凛々しくて、大変に良かった……


蓮舫サンは政策も良かったし

演説会も熱気があった

政治家としても実に魅力的で

私はむしろ、応援したいんだがなぁ、と話すと

しばらく聞いていた同僚の1人が

二ヤリ、と笑うと

「うん、つまり

 小股の切れ上がった女性が好きなわけだ」と

勝手にまとめてきた


その「二ヤリ」があまりに「二ヤリ」だったので

セクハラじゃないのか、と言いかけて

素朴な疑問にぶち当たった

「小股の切れ上がった」という日本語は

この頃はあまり使われてはいないが

日本語としては、確かにある

だが

「小股」って、何だろうか


「股」なら、間違いなくセクハラなのだろうが

「小股」だから、股ではないだろう

脇の下が切れ上がっては腕が使いにくそうだ

指の股、という言葉はあるが

別に、指の間が切れ上がっても

単に指が長くなるだけだろう

では、「小股」とは……などと考えているうちに

昼休みが終わってしまった


だが、小股が何であれ

蓮舫サンの政策と演説は素晴らしかった

しばらく充電するかもしれない、とのことだが

充電が終わって、浮上するときに

どれだけ、パワーアップしているか

今から、楽しみになっている


 


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