今日は、ファイナンシャルプランナー1級
実技試験の合格発表日だった
自己採点では、確実に落ちている
だが
この試験では、選択問題に加えて
一問20点の、記述式の問題がある
この記述式の採点基準次第では
首の皮一枚で、つながる可能性も
無きにしも非ず、というところなのだが
実は、自分の受験番号がわからない
試験を受けに行って
自己採点をした直後に
確実に落ちた、と思い
口惜しさとショックのあまり
持ち帰った試験問題の冊子を
二つに引き裂いて、ごみ箱に叩き込んだ
どうやら、その時に
受験票も一緒に、捨ててしまったらしい
まさに、短気は損気
自分の合否が、わからなくなってしまった
ただ、受験票をなくしてしまっても
大概のところが、事務局に電話をすれば
受験時に登録した住所・氏名で検索して
受験番号を教えてくれる
なので、今回も大丈夫だろうと思っていたら
午前中に電話をかけてみたところ
受験番号は探せません、と言われた
電話の宛先を間違ったのかと思い
どこにかければ、教えてもらえるか、と
聞いてみたところ
電話番号はあっている、扱いは事務局だが
事務局では、そうした検索は一切できません、とのこと
合否は、来週中には通知のハガキが届くので
それまで待っていてほしい、と言われた
試験問題を破って捨てたのも自分だし
一緒に受験票を捨てたのも、自分だ
間違いなく、自業自得ではあるのだが
これでは、蛇の生殺し
しかも、来週までとは、長すぎる、と
自分で自分に、イライラと腹を立てかけて
思い出した
私は、アロマテラピー1級の有資格者ではないか
アロマテラピーというのは
植物の芳香成分(精油という)を用いて
精神の安定を図ったり
心地よい眠りに導いたり、という
自然療法のことだ
ちょうど、試験に使った「香りテスト」対策用の
精油17種類が、全部手元に残っている
まさに、アロマテラピーで
怒りと、イライラを発散すべき時だ
こんなことで、自己嫌悪に陥ったところで
びた一文も、得をするわけではない
まさに、短気は損気
これで、イライラのあまり精油のビンを
ひっくり返したりして
もっと悲惨なことにならないように
短気は損気、短気は損気、と
何度か、口の中で繰り返しながら
精油の準備に取り掛かった
アロマセラピストとしての
記念すべき初仕事だ
早速、気分を落ち着かせる、「鎮静作用」のある
ラベンダーとゼラニウムを1滴ずつ
ムエットと呼ばれている、
香りを試すときに使う、試香紙に落とし
ゆったりとした気持ちで、深呼吸
深く吸い込んで、息を吐いて、を何度か繰り返すと
……これは、アロマテラピーが効いたのか
好きな精油をいじっている間に、気がまぎれたのか
単純に深呼吸の効果か
この辺は、自分でもよくわからないのだが……
かなり気分が落ち着いてきたのは、確かだ
で、思ったのだが
自己採点で、確実に落ちたと思ったのだから
合否発表など見なくてもわかる
確実に落ちているだろう
それが、あわよくば、などと
色気を出すからいけない
潔く、不合格を受け止めよう
で、落ちたらどうするか
せっかく、合格率10パーセント前後の
一次試験を突破したのだ
これを無にしてしまうには、あまりにも惜しい
当然、最終合格を勝ち取るまで
実技試験を受け続ける
それだけわかっているのなら
今日から、実技試験対策を始めればいい
なにも、精油のお世話に
なる必要も、なかったではないか
バカバカしい
という、実にまっとうな結論となった
次の試験は、年が明けて、二月になる
それまで、根を詰めすぎては
気力が持ちそうにないので
少しずつ、休み休み、サボリサボリ
でも、確実に
準備を進めていこうと思っている