2024年10月27日日曜日

今夜は選挙速報・つまみはノンフライクッカーのフライドポテト

 今夜は、テレビづけになろうと

ずっと前から、楽しみにしていた

衆議院の、選挙速報だ


子どものころから、選挙速報を見るのが

大好きだった

「三つ子の魂百まで」というようだが

人間の好みというのは、案外と早く決まってしまい

変わらないものなのかもしれない


私に言わせれば、選挙というのは

合法的で、文化的な「果し合い」にみえる

古来から、決闘の作法とされている

「果たし状」はすでに公開されている

今回の選挙の果たし状は

「裏金、壺」


これを、裏金議員の処分は終わった、

これで幕引きだ、とするのか

いやいや、こんなことで

終わりにするなど、とんでもない、というのか

話し合って、らちが明かなければ

決闘で決める

だが、刀やピストるを使った決闘では

単に体が強いものの意見ばかりが通ることになる


だから、票という武器を使う

しかも、この決闘にはギャラリーである

我々も参加することができる

しかも、決められるのは我々に関係のあるデキゴト

となると

ワクワクせざるを得ない


私は、マイナ保険証には大反対で

紙の保険証を残してほしかった


遺族年金の打ち切りにも反対だ

そんなことをしたら、一番困るのは

高齢者ではない

50代の、働き盛り世代だ

なぜなら、高齢者、特に女性のほとんどの

介護施設の入居費用は

月々の年金から払っているからだ

遺族年金がなくなれば

当然、施設の利用費は払えなくなり

出ていかなくてはならなくなるわけだ

かといって、施設に入るくらいの体力だから

一人暮らしはできない

となると、

50代くらいの、子ども世帯が

親を引き取るしかないのだが

親が認知症でも発症していれば

子どもは、介護離職をせざるを得なくなる

シニアにかかる費用を減らすように見える政策でも

結局は、しわ寄せがくるのは、その子世代

50代の生活が崩壊する可能性が高い

この世代の生活が崩壊してしまい、国益を損なう

だから、

絶対にやめてほしいと思っていた


裏金議員は、税金を払わせ

悪質な連中は、ぶち込め、と思っているし

離婚したシングルマザーが貧困にあえいでいる反面

離婚した父親の方は、養育費も払わず

自分の子供のこともほったらかしで

現在の生活を楽しんでいるのは、ケシカラン

母親が、一人で子を作ったわけではあるまいし

父親にも、子どもに対する責任はあるだろう

父親が、子どもの学費や生活費を払わないというのなら

父親の給料を差し押さえて

子どもの教育費や、食費を

子どもにあてて送ってやれ、とも思っている

……これは、私がフェミニストだからというよりは

  50年近く前に見た、演劇

  蜷川幸雄演出、平幹次郎主演の

  「王女メディア」の影響だと思う

  演劇自体は、古代ギリシャの作家

  エウリピデス(この人は、世界史の教科書に載っているくらい

         古い古い時代の人なのだが

         脚本には、全く古さがない

         天才というのは、すごいものである)

      芝居の内容は、今でいう『サレ妻』の復讐劇

  若い、金持ちコネ持ち女の略奪婚に引っかかり

  妻と子供二人を捨てようとする夫に対する

  愛憎半ばする、妻メディアの物語だ

  このメディアという役の持つエネルギーは

  相当にすさまじいので

  演じていた平幹二朗すら

  舞台が終わると

  役を体から抜いて、元にもどるために

  毎回、冷水のシャワーを浴びていた、という

  エピソードまで残っているほどだ


  その中で、平幹二朗扮する、メディアのセリフ


  「私の栄えある家妻の地位をないがしろにし

   さんざ、世間の物笑いにしておきながら

   ご自分お一人が、面白おかしくお暮しになろうとは

   とんと、うますぎる話しであった


   あなたがご執心のお美しい姫君も

   また、その父親のご領主殿も

   私から夫を奪ったその上に

   無事息災でいられるものか」


   感受性の強すぎる、10代の終わりに見た舞台だったためか

   60を過ぎた今でさえ

   「サレ妻」「子供を捨てる夫」と聞くたびに

   この、流麗で美しい言葉

   それでいて、激しい呪詛と怒りと嘆きに満ちたセリフが

   まるで、何かのスイッチが入ったように

   平幹二朗の、オペラ歌手並みの朗々とした声で

   頭の中に鳴り響いてしまうのだ

   多分、もう死ぬまで止むこともあるまい


   で、思うのだが

   これも、一種のPTSDではなかろうか……


だが、私がどんなに

裏金議員に怒り狂おうと

相手は、痛くもかゆくも無かろう

これを、正面切って

「お前のやったことは、汚い」と

決闘を申し込んでくれる人がいるなら

まるで、私の決闘代理人だ


拍手の一つもして、ちょっとばかり支援もしたい

そして、その程度でも関わり合いになると

その人の運命も、気になってくるというものだ


今のところ

自民・公明は合わせても過半数には届かない

つまり、政権交代の可能性もありそうだ、という


裏金議員の中には、ぽつぽつと当選した人もいるようだが

落選が確実になった人の方が多い

……ちなみに、選挙速報で

  「当選確実」は必ず見るが

  今回、初めて見た表示が

  「落選確実」

  ううむ、長生きはするものである……


私が、落ちてほしいと思った人は

かなり落選してくれている

注目の選挙区では、まだまだ接戦を演じているので

今夜は、ある程度の情勢がわかるまで

夜更かしをしてしまおうかな、と思っている

それでも、明日の朝は

気持ちよく目覚められそうだ


本来なら、このような楽しい「娯楽」のお供は

ビールと柿の種、あたりなのかもしれないが

私はソバー・キュリアス

つまり、酒は飲めるけれど、あえて飲まないという

ライフスタイルでもあり

……それに、この時間に飲むと

  入浴ができなくなるのも、面白くない……

テレビのお供は、ノンフライクッカーで作った

油を使わない、健康的なフライドポテトだ

もうすでに、ジャガイモ4個分くらい

平らげてしまっている


とりあえず

立憲民主党サン

マイナ保険証の廃と、能登の緊急支援

よろしくお願いいたします





0 件のコメント:

コメントを投稿