昨日、私の家計管理法を
ごく簡単に公開したところ
家に関する質問をかなりたくさんいただいた
ほとんどが
「家は買うのと、賃貸とどちらがいいか」
という内容にまとめられるものだったので
今日は、ごく手短だが
私の意見を書いてみたいと思う
だが
あくまでも、「私の個人的意見」だ
少々、ファイナンシャルプランニングを
かじってはいるものの
まだ、1級に合格しているわけではないので
そのあたりは、割り引いて聞いてほしい
私個人としての意見は
「絶対に買え」だ
特に、おひとり様なら、選択の余地はない
戸建ての持ち家、一択だ
理由は単純だ
限られた年金の中で、家賃負担はとても重い
場合によっては
二年に一度の、権利金もある
これは、平均して家賃の二か月分だ
しかも、生きている限り
施設にでも入らなければ、一生ついて回る
この負担を避けるには、自宅を買って
65歳までに住宅ローンを終わらせるしかない
また、これは将来的には
だんだん、無くなっていくかもしれないが
高齢者の一人暮らしに、家を貸してくれるような
親切な大家さんは、いないとは言わないが
かなりの少数派で
なかなか、いい物件には巡り合えない、という点だ
今まで住んでいたところに継続して住むなら
さほど変わりはないかもしれないが
例えば、通勤のために駅近に住んでいたが
家賃が割高なので、少し郊外を探そう、と思っても
なかなか、うんと言ってくれる大家さんが見つからない
場合によっては
契約の更新を拒否されることもある
また、賃貸では大規模なリフォームができない
これが、どうして具合が悪いかというと
高齢になって、車いすを使ったり
立ったり座ったりするのが困難になった時
ベンチをつけたり
車いすでトイレに入れるように
壁の位置を作り直したりすることが
不可能になるからだ
せいぜい、手すりを付ける程度だが
これでは、あまりにトイレが不便で
自宅を終の棲家にすることはできない
入浴もそうだ
高齢になり、足があまり上がらなくなったり
ふろでおぼれたりする可能性が出てくれば
浴槽を入れ替えなくてはいけないが
賃貸では、なかなか難しくなる
なので、私は持ち家の方がいいと考えている
それに、持ち家であれば
最後の最後、まったく資金がなくなっても
リバースモーゲージを利用できる
……「リバース・モーゲージ」とは
自宅を抵当に入れることである
だが、普通の抵当権とは違って
資金の弁済の日付が、正確に定まっているわけではない
命のある限り、ずっと自宅に住み続けることができる
借金の返済は、自分が死んでから
銀行が自宅を競売に欠けることで、行われる
残額があれば、相続人に返還される、という制度だ……
家は、少々駅から離れていても
病院と、スーパーに近ければ問題ない
途中に坂道のある物件は避ける方がいい
これは、年を取ると
一番、重要なのが、かかりつけ医と
密に連絡を取ることだからだ
また、スーパーが遠いと
食料品を買いに行くことができず
低栄養による病気、例えば脳溢血などを
起こしやすいからだ
持ち家は、マンションより戸建てが良いというのは
一つには、前にも書いた
リフォームができるかどうか、という点
もう一つは、年々高額になってくる
管理費の問題だ
今では、私の住んでいる関東周辺のマンションでは
管理費が一月二万円、というのが
ほぼ、相場になっているようだ
毎月二万円の出費は
年金生活には、かなり厳しい
それに、可能性はひくいながらも
建て替えの問題もある
80歳を過ぎたときに
建て替えるから、引っ越してくれ
建て替え資金に、一人三十万負担してくれ、と言われても
かなり難しいことになるだろう
それなら、いっそ戸建てにして
建て替えも、維持・管理も
自分の財布と相談して、自分で決めるのが
一番良いだろうと思う
いろいろと書いてきたが
あくまでも、「おひとり様」に関して
私個人の意見に過ぎない
決してうのみにせず、ご参考程度に
とどめていただけると、幸いだ
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