先日のブログで
「おひとり様なら、老後のことを考えて
家は買ったほうがいい
中古の戸建てがベストだと思う」と書いたら
ご質問がたくさん来ていた
ほとんどが
「家は買うにしても、買えるような額ではない」
「どうすれば買えるのか、教えてほしい」という
内容にまとめられるものだったので
私の考えを、ちょっとまとめてみようと思う
まず、目的をはっきりさせることが
必要だと思う
あくまでも、定年後
年金から家賃を払わずに済むように
介護が必要になった時に
自由に壁を抜いて、リフォームできるように
ということなら
「交通の便」はいらない
都心や、ターミナル駅の近くである必要はないし
もっと言えば、駅近である必要はない
私の経験では、年齢を重ねて
運転免許を返納した後で、一番困るのは
近所にスーパーなどがなく
生鮮食料品が買いにいけないことと
病院までが遠くて
通えないことだ
なので、選ぶ時の基準は
スーパーと、町のお医者さんが
徒歩500メートル以内にあること
欲を言えば
訪問介護と、訪問診療をしてくれるところが
徒歩圏内にあること
これが最重要だと思う
そして、選ぶ地域だが
完全に、地方に移住してしまうと
土地の習慣になじめない、というトラブルが
どうしても起きてくると思う
なので私は
地方なら、県庁所在地の郊外
首都圏なら
東京・神奈川は避けて
都心まで、急行で片道90分くらいのところ
都会と田舎の真ん中くらい
いわゆる「トカイナカ」が
一番良いのではないかと思っている
この「トカイナカ」のいいところを
もう一つあげるとすれば
物価が安いことだ
平均して、都心よりは2~3割安いのが
通常のようだ
私は関東に住んでいるので
関東しか、土地勘がないのだが
関東で言えば、例えば、所沢あたりだ
このあたりなら、駅からバスにはなるが
戸建てでも、1000万を切る値段で売りに出ている
ファミリータイプの大きめの家でも
1500万までで、出ている物件が
そこそこ見つかる
ただし、この値段になると
「戸建て」の家の築年数はかなり古い
具体的には、築30年以上、平均して築40年
というのが、相場だろうと思う
なので、購入費用と一緒に
リフォーム費用まで、見積もっておくほうが
安全だろうと思う
家自体は、小さめにはなるが
考えてみれば、老後の一人暮らし用の家だ
ワンルームマンションよりも広ければ
十分に妥協線ではないか、と思っている
もっとも、都心にでて
のんびりと、遊びたくなることもあるだろうが
そういう時には、格安のビジネスホテルに
泊まってしまうのも、よいのではないかと思っている
ビジネスホテル代と
都心近くのマンションの
固定資産税の額を比べれば
ビジネスホテル代の方が、安くつくのは
確実だからだ
ついの住処になる町選び、物件選びは
なかなか、一朝一夕には決められないと思う
なので
私のおすすめとしては
定年の5年くらい前になったら
買いたいエリアをほぼ決めて
月に一度は、物件探しに不動産屋通い
退職金で、物件代とリフォーム代を一括弁済
残りの生活は、のんきに年金暮らし
家の購入で、貯金が寂しくなったら
貯金額のフォローのために、短時間のバイト
そんな感じが、ベストなのではないかと
思っている
ただし、これはあくまでも
おひとりさまシニアの住宅事情で
子どもと同居の可能性があったり
ご夫婦だったりすると、
話は全然違ってくる
また、私個人の考え方なので
決して、これをそのまま、絶対的な解答とは考えず
「こういうやり方もあるのか」程度の
参考にする程度に
とどめておいていただきたいと思う
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