2024年4月5日金曜日

★花金の夜のお買い物

 今日は金曜日

今週も一週間

暑い日も寒い日もあった中

体調も崩さず、良く頑張りました

勉強も、そこそこ進めて、お見事です


と、自分で自分をほめて

……一人暮らしだと、誰からも褒めてもらえないので

  自分で褒めるしかない

  懸命に働いて、自分で自分を養う暮らしは  

  ある種、とても正しいものだとは思うのだが

  この、「自分で自分に話しかけている姿」だけは

  ちょっとアブナイ人に見えそうで

  人前には出したくないものの一つだったりする……


ということは

明日は、一つだけ好きなことをして

遊んでいい日にしよう、と決めた

一つだけなのは、勉強のノルマが終わっていないから

そして

日曜日には、楽しみにしていた映画が

公開になるので

見に行きたいと思っているから

日曜の分も、土曜に勉強しておかなくては

いけないな、と思っているからなのだが


日曜のことを考えると

あまり、時間は取れない

家にいてできる、ずっとやりたかった

面白そうなことといえば、と少し考えて

思いついた


スパイスカレーを作ること


昔らか、興味はあった

ネットでは、比較的簡単だと書いてあった

だが、なんとなくタイミングが合わなくて

……一人暮らしだと、こういうことはよくある

  作りすぎてしまったレバーパテを

  そろそろ食べきらないといけないとき

  なべに煮込んであるおでんが

  どう見ても、三日分はあるとき

  冷蔵庫のナスがしなびかけているとき……

  

今日のように、ちょうどよく、サラダの食材だけが

手元に残っている、などというタイミングは 

なかなか訪れない

今日こそ、ネットで言うところの

「奇跡の週末」のプロローグ

いざ、材料を買い出しに行こう、と決めた


通勤電車を途中下車して

100均でスパイス四種類

ターメリック、ガラムマサラ、クミン、チリペッパー

ダイスカットトマト

スーパーで

クミンシード、コリアンダー

家にあるので、買わなくていいのが

鶏肉と、玉ねぎ、ヨーグルト


材料はこれだけなので

新しく買った材料費は800円くらいだった


ネットによれば

ポテトを使わないので、煮込む時間も少ないうえに

意外に簡単にできて、お味は本格派

むしろ、ルーを使うタイプのものより

美味しかった、という人もいるくらいだ


何事も、まずは挑戦だ

上手に作れたら、私のクックブックの

殿堂入りレシピにしようと思っている


勉強の前に、片付けがてら

今日の戦利品をずらりと並べてみた

なんとなく

早く明日にならないかなぁ、などと

遠足の前のような気分になってきた


美味しくできたら、写真と作り方をアップする予定だ

もし、報告が無かったら

そういうことだと思って

どうか、つっこまずに流してほしい





2024年4月3日水曜日

★私の趣味つれづれ・20代の同僚から教えてもらったコミックが面白い①「メンタル強め美女白川さん」

 時代が新しくなるということは

今までになかった面白いものが

ドンドン出てくる、ということでもあると思う

おそらく、同年代の方々なら

パソコンで世界中の情報がすぐに見られたり

ウーバーイーツに電話すれば

家でビッグマックが食べられたり

ビデオで見そびれたテレビ番組が見られたり

文明の進歩と、快適さ、面白さは

言うまでもなく、味わっておられると思う


ただ、あまりにも多くなりすぎて

ちょっばかり、手を出しにくくなっているものもある

その代表格が、コミックだ

まだ、30代くらいまでは

大御所と言われるマンガ家の名前で買って

読んでみたりしていたのだが

この頃は、その手も効かなくなってきた

今は、作品名は知っていても

作家名を知らない方が一般なのではないかと思う

例えば、大ヒットコミックである

「ワンピース」や「進撃の巨人」「キングダム」

作家名をすらすらこたえられる人の方が

少数派ではないかと思う


なので、私はもっぱら

30代くらいまでの同僚に

何か、おすすめのコミックがあったら

教えてほしいと頼むことにしている

ネットカフェで読むにも、どれから手を付けていいのか

わからないから、というと

たいてい、「推しコミック」を熱く教えてくれる


そして、教えてもらったものは

面白いものぞろいだった

話題になった「セクシー田中さん」も

ドラマ化のかなり前に、原作で読んでいた

……確かに、あのドラマなら作者が怒って当然だ

  原作には、読んでいて肌がヒリヒリするような

  辛さや苦しさが、スパイスのように練り込んである

  このスパイスが魅力なのに

  ただの、甘ったるいラブコメにされては

  読者としても、たまらない思いがした……


今度、劇団四季がミュージカル化する

「ゴースト&レディ」もその中の一つだ

舞台ではどうなるかは分からないが

原作コミックは、ラストシーンが実に素晴らしい

ネタバレしないように、伏せておくが

『泣きました」という感想が多かったのも

素直に納得した

(私はさすがに泣きはしなかったが

 それでも、鼻にツンときた)


そして、今日のおすすめ

「メンタル強め美女白川さん」

去年入社した同僚が

これ、ホントにおすすめです、絶対読んでほしくて、と

私物の五冊を一度に貸してくれた


最初に見たときには

あまりに絵柄が可愛らしくて、少し引いたが

絵柄からは想像がつかないくらい

硬派な内容だった

主人公はOL

何気ない日常で、よく巡り合う、マウントや嫌がらせなど

小さく神経をすり減らしそうな事柄を

強めのメンタルでさばいていく

いわば、「人生マニュアル」のような作品だ

主人公は単にカワイイ竹ではなく

物の考え方や、ライフスタイルには

一本、キリリとした筋が通っている


その「筋」を少し紹介すると

人と自分は比べない

だから、ひがみも、妬みもない

給湯室で聞こえよがしに言われる陰口に対しても

そんなの受け取らないよ

人を傷つけるたびに

どんどん自分の誇りを失うのに、と

まさに、華麗にはね返す


メイクもネイルも整えてはいるが

それは、他人から可愛いと言ってもらいたいからではなく

単に自分が

「好きだから」

「美に競争は持ち込まない

 私もキレイ あの子もキレイ それでいいじゃん

 むしろ、世界平和じゃん」

「私のこと嫌ってる人にわざわざ歩みよろうと思わない」

「私の幸せは私が決める」

と、名言の宝庫

なるほど、OLのバイブル、と言われるだけのことはある、と

納得しながら、瞬く間に

5冊全部読み切ってしまった


私が特に「いいな」と思ったのは

「自分の機嫌は自分でとる」ので

毎月一つずつ、2千円くらいのプチギフトを

自分に贈る、という部分だった

いいアイデアだと思ったので

早速、取り入れることにした

ちなみに、私の今月のプチギフトは

ノンアルコールカクテルを作るときの

マドラーにしようかと思っている


読んでいるうちに、この作品を書いた作者は

どんな人なのだろう、と興味がわいてきた

そして

コミックだけど、お守りみたいなものなので、と

はにかんだように言っていた同僚に対し

なんともうまくいえない、ほほえましい気持ちがしてきた

いいものを教えてくれて、ありがとう


好きなものがまた一つ増えて

ささやかな幸せ気分だ














2024年4月2日火曜日

★「無趣味なので定年後が心配」という方に贈る・60歳から始めるおすすめ趣味リスト ④ ご夫婦で社交ダンス

 以前、神社仏閣・日本史大好きな同僚に

定年後の趣味に、御朱印集めを薦めたところ

定年には4年以上残している今から

すっかり御朱印にはまってしまい

ネットで出会った御朱印友達に

蘆山寺(紫式部の住居跡らしい)の

切り絵御朱印を送ってもらい

大河ドラマファンの皆々様と大いに盛り上がったうえに

あいつに相談すると、いいアイデアをくれるぞ、と

私のことをすすめまくったらしく

このところ、クライアント(?)が

増加の傾向にある


今日、相談を受けたのは

職場でもラブラブカップルで有名なご夫婦の片方

定年後に、二人で暮らすのは楽しみなのだけれど

いつもいつも、二人きりでは

刺激が無くて、マンネリ化してしまうのはつまらない

何か、ちょっと華やかな

お互いに惚れ直すようなイベントのある

趣味を推薦してくれないだろうか

できれば、ロマンチックなものの方がいいが

予算は、二人で合わせて

月に一万~一万五千円くらい

映画鑑賞や、観劇のような「受け身」のものよりも

主体的な行動のできるものの方がいいが

旅行は予算的に厳しいものがある


できれば、健康にいいことがいいが

登山はハード過ぎて、ロマンチックさに欠けるし

スポーツジムも、自分がTシャツ姿を披露したからといって

惚れ直してはもらえないだろうし

何か、いいアイデアはないか、とのご相談だ


思わずノドまで

私はシングルなのですが、という言葉が出かけたが

なんだか、くちに出すと

ひがんでいるように聞こえそうなので、止めた

それに、何と言っても

これ以上はないだろう、というような

いいアイデアが頭に浮かんでいたからだ

少々モヤモヤはするものの

アラカンのご夫婦が、ここまでラブラブだと

こちらとしても、拍手の一つもしたくなってくる

で、ご祝儀代わりに提案したのが


ご夫婦で、社交ダンスのカップルを組み

競技会を目指す

ことだ


私の世代なら、映画「Shall we dance?」を

ご覧になった方は多いと思う

とはいえ、これを提案した時には

さすがに、ぽかんとした顔をされた

なので、一から説明することにした


まず、社交ダンスは一番に「立つ」ことが大切

だが、それにも条件がある

背中の後ろ、肩甲骨二つが平行になるように

(かなり胸を張る姿勢になるので、それだけでも

 苦しい人は、かなり苦しいらしい)

頭はまっすぐ、てっぺんを糸でつられているような感じで

背中は逆三角に、大きめに見えるように

(背筋のコントロールが大事)

おなかは丹田に力をこめ、上に引き上げる

この姿勢で片足立ちができるようにバランスをとり

切れ目なく、ゆったりと動くのだから

踊るというより、曲に合わせて

優雅な筋トレをしているようなものだ


私の相談者サンは、背中あたりでギブアップだった

動きがゆったり、というと

大極拳みたいだ、確かにこれはかなり効く

それに、これだけやればどう考えても姿勢が良くなるから

間違いなく、惚れ直してもらえそうだ、と

本当に愛妻家であるらしい


社交ダンスのスクールは案外多く

料金も、「Sall we dance?」の言う通り

チケット制で、グループレッスンなら

かなりリーズナブルに受けられる

特に初心者なら、奥様と二人で毎週受けても

1万円いくか、いかないかだろう


それに、このご夫婦は東京都民だ

東京には、都民限定のちょっと有名なシニア限定の

社交ダンス大会がある

年齢制限が、60歳以上

毎年、テレビのニュースの取材が入り

確か昨年はコロナの影響で4年ぶりの開催

最高齢は90歳だったような記憶がある


ご夫婦でペアを組んでいれば

時間のある時に、毎日少しずつでも練習ができるので

上達も早くなるだろうし

大会は、目標にも、励みにもなる


社交ダンスでかかる曲は

ワルツ、タンゴ、サンバ、チャチャチャなど

メロディーの美しい、スタンダード

いわば、「ジェットストリーム風」の曲が多くて

曲を聴いているだけでも、ロマンに浸れる


それに、試合に出るとなると

コスチュームは、男性は燕尾服

女性はドレスだ

女性のメイクはレビューガール並みに華やかだし

ダンスシューズも、アクセサリーも必須

勝ち負けを度外視しても

まるで、大戦間時代のようにドレスアップして

きれいな曲に合わせて踊るチャンスなど

社交ダンスをしていなければ、まずありえない


ロマンと惚れ直し、運動不足解消

全てクリアーだと思いますが、いかがでしょう、

と聞いてみたら

「最高だ

そのうえ、見せびらかせるのが、なおいい」

と言い出したので

何を見せびらかすのか、と聞いてみたら

いかにも、あきれた、きまつているじゃないか、

という顔をされた上で

答えが返ってきた


麗しの我がパートナー❤


忘れていた

この方は、宴会などがあっても

若いころから、奥様が家で待っているから、と

中座して帰っていた、いう

噂がある方だった

そのせいで、万葉集の歌人の

山上憶良にちなみ、『オクラ君」という

あだ名まであったらしい


ここまでくると、完全に毒気を抜かれた

どうぞお幸せに

試合に出るときには、二人分の団扇を作って

応援に行かせていただくとしよう








★今夜のメニューは「あげない天ぷら」

 役職定年になってから

自然に残業もなくなり

そうなると、自然に勤め先を出る時間が早くなり

この頃は、日のあるうちに

自宅のある駅までたどり着けることも

多くなってきた


帰宅途中に、ぶらりと足を延ばして

駅前の桜並木が終わるところまで

花見がてら、ぶらぶら歩き

ついでに、桜並木の終点近くにある

ちょっと大きなスーパーに寄ってみた


スーパーというのも、通ってみるとなかなか面白いもので

私が普段行くのは

とにかく、単価が安いけれど

総菜類はあまり美味しくはなく

品ぞろえも、ちょっと知名度の低いメーカーだったり

トップメーカーでも

少し凝りすぎて、あまり売れ行きの良く無さそうな

味付けのものだったりしている

私が今日行った、桜は見られるけれど

かなり遠回りのスーパーは

普段行くところよりも、約2割高いけれど

少し高級感のある食材や

目新しい品を並べている


ハーブティーの種類も、3倍くらいはある

名店のショップも入っていて

デパ地下気分、というと、少し言い過ぎではあるが

ショッピングを楽しむ気分になってくる


春野菜も、タラの芽やフキノトウ、タケノコ、ウドと

あく抜きに手はかかるけれど

この時期には、一度は食べたいものがいろいろ

どう食べようか、と思い悩みつつ

店内を歩いていると、目玉商品のコーナーに

面白いものを見つけた

「あげない天ぷら粉」


へえ、と思って手に取って

解説を読んでみると

この粉を水でとき、てんぷらの衣のようにまぶしつけ

フライパンで、多めの油で焼けば

精進揚げの出来上がり、なのだそうだ


てんぷらは大好きだが

健康診断で、食事に注意と言われたばかりだ

それに、油がはねたり

揚げ油を捨てにくかったりと

料理以外のところで、妙に手がかかるので

自分では作らず、もっぱら外食か

総菜を買うことにしていた


だが、これなら作れるかもしれない

しかも、今日はこれが特売だ

冷蔵庫の中には、ニンジン、玉ねぎ、桜エビがあるので

かき揚げもつくれる

それに、春野菜の天ぷらは

考えるだけでも魅力的だ

これは、料理のレパートリーを増やせという

天の声に違いない、と解釈し

「あげない天ぷら」粉をかごに入れた


なので

今晩のメニューは

・とろろ汁

・焼きあつあげ

・鶏モモ肉とナスのレンチンホットサラダ

・桜エビのかき揚げ、ハス、ジャガイモ、大葉、バナナの天ぷら

に決まった


大葉は、数日前に半値になっていたのを

ホクホクと買い込んできたは良いが

使いきれずに、どうしようかと困っていたところなので

精進揚げには、丁度良かった


春野菜はどうしたのか、と言われそうだが

初めて作る料理は

どうしても失敗になりやすい

せっかく買ったタラの芽や、フキノトウを

ぐしゃぐしゃにしてしまったのでは

残念の極みになりそうなので

迷った末に、今日は止めておくことにした


その代わりに、作ることにしたのが

ポテトとバナナの天ぷらだ

サツマイモの天ぷらが美味なのだから

ジャガイモも美味だろうと思う

おそらくは、フライドポテトのような感じに

なるのではないかと

これは今から、かなり期待している


バナナだが

これも、たまたま安売りになっていた

バナナは、加熱した方が味が濃く

とろみもついて、美味になるのは

ジャムを作ったときに学習した

それなら、てんぷらにしても悪くはあるまい

もし、口にあうようなら

私の大事な秘伝のレシピに加えるし

もしダメなら、二度と作らなければいいだけの話だ


今日の夕食は

ちょっとした冒険気分で

いざ、スタート

(結果は後日ご報告したい)



2024年4月1日月曜日

★60歳からの資格チャレンジ・ファイナンシャルプランナー1級 ④予定はほぼ1週間遅れ

 もともと、定年後の資産運用に興味があり

厚生年金や、相続税

新NISAのことなどを、きっちり学びたかったのと

役職定年後、少し時間にゆとりができたので

脳トレよりも面白そうな資格取得に

チャレンジしたかったことも相まって

ファイナンシャルプランナー1級の資格試験に

チャレンジすることにした


おおよそ、受験予備校やブログなどでは

合格に必要な時間は約300時間、と書いてあったので

まず、塗り絵シートを作った

15分勉強するごとに1マスずつ塗っていく

全部塗り終わると、丁度300時間になる


毎週、月曜日はサボらないようにという

自戒をこめて

カラーシートと、択一式の過去問の結果を

ブログにアップすることにしているのだが


先週と比べて、勉強量はそこそこに

増えているように思う

色を塗ったマスと、白いままのマス

半々より少し、白の方が多いかな、というところだ

本来なら、順調に進んでいるはずなのだが


勉強の進み具合が悪い

過去問の勉強の仕方としては

まず、自力で解いてみて

間違ったところは解説を読み

テキストにもどる

数日後、間違った問題だけをピックアップして

解きなおす、というのが

王道のようなのだが


それをやっていると、1問にかかる時間が長く

しかも、間違える問題が余りに多いので

間違いなおしだけで、一日終わってしまう日が多い

なかなか先に進めず

択一式問題では、約300問

応用式の計算問題では、7回分

予定より遅れてしまっている


これは、もう勉強量を増やすしかないのか、と

思っているのだが

ある程度の時間、集中して勉強していると

途中で、どうにもならなく、眠くなってくる

それでも、気合で解いていると

自分でも気が付かないうちに、机に向かったまま眠っている

たいてい、妙にリアルな夢を見ていて

「配偶者居住権を積分せよ」などという

トンデモナイ問題にぶち当たり

こんな問題、見たことも無い、どこから手をつけていいのか

さっぱりわからないぞ、と冷や汗が出そうになり

……当たり前だ

  目の覚めている今でさえ、どこから解いていいのか

  さっぱりわからない……

あせりながら、目が覚める、というパターンだ


試験まで、もう60日を切った

受験料、約1万円弱も振り込んだ

5月試験は、無理かもしれないが

とにかくやれるところまでやり切って

倒れるときには、せめて次につながるように

向こう傷で倒れたいものだと

思っている









2024年3月31日日曜日

ぜひ作ってほしいシニア向け番組・ネット配信のジェットストリーム令和版

 このところ、毎日

ファイナンシャルプランナーの勉強をしている

試験日が5月のうえに

試験科目が6科目

しかも、択一式と自分で計算をする

応用編に分かれているので

とにかく、解説動画を見終えるだけでも

一苦労、というボリュームなのだが


久々の受験生気分を満喫したかったこともあって

BGMをかけてみた

大学入試の頃に、毎晩勉強しながら聴いていた

「ジェットストリーム」がCDで出ている

ブックオフで見つけて、ホクホク買い込んできた分だ

「遠い地平線が消えて」から始まる

ナレーションは、城達也だ

この頃は、あまり聞かなくなった

イージーリスニングの、ロマンチックで麗しいメロディーで

なんとなく、青春時代の

この番組を聞きながら

数ⅡBの問題集に悪戦苦闘していた日々の思い出が

ふいによみがえってくる

あの頃はあの頃で、いろいろと悩んでいたが

当時は苦しかった思い出も、今となっては

見事に「思い出補正」がかかり

なかなか良いものだったりしている


という話を、同年代の同僚、数人にしてみたところ

ジェットストリーム!! 懐かしすぎる!! 

オールナイトニッポンとか、セイ・ヤングとか

面白かったよな、と

ものすごい反応が返ってきた

そうそう、ラジオは受験時代の友だった

毎晩、ジェットストリームを聞くのが楽しみで

一番いやな科目は、あの時間に回していた

日本航空がスポンサーだった、ヨーロッパの曲が多かった

たいてい、オーケストラの曲だった

「ばら色の人生」は、ジェットストリームでしか

聴いたことが無かったから

あとになって、歌詞がついているのを知って

とても驚いた、とか

皆の思い出話が、一度に花開いた


それで、当然ながら

ジェットストリームのような番組が

また、始まればいいのに、という話になった

……実際、同タイトルの放送が

  今でもあることはあるのだが

  選曲がすっかり、「今どき」になっており

  リズムが激しくエレキギターをかき鳴らす

  私には、少々やかましく聞こえる曲ばかりになっていた……


特に疑問に思ったのは

テレビ局でも、ラジオ局でも

これだけ数があるのだから

定年退職者は、決して少なくはないだろう

そういう方々は、皆、定年後の自由を

ひたすら謳歌されているのだろうか

少しくらい、放送に未練はおもちではないのだろうか

ということだ


もし、できることなら

少しばかり、放送や番組の作成に未練がある、という

元業界人を再結集して

局の垣根を越えて、シニアによる、シニアのための放送を

作ってはもらえないものだろうか

手始めに、「ジェットストリーム 令和版」など

かなり需要もありそうだとおもうのだが


幸い、現代ではポッドキャストという

個人でラジオ放送ができるようなシステムがある

もし、できることなら月に一度でも、二度でも

著作権の切れたポール・モーリアなどの曲を集めて

元アナウンサーが語りを担当し

ジェットストリームのような番組を放送して欲しい

少しなら、投げ銭もできるし

法人化するなら、株を買ってもいいと思っているのだが

さて、「その話に乗りましょう」と言ってくれる

勇者は現れてくれるだろうか

映画「七人の侍」のオープニングではないが

もし、これで人が集まって

「勝ち戦」になれば

とても痛快だろうと、夢のようなことを考えている












2024年3月30日土曜日

私の趣味つれづれ・桜の時期のカクテルはノンアルコール・ジントニック

関東はいよいよ桜の時期

楽しい花見の時期でもある

特に、今日は暖かく、天気にも恵まれたせいか

散歩の途中の公園でも

ソメイヨシノがちらほらと咲き始めていた


こういう時に飲みたいのが

少し冷たくて、気取った飲み物

アイスコーヒーやアイスティーには

まだ少し肌寒いし

こちらは、ピクニック等の

少し体を使った後の方が美味しく飲める気がする


そんなに分量はいらないけれど

桜を見ながら、心静かに味わうとしたら

私はやはり、カクテルを推したい

とはいえ、まだ日の高い時間に

日光をさんさんと浴びながら飲むのだから

ノンアルコールに決まっている


私が、近所にブチ花見に行くときに

水筒に詰めていくのは、決まって

ノンアルコール・ジントニックだ


作り方は、非常に簡単だ

レシピ、などというものもほとんどない

スーパーに行って

ペットボトルのトニックウォーターと

ライムを一つ買ってくる

……ちなみに、私の買っているトニックウォーターは

  ジンジャエールを出している会社のもの

  スーパーでは飲料の棚に置いてあり

  1本98円くらいだ

  ライムは1個200円くらい

  レモンのそばを探せば

  たいていのスーパーなら見つかると思う……


トニックウォーターをグラスに一杯分

ライムは8分の1を絞る

これだけだ

私が使っている水筒は

炭酸OKのものなので、これで十分だ

つまみは手作りの燻製ミックスナッツ


アルコールは全く入っていないのだが

ほろ酔いのような、なんとはなしの

幸せ気分にひたれる

少年野球の練習の声を遠くに聞いているのも一興だが

イヤホンで古いジャズボーカルなどを流していると

それだけで、幸せいっぱいの気分になれる


ノンアルコール版・ジントニック

ぜひともおすすめだ

なお、ライムが手に入らないときは

レモン、場合によってはポッカレモンを使っても

悪くはないが

やはり、「悪くはない」どまりで

一味落ちる

ただ、お手軽さを考えると

悪い選択ではないかもしれないと思う




2024年3月29日金曜日

東京桜開花宣言・とっておきの花見の穴場①

 今日、東京で桜の開花宣言があった

午前中はひどい雨、というよりも

風が強くて、傘を壊さないようにするのが精いっぱい

レインコートからはみ出た部分は

すっかりずぶぬれになるほどだったのだが

午後からは、ウソのようにきれいに晴れ

帰宅の時間帯は、少し早足になると

うっすら汗ばむくらいだった


ファイナンシャルプランナーの勉強をしないと

いけないので

(やらなくてはいけないという義務はないのだが

 何しろ、受験費用が約1万円かかる

 これは、何としても早期合格を果たして

 受験費用の分で、温泉にでも行く方が

 ずっといいに決まっている)

花見はしたいが、あまり遠出はできない

しかも、私は自分が飲まないせいもあるのだが

酔っ払いが大嫌いだ

花など見ているかどうかもわからないような

酔客のバカ騒ぎのおたけびが

聞こえないところで

静かに、カフェラテでも片手に

ゆっくりと桜を見たい


それに、人ごみもあまり好きではない

場所取りをしなくては、桜が見られないようなところでは

あまり、のんびりとできないタチだ


とはいえ、近所の公演の桜ばかりでは

少し、心もとない

やはり、上野あたりの有名どころ

桜の名所で、となると


そんな都合のいい場所があるのか、と聞かれそうだが

それが、あるのだ

上野の国立博物館である

上野には、自然博物館、東京都美術館、上野の森美術館

近代美術館など、博物館や美術館が

ずらりと立ち並んでいるので

初めて行くと、間違いやすいのだが

上野公園を突き切って、噴水を超えて道を渡ったところにある

見るからに巨大な敷地の博物館だ


この博物館の庭園は

普段は閉まっているのだが

春の桜の時期、二週間ほどだけ

公開、解放される

博物館の入館チケットは必要だが

庭園内には、無料で入れる


園内は静かだ

キッチンカーの出店があって

桜ラテやら、桜ソフトやらを売っているが

これは、午前中に行かないと、売り切れてしまうことが多いので

あまり期待せず、桜コーヒーが飲めれば

御の字、という気分でいる


庭の中央には大きな池があり

その周りに、茶室が三軒立っている

ぐるりは回って歩けるように細い道がついており

まるで、静かな山里に森林浴に来たような気分になれる


肝心の桜だが

入ってすぐの右手に

博物館の三階くらいの高さの巨木がある

この木のふもとに座って

ただ眺めているだけでも、

今年も良い花見ができた、と十分満足のいく桜なのだが

池をめぐって、小さな山里にありそうな

ひなびた小屋の近くまでくると

その先に、まさに手の届きそうなところに

桜が何本も植わっている

それぞれが、かなりの大木だ

まさに、花か霞か、という風情

しかも、ここは穴場中の穴場で

桜の真下の一等地を独占できるくらいに

人が少ない


トドメに

たいてい、この時期では館内で

桜モチーフの展覧会をやっている

「博物館でお花見を」というスタンプラリーで

桜柄の着物、かんざし、屏風などを探し

スタンプを集めると

特製の、ハニワをデザインした缶バッジがもらえたりする


気持ちよく桜が見られるように

とりあえず、勉強に励むことにする

頑張れ、私




2024年3月27日水曜日

プロジェクトX復活!!

この頃、あまりテレビは見なくなった

とはいえ

毎週必ず見ているのが、大河ドラマと笑点

あとは、テレビスペイン語と日曜美術館、美の壺

グレーテルのかまど、100分で名著

世界ネコ歩き

月に一度くらい、再放送されている

「大和尼寺精進日記」

今期のドラマでは、話題の

「不適切にもほどがある」

面白そうな題材を取り上げている時には

趣味の園芸、野菜の時間、今日の料理と

並べてみると、結構なテレビ漬け

しかも、NHKにかなり偏っているのだが


期待の新番組が始まることになつた

正式には、来週の木曜日からスタートだそうだが

今日の夜に、ブレ放送のようなものをやるらしい


私の世代なら、知らない人はいないだろう

「プロジェクトX」の新シリーズ


これは、前シリーズでドハマりして

毎週必ず、録画していた

特に気に入った回は、録画を消さずに

何度も見返したりしたものだった

ルポルタージュ形式で、全部実話

最初は無理だと言われていたことを

見事成功させる

ここまでの苦難の日々はドラマ仕立て

番組のラストでは、その生き証人たちが登場して

自分たちの言葉で、その当時の心境を語る

ほとんどの登場者が、涙で声を詰まらせていたが

おそらく、視聴者のほとんども

一緒にもらい泣きをしていたのではないかというほど

毎週、感動的なエピソードが取り上げられていた


たとえば

カップラーメンは、麺をあげる時間がなかなかうまくいかなかった

赤い色のエビを見つけるのにも苦労した

出来上がって、試食してくださいと

持って行った店で言われたのは

「これ、たべられるの?」


コンビニには、全くマニュアルがなかった

何を動仕入れていいのか、どう売ればいいのか

全て、日本最初のコンビニが

壁にぶち当たりながら、その場その場で

必死に力を振り絞って立ち向かってきた


そして、私が一番好きだったのが

伏見高校ラグビー部を取り上げた回だつた

当時、私は京都の宇治に住んでいて

伏見高校までは、歩こうと思えば歩ける距離だった

私の住んでいたころは

伏見高校ラグビー部は、近所の男の子たちの憧れで

近所のマクドナルドで、ラグビー部の人を見かけると

数日間は話題の中心になるような

ちょっとした、街のスターのような存在だった


だが、当時でも高齢の人達には、この高校は特に不人気で

高校の近くにあるスーパーに行くだけでも

高校の前を通りたくないから、と

わざわざ遠回りしていく人もいるほどだった

番組では、その経緯もすべて正確に説明されていた


一時は、不良のたまり場のような高校で

ケンカに明け暮れている生徒もいたこと

とある、目立たない教師が

そのエネルギーを正しい方向に導こうと

ラグビー部を作ったけれど

最初の試合で、屈辱的な大敗をしたこと

それでも、へらへらと笑っていた生徒たちに

その教師は、涙ながらに1人1人、名前を呼び

悔しくないのか、と問いかけたこと

最初のうちは、別に、と笑っていた生徒たちが

少しずつ、笑わなくなり、とうとう、一人が

悔しいです、と答えると

皆、せきを切ったように悔しがり、泣き、

そこから、ラグビー部が

生まれ変わったように練習に励み

再戦の日、勝てはしなかったが

あわやというところまで追いつめたこと


すぐ近くの高校の話だったこともあり

もう十年も前に見た番組なのに

まだ印象的に覚えている


確か、前シリーズはさすがにネタが尽きて

終了したように覚えている

(やらせや過剰演出もあるにはあったが)


あれから10年、ネタはかなりたまっただろう

IPS細胞、白血病を克服した水泳の池江

フィギュアスケートの羽生弓弦の平昌五輪

(この選手は、あと20年くらいすれば

 映画になるのではないかと思っている)

バレエの吉田都、ビアノの辻井伸行

少し考えただけでも、どんどん出てくる

必ずしも、勝った人ばかりでなくても良いと思う

例えば、浅田真央など

金メダルには届かなくても

精いっぱいに生きて人々を感動させた人の物語や

アフガンで命を散らした

中村哲医師の人生など

(私は、この方こそ

 日本の国葬にふさわしかったと思っている)

たっぷりと取り上げてほしい


もともと、人が喜んだり

成功したりする姿を見るのが大好きだ

幸せの波が周囲に押し寄せていくようで

見ているこちらも幸せになる

プロジェクトXは、そのうえ、力までもらえた

自分も、もう少しだけ頑張ってみよう

と、背中を押されたような気になっていたのを

思い出した


プロジェクトXの放送を

とても楽しみにしている

長生きするって、やっぱりいいなあっと

まだ60だというのに、しんみり感じてしまう


ナレーションは、前シリーズと同じ田口トモロヲ

主題歌も、全シリーズと同じ、中島みゆき

というよりも、「地上の星」でなくては

プロジェクトXは始まらないだろう

中島みゆきの公式チャンネルが前シリーズの

「地上の星」を公開していたので

久しぶりに聞いてみた

よろしければ、御一緒にどうぞ

地上の星 / 中島みゆき [公式] (youtube.com)










2024年3月26日火曜日

★坂本香織選手に学ぶシニアライフ

 今年の世界フィギュアスケート選手権

女子シングルは、ショート4位から

日本の坂本選手の逆転優勝、というのは

もうさんざん、ニュースでも新聞でも取り上げられ

強さの分析、なども

あちこちでやっているようだが


私が一番、坂本選手をリスペクトしているのは

あちこちの報道番組では

一度も言われていない点だ

つまり

「自分を理解していこと」だ


どういうことか、と聞かれそうだが

1人の選手の活躍する時期は、ジュニア時代を入れれば

十五年から、二十年にわたる

その間、特にフィギュアスケートのような採点競技は

どうしても、流行のプログラム、というのがある


浅田真央選手が注目を浴び始めた頃から

女子のジャンプの回転数を上げる傾向が

強くなってきた

トリプルアクセルをとぶ選手は

浅田選手の全盛期には、彼女1人だけだったが

そのあとくらいには、成功させた選手がちらほらと出始め

その直後、平昌オリンピック前には

ロシアの少女たちが、四回転を成功させていた


一時期は、体重が増えてきて、女性らしい体つきになると

ジャンプが跳べなくなるから、と

少女ばかりを集め、とにかく跳ばせる

選手はオリンピックごとに使い捨て

それでも、ジャンプの難易度が高いから

試合の表彰台はロシア女子が独占、という状況が

何年か続いていた

それが、「お薬」案件だったことは

オリンピックの場で明らかになったが


私が見事だ、と思うことは

この、ジャンプ狂騒曲が繰り広げられていた時でも

坂本選手は、自分のジャンプの回転数を

あげようとはしなかったことだ

ロシアの使い捨て少女たちが四回転を何種類も跳んでいても

坂本選手は、トリプルアクセルすら

自分のプログラムに入れようとはしなかった

その代わりに、今、自分の持っている三回転と

ダブルアクセルのジャンプに磨きをかけて

最高に美しいジャンプが跳べるようにして

加点で表彰台を狙う作戦に出た


流行だからといって、坂本選手の強みを殺して

流行に媚びようとはしなかった

その強さと、賢さ、戦略の確かさ

そして、それに基づく努力の上に

坂本選手の今の成功があるように見える


使用している曲もそうだ

バレエ音楽や、クラシックが多かった中で

坂本選手の使う曲は、どれも手拍子がしにくく

メロディーを歌ってみろ、といわれても少し困るような

わかりにくい旋律を使っている

それもあって、力強さと荘厳さ

「地母神」のような、唯一無二の魅力が生まれている

浅田真央選手は、日本より外国で人気があり

とくに北欧では、「春の妖精のように魅力的」と

メディアでたたえられていたそうだが

坂本選手は、同じ春でも

根雪を溶かす大地の魅力だ


で、つらつらと思うのだが

シニア層はすべて、坂本選手をお手本にして

「自分の魅力は何だろう」と

考えてみてはどうだろうか


確かに、若いころは勤め先の要望に応えて

ある程度、昇給しなくては家族を養えなかったという

事情もあったと思う

映画「釣りバカ日誌」の浜ちゃんに憧れながらも

あれでは、妻子を食わせられないからなぁ、と

寂しく笑った上司のことは、今でも時々思い出す

だが

60を過ぎ、役職定年になり

勤め先からも、第一線の戦力としては

評価されなくなった分だけ

自分のために、自分が納得いく方法で

自分らしく生きる余地が生まれてきたと思う


まず、じっくりと自分と向き合い

自分は何が得意で、何が苦手なのか

どうすれば、自分の得意をもっと伸ばせるのか

そこからスタートして

勤め先から与えられるのではなく、

自分自身で選び取った、自分の生き方のプログラムを

作ってみてはどうだろうか


流行や、他人に左右される必要はない

自分らしく、それでいて、最高の精度

坂本選手のダブルアクセルのようなプログラムだと

自分で思えれば

それで完璧だ


スポーツではないので

人との勝ち負けはつけられないが

こういう人生プログラムを作っていれば

必ず、強いファンがつく

自分自身だ

自分が自分のファンになり

誕生日か何か、イベントの時には

リンクに投げ込むような大きな花束を

自分自身にプレゼントする

なかなか、楽しそうだ


ちなみに

今の私の「生き方プログラム」の目標は

① ファイナンシャルプランナー1級・日本最高齢合格者になる

  (ただし、それより早く合格した場合は

   自分で自分に「よく頑張りました賞」

   副賞として、温泉への一泊旅行を与え

   健闘をたたえる)

② ご長寿NO1でギネスブックにのる

③ まいにち上機嫌で暮らす

この三つだ


上手くいたら、ご喝采、というところだろうか






★人間ドックの結果は「鉄球クレーン」

 職場でも健康診断は

あることは、あるのだが

どうしても、最低限度の体力測定や血圧

あとは、胃カメラ程度になってしまう

この年になると、それでは少し心もとない

少なくとも、ガンの検査はもっと徹底的にやって欲しい

特に私は

30代の時に、人間ドックでガンが見つかり

ごく初期のうちに切除したので

ありがたく、この年まで生き残っている

「ガン・サバイバー」だ

多少値段がはっても、人間ドックは欠かせない


オプション検査もいくつか追加したので

完全に終わるのは午後三時を回る

ということで、一日有休をもらって

のんびりと、人間ドックに行ってきた


この頃の人間ドックは、結果の出るのもかなり早く

メタボかどうか、から始まって

血液検査、検便、腹部エコーなどの結果は

午前中に受けたものが、午後一時には

もう完全にわかっている

なので、午後には医師からの栄養指導

看護師からの生活指導が受けられる


今回は、ちょっと自信があった

シニア層は、まず歩け、と言われるが

そもそも、私の趣味は散歩だ

真冬の二月でも、ダウンコートにくるまって

片道30分の散歩

凍え切ったところで、行きつけの喫茶店に入り

コーヒーを飲むのが楽しみなくらいだ


食事も、自分で手づくりを心掛けているので

揚げ物は控えめ、塩分控えめ、豆腐率高し、

肉よりも魚、大好物はアジの干物で

三日に一度は食べないと気が済まない

鉄分は、得意料理のレバーパテでたっぷり補給

ご長寿でギネスを目指すぞ、と鼻息も荒かったのだが


午後の診断で、いきなりNGがでた

しかも、大NGである

医師の最初の一言は

「このままでは、間違いなく痛風になります

 明日から痛み始めても、何の不思議もありませんよ」


これほどのショックは、近頃、受けたことはない

痛風という病名もショックだった

確か、栄養の取りすぎでなる病気

ピールを飲まなければ大丈夫ではなかったのか、という

素朴すぎる疑問が頭を駆け巡った

それに

痛風というのは、何と言っても痛みが激しい

風が吹いても痛む、というところから

「痛風」という名になった、と言われているくらいだ

足がそんなに痛んでは、趣味の散歩もできなくなる


よほど、疑問と絶望の入り混じった顔をしていたのか

医師に、まあ、生活習慣病は

生活習慣を改めれば、予防できますから、と

慰められた


医師の指導によると

まず、痛風はゼイタク病などではなく

食事に「プリン体」が多いとかかる病気で

プリン体の多いものの典型例が

アジの干物、レバーなのだそうだ

……確かに、毎日、この二つのどちらかは必ず食べている……

大まかに言って、魚の肝、魚の卵類も避けた方がいい

……イクラは大好物だ、高価なので毎日食べるというわけではないが

  回転ずしに行くと、サーモンとイクラは必ず3皿は取っている……

内臓ごと食べる、シシャモや桜エビも良くない

……カルシウムをとろうとして

  積極的に食事に取り入れていた、まさかすべて裏目に出るとは……


私の一週間のおおまかなメニューを話すと

それは、自分の健康を自分で打ち壊しているようなものですね

しかも、鉄球クレーンで盛大に、と言われた


多分、ここは落ち込むところなのだろうが

「鉄球クレーン」が、なんとなくうれしくなってしまった

鉄球クレーン、といっても

私の世代以下の方には、なかなかピんと来ないだろうが

今を去ること半世紀くらい前に

連合赤軍といとう、左翼の過激派が

あさま山荘という別荘に、管理人を人質に立てこもった事件があった

銃も持っていて、取り囲んだ警官隊には複数名の使者も出た

テレビでは、どの局も事件を生中継していた

突入するとしても、玄関にも窓にも銃を構えた

犯人グループが待ち構えている

どうするか、と固唾をのんでいた時に現れたのが

工事現場の解体作業に使うようなクレーン車

それが、巨大な鉄球を下げて現れ

警官隊が安全に突入するために、山荘の壁をぶち壊し始めた

あの時の強い印象と、これで管理人さんは助かる、という高揚感は

半世紀たった今でも、まざまざと思い出せる


この先生も、私と同じ年くらいか

すると、定年後の再就職で、健診センターに勤めているのかな

元は、何科だったのかな、などと

関係のないことまで考えてしまった


それに、私の健康は

鉄球クレーンを食らっても、持ちこたえていた、ということだ

この鉄球クレーンをやめれば

上手く行けば、ギネスを目指せるのではないか

食習慣を変えるなど、ごく簡単なこと

すぐに始めよう、今日はいいことを聞いた、幸先いいぞ、と

思ってから

冷凍庫の中にある、買いだめをしてある

アジとサンマの干物を思い出した

とりあえず、食習慣改善は

あれを食べてからにしよう、と思い直した

ここは、相田みつをサン風に締めてみよう

「干物を捨てられなくたっていいじゃない

 にんげんだもの」




2024年3月25日月曜日

★60歳からの資格チャレンジ・ファイナンシャルプランナー1級 ③基礎編は進んだが、応用編が手つかず

 ファイナンシャルプランナーの試験は

5月28日

それまで、毎週月曜日には

一週間の勉強の進み具合 + 今週の感想を投稿

というよりは

自分一人だけのチャレンジなので

どうしても、自分に甘くなってしまいがち

これを防ぐために、ありのままを大公開して

勉強の励みにしよう、という魂胆も混じっている


合格できたら

詳しい勉強法なども含めて

新しいブログを作れたら、楽しいだろうな、と

今から気の早い夢を見ている

シニアに特化した、資格試験勉強法のブログ

身をもっての体験なら、かなり説得力もあるだろう

ちなみに、私は仕事では

ファイナンシャルプランナーは、ほぼ無関係

大学の学部も、経済学部や商学部ではなく

数学は高校の一年以来履修していない

かなり低めのスタート位置だ

ともあれ、まずはこの試験を合格できるように

どうか、応援のほど、よろしくお願いいたします


今週は、少しさぼり気味だった

勤め先の健康診断やら、お彼岸の墓参りやら

行事が続いた上に

フィギュアスケートでテレビにくぎ付けになったことも含めて

目標の半分くらいの時間しか

勉強ができなかった

それでも何とか、動画をみるのと

基礎編の、択一式の問題を解くことだけは

頑張れたが

一番大事な、記述式という

実際に手で計算をする問題の演習が

ほとんどできずじまいになっているのが

大きな不安要素だ


来週の目標としては

できる限り、来週中に基礎編の択一式の

問題を一通り解き終えること

解説動画を聞き終えること

一回分でいいので、応用編の問題を

解いてみること、まで進めたい


65歳の定年までに合格すればいい、とはいうものの

やはり、桜が咲いたら花見にも行きたいし

花粉が終われば

新しくできた、バーベキュー場にも

百均で買った、コンロと炭を抱えて

1人バーベキューで、スナフキンごっこを楽しみたい

それには、少しでも早く合格して

メリハリと刺激はあるとはいえ

少々不自由な、受験生生活とはおさらばしたい、という

気分にもなっている


色の塗っているマスは

勉強時間の記録表だ

15分に1マス色を塗っていき

全部塗り終わると、合格までの平均的な勉強時間

300時間分になる

色にも意味があり、青は税法、ピンクは金融、赤は不動産

緑は相続、オレンジは年金、茶色は保険だ

まだまだ、一番目立つのは白だが

来週中には、スカスカな部分がなくなった、と

思えるくらいには進めていきたいと思う













2024年3月23日土曜日

★ご回復を心からお祈りいたします・イギリス王室キャサリン妃のがん闘病

 イギリス王室では

チャールズ国王が、がんの闘病を公表

それから間もなくして

皇太子妃・キャサリン妃もガンで

化学療法を受けていると発表した


私もかれこれ30年ほど前に

健康診断でがんがみつかり、手術したことがある

ごくごく初期のもので

入院は一週間だったが

放射線治療は二ヵ月ほど続いた

仕事は二ヵ月休んだのちに、元の職場に復帰できたが

今振り返ると、どうも、そのころから

出世には完全に興味を失ったように思う


今、あの頃のことを振り返ると

一番つらかったのは、自分のことでは無かった

当時、息子はまだ小学生で

この子を残していくわけにはいかない、と

そればかりを考えていたように思う

これまた、今から考えると

命に差し障りなど、全くありえないように

初期も初期だったのだが

当時の本人としては、この子にどうやって

大学を卒業できるまでの資金を確保すればよいだろうかと

相当、深刻に悩んだものだった


王族のキャサリン妃には

さすがに、子供の学費の心配はないかもしれないが

親の情には変わりはあるまい

とりわけ、まだ幼い子供が三人

オマケに、心無い報道に追い回されて

プライバシーを尊重してください、と

コメントを出すくらいだ

辛くないわけが無かろう


小さな子供に母親の病気を

どこまで、どうやって話せばよいのか

これは、病気を持つ親がすべて苦しむところだ

全くの見ず知らず、何のゆかりもない相手ではあるが

苦しみは同じだろう

お察しします、というよりほかに言葉がない


キャサリン妃の実弟は

姉とは長年多くの山を一緒に登山してきた、

この山も、家族として一緒に上ります、とコメント

恥ずかしながら、読んだときには

思わず鼻がツンとしてきた


頑張っている人に、頑張れ、などと

いうものではないだろう

ただ短く

ご回復を心よりお祈りしたします、と

そっと申し上げたく思う


それにしても、義弟の方は

あれだけのことをしておきながら

いきなりの「ケイト」呼び

コメントまでしらじらしく見えてしまう

こちらのご夫婦は、「沈黙は金」を学んだ方が

良いのかもしれない