2024年3月13日水曜日

★シニアの再就職テク ② 小さな仕事の掛け持ちを探す

 私の今の仕事の

最終的な定年は65歳だが

大変困ることが、一つだけある


私の職場は、雇用保険に入っていない

つまり、65歳になって、ごくろうさま、と

花束の一つでももらって退職してしまうと

その翌日からは、年金以外の資金源が

全く無くなってしまう


これのどこが困るか、というと

税金である

税金は、前年の所得をもとに計算される

つまり

定年退職後の最初の1年間は

収入は年金しかないのに

税金は、過去1年分、フルタイムで働いていた時と

同じ額を取られるわけだ


失業保険があれば、保険金を税金に

当てることもできるのだが

これがない私の場合は、非常にキツイことになる

なので、私の場合は

定年後は何としても働いて

年金以外の収入を得なくてはならない

貯金はあるにはあるのだが

これは、体が動かなくなった時の

介護費用に充てようと思っているので

まだまだ、使うわけにはいかない

67歳までは、働こうと思っているのだが


そうそう、上手く仕事が見つかるわけはない

とはいえ

私の心づもりとしては

生活費は年金、税金代だけは仕事、と思っているので

別に、フルタイムで月に20万、などという

大口を探そうとは思っていない


65歳以上でも、勤められて

一日四時間から五時間

土・日・早朝勤務はできるが

できれは、夜は早く帰って

早く眠れるところ

更に言えば、立ち仕事でないところ、と

あれこれ探していて、気が付いた


確かに、週に4日、5日働ける求人は

ガクンと少なくなっている

だが

週に1日、2日の求人なら

選ばなければ、結構ある

マンションの管理人、スーパーのレジ・警備・ベーカリーなど

介護施設の、配膳や洗濯など、体を使わない仕事

袋詰め、シール貼りなどの、工場での手作業系もある

かなり人手の足りないものも多いようで

履歴書不要、面接試験無し、というものまである


これを、一つでは確かに、心もとない

だが、二つ掛け持ちすれば

収入としては、十分だ

税金を払い、軽い毛布と羽根布団を買い

週に一度、興味のあった笛のレッスンに行く月謝分くらいの

資金のゆとりもできそうだ


先ほど挙げた仕事のラインアップでは

あまり面白そうな仕事がない、と思う方は

五か年計画くらいで

60歳から、何か資格を身に着けてみてはどうだろうか

今は、本当にいろいろな資格がある

例えば、「野菜ソムリエ」「ネコ検定」「収納アドバイザー」

「薬膳マイスター」「賞状書士」などなど

それを生かした仕事があればベストだが

もし、無かった場合には、必殺技が一つある


公民館や、老人福祉センターで、いろいろな文化講座をやっている

あの講師は、実は全員が立候補だ

丁度今くらいの頃に、市や区の広報誌に

「講師募集のお知らせ」が載る

これに沿って、自分の技能をプレゼンして

講師として、採用してもらうわけだ

上手く行けば、週に一度の「先生」生活が送れるうえに

シール貼り以上の収入と、やりがいが手に入る


ちなみに、たとえ何か所で働いていても

全部を合計して

週の労働時間が20時間以上

月収が8万8千円以上で

二年以上勤めると、やめたときには

失業保険がもらえる

私が何としても2年間、67歳まで働きたいのは

実は、これが目当てだったりする


いろいろ世知辛い世の中だが

その分、あれこれと情報を集めて

上手に、泳ぎ渡っていきたいと思っている




★キリン不買運動に思うこと・② シニア層を消費者として意識せよ

 キリンのチューハイ「凍結無糖」で

CMに起用したのが

「高齢者は集団自決しろ」

「高齢者は集団切腹とか」

「切腹は文化だから(高齢者の集団切腹は)最高のクールジャパン」

「安楽死の強制が必要」

と発言していた問題児

ツイッター(X)でたたかれて

キリンの不買運動も始まったところで

キリンが「過度な表現があった」と

広告取り下げをしたのが、今朝のこと


ただ、どうもこれだけではすみそうになく

「そもそも、どうしてこんな差別主義者を選んだのか」

「表現だけが問題で

 その裏にある、優性主義は認めるのか

 ナチスと同じ考え方ではないか」

「会社の立場を説明すべき」などなど

まだ、火種がくすぶっているようだ


ツイッター(今はXだが)の力はすごいな、というのが

素直な実感だ

ツイッターで市民が「物申す」ことで

妙な思想や発言を表舞台から駆逐する

憲法学でいう「表現の自由市場」を

現実に目の当たりにしたのは、少しばかり感慨深い

確かにまだ、気になることはいろいろあるが

まずは、良かったのではないかと思っている


何が良かったのか、と言われると

やはり、一番大きいのは

「シニア層を怒られせると商売ができない」という

認識が広まったことではないかと思う


今や、高齢者人口は28.7%

人口の約3割の消費活動がどれだけの額になるか

そして、また

これだけの層が、一度にそっぽを向き

「この商品は買わない」と言い出したら

企業にとって、どれだけの損害か

あの問題発言をしたのは経済学者だそうだが

こうした経済問題を

少しも考えなかったのだろうか

実に不思議な思考回路だ


しかも、商品は酒だ

成人という小さいパイの中では

高齢者の消費動向のしめる割合は

通常の商品よりずっと高いだろう

キリンにしてみれば

商品を売るために億単位のCM料を払っておいて

まさにそのCMのおかげで

この層から不買を突きつけられ

商品が売れなくなったのでは

まさに踏んだり蹴ったり

CM取り下げは、ごく当然の流れだと思うのだが


それなのに

あの問題児をCMに起用したことでもわかるように

シニア層は消費者として

なんとなく軽んじられている

この世代の欲しがるものを作り、売ろうという体制が

できていないように思うのだ

シニア向けの「素敵な商品」と言われても

私の視野が狭いこともあるのかもしれないが

とっさには

ハヅキルーペくらいしか思いつかない


ここから先は、五木寛之サンの受け売りになるが

シニアの嗜好をトコトン研究して

シニアの欲しがりそうなものを開発、販売することで

新しい活路を開く

そんな企業が、もっとあってもいいと思う


シニアの欲しがりそうなもの

例えば、軽くて、耳さわりが良くて、デザインがしゃれていて

それでいて、人の声だけを拾う、補聴器などだ

五木寛之サンの言葉を借りれば

「補聴器のフェラーリ」を作って

日本を飛び越え、世界の富裕層シニア

……耳が良く聞こえるのなら、金などいくら出しても惜しくないという

  極上の富裕層は世界にはいくらでもいる……

こうした人にアピールできるモノづくりをして

「日本はシニアのパラダイス」

「シニア製品は日本が一番」

という評判を作り、シニアグッズで日本経済を引っ張る

そういう方向性を探っていっても

良いのではないかと思っている


今回の事件が

シニア層を「消費者」の一大勢力として認め

シニア層を怒らせないことから始めて

いずれは、シニア層に向けた商品が

花盛りになる、そんな未来のきっかけに

なってくれるといいな、と

夢のようなことを考えている


とても、自決などしている場合ではないのだ


ちなみに

高齢者向けの福祉政策が破綻しているのは

高齢者のせいなどでは、全くない

我々世代は、時の政府の言うままに

出せと言われた社会保険料を愚直に出し続けてきたのだ

この額で足りる、と計算した

政府の判断ミスが、根本の原因だ


子供が少なくて、年金が払えない、という点にしても

そもそも、少子化は昨日、今日、始まったわけではない

何十年もかけて、じわりじわりと

進んできており、そのたびに

「このままでは、年金が崩壊しますよ」と

あちこちから警告をされていたにも関わらず

ロクな手を打てずに、呆然と見ていた

政府のせい、完全な政策ミスだ


政府のしりぬぐいを、なぜ我々世代が

こともあろうに

自分の命で払ってやらなくてはならないのか

しかも

政治家が自分の資産や給料をなげうって

年金資金に充ててもらっても

まだ足りないというのならともかく

政治家は定年も何もなく

世界的にもダントツに高い給料をもらい

コロナ下でも交通費までもらい

とどめに、億単位の裏金をため込んで

何が集団自決だ、と思う


ここは、昭和世代らしく

山口百恵の、あの名セリフ(名歌詞?)で締めたい

「バカにしないでよ」

(「やってられないわ」というのもあった気がする、うろ覚え)





2024年3月12日火曜日

毎晩ぐっすり眠るには ②・おやすみの音楽の選び方

 ある程度年をとると

若いころのように、「爆睡」というわけには

行かなくなるのが、当然なのだそうだ

布団に入って、パタンキュー、というのも

実は、典型的な睡眠不足の症状の一つだそうで

むしろ、寝つきが良くない方が

体には良いそうなのだが

私の経験上

布団に入って一時間以上眠れなくて

悶々とする、というのは

かなりつらいものがある


なので、この頃は夜に眠くなるように

「眠活」も多少は始めており

情報も、そこそこは集めているのだが


ちょっと面白い話を聞いた

「お休みの音楽」に関してである


お休みの音楽とはいえ、音には変わりはない

なので、実際に眠りにつく寸前くらいからは

「邪魔な騒音」と化しており

実際に眠った跡では、眠りを妨げる

マイナスの効果があるのだそうだ

なので、かけるとしてもおやすみタイマーをつけて

ある程度のところで消えるのが望ましい

だが、一番好ましいのは

眠る一時間くらい前から、静かにかけ始めて

うつらうつら、という状態になってから

のんびりと入浴したあとで

パジャマに着替えてベッドに飛び込む

というながれがベストなのだそうだ


しかも

音楽は、好きな曲はあまり良くない

特に、歌詞の入ったものだと

脳が勝手に、曲を分析し始めて

活性化してしまう、とのこと

自然音をひたすら流しているのが良いそうだが

寝る前の一時間、ひたすら

小川の流れる音だけを聞いている、というのも

私にはなかなかつらいものがありそうな気がする


事前の策として、「眠くなってしまうような曲」が

良いのだそうだ

しかも、良く知っている曲だと

またまた、脳が勝手に分析を始めて、活発化してしまうので

あまり知らない、眠くなりそうな曲

特に、リズムが一定して、緩やかに刻まれる

あまり盛り上がりすぎない曲がベストなのだそうだ


「眠くなりそうで、良く知らない曲」といえば

私の場合、何と言ってもクラシックだ

テンポが緩やか、というと

ピアノソナタでも、交響曲でも

第二楽章をピックアップしてくればいい

あと、優美だが、リズムにあまり変化がなくて

穏やかに進んでいく曲といえば

クラシックの中でも、特にバロックの特徴だろう

確かに、バッハのカンタータを高校の音楽で聴かされた時は

音楽の授業が午後だったこともあって

眠気と戦うのに苦労したことを不意に思い出した


そこで、私のおやすみ音楽のおすすめは

①メンデルスゾーン ビアノ協奏曲 




 特に、この動画の10分くらいのところから

 安眠用のハチミツ入りホットミルクを片手に

 ソファに持たれながら聴いていると

 あまりの心地よさに、そのまま眠ってしまいそうになる


②バッハ 無伴奏チェロ組曲




 これをあげると

 この崇高な作品に対してなんということをほざく

 バッハへの侮辱だと怒る方がいそうだが

 バロック初心者の私にとっては

 人気のない森の中で、大きな木に寄りかかっているような

 なんともエコな安心感に包まれて

 そのまま眠ってしまいそうになる

 この動画の演奏はカザルス

 雑音は多いものの

 この「大木」感が一番強くて、私のお気に入りだ


どうか、不眠に苦しむ方々に

少しでも快適な「春眠」が届きますように






2024年3月11日月曜日

★60歳からの資格チャレンジ・ファイナンシャルプランナー1級 ①試験日は5月28日

 60歳になり

役職定年になり

以前より、時間にも気持ちにもゆとりができた

かといって、何もしないで、ぼんやりしているのも

最初のうちは、気持ちが良かったのだが

だんだん、退屈してきた


今までのように、とにかく前へ、一歩でも先へ

というのも、かなり考えものだとは思うが

やはり、ある程度は

勝ったり負けたり、必死で何かにチャレンジしたり

そういう、「青春カムバック」のようなことも

してみたくなった


かといって、囲碁や将棋、スポーツのような

目の前の相手と勝負するものは

勝ち負けに熱中しすぎで

楽しむことのできないタチだ

1人でチャレンジして、勝った、負けた、と

人畜無害に楽しめそうで

全力を尽くして、やりがいのあるもの、と考えて

資格の勉強を思いついた


高齢者なら、ほぼ全員が年金や保険、相続に悩む

それなら、いっそのこと

このジャンルの資格を目指して

もし、合格したら

勉強法のアドバイスや、おひとり様の老後資金計画に関する

メルマガを発行するのも楽しそうだ

それに、ひょんなことから

何かの仕事に繋がらないとも限らない


それに

脳トレの本をパラパラ見てみたが

どうも、あまり面白そうにない

それなら、新NISAに関する

ファイナンシャルプランナーの勉強の方が

まだ、興味も持てるし、面白いし、長続きしそうだ


という、かなり不純な動機で

ファイナンシャルプランナー1級を

受験することにした

5年ほど前に、2級までは受かっている

なので、知識はゼロというわけではないが

相当にさび付いている


試験内容は、択一式と記述式

科目は、年金、保険、税金、金融、不動産、相続の6分野

120点満点で、60点で合格

試験は年に3回

合格率は3%の回もあったが

直近のものは8%

たいていは、銀行・証券に勤める

30~40くらいの人が、仕事で受けているらしい


私は60歳で、経理は担当していたが

交通費の精算が主な業務で

仕事とはほとんど関係がない

不利は不利だが、定年の65歳まで

合計15回のチャレンジをしてみようと思った


次の試験は5月28日(日)

あと70日くらいだ

とにかく、「倒れるときは向こう傷」をモットーに

進めるだけ、進めてみようと思う


予備校のホームぺージでは、合格までに300時間の勉強が

目安だと書いてあった

なので、とりあえず、チェックシートを用意した

この表のマス目一つが15分

15分勉強したら一つ色を塗る

全部塗り終えると、300時間分になる

試験まで、塗り終えられるか

半分、お百度参りのようなものだが

モチベーションアップには、繋がるかもしれない








まさに、実録チャレンジ

応援していただければ、嬉しい限りだ


2024年3月10日日曜日

★キリン不買運動に思う・まあ、起きるだろう

 昨晩あたりから、妙にXが騒がしい

トレンドワードを見ると

「集団自決」などどいう

穏やかではない言葉がトップに入っている

何事か、と思ってみたら

「高齢者は集団自決、集団切腹が望ましい」

「高齢化問題の解決には、安楽死の強制が適切だ」

「最高のクールジャパン」とネットの番組で述べ続けて

約2年くらい

謝罪も取り消しもしないばかりか

「言ってはいけないと言われていることは

 たいてい正しい」と言い放ち

アメリカのタイムズ紙で

「日本にはこんな差別主義者がいる」と

写真入り、実名で報道された問題児が

なんと、キリンのCMに起用されていた

商品名は「氷結 無糖」


で、当然に世論が沸騰した

Xを見た限りでは、キリンを擁護する投稿は全くない

「お前に親はいないのか」

「焼け跡から高度成長を築き上げた世代に対して

 あまりにも無礼」と

この差別論者の暴言を批判する投稿が主だったのが

日付が変わって今日になったくらいから

「CMに採用するということは

 キリンも同意見なのか」

「わかっていてCMに採用したのか

 基本情報の調査を怠ったのか

 広告代理店から強いプッシュがあったのか

 一体どれだ」

挙句のはてに、高齢者からは

会社ごと氷結してしまえ、との捨て台詞まで投げつけられ

今では「キリン不買運動」が

トレンドワード入りしている


私自身は「集団自決」という言葉を使った時点で

何を言おうと、一発アウト

軽々しく口にすること自体が、犠牲者の冒とくだと思う

これは、藤田嗣治の戦争画、サイパンでの集団自決を描いたものだ








これを冗談交じりに笑いながら話しただけでも

(ここでは上げないが、その動画もXでは

 何度もあげられていて、すぐに見ることができる

 この差別主義者は、本当にうれしそうに

  笑いながら話している)

商品の「顔」としてふさわしい人物とは言えまい


それに、高齢者の社会保障費を削減するためには

皆殺しにしてしまえばいい、

それが一番正しいこと、とは

余りの愚かさに恐れ入る

金を稼げない人間は無駄だ、というのが

その一番の理由らしいが

それなら、いらない人はどんどん増えてくる

障碍者も、重病人も、引きこもりも、けが人も

妊娠中の女性すら、生産性が落ちるので

何をされるかわからない

今はやりのFireも

「昔は金を稼げていたが、今は稼いでいないから」と

安楽死強制リストに入りだろう


これとよく似たことを主張し

障碍者、精神病者、同性愛者

最後には、特定の民族全員を

殺害しようとした国家がある

ナチス・ドイツだ


そもそも、人に値打ちをつけて

この人は価値のある人、この人は価値のない人、などと

決めて良い人間など、この世に誰一人いないと思う

どこにでもいそうな老人に見えても

家族にとっては、大事な父親、母親

一日、仕事であったことを聞いてくれるだけでも

気持ちが楽になる、心の支えだ、という話は

私の知人の間でもよく聞く

これを、赤の他人が

金だけを基準に勝手に価値を判断し

こいつは金を稼げないのか、そうか、それなら

こいつは無益、切腹させよう

などといってよいわけがない


しかも、高齢者となれば

私を含めて、若いころからずっと働き

税金も社会保障費も払ってきた

年金保険料も、40年以上

容赦なく取り立てられてきた人がほとんどだろうと思う

それが、定年になったとたん

払い込んできた分の年金も受け取らずに

さっさと死んでくれでは

半分詐欺にあったようなものではないか

しつこいようだが

せめて、払いこんだ分とその金利相当分だけでも

返してもらわなくては

納得など、できるはずがない


だが、この差別主義者は、政府の言って欲しいことをいう

いわゆる「御用学者」で

財務省のパンフレットにも、誰かとの対談が載っている

すると、「税金納めて死んでくれ」は政府の本音なのかな、と

勘繰りたくなってくる


さらに、不快なのは

この差別主義者は、持論の「高齢者集団自決論」を

自民党の長老には決して言わないことだ

同じ話を、森喜朗や、二階俊博には絶対に言わない


CMの人選は、かなり丁寧に行われる

キリンが、どうしてこの人を選んだのかは知らないが

この発言は、数年にわたり、かなり物議をかもしてきたから

知らないわけはあるまい

一歩譲って、もし、キリンが知らなかったとしても

広告代理店は知っているはずだ

まさか、同意見、ということは

なかろうと思うのだが

知っていて、たいしたことにはなるまいと思って

起用したのなら

人の命を甘く見た報いを

キッチリ味わってほしいと思う


「氷結 無糖」のブランドイメージは地に落ちた

私も、安楽死の強制等させられてはたまらないので

キリンは飲まない、といいたいところだが

ソバ―キュリアスなので

もともと、キリンでもサントリーでもビール自体を飲まない

紅茶は、ティーバックで入れるし

緑茶は、自宅なら急須、オフィスではティーバックだ

ジュースはDoleが多いので

不買運動をしようにも

もともと、キリンは買っていなかったことが判明した


なんだか、ちょっとがっかりしている


2024年3月9日土曜日

★銀行から届いたオレンジ1箱・金利だけじゃない銀行の利用法

 今日は朝からなんとなく早起きして

いそいそと、家の掃除をしてみたり

趣味の家庭菜園のプランターに肥料をあげたり

愛猫と追いかけっこをしたりと

どことなく、はしゃぎながら

宅急便の荷物が来るのを待ちわびていた


午前11時くらい

お待ちかねの荷物が届いた

愛媛産 清美オレンジ1箱

銀行からのプレゼントだ


こう書くと、まるで銀行に

億単位の貯金でもありそうに見えるかもしれないが

もちろん、そうではない

某信用金庫のやっているキャンペーン

「夢付き定期預金」に

入っているだけである


今、銀行の金利は非常に安い、などと

ここで改めて言うほどでもない

雀の涙を通り越して、蚊の涙くらいの額になっている

とはいえ、株を買うには巨額の資金が必要になるし

なにしろ、これだけ株が上がっていると

高値づかみになりそうで、危なっかしくて

とても手を出す気にはならない


そこで

ソバ―キュリアスの出番である

酒を飲まないせいで

頭はさえてはいないにせよ、鈍ることはほとんどない

気になる情報を、ちょっとパソコンで調べる程度のことは

すぐにできるので、情報量がとにかく多い

何か、銀行のお得な活用法はないか、と探していて

ついに、見つけた


銀行の定期預金は、金利が少し優遇されているだけではない

数は少ないが、懸賞付き、プレゼント付き、というものもある

懸賞は、当たりはずれはあるが

大体、五千円から一万円くらいのカタログギフトのことが多い

プレゼントは、それこそ千差万別

各行の特色が出ているので、調べるのにも熱が入る

一番有名なのは、「高知銀行」の「よさこい定期」だろう

これは、何度か週刊誌にも取り上げられたくらい

見事なプレゼントがつく

かつおのたたきや、すき焼き用和牛や、国産ウナギなど

このレベルのものが年に二回もつくのだが

必要な資金もそれなりで、300万コースと500万コースしかない


私がやっているのは、もっとお手軽な

信用金庫主催の

「100万円目指して毎月積み立てるコース」

である

(正式名称は「夢付き定期預金」だ、念のため)

年数も、1年から5年まで、1年刻みになっている

1年で100万なら、約8万つみたてなくてはいけないが

5年で100万なら、月に約1万6千円

できない額ではないと思った

プレゼントは年に1回

上質の品が届くので、利子で買った、と思えば

十分に満足でき

プチ贅沢も味わえる

そのうえ、預金もたまるのだから、

まさに「お得しかない」口座だと思っている


募集は毎月、入る月によってプレゼントが違う

私は2コース入っていて

3月にオレンジ、11月に柿が届くことになっている


他にも、銀行によっては

宝くじをくれるところもあるし

あの騒ぎでどうなっているかは分からないが

去年までは、抽選で宝塚のチケットをくれるところもあった


銀行は、金利だけではない

銀行のちょっとした裏技利用法

是非、おすすめだ

ちなみに、こうしたキャンペーンは

銀行よりも、信用金庫の方が積極的なので

こちらで探す方が良いかな、とも思っている






2024年3月8日金曜日

私の趣味つれづれ ノンアルコールカクテル・今夜のカクテルはシンデレラ

 私の住んでいる関東地方は

昨夜はかなりの雪で

通勤が思いやられる、滑らないだろうかと

心配しながら眠ったのだが


今朝になると、雪はほとんど水たまりと化しており

帰宅するときには

確かに寒いことは寒かったが

雪はなく、路面の凍結もなく

安心して帰ってくることができた


帰り道にあるスーパーで

おそらく、今年最後になると思われる

1人分おでんパックを購入

これだけでは、味がイマイチなので

鶏肉、豆腐、厚揚げ、しいたけ、さつま揚げを購入

おでんパックにかつおのほんだしを加えて

煮込むこと15分

私好みのおでんで、夕食を満喫し


何かちょっと、しゃれて気取ったものが飲みたくなった

普段のコーヒーも、フレバーティーも大好きなのだが

せっかくの金曜日の、予定の無い夜の始まりなのだから

(とはいえ、夜の八時に来る客などいないし

 外に出かける用事も無いのだから

 予定が無いのが当たり前なのである

 だが、こう書いてみると、なんだか特別な夜のような

 映画じみた雰囲気になる…のではないかと思っている)

もう少し、特別感のあるものがいい


こういう時には、私はノンアルコールカクテルを

作ることにしている

レシピはいろいろあるのがだ

「これから楽しい夜を迎える」ときは

夜の舞踏会で幸せを射止めたヒロインにあやかって

「シンデレラ」カクテルを作ることが多い


このカクテルのレシピは簡単で単純だ

公式のレシピブックに載っている配合だと

パイナップルジュース

オレンジジュース

レモンジュース

同量ずつ入れて、

マドラーでかき混ぜるだけだ


私はたいてい、通勤途中のスーパーで

Doleの紙パックジュース80円也で

パイナップルとオレンジのジュース

レモンジュースは、ポッカレモンで作っている

ただ、ポッカレモンはかなり強いのか

このレシピでは、私は少し酸っぱすぎて

口に合わなかつた

私が作るときには、大匙1杯半くらいにしている

最初はレモンは控えめにして

味を見ながら、少しずつ足して行って

自分好みのレシピを作るといいのではないかと思う


華やかな黄色

トロピカルな香りが魅力的

それでいて、単品のジュースで味わうより

奥深さがあり、コクもある

パイナップルの香りが印象的で

甘さはあるが、レモンのおかげて

むしろ、すっきりした味わいだ


分量は、少し測りにくいかもしれない

ただ、さすがの私もカクテル用計量カップまでは

持っていない

その代わりに、ケーキを焼くときに使う

卓上はかりの上に、グラスをのせ

重さで分量を量っている

パイナップルジュース20グラム

オレンジジュースを継ぎ足して40グラム

ポッカレモンを足して、48グラム、が

私の好みのレシピだ


シンデレラカクテルを飲んだら

趣味の時間の始まりだ

とりあえず、ファイナンシャルプランナー1級の

受験用解説動画を見る所から

始めようかと思っている



2024年3月6日水曜日

「無趣味なので定年後が心配」という方に贈る・60歳から始めるおすすめ趣味リスト ② 美術館ボランティア

 以前、無趣味なので定年後

何をしてよいのかわからない

何か今からでもできそうな趣味を

勧めて欲しいと、同僚に言われて

歴史が大好き、寺社仏閣と仏教に興味があるという

同僚の好みを生かして、御朱印集めを進めたところ

まだ在職中の今からすっかりはまっており

いまや、愛らしい猫の御朱印まで集めて

周囲のネコマニアたちに見せたりして

一躍、時の人となっている、という話を書いたが


その関連か、ほかの部署にいる先輩から

自分にも何かすすめてほしい、と言われた

この三月で、退職する先輩である

ただ、ちょっと意外だったのは

この人は、すでに、絵が好き、美術館に行くのが好き、という

れっきとした趣味がある

定年になったら、足代と入館料が出せる範囲で

美術館に日参するものとばかり思っていた


自分では、絵は描かないのだという

特に好きなのはゴッホ

ゴッホの絵の前で、ずっと立ち止まって

何も考えずに、絵を見ている時が至福、という

大変に物静かな紳士なのだが


考えてくると、この先輩は

役職定年になる前は、人事で新人教育を担当していた

教育してもらった新人が、中堅になってからも

飲み会の時の話題に出すほど

見事な教育ぶりで有名だった

学生の頃は、名前を出せば関東の子供を持つ人なら

だれでも知っているような名門塾で

受験生の指導をしており、卒業するときには、その塾から

専任講師にならないかと、スカウトまであったらしい


そこで、考えた

この先輩は、「一人で楽しむ」だけでは

完全に満足というわけにはいかない

だれかと語り合ったり、絵に関するウンチクを傾けたり

そして、ほんの少しだけ

解説ありがとうございます、なんでもよく知っていて、すごいですね、と

認めて欲しいのではないだろうか

そして、それをど真ん中ストレートで

満たせる趣味は何だろうか


大急ぎで、頭の中のインデックスを探った

このインデックスを持つているのが

ソバ―キュリアスの強みでもある


そして、見つかった

美術館のボランティア

SOMPO美術館のボランティアだ

場所も新宿、先輩の家のすぐ近くだ


美術館、水族館、動物園、たいていのところは

ボランティアを募集している

ほとんどが1月くらいの募集で、この時期には終わってしまっているが

SOMPO美術館は、四月まで募集している

ボランティアの内容は、たいていが

来館者へのガイドだ

展示品、動物の生態、などを教えてくれる

ガイドツアーの講師役を見たことがあるかもしれない

あれは、たいていがボランティアだ


だが、SOMPO美術館のボランティアは

他の美術館とは一味違っていている

美術館での解説もあることはあるが

それだけには留まらない

美術館に見学にくる予定の小学生の団体に対して

事前に、学校まで出向いて

絵の見どころ、鑑賞の仕方などを解説する

つまり

学校での授業まで組み込まれている

なので、合わない人は、合わない

だが、この先輩なら、まさに「昔とった杵柄」

しかも、筋金いりの杵柄だ


そのうえ

SOMPO美術館の最大のウリは

ゴッホのひまわり

日本がバブルの時に買った一枚があるのが、ここだ

これは、ゴッホ好きの先輩の解説は

どこまでハイレベルになっていくのか

正直、私が生徒になりたいくらいだ


ザッと、このあたりを話して、おすすめしたところ

本当に満足そうにうなずいて

早速、願書を出してみる、と言ってくれた

そして、最後にひとこと

ボランティアに採用されたら

採用期間中

ボクはボランティアの無い日も

タダで何度でも

入館できるようになるのかな、

と聞かれた


さすがにそこまでは、知らなかった




2024年3月5日火曜日

★今日はレバーパテ制作日和

 私の住んでいる関東は

昨日の夜から天気が悪く

Xでは、「めちゃ雪」がトレンドワードに

入るくらいになっている


こういう日の夕食は、鍋物と決まっている

今日は好きなテレビも無く

かといって、これだけ寒いと

じっと座ってビデオを見ていても、足元が冷えて仕方がないが

3月になったのだし、あまり暖房も使いたくない


こういうときは、私はちょっと手間のかかる

「煮詰める」系の料理を作ることにしている

くつくつと煮込んでいるうちに

部屋の中も温まるし

少しずつ体を動かすので

あまり寒くもなくなるし

暖かくなったころには、手製の「うまいもの」が

冷蔵庫で出番を待っている、という

いいことづくめだ


今日は、ちょうと数日前に押し入れの奥からレスキューした

スープ作り機に着いていた

ミキサー機能を活用して

レバーパテを作る予定だ


私の近所のスーパーでは

鶏のレバーは100グラム50円

ただ、250グラムの、一人暮らしには多すぎる分量なのが

難点といえば、難点だ


作り方は、至って簡単で

レバーの腺や、血の塊などを取り除いて

適当な大きさに切って、水につけておく

水は時々取り換える

水がやや透明になり、底が見えるようになるまで、が

一応の目安だ

つける時間は

本来は30分でも大丈夫なのだが

私はこの間に、ほかの材料の準備や

夕食後の皿洗いなどもやってしまうので

結局、1時間から2時間、つけていることが多い


冷蔵庫の中の香味野菜、ニンジン、セロリ、玉ねぎを薄切りにする

セロリとニンジンは半分、玉ねぎは4分の1が目安だが

私は、冷蔵庫の残り野菜の掃除、の勢いで

とにかく、薄切りにしてしまう

切れたら、チューブニンニクを5㎝くらい絞って

野菜全部を鍋に入れ、オリーブオイルで炒める

ここは、神経質にならなくていい

あとで、全部煮込んでしまうからだ


野菜に火が通ったら、水を切ったレバーを入れる

赤ワインを半カップ、ブイヨンキューブ1個

あとは、レバーの匂いを消すために

ローリエの葉二枚くらいと、好みのハーブを入れる

私は、庭で育てているローズマリーを

枝ぶりを整えるための剪定がてら、収穫することが多いので

乾燥ローズマリーを大匙3敗くらい投入している

ワインは、プラスチックのビンに入っているような

1本300円くらいのもの

これを、汁気が亡くなるまで、弱火で煮詰める

大体30分強、というところだ

肉も野菜も、頃よく煮詰まってくると

部屋はポカポカ、しかも、家じゅう

なんとも言えない、良い香りが漂ってくる


この先は、ミキサーの出番だ

まず、鍋の中身を熱いままミキサーにかける

汁気が無いので、最初はなかなか

ミキサーが回転せず

きれいに細かくならないと思うが

気にしなくて構わない


ミキサーにかけているうちに

だんだん冷めてきて

人肌より少し低いかな、という程度になったら

最後の仕上げに、バターひとかけらと

生クリーム50CCを加えて

ミキサーにかける

たいていの生クリームが200CC入りなので

四分の一を目分量でいれれで良いと思う

これは、植物性のホイップクリームで構わない

(ちなみに、私はスジャータ低脂肪を愛用している)


生クリームが入ると

突然、という感じで

少しパサパサ感のあった肉+野菜が

とろりと一つにまとまってくる

私は、ここで少し丁寧に時間をかけて

自分好みの細かさになるまで調節している

ちなみに、私はブイヨンキューブの塩分で十分なので

塩は入れてはいないが

味の調節をしたい方は

この段階で投入、30秒くらいミキサー、がおすすめだ


ミキサーが出てきてからは、10分かからない

難しいところも何もない

デメリットをあげるとすれば

難しくはないが、煮込むのに時間がかかる

生のレバーを触るのは、気持ちが悪いかもしれない

その程度だ


臭みは全くない

私個人としては、デパ地下レベルのできだと思っている

そのうえ、材料費はレバーと生クリームくらいなので

お値段的には、10分の1もしない

出来上がりの分量は相当に大量で

保存パック一個分、蓋が閉まらない程度になるので

数日間は朝食が、レバーパテ+ベビーリーフ のサンドイッチに

ならざるを得ないのだが

それでも、少なくとも私には一度も飽きがこない


それに、これだけたっぷりあると

休日のブランチに

「レバーパテのパスタ」が食べられる

レストランで購入したものでは

コスト的に、こうはいくまい、と

そこはかとない優越感(誰に対して?)を味わえる


今日は急いで帰って

鍋を食べて、パテを作ろう

そう思うと、それだけで楽しくてならない





2024年3月4日月曜日

★つい増やしてしまうのは、やはり趣味のもの

昼休みに

同僚の読んでいた断捨離の本を

ちょっと見せてもらったところ

面白いことが書いてあった


家が片付かないのは

そもそも、物の絶対量が多いからで

物の数を減らして、置き場所を決めれば

自然に家は片付いてくる、と書いてあり

なるほど、と膝を打ちたい気分になった

その他にも細々と書いてあったのだが

そのあたりは、いったん飛ばして

ともあれ、家に帰ったら

戸棚の中に何があるか

チェックしてみるか、という気になった

ひな人形を出すときに

ダンボールをかきわけたので

少し整理しようか、という気になったからだ


さて、押し入れの荷物を確認してみると

冷房系の、扇風機、卓上扇風機、お出かけ用ハンドファン

このあたりは、仕方がないと思えるもののほかに

ネコ用品一式、園芸用品一式

それに、一番多く場所を取っていたのは

調理家電だった


調理家電、といっても

私も持っているようなものだから

半分、工具か遊び道具のようなものだ

かき氷機は、たいていどこの家にもあるとは思うが

炭酸水作り機(正式名称は知らない)

ホットプレート、ポップコーン作り機

アイスクリーム作り機

綿あめ作り機、ヨーグルト作り機

スムージー作り機、トドメにスープ作り機まで出てきた


スムージーは、寒い間は中止しているが

暖かくなったら、すぐに復活するから捨てられない

炭酸作り機、ヨーグルト作り機

かき氷機、アイスクリーム作り機も

以下同文だ


ポップコーン作り機と、綿あめ作り機

これは、ドハマりした挙句、それぞれ3キロ太ってしまい

元に戻すのに苦労したときに

ヤツアタリ気味に、押し入れに放り込んで忘れていたものだった

出てきたら、なんだか久しぶりに

悪友に出会ったような気がして

懐かしい上に、今度の休みに

某ランド風のチョコレートポップコーンを

久しぶりに作ってみようか、という気になってきた

太ることにさえ気を付ければ

ワクワクのタネだ、捨てるわけにはいかない


スープ作り機は、亡き父のために買ったものだった

食事の時に、水分が無いと

喉の通りが悪くなるのだが

レトルトスープやみそ汁では塩分が多くなりすぎる

かといって、スープを一から作るのも

割合に手間がかかるので

この機械を使って

良く、ポタージュスープを作ったものだった

父を見送ったときに

遺品整理と同時に、押し入れにしまい込んでいた


あれからずいぶん経っている

それに、このスープ作り機には

ミキサー機能も着いている

そろそろ、あの頃のことも全部「思い出」として整理して

先に進んでもいいころだ

そう思ったら、なんだか急に

このスープ作り機のミキサー機能を使って

レバーパテを作りたくなってきた

まだ、ソバ―キュリアスになる前

はじめてこのレシピを習った時に

恐る恐る作ったレバーパテを

安売りになったバゲットと一緒に食べてみたら

ワインの進むこと、進むこと

どうやら、私の思いではかなりの強さで

食欲と結びついているらしい


料理、というよりも

料理をして遊んでいる、子供の実験のようなものだが

この、調理家電の山を見ていると

料理が好きなんだなぁ、と実感する

しかも

今度のボーナスで買いたい、と切望しているのが

家庭用パン作り機だ

ピザ生地も作れるものがいい

これ以上、片付ける場所が一体どこにある、と

咎める自分がいる一方で

洋服ダンスを一つ減らせばなんとかなる、と

考えている自分もいる


断捨離はしようと思ってるのだが

趣味のものだけは捨てられない

というよりも

ますます増やしてしまいそうだ

ミニマミストへの道は、私にはかなり険しそうである





2024年3月3日日曜日

★今年も楽しかった、ひな祭り

 今日は3月3日、ひな祭り


こういう年中行事は、きっちりやりたいタイプだ

特に、文化的というわけではなく

そうしないと、一年の変化が余りにも少なくなるからだ


これは私の持論なのだが

同じような日が続くと、人間だれしも退屈する

退屈して刺激が少なくなってくると

どうしても考え方が後ろ向きになり

愚痴っぽくなってくる

昔は、毎日あんなに忙しかった

みんなから頼られて、実力もあって、と

かなり自分を美化して

思いで補正のかかった、立派過ぎる自分の姿を

勝手に想像して

今の自分と比べてみたり

挙句の果てに、落ち込んでみたりする


それなら

根本的に、毎日やることを作り

あわただしく、バタバタしていればいい

もちろん、「落ち込み防止」のために作った

いわば、人工的な「やること」

「やることの養殖」のようなものだが

一年の行事、というのは

案外と、この「やることの養殖」に役に立つ


まず、ひな人形

これも、完全に自分用なので

まず、自分の趣味に一番合いそうなものは何か

それを考える所から始める

この頃は、ガラスの立方体にわずかに頭がついているような

抽象的なデザイン雛から

ちりめん細工の布雛

珍しいところでは、スペインの陶器の人形メーカー

リヤドロのひな人形まである

私は、木製の手に載るくらいの

小さなひな人形にした

これは、かなり気に入っている


ひな人形を飾るのだから、部屋の掃除は必須だ

テーブルも片づけ

床も雑巾がけの拭き掃除くらいはやっておく

これだけでも、何日間かは適度に体を使うので

夜の眠りが深くなるような気がしている


花は、ひな人形が小さいので

桃や菜の花を飾ると

かえって花に全部持って行かれそうなので

今年は省略した

と言うよりも、時間切れでいいアイデアが浮かばなかった

これは今年の反省点で

来年は、もう少し早くから

準備にかかろうと思っている


雛あられは、昔ながらのポンポンと

砂糖豆に、米を膨らませて

砂糖味にしたものが一番好きだ

デパートなどで探してみたところ

結局、スーパーの1袋160円のものが

一番ピッタリだと判明した


桜もちも、二種類ある

どら焼きの薄皮のようなもので包んである長命寺と

もち米で包んである、道明寺

どちらにしようか、少し迷った末に

名前にあやかって、長命寺にした






ここまでは前日までに仕上げて置いて

さすがに、食事だけは当日作ることにする

買い出しは、普段より早めにスタートする

ミツカンの寿司太郎を使って

見切り品になっていた大葉、三つ葉、ブリの刺身を

贅沢に使った、ちらしずし

吸い物にも、三つ葉をたっぷり浮かせて

あとは、菜の花とニンジンの胡麻和え


今年も、いいひな祭りが迎えられた

あとは、端午の節句まで

コツコツ勉強を進めて

秋口には、資格を取ったぞ、合格したぞ、と

叫んでみたいものだと思っている

2024年3月2日土曜日

★5000円の使い方

 少し前に

「3000円の使い方」という本が出版され

非常に人気になり、ドラマ化もそれていた

それに習ったわけではないが

目下、私の頭を楽しく悩ませてくれているのが

「5000円の使い方」だ


1月5000円

これが、ちょうど現在日本の「お稽古ごとの月謝の相場」の

ようだからだ

いや、ちょっと待て、趣味は公民館の講座で

安く楽しむのではなかったのか、と言われそうだが

この「1月5000円」の趣味は

公民館ではやってくれそうにない

かなり「トンガッタ趣味」で

なおかつ私の興味をひくものばかりなのだ


ちなみに、私が今、迷っているのは四種類

① 乗馬

 私は時折、土・日勤務で平日が休みになる

 そんな時は、土・日には営業していないレストランで

 おそらく、都内でも有数の美味なカツ丼を食べることに決めている

 「土・日には営業していない」でピンときた方も

 おられるかもしれないが

 実は、大学の学生食堂だ

 渋谷から電車で5分くらいのところにある

 「東京農業大学」のカツ丼は、びっくりするほど美味だ

 大学の食堂の仲では断トツ、ピカイチ、一般の名店と比べても

 全く見劣りがしない上に、ボリュームもかなりある

 で、食後の腹ごなしに、30分ほどかけて、駅まで歩くのだが

 その途中に「馬事公苑」がある

 旧東京オリンピックの馬術会場にもなったところだ

 ここで、50歳以上を対象に乗馬教室をやっている

 チケット制で、4回5000円

 乗馬には昔から興味があった

 定年後に平日に時間が出来たら、ぜひ受けたいと思う


②バレエストレッチ

 なんじゃそれは、と言われそうだが

 バレエを踊るわけではなく、バレエの曲を使って

 バレエのメソッドで、筋肉を伸ばしたり、ほぐしたり

 関節を動かし、筋肉をほぐしましょう、と言うことらしい。

 何を隠そう、バレエは大好きだ

 だが、自分があの、白鳥のようなスレンダー美女の集団の中に入り

 手をあげたり、足を上げたりするのは

 想像がつかない、と言うより、恥ずかしさが先に立っていた

 だが、若いころならいざ知らず

 60を過ぎて、カッコイイも、ステキも無いだろう、という境地にくれば

 自分の「やりたい」に身を任せてもいい気がしている

 それに、バレエの曲と言うのは、通常のクラシックよりも

 甘く、華麗で、軽やかで、美しく、何より楽しいものがおおい

 一番人気は、やはりチャイコフスキーだろうが

 実は、私は下に貼ったこの曲の方が好きだったりする

 

ドリーブと言う作曲家の「コッペリア」

ちなみに、振り付けはこちらの方が好きだったりする

 いかにも体が動き出し、スキップでもしたくなる

 (また、実際にこの曲はスキップによく合う

  嘘だと思ったらお試しあれ。ピッタリのはずだ)

  ただ、どうせなら、スキップよりも何か

 もうちょっと、踊りとは言わずとも、体操風の何かを

 やりたい気もする


③テーブル茶道

 茶道も、とても興味のあるものの一つだ

 だが、気に入らないのは

 「何年学べば免状が撮れるのか、いくらかかるのかが

  よくわからない」という点だ

 テストでも何でも、合格基準があるのに

 茶道にはない、師匠の腹一つ、というのが

 システム的に、というよりむしろ、経済的に不安があった

 習うとなれば、盆暮れもかかる、道具もそろえなくてはいけない、となると

 興味はあっても、敷居は高かった

 おまけに、正座と言うのが気に食わない

 高齢になれば、食事や酒でも座敷に座るのはキツイ

 高齢者を交えた会食の席は

 椅子席を用意する、と言うのはビジネスの基本の一つだ

 年齢限定の趣味を、60から始めるのも、モヤモヤする

 それで、敬遠していたのだが

 表だか裏だか、中だかは忘れてしまったが

 千家の一つが、座敷を使わない

 「テーブル茶道」と言うのを始めたのだそうだ

 講師課程は2年間、月謝は5000円、と

 私の木になっていた部分を全部吹き飛ばす明朗会計だ

 やはり、気になる


④篠笛

 これは、雅楽の「横笛」のことだ

 近所のイトーヨーカドーのカルチャーセンターで

 今期から始まった講座のようだった

 これは、子供の頃にみた、平将門の大河ドラマで

 草切正雄が吹いていたのを見た頃からの憧れだ

 だが、講座そのものがどこにもみつからず

 習うに習えないでいた

 今年の大河ドラマに影響されたわけではないが

 ぜひ習いたい

 西洋音楽では、音は必ず明確でなくてはいけないようだが

 日本の楽器、ことに笛類は

 完全に明確な音、と言うよりは

 どこか、風が混じっているような、自然な音色がする

 そこも気に入っているし

 何と言っても、吹いている姿が麗しい 

 疑う方は、ひな人形を見て欲しい

 五人囃子で誰が一番カッコいいか、と言われれば

 ほぼ100%の確率で、「笛」と答えそうだ


本当なら、全部やりたい

だが、私の家計上、最大でもできるのは一つだ

仕事をして給料をもらって、その分を月謝に回せば、と

言われそうだが

それでは、せっかく受けても

練習する時間が取れなくなる


もう一つ、新聞も月に5000円なのだが

これは、やめられそうにない

それに、私の取っている新聞は、週に一度

懸賞特集を載せている

私はこれが結構よくあたるタチで

1ヵ月に1度程度は、音楽会や映画はこの懸賞で

無料で言っているので

案外と、もとはとれているのだ


どれをやるか、どれが一番楽しそうか

やはり、頭の悩ませどころだ

ただ、これも酒を飲まない

ソバ―キュリアスになったから言えることで

飲み屋なら1回分の料金だろう

ソバ―キュリアスに乾杯(コーヒーで)といった気分である

 


 

2024年3月1日金曜日

★これが私なりの幸せ・ファイナンシャルプランナー1級受験宣言

 役職定年になってから

つくづく思うのだが

私は人生で今が一番幸せだ


両親はすでに看取った

介護はあるにはあったが、介護離職するほどでもなく

職場の協力もあって、なんとか乗り切れた

それが昨年、ちょうど59歳のころだったので

勤め先の方も、役職定年が半年ばかり前倒しになった、というような

あっさりとした感覚で

介護休暇を取らせてくれたようだった


子供はすでに自立した

顔を見せるのは4年に1度くらいで

オリンピック並みの頻度だが

今年の正月、地震の被害はそちらにはないかと

安否確認の電話をくれた

この程度の「つかず離れず」が

私にはちょうど良い距離感だ


仕事を通して

世のため、人のために働く時期も終わった

親として

子供のために、身を削ってでも

育て上げる時期も終わった

あしは

残っているのは、自分だけだと思う

つまり、自分に対する義務だけが残っているわけだ


私は、他人のために生きる義務が終わったら

今度は、自分のために生きる義務を

心をこめて達成しなくてはいけないと思っている

自分のために生きる、つまり、幸せになる義務だ


自分はどうすれは幸せなのか

何が必要で、何が要らないのか

これは、それぞれの人の性格にも価値観にもよるから

人には教えられないし、自分で見つけるしかない

自分自身とがっぷり四つに組んで

自分自身を探検してみる

これが、けっこう面白い


私の場合、ちょっと自分でも意外なことに

マネー情報を調べるのが好きだった

図書館で株の雑誌を読んでみたり

NHKの「金育」のテキストを読んでみたり

池上さんの金融の解説書を立ち読みしたり

妙に興味をそそられてしまった


それに

どうやら、ちょっとばかり人よりエネルギー過多らしく

「のんびり」「気楽に」と言うことが

性に合わないようだ

打ち込めることが無いと、少しばかり

イライラしてくる


なので

一念発起である

ファイナンシャルプランナーの受験をしてみようと思う

これは特に受験資格などもなく

(1年ほどの経理担当経験は必要だそうだが

 それなら、新入社員の頃に経験済みだ)

どうせやるなら、夢は大きく

1級合格を目指したい

ファイナンシャルプランナー1級となれば

金融の資格という点では、今話題の

「ザイム真理教」の森永先生

 ー 何を隠そう、私は20年以上前から

   この先生のファンなのだ ー

と肩を並べる

……あくまで「金融」の「資格」だけの話である

  実力だとか、知識の深みだとか、そっちの話は

  全くしていないので、誤解の無きよう……


もし合格できたら

シニア向けのメルマガなども出したい

貯金はいくら必要か、医療保険は入った方がいいのか

相続税対策は何がおすすめか、などなど

ドンドン、夢が広がっていく

受かっても、落ちてもいい

入試のように、何歳までに受からなくてはいけない、という

制限があるわけでもない

楽しいから、やりたいから、面白いから

シンブルに、ただそれだけで

できる所まで、チャレンジしていきたい


さあ、どこまで進めるか