ある程度年をとると
若いころのように、「爆睡」というわけには
行かなくなるのが、当然なのだそうだ
布団に入って、パタンキュー、というのも
実は、典型的な睡眠不足の症状の一つだそうで
むしろ、寝つきが良くない方が
体には良いそうなのだが
私の経験上
布団に入って一時間以上眠れなくて
悶々とする、というのは
かなりつらいものがある
なので、この頃は夜に眠くなるように
「眠活」も多少は始めており
情報も、そこそこは集めているのだが
ちょっと面白い話を聞いた
「お休みの音楽」に関してである
お休みの音楽とはいえ、音には変わりはない
なので、実際に眠りにつく寸前くらいからは
「邪魔な騒音」と化しており
実際に眠った跡では、眠りを妨げる
マイナスの効果があるのだそうだ
なので、かけるとしてもおやすみタイマーをつけて
ある程度のところで消えるのが望ましい
だが、一番好ましいのは
眠る一時間くらい前から、静かにかけ始めて
うつらうつら、という状態になってから
のんびりと入浴したあとで
パジャマに着替えてベッドに飛び込む
というながれがベストなのだそうだ
しかも
音楽は、好きな曲はあまり良くない
特に、歌詞の入ったものだと
脳が勝手に、曲を分析し始めて
活性化してしまう、とのこと
自然音をひたすら流しているのが良いそうだが
寝る前の一時間、ひたすら
小川の流れる音だけを聞いている、というのも
私にはなかなかつらいものがありそうな気がする
事前の策として、「眠くなってしまうような曲」が
良いのだそうだ
しかも、良く知っている曲だと
またまた、脳が勝手に分析を始めて、活発化してしまうので
あまり知らない、眠くなりそうな曲
特に、リズムが一定して、緩やかに刻まれる
あまり盛り上がりすぎない曲がベストなのだそうだ
「眠くなりそうで、良く知らない曲」といえば
私の場合、何と言ってもクラシックだ
テンポが緩やか、というと
ピアノソナタでも、交響曲でも
第二楽章をピックアップしてくればいい
あと、優美だが、リズムにあまり変化がなくて
穏やかに進んでいく曲といえば
クラシックの中でも、特にバロックの特徴だろう
確かに、バッハのカンタータを高校の音楽で聴かされた時は
音楽の授業が午後だったこともあって
眠気と戦うのに苦労したことを不意に思い出した
そこで、私のおやすみ音楽のおすすめは
①メンデルスゾーン ビアノ協奏曲
特に、この動画の10分くらいのところから
安眠用のハチミツ入りホットミルクを片手に
ソファに持たれながら聴いていると
あまりの心地よさに、そのまま眠ってしまいそうになる
②バッハ 無伴奏チェロ組曲
これをあげると
この崇高な作品に対してなんということをほざく
バッハへの侮辱だと怒る方がいそうだが
バロック初心者の私にとっては
人気のない森の中で、大きな木に寄りかかっているような
なんともエコな安心感に包まれて
そのまま眠ってしまいそうになる
この動画の演奏はカザルス
雑音は多いものの
この「大木」感が一番強くて、私のお気に入りだ
どうか、不眠に苦しむ方々に
少しでも快適な「春眠」が届きますように
0 件のコメント:
コメントを投稿