2024年3月4日月曜日

★つい増やしてしまうのは、やはり趣味のもの

昼休みに

同僚の読んでいた断捨離の本を

ちょっと見せてもらったところ

面白いことが書いてあった


家が片付かないのは

そもそも、物の絶対量が多いからで

物の数を減らして、置き場所を決めれば

自然に家は片付いてくる、と書いてあり

なるほど、と膝を打ちたい気分になった

その他にも細々と書いてあったのだが

そのあたりは、いったん飛ばして

ともあれ、家に帰ったら

戸棚の中に何があるか

チェックしてみるか、という気になった

ひな人形を出すときに

ダンボールをかきわけたので

少し整理しようか、という気になったからだ


さて、押し入れの荷物を確認してみると

冷房系の、扇風機、卓上扇風機、お出かけ用ハンドファン

このあたりは、仕方がないと思えるもののほかに

ネコ用品一式、園芸用品一式

それに、一番多く場所を取っていたのは

調理家電だった


調理家電、といっても

私も持っているようなものだから

半分、工具か遊び道具のようなものだ

かき氷機は、たいていどこの家にもあるとは思うが

炭酸水作り機(正式名称は知らない)

ホットプレート、ポップコーン作り機

アイスクリーム作り機

綿あめ作り機、ヨーグルト作り機

スムージー作り機、トドメにスープ作り機まで出てきた


スムージーは、寒い間は中止しているが

暖かくなったら、すぐに復活するから捨てられない

炭酸作り機、ヨーグルト作り機

かき氷機、アイスクリーム作り機も

以下同文だ


ポップコーン作り機と、綿あめ作り機

これは、ドハマりした挙句、それぞれ3キロ太ってしまい

元に戻すのに苦労したときに

ヤツアタリ気味に、押し入れに放り込んで忘れていたものだった

出てきたら、なんだか久しぶりに

悪友に出会ったような気がして

懐かしい上に、今度の休みに

某ランド風のチョコレートポップコーンを

久しぶりに作ってみようか、という気になってきた

太ることにさえ気を付ければ

ワクワクのタネだ、捨てるわけにはいかない


スープ作り機は、亡き父のために買ったものだった

食事の時に、水分が無いと

喉の通りが悪くなるのだが

レトルトスープやみそ汁では塩分が多くなりすぎる

かといって、スープを一から作るのも

割合に手間がかかるので

この機械を使って

良く、ポタージュスープを作ったものだった

父を見送ったときに

遺品整理と同時に、押し入れにしまい込んでいた


あれからずいぶん経っている

それに、このスープ作り機には

ミキサー機能も着いている

そろそろ、あの頃のことも全部「思い出」として整理して

先に進んでもいいころだ

そう思ったら、なんだか急に

このスープ作り機のミキサー機能を使って

レバーパテを作りたくなってきた

まだ、ソバ―キュリアスになる前

はじめてこのレシピを習った時に

恐る恐る作ったレバーパテを

安売りになったバゲットと一緒に食べてみたら

ワインの進むこと、進むこと

どうやら、私の思いではかなりの強さで

食欲と結びついているらしい


料理、というよりも

料理をして遊んでいる、子供の実験のようなものだが

この、調理家電の山を見ていると

料理が好きなんだなぁ、と実感する

しかも

今度のボーナスで買いたい、と切望しているのが

家庭用パン作り機だ

ピザ生地も作れるものがいい

これ以上、片付ける場所が一体どこにある、と

咎める自分がいる一方で

洋服ダンスを一つ減らせばなんとかなる、と

考えている自分もいる


断捨離はしようと思ってるのだが

趣味のものだけは捨てられない

というよりも

ますます増やしてしまいそうだ

ミニマミストへの道は、私にはかなり険しそうである





2 件のコメント:

  1. とてもわかります。
    私は思い出の品々に囲まれて生きたい。人にはごみでも自分には歴史書みたいなものなんで捨てたくない。目に見える部分が片付いていて、必要なものを「探さなくて済む」収納ができていればモノをむやみと捨てる必要はないと思っています。
    ただ…現実としては、時々「あれがないー!」と探し回っているんですが…

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    1. そうなんですよ、捨てがたいのは物というよりも、物にくっついている「思い出」の方ではないかと思っています。
      旅行に行った時の割りばしの箸袋とか、友人と一緒に見に行った展覧会のチケットなど、人から見たらゴミのようなものでも、どうしてもゴミ袋には入れられないですよ
      私も、「あれがない……」と、ひな人形を探し回ったので、何とか整理しようと思ったのですが、企画倒れに終わりました

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