3月も終わり近くなると
どうにも、ソワソワし始める
年に1度のお楽しみ、フィギュアスケートの
世界選手権があるからだ
もともと、音楽と踊りが大好きだ
バレエも好きだが、社交ダンスの選手権(特にラテン)
アルゼンチンタンゴの選手権は、放送していれば必ず見る
ミュージカルも好きだし
ストーリー上何の脈絡も無いのに、突然、登場人物が全員
踊り始める、インド映画も大好きだ
だが、毎年必ず見ているくらい大好きなのは
フィギュアスケートだ
私の世代なら、伊藤みどりの活躍は、皆、知っていると思う
私はその前のカタリーナ・ビットの頃からの
フィギュアスケートファンで
あの当時は、今と違ってさほどフィギュアスケートに人気がなく
代々木体育館でやっていた、NHK杯のチケットなど
当日でもすぐに買えたので
寒さ除けのひざ掛け毛布三枚と
リンクに投げ込む用の花束を抱えて
試合を見に、日参したものだった
フィギュアスケートはスポーツだけあって
必ず入れなければいけない技が決まっていて
その技の出来栄えで「競う」要素は大きいが
それ以外にも、どれだけ曲を表現できているか、という
いわば、芸術性を競うポイントがあるので
ほんの数分のプログラムなのに
それぞれの選手の個性が映えるように
曲選び、コスチューム、振り付けと、かなり凝りまくっている
この「個性」を見るのが、とても楽しい
特に、外国の選手は、今年はどんなプログラムだろうかと
ワクワクしながら画面にくぎ付けになっている
特に「推し」の選手はいないが
必ず注目してみているのが、
女子では日本の坂本、ベルギーのヘンドリック
男子では、日本の宇野、鍵山、マリニン
女子は、線の細い妖精妖精したタイプの選手より
エネルギッシュでパワフルで
観客を吹き飛ばしてしまいそうなスケートをする
選手の方が好みだ
今年の上位二人は、まさにこの「強い女性」で
なんともカッコよく、二人とも大好きだ
男子は、「四回転の神」こと、マリニンがとても楽しみだ
ジャンプは言うまでも無いとして
それ以外の、曲のつなぎの部分や、ステップのような「踊る」部分が
年ごとに見ごたえが出てくる
今年のフリーはどこまでの完成度になるか
四回転半をとぶか、それも楽しみだ
宇野はこの頃、とてもエレガントになったと思う
期待の新星だった頃は、元気が良く
爆発力のある選手だと思っていたのが
この数年、どんどん繊細で、それこそ、妖精妖精してきたように思う
実にきれいで、まさに眼福だ
鍵山は、実は、まだジュニアの頃に
試合を見に行ったことがある
横浜駅の近くのリンクで、入場無料で見られる
時期も五月、という、小さな試合だった
三回転ジャンプをすると、ガッという不気味な音と同時に
リンクの氷がえぐれ、破片がとぶ
そして、これは私の小さな自慢なのだが
一番前の列で見ていたこともあり
一度だけ、気のせいかと迷うくらいではあるが
鍵山のスケート靴の削った氷の破片を浴びている
なんとなく、「その時からの御縁」という気がして
一方的に、袖振り合うも他生の縁
他人のような気がしない、と思っている
昨シーズンはケガでかなり苦しい一年だったようだが
今年は、元気そうで、活躍を期待している
エキシビションまで入れて
来週の木曜日まで、テレビにくぎ付けになりそうだ
試験勉強が滞らないよう
上手く、バランスを取っていきたいと思っている
私もフィギュアスケート大好きです。特に男子。ゆづが競技から引退してしまったのは残念でしたが、おっしゃる通りショーマはエレガントになってきていると感じます。
返信削除羽生選手はまさに、誰にも代えがたいオンリーワンの選手でしたからね。プロになった今でも、変わらずファンです。宇野選手は、いい「面構え」になりましたね。昨シーズンはまだ、少年っぽさの残るベビーフェースだったのが、今年は完全に凛々しい青年でした。その姿と、クラシックバレエ以上にエレガントだった演技との落差も、印象的でした(少なくとも、熊川哲也の「黄金の仏像」の踊りよりエレガントだった気がするのですが、いかがでしょうか?)
削除このコメントは投稿者によって削除されました。
返信削除