2024年3月2日土曜日

★5000円の使い方

 少し前に

「3000円の使い方」という本が出版され

非常に人気になり、ドラマ化もそれていた

それに習ったわけではないが

目下、私の頭を楽しく悩ませてくれているのが

「5000円の使い方」だ


1月5000円

これが、ちょうど現在日本の「お稽古ごとの月謝の相場」の

ようだからだ

いや、ちょっと待て、趣味は公民館の講座で

安く楽しむのではなかったのか、と言われそうだが

この「1月5000円」の趣味は

公民館ではやってくれそうにない

かなり「トンガッタ趣味」で

なおかつ私の興味をひくものばかりなのだ


ちなみに、私が今、迷っているのは四種類

① 乗馬

 私は時折、土・日勤務で平日が休みになる

 そんな時は、土・日には営業していないレストランで

 おそらく、都内でも有数の美味なカツ丼を食べることに決めている

 「土・日には営業していない」でピンときた方も

 おられるかもしれないが

 実は、大学の学生食堂だ

 渋谷から電車で5分くらいのところにある

 「東京農業大学」のカツ丼は、びっくりするほど美味だ

 大学の食堂の仲では断トツ、ピカイチ、一般の名店と比べても

 全く見劣りがしない上に、ボリュームもかなりある

 で、食後の腹ごなしに、30分ほどかけて、駅まで歩くのだが

 その途中に「馬事公苑」がある

 旧東京オリンピックの馬術会場にもなったところだ

 ここで、50歳以上を対象に乗馬教室をやっている

 チケット制で、4回5000円

 乗馬には昔から興味があった

 定年後に平日に時間が出来たら、ぜひ受けたいと思う


②バレエストレッチ

 なんじゃそれは、と言われそうだが

 バレエを踊るわけではなく、バレエの曲を使って

 バレエのメソッドで、筋肉を伸ばしたり、ほぐしたり

 関節を動かし、筋肉をほぐしましょう、と言うことらしい。

 何を隠そう、バレエは大好きだ

 だが、自分があの、白鳥のようなスレンダー美女の集団の中に入り

 手をあげたり、足を上げたりするのは

 想像がつかない、と言うより、恥ずかしさが先に立っていた

 だが、若いころならいざ知らず

 60を過ぎて、カッコイイも、ステキも無いだろう、という境地にくれば

 自分の「やりたい」に身を任せてもいい気がしている

 それに、バレエの曲と言うのは、通常のクラシックよりも

 甘く、華麗で、軽やかで、美しく、何より楽しいものがおおい

 一番人気は、やはりチャイコフスキーだろうが

 実は、私は下に貼ったこの曲の方が好きだったりする

 

ドリーブと言う作曲家の「コッペリア」

ちなみに、振り付けはこちらの方が好きだったりする

 いかにも体が動き出し、スキップでもしたくなる

 (また、実際にこの曲はスキップによく合う

  嘘だと思ったらお試しあれ。ピッタリのはずだ)

  ただ、どうせなら、スキップよりも何か

 もうちょっと、踊りとは言わずとも、体操風の何かを

 やりたい気もする


③テーブル茶道

 茶道も、とても興味のあるものの一つだ

 だが、気に入らないのは

 「何年学べば免状が撮れるのか、いくらかかるのかが

  よくわからない」という点だ

 テストでも何でも、合格基準があるのに

 茶道にはない、師匠の腹一つ、というのが

 システム的に、というよりむしろ、経済的に不安があった

 習うとなれば、盆暮れもかかる、道具もそろえなくてはいけない、となると

 興味はあっても、敷居は高かった

 おまけに、正座と言うのが気に食わない

 高齢になれば、食事や酒でも座敷に座るのはキツイ

 高齢者を交えた会食の席は

 椅子席を用意する、と言うのはビジネスの基本の一つだ

 年齢限定の趣味を、60から始めるのも、モヤモヤする

 それで、敬遠していたのだが

 表だか裏だか、中だかは忘れてしまったが

 千家の一つが、座敷を使わない

 「テーブル茶道」と言うのを始めたのだそうだ

 講師課程は2年間、月謝は5000円、と

 私の木になっていた部分を全部吹き飛ばす明朗会計だ

 やはり、気になる


④篠笛

 これは、雅楽の「横笛」のことだ

 近所のイトーヨーカドーのカルチャーセンターで

 今期から始まった講座のようだった

 これは、子供の頃にみた、平将門の大河ドラマで

 草切正雄が吹いていたのを見た頃からの憧れだ

 だが、講座そのものがどこにもみつからず

 習うに習えないでいた

 今年の大河ドラマに影響されたわけではないが

 ぜひ習いたい

 西洋音楽では、音は必ず明確でなくてはいけないようだが

 日本の楽器、ことに笛類は

 完全に明確な音、と言うよりは

 どこか、風が混じっているような、自然な音色がする

 そこも気に入っているし

 何と言っても、吹いている姿が麗しい 

 疑う方は、ひな人形を見て欲しい

 五人囃子で誰が一番カッコいいか、と言われれば

 ほぼ100%の確率で、「笛」と答えそうだ


本当なら、全部やりたい

だが、私の家計上、最大でもできるのは一つだ

仕事をして給料をもらって、その分を月謝に回せば、と

言われそうだが

それでは、せっかく受けても

練習する時間が取れなくなる


もう一つ、新聞も月に5000円なのだが

これは、やめられそうにない

それに、私の取っている新聞は、週に一度

懸賞特集を載せている

私はこれが結構よくあたるタチで

1ヵ月に1度程度は、音楽会や映画はこの懸賞で

無料で言っているので

案外と、もとはとれているのだ


どれをやるか、どれが一番楽しそうか

やはり、頭の悩ませどころだ

ただ、これも酒を飲まない

ソバ―キュリアスになったから言えることで

飲み屋なら1回分の料金だろう

ソバ―キュリアスに乾杯(コーヒーで)といった気分である

 


 

2 件のコメント:

  1. 5000円あったら…習い事の夢が膨らみます。
    今は週に1回のヨガ教室(4.400円)に通っています。
    私もバレエ習いたいです。理由もほぼ同じです。バレエ音楽ではくるみ割り人形の中で踊られるロシアの踊りの音楽が好きです。
    あと、楽器では三線かウクレレ。一度お茶席に呼ばれたことがありますが、作法、知識、並大抵ではないなと恐れ入りました。

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    1. ヨガですか!!ヨガとピラティスは、私も興味があります。あれに音楽がついていたら、理想的だ、と考えると、バレエストレッチになってしまいます
      くるみ割り人形は、特に二幕は名曲ぞろいですね。私が子供の頃は、二幕は「お菓子の国」だったように思いましたが、いまは、「人形の国」になっていて、びっくりした覚えがあります。ロシアの踊りは、勇壮で華やか、私も好きな曲です。
      茶道は、一人前のなるまでに十年だそうです。それもあって、略式のテーブル茶道に惹かれているしだいです

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