2024年5月27日月曜日

東京都知事選にワクワク

 私はあまりスポーツは好きではない

おそらく、中学校の体育教師と

全く合わなくて

今の時代ならば、体罰こそなかったものの

教師による不適切行動、と言われるくらいの

目に合ったせいで

坊主憎けりゃ袈裟まで憎い、の要領で

スポーツ全般が嫌いになったのだと思う


野球やサッカーは、ほとんど見たことがない

体操は、コマネチくらいは知っている

フィギュアスケートだけは、良く見ているが

ジャンプはアクセル以外、見分けがつかないレベルだ


とはいえ、勝ち負け、白黒のはっきりとつく

ガチンコ勝負は、嫌いではない

料理の鉄人などは、よく見ていたし

バレエのコンクールとして有名な

ローザンヌなどは、テレビにかじりついて

入賞予想などを立てながら

じっくりと、集中してみている


だが、何と言っても一番「血が騒ぐ」のは

選挙だったりする

特に、1人しか当選しない小選挙区や

知事選などが、お祭りめいていて、大好きだ

それぞれが政策を訴えて

「日本をこう変えていきたいんです」という

スピーチを聞くのも面白い

応援演説に、どんな有名議員がくるか

ゲストを予測するのも、また、楽しい

選挙の開票特番を、トニックウォーター片手に

見ているのも楽しい


選挙は、やはり華やかなものの方が面白い

地方の市長選でも、

シチュエーションによれば、ワクワクするが

やはり、目立つ派手な選挙

地方選挙で言えば、東京都知事選が

スケールも、今後の政局への影響も

公約の内容も、全部含めて一番ワクワクする


今回は、面白く無さそうだ、と思っていた

なんやかやといっても、小池都知事だろう

他の候補者に、あまり魅力的な人がいないから

結局、経歴詐称疑惑もうやむやか、と思っていたら


なんと、大型の対立候補が、今日、立候補を表明した

蓮舫さんである

ニュースキャスター出身、大臣経験者、女性、と

小池都知事の「売り」だった経歴を

全部持っている

こうなると、バックの「推薦」を出した政党と

掲げる公約、つまり、どんな都政を行いたいか

まさに、政治家としての力での一騎打ち

これは、大注目だ


立憲民主党が、野党統一候補を

立てようと言っていたので

誰か、実力のある人

できれば、タレントやコメンテーター、ニュースキャスターなど

知名度優先にならない人を選んでほしいとは

思っていたが

まさか、蓮舫サンが、現時点での国会議員の職を捨てて

立候補するとは思わなかった

……実は、私は元明石市長の泉サンが

  (立件民主党の党首の泉サンの方てはない、念のため)

  統一候補になるのではないかと予想していた  

  私の趣味の一つ、へっぽこタロットの結果だったのだが

  見事に大ハズレで

  今日は、一日同僚たちに

  陰陽師モドキ、だの、零能力占い、だのと

  からかわれ続けていた……


さあ、どうなるか

現職の強みの小池サンか、選挙四連勝の波に乗る蓮舫サンか

七月の選挙当日まで

またまた、楽しみが一つ増えた





  

     

2024年5月26日日曜日

ファイナンシャルプランナー1級試験終了!!

 本日はファイナンシャルプランナー1級の試験日

最後のほぼ二週間は

ブログも書かずに、ひたすら勉強しまくった

その結果が、今日だ


模範解答は、もう発表されているようではあるが

今夜は見ないつもりだ


試験は午前と午後に分かれており

それぞれ2時間半ずつ

合計5時間の長丁場だ

午前は四つの選択肢から一つを選ぶ択一式

午後は、実際のケース判断を行い

自分の手で年金額や所得税を計算する

応用式に分かれている


私の実感では

応用編は簡単だった

特に計算は、過去問をみっちりとやり切っていれば

合格点には届いたと思う


だが、どうにもならなかったのは

択一式の方だった

もともと、私はこちらの方が苦手だったこともあり

午前の段階で撃沈

それでも、気を取り直して受けた午後の試験はまずまず

跡は、二つの特典を合計して

合格ラインの6割に届いたかどうか


みっともないが

確認するのが、少し怖い

少なくとも、眠れなくなりそうだ

なので

今夜は、早めに入浴を済ませて

トニックウォーターを青手

試験疲れをいやすためにも

早めに寝てしまうことにした


少しばかり、静岡の知事選挙の結果が

気になってはいるのだが

考えてみれば

選挙速報という者も

明日の朝になれば、朝刊が大きな見出しで

解説記事を載せてくれるようなニュースを

テレビにかじりついているようなもので

体力的に余裕のある時なら

スリルを感じつつ、ワクワク楽しめるのだが

今日のような、心身共に余裕のない日には

あまりふさわしい娯楽とも思えない


ともあれ、よく頑張った、私

結果はともあれ、還暦受験生である自分の

努力をたたえる

……一一人暮らしで、誰もたたえてくれる人がいないので

   自分で自分を精一杯ほめたたえるのである……

お祝いに、明日は

家庭菜園でイチゴを収穫し

スポンジケーキの台が手に入ればショートケーキ

売っていなければ、フルーツサンドを

作ることにしよう


とりあえず

私よ

おつかれさま

よく頑張った

大好きだよ!!

2024年5月10日金曜日

試験が終わったらやりたいこと・再就職への夢も込めて

 ファイナンシャルプランナー1級試験が

今月の26日

ゴールデンウイークは、ほぼ返上で

みっちり勉強漬けになったので

実力はついたものの

ボーダーラインはまだまだ遠そうなので

このところ、少しばかり

心が折れかけてはいるのだが


とりあえず、今、気持ちを奮い立たせるのは

「試験が終わったら何をしようか」と

楽しい空想にふけることだったりする


まず

もし合格していたら

趣味のスペイン語を再開したい

私のスペイン語は、NHKのラジオ講座が

よたよたながら、なんとか全部理解できるくらい

話す方は、あいさつやレストランでの注文が

できるくらいのレベルで

英検で言えば、4級と3級の間くらいなのだが


実は、少しばかり夢がある

定年まで、コツコツと勉強を重ねて

定年時の実力に応じて、再就職を探したいと

思っているのだ

一番難易度の低いのが、実は、観光ガイド

宮内庁で募集している、外国人旅行者向けに

スペイン語で、皇居の解説をしながら

一緒にまわる、というお仕事だ

マニュアルや、解説文はあらかじめ決まっており

それを覚えるだけで良く

時給も約2千円弱なのだが

残念ながら、回数が少ない

一月に、二回か三回なのだそうだ

だが、定年後の仕事としては、かなり楽しそうだ


もう少し、レベルが上がれば

関西にある、スペインのテーマパークの求人にも

応募できそうだ

そこは、スペイン人のダンサーさんたちの通訳と

パレードの時のフロートの運転のお仕事

二年契約の、契約社員なので

20代、30代の人には条件は良くないかもしれないが

定年後、少し働くには理想的だ


もっと力がつき

自分でも信じられないくらいのレベルになれば

ねらい目は、法廷通訳だ

外国人の人が、刑事事件で法廷に来ることになると

弁護士サンだけでは、人権が守れない

当然に、通訳が必要だ

この通訳を、法廷通訳という

毎月の件数が安定しないので

仕事としては人気がないのだそうだが

私は法廷ドラマが好きなこともあり

とても興味がある


という話を職場でしていたら

同僚の1人に

どうせなら、もうちょっと頑張って勉強して

これを目指してみたらどうだ、とスマホを見せられた

すさまじい求人が載っていた

大学・非常勤講師・スペイン語

実力があれば、修士号なども不要なのだそうだ


定年後、学資さえ何とかなれば

大学院に行きたい、と話したことはあったのだが

まさか、大学のセンセイを勧められるとは

だが、もし実力さえつけば

もちろん、破格の実力で

通訳試験なども突破できてればの話だが

最高の職場かもしれないなぁ、と

同僚たちと盛り上がった


楽しい夢をいろいろ見ながら

さあ、今日も相続税の計算に励むとするか





2024年5月9日木曜日

フィギュアスケート・宇野昌磨 現役引退

 先日の世界選手権が

終わった後のコメントが

なんとなく、奥歯にものの挟まったような

歯切れの悪い印象だったのを

よく覚えているが


今日の午後、スマホのネットニュースを見て

思わず、声をあげそうになった

まさか、現役引退宣言をするとは


まだ、20代なかば

次のオリンピックのメダル候補にも

入っていたはずなのに

まだまだ、実力は世界でもトップレベル

何より、私自身が

宇野選手のスケートを見られなくなるのが

残念でたまらない


思えば、選手としては

不幸の部類だったのかもしれない

活躍時期が、羽生弓弦と重なった

人気、実力ともトップレベルだった

羽生選手と試合でぶつかれば、ほとんどが2位

羽生選手の引退後に、トップになりはしたものの

羽生がいないから、とささやかれ

しかも、すぐ下の世代の選手たちは

かなり強い選手が、ざっと数えただけで3名

気を抜けば、代表の座も危なくなる

本当に、悪い時期に当たったと思う


一時、コーチを付けずに自分で練習をし

そのシーズンの試合は

私が素人目に見ても、ポロポロとしか

言いようのないものだった時がある

あれも、「万年二位」と意地悪交じりに

ささやかれた結果だと言われていた


本当に、悔しかったのだろう

それが、ランビエールコーチについてから

試合の点数とは別に

まず、表情が明るくなり

スケートが好き、というようになり

その次のシーズンあたりから

演技がとても美しく、情緒的になってきて

宇野昌磨選手にしか滑れない

独特の色香が現れてきた、と思った矢先の

引退宣言だった


確かに、アメリカのマリニン選手がいては

どんな選手も、まず勝てはしないだろう

羽生が現役時代、あれほど練習して

それでも、成功できなかった

四回転半を楽々と飛び

フリーのジャンプもほとんど全部が四回転

しかも、距離も、着氷姿勢も、申し分なく

加点がハンバンついていく

こんな、「神様のえこひいき」が

しかも、自分の年下では

ある種の絶望はするだろうな、と思う


ネットで、宇野昌磨選手の最高峰だと思われる

今年のショートプログラムの動画を探し

最後に、ゆっくりと鑑賞させてもらった

本当に、お疲れ様でした


ただ、それにしても

スポーツ選手、特にスケートや新体操などの

選手は特にそうなのだが

30で老いを意識せざるを得ない、というのは

なかなかに残酷なことだと思う

一般人なら、これから新入社員

初めて、自分の人生がスタートするくらいの年で

自分の一番熱い季節が終わってしまう、というのは

オーバー60の私から見ると

何とも、無残とも、残酷とも思えて仕方がない

宇野選手に限らす

こうした選手たちの先の人生にも

おせっかいを承知で、幸あれと祈りたくなってしまう







2024年5月8日水曜日

シニア割引・映画が1100円に

 ファイナンシャルプランナー1級の試験まで

とうとう20日を切って

いよいよ、追い込みにかかってきた

この試験は受験料が高く

約一万円弱かかるので

生活費のためにも、なんとか早く

受かりたいとは思っているのだが

さすがに、ちょっと遊びたい

少しくらい休んでも、変わりはないのではないか

などという

たわけた気分も浮いてくる


なので

高校時代に戻ったつもりで

私の机の前には

「全力疾走

 6月には映画と温泉」と

標語が貼ってある


試験が終わったら、映画を見に行く予定だ

映画は、比較的よく行く方だと思う

というのも、定期券の効く範囲

イオンシネマがあるからだ

このイオンシネマは、シニア割引がある

年齢は55歳以上

シネマコンサートや、ライブビューイングなどの

特殊なものでない限り

いつ行っても、全部1100円で見られる


定期がきくので、足代もタダだ

イオンシネマは、映画館だけではなく

イオンのショッピングモールが

併設されているので

特に、真冬の寒い時期

家にいても、コタツに入って縮こまって

なんとなく、一日過ごしてしまう、というような

予定のない休日には

イオンまで出かけて

ショッピングモール内を

ウォーキング兼ウインドウショッピング

足が疲れたころには、映画

最後は、ちょっと目先の変わった食材を買って

夕食の材料にする、という

プチ贅沢な休日を、よく過ごしていた


映画も、だいたい2カ月に1本くらいは

面白そうだ、ぜひ見たいと

思うものが登場する

今、とても楽しみにしているのは

6月に公開予定の「90歳 何がめでたい」だ

これは、御年90になった作家

佐藤愛子センセイの同名のエッセイをドラマ化したもの

佐藤愛子役は、草笛光子サンだ


私は、草笛光子サンのファンなのだが

特に好きになったのは、年を召されてからだ

モダンで、垢ぬけていて

人に頼らず、すっくと立った女性の役が

びたりとハマる

セリフ回しがハキハキしているも好きだが

何より、演技がうまい

特に、大河ドラマ「真田丸」と「鎌倉殿の13人」は

出色のできだったと思う


イオンシネマの、シニア割引で

草笛光子サンの

「90歳 何がめでたい」を

晴れやかな気持ちでみられるように

あと一頑張り

濃いめにいれたブラックコーヒーをすすって

相続税の計算問題を今日中にあと3問

頑張るぞ!!








2024年5月7日火曜日

本当に3分でできる・美味しすぎる三つ葉の混ぜご飯

 いよいよ春たけなわ

ゴールデンウイークも終わり

今日から出勤で、少しバテ気味

さわやかで、さっぱりと

あまり手はかけずに

それでいて、自分好みのものを

食べたいときに作るのが

このメニュー

「3分でできるのに美味しすぎる

 三つ葉の混ぜご飯」


作り方、というほどのものでもないほど

簡単なのだが

① 炊飯器でご飯を炊く

② 三つ葉を五センチくらいにざく切りする

③ 炊飯器の中に直接

  顆粒だしのもとと、三つ葉

  あれば、すりごま、かつお節1パックを加え、

  混ぜる

出来上がり


ちなみに、三つ葉は少々大きめでも

ご飯の熱に当たって、しんなりするので

問題なし、というよりも

私は、少し大きめに切って

「三つ葉」にたっぷり自己主張を

してもらう方が好みだ


三つ葉はスーパーで売っている物

値引きになった小さな束を

まるまる一つ使ってもいいが

私は、自家製の家庭菜園から

10本ほどつんできて作っている

まさに、晴耕雨読という感じで

古代中国の竹林の七賢か、

NHKの人気番組、大和尼寺精進日記のようで

その点も、気に入っている


味付けだが

私は、かつお風味のほんだしで

十分なのだが

人によっては、塩気が足りない感じが

するかもしれない

その場合には、しょうゆを加えるのが

おススメだ

ただ、せっかくの白米と三つ葉の

春らしい色のコントラストが

なんとなく、茶色っぽい

アースカラーになってしまうのが

残念といえば残念だが

香りは、ほんだしだけよりも良いかもしれない


バリエーションとしては

ほぐした鮭の瓶詰があれば

一緒に入れても、カラフルになるし

切り昆布の佃煮なども

なかなか味がしまってくる

つまり

冷蔵庫に残っている物を

お好みで足してくれれば

よほど妙なものでない限り

なんでもあうと思う


炊飯器の内釜に直接入れて

その場でまぜてしまえるので

あとの洗い物が少ないのも

ポイントが高い


合わせる料理としては

何と言っても、冷ややっこ

あっさりとした焼き魚

枝豆なども、ピッタリだ


楽しみにしていたゴールデンウイークは

終わってしまったが

勤めの後の、少し疲れて食べる好みの夕食も

それはそれで、また、楽しい

ささやかながら、毎日が本当に幸せだ




2024年5月6日月曜日

認知症予防スピーカー発売!? 

 今や、認知症は5人に1人がかかる病気

私も、なんとしてもなりたくはないが

もしなってしまったら、仕方がない

運命だとあきらめて

少しでも、進行を遅らせるように努力して

病名の診断を受けた時点で、後見人をつけて

何もわからなくなったら

施設入居まで、後見人に手伝ってもらおうと思っている


認知症ドリルなどもあるようだが

どうも、あれはあまり当てにならないらしい

一時ベストセラーになった

「在宅ひとり死のススメ」でも

上野センセイが、同業の大学教授

特に、認知症の研究者でも、認知症を発症した人が

いると書いていた

頭を使えばならない、というものでもないとすると

どうにもお手上げかな、と思っていたら


これも週刊誌の記事なのだが

認知症予防用のスピーカーが

発売された、と書かれていた

発売している会社の社名を見てみると

間違いなく、信用のおける製薬会社で

認知症に積極的に取り組み

薬の開発などもしているところなので

少なくとも、サギということはなさそうだ


週刊誌の受け売りだが

認知症の患者は脳内で

物を考えるときに出る、ガンマ40ヘルツという波が

不足しているのだそうだ

なので

自分でこの波を作ることができないなら

外部からこの波を取り込ませて

耳から聞かせることで、脳内にも

同じ波を作り出せばいいではないか、という発想で

作られたスピーカーなのだそうだ


使い方は簡単そうだ

このスピーカーをテレビの端子につなげる

すると、テレビの音をスピーカーが勝手に

ガンマ40ヘルツに変換してくれるので

あとは、ただ普通にテレビを見るだけでいいそうだ


その企業のホームページによると

一日一時間くらい聞き続ければ効果があるのだそうだ

一時間は、私のテレビ視聴時間と比べると

少し長いが

ビデオにつなげれば、なんとかいけそうだ


正直、なんだかちょっと胡散臭い気はする

だが、認知症予防は、非常に魅力的だ

お守り替わりに買ってみようか、と思い

値段を調べてみたところ、9万9千円也

とても、お守り替わりにできる値段ではなかった

安易に飛びつかず、というよりも

飛びつこうにも、先立つものがない状況なので

貯金がたまるのを待ちながら

もう少し、口コミや、商品情報など

あれこれとリサーチしてみようと思う

なので、あえて会社名と商品名は

書かずにおいた

興味のある方は、どうぞ自己責任で

お調べいただきたい

(調べれバすぐにヒットすると思う)


それにしても、つくづく認知症は悩ましい

一日でも早い解決法の発見を

祈りたい気分で一杯だ






2024年5月5日日曜日

週刊ポスト「資産寿命を100年まで伸ばす」を読む①

 ゴールデンウイーク中には

週刊誌や、コミックの発売がなくなる

二週間分まとめて、合併号になる代わりに

面白い記事が増える

今年のゴールデンウイーク特集号の

目玉ではないか、と思ったのが

週刊現代の「資産寿命を100年まで伸ばす」だった


ホクホク買い込んできたのだが

正直に言う

期待外れだった


この記事は、経済アナリストや

ファイナンシャルプランナーなど

「お金の専門家」の話を聞いてまとめた

インタビュー記事なのだが

私が一番引っ掛かったのが

トップバッターのインタビュー記事だ

このインタビューを要約すると

「少しでも長く働いて、収入を得よう

 ちなみに、私は60で会社を立ち上げたよ

 元の仕事は、同業の大企業の社長だった」


このインタビューの、何を参考にしろと?

おそらく、この記事をまとめた記者サンじたいが

若年層か、せいぜい40代くらいではないだろうか

シニア層の直面している問題が

何一つわかっていない


シニア層が仕事を探して、一番先にぶつかる壁が

「雇ってくれるところがない」だ

65歳、というだけで

履歴書どころか、面接すらしてもらえないところが多い

採用してくれる業種も、なくはないが

介護、マンション管理人、警備、スーパーと

かなり限られてくる

だが、正直70を過ぎてから

ずつと立ったまま、しかも、猛暑の中で

警備の仕事をするのは、体力的にとても厳しい


なので、私のブログては

「趣味と実益を兼ねて、体力を使わず

 楽しく働ける方法」を

あれこれと模索し

「こんな風にしてはどうだろう」と

いくつか提案をし

ありがたいことに、ある程度の支持をいただいたりしている

つまり

シニアが就職するには、知恵を絞らなくてはいけない

事前の準備も必要だ

欲しいのは、何を、どう準備すれば

どんな仕事につけるのか、という具体的な情報だ

この記事には、その点は一切書かれていない


それに、仕事を立ち上げるには、費用が必要だ

銀行からは、まず借りられないだろう

事業のために、自宅を担保にするなど

シニアには恐ろしくて、到底できない

起業をすすめるなら

資金計画のフォローが必要不可欠だが

その情報も全くない


それに、起業の大きな問題点として

今まで、意識していなかった「運営費」が

相当にかかる、という点もある

例えば、営業電話一つとっても

働いている時には、何の問題も無かったものが

いきなり、有料になる

新しく、仕事用の電話を契約し

スマホのかけ放題にでも入らなくては

到底、やっていけない

会社の帳簿はつけられるのか、消費税のインバウンドは

どうするのか

経理と税金の知識も必要になってくる

人に頼めば、給料を出さなくてはならない

それだけの収入が、すぐに得られるとは限らない

だが、この点に関しても、記事は知らん顔をしている


もう一つ、私が、シニアが働くにあたって

気になっていることは

健康とのバランスだ

せっかく、人生の放課後ともいえる時期になったのだから

ある程度、やりたかったことはやって

遊びたいことは遊びたい

だが、趣味や遊びは、一生涯できるというわけではない

健康で、体が動くとき限定の趣味、楽しみもある


例えば、スキーだ

私の知り合いの看護師サンは

北海道に住んでいるのだか

60歳で、年齢を考えて

すべるスキーは止めた、といっていた

今は、歩くスキー専門にしている、という


登山や、キャンプ、ゴルフも

年齢制限のある趣味だろうと思う

登山は、登れる山が限られてくるだろうし

滑落しやすい、雪山を避けるなどの配慮も必要になる

キャンプ、ゴルフは

キャンプ場、ゴルフ場に行くまでの道のりが問題だ

運転免許を返納する年齢になったら

ゴルフ場・キャンプ場にいく足がなくなる

同乗させてくれる若い人がいればよいだろうが

そうそう、いつも必ず

運転してくれるとは限らないだろう


それを考えると

老後の生活のために働くことは仕方がないとしても

遊ぶこともできなくなるまで、働くのが良いこととは思えない

そのバランスが、何歳までか

一番の問題は、そこだろうと思うのだが

この点についても、記事は全く述べていない


正直、記事の最初からして

「成功者の自慢話」を聞かされたようで

役立たないを通り越して、少しばかり不快だった

シニア記事は、シニア記者に書いてほしい、というのが

私の正直な感想だ


だが、ほかのインタビューに関しては

なかなか、役立つものもあった

その点に関しては

長くなってきたので

別の日に改めて書こうと思う




2024年5月4日土曜日

マクドナルドとオレンジジュース……デマは恐ろしい

 昨日あたり

ツイッター(今はXというらしい)で

この動画が出回っていた

聞くところによると

この後、警察沙汰にまでなったらしい

https://twitter.com/i/status/1785987876372812173


この店員氏も、なかなかのものだが

……私は、最初に見たときは

  正直、新種のバイトテロかと思った……

もっと驚いたのは、この動画についていた

無数のコメントだ


どれもこれもが

何の証拠もないにも関わらず

この店員氏を障碍者ときめつけ

「障碍者雇用」反対キャンペーンを

展開しているかのような状況だった

障碍者と健常者を一緒に働かせるから

こんなことが起きる、だの

障碍者に接客をやらせるな、だの

障碍者の面倒をみさせられている女性店員が

気の毒だ、そういえば

学校でも、同じクラスに障碍者がいて

優しくて気の弱そうな女子に

その子の面倒を見させていたのを思い出した、だの


すべてが、この店員氏が

障碍者であることを前提に

障碍者とは一緒に働くことはできない、と

店員氏よりも、障碍者雇用に対する

バッシングの勢いが、ものすごいのなんの……


実は、最初に見たときに

ちょっと変だな、と思った

私は、大学受験が終わった春休みに

マクドナルドでバイトをしたことがある

大学の入学までの暇つぶしのようなバイトだったので

ごく短期ではあったが

マクドナルドの制服には、キマリがあり

地位が上の人ほど

着るものが多くなっていたような記憶があった

ベストだったかどうかは覚えていない

エプロンか、特殊なキャップだったかもしれない

ただ

一番地位の低いバイトは、半袖シャツだけ

上の人は、何かもう一枚、特別なものを着用

だった気がする


この店員氏は、紺色ベストを着ている

ひょっとしたら、店長か

フランチャイズのオーナーではないか、と思った

すくなくとも、障碍者雇用の

ヒラ社員ではない気がした


とはいえ、私がバイトしていたのは

すでに40年以上前のことでもあり

当然、内部の規約や制服は変わっているだろう、と思い

自信がなかったことも相まって

反論は投稿せずにいたが


やはり、当たっていた

このベストは「青ベスト」と言われていて

マネージャー以上の制服

ネームプレートも役職者用だそうだ


そして、もっと恐ろしいのは

この人は健常者

つまり

「障碍者がブチ切れた」というのは

全くのデマだったことだ


こんなデマがどうして広がったのかというと

最初に投稿した人が

「多分、障碍者採用だとおもう」と

コメントを付けていたからだった

何の証拠もないコメントで

多少、無責任ではあるにせよ

さほどの悪意は感じられない

軽率なだけのコメントが

まるで、障碍者ヘイトに近い

「障碍者が職場に来るのは迷惑」というデマを

見事に拡散させてしまった


そして、もう一つ怖いのは

マクドナルド自体が、この店員は

障碍者採用ではありません、と

認めているにも関わらず

ツイッターに投稿した人のうち、ただ一人も

知らずにデマを拡散してしまいました、ごめんなさい、と

謝罪した人がいない、ということだ


ネットは、怖い

うっかりしては、とんでもなく足をすくわれて

自分も、何の悪意もないままに

デマの拡散に片棒をかつぎかねない

我々の世代は、ネットリテラシーに関して

正式教育を受けていないが

その分、自分で自分の能力を

アップデートして行かなくてはいけないと思った


もう一つ

オレンジが不作で、値段が高騰し

オレンジジュースが飲めなくなる、という

話題がニュースで上がっていた


さすがに、これはきな臭いと思った

ファイナンシャルプランナーの勉強を始めてから

模試の点数などはあまり伸びてはいないのだが

こうした情報の「うさんくささ」だけは

鼻が利くようになった

今月末の試験はダメかもしれないが

鼻が利くだけでも、まあ、いいか、と

思っているところなのだが


やはり、思った通りだった

オレンジジュースの先物価格

ネットで調べれば、すぐに出てくる資料なのだが

オレンジジュースの値段自体は

去年と比べても、さほど変わってはいない

このグラフの、赤線と青線の価格分だけだ

但し、このグラフはドル建てだ

ドルで買う時には

ほとんど価格は変わっていない









では、どうしてオレンジジュースの価格が高騰するのか

円安のせいだ

そもそも、円安というのは

円とドルとの交換比率のことだ

例えば、オレンジジュースが1バック1$だとする

……まず、ありえないが

  これはあくまで、例題ということで

  数字をわかりやすくしている……


1ドルが百円なら

百円持ってくれば、1ドルと交換してもらえるから

1ドルのジュースが買える

つまり、ジュースは百円、ということになる

だが、1どりが150円なら

150円出さなくては1ドルと交換してもらえないから

結局、ジュースを手に入れるには

150円かかる、ということになる


つまり

オレンジは確かに、少しは不作になり

少しは値段は上がっただろう

だが

ジュースが手に入らなくなった最大の原因は

円安にある、ということだ


ニュース番組は、こういう話を解説してくれない

私も、ファイナンシャルプランナーの勉強をしていなければ

そのまま鵜呑みにしていたことだろうと思う


ほんとうに、うかうかできない

知識のアップグレードは

本当に重要だと思う

2024年5月3日金曜日

このドラマが楽しみ・NHK 「老害の人」5日スタート

テレビは好きな方だと思う

だが、受験生の身なので

見る番組は絞っている

一日30分以内、と

小学生のような制限もつけている


今、見ているのは

笑点、大河ドラマ、美の壺、日曜美術館

ソロ活女子のススメ、100分で名著

スペイン語講座、趣味の園芸

プロジェクトX

だが、勉強時間確保のために

美の壺と日曜美術館は録画をとりためて

合格してから見ることにしている

……問題は、合格点までの距離が

  あまりに遠いので

  晴れて合格し、いざ録画を見ようと思った時には

  プレーヤーが壊れていないか、という

  ことなのだが……


5日から、もう一つ

気になるドラマが始まってしまう

NHK 「老害の人」だ


原作は内館牧子

シニアを扱った三部作の最後

原作も読んだが、なかなか面白かった


あらすじをまとめると

主人公は、中小企業の元社長の80代

娘婿に地位を譲って引退したはずが

行くところがなく、週に何度か

止めたはずの勤め先に出勤し

昔話や自慢話、同じ話を何度も繰り返し

挙句のはてに、契約を一つダメにしてしまい

娘から、老害宣言、出禁にされる


だが、ここで一念発起

シニアが集まれるカフェ

「若鮎サロン」を作る

その後、すったもんだはいろいろとあり

コロナ禍にも巻き込まれ……という話である


私の読後感としては

小人閑居して不全をなす、だった


ひとくちに言われている、「老害」

孫自慢や、延々と続く自慢話

エンドレスの趣味のウンチク

私には、これは「人害」とでもいうべきもので

シニアだけには限らない気がした

シニアでも、やらない人はやらない

若くても、やる人はやる

年齢ではなく、人格によるのだと思う


たとえば、

若年層には「マウント」がよくあるそうだが

要は、自慢話+私は貴女よりも上だ、という

一種の場所取りまで含めているので

むしろ、単なる自慢よりも悪質に思える


ほかにも

私の職場の若い女性同僚に

ソロキャンプが趣味、という人がいるのだが

一番の困りものが

女性のソロキャンパーを見つけると

近寄ってきて、困ったことはないか、などと話しかけ

頼んでもいないのに、あれこれと教えたがり

聴いてもいない、身の上話や自慢話を始める

男性キャンパーだという

1人でできますから、とご退席願うと

親切でやっているのに、と怒り出す

こうした男性キャンパーは

中年が多いが、30代くらいでもいるという

その同僚は、そのせいで

管理人の常駐するキャンプ場以外には

絶対に行かない、不愉快な思いをするから、と

言っていた

ウンチク垂れ流し系は

シニアには限らないのだ


若い母親たちでも

子供自慢が激しい人は少なくはないと思う

親は親ばかでいい、と世間が目をつぶっている

それだけの話なのではないだろうか


いや、シニア層には特にそれが目立つ

頻度が多すぎるから

「老害」と言われるのだ、と

反論が聞こえそうだが


私はそれも、やることがないからではないかと

思っている

というのは

仕事を持って、忙しくしている人は

シニアになっても

ムダな自昔話や昔話をり返して

時間を浪費する人には

会ったことがないからだ


たとえば

テレビなどで良く出てくる人達を

例にとってみるが


年を重ねれば重ねるほど味が出てくると言われる

落語家の師匠方

笑点の大喜利の半分はシニア層だが

孫自慢をしているのを聞いたことすらない

それよりも、座布団獲得に必死そうだ


私の知り合いの、お坊さんもそうだ

年をとってからますます

ご近所にも、檀家さんにも

慕われるようになり

この方に悩み相談をしに来る人は

かなり多い

美輪明宏も、80歳を過ぎてから

テレビで人生相談番組をやっているが

この範疇に入りそうだ



いや、それはその人たちの

品性や人格が特別に立派だからで

その他大勢のシニアには当てはまらない、という

声も聞こえてきそうではある

なので

ここで、極めつけの例を挙げてみたい


良くも悪くも、シニアにならなければ

出世できないらしい、政治家のセンセイ方

その中でも、ドン

5億もの裏金議員でもある

あの方である

記者会見で、質問した記者を

バカヤローと罵倒したほどの

なかなかみごとな品性の持ち主ではあったが

あの記者会見では、自慢や、昔話は

一言もしなかったではないか


どうやら、三男に自分の地盤を継がせるのに

一生懸命で

それどころではないらしいが

つまり、そういうことだ


私個人としては

もうちょっと良い仕事をして

長生きしてくれればよいのに、と

いう気はしているが

それはさておき


目の前の仕事に忙しければ

昔を振り返る暇などないのだが

シニアになると、そこまで忙しくない

一種のヒマつぶしが、自慢と昔話

というだけだと思う


小人閑居して不善をなす、という

単なる趣味ではなく、人のために役立つこと

わずかでも、収入につながること

できれば、それが自分の趣味に繋がり

やっていて、楽しいと思えること

そういう楽しい未来をもち

過去のことなど、振り返るような

時間と体力の持て余しをなくす

それで、この種の「老害」は

発展的に解消していくと思う


作品中では、主人公は

「老害」呼ばわりされた高齢者を集めて

カフェを開設する

このような

「居場所」「生きる意味」

これが大切であること

かといって、仕事をしている時と違って

他人が「やること」を与えてくれるわけではない

自分の頭で考え、自分で決めて

自分で作っていくこと

これはもっと大切だと思う

小説にも、共感した


主演は伊東四朗

ドラマのCMでみたところ

まさに、はまり役だったのだが

実際の伊東四朗は、自分の分だけではなく

周りの人のセリフまですべて覚えて

リハーサルに臨み

他人のセリフでも、間違えると

「そこは違うのになぁ」という顔をしており

「老害」と正反対のキャラクターだったそうだ

なんとも皮肉なギャップも、面白い


試験前ではあるが

やはり、どうしても見たい

少し早起きして勉強時間を確保して

ノルマ達成のご褒美に見ようかと思っている









2024年5月2日木曜日

子供に介護はさせない宣言

 職場の同年代の同僚に

よくいわれるのが

男の子の親は大変だな、というセリフだ

同僚のところは、娘さんが二人

それぞれ、結婚して別居しているそうだが

体が悪くなったら、面倒を見てほしいと

普段から言っており、娘さんたちも

心よく同意してくれているのだそうだ


女の子はこういうときに助かる

情が厚いから、というのが

同僚のお気に入りのセリフだ

こんなところで、ゴタつくのも面倒くさいので

なるほど、そうですか、うらやましいですね、とは

言ってはいるが

この話をされるたびに、私の頭に

どうしても浮かんでしまう物語がある

「リア王」である


かいつまんであらすじをまとめると

リア王には娘が三人

年老いて、国王を生前退位して

娘達と月替わりで同居することになるが

財産と権力を手放した父親に

娘たちは冷たく

リア王は、怒りのあまり半狂乱になり

嵐の荒野にさまよい出たあげく

ただ一人の、口下手だが誠実な娘に救われたものの

最後には、一家全滅となる、という

どこにも救いのない悲劇である


娘たちの冷酷さに苦しむリア王が

私はリアではないのか、というと

仕えていた忠実な道化が答えていう

名セリフ中の名セリフがある

リアの影法師さ


そして、こうもいう

賢くなる前に

年をとってはいけなかったのさ


私は、自分の介護を子供や嫁に期待するなら

その時点で、リア王のお仲間だと思っている

なぜなら

介護は、とてもじゃないが

素人が仕事や育児の片手間で

できるような仕事ではないからだ

私も、ごく短い間、父を家に引き取り

介護の真似事のようなことをした

父の希望は、自宅で最期を迎えることだった

病院から退院して、2週間で

父は旅立ちを迎えたが

それでも、夜中に起きて

寝返りを打たせたり、トイレの介助をしたりと

とてもではないが、翌日に出勤して

8時間の労働はできなかった

この間は、私は介護休暇を申請していた


私はたまたま、60になっていて

役職定年済み、仕事の分量も責任もかなり軽く

正直、いなくても困らない状況にあったので

介護休暇も取れた

だが、私が要介護になったとき

息子が同じ状況とは限らない

むしろ、働き盛りだったり

大きなプロジェクトにかかわっていたり

することもあるだろう

それを全部諦めて、自分の介護をしろ、というのは

私には、少々ワガママのように思える

親には親の人生があるように

子供にも、子供の人生があるのだ

子供の人生を妨げ

自分のためにすべてを捨てて尽くせ、と

平気で言えるとしたら

「毒親」であるように思えるのだ


同じことが、息子の嫁にも言える

むしろ、嫁は息子とは夫婦だが

私とは、血の一滴もつながっていない

赤の他人だ

介護を考えるなら、自分の親の介護をしたいだろう

しかも、私の場合

嫁はフルタイムで働いており

学歴は息子よりも上だ

到底、私の介護に呼びつける筋合いではない


それにそもそも、介護というのは

一見簡単に見えるが、きちんと講習をうけ

試験に合格して行う、プロの仕事だ

素人が見よう見まねでやっても

できることはできるだろうが

家庭の主婦の料理と、フレンチレストランのシェフの料理が

同じ料理でも、全然違うように

介護するほうにも、されるほうにも

不満の残る状況になると思う


なので

私は、子供や嫁、家族には

私の介護はさせない

まず、介護が必要になる時期を

少しでも遅くするために

健康に注意した生活をおくり

介護が必要になったら

公的介護保険と、自費のヘルパーさんの派遣を頼んで

プロの手を借りて、生活していきたい


もちろん、そのためには資金も必要だ

できるだけ、無駄遣いを控え

その時のために、2000万を目標に

貯金にも励もうと思っている


ただ、それもこれもすべて

公的介護保険が、現状維持されること

改悪されないことが、大前提だ

もし、介護がカットされたら

今、ヘルパーさんたちに頼んでいる介護サービスを

受けられなくなるのだから

イヤでも、子供や孫の手を借りざるを得なくなる

つまり、公的介護の削減に賛成するということは

自分たちが、親や祖父母の介護をする、ということと


介護法案がこれ以上改悪されないことを

心から願っている






2024年5月1日水曜日

我が子は他人

 ツイッター(今はXというらしい)の

トレンドワードで

「我が子は他人」というのが上がっていた

ゴールデンウイークだから

顔も見せない子供を嘆いてのことかと思ったら

何のことはない、今日放送された

ドラマの中のセリフらしいのだが


内心、私は文字通りの意味で

「我が子は他人」だと思っている

息子と孫は、いることはいるが

息子は昨年の秋、私の父(息子からすれば祖父)が

余命宣告を受けたときに会いに来た以外は

父の葬儀に顔を出したきり

一度も会ってはいない


私が住んでいるのが関東で

息子一家は大阪ということもある

コロナの大騒ぎもあったが

六、七年会わずにいると

ほとんど他人と変わらない


最初のうちは、それでも一抹の寂しさはあったが

それも、積み重なるうちに、だんだんと慣れた

考えてみれば

私も20代、30代で

仕事が忙しかったころは

たまの休日は、ごろ寝で疲れをいやしたかったり

旅行に出るにしても

行きたかった海外旅行や、観光ツアーなど

自分が遊ぶことがメインで

親元にいくのは、一種の「仕事」のように

感じていたところも、なくはなかった

息子も、そういうことなのだろう

自分もできなかったことを、息子に求めるのも

酷というものだ


それに、特に結婚したら

男の子は、嫁のものだ

実家に引っ張ろうとするから

嫁と実家の間に立たされて、夫が苦労するのは

橋田寿賀子が「渡る世間は鬼ばかり」を書いていたころから

少しも変わらない

いわば、人生の真理のようなものだと思っている


それに実をいうと

今は、今月末の受験勉強で忙しい

遊びに来る、などと言い出されたら

部屋の掃除から始まって

孫に危険の内容に、家具や調度品を整えたり

寝具だ、食事の用意だと

あれこれ、「おもてなし」に時間と労力がかかる

少なくとも、今は

こうしたことは一切やりたくない

非常にわがままなのを承知で言えば

放っておいてもらえて、実にありがたい


我が子とはいえ

子供を持ち、人の親になったら

第一の責任は、息子の妻と子供にある

なので

私が体が弱ったり、動けなくなったりしても

息子に介護は頼めない、

「我が子は他人」と思いを定めたら

そのあたりの、わりきりもすっきりとできるようになった

介護保険を使い、ヘルパーさんを頼んで

在宅ひとり死を遂げられるよう

情報収集やら、マネー対策やら

おひとりさまと同じように

着々と整えている


そしてもう一つ

「我が子は他人」と割り切って

一番スッキリしたのは

「財産は残さない」と決めたことだ

現在の日本の精度では

ヘルパーさんだけではなく

在宅診療、在宅看護、在宅マッサージまで受けられ

ベッドも、在宅介護用の電動ベッドがレンタルできる

夜が不安ならは

これは完全に自費になるが

毎晩、看護師さんに付き添ってもらうこともできる

だが

これらのサービスは、すべて有料だ

財布と相談しながら、ということになるのだが

そのときに

「子供と孫に、財産を残してあげなくては」と

思うと

どうしても、自分の受けたいサービスを削ることになる


それが

「我が子は他人」

「財産は残さない」と割り切れば

それだけでも、かなり満足のいく

最終楽章が迎えられそうな気がするのだ


とはいえ、これは今の私が考えていることで

あと15年くらいたって

1人暮らしが心細くなったら

全然違うことを言いだしているかもしれない

だが

今のことろは

自分に与えられた最大限の自由を思い切り活用して

愛猫と遊び、家庭菜園の世話をし

昼風呂につかり、散歩を楽しみ、新聞をよみ

手料理とコーヒーに舌鼓を打ち

美輪明宏のCDをかけ

好きなものに囲まれて

一日一日を、幸せに過ごしていきたいと思っている





2024年4月30日火曜日

今日は「言いたいことを一言」三連発

 いつも、ついつい長くなってしまうので

今日は、ゴールデンウイークだし

短く、サッと

言いたいことだけを言ってしまおうかと思う

では、ひとことメッセージ三連発


岸田内閣の閣僚たちが十人以上

この連休中に

のんびりと海外旅行に行くそうだ

そこで、一言

能登に行け、能登に!!


その2

国民の90パーセントが合意、なら

ほとんど、「民意」だろう

民意に沿って、その場で採用白とまではいわない

ただ、せめて

検討くらいしろ

天皇長子承継制度


その3

これは、サルバトール・ダリの作品

1961年発表「イースターの目」










これが、おなじみミャクミャク








まさか、パクリ?!

(でも、ダリの方が

 完成度が高い気がする)


ああ、すっきりした

おあとがよろしいようで