2024年8月16日金曜日

子供が帰省しない家は不幸?

 私の住んでいる関東地方では

台風が来る、というので

15日はその準備にドタバタで

私もスーパーに買い出しに行ってきた


一人暮らしなので、買い物の分量も少ない

ひき肉、豆腐、ヨーグルト、シリアル

生野菜はまだ、冷蔵庫にあるから

このくらいで良いだろう

ただ、季節がらスイカと

ガリガリ君は食べたい、と思い

果物の売り場に行くと

ばったりと、知人に出会った


友人というほど、仲が良くない

というよりも、友人になるほど

気が合わない、という方が正確だろう

フィーリングがズレるので

いつも、愛想よく挨拶をかわし

天気の話題を二言、三言

それで愛想よく、お別れするのだが


今日は、知人は数人の幼児を引き連れていた

一目でわかる、典型的な

「孫の帰省」だった

孫たちに取り巻かれ、一番大きなスイカを選んでいた


いつものように挨拶をして

お孫さんとご一緒ですか、楽しいですね、と

一言付け加えたのが、運のツキだった


息子さんは、御一緒ではないんですか、と聞かれた

……見ればわかるだろう、一人だ、と

  言いたいことは言いたかったのだが

  近所に住んでいる人だ

  くだらないトラブルは、避ける方が良いに決まっている……

適当に、うちは息子なので、というと

うちは息子も娘も帰省していますよ、と

びっくりしたように返事をされた


悪い人ではないのだ

本当に、息子が帰省しないのを

驚くべきことだと思って

純粋に、びっくりしている

マウントをとろう、だの

自分は子供に大切にされている、と

自慢をしようと思っているわけでも無いのは

非常に良くわかる

だが、あまりにも感覚が違いすぎて

話をしていて、疲れるときがある

今が、まさにそうだ


お気の毒ですねぇ、台風も来るのに

心細いでしょう、と言われた


ううむ、正直

心細いようだったら、一人暮らしなどせずに

施設か、シェアハウスを探している

私は、好きな時に好きなことをできるゼイタクを

ココロから愛しており

その自由の代償として

「人に頼れない」という不自由があるのなら

喜んで不自由を引き受けたい、と思うタイプだ


それに、息子はもう結婚し、子供もいる

一番に気を使うべきは

奥方と、子供だろう

早い話が、「私のもの」ではないのだ

地震が来ようと、台風が来ようと

息子が一番に守らなくてはいけないのは

息子の家族であり

決して、私ではない

息子がいようといまいと、自分の身は自分で守るしかない

なので、帰省しようとしまいと、何の変りもないと

思うのだが


どうも、世間はそうは見ないらしい、というのが

少しずつ、わかってきた

とはいえ

せっかく役職定年になり

職場でも人の目を気にしなくて済むようになり

思いっきり、羽根を伸ばしているところだ

家庭に帰ってきてからも

他人の目を気にする必要も無かろう


私個人としては、この夏の過ごし方は

非常に気に入っている

9月の試験に向けて

とりあえずは、全力で問題集を周回

同時並行で過去問をつぶす

勉強場所は図書館、たまにドトール

まだ合格圏までは少し距離があるが

周回するごとに、×だった問題が〇担っていく

この手ごたえが、非常に楽しい

あまり話も弾まない息子と

顔を突き合わせているより、ずっと充実していると

思ってはいるのだが


だが、私の思いとは裏腹に

「哀れな独居老人」と思われているのなら

せめて、その認識だけでも改めてもらわねばなるまい

それには

やはり、外見からはいるのが

一番、手っ取り早いのではないだろうか


姿勢を正しく、歩き方は軽やかに

身だしなみは、ブランド物である必要はないが

いつも、小ざっぱりとして

清潔なもの

コンビニや役所で窓口の人に

怒鳴ったり、絡んだりするような

あさましい真似はせず

いつも、上機嫌そうな微笑をたたえて

買い物や、バスを降りるときには

ありがとうの一言は欠かさない

髪はきっちりと整え

二ヵ月に一度はカットに行く

制汗剤は欠かさず

清潔さを保つ


こんな感じで、見るからに優雅に

暮らしてみるのはどうだろうか


割れながら、なかなかハードルは高いが

「お気の毒な方」と思われるのも

片腹痛いというものだ

シニアモデルにでもなったつもりで

いざ、スタートだ








2024年8月14日水曜日

卓球女子・早田ひな選手にブラボー

 スポーツにはあまり興味がないせいで

五輪も協議はあまり見なかった

それでも、卓球の早田ひな選手が

メダルをとったことくらいは知っていた

団体と個人、中国には及ばないものの

善戦して、銀・銅をそれぞれ1個ずつ、だったはずだ


それはそれで、見事だと思うのだが

私が、ブラボーだと思ったのは、そこではない

正直、あまりにも多くの元五輪選手が

問題を起こしているのを見過ぎてしまって

五輪のメダル、だけでは

観劇できない体質になってしまったのだと思う

……早い話が

  元五輪選手で、政治家になった方々

  橋本聖子サンを筆頭に

  それぞれが

  どうにも、感心できないお働きぶりで

  「正体見たり」という感じがするのだ……


私が、早田選手にブラボーと思ったのは

帰国会見の内容だ

今やりたいことは、という質問に

早田選手は

「鹿児島の特攻資料館に行きたい」と答えた

その理由は

「生きていること

 当たり前に卓球ができることが

 当たり前でないことを感じたい」

とのことだった


まさに、平和な世の中に生まれた

戦争のない国に生まれた

それだけで、「国ガチャ」に大きく当たった

大ラッキー、だと私は思っているのだが

確かに、生まれたときから平和で

平和が当然、誰も自分を殺しに来ないのが

当たり前だ、という世代の人には

それが肌で実感できないだろう

それを実感するために、特攻隊の資料館に行く

見事なこころざしだと思う

まさにブラボーだ


ただ、少しだけ

意地悪を言わせていただけるなら

特攻資料館をあえて選んだのなら

「当たり前が当たり前ではないことの実感」

という「自分の気持ち」だけではなく

だけではなく

生きようとしても、生きることを

許されなかった方々のために

どうぞ、安らかに、という

慰霊、鎮魂の思いを捧げてきたい、という

「他人への思い」が一言あると

なお素晴らしかったと思う


私は、特攻隊の施設には

行ったことはない

代わりに、というと語弊はあるのだが

靖国神社の博物館なら、行ったことがある

毎年、桜を見に行くついでに

時間ができたので、ふと立ち寄ってみたのだが

……正面のホールに

  ゼロ戦が展示してあり

  兵器関連の博物館かな、と

  一種の知的好奇心が刺激された、という

 かなりイージーな理由だったのだが……


正直、もっと「忠君愛国」を振りかざす

威勢の良い品物を集めた博物館を想像していた

実際の博物館は

幕末から始まり

ヨーロッパ列強の脅威にさらされることが

どれほど危険であったのか

歴史に沿って、事実を淡々と積み重ね

資料を並べていく

知的で、穏やかな印象の博物館だった


私がどうにも苦しくてならなかったのは

最後の数部屋

壁一面に飾られているのは

太平洋戦争の犠牲者の遺影だった

何部屋にもわたり、白黒の遺影が

四方の壁一面に、ずらりと飾られている


写真そのものは、あまり大きくはない

ドリップコーヒーのパックを

二回りくらい小さくしたくらいの

片手の手のひらと、同じくらいの大きさだ

その遺影が、司法のかべの天井近くから

目線の及ぶところまで、びっしりと飾られている


それぞれには、その方の亡くなったときの状況が

ごく短く、書き添えられている

全員が、亡くなった方だ


どうしても見ていられず

逃げるように、次の部屋に入った

そこも、慰霊の部屋だった

同じように、写真が連なっている

その次の部屋も、同じだった


逃げてはいけない、と言われているような気がした

知ることが、後の世代の義務だ、と

突きつけられている思いがした


遺影は、戦死者だけではなく

戦病死者、犠牲になった医療従事者

まだ若い、女性の遺影も複数あった

近寄って、キャプションを読んでみると

終戦直後、樺太で最後までソビエト軍の

侵攻状況を伝え続け、他の人々の避難を守ったあと

ソビエト兵からの暴行を受ける前にと

集団自決を遂げた

電話交換手の女性たちの遺影だった

……彼女たちの思いが、決して杞憂ではなかったことは

  満州の引揚者たちの証言や

  近年では、ウクライナ、特にブチャで起きた出来事が

  無言のうちに照明していると思う……


花嫁人形も飾られていた

キャプションによると

結婚することも無く、亡くなった方のために

ご遺族が、せめて、極楽では

この人形のように美しい花嫁と一緒に、と

神社に人形を奉納することが多かったのだそうだ


もう、たまらなかった

遺影の写真の目に、私は心底おびえた

あまりにも多くの不条理な死

しかも、私の三分の一くらいしか生きていない

人々の死が

四方の壁から押し寄せてくるようだった


ごめんなさい、でも、ありがとう、でもない

悲しみと、怒りと、いたたまれなさと

こんな非道いことがあっていいものか、という

自分でもなんと言えばいいのかわからない

どんな言葉でも表現できないような思いが

腹の底からこみあげてきた

遺影には、名前の後ろに「命」とつけられている

これは何だろう、としばらく考えていて

「みこと」ではないか、と思い当たった

日本神話の、神につく敬称のようなものだ


私は無神論者で、宗教は信じていない

靖国神社の合祀に関しても

大学時代、判例研究で扱った

これは、あまりすすめられたものではないとは

今でも思っているが

それでも、それとは全く別の次元で

この人達は神だ、神になったんだ、と

叫びだしたい気持ちだけは、わかるような気がした

そうでも叫ばなくては

余りにも救いがなさ過ぎるだろう


あの博物館のことを思い出すと

今でも、感情がぐしゃぐしゃになり、

上手くまとめられない

ただ、日本にほんの数十年前

こんな時代があったのだ

これが、現実なのだと、知ってほしい

ただ単純に、知ってほしいと思う

無かったことにして、忘れ去ってしまっては

あの、壁の大量の死者たちが

あまりにも、やりきれいだろうと思うのだ


早田選手がきっかけになり

この時代を知ろうとする、若い世代が

少しでも増えてくれるといいと思う

早田選手、本当にブラボーだ







2024年8月13日火曜日

百円で買える安全・スポーツホイッスル

南海トラフ地震要注意の

情報が出てから

すでに準備してあった防災用品を

再チェックしたり

あれこれと買い足したりしていたのだが


今日は新たに一品、買い足してきた

スポーツホイッスル

つまり、体育の時間に先生が吹いていた

小さな笛である


これは、防災というよりも

建物などが倒壊し、その下敷きになり

動きが取れなくなった時のためのものだ

ここにいます、と大声で叫び続けるのは

事実上、不可能だろう

周囲に水が無ければ、のども乾くだろうし

大声を出し続けるには、体力も必要だ

そもそも、近くに誰もいないことも

十分にありうる


そこで登場するのがホイッスルだ

肉声よりも、ホイッスルの音の方がよく響く

それに、体力が衰えても

笛を吹くことなら、できそうだ


なので、ホイッスルは肌身離さず

いつも持っていなくてはいけない

休日は、首から下げているが

職場では、そうもいかないので

ズボンのポケットに入れておくことにした


今はまだ、なんとなく違和感があるが

じきに、慣れてくるだろうと思う


私は一人暮らしだ

息子と孫はいることはいるが

私が住んでいるのは関東で、

息子一家は大阪だ

万一のことがあったとしても

私の安否を気遣ってくれる人は

周りには誰もいない、と割り切る方が良いだろう


自分の生活は自分で守る

もちろん、限度はあるだろうが

できる限りの最大限の手を尽くして

自分を守る努力と準備をする

それが、一人暮らしシニアの

いわば、「マナー」だろうと思っている


ちなみに、このスポーツホイッスルは

百均屋で買える

割合にメジャーな品なので

どこの百均屋でも置いてあると思う


百円で買える安全と安心

スポーツホイッスルは

かなりのお勧めだ








2024年8月12日月曜日

夏の料理は電子レンジ・ナスと豚肉とししとうの麺つゆあえ

 暑い

誰が何と言おうと、暑い

こういう時は、冷ややっこや

そうめんも美味しいが

せっかくの夏本番、夏野菜も食べたくなる

それに

私は、冷たい肉料理が大好きだ


なので、近所のスーパーで

豚肉のスライスが100グラム85円になると

必ず作る、夏の定番料理がある


その名も、ナスと豚肉とししとうの麺つゆ和え

名前だけですべてを語っているような料理だ


ナスは1本、乱切りにして水にさらす

豚肉は薄切り肉100グラム

ナスと豚肉を油であえ

めんつゆを大匙2杯ふりかけ

電子レンジにかける

大体の目安は、600ワットで7分くらいだが

豚肉に火が通り

ナスがやら若くなっていればOKだ


ししとうは洗って、ヘタだけをとり

通常はそのまま

少し大きすぎるようなら

半分に切って

豚肉とナスに追加

さらに、めんつゆを大匙2杯分追加して

600ワットで1分から2分

電子レンジにかける


これで、出来上がりだ


鍋もフライパンも使わないので

台所が灼熱地獄にならずにすむうえ

洗い物も少なくてすむので

とにかく、便利だ

味付けも麺つゆだけ

切るのもナスだけなので

とにかく、手軽で、便利で

それでいて、想像以上に美味なうえに

野菜が、「夏」を主張している


熱いまま、冷ややっこと取り合わせても美味しく

冷蔵庫で一晩冷やして

そうめんと取り合わせても、なかなかいける

多めに作れば、弁当のおかずにもなる


我が家の夏の定番メニューでもある

是非一度、お試しあれ







ししとうは、使い残しがあると面倒なので

1パック全部使ってしまう

大体、10本くらいだろうと思う


2024年8月11日日曜日

フワちゃん騒動・どう思う?

 もともと、あまりテレビは見ないうえに

バラエティ番組が嫌いだ

嫌い、というより、少しも面白くない

特に、芸人がひな壇で騒いでいるタイプのもの

どこがおもしろいのか、わからない

「ここで笑いなさい」とばかりに

大きくテロップを出すのも嫌いだし

しかも、そのセリフがほかの芸人を

傷つけるタイプのものだったら

全くもって、不快にしかならない


お笑いが嫌いなわけではない

笑点などは、楽しみに見ているし

時間のある時は、吉本新喜劇の

舞台中継も見ることがあるし

三谷幸喜は演劇、エッセイ問わず

無条件で、大好きだ

映画も全部見に行った

ちなみに

一番のお気に入りは「笑いの大学」だ


ただ、この頃のお笑いには

ついていけないところがあるし

数年前、キングオブコントだったか

大きなお笑いの大賞で

優勝したのが

「大きなイチモツを下さい」と

歌い倒すコンビだった時に

もう、若い者のセンスについていこうと

思うこと自体をやめた


なので

今回、騒動になっている

フワちゃんやら、やす子やら

どんな芸人さんなのか、CMでは見たことはあるが

芸そのものを見たことはない


だが、どうやら話をまとめてみると

やす子が

オリンピック関連のツイートで

『生きてるだけで偉い

 みんな優勝』という趣旨のことを書いたら

フワちゃんが

『お前は偉くないので死んでくださーい

 予選敗退でーす」と投稿

やす子が「とても悲しい」と答えたところから始まり

ブログが炎上

フワちゃんを非難する声が止まず


フワちゃんは

当人に謝罪します、とツイートしたものの

その直後に、友人と遊んでいるところを投稿

全然反省なんかしていない、と

ますます炎上


フワちゃんをCMに起用していた

グーグルピクセルが

かなり早い段階で

「他人を尊重できない人」は

社風に合わないから、とCMを降板

ラジオ番組も放送中止

すでに収録済みの番組も

フワちゃんの写っているところは削除しよう

という動きになって


やす子が火消しをしようとしたが、もう止まらず

現段階では、フワちャんが一定期間ではあるが

芸能活動休止を発表した


このフワちゃんは、かなり素行が悪かったららしく

礼儀知らずの遅刻魔としても有名で

どうやら、今までたまってきた

そういうイライラに

この発言で、一度に火がついた、という

状況のようではあるが


私は、一罰百戒的な意味で

とてもよいことだと思っている


理由は、とてもシンプルだ

他人に死ねと言ってはいけないからだ

私が唯一、これなら仕方がないだろうと思ったのは

自分が仕事に行っている間に

暴行目的で、妻と1歳の子供を殺され

残された夫が、裁判の時に

犯行当時未成年で、減刑の可能性のあった犯人に

極刑を希望します、といった

あの、血を吐く一言だけだ

……そもそも、あの「少年法」というヤツも

  私はどうにも納得できない

  子供なら罪を軽くするというが

  女性を暴行できる男は

  そもそも、子供なんかではあるまい……


いや、現在ではもっと軽い意味で

簡単に死ねよ、と言っている

実際に死を願っているわけではない、と

反論も聞こえてきそうだが


「死」という言葉を

そんなに軽く使うこと自体が、間違いだ

それが若者の流行だというなら

その流行の方が、間違っている

誰が始めたのかは知らないが

このあたりで、すっぱりと

世の中にはいくら冗談でも

言っていいことと悪いことがある

悪いことを言えば

社会的制裁を受ける、ということを

きちんと示した方がいいように思うのだ


それに、Yahooのコメント欄に多かったのが

「いじめっ子の口調そっくり」という意見だった

それだけ多くの人が

「死ね」という言葉を

たまたま学校やクラスが同じだっただけの

友達でも何でもない

赤の他人からぶつけられている

ぶつける方は、軽い冗談だというのだろうが

ぶつけられた方は、たまったものではあるまい


フワちゃんの処罰は、一見は厳しく見えるかもしれない

だが、この人はユーチューバーだ

芸能活動を休止したからと言って

多少の収入ダウンはあるかもしれないが

その日から生活に困る、というわけではない

たまたま、テレビやラジオに進出してきただけだ

元のユーチューバーに戻って

その、閉じられた世界の中で

ファンとよろしくやっていけば

十分に、生活費は稼げるだろう


まあ、これは私の年齢もあるだろう

死が、現実問題として身近になってきて

エンディングノートをそろそろ、という年代だ

私が言われたわけではないくても

「死んでくださーい」には

どうしても、反応は過剰気味になるというものだ


私の判断が厳しいのは

フワちゃんという、他人相手だかなかな、と

少し迷ったので

もし、孫から「死んでくださーい」と言われたら

どうするだろう、と想像してみた

全く、同じだった

とっ掴まえて、お尻を叩き

親(つまり、私の息子だが)を呼びつけ

葬式の日まで、孫は出禁だと

宣言するだろうな、と思った


親しき中にも礼儀あり、という

親しくない人の間では

ますます礼儀は守るべきもの

世代や、人によって

どこまでが限界、と感じるか

そのラインは、バラツキがあるだろう

しかし、ライン自体は確実にあり

それを踏み越えたら

相応のことがある、と

社会全体が、肝に銘じるべきだろうと思う









2024年8月10日土曜日

これはおすすめ・ヘルシー、プチプラ、美味の三拍子そろったフルーツロール

 何の気なしに見ていたXで

嬉しい記事を見つけた


「近所のドンキでスネイルボブを見つけた」


思わず、飛び上がった


と、これだけでは、何のことやら

さっぱりわからないと思うので

少し、解説をしようと思う


「ドンキ」というのは

「激安の殿堂」と銘打った

筋金入りのディスカウントショップ

わりに、日本中どこにもありそうで

私の家の近所にも

日が落ちた後のウォーキングにちょうどいい距離に

1件、2階建てのメガドンキという

巨大店舗がある


そこで、「スネイルボブ」という菓子を

売り出した、ということなのだが


この「スネイルボブ」が

私の「推し」なのだ

そもそも、「スネイルボブ」とは

菓子というよりは、ドライフルーツに近い

ドライフルーツを、ペースト状にして少し乾かし

柔らかいグミのようになったら

これを、消防車のホースのように

くるくるとまいたものだ

砂糖などの甘味料を一切使わない

ナチュラルで、ヘルシーなのに加え

噛まずに食べられるので

最晩年、食べることも難しくなった父が

これだけは、美味しく、楽しく、口にすることができていた


これは、実は、ウクライナの菓子だ

昨年まで、ゼレンスキー大統領の肝いりで

ウクライナの物産展のようなショッピングモールが

ネットで開かれており

ウクライナの名のあるメーカーは

菓子、ジャム、はちみつ、のような食品から始まり

服、靴、テーブルクロス、化粧品、レザー製品まで

各社がとりどりに出品していた


言語は日本語に訳されており、代金も日本円で

カードで購入することができた

我が家では、送料のことも考えて、少し多めに

20個入りのケースを4箱くらい注文していた


フレバーは10種類近くあったと思う

父は甘い果物が好きだったので、マンゴー味がお気に入り

私は少し酸味と癖のある、ラズベリー&アップルが

一番好きだった

毎朝、寒い時期に、ブラックコーヒーとスネイルボブ

それに、チーズトーストと少しのサラダ

少し早起きしても、朝食はきっちりとすませ

寒さを防ぐためにも、小走りで駅を目指す

父が生きていたころの朝が、大好きだった


父が世を去った年の暮れ

その、ショッピングモールも解散となった

今では、ネットに跡地はのこっているものの

店の案内が、全部ウクライナ語になっていて

翻訳が難しいのと

海外送金の手続きが、どうしても上手く行かないので

もう、スネイルボブは諦めていたのだが


Xの記事によると、そのスネイルボブが

ドンキホーテに、大量にあるらしい

一つ100円しない程度のお値段

店によっては、50円のところもあるそうだ


くどいようだが

スネイルボブは砂糖を使っていない

純粋に果物の甘みだけなので、ヘルシーだ

それでいて、しっかりと果物の味がする

通常のジャムより、果物らしい

妙な着色料も使っていないので

見た目は悪いが、安心できる


ウクライナでは、子供用のおやつの定番なのだそうだ

若い母親たちが、

これなら安心して自分の子供に与えられる、と

思うような菓子、なのだから

これは、血糖値が気になるシニアや

ダイエット中の中高年には

まさにびったり

日本に輸入すれば、かなり成功するだろうと

思っていた

もし、手元にそれができるだけの資金があれば

私自身が起業したかったくらいだ


あれがまた、食べられるのかと思うと

嬉しさと懐かしさで

日が落ちるのを待ちきれずに、

近所のドンキホーテに出かけて行った


場所は、食品売り場、特に菓子売り場を探した

ドンキホーテは、通路が狭く、品数が多い

探しても探しても見つからずに、

とうとう、品出し中の店員さんに聞いてみた

すると

その店では、ずっと前から扱っていた

……知らなかった!!悔しい!!……

で、売り場は少し外れた方に移動させた

……どうやら、売れなかったらしい

  これは、無理もない

  パッケージが、悪すぎるのだ

  あの箱だけを見て、どんな商品か知らなければ

  私だって、絶対に買ってはいない……


で、もし、その棚にあれば、あるけれども

もしなかったら、在庫切れ

次の入荷は未定、とのことだった

どうかありますように、と祈りながら

その棚を見に行ったところ

……アイスクリームの冷凍ボックスの隣

  本当に、目立たない、移動式の小さな棚で

  これなら、目立たないあまり

  まだ残っているのではないか、と思ったのだが……


ダメだった

一つも無かった

売り切れだった


どこかに、私以外にもファンがいたのか

ウクライナ支持者がいたのか

残っていた分は、全部買い占められていたらしい


私は残念だはあったが

ウクライナの産業のためには良かった

これで、少しでもウクライナの経済がまわり

破壊された病院を建て直したり

子供達のための医薬品を買いそろえることが

できたりすれば

何よりではないか

細かい我欲は捨てよう

もう還暦だ、そのくらいの成熟は

見せてもバチは当たるまい

……と、日記には書いておこう……


やはり、どうしてもスネイルボブが

諦めきれないので

宮崎の地震から1週間を超えて

南海トラフの危険が、少し低くなったら

電車賃と時間はかかるが

渋谷のメガドンキに遠征して

スネイルボブを探しに行こうと思っている


ちなみに、これがスネイルボブのパッケージと

中身の画像だ

思わず、引きそうになった方のために

繰り返して言うが

美味しい

そして、ヘルシーだ

さらに、プチプラだ

パッケージを見つけたら、だまされた、と思って

一つ、ぜひ食べてみてほしい

そして

もし渋谷のメガドンキでこのパッケージを見つけても

どうか、私のため

買い占めだけは、しないでいただけると

一つ弐つでも、残しておいていただけると

非常にありがたい

















これが、パッケージの写真
カタツムリ君が、なかなかのレベルで
食欲を破壊している気がする

















これが、中身の写真
くるくるとまいてあるので
カタツムリのイメージであるらしい











2024年8月9日金曜日

夏休みの予定・試験勉強と自宅夏祭り

 明日からは暦の上では三連休

私は、土曜日だけは出勤で

その代わりに、火曜日が振替休日

有給休暇を水・木・金ともらって

なんと、八連休になる


なので

日帰りで、遊びに行くつもりだった

目的地は、箱根

寄木細工を買って、ロープウェイに乗って

日帰り温泉につかり

昼食、夕食までたっぷり食べてから

帰りの電車で、暗記物を勉強したり

うつらうつらと眠ったりして

「夏の思い出」を作る予定だったのだが


今日、神奈川県で地震があった

震度5で、箱根登山鉄道は止まってしまった


恐ろしいことに、これと南海トラフは

全く関係がないのだそうだ

ヘタをすると、南海トラフと同時に

首都直下型地震がありうる、という

ということなのだろうか

オマケに、当初、遊びに行く予定だった箱根は

南海トラフの要注意地域にも

あがっている


つまり、地震を考えたら

絶対に避けなくてはいけない地域

ということになりそうだ


少しばかり、がっかりはしたが

これも、もっとしっかり勉強しなさいという

天の声のような気がしてきた

九月に試験があるというのに

八月に浮かれていては、仕方がない

八月の夏休みは、集中して勉強して

ここで一気に、ボーダーライン超えを目指す


その方がいいと、頭ではわかっていたのに

せっかくの夏休みだから、と

安易な方に流れようとしたのがいけなかった

……と、日記には書いておこう……


ともあれ

ここしばらくは、家を離れて

帰宅難民になるのもイヤなので

図書館も避けて、なるべく自宅学習

夏は試験の天王山、と

高校時代を思い出して、ギアをあげていく

疲れたら、「自宅夏祭り」をすることにした


子供っぽくて、少々恥ずかしいのだが

私は、たわいもない調理家電が大好きで

見かけると、つい買ってしまう

これを全部、押し入れから出して並べれば

夏祭りの屋台程度の物は

全部作れてしまう


自宅用かき氷機で

かき氷の作り放題、食べ放題

スムージーの飲み放題

ポップコーク作り機で、ポップコーンも食べ放題

一人用ホットプレートで

お好み焼き、ソース焼きそば、フランクフルト

全部作れてしまう

トドメに、キャンディーから綿あめを作れる

「綿あめ製造機」で

レモンとパイナップルの

トロピカルフレバーコットンキャンディーも食べられる


これに、スーパーで買ってきた

線香花火でもすれば

最高の夏の思い出の出来上がりだ


余った予算は、九月の私の誕生日を

盛大に祝うための軍資金に回せばよいだろう


そう考えていたらむしろ

箱根の温泉よりも、自宅夏祭りの方が

面白そうな気がしてきた

だが、とりあえずは

夏祭りを楽しむためにも

受験勉強を頑張るとしよう


ファイト、私!!




2024年8月8日木曜日

賢く怖れる南海トラフ②・デマに注意

 SNSが発達して

一番困ったことが、誹謗中傷とデマだと思う

特に、デマは人が不安になったときに

不確実な情報を拡散させる


デマを信じて、良かれと思って

知人や友人に転送して

善意のまま、デマをドンドン広げてしまう

困ったちゃんも発生する


まず、信じる相手を選んだ方かいいと思う

原則として、Xの情報はデマだと

思った方がいい

正しい情報なら、発信者は

自分の顔と名前をさらして

信頼を得て

そのうえで、情報発信をするはずだからだ


そして

情報は、官公庁発のもの以外は

信じない方が良いと思う

役人というのは、平常時は頭が固くて

ルール以外のことはしないことも多いが

特に、国家公務員はそれぞれが

非常に能力の高いエキスパートではある

こういう時に

一番正確に情報を読み取り

国民に向けて、正しい情報を

少しでも早く発信することのできる

基礎知識と、能力と

精密で、優秀な機械や装置を扱えるのが

官僚たちであることは

良くも悪くも、厳正な事実ではある


出所不明の

胡散臭いデマに振り回されることなく

冷静に、情報を取捨選択する


地震は恐ろしいが

賢く怖れる

年齢を重ねた分だけ

若い者たちの手本になれるような

行動をするかどうかで

今後のシニア層の評価も変わる余地がある


今が、踏ん張りどころだ



南海トラフ・賢く怖れる

 起きる、起きると言われていた

南海トラフ地震が、とうとう起きた

気象庁が、南海トラフの危険地域の地図を

ネットで公表している

宮崎で起きた地震は、震度6

津波もあったと報道されている


危険と言われたら、1週間をめどに

すぐに避難できるように、と通知が出ている


巨大地震の可能性があるが

2時間をめどに、少しずつ可能性は下がっていくそうだ


私の住んでいる関東地方は

南海トラフの範囲外なので

私自身の命の心配は、とりあえずはないとはいえ

明日の出勤には、不安が無いとは言えない


防災用の備蓄は、とりあえずは浴槽に

水はためてあるし

簡易トイレは1週間分

キャットフードも2キロ袋が一つ

水は2リットルが14本

レトルトのアルファ米は20個

缶詰が5・6個

まず、なんとか買い占めはしなくても

暮らしていけそうではあるが


枕元には、避難用品を置いておこうと思う

それに、今、私が寝ている部屋は

家の中で一番涼しい和室に

夏用の寝ゴザを敷いて、薄い布団にしているが

この部屋の、巨大な座机には、家具の固定をしていない

これが夜中に地震で飛び上がり

私の腹の上にでも落ちてきたら、と思うと

なんとも、ゾッとした

とりあえず、暑いことは暑いが

普段の寝室に戻ろうと思う


宮崎の方々

トラフの範囲に住んでおられる方々のことを思えば

甘えているとしか、言いようがないのだが

やはり、怖い

特に、私は阪神淡路大震災の経験者だ

家は京都だったが

玄関がひずんで

ドアが開けられなくなるくらいには揺れた

そのせいもあるのだろう

地震に対しては、無力感が先に立つ

手放しで、怖い


明日、仕事に出かけるのはイヤだ、と

なんとか休めないだろうか、と

パニクりかけて、ふと思った


まるで、子供みたいだ


ここは、アラカンの見せ場

年の項の発揮どころ

奥歯をかみしめてでも、落ち着こうと思った


困難は分割せよ、という

私は何が怖いのか、分割して考えてみた


備蓄は、ある

飢えや渇きを恐れているわけではない


ライトも、非常用のラジオもある

情報不足を恐れているわけではない


猫のフード

これは心配だ、特に我が愛猫は

自分ではフード袋が開けられないのだが

多めにフードを置いておくと

全部食べてしまって、食べ過ぎで戻したりする

おバカなところがある

これは、明日、自動給餌気を買って帰ろう

それまでに、地震にならなければよいが

もし起きたら、これも運命と割り切って

ひたすら、家路を歩くとしよう

どう悪くても、翌日までには着くだろうし

猫も、1日だけなら何とかなるだろう


家は鉄筋だ

倒壊でつぶされる可能性は低い


海からも川からも遠い

津波の危険はない


ここまで考えて

私が怖がっているのは

ただ単に、地面が揺れること

揺れることで、不測の事態が起きること

火災などの二次災害に巻き込まれて

不測の事態に陥ること

だと判明した


どちらも、「不測の事態」

つまり、思いもよらない事態、のことだ

ということは、いくら心配したところで

予測がつかないのだから、手が打てない

要は、心配するだけムダなこと、だ

それなら、精神衛生上も

心配しないに限る、と

無理にでも、割り切ることに決めた


ただ、火災で死亡するケースの多くが

酸素不足、あるいは、火災で発生した

有毒ガスを吸い込んだことで

やけどによるケースは少ない、と

読んだことがある

明日は、スーツのポケットに

スーパーでもらったビニール袋を

何枚か詰め込んで

万一の時には、空気を集めて

無事に息ができるように準備して

通勤することにした


賢く怖れる

できる限りの準備は整え

できないことは、その場になったら考えようと

きっぱり割り切る


常に沈着冷静には慣れないが

沈着冷静を心掛ける程度には

「大人」でいたいと思っている


ちなみに、下の地図は

気象庁の発表した、震度予測だ

無駄にパニックにならない

賢く怖れる

地図を見ながら、声に出して

何度も繰り返し、覚悟を育てているところだ








2024年8月7日水曜日

月11万で家計を黒字にする方法・家計簿のつけ方編

 昨日、私の家計は月11万で

余裕に黒字になる、と書いたところ

家計簿の区分の仕方が良くわからなかった

もっと詳しく教えてほしいという質問を

結構、たくさんいただいたので

今日は、それについてちょっと書いてみようと思う


私の家計簿はかなり単純だ

項目は、3ケしかない

① 生活費

② こづかい

③ 自己投資 だけだ


生活費は、生活に必要な金額すべて

こづかいは、文字通りのこづかいだ

自分の趣味や、遊び、外食など、いわば「ムダ使い」だ

自己投資は、将来のためになる出資

例えば、私の場合はNHKのスペイン語のテキスト

FP試験の参考書、受験料

もし、スポーツジムにでも行き始めたら

ジム代は、ここから出すことになるだろう


これを、収入に応じて

大体のパーセンテージに分ける

生活費は70%

こづかいは10%

自己投資は20%が標準的な目安だ


と、ここまで読んできて

ピンときた方もいるかもしれない

この方法は、30年ほど前に大ブームになった

ファイナンシャルプランナー、横山氏の

「横山式、消・浪・投」の貯金法を

私なりに、バージョンアップさせたものだ


生活費を細かく細分化しないのは

一つには、あまり細かすぎると、続かないからだ

だが、もっと大きな理由は

月に使う金額が一定しない項目が多く

家計簿での財産管理がしにくいと思ったからだ


たとえば

服、靴などの衣料費だが

服というものは、毎月定期的に買うものではない

特に、通勤用の靴などは

一度買えば、数年は履いているが

くたびれて、買い替えるとなると

万単位で飛んでいく

これは、少なくとも私はなかなか予算が組みにくかった

医療費もそうだ

予測のつかないときに、突然なるのが病気

となると、毎月予算を組んでおくよりも

毎月、必ず黒字を出して

万が一の時用の、プール貯金を作り

そこから払っていく方が良いように思えた


そして、あとはダイエットと同じだ

一月の目標を数字で決めて

使い過ぎたら、引き締める

ゆとりがあったら、プチ贅沢をして

満足出来たら、残りの額はプール貯金に回す


いくつかアドバイスをすると

私の場合、保険は最小限に絞っている

医療保険と、葬儀代ピッタリの生命保険

なので、1月で3000円を切っている


私は家賃がないので、なんとかできているが

家賃のある場合は、11万では

かなり厳しいと思う

このケースでは

自己投資と小遣いを削るしかないだろう


外食は原則NGだ

どうしても食べたいときは

小遣いから払うようにする

生活費から払うのは

スーパーの惣菜まで

デパ地下の惣菜も、ゼイタクな嗜好品として

小遣いで支払うべきだろう


仕事には弁当を持っていく

というよりも

前の晩に夕食を多めに作って

冷蔵庫で保管して

朝、弁当箱に詰めるだけだ

ほんの数分で済むうえに

売っている弁当の倍くらい

生野菜を詰め込めるので

財布にも、体にも望ましい


冠婚葬祭費は削れないものもあるが

年賀状、お中元、お歳暮は

全部まとめて、60歳になったときに

「御挨拶じまい」をさせてもらった

特に、親戚関係のお中元とお歳暮は

高価なものをもらうと、ほぼ同額を

返さなくてはならず

現役時代も、地味に生活を圧迫した

これが無くなって、盆暮れは

完全に黒字化できている


11万には、11万の身の丈の暮らしがあり

20万には、20万の身の丈の暮らしがある

11万が、20万のまねをする必要はないし

まねできない生活はみじめ、というわけではない

そう、思っている


それで、楽しいのかと聞かれそうだが

たとえば

ハーゲンダッツのアイスクリームは確かに美味だが

私にとっては、この暑い時期には

ガリガリ君の方が、数段、美味に感じる

そういうことだ


人の好みは、値段にはよらない

この「ガリガリ君」に当たるものを

少しでも多く探そう

さあ、近所のスーパーを使って

私好みのものを見つける大冒険だ、

そう思うと、単調な日常生活も

少しワクワクしたりも

するというものだ


なので

私の小遣いの使い道は

完全に、私の好み、オーダーメイドとなっている

ちなみに

毎週金曜日のアフターファイブに

飲みに行く(コーヒーである、念のため)費用も

こづかいから出している


自己啓発費は、毎月余りがちだか

私の場合、ファイナンシャルプランナーの受験料が

バカにならないので

(二次試験だけで2万円する)

そのために、資金プールをしている

おかげで、高額な参考書なども

不自由せずに買うこともできている


私の家計管理術は

これに、スライド貯金を組み合わせたものだ

これも、おすすめの貯金法なので

いずれ、機会があれば、まとめてみたいと思っている





2024年8月6日火曜日

私の家計簿・1カ月11万で黒字にする法

 私の生活費は月11万だ

正直、給料はもう少しもらっている

だが、あえて11万でくらしている


理由は単純だ

私の厚生年金が11万だからだ

毎年、国から年金額を知らせてくれる

ハガキが届くので

将来の収入は、確実にわかる

月に11万は、なにがあろうと確実に手に入る

ありがたいと言えば、ありがたい


なので、とりあえず、今から年金額の11万で生活して

定年後のシミュレーションをしてみようと思った

仮に、赤字が出たとしても

給料をもらっている今なら、なんとかなる

これが、年金しかもらっていないとなると

貯金を崩さざるをを得なくなるが

それだけは、何としても避けたい


で、しばらく暮らしてみた結果だが

十分に、黒字が出ている

さすがに、35万円かかる歯の治療代だけは

別口にして、ボーナスで払ったが

それ以外は、ブチ贅沢をしても

一人暮らし、11万なら十分黒字だ


まず、光熱費とパソコン・スマホは

2万5千円以内に収める

格安スマホにしてから

かなり楽にはなっている


残額、8万5千円は

大きく、使い道によって

3個に分け、それぞれの額を割り振る

こづかいに1万1千円

自己投資に2万2千円

生活費に5万5千円


食費は自炊なので、3万円もかからない

レタスは半分なら100円もしないが

一度買えば、一週間は食べられる

毎朝の朝食のスムージーも

スムージーメーカーを千円くらいで買えば

バナナ、ヨーグルト、ミルク、ブルーベリーで

一杯の原価は100円くらいだろう

私の好きな肉は、鶏の胸肉

100グラム39円で売っている

毎日欠かさず食べている、大好物の豆腐は

1丁100円もしない、しかも半丁くらいしか食べないので

夕食のおかずは全部合わせて300円以下だろう


ときおりのブチ贅沢に

ノンアルコールカクテルをよく作る

だが、ノンアルコールのビールと

ジンジャエールなどを使うだけなので

見た目はゼイタクだが、原価は110円くらいだ


CDは、近所の図書館で借りることが多い

案外と「さばけた」図書館で

私の大好きな、中島みゆきと、美輪明宏のアルバムが

全部そろっているのがうれしい

クラシックはもちろんのこと

懐かしの「ジェットストリーム」までそろっている

これを借りてきて、パソコンに取り込めば

ちょっと、追いつかないくらいに

毎日毎日、自分好みの曲が聴ける


トドメに

今は、受験勉強で忙しく

仕事以外の時間は、すべて勉強に費やしている

土日は、図書館通いで勉強だ

おかげで、クーラー代もあまりかかっていない


こづかいで、自分用のブチギフトを

毎月ひとつ、買ってはいるが

予算は二千円くらい、と決めている

映画、カラオケ、喫茶店などにも

ちょくちょく行くが

1万円の予算なら、かなり遊んでも

半分以上黒字になることが多い

黒字は貯金しておいて

3万円をこえたら

小旅行に出かけることにしている


衣類は、肌着だけは新しく

さっぱりしたものを、多めに買っているが

それ以外は、ユニクロをはじめとする

「プチプラ」で着回しのできるもの

流行の無い、定番を中心に

増やし過ぎないように、クローゼットをチェックしながら

古いものを買い替える要領で購入している


と、なると

11万で、十分にブチ贅沢な暮らしができる

しかも

最低限、65歳までは仕事をするつもりなので

その分は、老後資金用に貯金もできる


私はかなりの楽天家なので

割り引いて聞いてほしいところはあるのだが

やはり、私のシニアライフは

かなり、ばら色度の高い生活になりそうな予感がしている







2024年8月4日日曜日

徹底解説・新NISAで老後資金は正しいのか?

 昨日、「やっぱり危なかった新NISA」

という記事を書いたら

かなり多くの数の質問をいただいたので

お答えを兼ねて、新NISAについて

ちょっと、解説のようなものを書こうかと思った


NISAは新・旧どちらも

ファイナンシャルプランナー試験の重要な出題範囲で

現在、なんとか1級の学科試験を突破し

実技試験に向けて、悪戦苦闘している身としては

マネー雑誌プラスアルファくらいの知識は

あるのではないかと、うぬぼれている

少なくとも、間違ったことは書いていないだろうと思う


新NISAというのは

証券会社に『新NISA口座』を作り

その口座内で

株の売買をすれば

株で利益をあげたとしても

税金を免除してあげます、という制度にすぎない

なので、「NISA」という商品があるわけではない

あくまでも、株の売買だ

なので、新NISAをやっている、というより

「株をやっている

 税金は、新NISA制度で、節税をしている」というのが

正しい言い方だ


なのに、なぜそう言わないかというと

ここから先は、私の推測だが

「株をやりなさい」というと

「危険ではないか」というリアクションが

必ず起きるからだと思う

少なくとも、私の世代では

株価が狂乱状態で値上がりし

一夜のうちに暴落した

あの、バブル崩壊で

ひと財産をなくしてしまった人が

決して少なくないと思う

その人たちに、もう一度株をやらせるには

「株」という言葉を

カッコいいけれど、よくわからない横文字に置き換える

イメージ戦略が必要だったのだと思う


税金は、かなり安くなる

通常は、株のもうけに20。42%の

税金がかかってくる

これが、新NISAでは、ゼロになる


だが、うまい話には、必ず裏がある

新NISAもそうだ

通常の株の売買なら

株で損をした場合、ほかの税金をオマケしてもらえる

だが、新NISAを使っている人は

税金のオマケが、全くない

びた一文安くならないのだ

例えば

給料を年収350万もらっている人が

毎年、税金を30万収めているとする

仮に、新NISAで買った株が100万暴落し

赤字を出したとしても

この30万の税額は、びた一文安くならない

350万の年収で、株で100万損を出せば

実際は、250万で暮らさなくてはいけない

それだけでも、悲惨だというのに

250万の生活費の中から、30万の税金を払うことになる

これは、かなり苦しい


さらに

新NISAの中には、単なる株の売買部門に加えて

積み立て専門の部門もある

「積み立て投資枠」と呼ばれているものがそれだ

ここでは、株そのものを買うことはできない

ここで買えるのは、投資信託

つまり

要は、業者が株や債券を組み合わせて

アソートにした商品を

買いためていく、という部門だ

これは、果物を買う時を想像してもらえると

近いイメージができると思う

イチゴならイチゴだけを買いたい、というのが

株を買う時のパターン

果物屋さんがすでに

フルーツバスケットを作っていて

そのバスケットを買う、というのが

投資信託のパターンだ

その中の一種類、例えば、果物かごの中の

オレンジが気に入らない、パパイヤに変えてくれと

言っても、できないように

投資信託の中身を買えることはできない

全く別の投資信託を買うか、やめるかのどちらかだ


投資信託、つまり、株、定期貯金、債券などの

アソートパックでも

株が入っているものがほとんどだ

株が暴落すれば、投資信託も元本割れをする

確率が非常に高くなる


株の入っていないアソートパックを選ぶこともできる

だが、それだと定期貯金がメインのパックになるので

どうしても、利率が低くなる


しかも、投資信託は

証券会社がアソートパックを組み

専門家が運営するので、手数料がかかる

定期貯金をメインにした

安全、安心な投資信託では

この、手数料分の利益が出ないことがある


つまり、預けた元本が減ってしまう可能性が

どうしても付きまとう


これを、年を重ねて判断力の鈍ってきた

高齢者がやるのは、やはり、どうかと思う

私個人の意見としては

投資は、生き馬の目を抜くタイプの人が

売る、買う、損きりをする、待つ、の

正確で素早い判断のできる年齢の時に

やるものではないかと思っている


もう一つ

老後資金の特徴は

「絶対に、失敗ができない」ということだ

それもそうだろう

入居している施設の、毎月の入居費を

株で溶かしてしまったら

その次の月から、住む場所が無くなる


NISAを含めて

株に限らず、投資一般は

この、「溶かしてしまう危険性」がついて回る

安全と言われている、国債や社債でも

溶ける危険性はゼロではない

……なので、その国や会社が

  どれだけ危ないかを格付けする

  「格付け会社」というのがあるわけだ

  「格付け」というと、現代では

  お正月に、ガクトがやっている

  芸能人の格付けの方が有名だが

  本来は、「この会社や国に投資して

  お金が戻ってくるだろうか」を

  判断するためのものだ……


話をもとに戻すと

絶対に溶かしてはいけない老後資金と

溶ける危険性がついて回る投資とは

究極に、相性が悪いように思う

どうしてもやりたいときは、スッてしまっても困らない

いわば「遊び金」以上を使うのは

大変に危険なことだと思う


少なくとも、私は老後資金は

新NISAを使う気は全くないし

ファイナンシャルプランナーとして一番、

尊敬もし、ファンでもある

森永先生(「ザイム真理教」の著者)や

荻野先生(ワイドショーのコメンテーターで

    よく出ている、女性の眼鏡の先生)

お二人とも、現在の株式状況は

ゆがめられているので、手出しはしないと言っておられる

私一人の、臆病風、というわけでもなさそうだ


投資は、政府が強く勧めていた

確か、投資イン岸田、のような

妙なキャッチフレーズまで作り

「一億総株主」

「貯蓄から投資へ」

「投資で所得倍増」などと

派手なスローガンを掲げていた

……それでいて、暴落したら

  「投資は自己責任ですよ」(笑)

   では、あまりにも冷たいのではないか、という

   気もしているのだが……

なので

胡散臭い、と思っていた

そもそも、現在、政府が「高齢者の問題点」

として、指摘しているのが

「高齢者は貯金をため込んで、使わない」ことだ

60代以降の貯金額が巨額になっていて

散財をしないため、経済が回っていない、というのが

その言い分なのだが


私に言わせれば

老後には3000万円なくては破綻する、と

言っていたのは政府ではないか

年をとってからの貧困はつらいので

生活防衛のための資金を確保しているだけなのに

一体何を言っているのだ、と思うのだが


この先は、私の邪推だ

政府としては、高齢者の貯金を使わせる方法に

あれこれ頭をひねった末に

新NISAを作り出したのではないか

私は、岸田総理があまり好きではないこともある

「新NISA 政府の陰謀論」を唱えている

ただ、岸田総理が好きではないので

政府がやれ、と勧めたことは極力避ける、という

方向性で来たおかげで

今回の暴落でも、傷を負わずに済んでいる


以上、長々と書いてきたが

私の結論は

「老後資金を新NISAにするのは止めた方がいい」だ

ただ、あくまでもこれは私個人の結論なので

どうぞ、ご判断はご自身で、よく考えて

それからになさっていただきたいと思う

それにしても

あれだけ投資をあおっておいて

暴落したら、「投資は自己責任」では

あんまりではないか、とは思う

2000円を超える大暴落

せめて、上手な軟着陸をして欲しいと思っている







2024年8月3日土曜日

やっぱり危なかった新NISA

 私がとっているのは、朝日新聞だ

ここは、慰安婦の問題やら

秋篠宮家に妙に肩入れすることやら

言いたいことは、いろいろとあるのだが

私の叔父が勤めていたことと

連載小説が面白いことから

なんとなくやめられずにいる


今日の一面の見出しは

やはり、株価の急落だった

2000円以上の下落、正確には2216円という

約40年ぶりの大きな下げ幅で

史上でも二番目の額だという


とっさに

今年、新NISAをきっかけに

株を始めた、と言っていた知人、数名の顔が浮かんだ


私個人としては、やっぱり、という感想しかない

そもそも、今までの株高が異常だった

バブルの頃と比べても、明らかに経済状態は悪く

値段が上がる要素はなにも無いように思えた

それが、年始からすぐに

経営状況が良くない分野の株まで

全て上がっていった

新NISAで金融市場に入ってきた個人投資家の

影響だろうと言われるほどで

正直、これはちょっとアブナイ、と思っていた


知人たちからは、さんざん、頭が固いだの

新しいことにチャレンジできなくなるのは老害だ、だのと

からかわれはしたのだが

老後の資産を株には、特に、今の株には

つぎ込もうという気にはならなかった


そもそも、新NISAなどと、横文字を使っているから

なんとなく、安全で最先端のように見えるが

これは単に、株の売買のことだ

株の売買で儲けた利益にかかる税金を

オマケしてあげますよ、という制度にすぎない

そのうえ、これは一見、お得な制度に見えて

トンデモナイ裏がある

株で損をしたときの話だ


通常、本業でもうかっていても

株で赤字を出した場合は

国に収める税金は、株で損をした分だけ

オマケして、安くしてもらえる

これを、税法では「損益通算」という


新NISAでは、損益通算ができない

会社からの給料が300万なら、

300万のぶんのぜいきんを払わなくてはいけない

たとえ、新NISAで200万の損害をだしても

それはそれ、これはこれ、税金は税金だから

全額払ってくださいね、というシステムなのだ


それもあって、私は新ISAには手を出さなかった

それに、そもそも、今まで本格的にやっていた人は別として

「高齢者の財産運用には株はすすめるべきではない」

というのが、鉄則中の鉄則

どの程度の鉄則かというと

ファイナンシャルプランナー試験の

3級(一番下の級)で

出題されている程度の鉄則だ

その理由は

「投資に絶対安全、絶対確実なものは存在しない

 万一、損害が発生した時に

 役職定年などで、減給になっている可能性の高い高齢者には

 やり直しができず

 老後の資金計画に大きな影響を及ぼしかねない」からだ


それなのに、政府が先頭に立って

投資をあおっている

私は、岸田総理があまり好きではないので

とてつもなく、意地悪な見方をしてしまうのだが

実を言うと、この新NISAも

政府が高齢者のフトコロに手を突っ込んで

老後資金の貯金を狙いに来たように見えていた


とはいえ

2020円以上の株価下落ともなれば

投資家にも、企業にも、影響は大きい

思うことはいろいろあるにはあるが

少しでも無事な

緊急着陸になるよう、祈るばかりだ