2024年9月22日日曜日

 年金支給開始80歳案、絶対反対!!

やはり、言い出したかと思った


老齢年金の改悪案のうち

最悪のものが「支給年齢を遅くする」ことだ

これをやれば、間違いなく

日本経済がガタガタになるからだ


それでも、「自分は若者の見方だ」とでも

アピールしたかったのか

小泉新次郎クンが

支給開始を80歳にする、と

言い出し始めた


理由は、「人生100年時代だから」

「80歳まで、元気に働いている人がいるから」

その代表が、欽ちゃんなのだそうだが


噴飯物、とはこういうことを言うのだろう

言いたいことは、たくさんあるが

理由をざっとまとめると


① 日本の男性の平均寿命は81歳

  これは、文字どうりだ

  つまり

  日本の男性は、20代から年金分を

  差し引かれ続けて、なんと40年も

  取られるだけ取られて、もらえるのはたったの1年

  79歳までに死んでしまえば

  びた一文、かえって来ない


  これでは、取り立てられた分は

  絶対に元がとれない

  つまり、年金の「取られ損」「収め損」になるのは確実だ

  取り立てるだけ取り立てて

     たとえ生きていても

  その100分の1も還元しない

  死んでいれば、ゼロ

  たとえギャンブルでも、もう少し確率はいい

  確率だけの話をするなら

  年金資金など払わずに

  ラスベガスのカジノでルーレットにつぎ込む方が

  ずっと有利、ということになる

    

  これでは、年金資金ではなく

  名前を変えた税金だ


  少なくとも、支払い開始を80歳にするのなら

  年金に加入するかどうかを

  国民一人一人に選ばせる自由がなくてはおかしいと思う

  そして

  もし私が選べるなら

  私は全額、保険会社のやっている

  プライベートの年金保険に入金する

  支払い開始年齢は65歳にしてもらう

  80歳開始などという、割の悪い年金には

  絶対にはいらないだろう


  ちなみに、新次郎クンのお気に入りらしい

  「欽ちゃん」とずっとコンビを組んでいた

  「コント55号」のジロさんこと

  坂上二郎サンは60代で脳梗塞を起こし

  なくなったのは、76歳だった

  「欽ちゃん」だけは、シニアのかがみとほめたたえて

  「ジロさん」は年金のびた一文も払わずに

  完全無視

  そのうえ、もしご存命ならば

  老後破産にまで、追い込んだだろうと思われる、となれば

  コント55号を知っている世代の1人として

  どうにも、ひっかかる以上の思いがある


② 高齢者の約20パーセントと

  その子供世代、同じく約20パーセントが財政破綻を起こす


  20パーセントというのは

  80歳までに、認知症を発症する人の確率だ

  いくら体が丈夫でも

  認知症を発症しているシニアを

  わざわざ雇って、給料を払うような

  のんきな会社は、まずあるまい


  認知症を発症した高齢者には

  通常の生活費に加えて

  ケアの代金もかかる

  施設に入るなら、入居費用も、毎月の費用も掛かる

  現在は、施設の費用は、ほとんど自分の年金

  足りない分は貯金を崩す、という家計が多いが

  年金の給付がなければ

  完全に、自分の貯金を食いつぶしていかなくてはならない

  

  現在、政府は、老後に必要な額は3000万といつているが

  年金支給が遅くなる分、必要な貯金額は増える

  だいたい、5000万から6000万になるだろう

  これだけの貯金のできる人間が

  今の日本に、何人いるというのだ


  では、途中で貯金がなくなったらどうするか

  生活保護、という手もなくはない

  だが

  生活保護の申請があれば

  担当者は、まず子供の有無を調べてくる

  子供がいるとなれば、その子供が資産を持っていようと

  いなかろうと

  その子供たちの学資に追われていようと

  子供自身の奨学金を返している間であろうと

  子供が、自分の老後の資金を貯めている最中であろうと

  お構いなしに

  子供と同居して、金を払ってもらえ

  生活保護は認めない、と言ってくる


  こうなると、地獄なのは親自身よりも

  認知症の親を突然自宅に押し付けられた

  子供世代の方だろう


  施設に入れる費用がなければ、同居せざるを得ない

  認知症で、徘徊の症状の出ている高齢者なら

  家族は、ほとんど付きっ切りで見ていなくてはいけない

  もし、夫婦が共働きなら

  どちらかは、仕事を辞めざるを得ないだろう

  それでは、子どもの世代が老後の支度ができない


  つまり、上の代から下の代に

  貧困の連鎖がつながっていくのだ

  これを、「悪法」と言わずして何と言おう


③ 50代以上のほとんどが金を使わなくなり

  日本経済がさらに冷え込む


  現在の日本経済の問題点の一つに挙げられるのが

  高齢者が金を使わない、ということだ

  日本の個人消費のうち

  50パーセント以上が、65歳以上の高齢者の消費だ

  金融資産、つまり、貯金や株などの額も

  60歳代がピークで、一人当たり約1800万

  80歳代になっても、一人当たり約1500万を超えている

  ……ちなみに、これは総務省と内閣府が発表した

    統計資料を引用した

    初めて見たときは、私も目を疑ったが

    情報は間違いなく、確実だ……


これは、退職金も含めての額ではあるが

高齢者は、これをあまり使おうとしない

欲しいものがないわけでも

旅行に行きたくないわけでもない

単純に、これから介護に

いくらかかるかわからないので

怖くて使えないのだ


これが、50代の家族が

70代の親の面倒を見なくては

いけない可能性まで出てくるとなると


高齢者だけではない

中高年と言われる世代から

貯蓄に励まなくては、暮らしていけない


私は、個人的に一番気の毒なのは

現在、50代の世代ではないかと思っている

氷河期で、就職には苦労させられ

今までの世代なら、子どもの教育費と

家のローンさえ終われば

あとは、大きな支出はなかったのに

今、50代の世代以降の人々は

年金が80歳からになったばっかりに

自分たちの親のための貯金までしなくてはならなくなるのだから


それにしても

新次郎クンのお父さんは

「自民党をぶっ壊す」がキャッチフレーズで

実際は、日本の中流層をぶっ壊してくれたが

息子の新次郎クンは

「日本をぶっ壊す」つもりなのかと言いたくなる


できれば、どこかよそで

やってくれないものだろうか

例えば

M78星雲あたりで








  

  

2024年9月21日土曜日

石川県・豪雨災害

 今日は、のんびりと

渋谷の製菓学校の

カフェレッスンに行ってきた話を

書こうと思っていた

生徒さんたちの考案したケーキは

まさに最先端、初めて食べるもので

ケーキのデザインセンスも

実に、若々しく、輝かしいものだった


だが、

お祝い気分は、あっという間にすっ飛んだ


石川県の、豪雨災害だ

今までにない豪雨になるらしい、とは

確かに昨日から報道されてはいた

だが

それが、これほどまでものになるとは


子供たちの施設も、障碍者や、高齢者の施設も

仮設住宅まで、床上浸水している

土砂崩れで、使えなくなったトンネルもある

死者、行方不明者も出ている


なぜ、石川県ばかりこんな目にあうのか

自然災害とはいえ、あまりに理不尽だ


今は、祈るよりほか、何もできない

明日か、明後日になったら

復興の募金が始まるだろう

私は、体力もない上に、高齢の身だ

ボランティアに出かけても

間違いなく、足手まといにしかならない

だが、義援金くらいなら出せる

丁度、月末が私の誕生日で

一番好きな、モーリス・ベジャールバレエ団が来日している

演目は、「ボレロ」ということだったので

チケット代用に、貯金をしていた


人が苦しんでいるときに

しかも、それを十分によく知っていたら

たとえ、それがどんな名手のパフォーマンスであったとしても

踊りなどを見て、面白かろうはずがない


正月に、ガタガタになった輪島塗の工房が

やっと、復旧のめどが立った、と

聞いた矢先のことだった

もう、言葉もない

できることは、義援金くらいしかないのだから

チケットの分くらいは、送ろうと思っている


それにしても

つい数日前に書いた内容と

同じことを繰り返して、申し訳ないのだが


自分たちのPR用にと

税金から3000万以上かけて

インスタ用のプロを雇おうとしたり

食器代に同じく税金から

300万を使おうとしている秋篠宮家だが

こんなくだらない無駄遣いは

全部中止して、被災地支援に回すべきだろう

そもしも、国民がこんなに苦しんでいるときに

知らん顔で、自分たちだけ贅沢をしたがるような宮家は

本当に、日本に必要なのかどうか

少しばかり、疑問の残るところでもある


それに

岸田総理は、退陣が決まっているせいか

本当に、まじめに災害予防の仕事をしていたのか

どう考えても、避難指示が遅すぎたように思う

こうなってくると

たとえ政治家が、どんなにボンクラぞろいでも

自然災害の兆候が表れれば

すぐに、たとえ勇み足と言われても

きっちりと、被害を少しでも少なくするために

政治家の指示がなくても

きっちりと、自動的に、防災の仕事をする役所が

どうしても必要なのではないか、と思う

なんの役にもたたない、子ども家庭庁など、とっとと廃止して

防災庁を作った方が良いと思う


ともあれ

これ以上の雨が降らないように

これ以上、石川県が苦しむことのないように

心底、祈っている

下の写真は、床上浸水した輪島の仮設住宅

明日、義援金の受付場所のアドレスがわかったら

リンクも貼ろうと思っている








2024年9月20日金曜日

三連休の予定・思いっきり楽しい節約志向

 明日から、三連休だ

先週の三連休は

まだ、ファイナンシャルプランナーに落ちた

ショックが残っていて

心底楽しめる、という状態ではなかった

それに、何より暑かった

うっかり外に出たら、熱中症になりそうで

遊びに行く気もしなかったのだが


明日からの三連休は

少し暑さも和らいで

秋らしい気候になるのだそうだ

なので

試験前から、ずっとインドアだった分

少しばかり、羽を伸ばして遊ぼうか、と

思っている


だが

何といっても、冬にはファイナンシャルプランナーの

試験のリベンジがある

この受験料が高い

今までは2万5千円だったのが

ついに値上がりして

2万8千円になった

今から、貯金しなくては受験料が払えない


そこで、節約しながらも

思いっきり楽しめる、連休プランを作ることにした


まず、初日

渋谷のスイーツカフェに行く

すでに予約済みだ

これが、かなりリーズナブルで

ウェルカムドリンクに、キッシュロレーヌのような軽食

ケーキは三種類の中から好きなものが選べ

コーヒーか、紅茶もついてくる

このセットで、1500円だ

渋谷の通常の店なら、コーヒーとケーキだけでも

もう少し取られるところもあるだろう


これが、リーズナブルなのには理由がある

実は

成果専門学校のカフェイベントなのだ

つまり、軽食やスイーツを作るのは

調理学校の生徒さんだ

プロの腕と比べると、どうしても未熟なところは

あるのだろうが

正直に言って

私の舌では、あまり区別がつかない

いつも、おいしくいただいている


しかも、スタート時間が12時だ

昼食代わりにしても、ちょうどよいボリュームだ

このイベントは、毎月1回開かれていて

試験前以外は、よく食べに行く

帰り道は、渋谷の図書館によって

雑誌あたりをぱらぱらと読んで

「大人の渋谷」を楽しんで帰ってこようと思う


二日目は、あいにく天気は悪そうだが

スポーツの秋を満喫しようと思っている


私の近所には

市民用のスポーツセンターがあり

屋内の温水プールと、マシン完備のジムがある

両方使っても、800円だ


温水プールは、夏休み中は子供が多くて

気が休まらないところもあったが

さすがに、九月になると

プールの利用者は、フィットネス目的の

大人がほとんどだ

私はあまりスポーツが得意ではないので

「泳ぐ」というより、大人の水遊びのようなものだが

のんびりと、ぽちゃぽちゃ、遊びがてら

少しばかり、脂肪も燃焼させようかと企んでいる


もう一つありがたいのが

ずっと故障中だった、市民センターの浴室が

修理を終了し

使えるようになったことだ

プールの塩素の水につかった後は

違う階の大浴室に行って

温泉気分(湯は温泉ではない、ただの沸かし水だ、念のため)で

リラックスして

湯上りには、腰に手をあてて

牛乳を、瓶で一気飲み、などしてみようかと思っている


三日目は、両親の墓参りだ

墓は、比較的近いところにある

半日かけて、墓の掃除をし

花束などもささげて

近況報告をしたら

隣町の、好みの和菓子屋まで出かけて

おはぎでも買ってこようかと思っている

父の好みは、こしあん

母の好みは、きな粉

私の好みは、粒あんと

菓子屋の店先で、一種類ずつ買うのが楽しみだった


あまりにも、ありきたりの日々で

幸せだとも思わなかったが

今になって思うと

かけがえのないほど、幸せな日々だったな、と

しみじみ思い出されてくる


何十年か経ってから

今のことを、同じように

「幸せだとも思わなかった

 もっと感謝して、大事に過ごせばよかった」などと

言い出さないように

この三連休を

いとおしんで、大事に、大事に過ごそうと思っている







2024年9月19日木曜日

「SHOGUN 将軍」エミー賞総なめを、手放しで喜べない理由

エミー賞というのは
アメリカの、テレビ版のアカデミー賞だ
うれしいことに
今年のエミー賞は
作品賞、監督賞、主演男優賞、主演女優賞、と
主だった賞を、全部とったのが
「SHOGUN 将軍」

名前からもわかる通り
日本の時代劇だ
とても簡単に言うと
関ヶ原の合戦の物語だ
これを、三浦按針
つまり、日本にやってきたイギリス人の航海士の
視線から描いた物語だ

主演男優は真田広之
プロデューサーも兼ねている
今までの外国でつくられた作品にあった
「妙な日本」をなくしたい
本当の日本文化を伝えたい
そのために、20年近く前からアメリカにわたり
ずっとアメリカに拠点を置いて活動していた
それが、大輪の花を咲かせた

配信は、残念ながら
DISNEY プラス が独占していて
HULU やアマゾンプライムでは見ることができない
だが
広告だけで見るだけでも
画面は圧倒的にきれいで
日本刀、鎧、着物、それに、茶室の内部にいたるまで
大変に資金をかけて
丁寧に、正確に作っているのがよくわかる

真田広之サン、おめでとう
日本文化を広めてくれて、ありがとう
と、言って終わりにしたいところだが

私は、これには手放しで
喜べない思いがしている

理由はいくつかあるが
まず第一に
露骨に言って
原作がつまらない
正直なところ、関ヶ原に至る物語など
大河ドラマで、見飽きるほど見ている

関ヶ原ものの最高傑作は
司馬遼太郎の「関ケ原」だろう
王道の、家康中心の物語で
これ以上のものは、今まで一度も出なかったし
今後も、ありえないだろうと思う

同じ関ヶ原を扱って
面白い、と思われるには
今までと全く違った切り口が必要で
実際に、近年にヒットした作品
例えば「真田丸」の切り口は
特に、秀吉が甥の秀次に
切腹を命じたとされている事件では
まったく新しい学説を採用
実に深い説得力があった

「SHOGUN 将軍」には
この鋭さが見られない
異文化に巻き込まれた、外国人の
ある種の、物珍しさがメインになっている
これでは
珍しがられる日本人の立場としては
「このあたり、もっと面白い話なんだけれどなぁ」と
なんともいえない、寂しさが残ってしまう

次に、「SHOGUN  将軍」と比べて
日本のふがいなさが目立つからだ

具体的には
日本の時代劇は、予算がかかりすぎるから
撮影されなくなった、と言われているが
実のところ、もう、時代劇を撮れる
スタッフが、どんどん減っている

例えば
時代物のかつらは、例えば同じ江戸時代でも
前期と後期で、髷が違う
女性の髪形は、独身、既婚者
それに、作品によっては、おいらん、芸者
全部、形が違う
この、かつらの作り分けのできる職人さんが
日本にはもう、ほとんどいないのだそうだ

着物もそうだ
衣装に必要な着物の布地を作る工場が
とうとう、廃業したと、風のうわさで聞いた

だが、「SHOGUN  将軍」が
これほどみごとな、美術や衣装をそろえているとなると
ひょっとしたら
腕自慢のスタッフは、とうに日本に見切りをつけて
アメリカにわたってしまったのではないか、と
何とも、無残な想像をしたくなる

役者も、時代劇のできない人が増えている
これは、真田広之も受賞スピーチで
非常に遠回しに指摘していたが
……時代劇を、現代的に作りすぎている、というあの箇所だ……

以前の大河ドラマでも、唖然としたことがある
徳川家康を主人公にしていたのだが
主人公の家康以下、家臣や奥方が
皆、部屋で棒立ちになったまま
ぺちゃくちゃと、しゃべっているのだ
……なぜ、座らない?
  痩せても枯れても、自分の主人だというのに
  その前で、正座と礼もせずに
  呆然と突っ立っているなど
  無礼うちにされても、文句は言えまい……

あとからわかった
座る所作、座りながら話す所作が、できなかったのだ
つまり
時代劇の基本すらできていない役者を使ったために
そういう演出にせざるを得なかったようだ
あのドラマは、俳優や脚本だけではなく
美術や小道具まで最悪に近く
途中で見るのをやめてしまった

この頃では
戦国・江戸の話では
配役に歌舞伎関連の人がいるかどうかを調べて
いないときは、最初から見るのをやめている
幻滅したくないのだ

時代劇が全盛期だったころは
セリフ回し以前の演技、所作には非常に厳しかった
そのころを知っているだけに
余計、寂しくなってしまうのだ

たとえば

有名な話だが
黒沢明監督の名作「七人の侍」を撮った時の話
のちに名優となる、仲代達也が、まだ若かったところ
ほんの数分、画面に映るくらいのチョイ役中のチョイ役で
出演することになった
ところが、まだ演技に入っていない
道を歩いているだけのシーンで
黒沢明に怒鳴られた、という
当時、仲代達也は、文学座という劇団に入っていたが
黒沢明は
仲代達也を叱るのに、仲代達也を超えて
「この頃は文学座は歩き方も教えないのか!!」と
大劇団、文学座を引き合いに出して
怒鳴ったそうである

なるほど、と思った
武士というのは、腰に刀を差している
刀というのは、鉄の塊だ
早い話が、重い
その重いものを持ち歩いているのだから
とてもではないが、スタスタなどと歩けない
腰は低く、一歩一歩が
町人よりも、重くなってくる
また、だからこそ
映画「七人の侍」では、刀を差さない主人公
「菊千代」の躍動感が生きてくる

私が子供のころまでは確かにあった
日本映画の伝統のようなものが
あっさりと消えて
今は、海の向こうのアメリカにしか
残っていないのか、と思うと
「SHOGUN  将軍」のエミー賞は
快挙には違いないが
なんだか、複雑で
手放しでは喜べないような気がするのだ

ちなみに、映画「七人の侍」は
白黒ではあるけれど
今、見てもとても面白い
かつ丼の上にステーキを山盛りにのせたような
見るだけでも体力の必要な作品ではあるが
まだ見ていない、という方がおられたら
ぜひ、一見をおススメしたい
ツタヤに行けば、すぐに借りられると思う













2024年9月18日水曜日

動けば動くほど嫌われる・秋篠宮家

 秋篠宮家のスキャンダルは

長女の結婚を機に、ふたがはじけ飛んだように

かくしていたものが、どんどん出始めて

それにつれて、国民世論がどんどん厳しくなっていった


なので、手を打つことにしたらしい

宮内庁のインスタに

秋篠宮家をのせることに

したのか、強制的にさせたのか

そのための、専属のカメラマンなどを

新しく雇うことになり

その費用が、3200万だという


さらに、秋篠宮家の予算が発表になった

今度は、食器代として

300万が新たに計上されている


当然ながら

あっさりと、大炎上した

ちょっと考えてみればわかるだろう

まず、インスタの件だが

そもそも、宮内庁には広報担当官が

すでに10人もいる

その10人に、仕事をしてもらえばいいではないか

新しく、秋篠宮家専属を雇う必要など、ないだろう


さらに、予算の3200万は、税金だ

私の払った税金で、秋篠宮家個人のPRなどは

絶対にしてほしくない、と思う国民は

決して少なくないだろう

むしろ、どうして誰も予想せず

秋篠宮家に忠告もしなかったのか

私個人としては、そちらの方が不思議だ


私の個人的意見を言うならば

3200万も税金に余裕があるなら

能登の被災者の復興支援に使ってほしい

あるいは

全国の、貧困家庭を対象とした子供食堂に

均一に補助金として渡してほしい

給食が食べられない、長い夏休みの間でも

この資金があれば

子供たちに、毎日、冷奴を

週に一度くらいなら、スイカも

食べてもらうことができただろう


それに、3200万という額も

あまりに高額なのではないかと思う

インスタだの、ブログだのは

無料でも発信できることろが魅力

また

作りこみすぎない、素顔の生活が

見えるところが、面白いのに

プロが入ってしまっては、興ざめだ


しかも、この会社は電通だというウワサだ

電通、といえば

今までさんざんやってきたのは「中抜き」だ

これも、一体いくら中抜きされているやら

おまけに、

中抜きと、キックバックはペアのようなもので

今回も、どこかにキックバックされて

裏金を作っている可能性はある

なので

そんなワルイコトはしていませんよ、と

示すためにも

秋篠宮家に会計監査を入れた方が

いいのではないかと思っているのだが

いかがだろうか


食器に関しては、何をかいわんや、である

今まで使っていた食器が

一度に全部割れたわけでもあるまいし

そもそも、今までの食器だって

庶民が使うような、「お値段以上」の店のものではあるまい

かなりの高級品を使っていたのだろうから

この先も大事に使い続けていけばよいではないか


もし、どうしても気に入らない、というのなら

1憶5千万も貰っている

自分たち一家の費用から払えばよいのではないか

なにも、税金を使って予算をくんで

秋篠宮家とは比べ物にならないほど

ささやかな暮らしをしている国民に

買ってもらおうなどと

卑しいことを考えないで欲しいものだ


さらに

今朝、産経新聞が

秋篠宮家擁護の社説をのせた

それもまた、きれいに炎上した


ざっと内容をまとめておくと

秋篠宮家に対する批判を

事実無根のバッシング、と決めつけ

不敬で非礼な人間がいるのは残念だ、と嘆き

内閣や宮内庁は対策を強化しろ、と提言している


あきれて、開いた口がふさがらない

新聞社が、政府に「言論統制をしろ」とけしかけている

思わず、産経新聞は「表現の自由」という言葉を

知らないのだろうかと思った


それに、「不敬」という言葉の使い方も

どうしても引っかかる

皇室は、昭和天皇が「人間宣言」をしている

つまり、神の子孫などではなく

その辺の人間と全く同じ存在だと

天皇自らが、宣言したわけだ

歴史の教科書には、はっきりと

「大和の豪族」と書かれている

憲法上の位置づけは「国民の象徴」だ


それなら

悪いことをすれば、悪い

ずるいことをすれば、ずるい

そう、はっきりと言うことは

何ら問題はないと思う


それに、「不敬」を言うなら

皇室の名を使って、自分のフトコロにカネを集めようとする

「皇室利用」の方が、不敬だろうと思う

私が特に気になるのは

秋篠宮の妻の弟と、長女の夫だ

長女の夫の方は、はっきりと

皇室とのパイプを使って、顧客を集めるのが

一番期待されている仕事、と報道されている

むしろ、この方が皇室への「不敬」のように

思うのだが、どうだろうか


さらに

秋篠宮家への批判は、事実無根ではない

いまだに改修工事の終わらない

総額では、すでに60憶を超えたらしい

秋篠宮の「赤坂ベルサイユ」

……しかも、住んでいるのはたったの三人だけだ……


事務棟にするといって改修工事をした

旧秋篠宮邸

10億かけて改修したら、次女が占拠し続けている

……しかも、占拠を始めてから

  この次女は、一度も「皇室を出たい」と言わなくなった

  10億の豪邸は、よほど居心地が良いと見える……


長男は盗作した作文で賞をとり

それを口実に、皇室特権を使って

筑付に入学

盗作の指摘があっても

詫びもせず、賞を返そうともせず

なんの責任も取らなかった


まだまだあるが、少なくともこの三点は

間違いない、事実だとおもう

これを、事実無根のでっち上げのように言うのは

まるで、どこかの知事が

内部告発文書に、理不尽な怒りをぶつけて

嘘八百呼ばわりしたのと

似ているような気がする


秋篠宮家は、もう、何をやろうとも

動けば動くほど嫌われる、と思う

その理由は、完全に

身から出た錆、だろうと思うのだが

国民からの支持を得たいと思うなら

まず、無用な工事と

職員へのパワハラを一切やめて

会計監査をいれ、DNA鑑定を行い

天皇ご一家をお手本に

「控えめで、謙虚な暮らし」に

切り替えるしかないと思うのだが、いかがだろうか


ちなみに、下の写真の数字は

各人が1年に受け取る歳費の額だ

正直、これだけもらっていて

なぜ、もっともっとと、欲の皮を突っ張るような

真似をするのだろうと

これも、嫌みでもなんでもなく

本当に、不思議なご一家だと思う



2024年9月17日火曜日

本日の出費・1万3600円の大散財

 老後のマネー計画の記事を読んでいると

どうも、これではうまくいかないだろう、と

思うものばかりが多い

年金8万で団地生活、という

本も読んではみたが

一番聞きたいと思った

「高齢期に差し掛かったら

 どうしても病院代が増えてきますが

 病院代の分の貯金は、いくらくらいしていますか

 認知症になった時の準備は

 どう考えていますか

 施設の利用料は、払えますか」という点が

全く書かれていない


どうにも、期待外れなので

これは、自分で理論を組み立てるしかないか、と思い

資産の勉強を始めたのが

たまたま、ファイナンシャルプランナーだったりして

老後の再就職と

自分用の知識と

まさに一石二鳥

これで、試験に受かっていれば

まさに、世の中はバラ色

望月は欠けたることも無し、というところだったのだが

そううまくいかないのが世の中で

9割が合格するという二次試験に

見事に落っこちて

じたばたしているところなのだが


老後の資金で、一番大事なのは医療費

これは、間違いないことだと思う

食費や、娯楽費は簡単に削減できる

被服費は、プチプラを活用すれば

こぎれいな服を安く楽しむこともできる

光熱費は最悪

日が落ちたら眠り、日が出たら目覚めるという

江戸時代方式にすれば

電気代だけは少々節約できそうだが

医療費は、どうにもならない


特に、ペットの医療費は、かなり家計を圧迫する

今日の出費は、わが愛猫、「のえるさん」の病院代だ

「のえるさん」は、基本的に家の中で飼っていて

外には出さないので

あまり、病気にはならない

かといって、健康診断と

三種混合ワクチンを、サボるわけにはいかない


今日は、3年に1回の

三種混合ワクチンと

毎年1回の

目、歯、内臓類の健康診断、

これに、耳をかゆがるので、駆虫剤が重なった

その分の代金で、1万2600円

残りの千円は、近所のスーパーで買い込んだ

野菜ジュースと冷奴、チーズ、バナナという

私の明日の食材である


一説によると

ペット、特に猫にかかる費用は

フード、猫砂、病院などを全部含めて

一頭で、200万、とのことだ

猫も、年を取れば、その分だけ病気がちになってくる

病院代を含めれば

確かに、そのくらいにはなるだろう


これは、なかなか苦しい額ではある

特に、年を取ったらペットと一緒に、と思うなら

年金暮らしになり、自由な資金がなくなる時期と

ペットに医療費がかかる時期が、重なってくる


かといって、ペットは家族同様

というよりも、私のような一人暮らしにとっては

猫ではあるが、この子が私の唯一の家族だ

金銭には、変えられない


と思うなら

ここは、貯金の出番である

子供や孫の学資や、結婚資金を積み立てる要領で

定年までに200万円を貯金して

病院代は、そこから出す、と

決めておけばいいだけの話である


ちなみに

私が「のえるさん」を迎えたのは

5年前のことではあるが

ペットに必要な資金は200万、といわれたのは

つい昨年のこと

なので、定年退職になるまでの3年間で

『ネコ貯金』200万チャレンジを始めた


単純計算すれば、1年で70万

かなり厳しい数字だが

ありがたいことに、私はまだ、ボーナスがもらえる

役職定年になり、かなり減ってはいるが

これを手付かずで、『ネコ貯金』に回す

旅行などはできないが

どちらにせよ、のえるさんを放っておいて

一人で遊びに出かけるわけにもいかない

特にほしいものも無いから

別にいいではないか

つまり

ほしいものを全部手に入れることはできない

欲しいものに優先順位をつけて

上の順位の者が手に入ったら

下の順位のものをあきらめる、という

「順番方式」で考えたところ

我が愛猫、「のえるさん」がトップに来た

なので、大金の掛かる、ほかの娯楽は

一切あきらめた、というところなのだが


それで計算をしてみたところ

ボーナスだけでなんとかなる、というよりも

多少のおつりが出る

毎月の積立は、理論上は不要、という結論になった


とはいえ、将来には

何があるかわからない

急遽、ボーナスを使わなくては

困るような事態が起きないとは限らない

そこで

毎月、11万の予算で1万くらいは黒字を出し

ちまちまと

「ネコ貯金」にためることにしている

貯金がたまっていくたびに

不安がどんどん減っていくのが

実に気持ちがよく

毎月、貯金をするたびに

さあ、来月も頑張ろう、という気に

なってくるから、我ながら、単純なものだ


ちなみに、本日の1万2600円は

三年に一回のワクチン接種代なので

三年間、毎月続けてきた

500円玉貯金から無事に払い出すことができた


やはり、マネープランは計画が大事

将来、必ず起きる出費は事前に把握して

少しずつ対策を練ることが

一番だと、実感したところだ

ちなみに、これが我が愛しの家族

注射で緊張した糸が途切れたせいか

どうにも、猫らしさのない寝姿ではある

だが、それが可愛かったりする





2024年9月15日日曜日

私から私へ・敬老の日の贈り物

 今日は9月の第三月曜日

敬老の日だ

雑誌などでは、「敬老」は何歳から祝うか

祝われたら、むしろ不快にならないか、などと

いろいろ、騒がしいようだが


私は、会社が老人扱いしだしたら

客観的な「老人」と線を引いている

私の会社では

「年齢が行き過ぎて、判断があやうい」として

役職を定年になるのが60歳

なので

私は、60歳になった時点から

「自分はシニア」と判断して

シニア修行を始めたようなものだ


なので

敬老の日は、堂々と祝う


とはいえ、私は一人暮らしのうえに

息子は、あまりそういったこまごましたことに

気の回るタイプではない

人から祝ってもらおう、というわけではない


私の長寿を祝うのは、私自身だ

私は、一度ガンになって

手術をしたことがある

それでも、無事に乗り越え

その後、10年以上生きてこられたから

再発は、ないだろう


コロナにも、一度もかからずに済んだ

今年のインフルエンザにも

引っかからずに済んでいる

血圧はやや高め、花粉症はあるが

一病息災で、健康なほうだろう


ありがたいことに、歯はまだ無事だ

老眼は始まっているが

本が読めないほどでもない


現在は、役職定年で減給にはなっているが

夏のクーラー代も、無事に払えた

年金は11万になる予定だが

現在、予行演習で月11万でくらしてみたところ

余裕で、黒字になった

緊急事態に備える貯金も、そこそこはある


ファイナンシャルプランナー1級の試験は

ものの見事に落ちてしまった(自己採点)

だが、考えてみれば

還暦になって、眠れないほど悔しい思いをすることも

中島みゆきの歌に励まされて

もう一度、立ち向かおうと思えるような

大きく、分厚く、やりがいのあるものを

見つけられたこと自体が

幸運なのではないか、という気もしてきた


そのうえ、愛しい愛猫、「のえるさん」がいる

朝晩が涼しくなってきたせいか

この頃は、私に体をぴったりと擦り付けて眠っている

実に、至福だ


つまり、私は現在

とても、ハイレベルで幸せなのだ

これは、たとえやめろといわれても

祝わずには、いられない


お祝いの、プチギフトも用意した

レザーのブックカバー、文庫本用だ

エンボス加工、というのか

レザーの表面に、手作業でアガパンサス模様を

彫りこんである

色は黒ではあるが、よく見ると

黒一色に染めてあるわけではなく

下地の茶色が、うっすらと透けて見えている

この、さりげなさ具合も、とても気に入った


カバーをかける本は何にしようか

さんざん迷った末に

神保町の書店で見つけた

これまた、私のお気にいり中のお気に入り

森茉莉の、エッセイ集にした


ちなみに、ブックカバーのお値段は2千円

レザーにしては、信じがたいほど安い


これには、裏事情があって

ブランドが、「CAPIC」なのだ

この、キャピックブランドは、知る人ぞ知る

高品質で、低価格、デザインだけは少しあか抜けないが

気に入るものがあれば、お買い得

というのも

とても簡単に言うと

……刑務所でつくられている、刑務作業製品なのだ……


なので、気持ちが悪い方には

どうしても受け付けられないかもしれない

だが、そうでなければ

キャピックブランドの製品が売れることで

犯罪被害者への賠償金の原資になっている

品質もよく、社会正義にも

ほんの少し、参加できる

私は、かなりのヘビーユーザーだろうと思う


今月は、私の誕生日もある

毎月、自分のご機嫌を取るために買っている

プチギフトもある

9月は、本当に楽しい月だ

そして

この、祝いの品に見劣りしないように

自分を磨いていこうと思っている





これはおすすめ・薬膳を取り入れた「じゃこふりかけ」

 NHKは、総合よりも教育の方を

よく見ている

単純に、こちらの方がためになるし

面白いのだ


私のお気に入りの一つに「趣味どき!」がある

これは、趣味の内容はいろいろあるが

通常の放送よりも

少し凝った内容のあれこれを

紹介していくものなのだが

この、料理関係のシリーズは、特に面白い

今回、9月からスタートしたのが

「体ととのうおうち薬膳」

食べることと健康を両立したい

シニアの私としては、絶対に見逃せない


放送のテキストも買って

テレビの前に、正座する勢いで見てみたところ

予想を超える面白さ、というよりも

料理そのものはかなり簡単で

材料も少ない

薬膳とはいえ

ほとんど、スーパーやコンビニで

手軽に手に入るものばかり

料理時間も、最短なら3分くらい

実に、「ど真ん中」の番組だった


早速、作ってみた

一番簡単そうな、「じゃこ海苔ふりかけ」


レシピ、というほどのものでもない

材料は

 ・ちりめんじゃこ 20グラム

 ・粒ゴマ 小さじ1

 ・塩 一つまみ

 ・海苔 二枚


手順は、ちりめんじゃこと、ゴマと、塩を

中火で、からいりする

じゃこが、カリッとしてきたら火を止める

ちぎった海苔とあわせる


ただ、これだけだ

これで大丈夫なのか、と思うほど簡単だが

これが、実においしい

アツアツの炊き立て白米にかけても美味だが

私は、少し多めに作って

冷奴のトッピングに使っている


薬膳の視点からいくと

「精神安定」の効果があるのだそうだ

ちりめんじゃこは、「気」を養い

「血」の巡りをよくする効果がある

……確かに、西洋医学の観点でも

  カルシウムには、精神安定の効果がある、と言われている

 ちりめんじゃこは、カルシウムの宝庫だ……


洋の東西を問わず

「精神安定に役立つ」というのだから

これはもう、疑いの余地がないだろう、と思っている

私が、ファイナンシャルプランナーの不合格(自己採点)から

意外に早くたちなおれたのも

けっこう、ちりめんじゃこのおかげも

あるのかもしれない


ともあれ

おいしいものを、腹8分目にいただいて

精神が安定しないわけはないのだ

今日も元気に、おいしく

冷奴とちりめんじゃこの

夕食を、いただきます





2024年9月14日土曜日

これでいいのか?秋篠宮家

 秋篠宮家の長男が、つい先日、成人し

つい数日前には、夫人が誕生日を迎え

コメントを発表した

それが、どちらも大荒れの炎上状態

まあ、そうだろうな、と思った


長男の発表した文章の

どこを読んでも一言も

「成人皇族になった自覚」

「天皇陛下御一家を支える覚悟」

「被災地へのいたわり」

「国民へのよりそい」

「周囲への感謝」が

そろって、一言もなかった

感謝の言葉はあることはあったが

それは、自分の仲間に対するものだけで

長女の結婚の時と同じパターンだった


これは、間違いなく炎上すると思ったのだが

私がもっと大きく気になったのは

文章の「子供っぽさ」だ

稚拙と言ってもいいくらいの文章で

正直、これでは筑付高校の入試の国語の記述問題も

通らないレベルに見える

残念ながら、東大を現役合格できるような

国語力があるとは思えない


それに、気になるのは

12月に秋篠宮夫妻が二人で

トルコに外遊に行く、というニュースだ

入試は1月にある

12月に親がのんびりと外国に行くなど

到底考えられない

これは、もうすでに合格が内定していると

どうしても、邪推したくなる


そして、秋篠宮の妻だが

これも、正直、読んだとたんに呆然とした

被災地に対するお見舞いは無し

天皇家を支える覚悟も無し

愛子様の成年コメントにはあった

国民の苦難に寄り添う言葉も無し

あったものはひたすら

自分の息子が優秀だ、というアピールと

18にもなった息子との母子密着ぶり


とどめは

ネットでバッシングされているので

心穏やかでいられないこともある、という

まさに、読んでいて目を疑う一言だった


この人は、60も近くなって

なぜ自分たちが批判されているのか、わからないのか

これはかなりの驚きだった


自分たちのやったことに、全く無反省

しかも、やったことの内容が

① 55憶以上かけて、御殿を改修

  しかも、改修はまだ続いていて

  一体いつまで、いくらまでかかるのか

  全くわからない

  この費用は、全額税金


② 55憶の豪邸のほかに

  10億円かけて、今まで住んでいた家も改修

  宮内庁の事務局にすると説明しておきながら

  完成したら、次女が一人で占拠

  週刊誌情報によると、親がいないので

  文句を言う人がいなくなったと、羽を伸ばして

  毎晩パーティーざんまい

  職場にも、二年間で数回しか出勤していないとのこと

  この次女の生活態度は、愛子さまと比べても

  少しばかり、目に余ると思う


③ 次女は別居しているのに

  食事は作れず、親の住んでいる建物まで食べにくる

  ただ、朝食を食べに行くときは

  化粧が間に合わず、すっぴんで行くので

  宮内庁の職員と顔を合わせたくない

  つまり、頭に超のつくワガママなのだが

  そのためだけに、道を一本作らせた

  俗にいう「すっぴんロード」

  費用は1億とも、2億ともいわれている

  これも、税金だ


④ 長女の結婚は、あえて言うまい

  だが、長女夫妻がニューヨークに行ってから

  日本の領事館で一人 

  長女夫妻担当者を作っているのは

  どうにもいただけない

  一般市民には絶対にしない 

  ビザ取得の相談にのり

  そのあげく、すんなりとビザが下りている

  現在でも、警護がついているそうだが

  その警護の代金は、どこからでているのか

  まさか、また税金ではあるまい


➄ 長男の筑付高校入学の不透明さ

  長男のために作った節のある

  特別入学制度を使って入学したこと

  にもかかわらず、まるで一般入学で入ったように

  入試を受けさせ、それをマスコミに取材させたこと

  なので、当然ながら

  週刊誌によれば、成績は「前代未聞」レベル

  生物以外は、全科目最下位、と報道されている

  噂だけでは

  筑付で3人までとされている

  推薦枠に入るために

  他の、推薦を狙いそうな生徒の家庭に 

  圧力をかけているらしい、という話まで

  ちらほらと出ているそうだ


⑥ 多数のスキャンダル

  KK母の遺族年金詐取に始まって

  秋篠宮妻の弟夫妻の

  「金を集めやすくなる」発言

  ランジェリー姿での販売 

  KKの皇室をネタに客集め

  嵐山通運の金銭スキャンダル

  DNA鑑定必要騒ぎ

  どれ一つ取っても、皇室とは思えないスキャンダルが

  ここまで重なる宮家は珍しいと思う


⑦ 職員へのパワハラ

  これは、どこかの知事のレベルを

  超えていると思う

  秋篠宮家は、「御難場」と言われており

  職員が次々と辞めるのでも有名だが

  毎朝のミーティングでの秋篠宮妻からの罵倒

  職員に対する

  「使用人だから、休日はない」発言

  水銀、眼鏡1号、大根などと

  妙なあだ名をつけて、職員を呼ぶ

  車の後部座席から蹴る

  料理人の休憩室にはパイプ椅子があるだけで

  机もないので

  昼食は、自分の膝にのせて食べる、など

  いくらなんでも、度か過ぎていて

  最初に聞いた時には、信じがたい話ばかりだった


少々手遅れの感がしないではないのだが

ひとつづつでも、解消して

国民や天皇家に謝るところは謝る

金銭を返すところは返す

縁を切るべき人とは縁を切る

何らかの「浄化」をしなくては

このままでは済まされないだろう


これで、東大に推薦制度を悪用して

裏口入学でもしようものなら

どこまで荒れることか

まず、最低限

東大はあきらめた方が良いと思う

ちなみに、下の数字は

毎年、皇族費としてもらっている金額だ

これに、「御公務」のたびにもらう

「お車代」と

秋篠宮は、万博の理事の給料200万が

上乗せされている

この費用も、妥当ではないように思う






  

2024年9月13日金曜日

一人暮らしの強い味方・見守りサービス機を設置

 私は父の介護のために同居を始め

昨年、父を見送ってから

一人暮らしになっている


一人暮らしと言っても、愛猫「のえるさん」と

同居なので

親しい家族と一緒に暮らしているのと

同じようなものなのだが

一番困るのは、私が倒れデモした時だ


そのまま、変死体になってしまうのも

あまり面白くはないが

もっとこまるのは、のえるさんの食事、水など

面倒が見られないこと

私と一緒に共倒れ、など

あまりに哀れで、

それこそ、死んでも死にきれないだろう


もし、通勤中に交通事故にでもあって

意識を失って、入院でもした時も同じことだ

私の入院中に、

食事がとれなくなつた「のえるさん」が、と

考えただけでも、ゾッとする


なので

私が家の外で倒れたとき用に

「ネコの助け合いサービス」というものに加入した

一月500円くらいだ

保護猫団体のやっている事業で

財布などの、一番最初に

「この人はだれだろう」とチェックされるものの中に

「ネコを飼っています

 私が意識を失っていたら

 この団体に電話して下さい」という

手帳や、カードをくれる

それを、毎日持ち歩いていれば、

とりあえず、私が意識不明になっても

愛猫、「のえるさん」の安全だけは

確保される、というわけだ


家で、人事防いでぶっ倒れた場合

これも心配は心配だが

あまり、高価なサービスは契約できない

なので、三千円くらいで何かないか、と探していたところ

丁度、理想的なものを見つけた


部屋の片隅に、置時計くらいの箱を置いておく

その箱からは、レーザーだか、赤外線だかが出ていて

箱の前を通ると認識して

安全保障会社に、「この人は元気ですよ」と

信号を送る

だが、一日、全くその部屋に入らず

箱の前を横切らないと

箱が「異常を感知しました」と

安全保障会社に通知し

レスキューの人が来てくれる、という仕組みだ


そして、そのレスキューの人の緊急連絡先に

さっきの、保護猫団体の電話番号を書いておくと

家で私が倒れた場合にも

私は、最悪でも24時間以内に病院に送ってもらい

愛猫、「のえるさん」は保護猫団体に

無事にレスキューしてもらえる、という仕組みだ


一人暮らしというと

倒れて、そのまま誰にも気づかれないかもしれないって

怖くないですか、と聞かれることがよくあるが

それは、「怖い」ママにして

何も手を打たないでいるからだと思う

特に今は、高齢か、若いかにかかわらず

一人暮らしの人が、とても多くなっているので

一人暮らし用の安否確認サービスも

かなり充実しており

自分のニーズに合わせて

価格も数万のものから、千円を切るものまで

いろいろとある

要は、探すか、探さないかの問題なのだと思う


ちなみに、価格が一番安かったものは

一月550円

一日の間に、冷蔵庫の開け閉めがあったかどうかで

安否を確認し

一日に、一度も冷蔵庫を開けないと

離れて暮らしている家族のスマホに連絡がいく、

というシステムだ

550円は格安だが

私の場合は、私の隅かが関東

息子は今は、大阪の外れに住んでいる

平日であれば、スマホに連絡が行ったとしても

まず、息子は来ないだろう

次の休みまで放置されるのが目に見えているが

それでは、どうしても遅い

なので、私のニーズには会わない、と判断して

これは除外した


警備会社、家電会社、弁当の宅配、それに、郵便局まで

見守りサービスはいろいろな会社がやっている

外食一回分で、おつりの出る額のところも多いので

気になる方は、ぜひ一度

ネットで「人ら暮らし 見守り」で検索し

いろいろと調べてみることをおススメする


本日、この小さな見守り機械がついただけで

なんだか、肩の荷が下りたようで

とても安心した

これも、「金で買える安心」の一つかな、と思っている





2024年9月11日水曜日

あきれた話・斎藤知事

 ちょうど私が

ファイナンシャルプランナーの試験に必死で

ほとんど新聞も、ニュースも見なかったころから

スタートした、このスキャンダルも

そろそろ終わりが見えてきたと思う


兵庫県の、斎藤知事の

超ド級のスキャンダルだ


とても簡単に、今まで起きた事件を

ダイジェストでまとめてみると


・知事の資質に大きな問題点があると発覚する

  具体的には

 ① 視察に行くと、物をねだる

   カニ、カキ、机、レザージャケット、ワインなど

   そもそも、物をくれる所にしか視察に行かない

   地域の人からは、迷惑なので来ないでほしいと

   言われるに至った


 ② パワハラがひどい

   エレベーターが来ないと激怒するので

   30分ボタンを押す係りを作らせた


   気に入らないと、わめき散らし

   机をたたき、物を投げる


   車に乗っていたときに

   車の侵入停止のところでとめて

   20メートルほど歩いてもらうだけで激怒

   帰りの時には、侵入停止を無視して

   車を玄関に横付けさせた


   予約必須の飲食店で、予約せずに食事を出させ

   閉店時間が来ても、居座る

   理由は「俺は知事だぞ」


   深夜、休日に不要不急のチャットを送りつけ

   即レスを強制する


 ③ 公金の不正支出を行う

   野球の優勝パレードの寄付金が集まらないので

   地域の信用金庫に

   支援金の名目で金銭を渡し

   優勝パレードの寄付金にキックバックさせた


 ④ 県知事選挙がらみでの不正があった

   知事のシンパである県の職員の幹部を通じて

   期日前に、投票依頼などの

   選挙活動を行った

   知事自身も、次の選挙での投票依頼を

   商工会議所にむけて積極的に行った


 ⑤ 補助金カットをちらつかせて

   商工会議所などに、大量のパーティー券を

   購入させた

   


こういうことがあったので

役所で働いている職員サンの1人が

内部告発を行った

内部告発は正式なもので

法律で、身分を保護し、告発者を探してはいけないと

規定されているものだった


ところが

これがひどい結果になった

イジメどころの騒ぎではない

警察の捜査でもここまではやらない、というよりも

令状なしで、こんな捜査をしたら

間違いなく違法捜査となり

上層部の首がいくつか飛ぶような

重大な人権侵害の違法行為を行った


定年退職を数日後に控えており

次の仕事も決まっていた告発者の

定年を取り消し、閑職にまわし

辞めさせずに、職員としてキープしたうえで

県の幹部職員や、副知事と一緒になって

徹底的にいたぶった


探してはならないと決められているはずの

内部告発者をしらみつぶしに探し

私物のパソコンを押収し

中味を見た上に

内部告発とは全く無関係の

プライベートをばらすぞと脅したうえに

内部告発はウソ八百と濡れ衣を着せ

公務員失格と罵倒した


このお気の毒な犠牲者は

「死をもって抗議します」との遺書を残し

自ら命を絶たれた


その後、議会が百条委員会という

特別調査委員会を開いて

各方面から証言を集め

知事自身の弁明も聞いたところ

職員の半数近くが、パワハラがあったと証言

ところが

知事は、現在でも自分には非はないと言い張り

こんな状況でふがいないと悔し泣き


この知事をかばい続けててた

日本維新の会は

大阪の地方選挙で初めて

現役の市長が落選

この時、支持者の多くから

あの知事の見方をするのはおかしい、と言われたことから

方針を転換

他の政党と一緒に

辞任要求を提出したのが、今日のことだ


とても単純に言って

これはもう、立派な犯罪だろう

警察が動くべき話なのではないかと思う

特に

法で定めた、公益通報に関する規定に違反したこと

公金支出に問題があること

パーティー券を強制的に買わせたこと

よってたかって、一人をいたぶって

自殺にまで追い込んだこと

明らかに、犯罪だろう


特に、私が引っ掛かっているのは

自殺に追い込んだ部分に関してだ

私が大学生の頃だから

もう、かれこれ40年近く前の話なのだが

刑法各論の授業で

暴力を用いなくても、人を精神的に追い詰め

傷つけた場合には、傷害罪が成立する、と

習った記憶がある

その時の事例が、あまりにもユニークで

今でも忘れられない


「毎日毎日、嫌がらせの無言電話を繰り返した結果

 相手が神経を病んで、おなかをこわしたばあい

 傷害罪が成立する」


いや、ノイローゼになった、というなら

まだわかるのだが

無言電話で、おなかをこわすだろうか

架空の例題ではあるにせよ

何と、ユニークなキャラクターか、と

その時は、へらへら笑っていたのだが


この事案は、間違いなく

知事とその取り巻き五人が、

よってたかって、いじめ殺したのだ

傷害致死罪、あるいは、殺人罪くらい

成立するのではなかろうか


公金の不正支出は、背任罪の疑いもある

公職選挙法違反は確実だろう

パーティー券は、場合によっては

脅迫か、強要罪だ

で、私の結論は

警視庁は、忖度をするな

悪い奴は、きちんとぶち込め、である

東大の入試も、忖度が横行しそうな世の中だが

警察や司法くらいは

公平・平等であって欲しいと思う





   


 



2024年9月10日火曜日

戦慄の年金プラン・小泉進次郎案では生きていけなくなる

 Xのトレンドワードに

「戦慄の年金プラン」とあり

また、大げさな、と思いつつ

なかみを見て、唖然とすると同時に

心底、身震いがしてきた

これでは、なんの誇張も無く

暴動を起こしてくれと言っているようなものではないか


簡単に内容をまとめると

これは、自民党総裁選でトップを走っている

小泉進次郎の出した年金改革案

非常に早い話が

年金の給付を、現在の65歳から

何と、10年先延ばしして

75歳からにする、という案

本人は、「80歳からでもいい」と

言っているそうだ


ちなみに、「戦慄の年金プラン」と名付けたのは

日刊ゲンダイ

さすがジャーナリスト

上手いキャッチコピーをつける、と

感心している場合ではない


私はこの案は絶対に反対だ

単に、自分がもらえなくなるからではない

……もっとも、私個人としては

  これでは話が違う

  強制的に取り上げた保険料を全額、耳をそろえて返してほしい

  その額で、民間の保険会社と契約して

  もっと上手に運営するから、と

  言いたいところではあるが……

この案は、完全に片手落ちだからだ


老齢年金は、現段階ではシニアの最大の収入源だ

特に、定年延長で65歳まで働いたあと

小さな仕事を見つけ

趣味と実益を兼ねて、小遣い稼ぎ

それに、あまり多くはないが年金と

退職金を合わせて

自分の老後、施設入居や、介護費用まで

なんとかまかなっていこう、というのが

現在のシニアの資金計画の

アウトラインのようなものだ


これが大きく崩れる

65歳から75歳まで

一切収入がなくなる時期が

10年発生してくるのだ


本来、定年延長と

年金の開始時期が遅くなるのは

車の両輪で

両方がそろって初めて実施しなくては

年金受給者の生活がガタガタになる

だが、現在は75歳までの定年延長など

夢のまた夢

65歳でも、いい方だ

65歳になれば、確実に職場からは放り出される


65歳から75歳

年金をもらえるまで10年分の

生活をまかなう貯金がなかったら?

路頭に迷うしかない

もし、10年間を生き延びたとしても

この時期に貯金を使い果たして

80歳くらいで老後破産したらどうなるか

これも、単なる時間の問題で

結局は、同じ結論

施設の費用が払えなければ

施設も追い出され、行き場をなくして

路頭に迷うしかない


たとえ、幸運にも再就職の口が見つかったとしても

最低賃金ギリギリだろう

それに、70歳を過ぎれば

体のあちこちに不調が出たり

疲れやすくなったりで

毎日8時間、肉体労働はできないだろう

月額賃金は、生活保護より低い額になりそうだ


しかも、これは実にラッキーな

ごく一部のシニアだけの話だ

というのも

都会の真ん中に住んでいて

銀の匙を加えて生まれてきた

二世政治家には、思いもつかないことだろうが

日本には、「地方都市」というものがたくさんあるのだ

しかも

地方都市では、東京都内と比べて

バスや電車という公共交通機関が

あまり発達していないところが多い

つまり

自家用車が無いと、通勤が難しいところが多いのだ


75歳なら

免許返納した方がいい、と言われる年齢に

完全に引っ掛かるのに

免許がなくては、仕事に行かれなかったら

どうやって、収入を得ろというのだ


職種の問題もある

タクシードライバーや宅配ドライバーに限らず

不動産の営業など、車を使う仕事はたくさんある

こうした仕事についている人は

免許を返納したら、仕事ができない

現役時代、こうした仕事をしていた人は

完全に失業、無職、収入ゼロの憂き目をみるが

かといって、70からの転職は

相当厳しいだろう

こうした人達への保障が、全くない


もっとひどいのは

認知症のことを、全く考えていないことだ

認知症の発症率は20%だ

つまり、20%の人が、働きたくても働けない

10年分の収入がゼロになるのに

介護費用だけは払わざるを得ない

つまり、一方的に

金銭が出ていくばかりになるのだ


これでは、本人も苦しいし

もっと苦しいのは、親の介費用を

払わざるを得ない、子供たちの世代だと思う


親が70歳で認知症を発症し

親自身の生活と介護のために、親の貯金を使い果たしたら

今度は、子供世代が

その額を支払わざるを得ない


70代の子供、と言えば、50代くらいだろう

多くは、まだ住宅ローンが残っている世代だ

子供の教育資金も、まだ必要という家庭も

かなりあることだろう

この世代は、自分たちの老後資金も

用意しなくてはいけないというのに

さらに、親の介護費用まで払わなくてはいけなくなる

これでは、50代の子供世代の経済状況が

ガタガタになってしまう


更に

年金支給が75歳になるというなら

せめて、自己防衛に、貯金に励まざるを得ない

夏がこれだけ暑くなると

クーラー代だけは、払わざるを得ないので

それ以外の、衣服、娯楽、旅行、新聞、雑誌、本

まだある、シニアが良く行く、映画、芝居、カラオケ、趣味の教室

家庭を彩る、インテリア、花、外食、交際費

こうした、「生活に必要ないもの」は

切り詰めるだけ、切り詰めないと生きていけなくなる

今でさえ業績が冷え込んでいる

新聞社や、町の書店は

一体いくつ、つぶれることだろう


現段階でも、

「60代以降の貯蓄率が高すぎる

 この世代が消費に回さないから

 経済の活性化が進まない」

と言われているのに

これをますます増進してしまえば

景気はますます悪化するだろう


小泉のお坊ちゃまは、ここまで考えて

年金改革案を出しているのだろうか

私は、ファイナンシャルプランナーの試験に

落ちたばかりのおバカなのだが

このおバカにも考え付くような

ごく単純な理屈も考え付かないなら

確かに、どこかの記者が言う通り

「知的レベルが低い」

要は、「おバカの上をいく、スーパーおバカ」と

言われても仕方がないように思う


このプランを

本当に実行しようものなら

文字通りに、各地で暴動が起きると思う

というのも

生きていても、どうせ病院にもかかれず

資金不足で野垂れ死にするくらいなら、と

考えるタイプの人は少なくないだろう


それに、ここだけの話

刑務所に入れば、三食つく上に冷暖房は完備

病院が併設されていて、糖尿病や高血圧の

治療をきっちりしてもらえる

刑務作業はあるが、作業をすればわずかながらに

給料も貰えるし

美容師の資格を取ることもできる

つまり

シャバで文字通りの文無し生活をするのと

自由はないが、生活保障あり、冷暖房完備

病院がついている刑務所生活比べれば

刑務所の方が楽、と思うシニアが出てきても

少しもおかしくはないのだ


実をいうと、この種の、貧困を逃れるために

あえて刑務所生活を選ぶタイプの人は

20年前から一定数いた

自分で生活場所として刑務所を選んでいるので

矯正は不可能、というより、

最初からその気はないグループだ

「高齢頻回受刑者」という、言葉まである

刑事政策上の問題点ともなってはいたが

今までは、まだ限られた人だけだった

収入がゼロ、となってくると

少しずつ、増えてくるのではないかと予想している


それにしても、自民党には

ファイナンシャルプランナーは

ただの1人もいないのだろうか

ほんの数人で良いので

ブレーンに雇ってはどうかと

他人事ながら、深く心配してしまう

あと、新次郎坊ちゃま、もう少しだけ

お勉強をなさった方が、いいと思いますよ






落ち込んだときの立ち直り方・私用の特効薬

 ファイナンシャルプランナー1級の実技試験

不合格がはっきりしたのが、昨日の朝

思ったよりも、ダメージがひどかったらしくて

昨夜は、少しウトウトとはしたものの

あまり良くは眠れず

今日は朝から、あまり食欲がなく

それでも、当日欠勤は許されないので

仕事にだけは行ってきた


そのうえ

喉の中央、ちょうど喉仏のあたりを

強く押されているような感覚がある

これはまた、実にお久しぶりの感覚だ

中高以来だから、ほぼ50年ぶりだろうか

これは、極度のストレスにさらされたときの

体に出てくる反応の一つだ


たかが試験一つに落ちただけで

我ながら、情けないものだとは思うが

そもそも、ダレに言われたわけでも無く

自分が好きで受けている試験だ

老い先短い時間だというのに

落ち込んで過ごす一日など

あまりにもムダで、シャクに触る


なので

こうなったら、私が今まで集めてきた

「自分用トリセツ」から

「落ち込み回復アイテム」をガンガン蔵出しして

本日中に立ち直ることに決めた


やったことを時系列順に並べると


① とにかく、終業時刻まで

  心をこめて仕事をする

  ……「時間薬」という言葉がある

    ある程度は、時間がたたないと

    本当に苦しい気持ちはなくすことができない

    なので、何はともあれ、時間を過ごすには

    仕事を熱心に、今の状況を忘れられるくらい熱心に

    心を込めて働く、というのは

    案外、妙手ではある

    少なくとも、これで9時間は経過できる……


② 好物をやけ食いする

   物を食べたり、満腹したりすると

   脳内に、幸福物質が分泌されるのだそうだ

   これを狙う

   ただし、菓子類や揚げ物類をドカ食いすると

   あとから、血糖値やら、中性脂肪やらの点で

   大反省と、自己嫌悪に陥ることは確実でもある

   なので、私が選ぶのは

   「絹ごし豆腐 3丁」

   全部、冷ややっこにして一度に食べてしまう

   ……と書くと、簡単そうではあるが

     一丁平らげるだけでも、案外と満腹してしまう

     三丁は、よっぽどのことでもない限り

     相当にキツイ

     だが、絹ごし豆腐の冷奴など

     カロリーも塩分もかなり控えめ

     のど越しが良いので、胃の調子が悪くても

     するすると食べられるうえに

     植物性たんぱく質爆弾のようなもので

     体にも、財布にもうれしい

     実に、人畜無害のやけ食いである……


③ 愛猫をモフモフする

    我が愛猫の「のえるさん」は元保護猫で

    子猫時代に、人間に撫でられたり抱っこされたり

    したことがないので

    モフモフ、どころか、なでなで、どころか

    ちょっと、アゴの下を触っただけでも

    ぷいっ、とどこかに行ってしまうのだが

    動物の毛皮に触れることで

    脳内に、幸福物質と言われるセロトニンが分泌されるのだそうだ

    帰宅時に、チュールを買い込んで

    掌に絞りだして、手から食べていただく

    「のえるさん」のあごの毛皮が、私の掌に触れる

     チュールが無くなってくると、手のひらも舐めてもらえるという

     ささやかなオマケつきだ

     それに、愛猫の愛らしいしぐさも

     気まぐれで、わがままな猫らしいしぐさも

     すべてが、癒しだ


④ 市民プールに泳ぎに行く

   実は、これが一番メインかもしれない

   私の住んでいるところは、市民プールが夜の九時まで

   営業しているので

   一通りの夕食を済ませた後で

   電車とバスを乗り継いで、プールに行くことができる

   プールの入場は二時間までなので

   七時少し前につけば

   閉館まで、のんびりと泳ぐことができる上に

   この時間は、子供がいないので

   かなりすいている

   俗にいう「穴場タイム」だ

   私はあまり運動は得意ではないので

   泳ぐ、というより、「大人の水遊び」だ

   だが、みっちり二時間

   プールのレーンに沿って、歩いてみたり

   アクアビクスの教室に、当日一日券を買って

   飛び入り参加をして

   「水中お遊戯」のようなダンスをしてみたり

   平泳ぎとバックで、100メートルずつ泳いだりしてみると

   帰りのバスに乗るころには

   なんだか、エネルギーが汲みだされてしまったような

   気力やら、意志力やらが、すっかり消えており

   「もーいーや、家に帰ろー」と思う頃には

   試験に落ちた悔しさや、悲しさも

   なんとなく、消えていたりする









⑤ 帰宅後即入浴

   このあたりからは、仕上げに入る

   このまま、体を疲れさせて

   夜になったら、否応なしにぐっすり眠れるように

   さらに、市民プールでは

   プール後のシャワーでは、泡の立つものはすべて禁止

   シャンプー、石鹸、ボディソープなど

   見つかったら、出禁をくらう

   なので、塩素の匂いのする肌と、水着を

   大急ぎで洗ってしまう分には

   即刻の入浴が、一番なのだ


⑥ 中島みゆきの歌を聴く

   もう、➄まででほとんど回復はしているのだが

   最期のトドメ、のようなものだ

   私は、これで完全回復できる

   もともと、中島みゆきは大好きなのだが

   苦しい時、つらい時にきくと

   本当に、心にしみてくる

   特に、この曲は今の心境にピッタリで

   どんな人に、どんな慰めの言葉をかけてもらうより

   ずっと暖かく、心にしみてくる

   中島みゆきの歌としてはあまり有名ではないが

   この曲をイチオシにしている

   コアなファンがいることで、良く知られている曲

   「倒木の敗者復活戦」だ


   はたから見れば

   誰がどう見ても、「完膚なきまでの負け」であり

   勝った人達が「光へはばたく羽音」を

   「地べたで聞く」ような思いをしていても

   何度「叩き折られても」「打ちのめされても」

   「世界はそこどまり」にはならない

   「傷から芽を出せ」

   なぜなら

   「泣き慣れた者は強い」から

   

   これほど、見事なエールは

   少なくとも、私は他には知らない


ひょっとしたら、このブログをお読みの方の中にも

中島みゆきのエールが必要な方が

おられるかもしれないので

歌の動画のアドレスを貼っておく

一緒に、傷から芽を出しましょう