2024年9月15日日曜日

私から私へ・敬老の日の贈り物

 今日は9月の第三月曜日

敬老の日だ

雑誌などでは、「敬老」は何歳から祝うか

祝われたら、むしろ不快にならないか、などと

いろいろ、騒がしいようだが


私は、会社が老人扱いしだしたら

客観的な「老人」と線を引いている

私の会社では

「年齢が行き過ぎて、判断があやうい」として

役職を定年になるのが60歳

なので

私は、60歳になった時点から

「自分はシニア」と判断して

シニア修行を始めたようなものだ


なので

敬老の日は、堂々と祝う


とはいえ、私は一人暮らしのうえに

息子は、あまりそういったこまごましたことに

気の回るタイプではない

人から祝ってもらおう、というわけではない


私の長寿を祝うのは、私自身だ

私は、一度ガンになって

手術をしたことがある

それでも、無事に乗り越え

その後、10年以上生きてこられたから

再発は、ないだろう


コロナにも、一度もかからずに済んだ

今年のインフルエンザにも

引っかからずに済んでいる

血圧はやや高め、花粉症はあるが

一病息災で、健康なほうだろう


ありがたいことに、歯はまだ無事だ

老眼は始まっているが

本が読めないほどでもない


現在は、役職定年で減給にはなっているが

夏のクーラー代も、無事に払えた

年金は11万になる予定だが

現在、予行演習で月11万でくらしてみたところ

余裕で、黒字になった

緊急事態に備える貯金も、そこそこはある


ファイナンシャルプランナー1級の試験は

ものの見事に落ちてしまった(自己採点)

だが、考えてみれば

還暦になって、眠れないほど悔しい思いをすることも

中島みゆきの歌に励まされて

もう一度、立ち向かおうと思えるような

大きく、分厚く、やりがいのあるものを

見つけられたこと自体が

幸運なのではないか、という気もしてきた


そのうえ、愛しい愛猫、「のえるさん」がいる

朝晩が涼しくなってきたせいか

この頃は、私に体をぴったりと擦り付けて眠っている

実に、至福だ


つまり、私は現在

とても、ハイレベルで幸せなのだ

これは、たとえやめろといわれても

祝わずには、いられない


お祝いの、プチギフトも用意した

レザーのブックカバー、文庫本用だ

エンボス加工、というのか

レザーの表面に、手作業でアガパンサス模様を

彫りこんである

色は黒ではあるが、よく見ると

黒一色に染めてあるわけではなく

下地の茶色が、うっすらと透けて見えている

この、さりげなさ具合も、とても気に入った


カバーをかける本は何にしようか

さんざん迷った末に

神保町の書店で見つけた

これまた、私のお気にいり中のお気に入り

森茉莉の、エッセイ集にした


ちなみに、ブックカバーのお値段は2千円

レザーにしては、信じがたいほど安い


これには、裏事情があって

ブランドが、「CAPIC」なのだ

この、キャピックブランドは、知る人ぞ知る

高品質で、低価格、デザインだけは少しあか抜けないが

気に入るものがあれば、お買い得

というのも

とても簡単に言うと

……刑務所でつくられている、刑務作業製品なのだ……


なので、気持ちが悪い方には

どうしても受け付けられないかもしれない

だが、そうでなければ

キャピックブランドの製品が売れることで

犯罪被害者への賠償金の原資になっている

品質もよく、社会正義にも

ほんの少し、参加できる

私は、かなりのヘビーユーザーだろうと思う


今月は、私の誕生日もある

毎月、自分のご機嫌を取るために買っている

プチギフトもある

9月は、本当に楽しい月だ

そして

この、祝いの品に見劣りしないように

自分を磨いていこうと思っている





0 件のコメント:

コメントを投稿