2024年9月3日火曜日

やっぱり必要では?防災庁

 私の住んでいる関東地方では

先週の台風10号以来

断続的に雨が降り続いて

地盤が緩んで土砂災害に注意、と

言われ続けている

神奈川県に住む同僚は

金曜日の昼休みに間に

自分の住んでいる町に

避難勧告が出されてしまい

大慌てで、早退届を出して

家に舞い戻っていった


地球温暖化のおかげで

台風が多くなっているのだそうだ

となると

来年は、もっと暑くなるだろうから

台風はもっと増えるだろう

再来年も、もっと、

そのたびに、テレビでは土砂災害の警報が出て

避難所では、パーテーションが足りなくなり

女性の授乳室や、着替え室が作れない、と

問題になるのだろうか


私はどうも、災害に関して

後手後手に回っているような気がしてならない

避難所のパーテーションや

女性の保護、性犯罪の予防等は

普段の時から、ちょっと注意しておけばできるのに

どうも、手が回っていない上に

最後には、市民の自己責任に丸投げされているように思うのだ


私は、自民党の総裁候補には

誰にも心を惹かれないのだが

石破サンの公約

「防災庁を作ります」だけは

いいことを言う、と思った


台風は、毎年必ず来る

南海トラフも、可能性は高い

首都直下型地震だって、幻想ではない

個人の備蓄や備えは

確かに、必要だが

それだけでは、どうにもならないものもある


先ほどの、パーテーションだけではない

例えば、道路沿いのビルの耐震構造である

道路沿いのビルが倒れれば、道をふさぐ

道がふさがれれば、消防車も

自衛位の車両も、通ることが出来なくなる

インフラの整備のためにも

地震の起きる前に、古いビル耐震構造のチェックと

補強作業が必要だと思うのだが

どうも、進んでいるようにも見えない


それに、いつも思うのだが

個人の備蓄として、ポータブルトイレが必要、と

言われており

確かに、私も10日分くらいの買い置きはあるのだが

そもそも、市町村や国が

トイレトレーラーを準備し

日本のどこかで天災があれば

他の地域から、トイレトレーラーが

各避難所に2台くらい派遣できるようになれば

その方が衛生的に決まっている

以前、お笑いコンビの「サンドイッチマン」が

トイレトレーラーを寄付したことが

美談となっていたが

本来は、これは国や地方公共団体の仕事で

それが、手が回り切らないところを

民間が補助する、というのが

ベストなのではないかと思っている


食糧に関しても、疑問が残っている

主に、ヤマザキパンをはじめとする製バン会社が

大量に寄付をしてくれているようだが

こういう時こそ

政府が備蓄米を放出して

おにぎりをはじめとする、非常食を

ドンドン配っていくようにすべきではないのか

どうにも、政府が怠慢のように見えるのだ


実際の災害だけに限らない

今回の、南海トラフ騒動のように

安全上、海水浴施設は閉鎖しなくてはいけないが

施設側の損害も大きい、というケースは

今後も、たくさん出てくるだろうと思う

そういう時に、迅速に補償金を配れるよう

システム化した方が良いと思うのだ


それには、やはり、防災関連を専門として

働く部署があった方が良いと思う

情報も、指揮権も、

今までのように、自衛隊は防衛庁

地震情報は気象庁、と

バラバラにしておくよりは

全部まとめて、集約化し

政府の指示がなくとも、ある程度は

例えば、マグニチュード7の地震があれば

自衛隊は自動的に出動、などというように

規定を定めて

現場での裁量を広く認める、

特別の省庁がある方が良いと思う


財源だが

あの、ロクな仕事をしない「子供家庭庁」をつぶして

ついでに、居眠り議員をはじめとする

国会議員の数を減らして

その予算で、何とかならないものだろうか


ともあれ

防災は、個人だけではどうにもならない

台風は、起きるとわかっているのに

防災設備が手薄なのはどうかと思う

私の目の黒いうちに

何とか、もう少し生きやすい社会に

なって欲しいものだと思う



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