2024年9月25日水曜日

あきれた知事・兵庫県斎藤知事(Part2)

 多分

自民党総裁選の候補者の

顔と名前は知らない人でも

この知事の顔と名前を知らない大人は

今の日本では、ちょっとレアかもしれない


兵庫県の、斎藤元彦知事


今まで、いろいろな県や、中には都でも

ちょっと、困った知事はいた

だが、この人はタガが外れている

明かな悪事が多すぎて

もう、ブログでは書ききれないくらいになっているが


その中で、最大のものは

「公益通報保護法」によって

公益通報をした人は守らなくてはいけない

公益通報があった時は

決して探してはならない、と法律で決められている

にもかかわらず

警察でも捜索令状為しでやってはいけないような

人権侵害をしながら

強引に、通報者を探し

副知事や、県庁の自分の手下とグルになって

その人を徹底的にいたぶり

自殺に追い込んだ

つまり

法律違反の犯罪者である上に

人を一人、いじめ殺したこと


第二に、公金の違法支出の疑いがあること

野球のチームの優勝パレードに

クラウドファンドを考えたところまでは良いが

寄付が集まらなかったため

信用金庫に補助金という名目で

市の公金から多額の金を融資し

パレードへの寄付金として、キックパックさせたこと

これは、警察の入るべき案件だ

どう考えても、背任罪が成立するだろう

この件に関しても、自殺者が出ている

この知事がらみの死者は、はっきりしているだけでも

すでに2名だ


おねだりや、パワハラ

なくなった方への名誉棄損、侮辱行為は

この際、ちょっと脇に置いておく

刑法に違反し

明らかに手が後ろに回る、犯罪案件は

この二つだと思うからだ


議会では

事実を明らかにするための委員会

「百条委員会」が開かれた

知事はあれこれと言い逃れをしていたが

知事としての資質に欠けるのは明らかで

……私に言わせれば

  犯罪の嫌疑がある以上

  知事というよりも、一般市民としての資質に欠ける

  というべきだろうと思うのだが……

議会は全員一致で、知事に不信任案を提出した

つまり、議会から知事に

「あなたと一緒に県政はできません」という

三下り半を突き付けたわけだ


不信任案が成立したら

あとは、三下り半を突き付けられた知事が辞職するか

知事が、いや、自分は絶対に正しい、と思うなら

議会の方を解散させて

選挙で市民の意見を問うか

それか、何もせずにぐずぐずしていて

強引に退職させられるか

この三つしかない


たいていは、辞職する

それだけのことがあったから、不信任決議が

可決されているのだから

自分の非を認め、

謝罪しながら辞職するのがほとんどだ


それが

この、斎藤知事は

自分から声をかけて

あちこちのテレビ番組に出始めた

そこで、一貫して主張するのは

「自分は悪くない

 自殺した人が、悪い人だった」


それだけでも、開いた口がふさがらないのだが

その理由が

「自分の悪口を書いた人は

 クーデター、革命、という言葉を使っている

 危ない人だから

 こういう人を排除した、自分の判断は正しい」


これをそのまま放送したテレビ局もテレビ局だが

ここまでのウソを平気でつける

メンタリティーも、ちょっと普通ではなかろう

そもそも、そのクーデターだの

革命だのという言葉を使っていると

どうしてわかったのか


法律上許されていない、パソコンの強奪を行い

これまた、法律上許されていない

プライベートな文書をこじ開けて

読んで初めて見つけた言葉だろう


つまり

「危ない人」だと思ったから、調べたのではなく

法に反する手段で、相手の情報をあさっているうちに

たまたま見つけただけ、のはずだ

それを、強引に自分を正当化する理屈に持ってくるとは

いやはや、ここまでの人物も

ちょっと珍しいだろう


そのうえ

「クーデター」だの「革命」だのというのは

子どもでもわかる

完全に、もののたとえで

本気ではない


というのも

「クーデター」というのは

国家の指導者を、武力を用いて

非合法的に転覆させることをいう

日本史上では、2.26事件がこれにあたる


兵庫県が、日本国に対してクーデターを起こす?

ばかばかしい、の一言だ

独立運動でもするのか、と言いたくなる

そもそも、どんな武力を持っているというのだ

三島由紀夫のように

自衛隊にでも接触していたのなら、まだしも

濡れ衣を着せるにも、ほどがあるだろう


それに、「非合法」ですらない

不適格な知事をクビにするのは

参政権の一種

地方自治体の首長の任免権、として

憲法上も認められている

基本的人権の一つだ

地方自治法には、リコールの

手続きに関する規定まである

もし、これが「違法」な「クーデター」なら

かつて、名古屋市長をリコールしようとした

高須クリニック院長は

クーデター容疑で、刑務所にぶち込まなくてはならなくなる


なお

地方自治法と、首長(つまり、知事である)のリコールは

小学校6年生の社会科で習う範囲で

いわゆる、私立中学を受験する子供の

ほぼ全員が知っている

いい大人で、しかも政治家の斎藤知事が

これを知らないのなら

かなり恥ずかしい話になるだろう


斎藤知事は

それでもまだ、辞職はしていない

27日までには、考えを固めて、と言ってはいるが

何を、どう固めるのかは、まだ言う気はないらしい

ネット記事では、知事のやり直し選挙に出馬し

再選を狙っている、と書いているものもある


どんなあきれた言い訳をする気かは知らないが

ご遺族のこともある

二重、三重に人を傷つける言い訳は

避けてもらいたいものだと

こればかりは、切に願っている









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