2024年9月30日月曜日

私から私へ・誕生日のイベントは5000円以内で温泉満喫

 今日は、職場の誕生日休暇をもらって

一日、お休みだ

なので、私の誕生日は、本当は昨日だったのだが

一日遅らせて、今日にすることにした


せっかくの誕生日

何かのイベントをしたい、と思った

何をすれば、一番楽しいだろうか

レストランに行くのも魅力的だ

年の数だけバラの花を買うのもゴージャスだ

デパートに出かけて

一番気に入ったセーターを買うのもいい

新しいウォーキングシューズも欲しい


だが、あれこれと考えた末に

徹底的に、リラックスできることにしようと思った

余計なイライラを全部振り捨てて

細かいことなど、どうでもいい、と

のんびりした気分になれて

健康にいいことはないだろうか


考えた末に、温泉が一番だと思いついた

広い露天風呂に、浮かぶくらいに

思いっきり体を伸ばして、つかりたい

誰にも気兼ねもせず、時計も外して

腹がすけば、食事にし

のどが渇けば、水を飲み

疲れたら、ごろりと横になって

読みかけの文庫本でも

うつらうつらしながら読む


予算の都合もある

この先、試験勉強にいくらかかるかわからない

その時になって、後悔しないように

予算は、5千円までだ


となると、温泉旅館は避けた方がいい

一泊してしまえば

どんなでも、一万円は超えるだろうし

足代もかからる

それに、旅館の食事は時間が決まっているので

そんなに好き放題、というわけにはいかない

特に、朝食は楽しみではあるのだが

朝、決まった時間に起きなくてはいけないのは

ちょっと、気にかかる


なので

今回は、思いっきりのワガママコース

日帰りの温泉施設に出かけることにした

私の住んでいる関東地方には

この種の施設が、かなりたくさんある

東京都内の天然温泉を探すだげでも

ざっと50件くらいはあるだろう


とはいえ、せっかくの誕生日イベントだ

銭湯スタイルや、スーパー銭湯スタイル

健康ランドは、ちょっと避けたい

バーデのような、水着エリアがあり

館内は素足で歩けるような

白木の二階建てで

大きめのレストランのあるところ

露天風呂は必須

そのほかにも、ジャグジーやサウナも欲しい


休憩所は、少し眠っても良いように

暗めの部屋があるところにしたい


と、いろいろ探し回った挙句

日帰り温泉の「庭の湯」に行ってきた

場所は豊島園の跡地

ハリーポッターの施設の、すぐ隣だ

新宿から大江戸線で、20分もかからないところにある

大規模天然温泉施設だ


入館料は、平日なりで割引があり

2700円だった

これで、丸一日遊べるのだから

リーズナブルな方だと思う


少し早めについたので

水着エリアでの、アクアビクスのレッスンも

受けることができた

これも、無料だ

水着エリアは、遊泳は禁止だが

プールのように歩くこともできるし

一人用のネックシャワーやら

フロートマッサージやら

ものすごい水圧で、凝っていた部分を

全部マッサージしてもらったようなものだ


その後、アロマサウナで少し汗を流してから

レストランに向かった

庭のみどりがよく見える

展望席に座って、優雅な昼食、のはずだったのだが

この「庭の湯」で唯一不満を言うとすれば

レストランだろう

正直、「何か労働争議でもやっているのか?」と

本気で思うようなレストランだった


異様なほど、「やる気」がないのだ

全員ではない

座席の案内をしてくれた店員さんは

とても感じがよく、笑顔がさわやかだった

だが

注文して出てきたカツ煮を見て

愕然とした

カツ煮といえば、カツを卵とじにする料理だが

この卵が、火がきちんと入っていないのだ

半熟、というのではない

卵の白身が、白くならずに

透明のままのところが残っている

黄身の部分も生だ

鉄の器に入り、鍋敷きの上にのせて

出てきていたので

恐る恐る、鉄の器にそっと触ってみたところ

冷めている

鍋敷きどころか、素手で触っても

なんともないくらいの温度だ

これは、間違いなく

レンジだか、オーブンだかで

温める時間を間違えたのだろう

そして

湯気一つ立てず、どう見ても生焼けのそれを

変だとも思わず、できました、と盆にのせ

運ぶ方も、妙だとも思わず、持ってきたのだろう


それに、もう一つ

運んできてくれるまでに、少し時間がかかったので

私の水のグラスはからになっていた

それでも、水のお代わりをくれなかった

なので、私から

水のお代わりをお願いします、といったところ

ほかの人に出す予定で持っていたらしい

水の入った新しいグラスを

無言のまま

ドン、と音を立てて私の机に置いて

そのまま、行ってしまった

前のグラスは、下げてくれなかった上に

しつこいようだが、繰り返すが

無言のまま、だ


いやはや、ここまでくると

世の中には、こういうこともあるのか

長生きはしてみるものだ、と

妙な感心をしてしまう

次は、もっと簡単な

冷奴と、チャーハンあたりを頼むことにしよう


とはいえ

温泉は、実によかった

少し、硫黄の匂いのする

透明ではあるが、茶褐色の

紅茶のような水質だ

筋肉痛にきく、とのことだが

私は、肩こりによくきいて

今は、自分に肩というものがあるのか、と

思うくらいに、首と肩が軽い

これは、オマケではあるが

肌もツルツルと、気持ちがよい


猫と私の夕食の時間には家に帰りつき

手製のローストビーフとサラダ

ブロッコリーとコーンのホットスムージーという

私好みのディナーで

誕生日を祝うこともできた


今年も、楽しく幕開けを迎えることができた

今年一年、毎日を大事に生きて

次の誕生日を迎えるときにも

楽しい一年だった、と言えるようにしたい






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