喘息の発作、とまではいかないが
気道が細くなって、ゼイゼイ、ヒューヒューと
不気味な呼吸音がしている
体が大事なので
仕事の方は、有休をいただいた
あまりにも、申し訳ないので
連休明けには、お詫びにお菓子でも
差し入れようかとは思っているのだが
体調がこうなると、ただひたすら
休んでいることしかできない
ただ、少し呼吸が楽になってくると
さすがに、退屈してくる
かといって、テレビなどをみていると
妙に疲れてしまう
ぱらぱら、と眺められて
疲れたらすぐにポンと放り出して
目を閉じてしまえるものがいい
なので
体調が戻るまで
ジェロントロジーのテキストを読んで
過ごすことにした
何を隠そう
今月末、26日には
ジェロントロジー(老年学)の検定試験があるのだ
そもそも、ジェロントロジーとは何かというと
20世紀になってから、初めてできた
新しい分野の学問で
「老年学」と訳されている
とても早い話が、高齢者が幸せに生きるには
どうしたらよいか
今まで、医学、心理学、金融、社会学、などなど
細分化されていた情報を一つに集めて
高齢者の生き方、と
大きくまとめた学問をいう
これが、非常に面白い
例えば、現在、一人暮らしの高齢者は5人に1人
これから、どんどん増加する傾向にある、とか
日本の個人消費の5割以上は
65歳以上のシニアによる消費だ、とか
それ出ていて、半径500メートル以内に
食料品店がなくて
生鮮食品を買うことができず、困っている高齢者は
200万人以上いる、とか
覚えるのは大変だが
非常に興味を惹かれる内容だ
高齢者の心理や、地域デビューの方法
認知症になったときの、公的な保護の制度まで
幅広い内容なので
勉強しておいて損はない、と思った
最初は、興味本位で
公式テキストを読んでみたのがきっかけだった
読んでいるうちに、見事にはまった
私が特に惹かれたのは
栄養に関する部分で
高齢者でも、必要な栄養素とその分量は
青年期と、ほぼ変わりはない
特に、タンパク質は若者と同量が必要で
俗にいう「粗食は長生き」というのは
単なる迷信、しかも、有害な迷信として
「フード・ファディズム」と名前までついている、と
学んだ時には
思わず、うめいたものだった
どうせなら、形にしておこうか、と思い
検定試験も受けることにした
というのも
この試験を申し込んだのは
ファイナンシャルプランナーの実技試験の前で
実技試験は必ず受かるだろう、と
自信があったからだ
ファイナンシャルプランナーの試験を終えて
手のすいたときに勉強するのに
ちょうど良いだろう、などと
甘すぎる考えを抱いていた
ともあれ
検定料は払い込んでしまったし
ほかに特にやることもないし
テキストは薄く、ちょっとしたパンフレットと
同じくらいの大きさと厚さなので
何といってもお手軽だし、と
三拍子そろっているので
何はともあれ
無理をしない範囲で勉強して
今月の試験に臨もうと思っている
正直、喘息がなんとか収まってくれて
集中して勉強できれば受かるだろうが
発作が悪化したら、それで終わりだ
合否の結果は、喘息しだい
なので、あまり思いつめず
とりあえず、気楽にやろうか、と
のんきに考えている
ちなみに、下の写真は公式テキスト
一読するだけでも、かなりためになるし
何よりおもしろいので
週刊誌の「シニアの生き方」記事をよむくらいなら
こちらを読んでみることをおススメする