2024年10月10日木曜日

10月26日に受験します・ジェロントロジー(老年学)検定

 喘息の発作、とまではいかないが

気道が細くなって、ゼイゼイ、ヒューヒューと

不気味な呼吸音がしている

体が大事なので

仕事の方は、有休をいただいた

あまりにも、申し訳ないので

連休明けには、お詫びにお菓子でも

差し入れようかとは思っているのだが


体調がこうなると、ただひたすら

休んでいることしかできない

ただ、少し呼吸が楽になってくると

さすがに、退屈してくる

かといって、テレビなどをみていると

妙に疲れてしまう

ぱらぱら、と眺められて

疲れたらすぐにポンと放り出して

目を閉じてしまえるものがいい


なので

体調が戻るまで

ジェロントロジーのテキストを読んで

過ごすことにした

何を隠そう

今月末、26日には

ジェロントロジー(老年学)の検定試験があるのだ


そもそも、ジェロントロジーとは何かというと

20世紀になってから、初めてできた

新しい分野の学問で

「老年学」と訳されている

とても早い話が、高齢者が幸せに生きるには

どうしたらよいか

今まで、医学、心理学、金融、社会学、などなど

細分化されていた情報を一つに集めて

高齢者の生き方、と

大きくまとめた学問をいう


これが、非常に面白い

例えば、現在、一人暮らしの高齢者は5人に1人

これから、どんどん増加する傾向にある、とか

日本の個人消費の5割以上は

65歳以上のシニアによる消費だ、とか

それ出ていて、半径500メートル以内に

食料品店がなくて

生鮮食品を買うことができず、困っている高齢者は

200万人以上いる、とか

覚えるのは大変だが

非常に興味を惹かれる内容だ


高齢者の心理や、地域デビューの方法

認知症になったときの、公的な保護の制度まで

幅広い内容なので

勉強しておいて損はない、と思った


最初は、興味本位で

公式テキストを読んでみたのがきっかけだった

読んでいるうちに、見事にはまった

私が特に惹かれたのは

栄養に関する部分で

高齢者でも、必要な栄養素とその分量は

青年期と、ほぼ変わりはない

特に、タンパク質は若者と同量が必要で

俗にいう「粗食は長生き」というのは

単なる迷信、しかも、有害な迷信として

「フード・ファディズム」と名前までついている、と

学んだ時には

思わず、うめいたものだった


どうせなら、形にしておこうか、と思い

検定試験も受けることにした

というのも

この試験を申し込んだのは

ファイナンシャルプランナーの実技試験の前で

実技試験は必ず受かるだろう、と

自信があったからだ

ファイナンシャルプランナーの試験を終えて

手のすいたときに勉強するのに

ちょうど良いだろう、などと

甘すぎる考えを抱いていた


ともあれ

検定料は払い込んでしまったし

ほかに特にやることもないし

テキストは薄く、ちょっとしたパンフレットと

同じくらいの大きさと厚さなので

何といってもお手軽だし、と

三拍子そろっているので

何はともあれ

無理をしない範囲で勉強して

今月の試験に臨もうと思っている


正直、喘息がなんとか収まってくれて

集中して勉強できれば受かるだろうが

発作が悪化したら、それで終わりだ

合否の結果は、喘息しだい

なので、あまり思いつめず

とりあえず、気楽にやろうか、と

のんきに考えている


ちなみに、下の写真は公式テキスト

一読するだけでも、かなりためになるし

何よりおもしろいので

週刊誌の「シニアの生き方」記事をよむくらいなら

こちらを読んでみることをおススメする




2024年10月9日水曜日

今夜と明日がヤマ

 私は喘息の持病があり

季節の変わり目は、発作の可能性が高い上に

気温が極端に変わると

ますます、その可能性が高くなる、と

昨日のブログに書いた


昨夜は、なんとか発作が出ずに済んだ

だが、今日の日中はますます大変だった

私の住んでいる関東では

気温が全く上がらず

ほとんど、冬の初めくらいの温度

長袖だけでは足りず、上着が必要だった


こうなると、もうどうしようもない

唯一できることは、とりあえず病院に行くこと

帰ってきたら、温度調節をした部屋で

何はともあれ、休むことだけだ


役職定年になっているので

仕事は、あまり責任の大きなものは無い上に

私の喘息の持病は

人事課も知ってるくらい、有名なものなので

この時期に、急ぎの仕事が割り振られることは

現役時代にも、ほとんどなかった

なので

当日ではあるが、何の心配もなく有給休暇をいただき

今日、明日、明後日と

ひたすら、療養に励むことにした


天気予報によると

寒いのは、今晩までで

明日からは、また気温が回復するとのこと


ということは、また明日も

発作を心配しながら

びくびく過ごすことになりそうだが

正直、そんなことばかりやっていると

あまりに、陰陰滅滅としてきて

別の病気にでもなりそうな気がしてきたので

何か、楽しいことを考えることにした


そういえば、まだ10月の

「自分の機嫌を取る」プレゼントを

考えていなかった

何にしようか、とあれこれ迷った末に

今月は、物ではなく、体験をすることにした

10月に、ルピシアという紅茶メーカーが

「グランマルシェ」という、紅茶フェスをやる

場所は、横浜

入場には予約は必要だが

入場料は無料だ


入場無料、これはいい

これに行こう、と決めた


横浜といえば、中華街だ

その日は、朝から家を出発して

港の見える丘公園を散歩、バラ園を見学

坂を下って、中華街まで歩き

あまりこまない、穴場の店で

麻婆豆腐を食べよう

焼売をいくつか買ったら

午後のティータイ―代わりに、紅茶フェスティパル

ちょうど良いルートになるだろう


この、「ルピシアグランマルシェ」は

昨年も行ってみたところ

非常に楽しかった

一種の展示即売会ではあるが

ルピシアで販売している、ほぼ全種類の紅茶が

10パーセント引きで販売しているうえに

そのほぼ全部の種類が、試飲できる

かなり、おトク感のあるフェスティバルだ

フェス限定の紅茶も出ている

闘茶コーナーもあり、茶を飲んで、その種類をあてる

「美味しんぼ」の山岡が大喜びしそうな

ゲームもあった

ルピシアは、食品やスイーツも販売しており

レストランコーナーもあった


それに、何より気に入ったのは

ルピシアの専属バンドの音楽ショーだ

ルピシアは、北海道のメーカーで

北海道には、直営のレストランも経営している

そこのステージに出ている、ジャズバンドだ

とにかく、アレンジがしゃれている

「ずいずいずっころばし」や「茶摘み」のような

どう聞いても、小学校唱歌にしか、ならないような曲を

見事に、あかぬけたジャズに編曲して

軽やかに歌っている

あまりに気に入ったので、去年はCDまで買い込んだくらいだ


ルピシアでは、クリスマスごとに

新しい種類の

クリスマスイメージの紅茶を発表している

今月は、クリスマス紅茶を一つと

北海道のジビエメニューを一つ

あとは、フルーツティーと、お茶請けのスイーツを何か


そう考えているうちに

陰々滅〃は、いつの間にか消えてくれた


まだ、喘鳴は残っているが

……喘鳴というのは

  俗にいう、喘息患者ののどが

  ヒューヒュー、ぜーぜーと音を立てる、あれのことだ

  気道が狭くなつているので

  笛が音を立てるのと同じ原理で

  のどが鳴ってしまうのだ……


あと数時間

今日の寒さと

明日の、急激な温かさを乗り切れば

この喘鳴も終わるだろう

そうしたら、ルピシアだ


紅茶とフェスがあるのだ

楽しいことなど

ちょっと探せば、ゴロゴロ転がっている

元気になって、楽しみを

拾いに行かなくては、もったいないではないか


まだまだ、頑張れるぞ!!




2024年10月8日火曜日

体調絶不調・どうか発作がでませんように

 私の住んでいる関東地方では

昨日と今日で、すっかり気温が変わった

昨日は、とにかく暑く

日当たりのよい私のオフィスでは

クーラーのお世話になったものの

それでもまだまだ

仕事帰りには、冷たい麦茶を

何杯かあおったものだった


今日は、打って変わって

半袖など着ていたら

間違いなく風邪をひくだろう、という寒さだ

タンスの奥から、トレーナーを引っ張り出し

押し入れの奥底から、毛布も出し

とにかく、温かく、体をいたわろうと思う


というのも

私には、喘息の持病があるからだ


もともと喘息は

季節の変わり目に、発作が出やすいが

それだけではない

気温の変化に、とても弱い

一日に十度以上の寒暖差があると

まず、何かではかったように

デジタル式に、発作が起きてくる


強い薬で止めようと思えば止められるのだが

強ければ強いほど、副作用も強い

特に、私の場合はジンマシンが出る

しかも、内臓にだ


こういう時は、一人暮らしというのは

何とも、心細い

父と同居していたときには

いざとなれば、父の部屋に行き

ぶっ倒れていれば

父が救急車を呼んでくれるだろう、という

安心感はあったのだが

父を見送って以来、完全に一人だ

救急車は、自分で呼ばなくてはいけない


だが、喘息の発作というのは

気道が極端に狭くなっている

つまり、ずっと首を絞められているようなもので

わずかに息ができるだけ

おかげで窒息せずにいられる、という状態なのだ

とうてい、会話などできた状態ではない

119番に電話をしたとしても

住所を伝えることができない


だが、不安に思えば思うほど

発作がひどくなる傾向もある

なので

ここは、すっぱりと割り切るしかあるまい


夜中に発作が出て

呼吸困難になったら

ジンマシンが出てもいいので

強い薬で発作を止める

止まっている間に、タクシーを呼んで

救急病院に送ってもらう

ジンマシンの処置は、病院についてから

丁寧にやってもらえばいい

ジンマシンで死ぬことはないのだから


肝をすえたら、少し気持ちも落ち着いた

今夜さえ乗り切れれば、まあ、なんとかなりそうだ

こんなことなら

いつ、暖房をつけてもいいように

エアコンの掃除は早めにやっておくのだった


もし、今夜をなんとか持ち越せたら

明日は、必ずエアコンの掃除をすることにしよう


どうか、うまくいきますように

どうか、発作がでませんように





2024年10月7日月曜日

「ご自愛」しかない生活・一人暮らしシニアの極楽生活

 NHKの朝の番組

朝ドラが終わってすぐの時間帯に

「アサイチ」という情報バラエティーがある

この特集が、案外と面白いものが多く

ちょくちょく、ビデオにとっているのだが


今日の特集は「ご自愛」

つまり、自分で自分をいたわって

幸せに過ごす方法

「あなた流を教えてください」

というようなものだった


一通り、ビデオを見終わった感想としては

「一人暮らしシニアは、極楽だ」


というのも

一人暮らしなので、誰かのために

時間や労力を取られることがない

とりわけ、介護がない


番組の中では

認知症のある、親の介護をしている人の

VTRが映ったが

これは、相当に苦しそうだった

番組が紹介した人は

それでも、「ご自愛」を実践していた


その人は、近所のスーパーで

300円以内、と決めて、タコを買い

丁寧に下処理をして

自宅でたこ焼きを作ること

認知症で、噛むことのできない親のためには

具を入れないたこ焼きを作り

フードプロセッサーですりつぶして

食べられるようにしている、と紹介されていたが

私には、とてもではないが、真似できないと思った

ひたすら、頭の下がる思いで見ていた


一人暮らしシニアには、この苦労が無い

……ちなみに、私は両親を見送っている

  父は、いわゆる「ピンピンコロリ」で

  頭脳は、最期の時まで、私よりもクリアーだった

  自分の最期は自宅で迎えたいという希望だったので

  退院し、自宅で療養し

  そのまま、自室のベッドで眠りについた

  なので、私はほんの1週間ほど

  介護、というよりも「ナンチャッテ介護」を

  したようなもので

  まるで、父が、父の死後に「私は何もしなかった」と

  自分を責めることのないように

  少しだけ、介護の真似事をさせておくか、と

  考えていたような感じがした……


家族の食事を用意する必要もなければ

朝、何度起こしても起きてこない家族に

イライラすることもない

夕食も

作りたければ、自分で作るが

面倒なら、帰宅途中に外食するのも自由だ


仕事がなければ

寝る時間、起きる時間も好き放題

見たいテレビを見るのも

少しくらいは勉強をしてみても

ジムに通ってみても

月の予算の範囲内ならば

なんの問題も無い


しばられるのは、月々の予算と

出勤、退勤の時刻だけ

あとは、完全に自由だ

「ご自愛」のある生活、どころではない

生活全体が、自分好みにアレンジできる

「ご自愛」しかない毎日だ


おまけに

私は、月に2千円から3千円の範囲で

「自分のご機嫌を取る」

費用を使っている

すると、毎月一つずつ

自分の好きなものが増えていくわけだ


例えば

ジェットストリームのCD・二枚組

ジムで着るTシャツ・アディダスブランド

ロイヤルコペンハーゲンの小物入れ・古物屋で購入

江戸切子のグラス・B級品

ダロワイヨのマカロン・B級品

神戸のラスク・半額フェア


好きなものが、どんどん増えていく

好きなものを使う、幸せな時間も

どんどん増えていく


そのうえ

一人暮らしをしていると

嫌な人と、付き合わずに済む


例えば、嫌な親戚だ

この先、私の葬式に来てもらうくらいしか

付き合いたくはない、と思うような親戚なら

付き合いも、フェードアウトしたとしても

誰も、咎める人はいない


職場もそうだ

これは、どうしても顔を突き合わせないと

いけないかもしれないのだが

この人間関係も、かなり薄まってくる


役職定年になっているので

いわゆる「出世競争」など、過去も過去

決して戻らない世界だ

こうなると、社内には誰一人「ライバル」がいなくなる

同期もそうだ

年金額などには差が出るかもしれないが

再就職も、天下りができるような立場ではない

実力で、職を探して、見つけていく

ライバル、というより、戦友

情報交換仲間、という色彩の方が

ずっと濃くなってくる


どうしても離れられないのは

職場の「教育係」だけだろう

と言っても、シニア層が教育するわけではない

完全に、逆だ

新人や、平社員がやっているような事務は

確かに、入社直後にやってはいたものの

現在では、すっかり電子化されているので

根本から、やり方が変わっている

若い同僚に先生になってもらい、やり方を教えてもらう

それが、役職定年後のシニアの立場になる


こうした同僚たちは、ほとんどが、かなり年下だ

ありがたいことに、年齢差のおかげで

そこそこの距離を保っていられる

昔の人は良く言ったもので

「君子の交わりは淡くして水のごとし」

この典型例になってくるのだ


距離感が近すぎると、どうしても

くだらない感情的な藩閥も出てくるだろうが

たがいに、敬語をつかい、「サン」で呼び合う

昼食は別、酒の席は無しだが

昼休み終了前のコーヒーくらいは

自席で一緒に飲み

数分の世間話くらいはする

朝晩、笑顔で挨拶のできるという

職場での人間関係の距離感が

私にとっては、非常に心地よい


まさに、一人暮らしシニアこそ

ストレスフリーの理想の人生

自分が倒れた時に、見つけてもらえるように

病院に運んでもらえるように、という

部分だけをきちんとしておけば

最高のライフスタイルだと

私は思っているのだが、いかがだろうか




2024年10月6日日曜日

これは超便利・ノンフライクッカー

 私が、今年の自分の誕生日に

自分に贈ったプレゼントは

1人用の、小型ノンフライクッカー

5000円也だった


ノンフライクッカーというのは

文字通り

油を使わずに揚げ物を作れる調理家電だ

揚げ物、というのは正確ではない

ポット式の機械の内部ポケットに

食材を入れておくと

熱風が起きて、食材を油で揚げたような

食感にしてくれる、ということだ


外はカリッと、中はふんわりと

コツはいろいろありそうだが


現在、作ったものは、たいてい大成功をしている

一番簡単なのは、フライドポテトだ

単にジャガイモの皮をむき

スティック状に切り

天ぷら油でも、サラダオイルでも、オリーブオイルでも

とにかく、油を絡めておく

余熱したクッカーに入れて

200度で10分、中身のジャガイモを裏返して2分

これで、ジャガイモ1個分のフライドポテト・油無しが

簡単に出来上がりだ

電気代を入れても、80円くらいの実費だろう


感激ものだったのが、ナスの揚げびたし

まず、ナス1個を一口大の乱切りにして

切ったナスに油を絡めておく

ナスは油と相性が良いので

ただ切っただけの、生のナスでも

十分、油を吸ってくれる

これを、クッカーの中に入れ

180度で8分、ナスを裏返して2分

これで、ナスの素揚げの出来上がりだ

これを、めんつゆにつけておくだけだ

私は、市販品よりもずっとおいしいと思った


揚げ出し豆腐もできる

豆腐は、水切りをした後で

1丁を、16分の1くらいに切る

分厚いので、厚みも半分にした方がいいと思う

これに、片栗粉をまぶしつけ

あれば、オイルスプレー機で油を霧吹き

無ければ、スプーンで上と横に油を塗る

200度で10分、裏返して6分

これで、豆腐にはちょうど良く、衣もつくので

このまま、めんつゆに浸しておくだけだ


買うときには、すぐに飽きてしまわないか

買っても結局、押し入れの肥やしにならないか

その点を一番心配したのだか

それどころか

非常に便利な調理家電として

毎日、酷使されている


今後、大活躍しそうなのは

朝の弁当作りの時だ

クッカーにかけて10分くらい

放っておけるのが、ありがたい

サクサクの揚げ物風で、油がないので

弁当に入れても、油が染み出すという

あの、恐怖体験をしなくてすむ

さすがに、めんつゆは使えないが

揚げ物同様に、塩で食べればよさそうだ


明日あたりは、唐揚げか、メンチカツなど

弁当のメインのおかずになりそうなものに

チャレンジしてみようかと思っている

うまくいけば、儲けものだ

弁当のQOLが爆上がり間違いなし


誕生日のプレゼントが

これほど、大当たりなのも珍しい

どうやら、今年は「何か持っている」年らしい、と

一人でニンマリとしている





2024年10月5日土曜日

65歳以降の再就職・学校関連

 今日、Xのトレンドワードを見ていたら

「このままでは学校があぶない」

というのが入っていた


私の正直な感想は

「何をいまさら」だ

学校の先生の数がどんどん減っている

退職者が多い上に、なり手がいない

すでに、四千人以上の欠員がいるが

補充できる当てがない

このままでは、公教育が崩壊する

そんなことは、もう十年近く前から言われてきた


一つには、収入の低さもあるが

一番の原因は、仕事が多すぎることだ

授業は普通に、六時間ある

これに、朝と放課後の部活指導が重なる

給食は生徒と一緒に食べるので

昼休みは、働いているのと同じ

休み時間も休めない


そのうえ、持ち帰り仕事が多い

定期テストの作成、採点

文化祭、体育祭のイベント準備、修学旅行のブランづくり

受験学年の担当に当たれば、内申書書き

これに、学期ごとの進路指導と、三者面談の準備

クレーマー保護者がいれば、その対応


夏休みや冬休みがあるではないか、と

確かに私も、思っていたことがある

だが

これも、たいてい夏には部活の大会がある

野球の甲子園に限らず

体育系の部活はたいていどれも

夏休みは大会シーズンだが

文科系の部活でも

俳句や、演劇、吹奏楽の大会があり

その指導や合宿で

教師は決して「夏休み」にはならないのだそうだ


ここまでひずみが出てきたら、どうするか


私は、おそらく

授業関連、保護者関連以外の業務は

少しずつ、外部に発注していくように

なるのではないかと思っている

現実問題として

特に、東京都と横浜市では

部活を外部の指導員に任せる学校が増えており

サイトで、「部活指導員」を募集している


学校業務でもそうだ

教員免許不要の、学校業務

授業の教材の整備や、教室の準備

印刷や搬送などの事務は

「教育事務」と名付けられ

ほとんどの自治体の教育委員会が

ホームページで求人を出している


こうした仕事の一番のうまみは

まさに、年齢制限がないこと、だ

教員ではないので、教員免許もいらない

仕事の時間は短く、長くて3時間程度

それでいて、社会保険完備だ


部活指導員の求人は

今のところは、サッカーや、テニス、野球など

スポーツのコーチに偏っているようだが

これが一般化してくれば

どこの学校にもある、吹奏楽や、調理部、ダンス部

学校によっては、あるものもある

英会話部や、園芸部、将棋部、囲碁部、華道部

まさに、大人で言えば「カルチャーセンター」だ

50歳くらいから、自分の趣味を磨いて

人に教えられるレベルまでもっていけば

部活指導員の仕事をゲットして

まさに、「好きなことを仕事にする」生活を

手に入れる可能性も出てきた

例えば、マンガ、釣り、陶芸、ヨガ

学校の先生では顧問を仕切れない趣味でも

シニア層なら、対応できるものもかなりあるだろう


ちなみに私は

何としても、何年かかっても

ファイナンシャルプランナー1級に合格して

「ファイナンシャルプランナー部」の部活顧問

また、現在勉強中の

アロマテラピー1級になんとかして合格して

「アロマテラピー部」顧問

このどちらかを狙っている


あと五年のうちに、公教育の分野は

大きく動くだろう、というのが私の予想だ

何か趣味をお持ちの方は

だまされたと思って

あと五年、徹底して磨いてみてはいかがだろうか

それに、もし狙い通りにいかなくても

趣味ざんまいの五年間は

とても楽しいものになるのではないかと思っている








2024年10月4日金曜日

私の寿命はいつまでか・「寿命タイマー」の結果

 同僚から、面白いテストがある、と聞いた

ネットで無料で、すぐにできる

20個くらいの質問に答えると

自分の寿命の尽きる日時が表示される


しかも、いわゆる「お遊び」ではなく

運動はどのくらいするか、たばこは吸うか

食事の好みの味付けはどうか、など

質問がかなり本格的で

ちょっと、健康診断の時に提出する

問診表のようなのだそうだ

しかも、トップページには

「寿命に関するデータから

 厳密に設計したもの」と書いてある


悪趣味なお遊びなら、興味はなかったが

ここまで本格的だと、やってみたくなった

しかも、最後には講評もついていて

自分の生活習慣のどこを、どう直せば

より長寿になるのか、わかるようになっているとのこと


思い立ったが吉日、と

昼休みに、すぐにやってみた

体形や、睡眠時間などの質問に答え

待つこと、しばし

結論は、実にはっきりと

具体的な日時で表示される

私の死亡推定日時は

2051年2月28日、

あと26年と152日だ


ううむ、これでは納得がいかない

90になる前に寿命が来るのでは

どう考えても、短すぎる

当初の計画では、100歳を迎えて

100歳記念に、残った預金と相談して

ちょっと長めの海外旅行に

行く予定だったのだ

それが、90歳にもならないうちに

この世とお別れでは

桜も、紅葉も、まだまだ見足りない


では、どこを修正すればよいか

選択肢を少しいじって、実健してみた

まず、すぐにでもできそうなのが

睡眠時間を6時間から7時間に増やすこと

今、週3回行っているジムを

30分程度で週6回に増やすこと

それだけを修正して、入力してみたら

私の死亡推定日時は、34年154日に

劇的に長くなった

第一目標の、90歳は軽く超える


よし、では、今年の目標はこれで行こう

毎日、7時間眠る

仕事帰りには、家に直行せず

電車を途中下車してジムに向かい

30分だけ運動して帰る


これなら、明日からでも達成できそうだ

しかも、これだけで90歳の壁をこえられるなら

やらない方が、損としうものだ


寿命タイマーのサイトの

URLを、下に貼っておく

青字の部分をクリックすれば

サイトに行きつくようになっている

ただ、一点だけ

これは、サイトにも書かれている注意書きなのだが

不安や、抑うつ、自傷行為を

考えておられる方は

絶対にやらないでください


約束ですよ


寿命タイマー / 死に体診断 - あなたの死亡予定日教えます (arealme.com)




2024年10月3日木曜日

10月スタート・還暦からスタートする語学マスターへの道

 10月、というと

4月の次に、新しいことを始めるシーズンだ

ダイアリーなども、10月はじまりのものが

ちょくちょく売っている

NHKの朝ドラも、新番組が始まる

それに、NHKの語学講座も

10月から、新学期になる


私の誕生日は9月29日だ

丁度、還暦になったタイミングと一致する

何かを始めてみよう、という気になった


できれば、趣味と実益を兼ねて

健康や、認知症の予防、将来の仕事など

何か、未来につながることがいい


しばらく考えた末

NHKのラジオ講座

英語はすこし、大学入試でやり飽きたので

全くほかの、興味のある語学を

始めることにした


語学を選んだ理由は、単純だ

NHKのテキスト代、600円でできること

口を動かして練習するので

定年後、誰とも話さない日が続いても

毎日、陽気にしゃべって暮らせそうなこと

いつかは、海外旅行にも出かけてみたいこと

それに

ささやかながら

観光ガイドの仕事につながる可能性があること


フランス語の発音も、魅力的だ

ドイツ語を勉強して

第9をドイツ語で歌うのも、楽しそうだ

だが

いろいろ迷った末に、私が選んだのは

スペイン語だ


というのも

行きたいところはたくさんあるが

一つ選べ、と言われたら

ガウディの建築物

サグラダ・ファミリア教会を見てみたい

丁度、私が定年刷るころには

教会が完成しているはずだ


それに、スペイン語ができると

ちょっと、特殊な求人がある

志摩にある、テーマパーク

「志摩スペイン村」の

スペイン人ダンサーやシェフの

通訳兼、パレードの時のフロートの運転手

住み込みで働く、半分リゾートバイトのような仕事だ

面白そうな仕事でもあるし

何よりありがたいことに、志摩には温泉もある

帰りに毎日、温泉につかれる

うむ、最高だ


スペイン語は、少しばかりかじったことはあるが

ほとんど、お遊びのレベルだ


還暦をきっかけに

新しい趣味と、認知症予防を兼ねて

スペイン語をスタートしたい

もし、興味のある方がおられたら

コメントを頂けると、幸いだ

「アラカン・スペイン語クラブ」など

一緒に結成しようではないか


目指せ、志摩スペイン村通訳への道!!




2024年10月2日水曜日

おすすめのテレビドラマ・「団地の二人」

 日曜日は、ほとんどテレビづけ、というくらい

楽しみにしている番組が多い

朝の8時からは

「趣味の園芸」「野菜の時間」の

二つ続けて、園芸関連の番組

五時半から始まる「笑点」

大河ドラマ「光る君へ」は

「笑点」の直後の6時から、BSで見ている


夕食を済ませたら

「日曜美術館」の再放送

そして10時からは、私の今期最高のお気に入りドラマ

「団地のふたり」を楽しみにしている


「団地のふたり」は

キョンキョンこと、小泉今日子と小林聡美のダブル主演

だが、二人とも

キラキラしたアイドルや、美人女優には見えない

むしろ、どこにでもいる50代の一般市民だ










ストーリーは、淡々、ほのぼの系だ

この二人は、子どものころから

同じ団地に住んでいる幼馴染で

それぞれ、別の人生を歩み

いろいろあった末に

また、子どものころから住んでいた

同じ団地に戻ってきて

仲の良い友人同士として

なじみの、団地の住人達と一緒に

日々を過ごしている


一話完結型だか

事件、というような、大げさな事件は起きない

とはいえ

扱う内容そのものは、かなり重い

認知症になった親の介護

親は、介護をしている自分の息子のことが

わからなくなっている、という回や

LGBTで一緒に暮らしていたパートナーが

突然、黙っていなくなってしまった

その恋愛相談から始まる

親の事業を継ぐ話など

大げさに、深刻に書こうと思えば

どこまでも悲劇的にまとめられるエピソードなのだが


どれも、決して深刻にはならない

むしろ、「こんなことあるよね、生きてるんだもの」と

言いたげに

さらりと受け流されていく

団地に溶け込めないヤンママも

絶対的なピンチになった時には

いつも、ゴミ出しやら服装やらに

文句をつけてきていた、団地のシニア住人たちが

こぞって、わがことのように助けてくれたりする


もう、とっくになくなってしまった

地域社会のきずなが

恩着せがましくなく、まるで、自然現象のように

ごくあたりまえに、静かに描かれる

思ったようにいかない人生でも

さりげない思いやりと、優しさ

そして、何より、ユーモアという

パステル調に染め上げ

ふわふわと、平和に生きていく

一つの、とてもあたたかな幸せの形を見ているようで

作り物、ドラマとは知りながらも

見てたとは、どこかほっこりとしてくる










団地ではあるが

私には、この団地が

この世にありそうで、どこにもない

理想郷のように見える


脇を固めるのも

橋爪功、由紀さおり、名取裕子、杉本哲太と

かなり豪華メンバーなのも

さすが、NHKだ


あまりに、気に入ったので

ドラマだけではあきたらず

図書館に行って、原作本の予約まで

してきてしまった

だが

やはり、同じことを考える人が多いと見えて

予約が殺到し、半年待ちなのだそうだ


がっかりはしたが

このドラマのファンがそれだけ多いということ

また

あの理想郷を、いいな、と思う人が

それだけ多い、ということだ

残念は、残念ではあるのだが

どこか、うれしい残念だった


だか、半年はあまりに長い

そのうち、もし見つかったら

ブックオフあたりで、買ってしまうかもしれないな、とも

思っている


ちなみに、下に貼っているのは

ドラマ版「団地のふたり」のBGM

楽譜は出ていないので、耳コピで楽譜に落とし

演奏しているのだそうだ

これがまた、ドラマの雰囲気を実に見事に

音楽化した、いい曲だったりする

この曲で特注して

オルゴールでも、作ってもらえないだろうか、と

これは、少し本気で考えている





2024年10月1日火曜日

高市早苗と、総裁選と、女の敵は女か?の疑問と、カルト宗教の話

 職場で、自民党の総裁選の話になった

一回目の投票で、ほぼ高市サンに決まりかと思ったら

見事などんでん返しで、石破サンに決まった

高市サンはハラワタが煮えくり返っているらしく

石破サンから提供されたポストを

幹事長以外、やってやらない

こんなチンケなポストはいらん、と

なかなかの態度でお断りあそばしたそうだ


最後のところで

高市サンには

人がついていかなかったねぇ、などと

昼休みの、食後のコーヒーを飲みながら

のんびりとしゃべっていた

そういえば、最後の最後で三原じゅん子サンが

脱、高市の離れ業

裏切りだか、寝返りだかを、かましたらしい

総裁選の直後から

「私、石破サンに投票しました」と

アピールのしまくり

三原じゅん子サンも、エッフェル姉さんの1人だろうに

論功行賞かどうかは知らないが

大臣ポストまで手に入れたのは

いただけないなぁ、と

それなりに、のんきな話題ではあったのだが


職場の中で一人

京都弁でいう「いらんこと言い」の紳士がいる

本当に、一言多いのだ

その「一言氏」が

三原じゅん子が、高市早苗を後ろから斬ったわけだ

おかげで、日本初の女性総理は

誕生し損ねた


やっぱり、女の敵は女だね、と

したり顔で言い始めた


職場には、女性がおり

その女性たちも聞いている、というのに、だ

特に、私の隣の部署では

一つのポストを二人が争い

両方とも女性だった、という件が

つい数か月前に、あったばかりだ

あまりにも生々しい


それに、私にはその「一言氏」が

「女は見苦しく相手をねたんで

 足の引っ張り合いをする

 それに対して、男は気高くて、さっぱりしているから

 嫉妬もしなければ

 足の引っ張り合いもしないのだ」と

言っているように聞こえた


同じように感じたのか

まだ若い女性管理職の一人が

「私も高市サンはイヤでした

 石破サンも好きではないですが

 高市サンよりはずっとましだと思っています」と

言い返したところ

一言氏は

「女なのに、女の政治家は支持しないの?」と

まさに、「いらんこと言い」が大炸裂


これは、まずいと思った

思う前に、私のクチが動いた

まさに、言おうと思わないのに

言葉が飛び出した、

文字通りに、「勝手にクチが動いた」という

感じだったのだが


北の将軍様を、どう思う

まさか、支持してはいないだろう

私は彼にそう尋ねた

聞き終わる前に、何を言う、当たり前だろう、と

言い返してきたので

こう答えた

「だって、将軍様は男だろう」


最初に言い返した女性管理職は

女だから、女を支持するというわけじゃないです

男だから、男の政治家なら

誰でも支持する、とは

いかないのと同じです

性別より、人格です

私は、推薦人に裏金議員がいるのと

高市サンが、裏金議員を

裏金議員だとは知らなかった、と

しらばっくれたのが、いやだったんです、と

至極、まっとうなことを言った


私も、高市サンは最悪だと思っていた、と答えた

理由は、「応援団」が悪すぎるから


実は、統一教会よりも、ナニがナニだと言われている

カルト宗教がある

統一教会を作った、文教祖の

七男が新しく作った、文字通りの新興宗教

統一教会をより過激化した教団

サンクチュアリ教会という

アメリカのペンシルバニアが本拠地らしく

そこで、合同結婚式を行ったそうだ

この七男は、

母は、父の死後、統一教会を仕切っているが

母親は、実をいうと

サタンに取り込まれてしまったのだ

だから、自分は母とは縁を切って

正しい宗教を作ったのだ、と言っている


このご教祖が、高市サン支持で

高市サンが総理になれなかったことに

ひどく気落ちして

落ち込みに近い状態なのだそうだ


もう一度言うが、外国に住んでいる、外国人である

本来、日本とは何のかかわりもないはずの

カルトとはいえ、宗教関係者が

なぜ、日本の政治家の動向に

強い興味を持ち、特定の候補を推しているのか

大体、想像はつく

どう考えても

あまり日本の国益を見込める理由ではあるまい


私は、日本国には

どこのカルトとも癒着してほしくはない

そのためには

カルトというカルト一切

どこのどんなカルトであれ

カルトとご縁のある政治家には

高い地位については欲しくないと思っている


ちなみに、これがその、サンクチュアリ教会の

ご教祖のご近影だ










この教会は銃を崇拝し

射撃訓練も行っている

頭に巻いているのは、銃弾

「銃弾の冠」と言われている

この宗教の一種の「正装」である

日本にも、支部があり

SNSにも進出しているようだ


石破サンは決してベストではないし

グッドな政治家でもないと思うが

今回の総裁選の決選投票では

ベターだったと思う

せめて、名もなき国民の一人として

今後の善政を祈りたいという

神頼みの心境になっている



2024年9月30日月曜日

私から私へ・誕生日のイベントは5000円以内で温泉満喫

 今日は、職場の誕生日休暇をもらって

一日、お休みだ

なので、私の誕生日は、本当は昨日だったのだが

一日遅らせて、今日にすることにした


せっかくの誕生日

何かのイベントをしたい、と思った

何をすれば、一番楽しいだろうか

レストランに行くのも魅力的だ

年の数だけバラの花を買うのもゴージャスだ

デパートに出かけて

一番気に入ったセーターを買うのもいい

新しいウォーキングシューズも欲しい


だが、あれこれと考えた末に

徹底的に、リラックスできることにしようと思った

余計なイライラを全部振り捨てて

細かいことなど、どうでもいい、と

のんびりした気分になれて

健康にいいことはないだろうか


考えた末に、温泉が一番だと思いついた

広い露天風呂に、浮かぶくらいに

思いっきり体を伸ばして、つかりたい

誰にも気兼ねもせず、時計も外して

腹がすけば、食事にし

のどが渇けば、水を飲み

疲れたら、ごろりと横になって

読みかけの文庫本でも

うつらうつらしながら読む


予算の都合もある

この先、試験勉強にいくらかかるかわからない

その時になって、後悔しないように

予算は、5千円までだ


となると、温泉旅館は避けた方がいい

一泊してしまえば

どんなでも、一万円は超えるだろうし

足代もかからる

それに、旅館の食事は時間が決まっているので

そんなに好き放題、というわけにはいかない

特に、朝食は楽しみではあるのだが

朝、決まった時間に起きなくてはいけないのは

ちょっと、気にかかる


なので

今回は、思いっきりのワガママコース

日帰りの温泉施設に出かけることにした

私の住んでいる関東地方には

この種の施設が、かなりたくさんある

東京都内の天然温泉を探すだげでも

ざっと50件くらいはあるだろう


とはいえ、せっかくの誕生日イベントだ

銭湯スタイルや、スーパー銭湯スタイル

健康ランドは、ちょっと避けたい

バーデのような、水着エリアがあり

館内は素足で歩けるような

白木の二階建てで

大きめのレストランのあるところ

露天風呂は必須

そのほかにも、ジャグジーやサウナも欲しい


休憩所は、少し眠っても良いように

暗めの部屋があるところにしたい


と、いろいろ探し回った挙句

日帰り温泉の「庭の湯」に行ってきた

場所は豊島園の跡地

ハリーポッターの施設の、すぐ隣だ

新宿から大江戸線で、20分もかからないところにある

大規模天然温泉施設だ


入館料は、平日なりで割引があり

2700円だった

これで、丸一日遊べるのだから

リーズナブルな方だと思う


少し早めについたので

水着エリアでの、アクアビクスのレッスンも

受けることができた

これも、無料だ

水着エリアは、遊泳は禁止だが

プールのように歩くこともできるし

一人用のネックシャワーやら

フロートマッサージやら

ものすごい水圧で、凝っていた部分を

全部マッサージしてもらったようなものだ


その後、アロマサウナで少し汗を流してから

レストランに向かった

庭のみどりがよく見える

展望席に座って、優雅な昼食、のはずだったのだが

この「庭の湯」で唯一不満を言うとすれば

レストランだろう

正直、「何か労働争議でもやっているのか?」と

本気で思うようなレストランだった


異様なほど、「やる気」がないのだ

全員ではない

座席の案内をしてくれた店員さんは

とても感じがよく、笑顔がさわやかだった

だが

注文して出てきたカツ煮を見て

愕然とした

カツ煮といえば、カツを卵とじにする料理だが

この卵が、火がきちんと入っていないのだ

半熟、というのではない

卵の白身が、白くならずに

透明のままのところが残っている

黄身の部分も生だ

鉄の器に入り、鍋敷きの上にのせて

出てきていたので

恐る恐る、鉄の器にそっと触ってみたところ

冷めている

鍋敷きどころか、素手で触っても

なんともないくらいの温度だ

これは、間違いなく

レンジだか、オーブンだかで

温める時間を間違えたのだろう

そして

湯気一つ立てず、どう見ても生焼けのそれを

変だとも思わず、できました、と盆にのせ

運ぶ方も、妙だとも思わず、持ってきたのだろう


それに、もう一つ

運んできてくれるまでに、少し時間がかかったので

私の水のグラスはからになっていた

それでも、水のお代わりをくれなかった

なので、私から

水のお代わりをお願いします、といったところ

ほかの人に出す予定で持っていたらしい

水の入った新しいグラスを

無言のまま

ドン、と音を立てて私の机に置いて

そのまま、行ってしまった

前のグラスは、下げてくれなかった上に

しつこいようだが、繰り返すが

無言のまま、だ


いやはや、ここまでくると

世の中には、こういうこともあるのか

長生きはしてみるものだ、と

妙な感心をしてしまう

次は、もっと簡単な

冷奴と、チャーハンあたりを頼むことにしよう


とはいえ

温泉は、実によかった

少し、硫黄の匂いのする

透明ではあるが、茶褐色の

紅茶のような水質だ

筋肉痛にきく、とのことだが

私は、肩こりによくきいて

今は、自分に肩というものがあるのか、と

思うくらいに、首と肩が軽い

これは、オマケではあるが

肌もツルツルと、気持ちがよい


猫と私の夕食の時間には家に帰りつき

手製のローストビーフとサラダ

ブロッコリーとコーンのホットスムージーという

私好みのディナーで

誕生日を祝うこともできた


今年も、楽しく幕開けを迎えることができた

今年一年、毎日を大事に生きて

次の誕生日を迎えるときにも

楽しい一年だった、と言えるようにしたい






2024年9月29日日曜日

私から私へ・誕生日の贈り物

 本日、9月29日は、私の誕生日だ

どうやら、徳川慶喜と同じ日らしい

私の家は、徳川時代はかなり名のある

御直参の旗本だったそうで

菩提寺も、代々の将軍様と同じく

芝の増上寺だ

それだけに、子どものころから

「旗本のぶっちゃけトーク」のようなものを

ずっと聞かされ続けており

それによると、徳川の将軍様と認められるのは

14代の家茂様まで

15代の慶喜公は、将軍様どころか

「一橋の豚一」なのだそうだ

おかげで、学校できちんと

日本史を学ぶまで

本気で、徳川は14代で終わりだと信じていた


家庭の洗脳機能は、恐るべきものである


それはさておき

あまりありがたくない人と同じ日ではあるが


とにかく、めでたい

昨年も、インフルエンザもコロナも流行した

交通事故もあり、私の住んでいる関東では

地震が何度かあった

豪雨の時には、避難指定もうけた

愛猫は、窓のカギの開け方を覚えて

真夏の暑い時に、脱走したりもした


それでも

私も愛猫も、熱中症にもならず

交通事故も起こさず

学校の体育館に避難しなくとも

自宅で安全に過ごすことができ

息子夫婦も、孫も息災に生きている


なんとめでたい一年だったことだろう


仕事は、役職定年後も続けられ

額は減ったとはいえ、定収はあり

若い同僚と話す機会も増え

おすすめマンガまで、いろいろと教えてもらえた

……特に、今年の新人に教えてもらった

  「ヒストリエ」は実に面白い

  ネットカフェに通い詰めて

  もったいない、もったいないと思いながら

  どうしても、読む手が止まらずに

  既刊の全巻を一気読みしてしまった……


私の幸せは、私が決める

客観的には、誰も来ない誕生日は

寂しいものなのかもしれないが

私は、少なくとも

今は、ハイレベルで幸せだと思う


この幸せだった一年に感謝をささげ

来年こそは、ファイナンシャルプランナー1級に合格して

今年以上にレベルアップした幸せを

ゲットするぞ、と心に誓い

安く手に入れた、銀座の老舗コーヒー店の

ドリップコーヒーを淹れ

この日のために、デパートの北海道展で買い込んだ

六花亭のレーズンバターサンドをいただき

プレゼントを開けた


私から、私への、長寿の祝いだ

予算は5千円

毎月、千円ずつ貯金していた資金を原資に

選んだプレゼントは

ノンフライクッカーだ














これは、とても早く言うと

油を使わずに、揚げ物を作れる調理家電だ

下の小さな取っ手を引っ張ると

中に、かごが入っている

食材をかごにいれて

温度と時間をタイマーで設定すると

熱風がふきだして、表面がカリカリになる

まるで、油で揚げたようになるのだ


私は、揚げ物が大好きだ

ハンバーガー屋に行っても、ハンバーガーよりも

フライドポテトの方に、食欲がそそられる

コロッケ、とんかつ、春巻き、エビフライ、アジフライ

ハムカツ、ちくわの磯部上げ、揚げ出し豆腐、天ぷら

茄子の揚げびたし、かき揚げ、マイタケの天ぷら

それに、なんといってもドーナッツ

医師に、コレステロールと高脂血症を指摘されてから

全部、すっぱりとあきらめた

寿命か、とんかつかと言われて

とんかつを選べる人は、そう多くはあるまい

私も、その軟弱者の一人なのだが


この、ノンフライクッカーがあれば

あきらめていた全部を、もう一度好きに食べることができる

旧友に再会するような思い、とでもいおうか

特に、ちょうど今から

マイタケが美味になってくるころだ

今年は、マイタケの天ぷらを

好きなだけ食べられると思うと

あまりにも食いしん坊で恐縮なのだが

ずっと、ワクワクが止まらない


予算も、ちょうど5千円で足りた

ノンフライクッカーは、大きめのものだと

数万円くらいはするが

私は一人暮らしなので

私が食べる分だけ、フライができればいい

小さな、一人用ならば

5千円が相場のようだ


我ながら

新しいおもちゃをもらった子供の用で

少し気恥ずかしいのだが

明日から、あれこれと

テストを兼ねて、作ってみようと思っている

上手に作れるようになり

動画撮影の腕も上がったら

「ノンフライクッカーを使い倒す」という

動画シリーズを作って

ユーチューバーデビューでもしてみようか、などと

新しい夢も広がってくる


誕生日、万歳

「乾杯」という歌では、サビの部分で

「君に幸せあれ」とうたうが

今日、私の誕生日の祝いの席についているのは、私だけだ

なので、私が私を祝福する


新しい一年を迎える

私に幸せあれ!!


2024年9月28日土曜日

私の幸せは私が決める……当たり前の話だが

 明日は私の誕生日だ

何をしようか、いろいろ迷った結果

自分用にプレゼントを買い

日帰り温泉にでかけて

長寿を祝うことにした


という話を職場でしていたら

息子さんもお孫さんもおられるのに

遊びに行ったりしないんですか

せっかく休みがもらえるのに、と言われた

……私の職場は、妙にのんびりしたところがあり

  誕生日休暇というのをもらえる

  自分の誕生日に休みをもらっても良いし

  子供や孫の誕生日にもらってもよい

  土日と重なっているときは

  翌週の月曜日に振り替えもできる

  なので、かなりの割合で

  遠方に住んでいる子供の顔を

  見に行く人が多いのも事実ではあるのだが……


私は、特に考えなかった、と答えた

パソコンにスカイプを入れているので

話したいときにはいつでも、

無料の「テレビ電話」ができるようなものだから

特に、わざわざ出向いていこうという気にもならない

ファイナンシャルプランナー1級の試験にも

落ちてしまったことだし(まだ自己採点ではあるが)

来年の試験に向けて、リベンジ用の勉強にも忙しい

それに、わが愛猫を一人で放っておいて

息子のいる大阪まで旅行をする気にもなれない


なので、何の気なしに

ソロ活ですよ、一人暮らしなので、と答えたところ

思いもかけず

最大限に同情されてしまった


悪いことを聞いてしまって、ごめんなさいね、と

丁寧に謝られた挙句

お寂しいでしょうね

心細くありませんか

私にできることがあったら

なんでも、お声をかけてくださいね、と

実に、丁寧なごあいさつまで、いただいてしまった


こういうのを、若者言葉で

「胸がモニョモニョする」とか「モニョる」というらしい


このご婦人は、実に善意の方なのだ

私に対して、マウントを撮ろうという気など

さらさらない

まるで、一人暮らしで要介護のご老人に対するように

私を思いやってくれただけなのだ

悪意があるなら

皮肉の一つでも言い返してやったのだが

完全な善意に対しては、そうもいくまい

ただ、「そうじゃないんだけどな」

「わかってないな」と、ため息交じりに

言いたくなるような

妙な違和感と、疲れと、

言葉は通じているのに、意味の通じない

なんとも言えない、虚しさが

つのってくるのだ


だが

この善意が、全くもって、的外れなのだ


私は、息子とは血はつながっているものの

気も合わなければ、話も合わない

ついでに言えば、食べ物の好みも合わない

一緒にいたところで

何も話すことがなく

気まずい沈黙が漂っているだけだ

これなら、ツタヤでDVDでも借りてきて

大好きな、三谷幸喜の映画でも見ている方が

ずっと楽しいし、リフレッシュできる


温泉で、ゆっくりと体を伸ばし

ずっと前から読みたかった文庫本を1冊と

テキストだけをおともに

サウナだ、ウォータースライダーだ、ジャグジーだと

遊び倒した後で

温泉の庭をそぞろ歩き

レストランで、好物の十割そばを

天ざるでいただいたら

パーカウンターに行き

特性の、ノンアルコールカクテルも作ってもらおう

お土産は、そばかりんとうでどうだろうか、と

考えだけでも、脳内がアルファ派で

満たされるような思いがするのだが

どうやら、客観的にみると

敬老の日や、誕生日や、年末年始に

子どもが帰省しない、私の立場は

孤独で、みじめなもののようだ


実に、うっとおしい

「世間」と言っても、実態があるわけではない

伝統的に、そう思われてきた

現在も、そう思っている人が多い、という

単なる、多数派の意見に過ぎない

そして、多数派が必ずしも正しいわけではないのは

第二次世界大戦の

大政翼賛会を見れば、明らかだろう


集団で生活しているときには

波風を立てないために

集団の多数派の考え方に

「長いものには巻かれ」なくては

ならないこともあるのは、十分承知している


だが

集団生活を強制され

周りに合わせ、周りと同じでなくてはならなかった

小・中学校や、高校の時代は、もう終わったのだ

自分の頭で考え、自分の意志に従って

生きられる年齢

特に、役職定年になってからは

仕事の比重もどんどん少なくなり

その分だけ、自分の好きなように

生きることのできる、時間とエネルギーを

もらったようなものなのに

いまさら、「世間並みのこと」を追いかけて

疲労困憊するのは、まっぴらごめんなのだ


私が何をすれば、幸せになれるか

60年も生きてくれば

なんとか、わかってくる


私の幸せは、私が決める

世間の幸せと、私の幸せが同じではないからと言って

善意の圧力は、ご遠慮申し上げたい


この年になったら

自分が、機嫌よく過ごすため

幸せに生きていくために

すべての努力を注ぎ込みたいと思っている

それが、他人と同じだろうと、違っていようと

早い話が

「大きなお世話」なのだ


とりあえず、今日は一日

「私なりの幸せ」に過ごせた日だった

一日分の幸せに感謝しながら

猫と一緒に、眠るとしよう


では、おやすみなさい