2024年3月31日日曜日

ぜひ作ってほしいシニア向け番組・ネット配信のジェットストリーム令和版

 このところ、毎日

ファイナンシャルプランナーの勉強をしている

試験日が5月のうえに

試験科目が6科目

しかも、択一式と自分で計算をする

応用編に分かれているので

とにかく、解説動画を見終えるだけでも

一苦労、というボリュームなのだが


久々の受験生気分を満喫したかったこともあって

BGMをかけてみた

大学入試の頃に、毎晩勉強しながら聴いていた

「ジェットストリーム」がCDで出ている

ブックオフで見つけて、ホクホク買い込んできた分だ

「遠い地平線が消えて」から始まる

ナレーションは、城達也だ

この頃は、あまり聞かなくなった

イージーリスニングの、ロマンチックで麗しいメロディーで

なんとなく、青春時代の

この番組を聞きながら

数ⅡBの問題集に悪戦苦闘していた日々の思い出が

ふいによみがえってくる

あの頃はあの頃で、いろいろと悩んでいたが

当時は苦しかった思い出も、今となっては

見事に「思い出補正」がかかり

なかなか良いものだったりしている


という話を、同年代の同僚、数人にしてみたところ

ジェットストリーム!! 懐かしすぎる!! 

オールナイトニッポンとか、セイ・ヤングとか

面白かったよな、と

ものすごい反応が返ってきた

そうそう、ラジオは受験時代の友だった

毎晩、ジェットストリームを聞くのが楽しみで

一番いやな科目は、あの時間に回していた

日本航空がスポンサーだった、ヨーロッパの曲が多かった

たいてい、オーケストラの曲だった

「ばら色の人生」は、ジェットストリームでしか

聴いたことが無かったから

あとになって、歌詞がついているのを知って

とても驚いた、とか

皆の思い出話が、一度に花開いた


それで、当然ながら

ジェットストリームのような番組が

また、始まればいいのに、という話になった

……実際、同タイトルの放送が

  今でもあることはあるのだが

  選曲がすっかり、「今どき」になっており

  リズムが激しくエレキギターをかき鳴らす

  私には、少々やかましく聞こえる曲ばかりになっていた……


特に疑問に思ったのは

テレビ局でも、ラジオ局でも

これだけ数があるのだから

定年退職者は、決して少なくはないだろう

そういう方々は、皆、定年後の自由を

ひたすら謳歌されているのだろうか

少しくらい、放送に未練はおもちではないのだろうか

ということだ


もし、できることなら

少しばかり、放送や番組の作成に未練がある、という

元業界人を再結集して

局の垣根を越えて、シニアによる、シニアのための放送を

作ってはもらえないものだろうか

手始めに、「ジェットストリーム 令和版」など

かなり需要もありそうだとおもうのだが


幸い、現代ではポッドキャストという

個人でラジオ放送ができるようなシステムがある

もし、できることなら月に一度でも、二度でも

著作権の切れたポール・モーリアなどの曲を集めて

元アナウンサーが語りを担当し

ジェットストリームのような番組を放送して欲しい

少しなら、投げ銭もできるし

法人化するなら、株を買ってもいいと思っているのだが

さて、「その話に乗りましょう」と言ってくれる

勇者は現れてくれるだろうか

映画「七人の侍」のオープニングではないが

もし、これで人が集まって

「勝ち戦」になれば

とても痛快だろうと、夢のようなことを考えている












2024年3月30日土曜日

私の趣味つれづれ・桜の時期のカクテルはノンアルコール・ジントニック

関東はいよいよ桜の時期

楽しい花見の時期でもある

特に、今日は暖かく、天気にも恵まれたせいか

散歩の途中の公園でも

ソメイヨシノがちらほらと咲き始めていた


こういう時に飲みたいのが

少し冷たくて、気取った飲み物

アイスコーヒーやアイスティーには

まだ少し肌寒いし

こちらは、ピクニック等の

少し体を使った後の方が美味しく飲める気がする


そんなに分量はいらないけれど

桜を見ながら、心静かに味わうとしたら

私はやはり、カクテルを推したい

とはいえ、まだ日の高い時間に

日光をさんさんと浴びながら飲むのだから

ノンアルコールに決まっている


私が、近所にブチ花見に行くときに

水筒に詰めていくのは、決まって

ノンアルコール・ジントニックだ


作り方は、非常に簡単だ

レシピ、などというものもほとんどない

スーパーに行って

ペットボトルのトニックウォーターと

ライムを一つ買ってくる

……ちなみに、私の買っているトニックウォーターは

  ジンジャエールを出している会社のもの

  スーパーでは飲料の棚に置いてあり

  1本98円くらいだ

  ライムは1個200円くらい

  レモンのそばを探せば

  たいていのスーパーなら見つかると思う……


トニックウォーターをグラスに一杯分

ライムは8分の1を絞る

これだけだ

私が使っている水筒は

炭酸OKのものなので、これで十分だ

つまみは手作りの燻製ミックスナッツ


アルコールは全く入っていないのだが

ほろ酔いのような、なんとはなしの

幸せ気分にひたれる

少年野球の練習の声を遠くに聞いているのも一興だが

イヤホンで古いジャズボーカルなどを流していると

それだけで、幸せいっぱいの気分になれる


ノンアルコール版・ジントニック

ぜひともおすすめだ

なお、ライムが手に入らないときは

レモン、場合によってはポッカレモンを使っても

悪くはないが

やはり、「悪くはない」どまりで

一味落ちる

ただ、お手軽さを考えると

悪い選択ではないかもしれないと思う




2024年3月29日金曜日

東京桜開花宣言・とっておきの花見の穴場①

 今日、東京で桜の開花宣言があった

午前中はひどい雨、というよりも

風が強くて、傘を壊さないようにするのが精いっぱい

レインコートからはみ出た部分は

すっかりずぶぬれになるほどだったのだが

午後からは、ウソのようにきれいに晴れ

帰宅の時間帯は、少し早足になると

うっすら汗ばむくらいだった


ファイナンシャルプランナーの勉強をしないと

いけないので

(やらなくてはいけないという義務はないのだが

 何しろ、受験費用が約1万円かかる

 これは、何としても早期合格を果たして

 受験費用の分で、温泉にでも行く方が

 ずっといいに決まっている)

花見はしたいが、あまり遠出はできない

しかも、私は自分が飲まないせいもあるのだが

酔っ払いが大嫌いだ

花など見ているかどうかもわからないような

酔客のバカ騒ぎのおたけびが

聞こえないところで

静かに、カフェラテでも片手に

ゆっくりと桜を見たい


それに、人ごみもあまり好きではない

場所取りをしなくては、桜が見られないようなところでは

あまり、のんびりとできないタチだ


とはいえ、近所の公演の桜ばかりでは

少し、心もとない

やはり、上野あたりの有名どころ

桜の名所で、となると


そんな都合のいい場所があるのか、と聞かれそうだが

それが、あるのだ

上野の国立博物館である

上野には、自然博物館、東京都美術館、上野の森美術館

近代美術館など、博物館や美術館が

ずらりと立ち並んでいるので

初めて行くと、間違いやすいのだが

上野公園を突き切って、噴水を超えて道を渡ったところにある

見るからに巨大な敷地の博物館だ


この博物館の庭園は

普段は閉まっているのだが

春の桜の時期、二週間ほどだけ

公開、解放される

博物館の入館チケットは必要だが

庭園内には、無料で入れる


園内は静かだ

キッチンカーの出店があって

桜ラテやら、桜ソフトやらを売っているが

これは、午前中に行かないと、売り切れてしまうことが多いので

あまり期待せず、桜コーヒーが飲めれば

御の字、という気分でいる


庭の中央には大きな池があり

その周りに、茶室が三軒立っている

ぐるりは回って歩けるように細い道がついており

まるで、静かな山里に森林浴に来たような気分になれる


肝心の桜だが

入ってすぐの右手に

博物館の三階くらいの高さの巨木がある

この木のふもとに座って

ただ眺めているだけでも、

今年も良い花見ができた、と十分満足のいく桜なのだが

池をめぐって、小さな山里にありそうな

ひなびた小屋の近くまでくると

その先に、まさに手の届きそうなところに

桜が何本も植わっている

それぞれが、かなりの大木だ

まさに、花か霞か、という風情

しかも、ここは穴場中の穴場で

桜の真下の一等地を独占できるくらいに

人が少ない


トドメに

たいてい、この時期では館内で

桜モチーフの展覧会をやっている

「博物館でお花見を」というスタンプラリーで

桜柄の着物、かんざし、屏風などを探し

スタンプを集めると

特製の、ハニワをデザインした缶バッジがもらえたりする


気持ちよく桜が見られるように

とりあえず、勉強に励むことにする

頑張れ、私




2024年3月27日水曜日

プロジェクトX復活!!

この頃、あまりテレビは見なくなった

とはいえ

毎週必ず見ているのが、大河ドラマと笑点

あとは、テレビスペイン語と日曜美術館、美の壺

グレーテルのかまど、100分で名著

世界ネコ歩き

月に一度くらい、再放送されている

「大和尼寺精進日記」

今期のドラマでは、話題の

「不適切にもほどがある」

面白そうな題材を取り上げている時には

趣味の園芸、野菜の時間、今日の料理と

並べてみると、結構なテレビ漬け

しかも、NHKにかなり偏っているのだが


期待の新番組が始まることになつた

正式には、来週の木曜日からスタートだそうだが

今日の夜に、ブレ放送のようなものをやるらしい


私の世代なら、知らない人はいないだろう

「プロジェクトX」の新シリーズ


これは、前シリーズでドハマりして

毎週必ず、録画していた

特に気に入った回は、録画を消さずに

何度も見返したりしたものだった

ルポルタージュ形式で、全部実話

最初は無理だと言われていたことを

見事成功させる

ここまでの苦難の日々はドラマ仕立て

番組のラストでは、その生き証人たちが登場して

自分たちの言葉で、その当時の心境を語る

ほとんどの登場者が、涙で声を詰まらせていたが

おそらく、視聴者のほとんども

一緒にもらい泣きをしていたのではないかというほど

毎週、感動的なエピソードが取り上げられていた


たとえば

カップラーメンは、麺をあげる時間がなかなかうまくいかなかった

赤い色のエビを見つけるのにも苦労した

出来上がって、試食してくださいと

持って行った店で言われたのは

「これ、たべられるの?」


コンビニには、全くマニュアルがなかった

何を動仕入れていいのか、どう売ればいいのか

全て、日本最初のコンビニが

壁にぶち当たりながら、その場その場で

必死に力を振り絞って立ち向かってきた


そして、私が一番好きだったのが

伏見高校ラグビー部を取り上げた回だつた

当時、私は京都の宇治に住んでいて

伏見高校までは、歩こうと思えば歩ける距離だった

私の住んでいたころは

伏見高校ラグビー部は、近所の男の子たちの憧れで

近所のマクドナルドで、ラグビー部の人を見かけると

数日間は話題の中心になるような

ちょっとした、街のスターのような存在だった


だが、当時でも高齢の人達には、この高校は特に不人気で

高校の近くにあるスーパーに行くだけでも

高校の前を通りたくないから、と

わざわざ遠回りしていく人もいるほどだった

番組では、その経緯もすべて正確に説明されていた


一時は、不良のたまり場のような高校で

ケンカに明け暮れている生徒もいたこと

とある、目立たない教師が

そのエネルギーを正しい方向に導こうと

ラグビー部を作ったけれど

最初の試合で、屈辱的な大敗をしたこと

それでも、へらへらと笑っていた生徒たちに

その教師は、涙ながらに1人1人、名前を呼び

悔しくないのか、と問いかけたこと

最初のうちは、別に、と笑っていた生徒たちが

少しずつ、笑わなくなり、とうとう、一人が

悔しいです、と答えると

皆、せきを切ったように悔しがり、泣き、

そこから、ラグビー部が

生まれ変わったように練習に励み

再戦の日、勝てはしなかったが

あわやというところまで追いつめたこと


すぐ近くの高校の話だったこともあり

もう十年も前に見た番組なのに

まだ印象的に覚えている


確か、前シリーズはさすがにネタが尽きて

終了したように覚えている

(やらせや過剰演出もあるにはあったが)


あれから10年、ネタはかなりたまっただろう

IPS細胞、白血病を克服した水泳の池江

フィギュアスケートの羽生弓弦の平昌五輪

(この選手は、あと20年くらいすれば

 映画になるのではないかと思っている)

バレエの吉田都、ビアノの辻井伸行

少し考えただけでも、どんどん出てくる

必ずしも、勝った人ばかりでなくても良いと思う

例えば、浅田真央など

金メダルには届かなくても

精いっぱいに生きて人々を感動させた人の物語や

アフガンで命を散らした

中村哲医師の人生など

(私は、この方こそ

 日本の国葬にふさわしかったと思っている)

たっぷりと取り上げてほしい


もともと、人が喜んだり

成功したりする姿を見るのが大好きだ

幸せの波が周囲に押し寄せていくようで

見ているこちらも幸せになる

プロジェクトXは、そのうえ、力までもらえた

自分も、もう少しだけ頑張ってみよう

と、背中を押されたような気になっていたのを

思い出した


プロジェクトXの放送を

とても楽しみにしている

長生きするって、やっぱりいいなあっと

まだ60だというのに、しんみり感じてしまう


ナレーションは、前シリーズと同じ田口トモロヲ

主題歌も、全シリーズと同じ、中島みゆき

というよりも、「地上の星」でなくては

プロジェクトXは始まらないだろう

中島みゆきの公式チャンネルが前シリーズの

「地上の星」を公開していたので

久しぶりに聞いてみた

よろしければ、御一緒にどうぞ

地上の星 / 中島みゆき [公式] (youtube.com)










2024年3月26日火曜日

★坂本香織選手に学ぶシニアライフ

 今年の世界フィギュアスケート選手権

女子シングルは、ショート4位から

日本の坂本選手の逆転優勝、というのは

もうさんざん、ニュースでも新聞でも取り上げられ

強さの分析、なども

あちこちでやっているようだが


私が一番、坂本選手をリスペクトしているのは

あちこちの報道番組では

一度も言われていない点だ

つまり

「自分を理解していこと」だ


どういうことか、と聞かれそうだが

1人の選手の活躍する時期は、ジュニア時代を入れれば

十五年から、二十年にわたる

その間、特にフィギュアスケートのような採点競技は

どうしても、流行のプログラム、というのがある


浅田真央選手が注目を浴び始めた頃から

女子のジャンプの回転数を上げる傾向が

強くなってきた

トリプルアクセルをとぶ選手は

浅田選手の全盛期には、彼女1人だけだったが

そのあとくらいには、成功させた選手がちらほらと出始め

その直後、平昌オリンピック前には

ロシアの少女たちが、四回転を成功させていた


一時期は、体重が増えてきて、女性らしい体つきになると

ジャンプが跳べなくなるから、と

少女ばかりを集め、とにかく跳ばせる

選手はオリンピックごとに使い捨て

それでも、ジャンプの難易度が高いから

試合の表彰台はロシア女子が独占、という状況が

何年か続いていた

それが、「お薬」案件だったことは

オリンピックの場で明らかになったが


私が見事だ、と思うことは

この、ジャンプ狂騒曲が繰り広げられていた時でも

坂本選手は、自分のジャンプの回転数を

あげようとはしなかったことだ

ロシアの使い捨て少女たちが四回転を何種類も跳んでいても

坂本選手は、トリプルアクセルすら

自分のプログラムに入れようとはしなかった

その代わりに、今、自分の持っている三回転と

ダブルアクセルのジャンプに磨きをかけて

最高に美しいジャンプが跳べるようにして

加点で表彰台を狙う作戦に出た


流行だからといって、坂本選手の強みを殺して

流行に媚びようとはしなかった

その強さと、賢さ、戦略の確かさ

そして、それに基づく努力の上に

坂本選手の今の成功があるように見える


使用している曲もそうだ

バレエ音楽や、クラシックが多かった中で

坂本選手の使う曲は、どれも手拍子がしにくく

メロディーを歌ってみろ、といわれても少し困るような

わかりにくい旋律を使っている

それもあって、力強さと荘厳さ

「地母神」のような、唯一無二の魅力が生まれている

浅田真央選手は、日本より外国で人気があり

とくに北欧では、「春の妖精のように魅力的」と

メディアでたたえられていたそうだが

坂本選手は、同じ春でも

根雪を溶かす大地の魅力だ


で、つらつらと思うのだが

シニア層はすべて、坂本選手をお手本にして

「自分の魅力は何だろう」と

考えてみてはどうだろうか


確かに、若いころは勤め先の要望に応えて

ある程度、昇給しなくては家族を養えなかったという

事情もあったと思う

映画「釣りバカ日誌」の浜ちゃんに憧れながらも

あれでは、妻子を食わせられないからなぁ、と

寂しく笑った上司のことは、今でも時々思い出す

だが

60を過ぎ、役職定年になり

勤め先からも、第一線の戦力としては

評価されなくなった分だけ

自分のために、自分が納得いく方法で

自分らしく生きる余地が生まれてきたと思う


まず、じっくりと自分と向き合い

自分は何が得意で、何が苦手なのか

どうすれば、自分の得意をもっと伸ばせるのか

そこからスタートして

勤め先から与えられるのではなく、

自分自身で選び取った、自分の生き方のプログラムを

作ってみてはどうだろうか


流行や、他人に左右される必要はない

自分らしく、それでいて、最高の精度

坂本選手のダブルアクセルのようなプログラムだと

自分で思えれば

それで完璧だ


スポーツではないので

人との勝ち負けはつけられないが

こういう人生プログラムを作っていれば

必ず、強いファンがつく

自分自身だ

自分が自分のファンになり

誕生日か何か、イベントの時には

リンクに投げ込むような大きな花束を

自分自身にプレゼントする

なかなか、楽しそうだ


ちなみに

今の私の「生き方プログラム」の目標は

① ファイナンシャルプランナー1級・日本最高齢合格者になる

  (ただし、それより早く合格した場合は

   自分で自分に「よく頑張りました賞」

   副賞として、温泉への一泊旅行を与え

   健闘をたたえる)

② ご長寿NO1でギネスブックにのる

③ まいにち上機嫌で暮らす

この三つだ


上手くいたら、ご喝采、というところだろうか






★人間ドックの結果は「鉄球クレーン」

 職場でも健康診断は

あることは、あるのだが

どうしても、最低限度の体力測定や血圧

あとは、胃カメラ程度になってしまう

この年になると、それでは少し心もとない

少なくとも、ガンの検査はもっと徹底的にやって欲しい

特に私は

30代の時に、人間ドックでガンが見つかり

ごく初期のうちに切除したので

ありがたく、この年まで生き残っている

「ガン・サバイバー」だ

多少値段がはっても、人間ドックは欠かせない


オプション検査もいくつか追加したので

完全に終わるのは午後三時を回る

ということで、一日有休をもらって

のんびりと、人間ドックに行ってきた


この頃の人間ドックは、結果の出るのもかなり早く

メタボかどうか、から始まって

血液検査、検便、腹部エコーなどの結果は

午前中に受けたものが、午後一時には

もう完全にわかっている

なので、午後には医師からの栄養指導

看護師からの生活指導が受けられる


今回は、ちょっと自信があった

シニア層は、まず歩け、と言われるが

そもそも、私の趣味は散歩だ

真冬の二月でも、ダウンコートにくるまって

片道30分の散歩

凍え切ったところで、行きつけの喫茶店に入り

コーヒーを飲むのが楽しみなくらいだ


食事も、自分で手づくりを心掛けているので

揚げ物は控えめ、塩分控えめ、豆腐率高し、

肉よりも魚、大好物はアジの干物で

三日に一度は食べないと気が済まない

鉄分は、得意料理のレバーパテでたっぷり補給

ご長寿でギネスを目指すぞ、と鼻息も荒かったのだが


午後の診断で、いきなりNGがでた

しかも、大NGである

医師の最初の一言は

「このままでは、間違いなく痛風になります

 明日から痛み始めても、何の不思議もありませんよ」


これほどのショックは、近頃、受けたことはない

痛風という病名もショックだった

確か、栄養の取りすぎでなる病気

ピールを飲まなければ大丈夫ではなかったのか、という

素朴すぎる疑問が頭を駆け巡った

それに

痛風というのは、何と言っても痛みが激しい

風が吹いても痛む、というところから

「痛風」という名になった、と言われているくらいだ

足がそんなに痛んでは、趣味の散歩もできなくなる


よほど、疑問と絶望の入り混じった顔をしていたのか

医師に、まあ、生活習慣病は

生活習慣を改めれば、予防できますから、と

慰められた


医師の指導によると

まず、痛風はゼイタク病などではなく

食事に「プリン体」が多いとかかる病気で

プリン体の多いものの典型例が

アジの干物、レバーなのだそうだ

……確かに、毎日、この二つのどちらかは必ず食べている……

大まかに言って、魚の肝、魚の卵類も避けた方がいい

……イクラは大好物だ、高価なので毎日食べるというわけではないが

  回転ずしに行くと、サーモンとイクラは必ず3皿は取っている……

内臓ごと食べる、シシャモや桜エビも良くない

……カルシウムをとろうとして

  積極的に食事に取り入れていた、まさかすべて裏目に出るとは……


私の一週間のおおまかなメニューを話すと

それは、自分の健康を自分で打ち壊しているようなものですね

しかも、鉄球クレーンで盛大に、と言われた


多分、ここは落ち込むところなのだろうが

「鉄球クレーン」が、なんとなくうれしくなってしまった

鉄球クレーン、といっても

私の世代以下の方には、なかなかピんと来ないだろうが

今を去ること半世紀くらい前に

連合赤軍といとう、左翼の過激派が

あさま山荘という別荘に、管理人を人質に立てこもった事件があった

銃も持っていて、取り囲んだ警官隊には複数名の使者も出た

テレビでは、どの局も事件を生中継していた

突入するとしても、玄関にも窓にも銃を構えた

犯人グループが待ち構えている

どうするか、と固唾をのんでいた時に現れたのが

工事現場の解体作業に使うようなクレーン車

それが、巨大な鉄球を下げて現れ

警官隊が安全に突入するために、山荘の壁をぶち壊し始めた

あの時の強い印象と、これで管理人さんは助かる、という高揚感は

半世紀たった今でも、まざまざと思い出せる


この先生も、私と同じ年くらいか

すると、定年後の再就職で、健診センターに勤めているのかな

元は、何科だったのかな、などと

関係のないことまで考えてしまった


それに、私の健康は

鉄球クレーンを食らっても、持ちこたえていた、ということだ

この鉄球クレーンをやめれば

上手く行けば、ギネスを目指せるのではないか

食習慣を変えるなど、ごく簡単なこと

すぐに始めよう、今日はいいことを聞いた、幸先いいぞ、と

思ってから

冷凍庫の中にある、買いだめをしてある

アジとサンマの干物を思い出した

とりあえず、食習慣改善は

あれを食べてからにしよう、と思い直した

ここは、相田みつをサン風に締めてみよう

「干物を捨てられなくたっていいじゃない

 にんげんだもの」




2024年3月25日月曜日

★60歳からの資格チャレンジ・ファイナンシャルプランナー1級 ③基礎編は進んだが、応用編が手つかず

 ファイナンシャルプランナーの試験は

5月28日

それまで、毎週月曜日には

一週間の勉強の進み具合 + 今週の感想を投稿

というよりは

自分一人だけのチャレンジなので

どうしても、自分に甘くなってしまいがち

これを防ぐために、ありのままを大公開して

勉強の励みにしよう、という魂胆も混じっている


合格できたら

詳しい勉強法なども含めて

新しいブログを作れたら、楽しいだろうな、と

今から気の早い夢を見ている

シニアに特化した、資格試験勉強法のブログ

身をもっての体験なら、かなり説得力もあるだろう

ちなみに、私は仕事では

ファイナンシャルプランナーは、ほぼ無関係

大学の学部も、経済学部や商学部ではなく

数学は高校の一年以来履修していない

かなり低めのスタート位置だ

ともあれ、まずはこの試験を合格できるように

どうか、応援のほど、よろしくお願いいたします


今週は、少しさぼり気味だった

勤め先の健康診断やら、お彼岸の墓参りやら

行事が続いた上に

フィギュアスケートでテレビにくぎ付けになったことも含めて

目標の半分くらいの時間しか

勉強ができなかった

それでも何とか、動画をみるのと

基礎編の、択一式の問題を解くことだけは

頑張れたが

一番大事な、記述式という

実際に手で計算をする問題の演習が

ほとんどできずじまいになっているのが

大きな不安要素だ


来週の目標としては

できる限り、来週中に基礎編の択一式の

問題を一通り解き終えること

解説動画を聞き終えること

一回分でいいので、応用編の問題を

解いてみること、まで進めたい


65歳の定年までに合格すればいい、とはいうものの

やはり、桜が咲いたら花見にも行きたいし

花粉が終われば

新しくできた、バーベキュー場にも

百均で買った、コンロと炭を抱えて

1人バーベキューで、スナフキンごっこを楽しみたい

それには、少しでも早く合格して

メリハリと刺激はあるとはいえ

少々不自由な、受験生生活とはおさらばしたい、という

気分にもなっている


色の塗っているマスは

勉強時間の記録表だ

15分に1マス色を塗っていき

全部塗り終わると、合格までの平均的な勉強時間

300時間分になる

色にも意味があり、青は税法、ピンクは金融、赤は不動産

緑は相続、オレンジは年金、茶色は保険だ

まだまだ、一番目立つのは白だが

来週中には、スカスカな部分がなくなった、と

思えるくらいには進めていきたいと思う













2024年3月23日土曜日

★ご回復を心からお祈りいたします・イギリス王室キャサリン妃のがん闘病

 イギリス王室では

チャールズ国王が、がんの闘病を公表

それから間もなくして

皇太子妃・キャサリン妃もガンで

化学療法を受けていると発表した


私もかれこれ30年ほど前に

健康診断でがんがみつかり、手術したことがある

ごくごく初期のもので

入院は一週間だったが

放射線治療は二ヵ月ほど続いた

仕事は二ヵ月休んだのちに、元の職場に復帰できたが

今振り返ると、どうも、そのころから

出世には完全に興味を失ったように思う


今、あの頃のことを振り返ると

一番つらかったのは、自分のことでは無かった

当時、息子はまだ小学生で

この子を残していくわけにはいかない、と

そればかりを考えていたように思う

これまた、今から考えると

命に差し障りなど、全くありえないように

初期も初期だったのだが

当時の本人としては、この子にどうやって

大学を卒業できるまでの資金を確保すればよいだろうかと

相当、深刻に悩んだものだった


王族のキャサリン妃には

さすがに、子供の学費の心配はないかもしれないが

親の情には変わりはあるまい

とりわけ、まだ幼い子供が三人

オマケに、心無い報道に追い回されて

プライバシーを尊重してください、と

コメントを出すくらいだ

辛くないわけが無かろう


小さな子供に母親の病気を

どこまで、どうやって話せばよいのか

これは、病気を持つ親がすべて苦しむところだ

全くの見ず知らず、何のゆかりもない相手ではあるが

苦しみは同じだろう

お察しします、というよりほかに言葉がない


キャサリン妃の実弟は

姉とは長年多くの山を一緒に登山してきた、

この山も、家族として一緒に上ります、とコメント

恥ずかしながら、読んだときには

思わず鼻がツンとしてきた


頑張っている人に、頑張れ、などと

いうものではないだろう

ただ短く

ご回復を心よりお祈りしたします、と

そっと申し上げたく思う


それにしても、義弟の方は

あれだけのことをしておきながら

いきなりの「ケイト」呼び

コメントまでしらじらしく見えてしまう

こちらのご夫婦は、「沈黙は金」を学んだ方が

良いのかもしれない





★「相続税対策には、子供に生前贈与を」なんて大ウソ!!  少なくとも我が家には無関係な理由

 ファイナンシャルプランナーの勉強は

難しいことは難しいのだが

実生活に即していて、かなり役に立つ

(役に立つ分野もあるが、そうでない分野もある)

特に、「こういうことになっていたのか」と

目からウロコの思いをしながら勉強しているのが

相続のジャンルだ


今日、机にしがみついて勉強したのは

相続税の範囲

特に興味のある話なので

ドンドン勉強が進んだのだが

実にショックだったことが、一つある

マンガなら、背景に「ガーン」と大きく

文字が入るくらいのショックだった

これが、タイトルにも書いた

「相続税対策に、子供に生前贈与を」という

いわば「常識」が

全くの大ウソだったことである


そもそも、相続税とは何か、というところから

話を始めると

相続税というのは、亡くなった人の財産を

遺族が相続するときにかかる税金だ

ここまでは、そんなの当たり前だ、と言われそうだが

この話には、まだ先があった

「富裕層を富裕なままで子孫に引き継がせないための税金」

つまり、

「金持ちの子供が金持ちになるのを防ぐため

 国がごっそり取り上げるための税金」なのだ


なので

残された遺産が、ある程度の額を超えないと

相続税はかからない

これを「基礎控除」というのだが

基礎控除額は3000万、それに、法定相続人1人当たり600万

早い話が

3600万以上の財産を持っていない人には

相続税はかからない、ということである


3600万を超える財産

その中でも、戸建ての家などの居住用の財産は

8割オマケをしてくれたり

未成年の子供などがいる場合にも

割引の制度があるので

子供の年齢、人数、財産の内容によっては

5000万くらいまで相続税がかからないこともある

実際、相続税を収めている人は

日本の中でも8~9%なのだそうだ


私はなんとか、年金でカツカツ暮らしていけそうな身分で

とても、日本の富裕層10%に入るような立場ではない

財産だって、いくらかき集めてみても

3600万など、夢のまた夢だ

となると

週刊誌の特集などで良く書かれている

「子供にドンドン生前贈与を行って相続税を回避しましょう」

という特集は

少なくとも、日本人の91~92%にとっては

真っ赤なウソ、ということになる


やはり、シニア層は

自分の財産はギリギリまで自分の手元に置き

その中から、介護のヘルパーさんや、訪問看護、訪問診療の費用を払い

子供や、嫁の世話にはならない

だれかの迷惑どころか、自分の元気な時の財産で自分を養いきり

たまたま、使い切れずに残ったときだけ

子供に残す、というのが

ベストではないか、という気がしてきた


それにしても、本当に

自分の定年後は自分で守らなくてはいけない

知識と情報は大事なのだな、と深く実感した

今日は、フィギュアスケートの放送も無いので

これからあと一勉強して

試験のためというよりも、自分の老後のために

知識のブラッシュアップを目指そうと思う






2024年3月22日金曜日

★3月末のお楽しみ 世界フィギュアスケート選手権

 3月も終わり近くなると

どうにも、ソワソワし始める

年に1度のお楽しみ、フィギュアスケートの

世界選手権があるからだ


もともと、音楽と踊りが大好きだ

バレエも好きだが、社交ダンスの選手権(特にラテン)

アルゼンチンタンゴの選手権は、放送していれば必ず見る

ミュージカルも好きだし

ストーリー上何の脈絡も無いのに、突然、登場人物が全員

踊り始める、インド映画も大好きだ


だが、毎年必ず見ているくらい大好きなのは

フィギュアスケートだ

私の世代なら、伊藤みどりの活躍は、皆、知っていると思う

私はその前のカタリーナ・ビットの頃からの

フィギュアスケートファンで

あの当時は、今と違ってさほどフィギュアスケートに人気がなく

代々木体育館でやっていた、NHK杯のチケットなど

当日でもすぐに買えたので

寒さ除けのひざ掛け毛布三枚と

リンクに投げ込む用の花束を抱えて

試合を見に、日参したものだった


フィギュアスケートはスポーツだけあって

必ず入れなければいけない技が決まっていて

その技の出来栄えで「競う」要素は大きいが

それ以外にも、どれだけ曲を表現できているか、という

いわば、芸術性を競うポイントがあるので

ほんの数分のプログラムなのに

それぞれの選手の個性が映えるように

曲選び、コスチューム、振り付けと、かなり凝りまくっている

この「個性」を見るのが、とても楽しい

特に、外国の選手は、今年はどんなプログラムだろうかと

ワクワクしながら画面にくぎ付けになっている


特に「推し」の選手はいないが

必ず注目してみているのが、

女子では日本の坂本、ベルギーのヘンドリック

男子では、日本の宇野、鍵山、マリニン


女子は、線の細い妖精妖精したタイプの選手より

エネルギッシュでパワフルで

観客を吹き飛ばしてしまいそうなスケートをする

選手の方が好みだ

今年の上位二人は、まさにこの「強い女性」で

なんともカッコよく、二人とも大好きだ


男子は、「四回転の神」こと、マリニンがとても楽しみだ

ジャンプは言うまでも無いとして

それ以外の、曲のつなぎの部分や、ステップのような「踊る」部分が

年ごとに見ごたえが出てくる

今年のフリーはどこまでの完成度になるか

四回転半をとぶか、それも楽しみだ


宇野はこの頃、とてもエレガントになったと思う

期待の新星だった頃は、元気が良く

爆発力のある選手だと思っていたのが

この数年、どんどん繊細で、それこそ、妖精妖精してきたように思う

実にきれいで、まさに眼福だ


鍵山は、実は、まだジュニアの頃に

試合を見に行ったことがある

横浜駅の近くのリンクで、入場無料で見られる

時期も五月、という、小さな試合だった

三回転ジャンプをすると、ガッという不気味な音と同時に

リンクの氷がえぐれ、破片がとぶ

そして、これは私の小さな自慢なのだが

一番前の列で見ていたこともあり

一度だけ、気のせいかと迷うくらいではあるが

鍵山のスケート靴の削った氷の破片を浴びている

なんとなく、「その時からの御縁」という気がして

一方的に、袖振り合うも他生の縁

他人のような気がしない、と思っている

昨シーズンはケガでかなり苦しい一年だったようだが

今年は、元気そうで、活躍を期待している


エキシビションまで入れて

来週の木曜日まで、テレビにくぎ付けになりそうだ

試験勉強が滞らないよう

上手く、バランスを取っていきたいと思っている



2024年3月21日木曜日

★モンスタークレーマー

 今朝、休日明けで

なんだか少し良い気分で出勤したら

何やら、給湯室に数人が集まって

深刻そうに話している

そのうちの一人は、車いすユーザーだ


私の職場は、かなりバリアフリーが進んでいて

車いすユーザーに限らす、障かい者は何人かいる

みな、ごく普通に社員として働いており

希望すること、やってほしくないこと

職場として対応できること、できないことなど

ある程度、ざっくばらんに、言い合えている


若い子のガールズトークかと

思っていたら、ふいに呼び止められた

車いすユーザーの同僚がひどく憤慨しており

これ、ひどいと思いません、と

急に、スマホの画面を差し出された


読んでみて、ああ、あれか、と思い当たった

車いすユーザーと映画館の間で

何かトラブルになったらしい、というのは

テレビのニュース番組でちらりと見てはいた

ひどく雑なまとめ方をしていたので

興味も持てず、流していたのだが


車いすユーザーの同僚が怒っていたのは

映画館に対してではなく

クレームをつけた、車いすユーザーに対してだった

車いすを使っている人が全部、こういう人ばかりだと思われる

誤解されたら悔しい、と、かなりの怒りぶりだ


若い方の使うスマホの文字は、私には少し小さくて

読みづらいのだが、頑張って読んでみた


なるほど、これは同僚が怒るのももっともだ、と思った

もともと、映画館とトラブルになった人は

迷惑系ユーチューバーらしく

新幹線の中で、猫をケージから出して

動画を撮影し、アップしたりしていた

(私は猫好きだが

 さすがにこれはどうかと思う)


目下、大騒ぎになっているのは

この人は、事前連絡せずに映画館に行き

車いす席があるにもかかわらず

別の席に座りたいから、と

映画館の職員に、車いすごと抱えて階段を上らせ

自分の体を持ち上げてシートに移動させた

見終わった後で

映画館の支配人から、うちの映画館では人手が足りないので、と

今後の対応を断れらたら

社長と話をさせろ、支配人も謝罪文を出せ、と要求していた


私が呼び止められたのも、納得がいった

私は数年前に、自転車にはねられて骨盤を複雑骨折し

しばらく、車いすを使っていた

その後、歩けるようになってしばらくして

父親の介護がはじまり、今度は車いすを使って

介助する立場になった

おそらく、この職場の健常者の中では

車いすの知識も、経験も、私が一番豊富だからだろう


どう思います、と聞かれたので

車いすの扱い、介助の仕方、映画館の知識

労働基準法

全てについて、余りに無知だ、と答えた


車いすは、持ち上げるようには設計されていない

なので、持ち手がどこにもない

しかも、車いすごとに構造は千差万別だ

素人が見て、一番持ちやすそうだと思うのは

車いすの手すり部分だが

私の使っていたものは、手すり部分は着脱式で

力をこめたら、すぐに外れるタイプだった

これを持ち上げられたら、とても不安定だろうし

車いすには安全ベルトはないので

最悪、落ちる可能性もある

万一落ちたら、車いすに乗っているくらいだ、

体がうまく動かせない、つまり、受け身が取れないので

大事故につながる可能性がある


また、介助もかなり難しい

体を持ち上げて、車いすに乗せるのが

どれほど神経を使い、大変な作業か

一度でも、親の介護をしたことがある人は

心底同意してくれると思う


体に力が入っていな人を、支えるのはとても重い

ぶつけて怪我をさせてはいけないので、神経を使う

なおかつ、数センチの誤差で

車いすの据わる部分にぴったりと

体をおろし、座らせることの難しさ

自分がどんな体勢を取っていいのかわからないままやると

膝、肩、腰を同時に傷める

関節の可動域を知らずに、相手の体を動かすと

関節を外してしまう可能性もある

父の最晩年には、ヘルパーさんと訪問看護師さんとマッサージの方に

毎日訪問してもらっていたが

その時にも、一人で車いすからベッドへの移動は難しい、

無理をせず、専門家の手を借りてください、と

何度も言われた


簡単そうに見えるかもしれないが

介助の仕事というのは、本当に難しい

だからこそ、介助には資格がある

勉強をし、実習を重ね、試験に受かる

そうした「プロ」に安心して、自分の体をゆだね

プロの仕事には、正当な報酬を払う

これがスジだと、私は思っている


映画館は、車いす席を用意しているのに

そこを使わず、あえて別の席で見るというなら

介助者を頼んで、一緒に映画館に行き

車いすを押してもらい

座席移動も介助してもらうべきだろう、と思う


素人である、映画館のバイトさんに

薄暗い映画館の、細い階段で

車いすを持ち上げさせた上に

体に触れる介助をさせるなど

どう考えても、無茶な要求だろうと思う

無茶を要求し、断ると、上の人と話させろと騒ぐのを

モンスタークレーマーという


それに、私が引っ掛かっているのは

映画館のバイトスタッフのことだ


労働基準法を頂点とする労働環境に関する法律では

女性が持てる荷物の重さとして

最大20キログラムまで、と定めがある

車いすごと運ぶとしたら

載っている人の体重が30キロ台でなければ

法律違反となるはずだ


私の職場には、妊娠中の女性も何人かいる

当然ながら、職場全体で協力して

高いところのものは取らせないし

重いものは運ばせない

確率は高くはなくても、映画館のスタッフに

妊婦サンがいる可能性もゼロではない

そのあたりの配慮も、あって良いだろう


さらに、運んだのは女性二人だったというが

私としては、そのバイトさんたちが

どんな靴をはいていたのかも、心配になっている

介護施設では、全員がゴム底のスニーカーで

滑らないように、重いものを持っても

足首をひねらないように、安全に配慮している

だが、映画館のスタッフで、運動靴を履いている人は

掃除の人以外には見たことがない

パンプス履き、ハイヒール履きで

重い車いすを運ばされては

足を滑らせる危険、捻挫する危険もあり

非常に危なかったはずだ

それも含めて、せめて映画館には

事前連絡の電話一本くらいは

かけても良かっただろうと思っている


なので、私が車いすユーザーの同僚に答えたのは

どこをどう考えても

このクレームは不当だと思う

けれども

モンスタークレーマーは、健常者にもたくさんいる

たまたま、クレーマーの1人が

車いすユーザーだっただけで

これが車いす全体の偏見になるほど

世の中は単純でも、冷たくないと思う

少なくとも、この職場にいる人は

誰もそんなことを思っていないし

貴女をクレーマーだと思う人も

わがままだと思う人も一人もいない

だから、今まで通り、安心して職場に来て欲しい、と話した


若い子達は、あの子の好きなミルクティーを入れて

励ましてあげよう、と相談をしていた


元気になってくれるといいと思う







2024年3月20日水曜日

★「100歳まで生きたいか」アンケート各国比較・日本は最低数

休日にのんびりとYahooニュースを見ていたら

面白いものが目に飛び込んできた

「百歳まで生きたいですか」や、幸福度について

6か国比較のアンケートをとったところ

日本が最低だったそうだ


百まで生きたいと答えた人は

何と、3割だったそうだ

理由は、「大変そう」「迷惑をかけたくない」からで

将来に対して

「チャンスが増える」「幸せそうに見える」と

答えた人の数も、少なかったのだそうだ


率直に言って、「なぜ?」と思う

少なくとも、私は役職定年なってから

毎日が楽しくて楽しくてたまらないのだが

こうした統計を見ると、自分がかなり変な人なのではないかと

真剣に、考え込んでしまう


確かに、役職定年になり、給料は減った

だが

その分、付き合いの飲み会も、部下の結婚式も

息子の妻の実家との盆暮れの御挨拶も

全部、やめさせてもらっている

つまり、「虚礼廃止」をしているので

年間の収支を合計すると、さほど変わってはいない


年金だけになったらどうするのか、と言われそうだが

そうなったころには、食べる分量も減っているだろうし

スーツ類も着なくなるから

衣料品も少なくて済む

ただ、私は寒がりなので

ユニクロあたりのヒートテック肌着は

毎年新しいものを二着くらいずつ

買うことにはなるだろうが

それ以外の、例えばブランド品などは

外出の機会も減ることだし

欲しいとも思わなくなるだろう


一日一時間くらい、趣味の散歩を楽しんで

毎日、プランターの家庭菜園を手入れし

取りためたビデオを鑑賞

食事は自分で手作りするので

自分が一番おいしいと思う味付けで

体にも財布にも優しいものを食べる

寝る時間も起きる時間も自由

月に3千円ほど節約できれば

市の体育館でやっている

週に一度のスイミングレッスンの月謝に充てる

NHKラジオで聞いている、趣味のスペイン語は

テキスト代だけなので、毎月580円

みっちり復習すると

ワンレッスンにつき2時間くらいかかるので

コスパも良い上に、良い脳トレにもなる

いずれ、もう少し達者に話せるようになったら

スペイン語圏の国々にむけて

「日本のシニアの生活紹介動画」などを

投稿したいという、夢も持っている

シニア割引で半年に一度くらい

映画館に映画を見に行き

家庭では、バレンタインや、ひな祭り

端午の節句、七夕、パリ祭

行事をきっちりこなしていったら

毎日、チャンスを拾うのに忙しく

ワクワクして楽しく暮らしていそうな気がしている


迷惑をかける、というのも

心得違いではないかと思う

子供と同居していて、子供に自分の介護を全部

やってもらっているのなら

そんな気になるかもしれないが

私は完全別居、介護を頼むとしたら

介護保険を通して、プロのヘルパーさんのお世話になる予定だ

つまり、ヘルパーさんの「雇い主」として

仕事を依頼する、ということになる

若い人が、家事代行サービスを頼んで

掃除、洗濯、皿洗いをしてもらっても

「家政婦さんに迷惑をかけた」ことにはならないだろう

それが、高齢者がヘルパーさんに

家事や買い物をお願いすると、途端に「迷惑をかける」に

なるのは、ちょっと筋が違うと思う

感謝の気持ちは持つとは思うが

それと「迷惑」は全くの別物だろう


もっと高齢になったときには

公的介護保険を使って

「在宅ひとり死」をしたいと思っている

もちろん、在宅診療や、夜間ヘルパーさんに

介護と看取りはお願いする

そして

資本主義社会というのはありがたいもので

こうした分野でも、ある程度の額を払えば

「利用者」の1人として業者と契約ができ

契約に対応した「サービス」が受けられる


私が、今、年金と同額で生活し

残った資金はすべて貯蓄に回しているのは

自分の体が動かなくなり

年金以外の収入源が無くなったときに

自分の望むサービスを受けるための資金を準備するためだ

自分の資金で、自分の望むサービスをしてくれる会社と契約し

望んだ措置をしてもらうのだから

「迷惑」など、誰にもかかりようがないだろうと

どうしても、思ってしまうのだが


私は、100までというよりも、100を超え

最高齢で、ギネスに載るのを目標にしている

毎年、商店街の桜並木を見るのを楽しみにしている

一度でも多く、桜を見たいと思っているのだが

やはり、自分は変人なのか、と統計を見て考え込んでしまっている







2024年3月19日火曜日

★「無趣味なので定年後が心配」という方に贈る・60歳から始めるおすすめ趣味リスト ③ 保護猫カフェスタッフ

 陽気が暖かくなり

なんとなく、昼休みに外出がしたくなり

勤め先のビルから徒歩3分ほどの

キッチンカーの集合場所に出かけてみた

普段は弁当派なのと

この時期は、花粉症がきついことも手伝って

本当にたまたま、新しいキッチンカーが

出ていないかな、と、冷やかし半分にみてまわっていたところ


異動前に同じ部署だった、元同僚と

ばったりと出会った

キッチンカーのハワイ風料理

「ロコモコ弁当」のファンなのだという

私も今日の昼食はそれにして

早咲きの河津桜の下で、一緒に弁当を広げていたら

定年後、何か楽しそうなことはないかしら、と独り言のように

つぶやいた


これは、と、ちょっと緊張した

この人も、今月末で定年になる

そして、あまり自分の心の中を人に言わない人だ

だから

この人が、独り言のようにつぶやくことは

決して、独り言だと思ってはいけない

むしろ、普通のひとなら、一杯おごるから相談にのつてよ、と

コンビニコーヒー片手にやってくる人と同レベルか

あるいは、ずっと深刻な事態と思った方がいい

(私への「一杯」はコンビニコーヒーに一杯と

 相場が決まっているらしいのだが、それはさておき)


ご夫婦で40年、部署は変われど同じ職場に勤めていて

波風が立った、という話も聞かない

最初は、ご夫婦で楽しめる何かが良いか、と思ったのだが

もしそのつもりなら、相談は夫婦でしているだろう

他人である私に話を持ってくる、ということは

趣味を口実に、一人になれる時間が欲しいのかもしれない


と、なると

この人の好みにあっていて

1人になれる時間を確保できる趣味

相手が一緒に来ようとしても、一緒に来られない事情があり

波風を立てずに一人になれる趣味、がいいかもしれない

読書や手芸では、家を空けて一人になることはできないし、と

迷った末に

ここは、ソバ―キュリアスの意地

飲酒の時間を情報収集に費やしてきて

ムダな情報が、おもちゃ箱のように頭の中に詰まっている

必死で検索して

これぞ、というものを見つけ出した


念のため、かなり唐突ではあるが

猫、お好きですよね、と確認してみた

すると

そうですけど、どうして、とかなりビックリされた

話はとても単純だ

この人の目立たない私物には、猫モチーフのものが

とても多い

休憩用のティーバックを入れている缶は

カルディが猫の日限定で売り出している猫イラストだし

ボールペンはクリップの先に、小さな猫の足の裏がついている

この頃は、大河ドラマのラインスタンプを使っているが

愛用しているのは、主人公の紫式部でも、藤原道長でもなく

猫の「こまろ」だ


だが、家庭で猫を飼っている、と聞いたことはない

何かご事情でも、と尋ねたら

本人以外の家族が全員ネコアレルギー、とのことだった

ネコをとおりこして、動物の毛一般が全部ダメだそうだ


これで、話がつながった

この人は、自分はネコが大好きなのに

家族がアレルギーで、飼うことができない

でも、ネコ好きを大っぴらに出すと

家族の気持ちの負担になるかもしれないから

1人でそっと、猫グッズを愛用することで

心の隙間を埋めていた、というところだろう


いじらしい、というか、けなげ、というか

こうなれば、おすすめするのはほぼ一択

保護猫カフェでのボランティアだ

ここなら、一人になれるうえに

思いっきり、猫と触れ合うこともできる

というよりも、猫と触れ合うことが仕事だ


保護猫、というのは、早く言うと野良ネコだ

だが、野良猫の生活は過酷で

子猫の時は、カラスに狙われることもある

えさを取ることができず、やせ細っていったり

ネコ白血病、猫エイズのような伝染病にかかることも多い

何より、東京では自動車事故が非常に多く

天寿を全うできる猫はほどんどいない


こうした猫たちを路上生活からレスキューして

病気を治し、トイレのしつけをし、人なれさせたうえで

譲渡会をひらいて、猫を飼いたい人との縁をつなぐのが

「保護猫活動」

東京では、千代田区が区をあげてバックアップしているが

それだけでは資金は不十分なので

ほとんどの保護猫活動グループが

猫グッズの販売や、猫カフェ、猫祭りなどの

イベントで、資金を集めているところが多い


ただ、保護猫活動団体にも、いろいろとある

さすがに、政治や宗教と絡む団体はないのだが

ネコの保護に夢中になりすぎるあまり

少し極端に走っている団体も、無いとはいえない

なので

ボランティア登録の前に、自分に合うかどうか

自分の目で確かめてくださいよ、

と前置きして

いくつかある、知り合いの団体の中から

一番、この人のご自宅に近く、常識的で、穏やかで、雰囲気が良く

日本最大手と思われる団体を紹介した


この団体は、大阪に、保護猫活動用ビルを1棟持っていて

そのビルで、猫カフェと、猫ホテルを営業していること

東京でも、数店ネコカフェを開いていること

ネコカフェのホールスタッフを兼ねて

保護猫のお世話係を募集していること

ボランティアで、報酬は出ないと思うが

老若男女を問わず、ネコ友達がたくさんできること

スタッフは毎日、丁寧に

ネコのお世話、というか

ネコとのスキンシップ、というか、猫可愛がり、というか

とにかく、店内に入れば、すっかり猫まみれ

ブラッシングからはじまり、ご飯をあげたり

ネコの運動係もかねて、猫じゃらしをしたり

爪の手入れをしてあげたり、譲渡会用のネコ写真を撮ったり……


そのあたりまで話したところで

保護猫団体への連絡先を聞かれた

絶対に連絡します、と

嬉しそうに何度もお礼を言われて

同じくらいの回数、頭を下げられた


そんなに、お礼を言われるとちょっと困ってしまう

というのも

実は、私はこの団体とはちょっとしたつながりがあるからだ

ここの「ネコ助け合い活動」に入っているのだ

私は一人暮らしなので、万一のことがあったときに

愛猫の行く末が、とても心配だ

特に、通勤の間に交通事故などにあって

家に帰れなくなったら、我が愛猫は

その日から食べるに事欠くことになる

そんなときの保険のようなものだ

このメンバーになると

この団体がカードを発行してくれる

「家に猫がいます

 私に万一のことがあれば

 この団体に電話してください

 すぐに猫を保護しに行きます」

と書かれている

私はこれをいつも持ち歩いている

ちなみに、今も、財布の中だ


いつかまた、この人とばったりと会うだろう

今度は、この団体の猫カフェで、かもしれない

その時も、きっと今見せているような、キラキラした笑顔を

振りまいているだろうか

そうだといいな、と思うと

なんとなく、未来が楽しみになってきた