今日、Xのトレンドワードを見ていたら
「このままでは学校があぶない」
というのが入っていた
私の正直な感想は
「何をいまさら」だ
学校の先生の数がどんどん減っている
退職者が多い上に、なり手がいない
すでに、四千人以上の欠員がいるが
補充できる当てがない
このままでは、公教育が崩壊する
そんなことは、もう十年近く前から言われてきた
一つには、収入の低さもあるが
一番の原因は、仕事が多すぎることだ
授業は普通に、六時間ある
これに、朝と放課後の部活指導が重なる
給食は生徒と一緒に食べるので
昼休みは、働いているのと同じ
休み時間も休めない
そのうえ、持ち帰り仕事が多い
定期テストの作成、採点
文化祭、体育祭のイベント準備、修学旅行のブランづくり
受験学年の担当に当たれば、内申書書き
これに、学期ごとの進路指導と、三者面談の準備
クレーマー保護者がいれば、その対応
夏休みや冬休みがあるではないか、と
確かに私も、思っていたことがある
だが
これも、たいてい夏には部活の大会がある
野球の甲子園に限らず
体育系の部活はたいていどれも
夏休みは大会シーズンだが
文科系の部活でも
俳句や、演劇、吹奏楽の大会があり
その指導や合宿で
教師は決して「夏休み」にはならないのだそうだ
ここまでひずみが出てきたら、どうするか
私は、おそらく
授業関連、保護者関連以外の業務は
少しずつ、外部に発注していくように
なるのではないかと思っている
現実問題として
特に、東京都と横浜市では
部活を外部の指導員に任せる学校が増えており
サイトで、「部活指導員」を募集している
学校業務でもそうだ
教員免許不要の、学校業務
授業の教材の整備や、教室の準備
印刷や搬送などの事務は
「教育事務」と名付けられ
ほとんどの自治体の教育委員会が
ホームページで求人を出している
こうした仕事の一番のうまみは
まさに、年齢制限がないこと、だ
教員ではないので、教員免許もいらない
仕事の時間は短く、長くて3時間程度
それでいて、社会保険完備だ
部活指導員の求人は
今のところは、サッカーや、テニス、野球など
スポーツのコーチに偏っているようだが
これが一般化してくれば
どこの学校にもある、吹奏楽や、調理部、ダンス部
学校によっては、あるものもある
英会話部や、園芸部、将棋部、囲碁部、華道部
まさに、大人で言えば「カルチャーセンター」だ
50歳くらいから、自分の趣味を磨いて
人に教えられるレベルまでもっていけば
部活指導員の仕事をゲットして
まさに、「好きなことを仕事にする」生活を
手に入れる可能性も出てきた
例えば、マンガ、釣り、陶芸、ヨガ
学校の先生では顧問を仕切れない趣味でも
シニア層なら、対応できるものもかなりあるだろう
ちなみに私は
何としても、何年かかっても
ファイナンシャルプランナー1級に合格して
「ファイナンシャルプランナー部」の部活顧問
また、現在勉強中の
アロマテラピー1級になんとかして合格して
「アロマテラピー部」顧問
このどちらかを狙っている
あと五年のうちに、公教育の分野は
大きく動くだろう、というのが私の予想だ
何か趣味をお持ちの方は
だまされたと思って
あと五年、徹底して磨いてみてはいかがだろうか
それに、もし狙い通りにいかなくても
趣味ざんまいの五年間は
とても楽しいものになるのではないかと思っている