さて、12月もそろそろ上旬を終え
クリスマスまで、あと2週間
いよいよあわただしくなってくると
やはり、気になるのは「おせち」だったりする
今年のおせちはどうするか
毎年、頭を悩ませている
父と一緒に暮らしていたときは
最初の数年は自分で作りはしたものの
父が年に一度、豪華版のおせちを
買うのを楽しみにしていることに気づいてからは
カタログを見ながら、あれこれ選ぶのが
毎年の終わりの、楽しい行事の一つになった
父も、私と同じで
あれこれ、ちょっと変わった料理を
品数多く、少しずつ食べたいたちで
中華、洋風、和風の三種類が入ったおせちを注文し
ローストビーフやら、タラバガニやらを
一通り、少しずつ食べるのを楽しみにしていたものだった
たいてい、おせちは二日の夜には
きれいになくなり
三日は、ジャガイモをゴロゴロと入れた
昭和風のカレーを作ったものだった
1人暮らしになってからは
おせちを買おうという気にはならない
正直に言うと、どこの店のものも、まずい
まずい、というよりも
私には、味が濃すぎる
私の好みは、素材の味がわかる程度の味付けだ
栗きんとんには、サツマイモの味が残っていてほしいし
田作りの醤油と砂糖は
ほんのりと香る程度
おせちの残りを、年明けの弁当に詰めても
違和感なく、白米のおかずとして
おいしく食べられる程度、というのが
私の好みだ
おまけに、私は肝臓の数値が思わしくなく
プリン体の多い食品
具体的には、レバーと、魚卵を禁止されている
つまり
イクラも、数の子も
おせちの中に入っていたとしても
食べるわけにはいかないのだ
こうなってくると、市販品は
避けた方が良いように思えてくる
なので
やむなく、手作りすることにしている
ただし、全品ではない
それでは、さすがにバテまくる
好きなおかずだけ
簡単な方法で作っている
他作りは、電子レンジを使って
クルミと合わせた、ナッツ入りのものを
あっさり味で作る
レンジ使用なので、全部で20分もかからないうえに
掃除の手間もかからない
豆きんとんは、自慢の圧力なべで
20分程度でできるし
黒豆は、フジッコのお豆さんシリーズ
あまさ控えめ、を、利用している
大根とニンジンをスライサーで削るだけで
あっというまに、なますは完成
同じく、スライサーで削って、酢蓮あっさり
伊達巻き、昆布巻き、かまぼこは
スーパーに行って
争奪戦になる前に、急いで買い込んでおく
一番手間がかかるのは
煮しめだとは思うのだが
これも、大変なのは皮をむくことと
味が染みるまで煮込むことで
料理そのものは、肉じゃがとくらべても
かなり、やさしい部類になると思う
あとは、私の好きなこはだと
松前漬けあたりを買い込んで
京都に旅行に行ったときに買った
自慢の重箱に、きれいに詰めれば
お節料理の完成なのだが
これだけではつまらないので
毎年一つずつ、新しい品を覚えて
おせちのバージョンアップを図っている
今年の目標は
「たたきごぼう」にした
というのも
ゴボウは、煮しめにも使うので
必ず買う食材だからだ
ただ、煮しめだけでは、毎年余らせてしまい
消費しきるのに、なかなか苦労した記憶がある
今年は、たたきごぼうにして
食材を余らせないように
特にゴボウは、正月三が日の間に
全部食べ切ることを目標にした
おせちは今年最後の大仕事
どうせなら、楽しく、美味しく
来年の福を呼び込むような
楽しいものを作りたいと思っている