もともと、今年の大河ドラマ
「光る君へ」には
頭にドが付くほどハマっており
毎週、楽しみにテレビの前に陣取っているのだが
昨日放送の、第46話は
シニア必見要素が満載
今までのストーリーは知らなくてもよいので
今からでも遅くはないので
今までのストーリーは知らなくてよいので
ぜひ、この話だけでも見てほしいと思った
あらすじをまとめておくと
主人公は、紫式部、ドラマの中では
「藤式部」とか、本名の「まひろ」とか呼ばれている
その「まひろ」は
源氏物語を書き終えると
結ばれることのなかった恋人
藤原道長のもとを去り、旅にでて
九州の太宰府までやってきている
そこで、20年前に
お互いに好きになりかけていたが
破綻してしまった、宋の国の医者と再会
太宰府には、かつて道長と勢力争いをして敗れた
道長の甥、隆家がいる
この隆家は、かつては上皇に矢をいかけけて
家の没落を招いた
「困ったちゃん」だったのが
太宰府では、土地の豪族たちからも
すっかり慕われる、見事な領主になっている
そして、今回の放送では
「刀伊の入寇」つまり
壱岐、対馬が高麗軍と海賊に襲われ
この兵が、博多あたりに攻め寄せてきたのを
隆家達、太宰府の兵と合戦になり
まひろ達一行は、それに巻き込まれる、という
内容なのだが
シニア必見、だと思ったのは
まひろが、都から太宰府まで
わざわざ旅に来た理由だ
自分は、書くことがすべて
それが、源氏物語を書き終えてしまった
今はもう、ほかの物語を書く気力も無い
源氏物語の終わりと一緒に、自分も終わってしまった
なのに、自分が終わったことを、認められない
これは、役職定年や、実際の定年になって
今までの机の中身をかたづけ
場所をあけわたしてくい、あの時の気持ちと
かなり、重なるのではなかろうか
これに対し、20年前に恋仲になりかけて、破綻した
宋の医師の答えが、振るっていた
俺のことを書かないか、と誘うのだ
そして
筆と墨さえあれば、どこででも書ける、と
寄り添い、励ましてくれる
見ていて、これは退職後のシニアにかける言葉だ、と
思った
同じジャンルで
今度は、世間でいう「成功」などを求めずに
ただ、自分が面白いと思ったことをすればいい
最低限の材料さえあれば
自分一人で、ごくごく小さな起業をすればいい
私には、そう聞こえた
もう一つ
太宰府の帥になっている、隆家だ
この隆家は、都にいたころは
「軽挙妄動」が多い、というのか
なんとも、行動力はあるが、頭がついていかない
残念な人にしか、見えなかったのだが
太宰府の水があった、というのか
本人も、ここに来て、都で官位をあらそっいたのが
場がバカ市区なった、といい
仲間さえいれば、富などいらん、と言い放ち
地元の豪族たちと一緒に踊り
兵士に酒を差し入れ
実に、幸せそうに、頼もしくなっていた
刀伊の入寇の後の指示も
出陣のタイミング、兵の集め方
戦になった時の矢のうまさ、まど
これ、「光る君へ」ですよね、
「鎌倉殿の13人」ではないですよね、と
言いたくなるくらい、適格だった
ちなみに、これが隆家の「ビフォーアフター」
都で、「困ったちゃん」時代と
現在の、太宰府時代である
これは、見事な「退職後の生活」の
モデルケースではないだろうか
今の仕事が、本当に心の底から好きだ、という人は
同じジャンルで、つとめるにせよ、起業するにせよ
やっていけばいい
だが、前の職場が、本当に自分に合っていたのか
ひょっとしたら、自分の気質を曲げたり
人に見られないように、押し隠したりして
いなかっただろうか
もし、そうなら
定年退職はむしろ
自分を見つめなおし、自分に一番あった
生き方を探せる
いわば、貴重なリセットのチャンス
これかな、と思う方面に飛び込んでみて
うまくいけばよし、なんだかなぁ、と思うなら
ほかのところに、別のことを探しに行けば好
そして、うまくはまれば
収入は減るかもしれないが
それ以上に、やりがいや、幸福感や
周囲からの尊敬を得られるかもしれない
今回の「光る君へ」は
それこそ、作者サンには
全くその気はなかったのかもしれないが
「シニアライフの成功のコツ」の
まとめ回のような気がしているのだが
いかがだろか
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