私は、普段の月の生活費は
1か月11万だ
その理由は単純で、将来の年金額が
11万だからだ
時々、ネット記事で
「こんなに年金が少ないとは思わなかった」
「どうやりくりしていったらいいか、わからない」
という記事を読むが
私に言わせれば、単なる準備不足だ
年金額がいくらになるのかは
「年金定期便」というはがきで、前もって教えてもらえる
大体、55歳くらいから、おおよその額はわかる
それなら
65歳から始まる、年金生活のために
その額の範囲内で暮らすように
55歳くらいから、シミュレーションすればよいのだ
55歳から始めれば、10年間の余裕がある
使いすぎてしまっても
なかなか、うまく配分できなくても
10年間の間なら、ミスがあっても大丈夫だ
会社の月給から補填できるので
赤字を反省して、次の月にはうまくできるように
そして、65歳になるときには
自然に、11万の生活ができるように
訓練すればよいのだ
現在、私は11万の生活ではあるが
持ち家なので、家賃がないこともあり
十分に生活できている、といとうよりも
かなり、富裕間のある
「プチ贅沢」な暮らしができている
ただ、「ブチ贅沢」にはコツがある
生活必需品ではないもの
コーヒーや、紅茶、菓子類は
スーパーなどのものではなく
名店と言われる、美味なものを買うこと
ただし、定価で買ってはいけない
値引きになるときをあらかじめ調べておいて
その時に、少し多めに
私の場合は、三か月から半年分くらい
まとめ買いをすることにしている
コーヒーは、銀座の老舗の
夏と冬の福袋で買っている
ドリップパックなら一袋二十円
近所のスーパーの、ドトールのドリップより割安だが
味も香りも、レベルはかなり高い
紅茶は、ルピシアのグランマルシェで買っている
ルピシアというのは、国産の紅茶メーカー
本社は北海道の、なんと、ニセコにあるのだそうだ
……スキー場だけの街ではないのだ……
このルピシアが
毎年、日本各地の都市を回って
「グランマルシェ」という、紅茶フェスをやっている
かなり大々的で、万単位の入場者がいるそうだ
私は、紅茶はたいてい、このイベントで買っている
私が行ったのは、フェスの最終日
日曜日の午後、横浜の会場だった
かなりの人出があるので
事前にネット予約をしないと入れないが
入場そのものは無料だ
会場はとにかく広く
デパートのイベント会場の、ざっと10倍近く
あるのではないかと思う
その会場に、90種類のお茶がずらりと並んでいる
各品ごとに、ポスターと試飲用のポットがおかれていて
好きなものを、好きなだけお試しができるようになっている
スーパーの試食などでは
飲んだら、買わなくてはいけない雰囲気だが
このフェスは、あまりに人が多くて
お盆にのせた、30こくらいの試飲の紙コップは
まさに、瞬く間に無くなる
無くなったら、セルフサービスでもらえるようになっている
つまり
いちいち、誰がどれをどのくらい飲んだかなど
見ていられないレベルなので
こちらも、気兼ねなく、あれこれと
興味のある紅茶を、次々と飲み比べることができる
ダージリンなどの、定番もあるが
この会場限定の、特別な香りのついたものもある
私が気に入ったのは
「モンブラン」の紅茶
アップルティーなどと同じく
味わいは紅茶なのだか、香りだけが違う
モンブランは、栗と、クリームの良い香りの上に
どういうブレンドなのか
ほんのりと、甘みも感じられた