2024年11月15日金曜日

「孤独死とか、どうしますか」と聞かれたので「もう手は打ってあります」と答えた話

私の職場は、かなり働きやすい

特に、役職定年になってから

シニア仲間が、みな、ざっくばらんに

生活の悩みなどを相談しあうようになってから

ちょっとした、情報交換センターのようになっており

その点でも、非常に役に立ち

ありがたい限りだ


今日は、突然

「つかぬことを伺いますが」と声をかけられた

他のフロアーの、ほとんど接触のなかった部署で

働いていた人で

それもあり、あまり話し他ことのない人なので

ちょっと意外に思いながら

はい、私でお役にたてれば、と答えた

その人が、いかにも深刻そうに見えたからだ

これは、何かある、と直感的に思った

その人は、ちょっと言いにくそうに

しばらく、もごもごしていたが


「おひとり暮らしだと伺いましたが

 万一の時のこととか、どう考えておられます?」


いきなり、核心に踏み込んできたな、と思った

だが、この人が思っているよりも

話はずっと単純だ

気を悪くしないでくださいね、と

おずおずと謝ってくれたのだが

謝ってもらうほどのことでもない

自分でも、そのリスクは十分にわかっている


なので、私の答えは

「もう、手は打ってあります

 今は、その手のサービスは花盛りですよ」


本当に、この手のサービスは各種取り揃えてあり

いろいろな業界が参入している

1人暮らしシニアのすることは、財布と相談しながら

必要なサービスを選んで、契約するだけだ


たとえば

自宅から、一時間くらいの距離に子供が住んでいて

すぐに来られる状況ならば

「電話サービス」を選べばよい

これは、何か異常があれば

業者が子供に連絡してくれる、というサービスだ

一番有名なものは、

沸騰ポットと業者がつながっており

一日に一度も沸騰ポットを使わないと

「何か、異変がありましたよ」と

子供に連絡してくれるというサービス

これが、いわば「草分け」だったが

今では、宅配の弁当業者や、牛乳配達業者

それに

郵便局までやっている

郵便局のものは、特に格安で

一月、千円もしない

毎日、自動音声で電話がかかってきて

対応しないと、子供に連絡してくれる、というものだ

ほかにも、宅配業者なども

参入しているようだ


このタイプのサービスは、一番費用が安い

だが、私には向かない

というのも、私は関東に住んでいて

息子は、大阪でフルタイムの勤務をしている

来られるとすれば、週末だが

週末にも、出勤のことがある


私の希望は

何かがあった、異変が起きている、と分かった時には

ガードマンが駆けつけてくれる、というタイプのものだ

いわゆる「高齢者見守りサービス」

ということになるのだが


これは、ホームサービスの業者なら

どこでも、確実に扱っている

いわば「ドル箱」のようなサービスのようだが

早い話が、値段が高い

たいていのサービスが、

高齢者が、突然具合が悪くなった時に

業者に連絡する、非常用ボタンや

医療相談がくみこまれたサービスになっている

だが、私はまだ、自力で119番に電話するくらいの

余力はあると思う

見守りや、非常用ボタンは、あと20年くらい先でもよさそうだ


緊急呼び出しと、医療相談はなし

その分、値段は下げてほしい

丸一日、部屋の中を歩いていなかったら

どこかで倒れている可能性あり、と判断して

プロが様子を見に来てくれる

ぶっ倒れていたら、救急車まで呼んでくれる、という

サービスはないものか

費用は、月に3千円ていどで済ませたい、と思い

随分と探し回った


予算は少しオーバーしたが

ちょうどよい業者を、運よく見つけることができ

現在は、そこと契約している

年に約4万の出費だが

まあ、この程度なら妥協線だろう

少なくとも、これで

1人暮らしをしていても

孤独死の果てに、何週間も遺体が発見されない、という

あの、悲惨な状況を逃れられるなら

額としても、リーズナブルだろうと思う


なので

シニア向けのサービスというのは

案外、発達しているけれども

どうしても、「万が一の時」の関連になるので

あまり広告がしにくいらしく

かなり、積極的に情報を取りにいかないと

置いてきぼりにされやすいですよ、と話した

そしてついでに一言

シニアにとっては

ある程度の安心や、安全は、お金で買えるのですよ、と

身も蓋もないことを付け加えた




2024年11月14日木曜日

定年後の仕事探しについて・私の場合

 ファイナンシャルプランナー1級

合格を祝ってくださるメッセージを

いくつかいただきました

心より感謝いたします

それと同時に、

定年後の仕事探しのために

ファイナンシャルプランナーを受験したと

書いていたけれど

そもそも、定年後の仕事探しはどうすればいいのか

全く、見当がつかない

何か、アドバイスをほしい、というメールも

かなりたくさんいただいた


なので、今回は

あくまで、私のケースではあるけれども

定年後の仕事探しプランについて

少し、書いてみようと思う


何事もそうだとは思うのだが

時間ギリギリに、慌てて何かをしても

あまり、うまくはいかない

時間をかけて、少しずつつ

こなしていくのがベストだと思う


なので

私は、職場で「定年後の生活研修」

俗称「ジジババ研修」の案内が来た時から

再就職計画をスタートさせた

私の職場では、55歳でこの案内が来る

なので、ちょうど5年前、ということになる


多くの週刊誌や、雑誌の記事を見てみると

「自分に何ができるのか

 自分の能力の棚卸をするとよい」と

書いてはあるけれど

自分自身を見たとき、当時の自分には

あまり、売り物になりそうなものが

無いように思えた


そこで、考えた

当時、私は55歳だったので

定年の62歳までは、7年間ある

7年といえば、幼稚園の年長さんが

小学校を卒業するまでの年数だ

その気になれば、

案外と、大きなこともできそうな気がした


それで、研修を受けたその足で

通勤経路にある、一番大きな書店に行って

資格試験のコーナーを見てみた

宅建と、行政書士だけは

大学時代にとっていたが

どちらも、実際の仕事には結びつかなかった

宅建は、不動産会社の営業には

必要不可欠かもしれないが

私は、自動車の運転免許がないので

不動産営業は、絶対にできない

でも、せっかくなので

この、両者の資格が生きるところは

ないものだろうか、と考えて

「資格試験予備校の講師か、教材担当者」と

思いついたわけだ

あとは、勉強さえすればよかった


「自分に何ができるか」に関しては

現在時点で考えない方がよいと思う

芳香性だけ、ざっくりと決まれば

それでよいと思う

具体的には、体力を生かしたい、とか

物を作りたい、とか

何かを教えたい、とか

フード系がいい、とか

その程度で十分だと、私は思っている


方向性が定まったら

その方向にある仕事を

ありったけ、見つけてみる

ただ、これは就職サイトではなく

実際に足を運んでみたり

ネットでも、具体的な店舗で

探してみた方がよいと思う


そして、「再就職用・仕事候補」は

難易度別に、7個くらいは

目をつけておいた方がよいと思う

ごく簡単なものから

数年間の準備が必要なものまで

定年退職という、ゴールの決まった時期までに

自分にどれだけの力がつけられるか

その、力の付き次第で

実力にあった職場を狙うのが

一番だと思う


たとえば

私は、資格試験系のほかにも

スペイン語を磨いて

スペイン語を使って働ける職場もいいな、と思っていた

スペイン語の求人は、多くはないが

特殊技能なので、必ずある

簡単なレベルからいくと

スペイン料理店のホール兼、簡単な通訳

皇居の観光ガイド

……これは、あらかじめ決まった文章を覚えて

  それを、決まった場所で話す、という

  音声ガイドのような仕事だ

  やってみたい、とは思ったが

  仕事の回数が少なく、月に一度か二度しかない……

伊勢志摩スペイン村の通訳兼、フロート運転手

外務省在外公館勤務

日本企業のメキシコ支店の通訳

法廷通訳

大使館勤務、と

探せば、いろいろとある

7年間勉強して、身に着いた実力に見合ったところに

応募すれは良いのではないか、と思っている


ちなみに

私の場合は、方向性も

3通り用意した

資格予備校の教材づくり、が

今のところ一番有力だが

スペイン語と、アロマテラピーも

次点として、用意してある

アロマテラピーは、営業力があれば

サロンなども開ける資格ではあるが

私には、それほどの気力もないので

講師職を考えている

と言っても、講師にもレベルがあり

カルチャーセンターなどに食い込むのは

なかなか難しくはあるが

私の近所にある、老人福祉会館では

毎年、アロマテラピーの講座があり

「冷え性知らずのバスボム」や

「花粉症が楽になるアロマキャンドル」などの

講座が受けられる

私が狙っているのは

こうした、ささやか系の講座の方だ


さらに、もう一つ

新卒や、第二新卒の人が狙わないような条件

つまり

二年契約程度の、期間職員を狙うのが

コツではないかと思っている

能力は低くても、若くて元気な人を雇いたいと思う職場は

少なくないだろうと思うからだ


ただ、私はまだ

現在の仕事を退職しているわけではないので

定年後の仕事探し、と言っても

実際に、就職活動をしているわけではない

その点は、ご容赦いただいて

少々、割り引いて聞いていただきたいとも思っている











2024年11月13日水曜日

気になる今年の福袋

 11月も10日を過ぎると

気になってくるのが、福袋だ

福袋など、年が明けてから

1月2日か、3日に買いに行くものではないのか

新年の風物詩だろう、と言われそうだが


それでは、甘い

人気の福袋は、ネットで公開されてから

ほんの数日で売り切れることが多い

だが

これも、福袋あるあるなのだが

さほどほしくないものまで

パック詰めされていることが多く

いくらお買い得でも、これはなぁ、と

思うものもある


なので、そろそろ今くらいから

どこの福袋を買おうか

予約をしようか、やめようか

楽しく頭を悩ませることになるのだが


まず

デパートのものは、手を出さないようにしている

確かに、お買い得なのだ

お買い得ではあるのだが

2万5千円相当が、1万8千円になっていても

私には、到底手が出せない

見ていると、つい欲しくなってしまうので

一切、見ないでアウトにしている


アパレル系も、手を出さない

サイズ違いや、好みの色でない場合など

いくら値引きされていても

いらないものは、いらない


結局、チェックをするもの

実際に買うのも、食品系になってくる

ある程度、日持ちのするもの

いかにも縁起がよさそうで

新しい年には、何かいいことが起こりそうだ、と

心ときめきするもの

それでいて、好みの品だけがはいっているもの

お徳用クーポンがついていれば、なお良い


となると


昨年、というか、今年の正月に買ったものは


① 築地銀だこ

  ここは、たこ焼き屋サンなので

  当然、たこ焼きの引換券

  それに加えて、タコ飯のもと

  得点スタンプなどが付く

  休日に良く行くショッピングモールのフードコートに

  銀だこが入っているので

  買い物帰りに、よく食べることもあり

  ここの福袋は、毎年リピーターになっている


② メリーチョコレート

  チョコレートの福袋は、一つ欲しいところだ

  ブランドはいろいろとあるのだが

  例えば、ゴディバは

  チョコレートだけではなく、クッキーやアイスクリームが

  セットになっている

  ゴディバは、確かにチョコレートは美味だが

  クッキーなら、私は六花亭の方が好みだ

  好きではないクッキーに、金は払いたくない

  モロゾフも、確かクッキーが入っていたように思う

  メリーは、完全な「チョコだけ福袋」

  なかなかの貴重袋(?)で、お気に入りだ

  


③伊藤園

 ここは、緑茶と紅茶、縁起物の干支飾りなど

 いろいろとセットになっているが

 実は、私が一番魅力を感じているのは

 中身のお茶類よりも

 それを全部入れてある、缶なのだ

 紅茶専門店に行くと

 カウンターに、ずらりと並べてある

 紅茶を入れる、大きな缶

 あれに入っている

 この缶は、密閉でき、湿気を遮断するので

 かなり便利で

 私は、ルピシアのグランマルシェで買い込んだ

 半年分の紅茶の保存に始まって

 使いかけの小麦粉、片栗粉、コーンスターチなどは

 この空き缶に入れて保存している

 なかなか、オシャレな缶なので

 キッチンの収納も、きれいになり

 お気に入りだったりする


今年も、この三点は必ずチェックするが

それ以外にも、面白そうなものはないか

この頃は、「体験チケット」が人気のようだが

一度やってみたいと思っている

乗馬や、カヌーの体験レッスン福袋など、ないものかと

あれこれ探してみようと思っている


今年も、もうあとひと月ちょっと

あまりに早く過ぎていく毎日を

大事に、いとおしんで、暮らしていこうと思っている




2024年11月12日火曜日

今年のクリスマスの予定を決定・最高の一日になる予感

 ファイナンシャルプランナー1級に合格し

浮かれている、というよりは

今まで、勉強の時間を確保するために

ガマンしてきたことを、あれこれと

一度に全部始めているので

とにかく、時間が足りない


一番先にやりたかった、部屋の片づけは

あまりに大量すぎて、なかなか進まず

これは、長期戦の構えにしようかと

思っているところだが


これは、急ぎでやらなくては、というのが

一件あった

「ブックサンタのサンタ申請」だ


何のことやら、わからないと思うので

ざっと解説すると

毎年、この時期に話題になるボランティア活動に

「ブックサンタ」というものがある

経済的に恵まれない家庭の子供たちに

本をプレゼントしよう、という企画だ

「ブックサンタ加盟店」のポスターを

貼ってある書店に行き

本を選んで、レジで料金を払い

受け取るときに

「ブックサンタで」と一言いうと

書店の人が預かって

ブックサンタの事務局に発送してくれる

事務局は、届いた本を

喜んでくれそうな子供たちに持っていく

ただし

12月24日の夜に

サンタのコスで、である











本自体は、まいとし寄付していた

これが、本好きにはたまらなく楽しかったりする

自分が書店に行き

自分の好きな本を、よそ様のお子さんに送り

自分の「推し」を合法的に押し付けることが

できるわけだから

思わず、本を選ぶのにも気合が入る、

というものだ


私はたいてい、自分が昔、好きだった本を

送っている

例えば

「ドリトル先生航海記」

……ドリトル先生シリーズの中で

  これが一番面白かった

  ついでに言えば、我が初恋の君の

  子供のころの愛読書でもあった……


「きまぐれロボット」

……星新一のショートショート集  

  これは、むさぼり読んだ

  思い出の作家さんだ……


「Yの悲劇」

……多分、現在でも世界で最も面白い

  推理小説だろうと思う

  この犯人の意外さには、度肝を抜かれた……


「関ケ原」

……司馬遼太郎の名作だ

  ブックサンタの「子供」は高校生までを

  対象としているので

  がっつりと読めるものも提供しておいた

  私の高校のころの愛読書で

  現在に至るまで、何度読んだかわからない……


あとは、気楽な心理テスト集や、おまじない

ドラえもんのひみつ、のような

子供の好きそうな、楽しげなもの

「ミッケ」シリーズのような、ゲームブック

この時期の、楽しみの一つなのだが















24日の、サンタになって配りにいく活動だけは

やったことがなかった

家族がいたときは、やはり

父と二人で、クリスマスの食卓を囲むのが

一番の楽しみだった

その後は、毎年1月、年明けすぐにある

ファイナンシャルプランナーの受験準備で

時間が取れなかった


だが、今年は違う

ブックサンタのボランティア募集の欄から

応募する、のボタンをクリック

ラインのアドレスで登録すると

すぐに返信が来て

実名と連絡先を送信すると

「サンタ講習会」の案内が送られてきた


この活動のサンタさんになるには

そこそこに厳しいルールがある

依頼者のご家庭に行くまでの間は禁煙

渋滞などに巻き込まれないように

公共交通機関を利用する

服は用意してくれるが

靴は自前で、サンタっぽい黒か茶のブーツ、などだ

これを、講習会という形で

全員が共有できるように、みっちり勉強する


わたしには、23日の講習会に召集がかかった

今から、ワクワクが止まらない

これで、今年のクリスマスの予定は決まった

本を渡し終えた後には

サンタのうちあげパーティーもある

普段は、そばーキュリアスなので

酒は飲めるが、飲まないとはいえ

このクリスマスパーティーだけは例外だ

年に一度、酔っぱらわない程度に

痛飲しようと思う


クリスマスイブの夜は

どこかの誰かのサンタになることができる

どこかの子供を喜ばせることができる

考えただけでも、幸せな気分が広がってくる

今から、最高の一日になる予感がしている


いつも思うのだが

「クリスマスが一人なのがつらい」

「一人で食べるチキンはおいしくない」という

ブログやツイッターの投稿を

ちょくちょく見るが

寂しい、つらいというくらいなら

これに限らず、クリスマスのボランティアに

参加してみてはどうだろうか

これは私の持論なのだが

人から「してもらう」「愛される」ことを求めると

主導権は他人が持つことになるので

どうしても、不安定になる

だが

自分が「する」「相手を大切にする」なら

行動するのは、あくまでも自分だ

主導権は、自分にある

それだけで、とても安定する


とくに、独身シニアの方々

ブックサンタの、サンタボランティアは特におすすめだ

シニア男性など、特にサンタにピッタリではないか


さらに言うなら

このボランティアは、かなり歩く

なので、当日にバテてしまわないように

11月くらいから、体力づくりのウォーキングを

しておいた方がいい

ということは

ボランティアといいつつも

体力増進、健康、という

より大きなプレゼントを受け取るのは

ボランティアをする、我々の方、ということになる


事務局のホームページのアドレスは

下のとおりだ

クリックすれば、行きつくようになっている

興味のある方は、ぜひどうぞ

ブックサンタ公式ホームページ - あなたが選んだ本を、サンタクロースが全国の子どもたちに届けます


2024年11月11日月曜日

いったい何事?兵庫県知事選挙

 昔、京都に住んでいた

性格的に合わないとはいえ

生活のために、必死で塾の講師をしていた

その時に、日替わりで京都と神戸の教室に行き

小学生に、中学入試用の勉強を教えていた


神戸には

灘中・高も、甲陽も、神戸女学院もあり

中学入試の中心地のひとつでもある

それでも、生徒のカラーは

例えば、大阪星光や四天王寺を目指す

大阪の生徒と比べても

どこか、おっとりして品が良く

悪ふざけをするような子もおらず

とても教えやすく、好きな教室の一つだった


時間にゆとりのある時には

授業の始まる2時間前に三宮の駅につき

名店、フロインドリーブのランチや

ビゴの店のパンを買いに行ったり

ケーニヒスクローネの、ボリュームがありすぎて

この品質とボリュームで、この値段設定では

赤字にならないのか、と

本気で余計な心配をしてしまうようなランチに

観光気分を味合わせてもらったものだ


そのおかげもあり、どうも他人の気がしない、というか

気にかかって仕方がないのが

兵庫県元知事をめぐる、一連のスキャンダル

それに引き続いて起きている

大混乱としか言いようのない、選挙戦だ


今までの経緯をざっとまとめると

もともとは、当時の知事、斎藤元彦の

個人的な資質の問題、と

まとめることができると思う


もともと、パワハラがひどく

役所の職員からは、評判が良くなかった

車の座席を蹴られる、机をたたきながら

恫喝される、をはじめとして

物を投げつけられる、などもあった

職員は、知事からの復讐を恐れており

……これもひどい話だと思うのだが……

なかなか表面には出なかったので

疑う人もいるようだが

のちに、斎藤知事が、斎藤元知事になり

県庁を去るときに

通常なら、花束と拍手のセレモニーがあるのに

斎藤元知事には、誰一人として、見送りもしなかった

どうのこうのというよりも

職員にここまで嫌われている

これが、少なくとも、それだけの何かは

やっている、という

一番の証拠のように、私には思える


地域の業者からも、評判が悪かった

刺殺にくると、物をねだっていく

3はい10万円のカニや、数十万の服、数十万の家具など

なので

迷惑だから視察に来させないでくれ、と言われていた


だが、私に言わせれば

一番悪質なのは、野球チームの

優勝パレードに集まる、一般の寄付金が少なかったので

府の公金を、地銀などに渡し

キャッシュパックとして

パレードに寄付させた、という疑惑だと思う

というのも

これが正しければ、刑法の背任罪が成立する可能性がある

つまり、犯罪を行ったことになるからだ

事実、この件に関しては

刑事告発も行われている


で、斎藤元知事は議会からの不信任を受けて

失職することになった


ところが、兵庫県知事選挙に再度出馬し

そこそこの勢いがあるらしい


ここまでは、まあ

誰が誰を支持しても自由だろう

私の推さない候補を支持する人がいるからと言って

その人たちを非難しようという気はない、と

いうことはできるのだが


問題は、その支持者のなかに

どう見ても、おかしい連中がいることだ


例えば

斎藤元知事との関連で

自殺に追い込まれた方について

「元副知事から聞いた」と称して

不倫をしていた、だの、わいせつ画像を取っていた、だのと

演説で完全な嘘をつき

元副知事が、その人とは面識がない、と暴露すると

実は嘘でした、大目に見てください、と

開き直る

……選挙の演説で

  嘘をついて、反論できない死者の名誉を棄損し

  遺族の気持ちを傷つけるなど、許されるのだろうか

  選挙違反にならないのか

  なんのお咎めもないのが、不思議でならない……


特定の候補の支持者だけだが、

信じられないほど、凶暴だ

動画で出ているだけでも

反対のプラカードを持っている人にとびかかり

プラカードをもぎ取って、叩き壊す

周囲で見ている、その候補の支持者達も

みんなして、拍手して盛り上げる

別の動画では

前に立ちふさがって、オラ、死ねと恫喝する

さらに別件では

とうとう、その候補の支持者が

反対派の人の

首を絞めようとして

その場で逮捕されるに至った

……これが、本当に

  21世紀の選挙戦の姿なのかと

  目を疑いたくなるほどの乱れ方だ……


デマもひどい

ある候補は、一度も言ったことのない

外国人参政権促進派だとデマを流され

どうやら、そのデマを信じている人も多いらしい


候補者の自宅を探し当て

対立候補が、支持者を引き連れて

その候補の自宅前で

家のチャイムを何度か押したうえで

演説会をする

……これを最初にやったのは、橋本徹だそうだが

  対立候補とはいえ、これはやりすぎだろう

  爆竹の一つも投げ込むバカ者がでたら

  いったいどうやって詫びるつもりなのだろう

  また、今回の選挙を見ていると

  本当に、そんなバカ者がいても

  おかしくなさそうだから、怖いのだ……


おまけに

統一教会が、ある候補を応援している

エックスの投稿によると

その候補の支援者に

「動員がかかっているんですか」と聞くと

全く悪びれず

「ええ」と答えたという

……エックスの投稿ということを割り引いても

  火のないところに、なんとやら、とは思う……


私は関東在住で

兵庫県知事の選挙権すらない立場だが

この選挙は、どうにも、まともとは思えない

特に、お上品なことをしろとは言わない

互いの候補が、少なくとも、嘘の演説をしたり

支援者に殺人未遂をさせたりせずに

小学校の社会科の教科書に載っている程度

すなわち

政策と公約を突き合わせ

最も優れていると思われる政策をとる

政治家に投票する、という

ごく、当たり前の

選挙をしてほしい

そして、嘘と暴力は絶対に許さない

使った場合には、最悪で逮捕もありうる

その程度の秩序は守ってほしいと思うのだが

どうだろうか


ここから先は、修正である

この記事は、11月11日に書いたのだが

11月12日現在で

選挙にまつわる暴力行為で

すでに5名以上の逮捕者が出ているとのこと

しかも、その5名は

全員、同じ候補の支持者で

その候補の辻立ちの時には

あまりに危険なので、私服警官が張り込んでいるとのこと

ここまで来たら

その特定候補が、ネットなどで

自分の支持者に

「暴力は振るわないでください」と

呼びかけた方がいいのではないかと思う

逆に、この状態でも何も言わないところをみると

どんなふうに考えているのか

候補の頭の中が

透けて見えそうな気がするのだが

どうだろうか








2024年11月10日日曜日

次の目標は何にしようか・スペイン語を極めて、目指せ海外勤務

 長年の悲願だった

ファイナンシャルプランナー1級に、合格した

合格証書は、年末に送ってくるそうだ

衝撃の合格通知から、一夜明けて

ファイナンシャルプランナーの受験グッズを片付けたり

捨てたりしながら

ぼんやりと、次は何をしようか、と考えていた


ファイナンシャルプランナーは

確かに興味はあったけれど

これを本業にして生活していきたい、というよりも

これに合格して

定年退職後の、再就職の道を

つけたい、というのが

一番の理由だった


定年退職後の再就職は

準備が早ければ早いほど、うまくいく、というのが

私の持論だ

役所の天下りのように

はっきりとした就職口が決まっている場合は別だが

そうでない場合には

再就職のときに、どんな技量をつけて

どこに売るか

自分で自分のマネージャーにならなくてはいけない


体力のある人なら、働き口は、そこそこありそうだ

私の良く行く、近所のスーパーでは

年齢を問わず、夜勤を募集している

週に四回働いて、平均年収は235万、と書いてある

もし、試験に受からなければ

ここで働こうか、と思い

チラシを持って帰っていた


私の場合、体力に自信がないので

体を使う仕事はアウト

夏に日中、外で立っていなくてはいけない仕事もアウト

屋内で、体を使わずに済む仕事、という

条件を考えて

それに合った資格を探し

大人向け資格用予備校での、教材作りに狙いをつけて

ファイナンシャルプランナー講座に

再就職するための下準備として、1級を受け

やっと今回、合格した、というところだ


売り物になる資格を取るには

五年くらいはかかると思う

だが、逆に

五年プランなら、司法試験や司法書士のような

とんでもなく難しい資格を選ばない限り

たいてい、どれでも取れるのではないかと思う

例えば

草月流の生け花の師範になるのも、ほぼ五年

宅建士は一年から二年

TOEIC700点も、三年から五年、だそうだ


私は、自分のためにも

金融と、年金、相続税の知識が欲しかったので

ファイナンシャルプランナーを選んだ

確かに、実用的ではある


これで、なんとか、定年退職後の仕事の

セイフティーネットは準備できた

あとは、自分の好きなことをしたい

たとえ、失敗しても

セイフティーネット自体は張り終えたのだ

いい夢を見た、と思えばよい


実をいうと

私のあこがれは、海外で働くことだった

特に、海外の大使館や領事館に行って

語学を生かして仕事をし

休日には、観光地を見て回るような

半分、リゾートバイトのような

仕事ができれば、最高だと思っていた


そんなお気楽な仕事があるのか、と言われそうだが

実は、あるのである

その名も、「外務省在外公館派遣員」

任期は二年

日本国籍を有し、高校を卒業していれば

誰でも応募できる


世界中の、多くの国の募集があり

選抜試験は年に二回、春と秋

会場は東京と、大阪だ

ありがたいことに、年齢制限がない

現在では、62歳で応募・合格した人が最高齢だそうだが

62歳でokなら、65歳でもさほど問題は

なさそうに思える


昔は、この「二年間」の期限を

無事に勤め上げた方には、外務省職員の椅子が

用意されていたのだそうだが

今では、完全に無職になるのだそうだ

仕事のあっせんもしてくれない、と評判になり

例えば、外語大の新卒のような

格段に優秀な人材は来なくなっている、とのことだった


それなら

細々と続けている、趣味のスペイン語を

思いっきりパワー・アップして

在外公館派遣員をねらうのも、楽しそうだ

不合格になつても

ファイナンシャルプランナーの資格で

年金プラスアルファの仕事はできる


五か年計画の、次の目標が設定できた

あとは、やるだけだ

とりあえずは、テキストに載っていた

「今日のスペイン語作文」にチャレンジ

することにしよう


がんばるぞ!!




2024年11月9日土曜日

ファイナンシャルプランナー1級・試験結果通知書が到着

9月に受けたファイナンシャルプランナー1級の試験

合格発表自体は、今月の6日だったのだが

私は、受験票をなくした、というよりも

自己採点の結果、確実に落ちていることが分かったので

絶望のあまり、試験問題の冊子を

引き裂いてゴミ箱に叩き込み

その時に、気づかずに

受験票まで、一緒に捨ててしまったらしく

どうしても、受験票が見つからなかった


事務局に泣きついたものの

受験番号は調べられないけれど

結果は、合否と得点通知が

郵送で送られてきますから

届くまで、しばらく待っていてください

とのことだった


事務局の人は、到着は来週、と言っていたが

今日の夕方、夕刊を取りがてら

郵便受けをのぞいてみたら

この、親展・重要、の印のついた

FP協会からの封筒が届いていた

これが結果票にちがいない、と思った

まったく、ハガキか何がで良いものを

不合格通知が、こんなに仰々しいと

それだけで、なんとなく不快になる


普段は、私はもう少しお行儀が良いのだが

今回ばかりは、八つ当たり気味に

封筒を引き裂いて、中身を出した
















さて、いったい何点でおちたのか、と

点数票の横に、なにやら、書いてある

「合格」と書かれているようだが、と

最初は、思いっきり、?という感じだった

?、?、?、と

おそらく、30秒ほど

わけがわからず、固まっていて

突然、意味を理解した


合格点は、60点と決まっている

私の得点欄を、震える手で指差し確認したところ

62点、と書かれていた

首の皮一枚の、ぎりぎり合格ではあるが

ともあれ、合格

受験生生活も、今日で卒業することができた

……文字通り、本当に指が震えていた

  試験の時でさえ、一度も震えたことなどないのだが

  震えながらも

  いやはや、長生きはするものだ、と

  どこか、ズレたことを考えていた……


下の方にも、

合否判定・合格

きちんと印字されている


それでも、信じられなかったので

合否通知書に記載されていた受験番号を打ち込んで

ファイナンシャルプランナー協会のサイトで確認した


間違いなく、合格していた









絶対に、不合格だと思っていた

特に、100点満点中

1問20点配点で出題される記述が

全く分からなかった

出題は、消費者保護法の改正点を答えよ、だったのだが

私は、改正に関しては全く勉強をしておらず

全然、わからなかった

仕方がないので、旧法の内容を

できる限り正確にまとめて書いた

内容的には、ゼロ点のはずなのだが

おそらく、私と同じく

全く勉強していない人が多く

それでは合格率があまりに

低くなりすぎたので

少しばかり、採点基準を甘くすることにしたのだろう

それでなければ

私が合格しているはずはないのだ


運がよかった

実のところ、この試験に落ちていたら

どうしよう、とかなり困り果てていた


というのも、ファイナンシャルプランナーの1級だけは

二次試験がかなりの変化球だ

まず、口頭試験か、筆記試験か、好きな方を選べる

とはいえ、口頭試験なら年に3回かるが

筆記試験は年に1回しかない


私は、口頭試験は絶対に無理だ

口下手なうえに、ひどいアガリ症なのだ

たいてい、最後の方では、自分が何を言っているのか

よくわからなくなってくる

英検などでも、これで何度も涙を飲んだ

ファイナンシャルプランナーの受験者は

ほとんどが、銀行、証券、保険のどれか

支店で一人か二人という、エリートタイプの

見るからに、頭のよさそうな

おまけに、私よりは30歳くらい若そうな人ばかりだ

このような人たちと一緒に

待合室で座っているだけでも

極度に緊張してきそうな気がしていた


おまけに、口頭試験は二回までしか

失敗ができない

二度落ちてしまったら

一次試験の合格も取り消されて

また、一からやり直しなのだ


合格発表は、口頭試験の方が先だった

お笑い芸人の、サバンナの八木サンが

合格した、とニュースになったのもこちらのほうだ

今だから言える話だが

うらやましくて、仕方がなかった


今のところは

合格した、という喜びよりも

これで、再就職の道ができた、という

安心感の方が大きい

65歳になって、定年退職した後も

何か、軽めの仕事をして

必ずやってくる、電化製品買い替えの予算と

年に数回の日帰り旅行の代金を

稼ぎたいと思っていたところだった


ファイナンシャルプランナーも1級まで持っていれば

noteで有料記事を書いて配信もできるし

何より、資格試験予備校に職がある

私はアガリ症で、口下手なので

講師の仕事は無理だとしても

資格試験予備校で、テキストを作ったり

授業のたびに行う、小テストや

本番前の、模擬試験の問題を作る仕事なら

年齢を問わず、簡単に見つけることができる


定年後は、年金だけで

月に11万の生活、と思っていたが

この種のバイトを見つければ

体力的にも、時間的にもあまり負担にならずに

月15万の生活くらいはできそうだ


ともあれ、今日は早く寝ることにする

うれしいことにはうれしいが

なんだか、とても疲れた





2024年11月8日金曜日

フィギュアスケート・今年のNHK杯も楽しみすぎる

 私の冬の楽しみといえば

まず、こたつ

こたつに入って、ダラダラ、ヌクヌクしながら

ミカンを食べる、というよりも

ミカンをむくのが好きだ

ミカンの裏側に爪を立てたときに

シュッ、と柑橘系の甘酸っぱい香りが立つ

……我が愛猫、のえるさんは

  目をショボショボさせて

  一目散に逃げていくほど

  嫌いなようではあるが……

実際に口に運ぶよりも

あの、さわやかな香気の立つ瞬間の方が

好きだったりする


それから、こたつで食べるアイスクリーム

これは、自家製

アイスクリームメーカーで作った

少し濃厚すぎる

カスタードクリームを固めたような

ぶきっちょなアイスクリームを

スプーンで、あちこち崩しながら食べるのが好きだ

夏に食べるよりも

冬に、こたつで食べるアイスクリームの方が

おいしい気がする


そして、なんといっても

フィギュアスケートの試合

こちらは、こたつにはいって、ダラダラ、ヌクヌクしながら

選手の美しすぎる激闘を見るのが、大好きだ


その、フィギュアスケートの世界大会の一つ

NHK杯が、今日から始まった

今日は、女子のショートプログラム

放送も、NHKのBSで、30分だけだった

アイスダンスの中継は残念ながら行われず

地上波で、真夜中の12時45分から

抜粋を放送してくれるらしい


BSの放送は、7時からだったので

残念ながら、帰宅が間に合わず

生でみることはできなかった

録画にとって、今、見終わったところだ


日本勢の女子三人の調子が、とても良い

ショートプログラムを終えての順位は

坂本が一位、千葉が二位、青木が三位と

上位を独占している


坂本選手は一時、不調が伝えられていたが

私の見た印象では

いつも通りの、確実性と安定感

それに、なんといっても、揺るぎないパワフルさ

失敗とか、不調とかいう言葉が

この人ほど似合わない選手も

珍しいのではないかと思うほどだった

真っ赤な衣装に、同色の肘まである長い手袋も

坂本選手の、パワフルで情熱的な演技に

ピッタリ合っていて

実に見事な仕上がりだった


今日は、男子の放送はなかったが

男子シングルでは、鍵山が登場する

宇野が引退して以来、名実ともに日本のトップになった

鍵山選手の、新プログラム

今から、ワクワクが止まらない

ほかにも、男子では、昨年の全日本で

10位以内に入った

三浦、坪井の両選手が出場する

かなりハイレベルな争いになりそうで

土日は間違いなく、テレビづけになりそうだ


とどめに、ペアには

世界のトップになった、「りくりゅう」ペアが登場する

まさに、眼福ものだ


週末には、楽しくフィギュアスケートが見られるように

二月の試験にむけて

ファイナンシャルプランナー1級の実技の勉強を

しっかり済ませておこうと思っている

選手に負けずに、がんばるぞ!!





2024年11月7日木曜日

このドラマも楽しみ・NHKのBS日曜夜10時から「一橋桐子の犯罪日記」

 大好きなドラマ

「団地のふたり」が終了してしまい

少々、ロスになってはいるのだが

やはり、「次は何をやるのだろう」というのが

どうしても気になってくる

そこで、ちょっと検索をしたところ

思わず、「よっしゃぁ!!」と声を上げた

というのも

次の放送が「一橋桐子の犯罪日記」だったからだ


タイトルだけをみると

三流の犯罪サスペンスのようだが

犯罪系のドラマならば、同じNHKで

時代劇なら「雲切仁左衛門6」を

現代劇なら「3000万」を放送中だ

どちらも、極上のドラマだと思う

この「一橋桐子の犯罪日記」は

これらとは全く違う

このドラマのテーマは「老い」だ


かなり前に、BSではなく

確か、総合テレビの方で放送していたように思うが

うろ覚えなので、間違っているかもしれない

ともあれ、再放送なのは間違いない

だが、それを割り引いても

日曜日が、本当に楽しみだ

終活を扱ったドラマで、これほど明るく、楽しいものも

ちょっと珍しかった

ストーリーそのものは、少しできすぎの

「おとぎ話」めいたところはあるのだが

それを差し引いても、少なくとも私は

大好きな作品だ


この主人公、一橋桐子は76歳という設定だ

年金も、もらってはいるが

かなり頼りない額で

パートをしながら、なんとか暮らしている

だが、心の支えになる親友がいたので

毎日の生活には、小さな幸せがあった

だが、その親友が、死んでしまった

このままでは、自分は孤独死することになるだろう

人に迷惑をかけずに、生きていきたいのに

どうすれはよいだろうか


思案の結果、一橋桐子が思いついたのは

「刑務所に入る」ことだった

刑務所なら、人に迷惑もかけずに死ぬこともできる

それで、刑務所に入るための活動

名付けて「ムショカツ」を始めるわけである


このあたり、実に身につまされる

実際、高齢者の犯罪

特に、社会に行き場がなくて

何度も何度も犯罪を繰り返し

刑務所が生活の場のようになってしまっている高齢者の問題は

現在でも、深刻な社会問題の一つだ

「頻回受刑者」という言葉まである


ドラマ自体は、かなりコミカルに作られていて

思わず、笑ってしまうところの方が多い

桐子の目標は

「なるべく迷惑をかけずに刑務所に入る」ことなので

なんと、パートの同僚で

少年院に入っていた、と、毛嫌いされている青年に

どんな犯罪が良いか、尋ねる

返事は「偽札づくりなんて、いいんじゃない」

桐子は、さっそく偽札を作ろうと

コンビニに、お札のコピーに行くのだが

これまた、シニアあるあるで

裏表の、両面コピーの仕方がわからない

裏表両面の図案がズレずに

ぴったりと収まるように印刷ができず

店員さんに、コピーのやり方を尋ねる

お札のカラーコピーをしようとしているのを見て

店員さんは、桐子がボケているのだと思い

優しく

「おばあちゃん、コピーしても

 お金は増えないよ」と教えてくれて

偽札づくりは、失敗に終わる


「団地のふたり」の後番組に

「一橋桐子の犯罪日記」となると

どうしても、「団地のふたり」で描かれた

幼馴なじみの、55歳の女子二人

親と兄弟をみとったあと

支えあってきた二人の、片方が世をさったあと、と

まるで、「団地のふたり」の

後日談のように見えそうだ

この並びを考えた、NHKの職員さんに

ブラボーの拍手を送りたいくらいだ


さすがNHKだけあって

俳優陣も、豪華だ

主役の、一橋桐子には、松坂慶子

もちろん、今でも美人女優サンなのだが

このドラマでは、いかにも、うらぶれて

本当にそのへんにいそうなおばあさんに見える

共演も、由紀さおり、片桐はいり

それに、一橋桐子のあこがれの君に

草刈正雄、と

このまま映画化してもいいのではないか、と

思えるような、豪華さだ


放送開始は、今週の日曜日から

一度、見たことのあるドラマだが

もう一度、アンコールでぜひ見たい

今年いっぱい、日曜日の夜は

テレビにかじりついて、ワクワク楽しく過ごせそうだ




2024年11月6日水曜日

短気は損気

 今日は、ファイナンシャルプランナー1級

実技試験の合格発表日だった

自己採点では、確実に落ちている

だが

この試験では、選択問題に加えて

一問20点の、記述式の問題がある

この記述式の採点基準次第では

首の皮一枚で、つながる可能性も

無きにしも非ず、というところなのだが


実は、自分の受験番号がわからない

試験を受けに行って

自己採点をした直後に

確実に落ちた、と思い

口惜しさとショックのあまり

持ち帰った試験問題の冊子を

二つに引き裂いて、ごみ箱に叩き込んだ

どうやら、その時に

受験票も一緒に、捨ててしまったらしい


まさに、短気は損気

自分の合否が、わからなくなってしまった


ただ、受験票をなくしてしまっても

大概のところが、事務局に電話をすれば

受験時に登録した住所・氏名で検索して

受験番号を教えてくれる

なので、今回も大丈夫だろうと思っていたら


午前中に電話をかけてみたところ

受験番号は探せません、と言われた

電話の宛先を間違ったのかと思い

どこにかければ、教えてもらえるか、と

聞いてみたところ

電話番号はあっている、扱いは事務局だが

事務局では、そうした検索は一切できません、とのこと

合否は、来週中には通知のハガキが届くので

それまで待っていてほしい、と言われた


試験問題を破って捨てたのも自分だし

一緒に受験票を捨てたのも、自分だ

間違いなく、自業自得ではあるのだが

これでは、蛇の生殺し

しかも、来週までとは、長すぎる、と

自分で自分に、イライラと腹を立てかけて

思い出した


私は、アロマテラピー1級の有資格者ではないか

アロマテラピーというのは

植物の芳香成分(精油という)を用いて

精神の安定を図ったり

心地よい眠りに導いたり、という

自然療法のことだ

ちょうど、試験に使った「香りテスト」対策用の

精油17種類が、全部手元に残っている

まさに、アロマテラピーで

怒りと、イライラを発散すべき時だ


こんなことで、自己嫌悪に陥ったところで

びた一文も、得をするわけではない

まさに、短気は損気

これで、イライラのあまり精油のビンを

ひっくり返したりして

もっと悲惨なことにならないように

短気は損気、短気は損気、と

何度か、口の中で繰り返しながら

精油の準備に取り掛かった


アロマセラピストとしての

記念すべき初仕事だ


早速、気分を落ち着かせる、「鎮静作用」のある

ラベンダーとゼラニウムを1滴ずつ

ムエットと呼ばれている、

香りを試すときに使う、試香紙に落とし

ゆったりとした気持ちで、深呼吸

深く吸い込んで、息を吐いて、を何度か繰り返すと

……これは、アロマテラピーが効いたのか

  好きな精油をいじっている間に、気がまぎれたのか

  単純に深呼吸の効果か

  この辺は、自分でもよくわからないのだが……


かなり気分が落ち着いてきたのは、確かだ


で、思ったのだが

自己採点で、確実に落ちたと思ったのだから

合否発表など見なくてもわかる

確実に落ちているだろう

それが、あわよくば、などと

色気を出すからいけない

潔く、不合格を受け止めよう


で、落ちたらどうするか

せっかく、合格率10パーセント前後の

一次試験を突破したのだ

これを無にしてしまうには、あまりにも惜しい

当然、最終合格を勝ち取るまで

実技試験を受け続ける


それだけわかっているのなら

今日から、実技試験対策を始めればいい

なにも、精油のお世話に

なる必要も、なかったではないか

バカバカしい

という、実にまっとうな結論となった


次の試験は、年が明けて、二月になる

それまで、根を詰めすぎては

気力が持ちそうにないので

少しずつ、休み休み、サボリサボリ

でも、確実に

準備を進めていこうと思っている






2024年11月5日火曜日

当たったぁ!!! 朝日新聞懸賞で当たった映画チケット

 今日、郵便受けを見て

珍しく、封筒で郵便が届いている

このところ、ダイレクトメールと

確定申告用の書類以外は

何も来ていないのに、珍しいな、と思い

差出人を確認して、驚いた

「朝日新聞」


もしや、と思い

ワクワクしながら、封を切ったところ

「ご当選 おめでとうございます」の

手紙と、チケットが入っていた


思わず、やったぁ、と思ったものの

マリオンの応募は、ネットからお手軽にできる

なので、パンパンと

応募できるものは、全部応募しまくっているので

何が当たったのか

よく読んでみないと、わからない状況だ


封筒、ということは

グッズ類ではなさそうだ、と思いはしたが

グッズよりも、欲しかったものが入っていた


映画の無料招待チケットだ















しかも、この映画が振るっている

METのライブビューイング

早く言うと、METというのは

アメリカにある、オペラ用の劇場で

正式名称は

「ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場」という


ここで上演されたオペラ

「ホフマン物語」のライブビューイングだ

実際の公演のチケットなら

一番安い席でも、一万円札が数枚

束になって飛んでいく額

ライブビューイングでも、4000円近くする

日本でもライブビューイングをしている

場所は、銀座の映画館、と知ってはいたが

どうにも、経済的に手が出なかった


しかも、演目が「ホフマン物語」

これは、主人公の詩人、ホフマンの

3つの恋愛(すべて失恋)を

一つの恋愛につき1幕ずつ見せるという

かなり、凝った作りの作品で

ほんの少し、怪奇なホラーテイスト

しかも、このごろは

それぞれの幕ごとに、がらりと雰囲気の変わる

面白い演出をするのがはやりになっている

おまけに、曲が素晴らしい

「ホフマンの舟歌」という

とてもきれいな曲を、聞いたことがある方も

多いと思うが

この曲も、このオペラの4幕の冒頭で

ホフマンの親友と、4幕のヒロイン

……これが、いわゆる「お水」で

  妖艶極まりない悪女なのだが

  歌は、どこまでも甘く、美しい

       それでいて、どこか不吉で

  かすかな不気味さがあるのがミソだ……

この二人の二重唱

歌付きで聞く方が、単なるオーケストラで聞くよりも

ずっと心にしみてくる


ちなみに、この曲だ

歌入りのバージョンを

聞いてみていただきたい



このオペラの作曲はオッフェンバック
運動会でよく使われる
カンカンの曲を作った作曲家だ
つまり
ベルディやワーグナーのような
確かに偉大なのはわかるのだが
少し、偉大すぎて胃もたれのしそうな
油とクリームのこってりした
古い時代のフランス料理のような作曲家ではなく
少し軽めの
いわば、海鮮ポトフか、フリカッセのような
ウイットに富んで、小洒落た作曲家を
聞きにいけるのも、とてもうれしい


ちなみに、私の高校時代は
一言でいって「ひどい目にあった」
としか言いようのない
学校生活だったのだが
私のオペラ好きという下地を作ってくれたのは
芸術選択で、音楽の授業を選べたのがきっかけだ
これだけは
今でも、非常にありがたいと思っている

というのは
高校の音楽の「歌」は完全に「声楽」で
教科書に載っていた歌だけではなく
完全に教師の趣味ではあったのだが
オペラの合唱曲や
テストの実技では
課題曲一曲と、自由曲として
オペラのアリアの中から、なんでも一つ
選んでうたわされた
曲は、キーを変えて良かったので
男性の曲、女性の曲を問わず
一番好きな曲を選べた
おかげで、オペラ独特の
初心者にはかなり耳が苦しくなる
あの、独特の響きすぎる発声や
大げさすぎるストーリーと、盛り上がりすぎる表現に
なんの抵抗もないばかりが
歌というのは、ああでなくては、と
思うようになった
少なくとも、この世にある
「美して面白いもの」に
であうきっかけを作ってくれた
音楽の授業と、恩師には
今は、心からの感謝をしている

今でも、うまい下手は別として
カルメンなら、全幕、全役
歌詞カードがあれば
なんとか、言語の
フランス語で歌えるのではないかと思う

ともあれ、今日は
大好きなホフマン物語が当たったことを
歌の神様に感謝しながら
ぐっすり眠ることにしよう



2024年11月4日月曜日

老人ホームでの殺人事件・被害者女性92歳、加害者男性81歳

昨夜、テレビでこのニュースをやっていた

神奈川県、川崎市の老人ホームで

92歳の入居者の女性が

同じ入居者の、81歳の男性に

刃物で複数回刺されて死亡したそうだ

驚いて、あちこちのチャンネルを回したが

ニュースの内容は、ほぼ同じ

ただ、TBSだけが

「加害者は認知症」と報道していた


その後、一日たったが

続報などは、まだ出ていないようだ


まず、被害者のご冥福をお祈りしたい

私は、痛みにはひどく弱い方で

健康診断の採血のときでも

注射針を見ないように、目をそらしているような

「チキン」なので

刃物で刺される、と聞いただけで

被害者の痛みや、苦しみが

本当に恐ろしく、痛ましく感じられてならない

せめて、今の眠りが安らかでありますように


TBSの報道を信じるなら

加害者は認知症、とのこと

そして、刺殺の動機が

「力の弱い女性を殺せば、ここを出られると思った」

おそらく、通常の刑務所には行かないだろう

医療刑務所で、介護を受けつつ、世を去ることになるのだろう


私が、施設に入りたくない、という理由の一つに

実は、これがある

一口に「老人ホーム」といっても

種類はいろいろある

「特別養護老人ホーム」(俗称・特老)なら

入居は、介護が必要な人に限られているが

それ以外の、例えば今回のような

単に「老人ホーム」というだけの施設では

認知症はをはじめとする、要介護者と

独力で活動できる人とが

ゴチャゴチャになって入居している状態にある


そのうえ、「介護士・看護師がいます」と書かれていても

介護や、看護は、そのホーむではなく

他の、介護・看護の専門施設と外部契約して

来てもらっているだけで

施設の職員は、実際のところ、女性が一人、多くて二人

という、お粗末なところが

全部とは言わないが、かなりの確率を占めている


しかも、食事時間、入浴時間は決まっていて

外出も制限される

食事は、給食スタイルで、メニューが決まっているので

好きなものは食べられない

入浴時間も決まっている

だいたいが、午前中だ

午後からは施設の昼間利用者が来るので、忙しくなり

手が足りなくなるから、という

施設側の「大人の事情」だ


それなのに、施設に入るための費用として

家を処分などしてしまっては

入居後に、しまった、と思っても

帰るところがない

文字通り、死ぬまで施設に居続けなくてはいけない


これは、私には無理だと思った

もっと言えば、老人ホームで

個室のある施設は、そう多くはない

特に、入居費の安いところは、大部屋だ

見ず知らずの、認知症の人と同じ部屋で

死ぬまで一緒に暮らす

これは私には、無理だと思った


認知症の一番困るところは

実は、認知症そのものではなく

「周辺症状」と言われる症状だ

例えば、物を片付けて、その場所を忘れてしまうと

誰かに盗まれたと思い

その人を、泥棒呼ばわりして大騒ぎしたり

突然、家に帰ると言い出して

徘徊してしまったり、という症状だ

もちろん、それには理由もあり

「こう対処すればベストです」という方法もあるが

私も人生の終わり近くなって

ほかの人の、そういうお世話は

できることなら、遠慮したい


多少寂しくても、不安があっても

自宅の方がずっといい、と思う

自宅をリフォームし

自費で、訪問看護の人に来てもらう費用の

貯金はなかなか苦しいが

正直、施設で過ごす苦痛よりは

ましなのではないかと思っている


それにしても

加害者は逮捕されたときに

多数の刃物を用意していた、と報道されている

認知症の患者に、どうしてそんなに

たくさんの刃物を持たせたのか

これは、施設の責任だろう

今後、事情が明らかになってくるにつれて

大騒ぎになりそうな気がしている






2024年11月3日日曜日

おかげさまで合格しました・アロマテラピー検定1級

 しばらく続いた試験のヤマも

本日で一区切り

あとは、合格発表まで

しばらくの間、のんびりするのを楽しみに

ラストスパートをかけまくってきた


先週の、ジェロントロジー検定に続き

今日、受験するのは

「アロマテラピー検定 1級」だ


アロマテラピーというのは

とても早く言うと

「植物の香りを使った、自然療法」だ

植物からとった、香水の原料のような

「精油」を使って

いい香りのする、アロマバスやら

手作りの化粧品や、ハンドクリーム

アロマキャンドルなどに活用するときの資格だ


これは、かなり私の趣味が入っている

もともと、高校は園芸部だった

私の高校のころ、初めて日本にハーブやポプリが

本格的に紹介されて以来

ずっと興味はあった

だが、早い話が「アロマでは、食えない」

楽しい趣味は、最低限

自分の生活の糧を稼げるようになってから、と思い

ずっと先延ばしになってきていたのだが


定年後の仕事の最有力候補

ファイナンシャルプランナー1級の二次試験が

多分、合格するだろう、という

甘すぎる予測のもとに

「そろそろ、趣味に走ってもいいか」と思い

受験を申し込んだ試験だ

なので

勉強、というよりも、好きな中島美幸のCDを聞きながら

楽しく試験準備ができた


この試験は、民間試験なので

試験の状況そのものも、かなり「緩い」

試験も、自宅のパソコンから

四つの選択肢が一つを選ぶ、選択型で

記述も、一つもない

時間になったら、サイトに行き

答えを選択して、「提出する」のボタンを押せば

それで完了だ


受験料は、6000円と

それなりのお値段はするので

なんとか、というよりも、絶対に合格したかった

合格率は80パーセントとはいえ

逆に言えば、5人に1人は落ちている

しかも、私は2級を飛び越えて

いきなり1級を受験しているので

この1週間は、かなり集中して勉強した


植物の性質

例えば、ペパーミントはシソ科かどうか

〇か×かで答えよ、というような問題は

簡単にとけるのだが

アロマテラピーの歴史

特に、古代ローマでネロの軍医が書いた

アロマテラピー関連書物の名を答えよ、

などという問題には

かなり、てこずった

……それでも、この手の問題は

  毎年、確実に何問か出題されるのだ……


初めてのパソコン受験だったうえに

精油の香りをかいで、植物をあてるタイプの問題が

そこそこ難問だったこともあり

35分の時間をぎりぎりまで使って

少なくとも、これで自己ベスト、と思われる答案を作り

制限時間のほんの30秒くらい前に

「提出する」のボタンを押して、びっくりした


画面いっぱいに

「合格」の表示が出るではないか

いや、確かにパソコンを使ってのテストなので

合否の結果は、早めにわかるだろうとは

思っていたのだが

送ったとたんに、この画面とは

なんとも、ゆるゆるすぎて

うれしい、というよりも、まずびっくりし

次に、何だか,ヘナヘナと脱力してしまった











とはいえ、

合格は、合格だ

こういう時には、合格祝いの、祝い膳だ

普段、健康のために控えめにしている卵も

食べてしまおう、ということで

今晩のメニューは、ベーコンと、特別にチーズもいれた

ベーコンチーズオムレツに

少し甘めの、カボチャサラダ

少し酸味を利かせたドレッシングのグリーンサラダ

定番の、ノンフライクッカーで作った

あげないフライドポテト

特性のボルシチスープ

それに、しばらく不運いしていた

アイスクリームメーカーで

極上の、バニラアイスクリーム


さすがに食べ過ぎて

少々、胃もたれがしているが

それ以前に

アイスクリームの卵黄と、オムレツの卵

合計、今日、1日だけで

卵を3個も食べたことになることに

いまさらながら、気が付いた


これは、大反省だ

明日は、納豆とこんにゃくで

もう少し、体をいたわるメニューにしようと思う


だがともあれ

私よ、アロマテラピー1級、一発合格おめでとう!!