2024年8月31日土曜日

背中と腰と膝が痛い

 現在、体調が絶不調だ

背中と、腰と、膝が痛む


理由は分かっている

据わりすぎだ

同じ姿勢で、ほぼ一日中過ごしていたため

筋肉が固まってきているのだろう


これは、早急にウォーキングでもスイミングでも

それ相応の体操をしなくては

いけないのはよくわかっているのだが

できない理由がある


ファイナンシャルプランナー試験の

一週間前なのだ!!

何が何でも、勉強を

しなくてはいけないに決まっているだろうが!!


ええい、試験が終わったら

テキストも、電卓も

全部ダンボールに放り込んで

すぐにプールに行ってやるから、

覚悟しておけよ、と


割れながら

一体だれに、何を覚悟させたいのか

良くわかないままに

妙な毒づき方をしている

この頃である

2024年8月30日金曜日

この年になってファイナンシャルプランナーを受験する理由

 いよいよ、来週の日曜日は

ファイナンシャルプランナー1級の

二次試験の当日だ

受験票も届いた

会場は、市ヶ谷とのことだ

ぶらぶらと坂を上がっていけば

靖国神社に出る

ちょっと遠いが、そのまま直進して行けば

神田の古本屋街に出られる

私の大好きな町だ

試験が終わったら、散歩がてら神田に出て

お気に入りの、豆本専門店で

何か1冊、買ってこようか、と

楽しいプランを立てているところだ


今日も、立件民主党の政治塾に入っていた同僚から

「試験勉強、どうですか?」と

声をかけられた

頑張ってくださいね、本当に

悔いの残らないように、残り10日間

駆け抜けてくださいねぇ

それで、絶対に合格して

退職したら、僕のブレーンになってくださいね、と

重すぎるエールをいただいたのだが


次のセリフが、ふるっていた

「で、前から気になってたんですけど

 そもそも、どうして試験勉強なんて

 しようと思ったんですか?

 だって、もう役職定年だし

 昇進も、昇給も止まっちゃってるでしょ?

 資格を取っても、取り損じゃないんですか?」


まあ確かに、今の勤め先だけのことを考えれば

ファイナンシャルプランナーだろうと

英検だろうと、とったところで

昇給も、昇格も、配置転換も

一切合切、なにも怒らない


だが、ムダか?と言われると

そうではないのだ


私がファイナンシャルプランナーの資格を取ろうと思った

一番大きな理由は

65歳以降の就職を見つけるためだ

つまり、これはちょっと風変わりな

「就活」なのだ


65歳を過ぎても、まだまだ元気だろうし

私はおひとり様なので

ヘタをすると、一日、話す相手が

愛猫だけ、という羽目になりかねない

趣味のサークルに入るとしても

サークル活動は、さすがに毎日はやっていないだろう


それに、年金は11万だ

なんとか、生活はできるだろうが

月に11万では、遊ぶ資金がない

年に1度は温泉旅行、バス旅行にも行きたい、と思うなら

それなりの小遣い銭を稼がなくてはいけない


だが、私はあまり体の丈夫な方ではないので

炎天下の中で、立って働くしごと

警備員や、建築作業員は

体力的に、どうしても無理だ

涼しい部屋の中で、座ってできる仕事

できることなら、週に3回くらいで

大丈夫、という仕事はないか、と探したところ

特殊技能さえあれば、何とか仕事のクチは

あることが判明した


たとえば

英語が得意なら、英会話スクールの非常勤

スポーツ指導の経験があれば

小中学校の、部活指導員

塾の講師も、募集している


そして、私が目をつけているのが

大人向きの塾、というか

資格試験の予備校のスタッフだ

理想を言えば、昔、学習塾の講師をしていたので

今後も、講師として働ければベストだが

それが無理でも、予備校の教材作成の仕事がある

私のねらい目は、これだ


他にも、銀行や証券会社が無料で開いている

「投資セミナー」のようなところの講師も

案外、募集が多い

この頃は、高校生で金融教育をしているので

学校向けの講師の仕事もある


さらに言えば、金融庁の職員として

期間限定ではあるが

消費者の金融相談担当官の求人もある


オマケに、同僚のブレーンの仕事までありそうだ


このうちのどれかの仕事にありつければ

遊び資金と話し相手、老後の生き甲斐まで

まるまる、ゲットできるのだ

勉強は多少はキツくても

やり抜こう、という気になるではないか


ちなみに、私個人としては

役職定年になった、60代のシニア全員が

手に入れられた、自分の時間を使って

自分の個性を生かし

自分のやりたいことを磨いて

特殊技能を身に着けるようにし

定年後には、趣味と実益を兼ねた仕事で

第二の人生を送れるような社会になったら

どんなにいいだろうか、と思っている

若い連中にはまねのできない

シニアならではの能力が

社会の一部を動かしており

これが欠けると、社会の運営ができなくなる

そのくらいまで、このウエーブが大きく鳴れば

社会のためだ、シニアは自決しろ、などと

トンデモナイことをいう

えせ学者もいなくなる、というものだろうと

思っているのだが、いかがだろうか





2024年8月29日木曜日

米の入手方法・ここは探してみましたか?

 スーパーの棚から白米がなくなったと

ニュースになっている

だが、私個人としては

本当に、米不足なのか

少しばかり、疑っている


品薄なのは、間違いないとしても

飲食店に入れば、米は普通に出てくる

回転ずしも、カレー屋も普通に営業している

スーパーでも

確かに白米は並んでいないにしても

総菜売り場では、炊き込みご飯も、赤飯も

おにぎりも、寿司類も

普通に売っている

冷凍食品売り場では、ピラフもチャーハンも

ぎっしりと並んでいる


すると

品薄ではあるが、ないわけではない米が

何らかの理由で、流通のどこかで

引っ掛かっているだけの

話なのではないか、という

気もしてくる


ついでに言えば

確かに、品薄だったかもしれないが

スーパーの棚から米が消えたのは

台風騒ぎと、南海トラフ騒ぎがあった後

つまり、多くのご家庭が

万一の時のためにと、買い置きに

走ったからではないか、と

私は邪推しているのだが

いかがだろうか?


それに

私の周りでは、確かにスーパーの棚からは

米は消えてはいるものの

少し探せば、簡単に手に入ったりする

では、どこをどう探せばいいか

少し、紹介してみる


① ドラッグストア

  スーパーにはなくとも、ドラッグストアなら

  置いてある場合が、結構ある

  ちなみに、私の近所では

  ドラッグストアに、古米と新米が

  大袋で、ドサリと積み上げられている


② コンビニ

  さすがに、10キロは置いていない

  値段も割高かもしれないが、

  2キロと5キロの袋なら

    店頭に、それぞれ五個づつくらい置いてある

  店内の在庫品を探せば

  もっとあるかもしれない


③ JA

      私の近所には、JAの直売スーパーのような店舗が

  二件あるのだが

  古米と新米が、それぞれドサリと置いてある

  10キロ袋がいくつか、実に無造作に置かれている


④ ネット

  転売ヤーがムチャな値段で出している以外にも

  ネット通販で、出ていることがある

  楽天や、アスクルなど

  かなりの大手が、普通に販売している

  白米はすぐに売り切れるようだが

  玄米なら、簡単に手に入ると思う

  玄米の方が、栄養価も高い上に

  慣れてくると、コクがあって

  白米よりも美味に感じてくる

  これを機に、玄米派になってみるのも

  私のおすすめだ

  ちなみに、ほとんどの炊飯器に玄米炊きの

  ボタンがあると思うが

  玄米を買う時には

  念のため、自宅の炊飯器のメニューを確認してからの

  方がいいと思う


⑤ 生協

  多少割高かもしれないが

  家まで届けてくれる、あの生協である

  カタログで注文するのだが

  ごく平然と、新米の注文を受けてくれている

  米が無いと困る、という方は

  一時的でも良いので、生協に加入して

  注文をするのがおすすめだ


⑥ 米屋

  ちなみに、私はこれで米を手に入れている

  店頭に並べていないだけで

  常連客に売る分の米は

  きちんと確保してあるのだそうだ

  店頭に並べないのは

  「一言さん」が車で乗り付けてきて

  一度に、ありったけ全部買い占めるような

  無茶をやるから、だそうだ

  なので 

  もし、自分は米屋の常連客ではないが

  親しい友人に、常連客がいる、という人は

  代わりに、一袋買ってもらえないかと

  頼んでみてはいかがだろうか


⑦ ドン・キホーテ

  言わずと知れた「激安の殿堂」だ。

  私の近所のドンキホーテの

  食料品売り場には

  もう、新米がどっさり入荷している

  一人一つの制限はあり

  5キロ袋ではあるものの

  二種類の異なるブランド米を

  40個くらい、ガンガン積み上げてある


これを活用していただければ

あんがい、あっさりと米も手に入ると思う

だが

どちらにせよ、もう数週間で

新米が出てくるのだから

それまで、サトウのごはんのような

パックごはんでもたせるか

冷凍チャーハンと、麺類で頑張るか

玄米や麦で、ヘルシー生活を送るか

「白米でなくてはならぬ」と

ガチガチに考えず

柔軟に対処しているうちに

白米パニックも終わるのではないか、と

思っているのだが、いかがだろうか

  


2024年8月28日水曜日

やめた方がいいのでは?悠仁サマの東大推薦大作戦

 以前、悠仁サマが

東大推薦制度を悪用して

ズル合格するのに反対、という

オンライン署名をご紹介した

私も、署名してきたのだが

その署名が、なかなかトンデモないことになっていた


署名を始めた人が

公開した情報によると

署名の運営から、一部の表現を直すように

直さないなら、署名を打ち切ります、と

連絡が入ったのだそうだ

ところが、修正しようとすると

システムエラーが出て、修正できない

……正確には、修正版を

  アップロードできないように

  システムがブロックしてきたのだそうだ……


それで、表向きには

「不適切な言葉を直そうとしなかったから」

実際は、

「修正したものをアップロードできないように邪魔して」

署名は、一週間くらいで打ち切りにされてしまった


それでも、署名そのものは1万2千も集まったので

まあまあ、ではないかと思っていたら

なんと、集まった署名が

よくわからない理由で

ドンドン消えていったのだそうだ

……これは、なんとなくわかる

  秋篠宮家に不都合なことを描いたXの投稿も

  「イイね」の数も

  不思議な減り方をするのが通常運転になっている

  例えば、朝方に1万5千あった投稿が

  昼休みには、6千くらいになつていたりするのだ……


だが、まだ悠仁サマの

「汚名挽回」のチャンスは残されていた

昆虫学会で、論文の内容を

ポスター発表する、というのだ

国際学会で、世界の専門家に

自分の研究を発表する

もちろん、言葉は公用語である英語を使う

これができれば

まあ、ある程度は納得できる、と思っていた


ところが

出席したのは、開会式だけで

式が終わると、自分の研究の

ポスター発表まで待たずに

さっさと、赤坂の自宅に帰ってしまった

ポスター発表は、丸投げされた

国立科学博物館勤務の、専門の学者が行った

しかも、出席したのは

事務局から個別に招待され

私的に参加した

つまり、研究者として発表をしに行ったのではなく

単なる観客として、見に行っただけ、というわけだ


これを、本気で、研究発表をした、とごまかして

東大にねじ込むのだったら

ねじ込む方も、ねじ込んでもらう方も

ねじ込まれて、文句を言わない東大の方も

なかなかのものだろうと思う


それにしても

親は二人とも、大学出だろうに

大学というのは、入っただけで終わりではない

ということを、考えもしないのだろうか


大学に入ったら、単位を取らなくてはいけない

単位数が欠ければ、留年だ

留年が何度も続くと、退学をさせる大学もあるが

そこまでいかなくとも

少なくとも、大学内では

かなりの軽蔑の視線を浴びることになり

相当にいづらくなると思うのだが


というのも

悠仁サマがたった一言、英語で言った挨拶

これが、トンデモナイ赤っ恥ものだったからだ

素人の、高校生、しかも未成年者が

国際的な学者に、初対面で出会ったら

何と挨拶すべきが

私はあまり英語は得意ではないが

この程度なら、わかる

It's an honour to meet you.だ。

もしくは

It's a pleasure to meet you.でもいい

それが、

Nice to meet you.とは、あきれ返った

転校生を紹介する、ラジオ基礎英語の

スキットでもあるまいし


正直、私はとても恥ずかしかった

日本を代表して、日本の皇族として

外国人と話すのなら

少なくとも、英会話くらいは

きちんと勉強して欲しい

少なくとも、想定問答集を作って

丸暗記する程度の努力は、最低限必要だと思う

日本人が、あいさつもまともにできない

バカばかりだと思われるのは

どうにも耐え難いのだ


ちなみに、筑付の偏差値は78ある


この英語力で、東大の授業は、まず無理だろう

ごり押しで入学しても、単位は取れまい

ズル入学と見られては、国民からの敬愛は受けられまい

しかも、単位を落とした、卒業できない、となれば

軽蔑まで買いかねない


東大を受けたいなら、受けたいでいいが

それ相応の学力をつけて

一般生と同じように、受験をして

それで、入学すればいいと思う

もし、合格点に届かなければ

浪人してもいいし、他の大学に志望校を変えてもいい

チャレンジの結果がダメだったとしても

私は責める気はないし

かえって、好感が持てる


だが、身の丈に合わない大学などに入っても

辛い思いをするだけだ

もうそろそろ、小細工はやめて

素直に、自分の実力で勝負した方が

今後のことを考えても

幸せになれる確率が、ずっと上がるのにな、と思う





2024年8月27日火曜日

ウクライナのバレエ団来日・チケット発売は明日から

 今から、明日が楽しみでたまらない

というのも

ウクライナのバレエ団の来日が決定

チケット発売が、明日からだからだ


こんな戦争中なのに、バレエ団が

わざわざ日本まで来られるのか、と

聞かれそうではあるが

ウクライナ国立バレエ団は

侵攻を受けて間もないころから

合計で、四回ほど来日公演を行っている


今回の公演は、年明けの1月なのだが

今までにはなかった

スペシャルメンバーの参加がある

私が買いたいのは、このチケットなのだが

おそらく、発売直後にものすごい争奪戦になるだろう


というのも

演目が「ジゼル」

タイトルロールのジゼル役は、アリーナ・コジョカル

相手役のアルブレヒト役は、アレクサンドル・トル―シュという

世界トップと言っていいほどのコンビだからだ

この二人が踊るのは

1月5日の一公演のみ

争奪戦は、確実だ


バレエマニアでない方には

何がなんだか、さっぱりわからないと思うので

少しウンチクを垂れ流すと


ウクライナ国立バレエ団は

元は「キエフバレエ」という名で

ソビエト三大バレエ団の一つ

その中でも、最もアカデミックで、優雅

繊細な表現を得意としているバレエ団だ

今回の戦争をきっかけに

「ウクライナ国立バレエ団」と名前を改めた


バレエ団の芸術監督は日本人

京都出身の方だ

この方が、バラバラになりかけたバレエ団をまとめ

「踊ること、文化の火を絶やさないことが

 我々の戦いだ」と

日本のバレエ界からの強い後押しも受けて

二年前の夏、戦争が始まってから5カ月後に

日本公演を行い、大成功を収めた


ただ、このバレエ団では

ロシアのプロバガンダに使われている

チャイコフスキーのバレエは、上演しない

いわゆる「三大バレエ」は封印しているが

バレエ作品には、ほかにもフランス系のものに

かなりの名作が多い

その、フランス系の名作中の名作が、「ジゼル」だ


ざっと、あらすじを紹介すると

「ジゼル」というのは、素朴な村娘の名前だ

この、ジゼルは村で一番の踊りの名手だが

生まれつき心臓が弱く

はかなげで、透明感のある少女である

恋人はいることはいるが

これが、平民に変装している

土地の領主で、貴族の婚約者がいるという状況

ジゼルは婚約者とはちあわせしてしまい

恋人に裏切られていることを知ると

ショックのあまり、心臓がもたず

錯乱の果てに死んでしまう

ここまでが、一幕だ


若くして死んだ女性は

死後、ウイリーという化け物に転生し

日が沈んだ後に、墓地にいる若い男にとりつき

化け物の群れで取り囲み

死ぬまで躍らせ、踊り殺す

ジゼルもウイリーに転生するのだが

自分を弔いに来たアルブレヒトを

殺すにしのびず

仲間のウイリーたちから守り抜き

夜明けの鐘の音とともに

アルブレヒトと最後の別れを交わして、消えていく


という、正直に言って

面白いのか、面白くないのか

よくわからないストーリーなのだが


この作品は、役の解釈の幅が大きい

まず、ジゼルをダマすアルブレヒトだが

ダンサーによって

深く物事を考えず、ただ単に

カワイイ女の子と楽しく遊んでいる

プレイボーイタイプ

どうせ平民じゃないか、と

明らかに小ばかにした態度で

イヤな野郎なのだが、どうにも抗いがたく魅力的

オマケに、自分でそれを知っているから

始末が悪いと、という

歌舞伎でいえば「色悪」タイプ

身分違いを分かっていながら

どうしてもあきらめられない

純愛タイプ、と

簡単に分けても三種類ある

その日踊るダンサーが、どのタイプか

幕が上がるまでの、お楽しみだ

そして

同じ曲、同じ振り付けなのに

ダンサーがどの解釈をとるかで

作品の印象が全く異なってくるのが

バレエの面白いところでもある


主役のジゼルに至っては、バレリーナ一人ずつ

全然違うタイプになっている

私が一番好きなタイプは

透明感があって、どこまでも可憐で

小動物のような愛らしさがあって

暖かく、静謐で、思慮深いタイプ

大人になったら

ピエタの聖母マリアのようになりそうなタイプ

そんなタイプのダンサーがいるのか、と

言われそうだが

それが、いるのだ

それが、アリーナ・コジョカル

来年の1月5日に「ジゼル」を

踊ることになっているバレリーナである

コジョカルのジゼルは、私の理想のジゼルで

こと「ジゼル」に関しては

20世紀最高のバレリーナと呼ばれた

シルヴィ・ギエムより、コジョカルの方が上だと思っている


コジョカルは、160㎝も無いのだが

その、身長の低さが

かえって、守ってあげたくなるような

可憐さを醸し出している

それでいて、テクニックは完璧に近く

風でも起こしそうなスピードて

正確で鮮やかな足さばき、明快なステップ

残像に残るような美しいラインを

次々と繰り出して、バレエを見る喜び、というものを

体感させてくれる


正直、コジョカルがウクライナバレエ団に

客演してくれるとは思わなかった

というのも、コジョカルは

昔、このバレエ団のプリマだったからだ

ところが、「伝統というと聞こえはいいけれど

同じことの繰り返しばかり」と

タンカをきって退団

イギリスのバレエ団の試験を受けて

何と、コールドで入団

……コールド、というのは

  早く言うと、その他大勢で踊る

  ダンサーのことだ

  例えば、「白鳥の湖」なら

  オデット姫のバックで踊っている

  白鳥ズのようなダンサーを言う……

こうした、因縁があるからだ

にもかかわらず、今回の公演で

客演を務めてくれるのは

この公演の「ジゼル」が新演出であることに加えて

ウクライナバレエ団への

強い支援の気持ちなのだろうと思う


ちなみに、アルブレヒト役の

アレクサンドル・トルーシュは

日本では、あまり知られていないが

私のイチオシの男性バレエダンサーだ

この人が知られていないのは

単純に、日本での公演が少ないことと

諸族が、ハンブルグ・バレエ団という

素人受けのしないバレエ団だからだろう

この、バレエ団は

ノイマイヤーという、天才振付家がおり

「人の情念」を踊らせると

これを超えるバレエ団は、世界中に存在しないと思う

なので

死を超えて続く愛をテーマにする

「ジゼル」には

ハンブルグ・バレエ団の

アレクサンドル・トルーシュは

まさにはまり役だろうと思う


ちなみに

この、「ジゼル」は新演出で

細かい部分は無数に

そして、一番大きな点では

ラストが大改革されている

従来のジゼルは、夜明けの鐘が鳴って

生き残ったアルブレヒトと

化け物のジゼルは永遠の別れ、なのだが

この、新作ではどうなっている

これは、あえてネタバレせずにおこうと思う

だが

初演を見たとき

「なぜ、このラストが思いつかなかったのだろう」と

疑問に思うほど

何もかもが、腑に落ちるラストだった

そして

今現在も、ロシアの空襲を受け

戦闘で命を失うウクライナで

「生死を超える愛」をテーマにする「ジゼル」を

上演するには

このラストしかないだろう、と

深く納得した


1月5日のチケット

何としても、手に入れたい

どうぞ、幸運を祈っていただきたい

そして、もし

ちょっとでも興味を引かれた方がおられたら

劇場に足を運んでいただければ幸いだが

チケットは、私の狙っている一番安い席でも

7000円する

それはちょっと、と思う方がおられたら

下に、ウクライナ国立バレエが

昨年、世界初演を行った時の

動画を貼っておく

私の「推し」のダンサーではないので

少し物足りないところもあり

また、世界初演ということで

まだ熟しきっていない、硬さはあるが

十分に、見ごたえがある

しかも全幕分だ

ご覧になったら、もしできることなら

見学料(?)代わりに

バレエ団の日本人の芸術監督

寺田氏の主催する

バレエ団の練習用のトウシューズを買うための

「トウシューズ基金」

一口1000円に、ご協力いただけると

望外の喜びでもある

アドレスは、下に貼ってある通りだ

ウクライナ国立バレエ「トウシューズ基金」(1口¥1,000) | Koransha Offic... (stores.jp)


下にあるのが、動画だ

期間限定なので、お早めにどうぞ







2024年8月26日月曜日

このコミックはおすすめ「大家さんと僕」文庫化

 今日、勤め帰りにちょっと寄った書店で

文庫本が二冊、平積みになっていた

表紙を見て、驚いた

「大家さんと僕」と、その続編

「大家さんと僕 これから」


早速、レジカウンターに二冊とも持っていき

いつ文庫化されたのか、と聞いたら

もう二ヵ月近く前で

夏の読書キャンペーンの対象商品、とのこと

確かに、夏になってからは

ファイナンシャルプランナーの試験で頭がいっぱいで

その系統の本しか、見ていなかった気がする

いやはや、うかつだった


というのも、私はこの作品の大ファンなのだ


これは、いわゆる「エッセイ・コミック」で

日常のいろいろな出来事をマンガ化したもの

あまり、売れていない芸人の

「僕」こと「矢部」さんと

下宿先の大家さんの

心の交流を描いた作品で

手塚治虫賞の受賞作でもある


だが、このような外面的な話よりも

実に見事なのは

この、60歳以上の年齢差を超えた

二人の友情

……というよりも

  間違いなく、当人二人は

  「絶対に違います」というだろうが

  私には、性的なものを一切なくした

  純度の高い、恋愛に見えるのだが……


まだ、20代(と思われる)売れない芸人の「僕」が

新しく入居することになった家は

元二世帯住宅だったのが

住んでいたお兄さんが亡くなったので

人に貸したい、という物件

「大家さん」は86歳の老婦人だが

「ごきげんよう」とあいさつするような

上品な人の反面

タクシーで伊勢丹まで行って

1本千円のたらこを買うような

「ヤンチャ」で愛らしいところもある

実に魅力的な人物だ


エピソードは、どれも、くすりとわらえて

なおかつ、どこかにペーソスの漂う

しみじみと、あたたかい話が多いのだが

私が一番好きなのは

大家さんが、「僕」の誕生日を祝ってくれる話

ショッピングカーの修理を口実に

「僕」を家に招いた大家さんが

修理中に、急に部屋の電気を消したかと思うと

「ハッピーバースデー トゥー ユー」と

歌いながら、手にお皿を持って現れる

「僕」の誕生日のケーキは

なんと、大きなおはぎで

その真ん中に、お仏壇用のロウソクが1本立っている

しかも、大家さんは

今日はまだ、誕生日ではないのは知っているけれど

若い方は、盛大なパーティーをするから

あえて前倒しで祝った、という

ところが

誕生日当日、家の前の道で「僕」は時間をつぶす羽目になり

最後のコマには

来年の誕生日は、当日でいいです、と書かれている


作品は、週刊新潮で連載されていたが

その途中で、大家さんが他界された

その時の、新聞広告は、今でもよく覚えている

私個人がお目にかかったことは

当然ながら、一度も無い方ではあるが

オマケに、私は筋金入りの無神論者ではあるが

自然に、手を合わせた


私の誕生日は九月

そろそろ八月も終わり近くなり

なんとなく、ソワソワしてくる

今年のケーキは何にしよう、と考え

やはり、手製の豆腐ガトーショコラにするか

それか、この際、大盤振る舞いで

ダロワイヨあたりのホールケーキを買い込むか、

そう迷っていたのだが

これを読んで

私も、大家さんのおはぎのケーキが

無性にうらやましくなった


なので、今年は、手製のおはぎで

誕生日を祝うことになるかもしれない


それに、もう一つ

この作品の好きなところは

大家さんは、実は86歳で一人暮らしをしている

バツイチで、子供もいないようだ

つまり、俗にいう「独居老人」なのである

だが、一般社会がもつ「独居老人」の

うらぶれたイメージなどは

この「大家さん」にはかけらもない

暖かく、ユーモラスで、友達に恵まれ

金銭的にも、そこそこのゆとりはあり

なにより、心豊かに暮らしている


私は定年後には、週に三日くらいは働きたいので

その先、完全に仕事からリタイアしてから

ということになるのだが


その時には、生き方のロールモデルとして

「大家さん」のように生きてみたい、と

思っている


鉛筆書きの、シンプルな線で描かれた

ほのぼのとした絵も

話にぴったりで

おそらくは、令和を代表するコミック作品の

一つと言ってもよいと思う

是非、ご一読を






2024年8月25日日曜日

台風の備えはOK

 台風10号が近づいている

私の住んでいる関東は、今のところ

直撃ルートからは外れているようだが

ルートが変わることもあるだろう

万が一を予想して

準備をしておくに、越したことはない


さて、何か買うものはあるかな、と考え

ほとんどないことに気が付いた

水や、缶詰、携帯トイレ、キャットフードなどの

必需品は全部

南海トラフ要注意、と言われたときに

整備済みなので、今回は特にやることはなかった


カセットコンロと、停電用のロウソク

懐中電灯と、手回し式のラジオ

これも、全部チェック済みだ


緊急用の薬は

一人暮らしの必須アイテムだ

バッファリンや、熱さまシートに始まり

消毒薬、包帯、ばんそうこう

ついでに、下痢止めまで

一通りそろっている


携帯は毎晩充電して寝るとして


大体一通り、慌てなくて済むものは

そろっているようだ


これは、私の手柄、というよりは

南海トラフの地震警告が出て

備蓄や所持品をチェックし、整えたから

足りない分は、その直後の

台風接近の報道を受けて

買い増しをしたから、ということだろうと思う


どちらも大ごとにならずに済んだときには

ほっと胸をなでおろしたものだった

人騒がせな、などと怒っていた人も

中にはいたようだが

逆に、この人達は地震になれば嬉しかったのだろうか

気象庁が、南海トラフの危険を知っていて

金儲けのために、海水浴客にそれを知らせずにいて

万一、実際に地震が起きて

多くの犠牲者が出たとしても

人命より、経済の方が重いから、仕方がないね、と

あっさり割り切ってしまえるのだろうか


私個人としては

備えあれば憂いなし

何度も空振りの警報が出れば

何度も装備をチェックでき

その蓄積が積み重なって

より精度の高い「備え」ができるようになるのだから

これに懲りずに

着実に警報を出してほしいと思う

それで不利益を被る人がいれば

そこは、まさに国の出番で

天災により、人より多く苦しんだ人には

その分の保障をすればよいと思う


避難ルートも確認はしたが

私の住んでいる地域の避難所は

ペット同伴が禁止だ


アレルギーの人がいるから

緊急事態では、それどころではないから


その理由は、良くわかる

正しいことだ、とも思う


だが、正しいからと言って

何も感じずに、すんなり従えるか、というと

少しばかり、話は別だったりする


私個人としては、台風が来ても、レベル4まで

地震のときには、家が倒壊するまで

自宅に居ようと思っている

その分、自宅の補強などの工事は

まだ、ボーナスのもらえるうちに

やっておこうと思っている


資金計画を含め、いろいろと考えることは多いのだが

その諸悪(?)の根源たる、我が愛猫、のえるさんは

先ほどから、おなかを天にむけて

「ネコのひらき」状態

あまりと言えばあまりの

あられの無い態度で

ぐっすりとお休みである




2024年8月24日土曜日

何とかしてほしいこと・入院時の保証人2名

 先日の昼休みのことだ

私の職場で

立憲民主党の政治塾に入っていた同僚が

「今の社会、一つだけ

 悪いところを直す力をあげるよ

 なんでもいいから、って言われたら

 何を治す?」と

雑談を振っていた


内心、これはいずれ

立候補した時に何を公約にするかの

下調べかな、と

少々「生臭い」気はしたものの

同僚同士で、くだらない悪口を

言い合っているよりも

こういう話題は、罪がなくていい

黙って、聞き役に回っていた


年代によって、けっこうバラツキがあった

女性は、やはり、というか、当然、というか

男女の賃金格差の問題をあげていた

それに加えて、

女性も活躍できる社会を、という割に

いつまでたっても、病児保育が充実せず

子供が熱を出したら、すぐに保育所に

お迎えに行かなくてはいけない

仕事を抜けられては、職場に迷惑がかかるし

抜けるほうも、あわただしいし、いそがしいし

何より職場に居づらくなる

幼児を乗り切ったとしても

学童保育も、預かるだけで中身が薄い

本気で女性に働いてほしいと思っているのか、と

非難ごうごう、というところだった


シニア層は、生活の不安、健康の不安だった

特に、認知症になったときに

どうすれば、安心して暮らせるのか

施設に入居するとして、すぐに空きはあるのか

それ以前に

自分たちが認知症になるころには

介護施設での働き手がいなくなるのではないか、と

かなり切実な不安が多かった


タイムリーな話題としては

当然ながら、「米不足」があった

これから、夏はますます暑くなるのに

暑さに強い品種があるのか、という話や

米農家の労働時間は時給に直すと

たったの10円だそうだ

これでは、農家を継ぐ若い人など

出てこなくてあたりまえではないか、という

ごもっともな話で盛り上がった


ここまでは聞き役だったのだか

やはり、私にもご指名が来た

こうなると、張り切ってしまうのが私の悪い癖だ

コンクールをしているわけでもないのに

さて、どうせなら、老若男女だれからも

そうだそうだ、と言ってもらえるアイデアを出したい

それで、言ってみた


「病院に入院するときの、保証人

 あれを、なんとかして欲しい」


何人から、そうそう、あれは絶対、と

声援をいただいた


どういうことか、少し説明すると

病院に入院すると、会計から

「保証人を立ててください」と言われる

保証人というのは、借金が払えなくなった時に

肩代わりをしますよ、と言ってくれる人だ

なので

保証人になって、得をすることなど何もない

自分が作ってもいない借金を負ってもいい、などと

親切すぎることを言ってくれるのは

親くらいなもので、仲が悪ければ兄弟でも断るくらいのものだ


病院の保証人は、たいてい二人必要だ

しかも、それぞれ違う住所の人を、と言われる

私には子供は一人しかいない

その息子と、奥さんの名前を書けば

確かに二人分の枠は埋まるが

息子夫妻は夫婦なので、同居している

つまり、住所は一つだ

誰かもう一人、保証人を見つけなくてはいけない


私は、両親を見送り、現在はおひとりさまだ

一人っ子で、兄弟はいない

友人には、まず確実に断るだろうから

頼もうという気すら起きないくらいだ

つまり、たとえ政府の言うように

銀行には3千万円の現金がうなっていようとも

入院費を前払いしますから、と哀願しようとも

私はどこにも入院が出来なくなるわけだ


身元保証会社、というのも

なくはないのだが、とにかく高価なうえに

正直、信頼していいものかどうか

かなりうさんくさい

ネットなどで、「身元保証会社の見分け方」を

ずいぶん検索し、チャットGPTにまで聞いてみたが

これといった成果は得られなかった


見分け方もわからないまま

胡散臭いと思いながら

高額な身元保証会社を利用しなくては

入院一つできない

こんな不条理があっていいものか


しかも、これは全国のお一人様、全員にかかわる問題で

20代のシングルマザーや、その子供から始まり

80,90で連れ合いを亡くした

シニア層で、一人っ子の人まで

幅広く、世代をタテに貫くように

問題になっていると思う

しかも、こればかりは「自助」のやりようがない

まさに、政治の出番だと思う


病院の保証人制度を、時代遅れのものとして

おやめなさい、と、国から指導してもらうか

市町村で、10万単位の貯金を条件に

保証人を引き受ける制度を作るか

せめて、保証人引き受け会社が信用できるかどうか

国ではっきりとした基準を作って

格付けのランクを作ってくれるか

何かしてもらえないと

いくら、自助で貯金をしても

盲腸一つ、安心してかかれない


こんな世の中は、おかしい


「おひとりさま」がこんなに増えているのに

社会があまりに冷酷だ、と

ひとしきり、演説をご披露する羽目になった


そうだそうだ、と

若い同僚たちからも褒めてもらって

少しいい気分でいたら

昼休みの終わる直前に、そっと

立件民主党の同僚からささやかれた

「ひょっとして、あなたも立候補するんですか?」


致しません

致したところで

私には地盤、カバン、看板の

「三バン」が一つもないので

落選は確実だ


疑心暗鬼を生ず、と、昔の人は良く言ったものだが

もう一つ

昔の人は良く言ったものだ、と思うのが

「クチは災いのもと」

肝に銘じておきたいと思う









2024年8月22日木曜日

アラン・ドロンと二つの安楽死

 フランスの名優、アラン・ドロンが亡くなった

私の子供の頃から

美男子の代名詞になってきた人だったが

私は、あまりこの人が好きではなかった

というよりも、この人の演じる役柄に

どうにも共感できず

坊主憎けりゃ袈裟まで憎い、の精神で

アラン・ドロン本人が

あまり好きではなくなった、という方が正確だ


怪傑ゾロのような

明快なヒーローも演じはしたが

底辺を演じるときの方が

底光りのするような美しさに磨きがかかり

本人も、「のっている」ように見えた


代表作は「サムライ」と言われているが

私は「太陽がいつぱい」の

貧しい家の出身で、

裕福で性格のいい友人を殺して

財産も恋人も奪おうとする

冷酷な役柄の方をかっている


だが、一つ選べと言われれば

ルキノ・ヴィスコンティ監督の「山猫」

これは、イタリア版「斜陽」のような映画で

アラン・ドロンは

朽ちて倒れつつある名門の公爵家と対象的な

新しいタイプの男爵の役を演じている

チョイ役だが、傲慢なほどに若々しく

ここまで美しい男性がいるものかと

心底、ため息が出そうになったものだ


一度引退を宣言、その後、撤回はしたものの

さほど、華やかな活動は無かった

2019年、脳卒中を起こしたというニュースのあと

おととし、2022年ごろだと思う

大病を患っていて

自分の最期には安楽死を選んだ、と報道された

病名は、現在でも公表されてはいないが

安楽死、というからには

激しい痛みや苦しみを伴う病気だったのだろうと思う


その後、スイスに向かった、という記事を読んだ

次に聞くであろうニュースを

内心、覚悟した


だが

アラン・ドロンは結局、安楽死を選ばなかった

理由は、ウクライナだった

当時、86歳だったアラン・ドロンは

ウクライナ侵攻後すぐに

ゼレンスキー大統領に電話をし

プーチンに「腹が立つ」

侵略戦争に「嫌悪感を覚える」と語り

ウクライナに「私はあなたたちとともにある」と

連帯を表明した


その後、アラン・ドロンは

影日向なく、ウクライナの支援を続け

今年の4月には、ウクライナからの

最高位の勲章の授与を受けたばかりだった


アラン・ドロンが亡くなったとき

ウクライナは、Xで

ウクライナのために、安楽死ではなく

生きることを選んでくれた、と

深い感謝と哀悼の意を表した


見事だ、と思った

命の使いどころを定め

名優アラン・ドロンという名の持っている輝きを

最後まで使いつくし

持っている力の全てで、最後の最後まで

命を使い切り

嵐の中の樫の木が倒れるように

終わりを迎えた

私もこうでありたいと、まさに、生き方の

ロールモデルを見る思いがした


と、思ったら

昨日のことだ

アラン・ドロンの愛犬が「殉死」を免れた、という

ニュースが飛び込んできた


よく読んでみると

何と、アラン・ドロンは、自分の愛犬を

自分が死んだら、薬物で安楽死させて

一緒に葬って欲しい

「自分の腕の中で、この子を眠らせる」と

遺言を残していた

だが、彼の遺族は

まだ元気な愛犬、ルーポ君を殺すことはできない、と

遺言を執行しないことに決めた


これには、ブリジット・バルドーの主催する

動物愛護団体なども、強く反対していたそうだ


確かに、これはあんまりだろう

私も猫を飼っているが

私はむしろ、私の死後、この子が幸せに暮らせるような

道を整えてあげたいと思っている

私の息子は、重度の猫アレルギーで

愛猫を育てることはできないが

かといって、もし保健所などに連れていかれたら

愛猫がかわいそうで、かわいそうで

くやしいやら、恨めしいやらで

化けて出られるものなら

絶対に化けて出るだろうと思う


そうは思うのだが


この年になり、「死」が

現実味を帯びてくると

それだけではない

別の思いも、浮かんでくる


怖かったのではないだろうか

アラン・ドロンに限らない

死ぬのが怖くない人間など

いない、とは言わないが

かなりの少数派であることは間違いないだろう

アラン・ドロンも

一人で行くのが、どうしても怖くて

おそらくは、どの人間よりも信頼し

深く愛した、愛犬に

一緒に行ってほしかったのかもしれない

そう考えると

その気持ちだけは、わからないでもない


光も、かげも

表も、裏も

カッコいいところも、

えっ、と思うようなところも

両方備えているのが

人というものなのかもしれない


最後まで、人間らしい人間であった

アラン・ドロンに

献杯するとともに

謹んで、ご冥福をお祈りしたい










2024年8月21日水曜日

暑気忘れ・座布団を差し上げたくなる名言集

 私は、今のお笑いは少しも

面白いとは思わないが

笑うこと自体は大好きだ

週に一度の焦点は、日曜の楽しみの一つだが

週に一度では、少しばかり足りない

そこで

電車の中や、新聞などで

「これは面白い」と思ったものを

忘れないうちに、手帳にメモして

ある程度たまったら

カードに清書して、貯めている


今回、カード化したものを

いくつかご紹介したい

たわいもない暑気払いに

二ヤリ、とでもしていただければ幸いだ


No.1  コーヒー店のブログ

好みのコーヒーがわからないときには

少し冷ましてから飲んでみて

美味しいかどうかで判断すると良い

「たいていは、アツアツではわかりません

 男女関係と一緒ですね」


No2 スーパーでの親子連れの会話

子「マヤの預言で、世界が滅ぶんだって

  日本だけじゃなくて、世界全部が」

母「大丈夫よ

  お母さんたちはね、

  ノストラダムスの予言を生き延びたのよ」


No3 ドラッグストアのコスメコーナーで

   母親に連れてこられた子供が

   早く帰りたくて、母親に

   「ママ、まだかわいくなるの?

    もう十分なのに


No4 部下から「退職したい」とラインが入った上司

  「スタンプで返した

   内容は

   『』」


No5 私の職場の新入社員と、教育係

   新入社員 「うち、社食ないんですか?」

   教育係  「俺らが会社の食い物だからな」


No7   自民党総裁選候補

   「コバホーク」こと、小林氏が

   統一教会とズブズブの関係だったことがわかって

   ネットでついた、新しいあだ名

    ツボホーク


No8  電車の中で聞いた、ウソのような実話

   A 「実は自転車、どっち買うか迷ってて

     値段、2万円違うんですけど

     重さが300グラム違うんですよ」

   B 「300グラムって、そんなに大切なの?」

   A「自転車の世界では、大切っす」

   B「じゃあ、2万円安いほうを買って

     300グラムお前がやせたら?」

   A「天才ですか、先輩」


No9  これができないなんて

  人生半分損してるね、と言ってきた相手への

  ぐうの音も出ない反論のセリフ

   でも、君に会えたよ


No10 市民プールに子供連れで来ていた

   若い父親が、奥さんに、娘を甘やかさないで、と

   ちょっと厳しい口調で叱られたときの言い訳

    仕方がないだろう

    ママによく似て

    可愛くてしょうがないんだから


ではこの辺で

おあとがよろしいようで




2024年8月20日火曜日

残暑は10月まで?

 8月も終わり近いというのに

まだまだ猛暑が続いていて

どうにも、終わる気配がない

一体、いつになったら涼しくなるのか

テレビの天気予報によると

9月はまだまだ暑さが厳しく

10月まで残暑が続くだろう、とのことだった


考えただけで、ウンザリしてくる

毎年、どんどん夏があつくなってくる

というよりも

6月には、完全に30度を超える

真夏の気温になり

それが、4カ月から5カ月

続く、ということになるらしい


これはもう、ある程度は

腹をくくった方がいいだろう

来年も、再来年も、より暑くなる

最高気温は40度を超えるようになるだろう

この、熱帯じみた気温の中で

どうやって暮らしていけばいいか

本格的に、本腰をいれて

考えなくてはいけないだろう


一番の問題は、クーラー代だ

定年までは、職場に通って

一番暑い時間を、涼しく過ごさせてもらっているが

あと数年後には

確実に、全額自己負担になってくる


となると

エアコンを省エネタイプのものに買い替える

日中に、冷水浴をする

家庭でくつろぐ服は、極力涼しいタイプのものにする

冷奴など、冷たいものを多く食べる

料理は電子レンジで、火を使わないようにする


くらいしか、思いつかない


特に、夏場のホームウエアは大切だと思う

短パン、Tシャツでは

風通しが悪い

昔、私が子供の頃には

袖なし、襟無しで、緩やかなサイズで

よく風を通す、その名も

「アッパッパー」という服があり

男性用、女性用、ともに

洋品店で売っていたものだったが

今では、「アッバッハ―」という

言葉自体が無くなってしまったように思う


できれば、どこかのブランドで

あれを作ってもらえないだろうか

もし、ダメなようなら

自分で、ミシンを買って

作ってしまおうか、とも思い詰めている


とはいえ、私は洋裁など

小学校か、中学校依頼で

しかも、5段階評価で2しか取れなかった

とても、自分の服を縫えるような実力はないのだが


これも、暑さのせいでどうかしてしまったのか、と

ぬるい気持ちで読んでいただければ

幸いだ


写真は、女性用アッパッパー


男性用は、古い朝ドラ、「カーネーション」で

登場していたが

下には、パッチをはいていた

これは、やはりどう考えても暑いので

着物風にして、風を通すデザインで

何とかできないか、とと考えている



2024年8月19日月曜日

自民党総裁選、どう思う?

 岸田首相が退陣することになって

事実上、次の総理を選ぶ

自民党総裁選が、いよいよスタート


次の総裁候補には、すでに10人以上が

名前があげられており

推薦人に必要な20人の賛同者を

揃えられるか、それ得られないか

激しい攻防戦を繰り広げているようだが


正直、あまり期待はしていなかった

裏金議員と、壺議員以外なら

自民党は、派閥の力学で動いていくから

正直、誰がなったところで

同じだろうとは思っていたが


小林鷹之氏が、早々に20人の推薦人を集めて

総裁選に立候補を表明した

どこかで聞いた名前だな、とは思ったが

あまりピンと来なかったので

ネットでサクッと調べてみたところ


どこで名前を聞いたか、すぐに見つかった

この人は、裏金議員に

おとがめなしにしろ、と言った人だった

理由は

「阿部派の議員は、議員一人一人は優秀だから」

だそうだ

これが、マスコミを通じて、ある程度広がっていた

私も、これを聞いたようだった


この人自身は、裏金議員では無さそうだが

こういう発言をするようでは

まあ、同じ穴のムジナ、というところなのだろう


そもそも、「議員の優秀さ」というのは

何を指すのだろう、という気がする

まさか、どこの大学を出た、というような

低レベルの話ではあるまい

それだと、東大さえ出ていれば

詐欺も万引きも、なんでもやり放題になってしまう


政策立案能力がある、ということなのだろうか

だが、裏金を作るテクニックのある議員なら

どこの企業が資金を持っていて

どんな政策を作れば、その企業を喜ばせることができるか

火を見るよりも明らかだろう

そして、より多くの裏金を作るためには

国民のため、将来の国のためよりも

その企業が喜んで、もっとたくさん

裏金の資金を持ってくるような政策を

作るような気がするのだ


正直、この「コバホーク」はイヤだな、と

思っていたら


もっと大きいことがあった

この方、壺議員サンだった

統一教会のイベントに出席して

一緒に撮った写真が、出回っていた


それだけでは無い

鈴木エイト氏によれば

「コバホーク」の後援会に

統一教会の幹部が複数確認された、という

これでは、まさに「壺の中の壺」と言われても

仕方があるまい


いやはや、自民党刷新の総裁選の

いの一番に、名乗り出たのが

壺議員とは、

なんだか、体中の力が

抜けそうな思いがした


オマケに、統一教会のイベントに出席した時に

信者に向けて行ったスピーチで

統一教会の教えの方が

公明党の教えより上、という趣旨の

ことまで、言っていたらしい

「らしい」というのは

本人は、「覚えていない」と言っていることと

動画が出ているわけではないから

間違いの可能性もゼロではないからだ

だが

イベントに参加していたことだけは、間違いない


この人は、夫婦別姓にも反対と表明している

夫婦別姓は、経団連からも

女性の経済活動促進に必要だ、として

採用するようにと、公式に要請のあったものだ

ちなみに、統一教会は

夫婦別姓にも反対している

となると、いろいろと裏を邪推したくなる


この人の演説も聞いてみたが

裏金議員を今後どうするのか

統一教会に解散命令を出すのか

具体的な話は、全くしなかった

となると

これも邪推したくなるのだが

裏金も統一教会も、これで終わり、ということに

なるのではなかろうか

何しろ、この人は二階派だ

二階サンは裏金で議員をやめたようなもの

確かに、追及はできないだろう


今後を、私のヘッポコ占い

……タロットである

  カードのデザイんが

  なんとギュスタフ・クリムトの絵で 

  金色の使い方が実に本物そっくり

  画集代わりにもなるというシロモノで

  暇ができると、よく占って遊んでいるのだが

  これがまた、自分でも愉快になってくるくらい

  全然当たらない

  東京都知事選では、野党統一候補が泉サンと予測し

  見事に大ハズレ

  当選するのも、蓮舫サンと予測して

  ますます大ハズレと

  ここまでくると、我ながら痛快だ……


ともあれ、私のタロット占いでは

どうも、この「コバホーク」が

すんなりと、次の自民党総裁になりそうなのだ


この人はまだ若く、40代だという

ということは、悪くすると

日本の総理が統一教会に牛耳られる状態になり

この人が老いるまで

あと40年、壺政治が続く、ということだ


他人の若さに、初めてげんなりした

長生きというのは、してみるものだと

つくづく思う


ちなみに

下の写真が、統一教会のイベントに

参加した時の写真

2021年というから、つい数年前のことだ

これでは、何をかいわんや、だ





2024年8月18日日曜日

悠仁サマの東大騒動、どう思う?

 多分、皇室にいくらかの興味のある人なら

全員知っているだろうと思うのが

悠仁サマの「東大推薦入学騒動」


最初は、まだ未成年だったこともあり

母親の毒母ぶりがお気の毒、と

思ってはいたのだが

そろそろ、悠仁サマも18歳の成人年齢が近い

もうちょっと、自分の意志を持った方がいいのに、と

思ってはいたのだが


この頃の報道記事を見ていると

高校の文化祭を見に行ったとか

園遊会にも出る、とか

早い話が、高校三年生の夏とは思えない

優雅なお暮らしぶりで

真面目に、受験勉強をしている気配が見えない

これは、いよいよ東大推薦入試での合格が

内定したのかな、と思っていたら


ネットでの署名活動が始まっていた

ネットの署名サイトに行けば

誰でもすぐに、名前を登録して

署名ができるようになっている

そのサイトで、長いタイトルではあるが

悠仁様が東大の推薦入試を悪用し、

 将来の天皇として『特別扱い』で

 入学されることは

 象徴天皇制を根底から

 揺るがすこととなるため反対します。」

というのがそれだ


私も早速、参加してきた

すでに、約1万2千筆の署名が集まっている


悠仁サマは、現在は筑付に在学中だが

そもそも、小学校のお茶の水付属から

特例入学

筑付に入学するときも

悠仁サマ用につくられた疑惑のある

提携校精度で特例入学

それでも、わざわざ一般入試の日に投稿し

同じ試験を受けるだけは受けさせて

それをマスコミに取材させる、という

ため息の出そうになる、小細工をしていた


週刊文春の記事によると

成績は、「前代未聞の成績」

つまり、文系・理系にかかわらず

ほぼ全科目が最下位で、授業には

到底ついていけない成績だそうだ


まあ、そうだろうな、と思う

私は一時期、学習塾の講師のバイトを

していたことがあるが

慶応以上の偏差値の高校を受けたいという

中学生の努力は、すさまじいものだった


学校の部活を終え、疲れて眠い時間に

週に五回か六回塾に来て

授業を聞き、宿題をし、暗記物をやっつけ

夏期講習には、六時間以上の授業と

塾の宿題

学校の宿題

それを全部こなしたうえで

さらに、直前期には過去問対策

メンタルの勝負に打ち勝って

さらに、運に恵まれた生徒だけが入学できる

筑付は、その種の学校のうちの、トップ校だ


筑付の生徒なら、高校1年生でも

共通テストの英語に必要な単語は

ほとんど全部マスターしている

なんなら、高校入学時に

すぐに共通テストを受けても

中堅の大学なら、なんとか合格できる程度の

学力を備えている


学校の授業は、クラスの中間層に合わせて

組み立てられる

中学で、ロクに受験勉強をしていない生徒には

ついていけるはずのない内容になる

おそらくは、3年の間

一日6時間、何を言っているのか

全くわからない授業を受けさせられて

相当に、苦しかっただろうと思う


私の耳にも

悠仁サマが授業中にキレて

わめき散らした、という噂くらいは

入ってきた

同様の話を、5人以上から聞いたので

ある程度は信用できるだろうと思う

学力にふさわしくない学校を選ぶと

どうなるか

さすがに、こりたかと思ったのだが


またまた、さらに4年間

何もわからない授業を受け続けるつもりなのだろうか

もつと、自分の学力にあった大学を選ばないと

たとえ、ズル入学ができたとしても

学年末には、試験があるのだ

試験に合格しなければ、単位は取れない

単位が取れなければ、卒業できないだろう

特に、英語をどうするつもりなのか

他人事ながら、心配になるくらいだ


トンボに関する論文を書いた

この業績で推薦入学を勝ち得た、という

筋書きにしたいようだが

そもそも、この論文が、かなり穴だらけだ

研究開始時期が、15年前となっている

悠仁サマは、この時まだ幼稚園だ

幼稚園児の「発見」を学術論文にしてよいのか?

幼児の「僕、見たよ」は

信用のおける証言といえるのか?


また、論文で使っている写真のうち何枚かは

脚が欠けていたり、何かの線で吊っていたりと

生きていないのが明らかなのだそうだ


それを認めるとしたら

正直、東大も東大だな、という気もする


私個人としては

東大を狙って、学歴をつけようとする前に

個人として、最低限の倫理を身に着けてほしい

そちらが先だろう、と思っている

コンテストの際には、ルールを守る

悪いことをしたら、謝る

不正をしてもらった賞は、返却する

たとえ親が教えなくても

その程度のことは、わかってもいいはずだと思う


それに、どうしても東大に行きたいなら

一般入試で、通常の受験生と同じ試験を受けて

合格を勝ち取るべきだと思う


「ドラゴン桜」のセリフではないが

入試というのは、格差社会になった日本に

唯一残された、完全に平等なシステムだった

ここまで、崩して欲しくはない

その結果、二浪しようと、三浪しようと

構わないと、私は思う

最終的に志望校を変え

「東大に行きたかったけれど

 どうしても手が届きませんでした」ということになっても

私は、支持する

むしろ、好ましいとも思う

だが

インチキで、推薦制度を悪用して

とにかく、入ってしまえば何とかなる、の精神で

入学するのだけは、避けてほしいと思っている


ネットの署名サイトを貼っておく

ご興味のある方は、ぜひどうぞ

オンライン署名 · 悠仁様が東大の推薦入試を悪用し、将来の天皇として「特別扱い」で入学されることは、象徴天皇制を根底から揺るがすこととなるため反対します。 - 日本 · Change.org




2024年8月17日土曜日

どうして施設はイヤなんですか、という質問への返事

 昨日、ブログで

施設に入るよりも一人暮らしの方が好きだ、と書いたら

どうして施設がイヤなんですか、という

質問のメールをいただいた


私の場合

施設がいや、というよりも

集団生活が嫌いなのだと思う


理由は、はっきりとしている


子供のころから、学校が好きではなかった

中学校の頃、担任の責任もあったと思うが

クラスでは一年の間に

大きなイジメ事件が三件起き

それ以来、学校を含めて

ありとあらゆる集団生活が

大嫌いになった


「みんな」の言葉の下に

「私」という一人の思いを押しつぶす

人から嫌われないように

「私はみんなと同じです」という仮面をかぶり

目立たないように過ごさなくては

もしどおり、あぶなかった

人生の中で、一番苦しかった

50年も前の中学校時代が

きっちりとトラウマになり

今でも、集団生活アレルギーになっている


大学に入り、一人で居たいときには

一人で居られるようになり

やっと、息がつけたようなものだ


なので、この年になって

しかも、人生のゴールを

また集団生活を繰り返す、など

考えただけで、ふるふるイヤなのだ


集団生活のどこが嫌いというと

決定的に合わない人がいても

その人と、毎日毎日、顔を合わせなくてはいけない

その人の方が力があるときには

決してにらまれないように

最低限、相手のご機嫌うかがいをする

これが、気に入らない


相手に合わせる

ある程度、顔色を見ることも

人付き合いには必要だろうが

大事にする相手は、自分にとって

大切な相手だけで十分だろうと思う

人生のゴール近くになって

なけなしの気力と労力で

好きでもない相手に気を遣うのは

いかにも、もったいないと思う

どうせなら、その気力と労力で

本当に、自分が好きなことをして

最後には、ああ、面白い人生だった

そう、言いたいのだ


自分が笑いたいときに笑い

言いたいことを言いたい

それには、ケンカのできない相手のいる

集団生活は、少々不都合だ


それに、集団生活だと

確率的に、50人もいれば

少し、妙なタイプも1人くらいはいるだろう

ここでいう「妙なタイプ」というのは

いわゆる、「老害」扱いされているタイプ

ちょっとしたことで怒鳴りだしたり

自分の方があなたより上だ、

無意味にマウントをとってきた理

昔の肩書の自慢話をしたり、という

あの手のタイプだ


施設なら、どんなホテル並みのサービス付き住宅でも

食事は、広い食堂で

共同で、同じ時間にすることになるだろう

その中で

たった一人でも、くだらないことから

怒鳴り始める人でもいたら

雰囲気はぶち壊し

食事ものどを通るまい

こういう目には、絶対に会いたくない、となれば

集団生活は、避ける方が無難だと思うのだ


それに

私の老後のモットーは

「うんと面白い年寄りになる」ことだ


これは、映画「90歳 何がめでたい」から

草笛光子サン扮する

佐藤愛子センセイのセリフである


私は、こちらの生き方の方が向いている

好みが強すぎて、スタンダードではない

ありがたいことに

この頃は、ネットが発達して

好みや癖が強くても

動画や、ブログで配信して

同じように感じる仲間を探すことができる

私の「知己」は、現実より

むしろこちらで探す方が

見つかる確率も高くなりそうだ


それに、趣味と発信力を磨いて

例えば、好きな映画に関して

20世紀の映画ばかり集めて

趣味ブログを作って

同じ趣味の仲間を見つけて

オタク話に花を咲かせたい

となると、一人暮らしで十分なのだ


もっと言えば

自分が食べたいものを食べるには

自分で作るか

自分で総菜を買いに行ける生活の方がベターだ


施設によっては、ペット禁止のところもある

愛猫と離れるくらいなら

私は喜んで在宅ひとり死を選ぶ

訪問介護が充実していれば

認知症になっても

一人暮らしは十分に可能

最後を迎える場所も

自宅を選ぶことも十分に可能だ

……現に、私の父は最後は自宅で、と望み

  病院から一時帰宅し

  そのまま、自宅で息を引き取った

  介護をしたのは私自身だから

  「十分に可能だ」と断言もできる……


思いでの詰まった

しかも、自分が暮らしやすいように

家具や食器、本だなやベッドの位置を

自由にカスタマイズした自宅が

少なくとも、私にとっては

一番暮らしやすい、一番好きな場所だ


もちろん、これはあくまでも

私の趣味、私の意見で

ひとさまに、特に、性格やタイプの違う方に

押し付けるようなものではない

単なる、気楽な独り言のようなものなのだが


これで、お返事になってるだろうか







2024年8月16日金曜日

子供が帰省しない家は不幸?

 私の住んでいる関東地方では

台風が来る、というので

15日はその準備にドタバタで

私もスーパーに買い出しに行ってきた


一人暮らしなので、買い物の分量も少ない

ひき肉、豆腐、ヨーグルト、シリアル

生野菜はまだ、冷蔵庫にあるから

このくらいで良いだろう

ただ、季節がらスイカと

ガリガリ君は食べたい、と思い

果物の売り場に行くと

ばったりと、知人に出会った


友人というほど、仲が良くない

というよりも、友人になるほど

気が合わない、という方が正確だろう

フィーリングがズレるので

いつも、愛想よく挨拶をかわし

天気の話題を二言、三言

それで愛想よく、お別れするのだが


今日は、知人は数人の幼児を引き連れていた

一目でわかる、典型的な

「孫の帰省」だった

孫たちに取り巻かれ、一番大きなスイカを選んでいた


いつものように挨拶をして

お孫さんとご一緒ですか、楽しいですね、と

一言付け加えたのが、運のツキだった


息子さんは、御一緒ではないんですか、と聞かれた

……見ればわかるだろう、一人だ、と

  言いたいことは言いたかったのだが

  近所に住んでいる人だ

  くだらないトラブルは、避ける方が良いに決まっている……

適当に、うちは息子なので、というと

うちは息子も娘も帰省していますよ、と

びっくりしたように返事をされた


悪い人ではないのだ

本当に、息子が帰省しないのを

驚くべきことだと思って

純粋に、びっくりしている

マウントをとろう、だの

自分は子供に大切にされている、と

自慢をしようと思っているわけでも無いのは

非常に良くわかる

だが、あまりにも感覚が違いすぎて

話をしていて、疲れるときがある

今が、まさにそうだ


お気の毒ですねぇ、台風も来るのに

心細いでしょう、と言われた


ううむ、正直

心細いようだったら、一人暮らしなどせずに

施設か、シェアハウスを探している

私は、好きな時に好きなことをできるゼイタクを

ココロから愛しており

その自由の代償として

「人に頼れない」という不自由があるのなら

喜んで不自由を引き受けたい、と思うタイプだ


それに、息子はもう結婚し、子供もいる

一番に気を使うべきは

奥方と、子供だろう

早い話が、「私のもの」ではないのだ

地震が来ようと、台風が来ようと

息子が一番に守らなくてはいけないのは

息子の家族であり

決して、私ではない

息子がいようといまいと、自分の身は自分で守るしかない

なので、帰省しようとしまいと、何の変りもないと

思うのだが


どうも、世間はそうは見ないらしい、というのが

少しずつ、わかってきた

とはいえ

せっかく役職定年になり

職場でも人の目を気にしなくて済むようになり

思いっきり、羽根を伸ばしているところだ

家庭に帰ってきてからも

他人の目を気にする必要も無かろう


私個人としては、この夏の過ごし方は

非常に気に入っている

9月の試験に向けて

とりあえずは、全力で問題集を周回

同時並行で過去問をつぶす

勉強場所は図書館、たまにドトール

まだ合格圏までは少し距離があるが

周回するごとに、×だった問題が〇担っていく

この手ごたえが、非常に楽しい

あまり話も弾まない息子と

顔を突き合わせているより、ずっと充実していると

思ってはいるのだが


だが、私の思いとは裏腹に

「哀れな独居老人」と思われているのなら

せめて、その認識だけでも改めてもらわねばなるまい

それには

やはり、外見からはいるのが

一番、手っ取り早いのではないだろうか


姿勢を正しく、歩き方は軽やかに

身だしなみは、ブランド物である必要はないが

いつも、小ざっぱりとして

清潔なもの

コンビニや役所で窓口の人に

怒鳴ったり、絡んだりするような

あさましい真似はせず

いつも、上機嫌そうな微笑をたたえて

買い物や、バスを降りるときには

ありがとうの一言は欠かさない

髪はきっちりと整え

二ヵ月に一度はカットに行く

制汗剤は欠かさず

清潔さを保つ


こんな感じで、見るからに優雅に

暮らしてみるのはどうだろうか


割れながら、なかなかハードルは高いが

「お気の毒な方」と思われるのも

片腹痛いというものだ

シニアモデルにでもなったつもりで

いざ、スタートだ








2024年8月14日水曜日

卓球女子・早田ひな選手にブラボー

 スポーツにはあまり興味がないせいで

五輪も協議はあまり見なかった

それでも、卓球の早田ひな選手が

メダルをとったことくらいは知っていた

団体と個人、中国には及ばないものの

善戦して、銀・銅をそれぞれ1個ずつ、だったはずだ


それはそれで、見事だと思うのだが

私が、ブラボーだと思ったのは、そこではない

正直、あまりにも多くの元五輪選手が

問題を起こしているのを見過ぎてしまって

五輪のメダル、だけでは

観劇できない体質になってしまったのだと思う

……早い話が

  元五輪選手で、政治家になった方々

  橋本聖子サンを筆頭に

  それぞれが

  どうにも、感心できないお働きぶりで

  「正体見たり」という感じがするのだ……


私が、早田選手にブラボーと思ったのは

帰国会見の内容だ

今やりたいことは、という質問に

早田選手は

「鹿児島の特攻資料館に行きたい」と答えた

その理由は

「生きていること

 当たり前に卓球ができることが

 当たり前でないことを感じたい」

とのことだった


まさに、平和な世の中に生まれた

戦争のない国に生まれた

それだけで、「国ガチャ」に大きく当たった

大ラッキー、だと私は思っているのだが

確かに、生まれたときから平和で

平和が当然、誰も自分を殺しに来ないのが

当たり前だ、という世代の人には

それが肌で実感できないだろう

それを実感するために、特攻隊の資料館に行く

見事なこころざしだと思う

まさにブラボーだ


ただ、少しだけ

意地悪を言わせていただけるなら

特攻資料館をあえて選んだのなら

「当たり前が当たり前ではないことの実感」

という「自分の気持ち」だけではなく

だけではなく

生きようとしても、生きることを

許されなかった方々のために

どうぞ、安らかに、という

慰霊、鎮魂の思いを捧げてきたい、という

「他人への思い」が一言あると

なお素晴らしかったと思う


私は、特攻隊の施設には

行ったことはない

代わりに、というと語弊はあるのだが

靖国神社の博物館なら、行ったことがある

毎年、桜を見に行くついでに

時間ができたので、ふと立ち寄ってみたのだが

……正面のホールに

  ゼロ戦が展示してあり

  兵器関連の博物館かな、と

  一種の知的好奇心が刺激された、という

 かなりイージーな理由だったのだが……


正直、もっと「忠君愛国」を振りかざす

威勢の良い品物を集めた博物館を想像していた

実際の博物館は

幕末から始まり

ヨーロッパ列強の脅威にさらされることが

どれほど危険であったのか

歴史に沿って、事実を淡々と積み重ね

資料を並べていく

知的で、穏やかな印象の博物館だった


私がどうにも苦しくてならなかったのは

最後の数部屋

壁一面に飾られているのは

太平洋戦争の犠牲者の遺影だった

何部屋にもわたり、白黒の遺影が

四方の壁一面に、ずらりと飾られている


写真そのものは、あまり大きくはない

ドリップコーヒーのパックを

二回りくらい小さくしたくらいの

片手の手のひらと、同じくらいの大きさだ

その遺影が、司法のかべの天井近くから

目線の及ぶところまで、びっしりと飾られている


それぞれには、その方の亡くなったときの状況が

ごく短く、書き添えられている

全員が、亡くなった方だ


どうしても見ていられず

逃げるように、次の部屋に入った

そこも、慰霊の部屋だった

同じように、写真が連なっている

その次の部屋も、同じだった


逃げてはいけない、と言われているような気がした

知ることが、後の世代の義務だ、と

突きつけられている思いがした


遺影は、戦死者だけではなく

戦病死者、犠牲になった医療従事者

まだ若い、女性の遺影も複数あった

近寄って、キャプションを読んでみると

終戦直後、樺太で最後までソビエト軍の

侵攻状況を伝え続け、他の人々の避難を守ったあと

ソビエト兵からの暴行を受ける前にと

集団自決を遂げた

電話交換手の女性たちの遺影だった

……彼女たちの思いが、決して杞憂ではなかったことは

  満州の引揚者たちの証言や

  近年では、ウクライナ、特にブチャで起きた出来事が

  無言のうちに照明していると思う……


花嫁人形も飾られていた

キャプションによると

結婚することも無く、亡くなった方のために

ご遺族が、せめて、極楽では

この人形のように美しい花嫁と一緒に、と

神社に人形を奉納することが多かったのだそうだ


もう、たまらなかった

遺影の写真の目に、私は心底おびえた

あまりにも多くの不条理な死

しかも、私の三分の一くらいしか生きていない

人々の死が

四方の壁から押し寄せてくるようだった


ごめんなさい、でも、ありがとう、でもない

悲しみと、怒りと、いたたまれなさと

こんな非道いことがあっていいものか、という

自分でもなんと言えばいいのかわからない

どんな言葉でも表現できないような思いが

腹の底からこみあげてきた

遺影には、名前の後ろに「命」とつけられている

これは何だろう、としばらく考えていて

「みこと」ではないか、と思い当たった

日本神話の、神につく敬称のようなものだ


私は無神論者で、宗教は信じていない

靖国神社の合祀に関しても

大学時代、判例研究で扱った

これは、あまりすすめられたものではないとは

今でも思っているが

それでも、それとは全く別の次元で

この人達は神だ、神になったんだ、と

叫びだしたい気持ちだけは、わかるような気がした

そうでも叫ばなくては

余りにも救いがなさ過ぎるだろう


あの博物館のことを思い出すと

今でも、感情がぐしゃぐしゃになり、

上手くまとめられない

ただ、日本にほんの数十年前

こんな時代があったのだ

これが、現実なのだと、知ってほしい

ただ単純に、知ってほしいと思う

無かったことにして、忘れ去ってしまっては

あの、壁の大量の死者たちが

あまりにも、やりきれいだろうと思うのだ


早田選手がきっかけになり

この時代を知ろうとする、若い世代が

少しでも増えてくれるといいと思う

早田選手、本当にブラボーだ







2024年8月13日火曜日

百円で買える安全・スポーツホイッスル

南海トラフ地震要注意の

情報が出てから

すでに準備してあった防災用品を

再チェックしたり

あれこれと買い足したりしていたのだが


今日は新たに一品、買い足してきた

スポーツホイッスル

つまり、体育の時間に先生が吹いていた

小さな笛である


これは、防災というよりも

建物などが倒壊し、その下敷きになり

動きが取れなくなった時のためのものだ

ここにいます、と大声で叫び続けるのは

事実上、不可能だろう

周囲に水が無ければ、のども乾くだろうし

大声を出し続けるには、体力も必要だ

そもそも、近くに誰もいないことも

十分にありうる


そこで登場するのがホイッスルだ

肉声よりも、ホイッスルの音の方がよく響く

それに、体力が衰えても

笛を吹くことなら、できそうだ


なので、ホイッスルは肌身離さず

いつも持っていなくてはいけない

休日は、首から下げているが

職場では、そうもいかないので

ズボンのポケットに入れておくことにした


今はまだ、なんとなく違和感があるが

じきに、慣れてくるだろうと思う


私は一人暮らしだ

息子と孫はいることはいるが

私が住んでいるのは関東で、

息子一家は大阪だ

万一のことがあったとしても

私の安否を気遣ってくれる人は

周りには誰もいない、と割り切る方が良いだろう


自分の生活は自分で守る

もちろん、限度はあるだろうが

できる限りの最大限の手を尽くして

自分を守る努力と準備をする

それが、一人暮らしシニアの

いわば、「マナー」だろうと思っている


ちなみに、このスポーツホイッスルは

百均屋で買える

割合にメジャーな品なので

どこの百均屋でも置いてあると思う


百円で買える安全と安心

スポーツホイッスルは

かなりのお勧めだ








2024年8月12日月曜日

夏の料理は電子レンジ・ナスと豚肉とししとうの麺つゆあえ

 暑い

誰が何と言おうと、暑い

こういう時は、冷ややっこや

そうめんも美味しいが

せっかくの夏本番、夏野菜も食べたくなる

それに

私は、冷たい肉料理が大好きだ


なので、近所のスーパーで

豚肉のスライスが100グラム85円になると

必ず作る、夏の定番料理がある


その名も、ナスと豚肉とししとうの麺つゆ和え

名前だけですべてを語っているような料理だ


ナスは1本、乱切りにして水にさらす

豚肉は薄切り肉100グラム

ナスと豚肉を油であえ

めんつゆを大匙2杯ふりかけ

電子レンジにかける

大体の目安は、600ワットで7分くらいだが

豚肉に火が通り

ナスがやら若くなっていればOKだ


ししとうは洗って、ヘタだけをとり

通常はそのまま

少し大きすぎるようなら

半分に切って

豚肉とナスに追加

さらに、めんつゆを大匙2杯分追加して

600ワットで1分から2分

電子レンジにかける


これで、出来上がりだ


鍋もフライパンも使わないので

台所が灼熱地獄にならずにすむうえ

洗い物も少なくてすむので

とにかく、便利だ

味付けも麺つゆだけ

切るのもナスだけなので

とにかく、手軽で、便利で

それでいて、想像以上に美味なうえに

野菜が、「夏」を主張している


熱いまま、冷ややっこと取り合わせても美味しく

冷蔵庫で一晩冷やして

そうめんと取り合わせても、なかなかいける

多めに作れば、弁当のおかずにもなる


我が家の夏の定番メニューでもある

是非一度、お試しあれ







ししとうは、使い残しがあると面倒なので

1パック全部使ってしまう

大体、10本くらいだろうと思う


2024年8月11日日曜日

フワちゃん騒動・どう思う?

 もともと、あまりテレビは見ないうえに

バラエティ番組が嫌いだ

嫌い、というより、少しも面白くない

特に、芸人がひな壇で騒いでいるタイプのもの

どこがおもしろいのか、わからない

「ここで笑いなさい」とばかりに

大きくテロップを出すのも嫌いだし

しかも、そのセリフがほかの芸人を

傷つけるタイプのものだったら

全くもって、不快にしかならない


お笑いが嫌いなわけではない

笑点などは、楽しみに見ているし

時間のある時は、吉本新喜劇の

舞台中継も見ることがあるし

三谷幸喜は演劇、エッセイ問わず

無条件で、大好きだ

映画も全部見に行った

ちなみに

一番のお気に入りは「笑いの大学」だ


ただ、この頃のお笑いには

ついていけないところがあるし

数年前、キングオブコントだったか

大きなお笑いの大賞で

優勝したのが

「大きなイチモツを下さい」と

歌い倒すコンビだった時に

もう、若い者のセンスについていこうと

思うこと自体をやめた


なので

今回、騒動になっている

フワちゃんやら、やす子やら

どんな芸人さんなのか、CMでは見たことはあるが

芸そのものを見たことはない


だが、どうやら話をまとめてみると

やす子が

オリンピック関連のツイートで

『生きてるだけで偉い

 みんな優勝』という趣旨のことを書いたら

フワちゃんが

『お前は偉くないので死んでくださーい

 予選敗退でーす」と投稿

やす子が「とても悲しい」と答えたところから始まり

ブログが炎上

フワちゃんを非難する声が止まず


フワちゃんは

当人に謝罪します、とツイートしたものの

その直後に、友人と遊んでいるところを投稿

全然反省なんかしていない、と

ますます炎上


フワちゃんをCMに起用していた

グーグルピクセルが

かなり早い段階で

「他人を尊重できない人」は

社風に合わないから、とCMを降板

ラジオ番組も放送中止

すでに収録済みの番組も

フワちゃんの写っているところは削除しよう

という動きになって


やす子が火消しをしようとしたが、もう止まらず

現段階では、フワちャんが一定期間ではあるが

芸能活動休止を発表した


このフワちゃんは、かなり素行が悪かったららしく

礼儀知らずの遅刻魔としても有名で

どうやら、今までたまってきた

そういうイライラに

この発言で、一度に火がついた、という

状況のようではあるが


私は、一罰百戒的な意味で

とてもよいことだと思っている


理由は、とてもシンプルだ

他人に死ねと言ってはいけないからだ

私が唯一、これなら仕方がないだろうと思ったのは

自分が仕事に行っている間に

暴行目的で、妻と1歳の子供を殺され

残された夫が、裁判の時に

犯行当時未成年で、減刑の可能性のあった犯人に

極刑を希望します、といった

あの、血を吐く一言だけだ

……そもそも、あの「少年法」というヤツも

  私はどうにも納得できない

  子供なら罪を軽くするというが

  女性を暴行できる男は

  そもそも、子供なんかではあるまい……


いや、現在ではもっと軽い意味で

簡単に死ねよ、と言っている

実際に死を願っているわけではない、と

反論も聞こえてきそうだが


「死」という言葉を

そんなに軽く使うこと自体が、間違いだ

それが若者の流行だというなら

その流行の方が、間違っている

誰が始めたのかは知らないが

このあたりで、すっぱりと

世の中にはいくら冗談でも

言っていいことと悪いことがある

悪いことを言えば

社会的制裁を受ける、ということを

きちんと示した方がいいように思うのだ


それに、Yahooのコメント欄に多かったのが

「いじめっ子の口調そっくり」という意見だった

それだけ多くの人が

「死ね」という言葉を

たまたま学校やクラスが同じだっただけの

友達でも何でもない

赤の他人からぶつけられている

ぶつける方は、軽い冗談だというのだろうが

ぶつけられた方は、たまったものではあるまい


フワちゃんの処罰は、一見は厳しく見えるかもしれない

だが、この人はユーチューバーだ

芸能活動を休止したからと言って

多少の収入ダウンはあるかもしれないが

その日から生活に困る、というわけではない

たまたま、テレビやラジオに進出してきただけだ

元のユーチューバーに戻って

その、閉じられた世界の中で

ファンとよろしくやっていけば

十分に、生活費は稼げるだろう


まあ、これは私の年齢もあるだろう

死が、現実問題として身近になってきて

エンディングノートをそろそろ、という年代だ

私が言われたわけではないくても

「死んでくださーい」には

どうしても、反応は過剰気味になるというものだ


私の判断が厳しいのは

フワちゃんという、他人相手だかなかな、と

少し迷ったので

もし、孫から「死んでくださーい」と言われたら

どうするだろう、と想像してみた

全く、同じだった

とっ掴まえて、お尻を叩き

親(つまり、私の息子だが)を呼びつけ

葬式の日まで、孫は出禁だと

宣言するだろうな、と思った


親しき中にも礼儀あり、という

親しくない人の間では

ますます礼儀は守るべきもの

世代や、人によって

どこまでが限界、と感じるか

そのラインは、バラツキがあるだろう

しかし、ライン自体は確実にあり

それを踏み越えたら

相応のことがある、と

社会全体が、肝に銘じるべきだろうと思う









2024年8月10日土曜日

これはおすすめ・ヘルシー、プチプラ、美味の三拍子そろったフルーツロール

 何の気なしに見ていたXで

嬉しい記事を見つけた


「近所のドンキでスネイルボブを見つけた」


思わず、飛び上がった


と、これだけでは、何のことやら

さっぱりわからないと思うので

少し、解説をしようと思う


「ドンキ」というのは

「激安の殿堂」と銘打った

筋金入りのディスカウントショップ

わりに、日本中どこにもありそうで

私の家の近所にも

日が落ちた後のウォーキングにちょうどいい距離に

1件、2階建てのメガドンキという

巨大店舗がある


そこで、「スネイルボブ」という菓子を

売り出した、ということなのだが


この「スネイルボブ」が

私の「推し」なのだ

そもそも、「スネイルボブ」とは

菓子というよりは、ドライフルーツに近い

ドライフルーツを、ペースト状にして少し乾かし

柔らかいグミのようになったら

これを、消防車のホースのように

くるくるとまいたものだ

砂糖などの甘味料を一切使わない

ナチュラルで、ヘルシーなのに加え

噛まずに食べられるので

最晩年、食べることも難しくなった父が

これだけは、美味しく、楽しく、口にすることができていた


これは、実は、ウクライナの菓子だ

昨年まで、ゼレンスキー大統領の肝いりで

ウクライナの物産展のようなショッピングモールが

ネットで開かれており

ウクライナの名のあるメーカーは

菓子、ジャム、はちみつ、のような食品から始まり

服、靴、テーブルクロス、化粧品、レザー製品まで

各社がとりどりに出品していた


言語は日本語に訳されており、代金も日本円で

カードで購入することができた

我が家では、送料のことも考えて、少し多めに

20個入りのケースを4箱くらい注文していた


フレバーは10種類近くあったと思う

父は甘い果物が好きだったので、マンゴー味がお気に入り

私は少し酸味と癖のある、ラズベリー&アップルが

一番好きだった

毎朝、寒い時期に、ブラックコーヒーとスネイルボブ

それに、チーズトーストと少しのサラダ

少し早起きしても、朝食はきっちりとすませ

寒さを防ぐためにも、小走りで駅を目指す

父が生きていたころの朝が、大好きだった


父が世を去った年の暮れ

その、ショッピングモールも解散となった

今では、ネットに跡地はのこっているものの

店の案内が、全部ウクライナ語になっていて

翻訳が難しいのと

海外送金の手続きが、どうしても上手く行かないので

もう、スネイルボブは諦めていたのだが


Xの記事によると、そのスネイルボブが

ドンキホーテに、大量にあるらしい

一つ100円しない程度のお値段

店によっては、50円のところもあるそうだ


くどいようだが

スネイルボブは砂糖を使っていない

純粋に果物の甘みだけなので、ヘルシーだ

それでいて、しっかりと果物の味がする

通常のジャムより、果物らしい

妙な着色料も使っていないので

見た目は悪いが、安心できる


ウクライナでは、子供用のおやつの定番なのだそうだ

若い母親たちが、

これなら安心して自分の子供に与えられる、と

思うような菓子、なのだから

これは、血糖値が気になるシニアや

ダイエット中の中高年には

まさにびったり

日本に輸入すれば、かなり成功するだろうと

思っていた

もし、手元にそれができるだけの資金があれば

私自身が起業したかったくらいだ


あれがまた、食べられるのかと思うと

嬉しさと懐かしさで

日が落ちるのを待ちきれずに、

近所のドンキホーテに出かけて行った


場所は、食品売り場、特に菓子売り場を探した

ドンキホーテは、通路が狭く、品数が多い

探しても探しても見つからずに、

とうとう、品出し中の店員さんに聞いてみた

すると

その店では、ずっと前から扱っていた

……知らなかった!!悔しい!!……

で、売り場は少し外れた方に移動させた

……どうやら、売れなかったらしい

  これは、無理もない

  パッケージが、悪すぎるのだ

  あの箱だけを見て、どんな商品か知らなければ

  私だって、絶対に買ってはいない……


で、もし、その棚にあれば、あるけれども

もしなかったら、在庫切れ

次の入荷は未定、とのことだった

どうかありますように、と祈りながら

その棚を見に行ったところ

……アイスクリームの冷凍ボックスの隣

  本当に、目立たない、移動式の小さな棚で

  これなら、目立たないあまり

  まだ残っているのではないか、と思ったのだが……


ダメだった

一つも無かった

売り切れだった


どこかに、私以外にもファンがいたのか

ウクライナ支持者がいたのか

残っていた分は、全部買い占められていたらしい


私は残念だはあったが

ウクライナの産業のためには良かった

これで、少しでもウクライナの経済がまわり

破壊された病院を建て直したり

子供達のための医薬品を買いそろえることが

できたりすれば

何よりではないか

細かい我欲は捨てよう

もう還暦だ、そのくらいの成熟は

見せてもバチは当たるまい

……と、日記には書いておこう……


やはり、どうしてもスネイルボブが

諦めきれないので

宮崎の地震から1週間を超えて

南海トラフの危険が、少し低くなったら

電車賃と時間はかかるが

渋谷のメガドンキに遠征して

スネイルボブを探しに行こうと思っている


ちなみに、これがスネイルボブのパッケージと

中身の画像だ

思わず、引きそうになった方のために

繰り返して言うが

美味しい

そして、ヘルシーだ

さらに、プチプラだ

パッケージを見つけたら、だまされた、と思って

一つ、ぜひ食べてみてほしい

そして

もし渋谷のメガドンキでこのパッケージを見つけても

どうか、私のため

買い占めだけは、しないでいただけると

一つ弐つでも、残しておいていただけると

非常にありがたい

















これが、パッケージの写真
カタツムリ君が、なかなかのレベルで
食欲を破壊している気がする

















これが、中身の写真
くるくるとまいてあるので
カタツムリのイメージであるらしい











2024年8月9日金曜日

夏休みの予定・試験勉強と自宅夏祭り

 明日からは暦の上では三連休

私は、土曜日だけは出勤で

その代わりに、火曜日が振替休日

有給休暇を水・木・金ともらって

なんと、八連休になる


なので

日帰りで、遊びに行くつもりだった

目的地は、箱根

寄木細工を買って、ロープウェイに乗って

日帰り温泉につかり

昼食、夕食までたっぷり食べてから

帰りの電車で、暗記物を勉強したり

うつらうつらと眠ったりして

「夏の思い出」を作る予定だったのだが


今日、神奈川県で地震があった

震度5で、箱根登山鉄道は止まってしまった


恐ろしいことに、これと南海トラフは

全く関係がないのだそうだ

ヘタをすると、南海トラフと同時に

首都直下型地震がありうる、という

ということなのだろうか

オマケに、当初、遊びに行く予定だった箱根は

南海トラフの要注意地域にも

あがっている


つまり、地震を考えたら

絶対に避けなくてはいけない地域

ということになりそうだ


少しばかり、がっかりはしたが

これも、もっとしっかり勉強しなさいという

天の声のような気がしてきた

九月に試験があるというのに

八月に浮かれていては、仕方がない

八月の夏休みは、集中して勉強して

ここで一気に、ボーダーライン超えを目指す


その方がいいと、頭ではわかっていたのに

せっかくの夏休みだから、と

安易な方に流れようとしたのがいけなかった

……と、日記には書いておこう……


ともあれ

ここしばらくは、家を離れて

帰宅難民になるのもイヤなので

図書館も避けて、なるべく自宅学習

夏は試験の天王山、と

高校時代を思い出して、ギアをあげていく

疲れたら、「自宅夏祭り」をすることにした


子供っぽくて、少々恥ずかしいのだが

私は、たわいもない調理家電が大好きで

見かけると、つい買ってしまう

これを全部、押し入れから出して並べれば

夏祭りの屋台程度の物は

全部作れてしまう


自宅用かき氷機で

かき氷の作り放題、食べ放題

スムージーの飲み放題

ポップコーク作り機で、ポップコーンも食べ放題

一人用ホットプレートで

お好み焼き、ソース焼きそば、フランクフルト

全部作れてしまう

トドメに、キャンディーから綿あめを作れる

「綿あめ製造機」で

レモンとパイナップルの

トロピカルフレバーコットンキャンディーも食べられる


これに、スーパーで買ってきた

線香花火でもすれば

最高の夏の思い出の出来上がりだ


余った予算は、九月の私の誕生日を

盛大に祝うための軍資金に回せばよいだろう


そう考えていたらむしろ

箱根の温泉よりも、自宅夏祭りの方が

面白そうな気がしてきた

だが、とりあえずは

夏祭りを楽しむためにも

受験勉強を頑張るとしよう


ファイト、私!!




2024年8月8日木曜日

賢く怖れる南海トラフ②・デマに注意

 SNSが発達して

一番困ったことが、誹謗中傷とデマだと思う

特に、デマは人が不安になったときに

不確実な情報を拡散させる


デマを信じて、良かれと思って

知人や友人に転送して

善意のまま、デマをドンドン広げてしまう

困ったちゃんも発生する


まず、信じる相手を選んだ方かいいと思う

原則として、Xの情報はデマだと

思った方がいい

正しい情報なら、発信者は

自分の顔と名前をさらして

信頼を得て

そのうえで、情報発信をするはずだからだ


そして

情報は、官公庁発のもの以外は

信じない方が良いと思う

役人というのは、平常時は頭が固くて

ルール以外のことはしないことも多いが

特に、国家公務員はそれぞれが

非常に能力の高いエキスパートではある

こういう時に

一番正確に情報を読み取り

国民に向けて、正しい情報を

少しでも早く発信することのできる

基礎知識と、能力と

精密で、優秀な機械や装置を扱えるのが

官僚たちであることは

良くも悪くも、厳正な事実ではある


出所不明の

胡散臭いデマに振り回されることなく

冷静に、情報を取捨選択する


地震は恐ろしいが

賢く怖れる

年齢を重ねた分だけ

若い者たちの手本になれるような

行動をするかどうかで

今後のシニア層の評価も変わる余地がある


今が、踏ん張りどころだ



南海トラフ・賢く怖れる

 起きる、起きると言われていた

南海トラフ地震が、とうとう起きた

気象庁が、南海トラフの危険地域の地図を

ネットで公表している

宮崎で起きた地震は、震度6

津波もあったと報道されている


危険と言われたら、1週間をめどに

すぐに避難できるように、と通知が出ている


巨大地震の可能性があるが

2時間をめどに、少しずつ可能性は下がっていくそうだ


私の住んでいる関東地方は

南海トラフの範囲外なので

私自身の命の心配は、とりあえずはないとはいえ

明日の出勤には、不安が無いとは言えない


防災用の備蓄は、とりあえずは浴槽に

水はためてあるし

簡易トイレは1週間分

キャットフードも2キロ袋が一つ

水は2リットルが14本

レトルトのアルファ米は20個

缶詰が5・6個

まず、なんとか買い占めはしなくても

暮らしていけそうではあるが


枕元には、避難用品を置いておこうと思う

それに、今、私が寝ている部屋は

家の中で一番涼しい和室に

夏用の寝ゴザを敷いて、薄い布団にしているが

この部屋の、巨大な座机には、家具の固定をしていない

これが夜中に地震で飛び上がり

私の腹の上にでも落ちてきたら、と思うと

なんとも、ゾッとした

とりあえず、暑いことは暑いが

普段の寝室に戻ろうと思う


宮崎の方々

トラフの範囲に住んでおられる方々のことを思えば

甘えているとしか、言いようがないのだが

やはり、怖い

特に、私は阪神淡路大震災の経験者だ

家は京都だったが

玄関がひずんで

ドアが開けられなくなるくらいには揺れた

そのせいもあるのだろう

地震に対しては、無力感が先に立つ

手放しで、怖い


明日、仕事に出かけるのはイヤだ、と

なんとか休めないだろうか、と

パニクりかけて、ふと思った


まるで、子供みたいだ


ここは、アラカンの見せ場

年の項の発揮どころ

奥歯をかみしめてでも、落ち着こうと思った


困難は分割せよ、という

私は何が怖いのか、分割して考えてみた


備蓄は、ある

飢えや渇きを恐れているわけではない


ライトも、非常用のラジオもある

情報不足を恐れているわけではない


猫のフード

これは心配だ、特に我が愛猫は

自分ではフード袋が開けられないのだが

多めにフードを置いておくと

全部食べてしまって、食べ過ぎで戻したりする

おバカなところがある

これは、明日、自動給餌気を買って帰ろう

それまでに、地震にならなければよいが

もし起きたら、これも運命と割り切って

ひたすら、家路を歩くとしよう

どう悪くても、翌日までには着くだろうし

猫も、1日だけなら何とかなるだろう


家は鉄筋だ

倒壊でつぶされる可能性は低い


海からも川からも遠い

津波の危険はない


ここまで考えて

私が怖がっているのは

ただ単に、地面が揺れること

揺れることで、不測の事態が起きること

火災などの二次災害に巻き込まれて

不測の事態に陥ること

だと判明した


どちらも、「不測の事態」

つまり、思いもよらない事態、のことだ

ということは、いくら心配したところで

予測がつかないのだから、手が打てない

要は、心配するだけムダなこと、だ

それなら、精神衛生上も

心配しないに限る、と

無理にでも、割り切ることに決めた


ただ、火災で死亡するケースの多くが

酸素不足、あるいは、火災で発生した

有毒ガスを吸い込んだことで

やけどによるケースは少ない、と

読んだことがある

明日は、スーツのポケットに

スーパーでもらったビニール袋を

何枚か詰め込んで

万一の時には、空気を集めて

無事に息ができるように準備して

通勤することにした


賢く怖れる

できる限りの準備は整え

できないことは、その場になったら考えようと

きっぱり割り切る


常に沈着冷静には慣れないが

沈着冷静を心掛ける程度には

「大人」でいたいと思っている


ちなみに、下の地図は

気象庁の発表した、震度予測だ

無駄にパニックにならない

賢く怖れる

地図を見ながら、声に出して

何度も繰り返し、覚悟を育てているところだ








2024年8月7日水曜日

月11万で家計を黒字にする方法・家計簿のつけ方編

 昨日、私の家計は月11万で

余裕に黒字になる、と書いたところ

家計簿の区分の仕方が良くわからなかった

もっと詳しく教えてほしいという質問を

結構、たくさんいただいたので

今日は、それについてちょっと書いてみようと思う


私の家計簿はかなり単純だ

項目は、3ケしかない

① 生活費

② こづかい

③ 自己投資 だけだ


生活費は、生活に必要な金額すべて

こづかいは、文字通りのこづかいだ

自分の趣味や、遊び、外食など、いわば「ムダ使い」だ

自己投資は、将来のためになる出資

例えば、私の場合はNHKのスペイン語のテキスト

FP試験の参考書、受験料

もし、スポーツジムにでも行き始めたら

ジム代は、ここから出すことになるだろう


これを、収入に応じて

大体のパーセンテージに分ける

生活費は70%

こづかいは10%

自己投資は20%が標準的な目安だ


と、ここまで読んできて

ピンときた方もいるかもしれない

この方法は、30年ほど前に大ブームになった

ファイナンシャルプランナー、横山氏の

「横山式、消・浪・投」の貯金法を

私なりに、バージョンアップさせたものだ


生活費を細かく細分化しないのは

一つには、あまり細かすぎると、続かないからだ

だが、もっと大きな理由は

月に使う金額が一定しない項目が多く

家計簿での財産管理がしにくいと思ったからだ


たとえば

服、靴などの衣料費だが

服というものは、毎月定期的に買うものではない

特に、通勤用の靴などは

一度買えば、数年は履いているが

くたびれて、買い替えるとなると

万単位で飛んでいく

これは、少なくとも私はなかなか予算が組みにくかった

医療費もそうだ

予測のつかないときに、突然なるのが病気

となると、毎月予算を組んでおくよりも

毎月、必ず黒字を出して

万が一の時用の、プール貯金を作り

そこから払っていく方が良いように思えた


そして、あとはダイエットと同じだ

一月の目標を数字で決めて

使い過ぎたら、引き締める

ゆとりがあったら、プチ贅沢をして

満足出来たら、残りの額はプール貯金に回す


いくつかアドバイスをすると

私の場合、保険は最小限に絞っている

医療保険と、葬儀代ピッタリの生命保険

なので、1月で3000円を切っている


私は家賃がないので、なんとかできているが

家賃のある場合は、11万では

かなり厳しいと思う

このケースでは

自己投資と小遣いを削るしかないだろう


外食は原則NGだ

どうしても食べたいときは

小遣いから払うようにする

生活費から払うのは

スーパーの惣菜まで

デパ地下の惣菜も、ゼイタクな嗜好品として

小遣いで支払うべきだろう


仕事には弁当を持っていく

というよりも

前の晩に夕食を多めに作って

冷蔵庫で保管して

朝、弁当箱に詰めるだけだ

ほんの数分で済むうえに

売っている弁当の倍くらい

生野菜を詰め込めるので

財布にも、体にも望ましい


冠婚葬祭費は削れないものもあるが

年賀状、お中元、お歳暮は

全部まとめて、60歳になったときに

「御挨拶じまい」をさせてもらった

特に、親戚関係のお中元とお歳暮は

高価なものをもらうと、ほぼ同額を

返さなくてはならず

現役時代も、地味に生活を圧迫した

これが無くなって、盆暮れは

完全に黒字化できている


11万には、11万の身の丈の暮らしがあり

20万には、20万の身の丈の暮らしがある

11万が、20万のまねをする必要はないし

まねできない生活はみじめ、というわけではない

そう、思っている


それで、楽しいのかと聞かれそうだが

たとえば

ハーゲンダッツのアイスクリームは確かに美味だが

私にとっては、この暑い時期には

ガリガリ君の方が、数段、美味に感じる

そういうことだ


人の好みは、値段にはよらない

この「ガリガリ君」に当たるものを

少しでも多く探そう

さあ、近所のスーパーを使って

私好みのものを見つける大冒険だ、

そう思うと、単調な日常生活も

少しワクワクしたりも

するというものだ


なので

私の小遣いの使い道は

完全に、私の好み、オーダーメイドとなっている

ちなみに

毎週金曜日のアフターファイブに

飲みに行く(コーヒーである、念のため)費用も

こづかいから出している


自己啓発費は、毎月余りがちだか

私の場合、ファイナンシャルプランナーの受験料が

バカにならないので

(二次試験だけで2万円する)

そのために、資金プールをしている

おかげで、高額な参考書なども

不自由せずに買うこともできている


私の家計管理術は

これに、スライド貯金を組み合わせたものだ

これも、おすすめの貯金法なので

いずれ、機会があれば、まとめてみたいと思っている





2024年8月6日火曜日

私の家計簿・1カ月11万で黒字にする法

 私の生活費は月11万だ

正直、給料はもう少しもらっている

だが、あえて11万でくらしている


理由は単純だ

私の厚生年金が11万だからだ

毎年、国から年金額を知らせてくれる

ハガキが届くので

将来の収入は、確実にわかる

月に11万は、なにがあろうと確実に手に入る

ありがたいと言えば、ありがたい


なので、とりあえず、今から年金額の11万で生活して

定年後のシミュレーションをしてみようと思った

仮に、赤字が出たとしても

給料をもらっている今なら、なんとかなる

これが、年金しかもらっていないとなると

貯金を崩さざるをを得なくなるが

それだけは、何としても避けたい


で、しばらく暮らしてみた結果だが

十分に、黒字が出ている

さすがに、35万円かかる歯の治療代だけは

別口にして、ボーナスで払ったが

それ以外は、ブチ贅沢をしても

一人暮らし、11万なら十分黒字だ


まず、光熱費とパソコン・スマホは

2万5千円以内に収める

格安スマホにしてから

かなり楽にはなっている


残額、8万5千円は

大きく、使い道によって

3個に分け、それぞれの額を割り振る

こづかいに1万1千円

自己投資に2万2千円

生活費に5万5千円


食費は自炊なので、3万円もかからない

レタスは半分なら100円もしないが

一度買えば、一週間は食べられる

毎朝の朝食のスムージーも

スムージーメーカーを千円くらいで買えば

バナナ、ヨーグルト、ミルク、ブルーベリーで

一杯の原価は100円くらいだろう

私の好きな肉は、鶏の胸肉

100グラム39円で売っている

毎日欠かさず食べている、大好物の豆腐は

1丁100円もしない、しかも半丁くらいしか食べないので

夕食のおかずは全部合わせて300円以下だろう


ときおりのブチ贅沢に

ノンアルコールカクテルをよく作る

だが、ノンアルコールのビールと

ジンジャエールなどを使うだけなので

見た目はゼイタクだが、原価は110円くらいだ


CDは、近所の図書館で借りることが多い

案外と「さばけた」図書館で

私の大好きな、中島みゆきと、美輪明宏のアルバムが

全部そろっているのがうれしい

クラシックはもちろんのこと

懐かしの「ジェットストリーム」までそろっている

これを借りてきて、パソコンに取り込めば

ちょっと、追いつかないくらいに

毎日毎日、自分好みの曲が聴ける


トドメに

今は、受験勉強で忙しく

仕事以外の時間は、すべて勉強に費やしている

土日は、図書館通いで勉強だ

おかげで、クーラー代もあまりかかっていない


こづかいで、自分用のブチギフトを

毎月ひとつ、買ってはいるが

予算は二千円くらい、と決めている

映画、カラオケ、喫茶店などにも

ちょくちょく行くが

1万円の予算なら、かなり遊んでも

半分以上黒字になることが多い

黒字は貯金しておいて

3万円をこえたら

小旅行に出かけることにしている


衣類は、肌着だけは新しく

さっぱりしたものを、多めに買っているが

それ以外は、ユニクロをはじめとする

「プチプラ」で着回しのできるもの

流行の無い、定番を中心に

増やし過ぎないように、クローゼットをチェックしながら

古いものを買い替える要領で購入している


と、なると

11万で、十分にブチ贅沢な暮らしができる

しかも

最低限、65歳までは仕事をするつもりなので

その分は、老後資金用に貯金もできる


私はかなりの楽天家なので

割り引いて聞いてほしいところはあるのだが

やはり、私のシニアライフは

かなり、ばら色度の高い生活になりそうな予感がしている







2024年8月4日日曜日

徹底解説・新NISAで老後資金は正しいのか?

 昨日、「やっぱり危なかった新NISA」

という記事を書いたら

かなり多くの数の質問をいただいたので

お答えを兼ねて、新NISAについて

ちょっと、解説のようなものを書こうかと思った


NISAは新・旧どちらも

ファイナンシャルプランナー試験の重要な出題範囲で

現在、なんとか1級の学科試験を突破し

実技試験に向けて、悪戦苦闘している身としては

マネー雑誌プラスアルファくらいの知識は

あるのではないかと、うぬぼれている

少なくとも、間違ったことは書いていないだろうと思う


新NISAというのは

証券会社に『新NISA口座』を作り

その口座内で

株の売買をすれば

株で利益をあげたとしても

税金を免除してあげます、という制度にすぎない

なので、「NISA」という商品があるわけではない

あくまでも、株の売買だ

なので、新NISAをやっている、というより

「株をやっている

 税金は、新NISA制度で、節税をしている」というのが

正しい言い方だ


なのに、なぜそう言わないかというと

ここから先は、私の推測だが

「株をやりなさい」というと

「危険ではないか」というリアクションが

必ず起きるからだと思う

少なくとも、私の世代では

株価が狂乱状態で値上がりし

一夜のうちに暴落した

あの、バブル崩壊で

ひと財産をなくしてしまった人が

決して少なくないと思う

その人たちに、もう一度株をやらせるには

「株」という言葉を

カッコいいけれど、よくわからない横文字に置き換える

イメージ戦略が必要だったのだと思う


税金は、かなり安くなる

通常は、株のもうけに20。42%の

税金がかかってくる

これが、新NISAでは、ゼロになる


だが、うまい話には、必ず裏がある

新NISAもそうだ

通常の株の売買なら

株で損をした場合、ほかの税金をオマケしてもらえる

だが、新NISAを使っている人は

税金のオマケが、全くない

びた一文安くならないのだ

例えば

給料を年収350万もらっている人が

毎年、税金を30万収めているとする

仮に、新NISAで買った株が100万暴落し

赤字を出したとしても

この30万の税額は、びた一文安くならない

350万の年収で、株で100万損を出せば

実際は、250万で暮らさなくてはいけない

それだけでも、悲惨だというのに

250万の生活費の中から、30万の税金を払うことになる

これは、かなり苦しい


さらに

新NISAの中には、単なる株の売買部門に加えて

積み立て専門の部門もある

「積み立て投資枠」と呼ばれているものがそれだ

ここでは、株そのものを買うことはできない

ここで買えるのは、投資信託

つまり

要は、業者が株や債券を組み合わせて

アソートにした商品を

買いためていく、という部門だ

これは、果物を買う時を想像してもらえると

近いイメージができると思う

イチゴならイチゴだけを買いたい、というのが

株を買う時のパターン

果物屋さんがすでに

フルーツバスケットを作っていて

そのバスケットを買う、というのが

投資信託のパターンだ

その中の一種類、例えば、果物かごの中の

オレンジが気に入らない、パパイヤに変えてくれと

言っても、できないように

投資信託の中身を買えることはできない

全く別の投資信託を買うか、やめるかのどちらかだ


投資信託、つまり、株、定期貯金、債券などの

アソートパックでも

株が入っているものがほとんどだ

株が暴落すれば、投資信託も元本割れをする

確率が非常に高くなる


株の入っていないアソートパックを選ぶこともできる

だが、それだと定期貯金がメインのパックになるので

どうしても、利率が低くなる


しかも、投資信託は

証券会社がアソートパックを組み

専門家が運営するので、手数料がかかる

定期貯金をメインにした

安全、安心な投資信託では

この、手数料分の利益が出ないことがある


つまり、預けた元本が減ってしまう可能性が

どうしても付きまとう


これを、年を重ねて判断力の鈍ってきた

高齢者がやるのは、やはり、どうかと思う

私個人の意見としては

投資は、生き馬の目を抜くタイプの人が

売る、買う、損きりをする、待つ、の

正確で素早い判断のできる年齢の時に

やるものではないかと思っている


もう一つ

老後資金の特徴は

「絶対に、失敗ができない」ということだ

それもそうだろう

入居している施設の、毎月の入居費を

株で溶かしてしまったら

その次の月から、住む場所が無くなる


NISAを含めて

株に限らず、投資一般は

この、「溶かしてしまう危険性」がついて回る

安全と言われている、国債や社債でも

溶ける危険性はゼロではない

……なので、その国や会社が

  どれだけ危ないかを格付けする

  「格付け会社」というのがあるわけだ

  「格付け」というと、現代では

  お正月に、ガクトがやっている

  芸能人の格付けの方が有名だが

  本来は、「この会社や国に投資して

  お金が戻ってくるだろうか」を

  判断するためのものだ……


話をもとに戻すと

絶対に溶かしてはいけない老後資金と

溶ける危険性がついて回る投資とは

究極に、相性が悪いように思う

どうしてもやりたいときは、スッてしまっても困らない

いわば「遊び金」以上を使うのは

大変に危険なことだと思う


少なくとも、私は老後資金は

新NISAを使う気は全くないし

ファイナンシャルプランナーとして一番、

尊敬もし、ファンでもある

森永先生(「ザイム真理教」の著者)や

荻野先生(ワイドショーのコメンテーターで

    よく出ている、女性の眼鏡の先生)

お二人とも、現在の株式状況は

ゆがめられているので、手出しはしないと言っておられる

私一人の、臆病風、というわけでもなさそうだ


投資は、政府が強く勧めていた

確か、投資イン岸田、のような

妙なキャッチフレーズまで作り

「一億総株主」

「貯蓄から投資へ」

「投資で所得倍増」などと

派手なスローガンを掲げていた

……それでいて、暴落したら

  「投資は自己責任ですよ」(笑)

   では、あまりにも冷たいのではないか、という

   気もしているのだが……

なので

胡散臭い、と思っていた

そもそも、現在、政府が「高齢者の問題点」

として、指摘しているのが

「高齢者は貯金をため込んで、使わない」ことだ

60代以降の貯金額が巨額になっていて

散財をしないため、経済が回っていない、というのが

その言い分なのだが


私に言わせれば

老後には3000万円なくては破綻する、と

言っていたのは政府ではないか

年をとってからの貧困はつらいので

生活防衛のための資金を確保しているだけなのに

一体何を言っているのだ、と思うのだが


この先は、私の邪推だ

政府としては、高齢者の貯金を使わせる方法に

あれこれ頭をひねった末に

新NISAを作り出したのではないか

私は、岸田総理があまり好きではないこともある

「新NISA 政府の陰謀論」を唱えている

ただ、岸田総理が好きではないので

政府がやれ、と勧めたことは極力避ける、という

方向性で来たおかげで

今回の暴落でも、傷を負わずに済んでいる


以上、長々と書いてきたが

私の結論は

「老後資金を新NISAにするのは止めた方がいい」だ

ただ、あくまでもこれは私個人の結論なので

どうぞ、ご判断はご自身で、よく考えて

それからになさっていただきたいと思う

それにしても

あれだけ投資をあおっておいて

暴落したら、「投資は自己責任」では

あんまりではないか、とは思う

2000円を超える大暴落

せめて、上手な軟着陸をして欲しいと思っている







2024年8月3日土曜日

やっぱり危なかった新NISA

 私がとっているのは、朝日新聞だ

ここは、慰安婦の問題やら

秋篠宮家に妙に肩入れすることやら

言いたいことは、いろいろとあるのだが

私の叔父が勤めていたことと

連載小説が面白いことから

なんとなくやめられずにいる


今日の一面の見出しは

やはり、株価の急落だった

2000円以上の下落、正確には2216円という

約40年ぶりの大きな下げ幅で

史上でも二番目の額だという


とっさに

今年、新NISAをきっかけに

株を始めた、と言っていた知人、数名の顔が浮かんだ


私個人としては、やっぱり、という感想しかない

そもそも、今までの株高が異常だった

バブルの頃と比べても、明らかに経済状態は悪く

値段が上がる要素はなにも無いように思えた

それが、年始からすぐに

経営状況が良くない分野の株まで

全て上がっていった

新NISAで金融市場に入ってきた個人投資家の

影響だろうと言われるほどで

正直、これはちょっとアブナイ、と思っていた


知人たちからは、さんざん、頭が固いだの

新しいことにチャレンジできなくなるのは老害だ、だのと

からかわれはしたのだが

老後の資産を株には、特に、今の株には

つぎ込もうという気にはならなかった


そもそも、新NISAなどと、横文字を使っているから

なんとなく、安全で最先端のように見えるが

これは単に、株の売買のことだ

株の売買で儲けた利益にかかる税金を

オマケしてあげますよ、という制度にすぎない

そのうえ、これは一見、お得な制度に見えて

トンデモナイ裏がある

株で損をしたときの話だ


通常、本業でもうかっていても

株で赤字を出した場合は

国に収める税金は、株で損をした分だけ

オマケして、安くしてもらえる

これを、税法では「損益通算」という


新NISAでは、損益通算ができない

会社からの給料が300万なら、

300万のぶんのぜいきんを払わなくてはいけない

たとえ、新NISAで200万の損害をだしても

それはそれ、これはこれ、税金は税金だから

全額払ってくださいね、というシステムなのだ


それもあって、私は新ISAには手を出さなかった

それに、そもそも、今まで本格的にやっていた人は別として

「高齢者の財産運用には株はすすめるべきではない」

というのが、鉄則中の鉄則

どの程度の鉄則かというと

ファイナンシャルプランナー試験の

3級(一番下の級)で

出題されている程度の鉄則だ

その理由は

「投資に絶対安全、絶対確実なものは存在しない

 万一、損害が発生した時に

 役職定年などで、減給になっている可能性の高い高齢者には

 やり直しができず

 老後の資金計画に大きな影響を及ぼしかねない」からだ


それなのに、政府が先頭に立って

投資をあおっている

私は、岸田総理があまり好きではないので

とてつもなく、意地悪な見方をしてしまうのだが

実を言うと、この新NISAも

政府が高齢者のフトコロに手を突っ込んで

老後資金の貯金を狙いに来たように見えていた


とはいえ

2020円以上の株価下落ともなれば

投資家にも、企業にも、影響は大きい

思うことはいろいろあるにはあるが

少しでも無事な

緊急着陸になるよう、祈るばかりだ